二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
- 日時: 2019/12/29 21:40
- 名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)
逃走中 ~ブロークン・ゲーム~
ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。
中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。
「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。
今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。
そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?
▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.123 )
- 日時: 2019/10/14 21:13
- 名前: sorutymata (ID: Vj1Bc8me)
何だ…この胸騒ぎは…?どうもsorutymataです。まあミッションへ動くつもりは真っ当もないですが。でも…このミッションがあの人だったら不味い。東方勢一人に動かさせてみるか…?
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.124 )
- 日時: 2019/10/17 19:17
- 名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)
>arenさん
エミリアがまさかの大ピンチに。
果たして、犯人の正体は?
次回も頑張ります!
>モンブラン博士さん
確かにエミリアとモンブラン博士さんって一度も会話したことないですね。
面識のない者の命を救いに行こうとするのってとても優しくてカッコいいと思います←
多くの方々がミッションに向かいます。
果たして、エミリアを助けられるのか? そしてこれからどうなってしまうのか?
>桜木 霊歌さん
エミリアが謎の者に捕まり、大変なことになってしまいました;
ジンとチドリは暗夜王国を滅ぼした槐よりかは
まだ常識がありますので彼らの可能性は低いと思います。
果たして、エミリアを縛った者は一体何者なのか?
そして彼女を助けられるのか?
次回も頑張ります!
>洋輝さん
エミリアが何者かによってあんな目に遭ってしまいました;
彼女を救出すれば今残っている逃走者は全員強制失格となります;
洋輝さんもミッションに向かうんですね。
果たして、彼女を助けられるのか?
次回も頑張ります!
>生ブスカジさん
生ブスカジさんも助けに行くんですか。
果たして、これからどうなってしまうのか?
>konakun.さん
色々な国籍の人が地下駅に閉じ込められ、更にエミリアが何者かによって命の危機にさらされてしまいました;
しかもそれはゲームマスター側がやったのではなく、その何者かがです。
果たして、これからどうなってしまうのか?
次回も頑張ります!
>新田さん
新田さんは行かないんですか。
セレナ再登場するらしいですね。ハルカは割と好きなキャラなので出てくれると嬉しいです←
>sorutymataさん
sorutymataさんも行かないんですか。
果たして、東方勢は動くのか?
では!
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.125 )
- 日時: 2019/10/17 19:44
- 名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)
「ミッション⑥」
ジン「と、とりあえずこんなミッション送った犯人を捜そう!」
(ジンたちはワープを使ってアイギスに向かおうとするが――)
ジン「!? 使えへん……」
チドリ「どうなってるの……」
カム子「……本当にどうなってるのでしょうか」
(運営側は何故か何者かの力によってワープの使用を禁止されており、更にメールを送れないという制限がかかっている。一体何が起こっているのか――)
---------------------------------------------------------------
{残りゲーム時間 813:00}
モンブラン博士「エイン・ステーションは一体何処にあるのだ」キョロキョロ
(作者勢の一人であるモンブラン博士、エミリアを助けに向かっている最中であった――)
モンブラン博士「早く向かわなければ」タッタッタ
(その頃、エドワード・エルリックとシェリーは――)
エド「やっとだ……!」
(店で買ってきたハンマーを持って、エイン・ステーションのシャッターの前まで来ていた――)
シェリー「これで壊せるな!」
エド「ああ! 早くやるぞ」
ドカンドカンドカン!
シャッター「」ボロッ ガシャアアン
シェリー「うおっ、マジで木っ端みじんになりおった!」
エド「だろ」
(シェリーとエドはすぐに地下駅に入っていった――)
------------------------------------------------------------
(エイン・ステーション)
エド「明かりは着いてるが、何か不気味だな……」
シェリー「辺りがホコリだらけだからな……」
(二人はハンターに見つからないように慎重に歩く。因みにこの地下駅内にハンターは1体もいない――)
ハンター「……」テクテク
(しかしエドたちがシャッターを壊してしまったため、ハンターもここに入れるようになってしまった――)
エド「とりあえず地下駅の中にいる奴らを全員地上に出さないと」
シェリー「勿論じゃ」
(その時――)
イヴ「あれ……? 貴方たちは?」
(イヴ・サンタクロースが柱の陰からやってきた)
シェリー「おっ、早速一人発見じゃ」
エド「トンカチでシャッター破壊して入ってきた。それより早く地上へ行け」
イヴ「で、でも。エミリアさんを放っておけないです。……ですが、降ろせばお金が……」
エド「金の心配をするより命を助けることを優先するべきだろ」
イヴ「強制失格になっちゃうんですよ」
エド「大丈夫だ」
イヴ「何が大丈夫――」
(その時――)
ハンター「!」タッ
(先ほど地下駅に入ってきたハンターが、エドたちに気づいた――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エド「! ハンターだ、逃げるぞ!」タッ
イヴ「あ、はい!」
エド「捕まんなよ、お前ら!」
(3人は咄嗟に散らばって逃げる――)
ハンター「……」タッタッタ
(ハンターの標的は――)
イヴ「いやー、止めてくださーい!;」タッタッタ
(イヴ・サンタクロースだ――)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(全速力で逃げるも、徐々に距離を詰められていく――)
イヴ「わー」ポンッ
【イヴ・サンタクロース 確保 〈残りゲーム時間〉】
残り 431人 ≪810:57≫
イヴ「そんなぁ~……」
ピリリリリ♪
シェリー「『エイン・ステーション内でイヴ・サンタクロース確保、残り431人』。なっ、捕まったか……;」
エド「捕まるなって言ったのに……」
----------------------------------------------------------------
(その頃、地上では――)
ドロン「エイン・ステーション、エイン・ステーション……;」ピューン
(ドラクエのモンスター・ドロンがその地下駅を探していた――)
ドロン「全然見つかれへんな……」ゼエゼエ
(その時――)
アプール「」ムキムキ
(ムキムキのアプールがやってきた)
ドロン「(;・∀・)」
アプール「やあ」ムキムキ
ドロン「何その恰好? 魔術の儀式に失敗したんですか?」
アプール「んなわけないだろ童貞。道端に生えてるキノコを食ったらこうなったんだ」
アプール「それより君、何してんの?」
ドロン「9人を救わないと……」
アプール「ぼくもドロンと同じだよ。一緒に行こうよ」
ドロン「そうやな! 人数が多い方が楽やもんな。よし、行こう!」
(ドロン、アプールと一緒に9人を救うことに――)
生ブスカジ「地下駅が見つかりません;」
(一方、生ブスカジは慎重になりながらエイン・ステーションを探していた)
生ブスカジ「800分になったら……いや、想像するのは止めましょう」コソコソ
(その頃、洋輝は――)
洋輝「あっちにハンターいるな……」
(彼も慎重になりながら地下駅を目指している最中であった――)
ハンター「……」テクテク
(近くにいる、ハンター)
洋輝「」←建物の陰に身を隠している
ハンター「……」テクテク
(ハンターは彼に気づかず、そのまま通り過ぎて行った――)
洋輝「よし、行った」タッ
(洋輝、エミリアを助けられるか――)
(一方、カンナ(男)と翠星石は――)
カンナ(男)「あれ!」
(エイン・ステーションの入り口の前を通りかかっていた)
翠星石「? シャッターが破けてるですぅ。一体誰が……」
カンナ(男)「それより早く地下にいる人たちを助けないと!」
翠星石「は、はい!」
(二人は階段を降りる――)
-----------------------------------------------------------------
(エイン・ステーション)
カンナ(男)「広いな……」
翠星石「携帯で地下駅組の奴らに今どこにいるのかを訊きましょう。そちらのほうが確実に見つけられるですぅ」
カンナ(男)「確かに」
(二人は携帯を取り出し、まずは天野灯とエミリアにかける――)
プルルルル……
カンナ(男)「……早く早く」
翠星石「……」
カンナ(男)「……」
ツーツーツー
翠星石「!?」
(何故か携帯が繋がらない――)
カンナ(男)「あれ……? おかしいな、何で?;」
翠星石「もう一回!」
(もう一度電話をかけるも――)
ツーツーツー
翠星石「……ダメですぅ」
カンナ(男)「何で……」
(ミッション⑥が発動されてから、携帯の電波はおかしくなっている――)
翠星石「チッ、こうなったら自力で探すしかないですぅ。翠星石はこっちをあたりますからチビはそっちを!」
カンナ(男)「うん!」タッ
(二手に分かれた――)
ハンター「……」テクテク
(現在、地下駅の中にはハンターが1体いる。捕まれば、賞金はゼロ――)
翠星石「翠星石の劣化は何処ですか……」タッタッタ
(エミリアを捜索中の翠星石)
--------------------------------------------------------
(第16回逃走中で――)
翠星石「……お前ら、何しに来たんですか」
エミリア「何も? ただ通りすがっただけだけど? 負け組のアンタたちには興味ないんだけど?」
トマトヘッド、カンナ(男)、翠星石、ソレイユ、リリー、クラウド「(・。・;」←負け組
翠星石「オイ、誰が負け組ですって!?(;・∀・)」ズイッ
(エミリアをボコそうと、檻の隙間から手を伸ばす翠星石。しかしエミリアに届いていない)
エミリア「これからゲームが終わるまで、そのしょうもない牢獄で暮らすことになるなんて……可哀想にwwwww」
翠星石「黙れダッ〇〇イフ!!(# ゚Д゚)」
エミリア「んだと、ブサイク人形!!(# ゚Д゚)」
翠星石「何ですって!?(# ゚Д゚)」
エミリア「そんなキレんなよw よりブサイクになるからwww」
(エミリアに煽られたり――)
(第17回でも――)
翠星石「はいはい……。てか劣化。何でお前は毒を受けなかったんですか? 翠星石だって人形なのに……」
エミリア「いや別に深い理由とか無いんだけど」
カンナ(男)「翠星石は人形だけど、身体の中は人間と酷似してるんだよ。血吐くし、ゲップするし、後ハナクソ出せるし。エミリアは「人形らしい人形」だったから効かなかったんじゃないかな?」
エミリア「なるほど。人間に近すぎたのが仇になったということか。ざまあ、下品の塊www」
翠星石「オダマリ=ナサイ!(1966~2030)」バキッ
エミリア「いてっ! 何すんのよ(#^ω^)ピキピキ」バキッ
(煽られたので翠星石はエミリアのことが嫌い――)
(だが)
------------------------------------------------------------
(現在)
翠星石「あいつウザイけどいなくなったらいなくなったで寂しいんで……」
(エミリアの命を救うために、彼女のところに向かう――)
ハンター「」テクテク
(翠星石の近くに、ハンター)
ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翠星石「!」ササッ
(それに感づいた彼女は咄嗟に柱の陰に隠れる)
ハンター「……」テクテク
翠星石(……こっち来るなですぅ、この鼻つまみ者が)
ハンター「……」テクテク
(ハンターは彼女に気づかず、そのまま通り過ぎて行った――)
翠星石(今ですぅ)タッ
(柱の陰から出る彼女。果たして、エミリアを救えるか――)
(その頃、灯とヤヤとウォッチメーカーは――)
灯「エミリアちゃん、エミリアちゃん……」
(エミリアを捜している最中であった)
クソーッ!
ヤヤ「! エミリアの声が聞こえたよ!」
ウォッチメーカー「What!」
(3人は声がする方向へ向かう――)
エミリア「あ、皆!」
灯「エミリアちゃん! 何でこんなことに……」
エミリア「分かんないわよ! いきなり変な奴に縛られて……。てかそれより早く助けてー!」
ヤヤ「分かってる分かってる――」
(ヤヤが線路の上に降り、エミリアをプラットホームへ持ち上げようとした瞬間――)
ビリリリリ!
ヤヤ「いだっ!!」ビリッ
(ヤヤの身体に軽い電流が流れた――)
エミリア「大丈夫!?」
ヤヤ「な、何なの、もう……」
ウォッチメーカー「What are you doing……(訳:何やってるんですか……)」
(今度はウォッチメーカーが触れようとする――)
ビリリリリッ!
ウォッチメーカー「Ouch!!(訳:イタッ!!)」
(彼の身体にも軽い電流が流れた。何故か今はエミリアに触れると電流が流れるようになっている――)
灯「……どうなっているの……」
ヤヤ「貴方に触れると電流が……。ごめん、持ち上げるの無理」
エミリア「はあ!? ちょっ、アタシはどうするのよ!?」
灯「助けるのは助けるから!」
ヤヤ「でもどうしよう……後6分で電車来ちゃうよ?」
{残りゲーム時間 806:00}
エミリア「!?」
エミリア「後6分って……そんな!! 嫌ああああっ!!」
灯「落ち着いて! 後6分もあるんだよ。その間に貴方を救ってみせる! ほら、ウォッチメーカーさん、ヤヤちゃん、行こう!」
(3人はプラットホームに上がった後、レバーを捜しに向かった――)
エミリア「……まさか、レバーを降ろしに行ったんじゃ……。そんなことしたら、アイツらが強制失格に――」
---------------------------------------------------------------
(その頃、地上では――)
霊歌「エイン・ステーション、全然見つからないよ……;」
(霊歌が例の場所を探していた――)
霊歌「早く駅に残ってる人たちを助けないと――」
(その時――)
ハンター「……」テクテク
(ハンターが近くにやってきた――)
霊歌「!」タッ
(彼女はそれにすぐに感づき、咄嗟に建物の裏に隠れる)
ハンター「……」テクテク
霊歌「来ないで……」ドキドキ
ハンター「……」テクテク
(霊歌、やり過ごせるか――)
ハンター「……」テクテク
(ハンターは彼女に気づかず、そのまま通り過ぎて行った――)
霊歌「危なかった……」タッ
{残りゲーム時間 804:00}
(その頃――)
ドロン「後5分……」ピューン
(ドロンとアプールは駅のほうへ向かっていた)
アプール「早く、早く――」ドスンドスン
(その時――)
ドロン「あっ、あった!」
(運よく、エイン・ステーションを発見できた二人――)
アプール「行こう!」ドスンドスン
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.126 )
- 日時: 2019/10/17 19:43
- 名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)
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(エイン・ステーション)
アプール「あれ? シェリー!?」
シェリー「おおっ、アプール!」
(シェリーとエドワードを発見した――)
エド(またムキムキか)
(そして――)
翠星石「おい、お前ら!」タッタッタ
カンナ(男)「あっ、皆ー!」タッタッタ
(翠星石とカンナもやってきて――)
灯、ヤヤ、ウォッチメーカー「!」タッタッタ
(灯たちもやってきた――)
エド「次々と来るな;」
灯「翠星石ちゃんたち、私たちを助けに来てくれたの?」
翠星石「ええ……。お前らは早く地上へ行けですぅ」
灯「ありがとう。でも……エミリアちゃんを放っておけない!」
ウォッチメーカー「Me too.」
カンナ(男)「早くレバーを降ろしに行こうよ!」
ヤヤ「でもレバーを降ろしたら私たち全員強制失格に……」
アプール「君は人の命より金を優先するのか!?」
ヤヤ「違うよ! 勿論エミリアは助けてあげたい……。だけどそうすると折角ここまで逃げてきた苦労が水の泡になっちゃう」
ヤヤ「正直、金を失うのも嫌……。貴方達だって心底では「お金取られたくない」って思ってるんでしょ?」
シェリー、アプール、ドロン「!」
(否定できず、黙る3人――)
ヤヤ「命は助けたい。けど、お金も惜しい……」
(頭を抱え込むヤヤ――)
エド「……聞き苦しいな。何でお前、どちらかを選ぼうとしてんだ」
エド以外「?」
エド「選択肢は「エミリアを助ける代わりに金を失う」か「エミリアを見捨てて保身を狙う」の二つだけじゃない」
エド「「強制失格を防いでかつエミリアも救う」もあるだろ!」
(第三の選択肢を選ぼうとしているエド――)
翠星石「そんなの、綺麗ごとですぅ」
エド「どちらも選択したくないなら第三の道へ進め。理想は努力して現実にするもんだ! 綺麗ごとで終わらせるな!」
翠星石「!」
エド「人数も揃ってることだし、お前ら、俺の作戦を聞いてくれないか」
灯「何?」
エド「~~~」
翠星石「……分かったですぅ」
{残りゲーム時間 802:00}
エミリア「……まだかな……」
(その頃、エミリアは未だにレールの上にいた――)
エミリア「助けて……」
(その時――)
プウウウウウウウウウウウウウンッ!!
ガタンゴトン、ガタンゴトン……
エミリア「!!?」
(電車の走行音が聞こえてきた――)
エミリア「あ……あ……」
(エミリアは絶望する――)
エミリア「……!!」グスッ
{残りゲーム時間 801:00}
エミリア「……嫌、嫌ぁ……」グスッ
エミリア「止めて……!!」
(恐怖で泣きじゃくる彼女。このままだと後1分で電車に轢かれてしまう――)
ガタン、ゴトン、ガタン、ゴトン……!!
(徐々に走行音が大きくなっていく。どんどんこちらに近づいてきている証拠だ――)
エミリア「嫌あああああっ!!」
(その時――)
シュッ
エミリア「!?」
(9つの人影がエミリアの前に現れた――)
カンナ(男)、翠星石、アプール、シェリー、エド、ドロン、ヤヤ、ウォッチメーカー、灯「……」
(そう、この9人が助けに来てくれたのだ――)
エミリア「アンタたち――!」
カンナ(男)(龍に変身状態)≪間に合った……≫
エド「エミリア! 俺たちが電車を食い止めてやる!」
(レバーを降ろさずに電車を食い止める方法は、複数が協力して無理やり電車の進行を止めるしかない――)
エミリア「ちょっ、無茶よ! 貴方達まで轢かれちゃうわよ」
翠星石「いいから劣化は黙って見てろですぅ」
(どうやら9人は本気で自分たちの力だけで電車を無理やり止めるつもりのようだ――)
エミリア「そんな……止め――」
ガタンゴトンガタンゴトン!
(カンナたちから電車の距離は3m――)
エド「やるぞ、お前ら!!」
カンナ(男)≪うん!≫
(そして――)
エド「」パンッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴオ!!
(エドは手合わせ錬成をし、地面から巨大な岩の手を生やし――)
ドゴン!!
(それで電車を食い止める――)
翠星石、カンナ(男)「ぬあああああっ!!」グググググ!!
(カンナは自身の大きな竜の手で、翠星石は持ち前のパワーで電車を押さえる――)
アプール、シェリー、ヤヤ、ドロン、灯、ウォッチメーカー「うおおおおおっ!!」グググググ!!
(そしてアプールとシェリーはムキムキの手で、ウォッチメーカーは自慢の体術で、ヤヤは飛行しながら自身のパワーで電車を押さえている。ドロンと灯は非力ながらも自分たちの力で電車を食い止めている――)
エミリア「あ、アンタら……!」
電車「」ゴゴゴ
(皆の活躍により、電車のスピードは徐々に落ちていく――)
エド「よっしゃ! 大分速度落ちてきた!」
翠星石「後は再起不能にするだけですぅ!」
(スピードが落ちてきたところに――)
翠星石、カンナ(男)「はあっ!!」ガキンッ!!
ズドオオオオオオオオオオオオオン!!
電車「」プシュー
(翠星石とカンナが協力して電車を横に蹴り倒し、動けなくさせた――)
{残りゲーム時間 799:50}
{MISSION CLEAR}
翠星石、カンナ(男)、ドロン、ヤヤ、アプール、シェリー、エド、ウォッチメーカー、灯「」ゼエゼエ
エミリア「あ、アンタら……」
翠星石「無事ですか?」クルッ
エミリア「……うん! ありがとう! 貴方達は命の恩人よ!(*^▽^*)」
(エミリアの命は彼らの活躍によって救われた――)
---------------------------------------------------------------
(その頃、指令室では――)
カム子「……あら? メールが送れるようになってます」
(ゲームマスターにかかっていた制限が解除された――)
カム子「と、とりあえずミッションの結果を通知しましょう――」
ピッピッピッ
-------------------------------------------------------------------
ピリリリリ♪
霊歌「『ミッション結果。カンナ(男)、翠星石、ドロン、アプール、ヤヤ、シェリー、エドワード・エルリック、天野灯、ウォッチメーカーの活躍によりエミリアの命は救われた』」
苗木「『因みにミッション⑤のほうであるが、翠星石たちが地下駅に行ったため、地下駅組の強制失格は無しとなった』」
モンブラン博士「おや、クリアしたのか。ありがとう、9人」
ゆうき「強制失格も無しになったのか! 凄いな!」
生ブスカジ「おおっ、エミリア助かったのか! 良かったー、凄いな、カンナたち!」
---------------------------------------------------------------------------
(その頃、地下駅にて――)
翠星石、エミリア、カンナ(男)、ドロン、ヤヤ、アプール、シェリー、エド、ウォッチメーカー、灯「アハハハハハ!」
(和気藹々とした雰囲気――)
カンナ(男)「ふう……。第三の道を選ぶってこういうことだったんだね」←いつの間にか人間の姿に戻ってる
エド「ああ。エミリアを助けることができて良かったよ」
ヤヤ「私、選択肢は自分で作るものだと分かったよ」
エド「そうだ。理想ってのは叶えるもんだ」
ドロン「よし、こんなところから早く出て、皆でホットドッグでも食いに行かへんか?」
ヤヤ「何でホットドッグ?」
ドロン「なんとなく」
シェリー「ワシは賛成じゃ」
灯「私も賛成! 翠星石ちゃんと食べあいっこしたいなー、なんて」
翠星石「よしアプール、一緒に食べようですぅ」
アプール「オケ」
エミリア「……」
エミリア(あたし、何で今まで翠星石のことバカにしてたんだろ……)
エミリア(凄く良い奴じゃん……。ごめんね、翠星石。これからはアンタについていくわ!)
翠星石「……」
(翠星石の後ろ姿を羨望のまなざしで見つめる彼女――)
翠星石「!」クルッ ←エミリアのほうを振り向いた
エミリア「?」
翠星石「ああ、そうそうエミリア。ホットドッグ買う金くれですぅ」
カンナ(男)「」ボカッ ←無言で翠星石殴った
翠星石「いたっ!;」
カンナ(男)「エミリア、僕がおごるから……」
エミリア「あ、うん……」
----------------------------------------------------------
(その頃、黒コートを着た謎の男は――)
???「ヒュウ♪ 無理やり電車を止めるとは、中々やるじゃないか」
(彼らの活躍に驚きつつも楽しんでいた――)
続く
{今回の話で初登場した逃走者紹介}
(作者勢)
生ブスカジ
小説カキコにて活動しているけもフレ小説作家。
紫色のコートとピエロの仮面でがっちり固めている。
相手の体ではなく心の方を狙った精神攻撃を得意とする。
第18回「逃走中 ~思い出の電子レンジ~」以来の参戦。
そこでは特に大した活躍をせずに捕まった。
今回はどうなるか。
洋輝
小説カキコにて活動している逃走中作家。
普通でマイペースな性格。水と雷の術で戦う。
さらに強力な回復の呪文と蘇生の呪文を持っている。
第17回「逃走中 ~おいかりホエルオー~」以来の参戦。
そこでは特に大した活躍をせずに確保された。
今回はどうなるか。
- Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.127 )
- 日時: 2019/10/20 14:25
- 名前: 洋輝 (ID: UQpTapvN)
洋輝です!
エミリアも無事救出しましたね!
今後の展開も気になるみたいですね・・・
槐と白崎の過去もそうですが・・・
更新お待ちしてます!
あと今更なんですが、リゼロのエミリアとSitio Do Picapau Amareloのエミリアとは全く関係ないみたいですね・・・
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