二次創作小説(新・総合)

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逃走中 ~ブロークン・ゲーム~【完結&お知らせ】
日時: 2019/12/29 21:40
名前: ウィオ (ID: hM8dNcPd)

逃走中 ~ブロークン・ゲーム~

ウィオ版逃走中20弾!
今回の逃走中の舞台は近未来的な大都会「アイギス」!
そこは科学が発展しており、街の治安も良い。

中央にある「セントラル・ステーション」には
地球から10万光年先にある「アルティ」に一瞬で行けるマシンがあるという。

「アルティ」は逃走中を開催している世界。
そこに住む者は銃を持つ者が多いという、アイギスとは対照的に物騒な世界なのである。

今回はなんと今までに参加してきた逃走者全員+新参逃走者が参加!
合計465人の逃走者がアイギスで逃げ惑う。

そして今回、ゲームマスターとの最終決戦が行われる。
果たして、逃げ切れる者は現れるのか? そしてこの逃走中の行方は?





▽ウィオ版逃走中第20回を記念する壮大な逃走中!
▽オールスター!
▽ゲームマスター「槐」と「白崎」の昔!
▽最終決戦!
▽ウィオ版逃走中第2部最後の逃走中!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.98 )
日時: 2019/10/02 22:54
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

「ミッション④ Part2」

カンナ(男)「行くよ!」パアッ

バチバチバチ!!

(カンナは全身に力を込める――)

カンナ(男)≪グオオオオオオオオオオオッ!!≫

(そして竜に変身――)

カンナ(男)≪ハアッ!!≫ ゴゴゴゴゴ

(カンナは水の力を込めた尻尾を振り回そうとしている――)

チドリ「メーディア! アギダイン!」

(しかしチドリがペルソナ召喚器ですぐさまメーディアを召喚し、物理攻撃を跳ね返すスキル「テトラカーン」を発動させた)

カキインッ!!

カンナ(男)≪グッ!≫ ビリッ

(あっさりと攻撃を跳ね返され、ダメージを食らってしまったカンナ)

チドリ「隙アリ。アギダイン!!」

ボオオオオオオオオオオッ!!

カンナ(男)≪アグッ!!≫ ドサッ

(そして焼かれ、地面に倒れたカンナ――)

翠星石「カンナ! 何やってんですか!」ガシッ

(翠星石は倒れている彼を起こす)

アリス「カンナ君が……! ええと、武器は、武器は……」

(アリスは辺りを見渡す)

アリス「! あった!」ガシッ

(アリスは近くに落ちていた鉄パイプを拾い――)

アリス「うあああっ!」タッタッタ

(そしてチドリに特攻する――)

チドリ「愚かな……」ジャキッ

(チドリは斧を構え、それでアリスをぶった切ろうとする――)

ブンッ!!

konakun.「危ないでアリス!」ドンッ

アリス「わっ!」ドサッ

(斧がアリスに命中しようとした瞬間、konakun.が彼女を突き飛ばして庇った――)

ザシュッ!!

konakun.「ッ」ブシュッ

アリス「konakun君!」

(斧がkonakun.の頬を裂き、血を流させた――)

アリス「だ、大丈夫!?」

konakun.「これくらい平気や……。それより、チドリを何とかせえへんと」

翠星石「その通りですぅ」

カンナ(男)≪ウググ……≫ ムクリ

(その時、カンナが起き上がった)

アリス「か、カンナ君も大丈夫?」

カンナ(男)≪僕モ平気サ≫ コクッ

チドリ「……今度はマハラギダイン(全体炎攻撃)を食らわせてやろうかしら」

チドリ「でも攻撃だけじゃつまらないし……。よし」

(そしてチドリは――)

チドリ「メーディア。セクシーダンス!」

メーディア『!』キラーン

(メーディアはその場で相手を魅惑するような踊りを踊った)

カンナ(男)、翠星石「!」メロメロ

アリス、konakun.「!?」

(カンナと翠星石は魅惑状態となった)

カンナ(男)、翠星石 ≪……≫ フラフラ

アリス「ふ、二人共……?」

チドリ「さあお二人共。そこの奴らを蹴散らしてやりなさい」

カンナ(男)、翠星石「!!」ブンッ!!

ドガッ!!

アリス、konakun.「あぐっ!!」ドサッ

(アリスとkonakun.は魅惑状態の二人に殴られ、吹っ飛ばされた)

アリス「うう……」

チドリ「仲間にやられる気分はどう?」

(魅惑状態……味方を攻撃するようになる)

konakun.「……チドリの奴、混乱魔法みたいなの使ってきたな。しかも混乱したのがよりによって……」

アリス「あの二人……」

(竜状態になってパワーアップしているカンナと、もともと超人である翠星石。最早恐怖以外の何者でもない――)

アリス「どうやって二人を正気に戻せば……!」










(その頃、ロキとフェンリルたんとシグムントとマリアは――)

マリア「見つけました♪」

マウス「……」

(マウスの居るアンテナを見つけていた)

ロキ「お前がゲームマスターか。何だか弱そうなんだぜ」

フェンリルたん「ネズミだお! 美味しそうなんだお! 食っちゃいたいお!(*´▽`*)」

マウス「貴様ら、吾輩を舐めるなでチュウ。この毒の爪を食らいたいのか」

(マウスは悪魔の爪(毒付きの爪)を装備しており、更に彼の歯には毒がついている。彼は毒に特化したタイプなのである――)

ロキ「ネズミが天敵ねこが勝てると思ってんのかよ? こりゃ傑作だぜ」←猫

マリア「トムとジェリー」

ロキ「ごめん」

マウス「知っているか? 『窮鼠猫を噛む』という言葉を」ダッ!!

(突如マウスはロキを噛み付こうと飛び掛かった。ロキは余裕の表情を浮かべながら微動だにしない――)

ロキ「噛んでみろよ」

マウス「なっ」グググッ

フェンリルたん「」ゴゴゴゴゴ

(なんと咄嗟にフェンリルたんがロキを庇い、マウスの攻撃を防いだのであった――)

ロキ「こっちには守護神がいる」

マウス「くっ、小癪な!!」

(マウスがフェンリルたんを攻撃しようとした瞬間――)

シグムント「」ドスッ!!

マウス「ぐっ!?」ブシャッ

(シグムントが目にも止まらぬ速さでマウスの肩に剣を深く突き刺した――)

シグムント「っ」ズボッ

マウス「ぎいっ!」

(マウス、肩から出血――)

マウス「ち、畜生! 邪魔するな、人間風情が――」

(その瞬間――)

シグムント「」ザシュザシュザシュッ!!

マウス「!!?」ブシャアアッ

(シグムントが剣で猛スピードでマウスを何度も斬った――)

マウス「あうっ……」ゲホッ

シグムント「ろくでなしの動物風情が、人間の王に勝てると思ったのか?」

シグムント「貴様は外道だ。だが倒しはしないさ。生者の命を大切にするのが王としてのプライドだからな」

マウス「ぐぐぐ……」

(マウスはワープを使い、指令室に帰って行った――)

ロキ「やるじゃないか、シグムント」

シグムント「ありがとう。……さあ、早くアンテナを壊すぞ」

ガキンッ!!

(シグムントがアンテナを壊した――)



{アンテナ  残り3個}



フェンリルたん「他のアンテナを探しましょー!」

マリア「……はあ」

マリア「私の出番がありませんでしたわ」

ロキ「あ、悪い悪い」

シグムント「出番を与えていたら与えていたで、酷い絵面になっていただろう」









(その頃、エイジアとララは――)

エイジア「こんな所にアンテナが!」

(路地裏にあるアンテナを発見していた――)

エビルマ「来ましたか」ニヤニヤ

(そのアンテナの前には、にやけた顔のエビルマが鞭を構えて立っていた――)

ララ「ゲームマスター……。アンテナ、壊させてもらうルン!」

(エイジアとララが戦闘態勢に入った瞬間――)

弥依「おーおー、私たちも戦いに混ぜてくれや」テクテク

カエ「おじゃーしゃーすwwwww」ヘラヘラ

マッド「ここにアンテナが……」ドスンドスン

(隊長とカエとマッドがやってきた――)

エイジア「みんな!」

マッド「しかもエビルマがいるだか……」

(マッドは第13回の時、エビルマに虐められたことがある。その借りを返せる機会がやってきたのであった――)

カエ「マッド君、何度も言いますが足手まといにならないようにお願いしますよ~」

マッド「分かってるだ」

(どうやら隊長とカエはミッションに向かっている途中に、マッドと合流したようであった――)

ララ「エイジア、弥依って滅茶苦茶強いらしいんでしょ?」

エイジア「ああ、そうみたいだな……」

(弥依隊長の強さは有名になっている――)

エビルマ「私の天敵がいますか……嫌ですね。まあ、仕事はきっちりこなしませんと」

(エビルマが鞭で攻撃しようとした瞬間――)

ドゴシャアアアアアアアッ!!

エビルマ「!!?」ズドオオオッ

(突如弥依に顔面に思いっきり膝蹴りされ、壁に吹っ飛ばされた)

エビルマ「ゲホッ!!」ビチャッ

弥依「魔物が私に攻撃だと? 食物連鎖に逆らおうとすんなよ」

弥依「アンタはここで倒されてちょうだい」

エビルマ「くっ! ……」

(エビルマは力を振り絞って――)

エビルマ「ラリホーマ!」ピロリロリン

弥依「!? ふぁ……」ガクンッ ムニャムニャ

カエ「隊長!?」

(弥依は女の子座りで寝た。ラリホーマは相手を深い眠りにつかせる魔法――)

ララ「弥依が寝ちゃった!」

カエ「ちょっ、隊長! 起きてください!」ユサユサ

弥依「ムニャムニャ……」

カエ「起きてくださいったら!」ユサユサ

弥依「ウウン……そっちの磯野家はアプールじゃなくてドンキーコングじゃ……」ムニャムニャ

マッド「どんな夢見てんだコイツ!」

エイジア(やばいぞ。最高の戦力がダウンしちまった)

(この中で断然強いのは弥依隊長。その彼女が眠らされてしまったのだ――)

エビルマ「これで害悪は封印されました。後は貴方達だけです」

(エビルマは突如ムチ乱舞を繰り出す――)

ララ、カエ、エイジア「わあっ!;」

ビシビシビシビシビシッ!!

ララ「……?」

マッド「……」ボタボタ

(なんと、マッドがエイジアたちを庇っていたのであった。マッドの身体から血が出ている――)

カエ「マッド君!」

エビルマ「おやおや、ドラゴンマッドさん。また虐めてあげますよ」

マッド「……もう舐めるのはやめるだ!!」ダッ

ドガアアアンッ!!

エビルマ「ぐっ!?」ドサッ

(マッドの渾身の体当たりで吹っ飛ばされたエビルマ)

マッド「ふうふう……。あの時の借りをやっと返せただ」

(あれ以来ずっとエビルマを恨んでいた模様――)

エビルマ「うう……」グググ

(エビルマが起き上がろうとした瞬間――)

エイジア「オラアッ!!」タッ

ゴスッ!!

(エイジアがエビルマに飛び掛かり、装備していたナックルで彼を殴った)

エビルマ「あぐっ!!」

エビルマ「ぐっ……離れなさい!!」ドンッ

エイジア「ぐっ!;」ドテッ

(エビルマに突き飛ばされたエイジア)

エビルマ「ベホマラー!」ピロリロリン

パアアアアッ……

(癒しの光が唱えた者の身体を包み込み、その者の傷を回復させた――)

カエ「回復使えるんですね……初めて知りました」

エビルマ「この時のために自分を鍛えておきました」

カエ「これじゃあ試合が泥沼化しそうですね……」

ララ「うん。回復される前に一気に叩くしかないよ」

マッド「一気に叩く、か……。リンチみたいで気が引けるだ」

ララ「じゃあどうするの?」

カエ「……」

カエ「あ、皆さん、いい作戦思いつきました。あ、マッドさんは来ないでください」

エイジア「?」

ヒソヒソヒソ

ララ「なるほど、引き受けたわ」

カエ「よし」

エビルマ「どうしました、皆さん?」

カエ「いや。……あー、あそこにエロ本が!」

エビルマ「何!?」クルッ

ララ「ドルァアアアアアッ!!」バキッ!!

エビルマ「あうんっ!!」ドサッ

(ララの強烈な一撃によって吹っ飛され、気絶したエビルマ――)

エビルマ「」シュウウンッ

(エビルマはカム子の力によって、自動的に指令室に転送された――)

マッド「消えた!?」

ララ「……倒したってことでいいんだよね?」

エイジア「多分」

カエ「敵もいなくなったことだし、早くアンテナ壊しましょう!」

バコオオンッ

(カエがアンテナを壊した――)



『アンテナ 残り2個』










(その頃、霊歌は――)

霊歌「ジン! アンテナ、壊させてもらうわよ!」

(シャルル・ペローと共に、アンテナの前に来ていたのであった。因みにアンテナの近くにはピラミッド状に積まれた大量のドラム缶がある――)

ジン「何や、二人だけでわしに挑むつもりか?」

霊歌「大丈夫! 貴方に負けない自信があるから」ニコニコ

シャルル「今の霊歌の実力を見たら驚くぞ」

ジン「ほうほう。じゃあ見せてみいや。モロス!」

(ジンはペルソナ召喚器を使って、モロスを召喚した)

霊歌「させないわ!」

パアアアッ

(霊歌は光に包まれる。彼女は「再編スタイル」となった――)

※霊歌はスタイルに応じて戦闘スタイルや使用するイマジンを自由に変更できる。
彼女は物理型、魔法型、遠距離型など、色々な戦闘スタイルを持つ。ただし選べるスタイルは一つだけ。

因みにイマジンとは召喚者をサポートしてくれる者のことである。



霊歌「万象の杖よ。彼の者達に天罰を下せ……」

(彼女は杖を構えた――)

ピカアアアッ!

ジン「!?」

(するとジンが魔法の力によって拘束された――)

霊歌「新たな運命へのリ・スタート!」

(そしてたくさんの光の蝶を召喚し、攻撃した)

ビシビシビシビシビシッ!!

ジン「あああっ!!」

(しばらく攻撃が続いた後、拘束が解けた。効果切れのようである――)

ジン「ぐっ……」ヨロヨロ

(ジンの身体は傷だらけ)

ジン「はあ、はあ……。マジでめっちゃ強くなっとるやん」

霊歌「言ったでしょ?」

ジン「やけどな……わしやって負けるわけにはいかへんのや!」

(ジンは力を振り絞って戦おうとした瞬間――)












ひまわり「ててててて……たや?」キラーン

(偶然、霊歌たちの近くを通りかかった野原ひまわりが目を輝かせた)

シャルル「……」

ひまわり「!!(*´▽`*)」タッ

(そしてイケメンに弱いひまわりが、シャルルに飛びついた――)

シャルル「!? ちょっ、何だいいきなり!?」

ジン「あ、赤ん坊!?」

霊歌「あ……この子、シャルルにゾッコンなんだった」

ひまわり「エヘヘ~///」スリスリ

ジン「……赤ん坊がいると調子狂うな」

(流石のジンも、赤ん坊を傷つけてはならないという常識は持っているようである――)

ひまわり「!」キラーン スタッ

(その言葉を聞いたひまわりは、すぐさまシャルルから離れ――)

ひまわり「たたたたたたた」ハイハイ

(大量のドラム缶に突撃した)

ドカアアンッ

大量のドラム缶「」グラグラ

ジン「!?」クルッ

(ジンの背後にあった大量のドラム缶がバランスを崩し、グラグラと揺れる)

ガランガランガラン!!

(そして――物凄い音を立てながら雪崩れた。そのドラム缶が全てジンを襲う――)

ジン「ちょっ、おまっ!! ギャアアアアアアア!!」








ズドオオオオオンッ!!








アンテナ「」ピシッピシッ

(ジンの近くにあったアンテナも巻き込まれ、壊れた――)






『アンテナ 残り1個』






霊歌、シャルル「……(;´・ω・)」

ひまわり「デヘヘwwwwwww」キャッキャッ

(ジンがいた所には、多くのドラム缶が転がっていた――)

霊歌「……ちょっと、やりすぎなんじゃないの、ひまわり?」

ひまわり「たや?」

(その時――)

???1「おい、さっきの音は何じゃ!?」タッ

???2「何があったの!?」ピョンピョン

(謎の二人が近くにやってきた――)

霊歌「あ、これは……」クルッ

霊歌「……………………?」




Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.99 )
日時: 2019/10/02 22:54
名前: ウィオ (ID: 9QYDPo7T)

(その頃、アリスとkonakun.たちは――)

翠星石「!!」ブンッ

アリス「わっ!!」サッ

(未だに魅惑状態の二人の攻撃を避けていた――)

konakun.「あかん、マジでどないしたらいいか分からへん;」ハアハア

アリス「流石に疲れてきた……」

(あれからずっと回避しながら、魅惑状態を解除する方法を模索してきたため、大分疲労している――)

チドリ「……飽きてきたわね、見物するのも」

(そろそろチドリが全員に止めをさそうと、ペルソナを召喚しようとした――)

チドリ「来なさい、メーディア。こいつらを仕留めましょう」

konakun.「!?」

(その時)

















???1、???2「はあっ!!」ブンッ

ドカッ!!

チドリ「ぶっ!!?;」ドサッ

(突如現れた謎の二人のパンチによってチドリは気絶した)

???1、???2「ふう」

アリス、konakun.「(;゚Д゚)」

???1「大丈夫か、お前たち?」

???2「ケガはないかい?」

(謎の二人がkonakun.とアリスに近づく―ー)

konakun.「あ、いや……君ら……」








???1→シェリー(全身ムキムキ)「ああ、この身体か?」ゴゴゴゴゴ

???2→アプール(身体にマッチョの手足が生えている)「ちょっと色々あってな」ゴゴゴゴゴ

アリス「シェリーちゃん、アプール君、どうしたの?! ボクシング通ってきたの!?」

(何故かマッチョ状態になっているシェリーとアプール。先ほど霊歌たちの前にやってきたのはこの二人である――)

霊歌「あー、それは~……」

konakun.「霊歌さん、何時の間に?;」

(実はシェリーとアプールによって、ここまで連れてこられてた霊歌――)

霊歌「「虫の報せを感じた」ってアプールが言って、ここまで連れてきたのよ」

霊歌「二人はなんか、毒キノコを食った毒作用でこうなったみたいでさ……」

konakun.、アリス「えっ!?」

翠星石、カンナ(男)「……」ユラユラ

霊歌「ところでカンナと翠星石の様子がおかしいんだけど?;」

konakun.「混乱状態になってるんや、アイツらは;」

霊歌(……私をここまで連れてきた理由がなんとなく分かってきた気がする)

(アプールとシェリーが翠星石とカンナが状態異常にかかっているということを虫の知らせで察し、回復魔法を使える桜木をここに連れてきたのであった)

霊歌「なるほど。……私に任せてちょうだい」パアアッ

(霊歌は「奇跡スタイル」に変更した――)

霊歌「フェアリー・ゴッドマザーじゃ無いけれど……奇跡を起こしに行きましょうか!」

(霊歌は片手杖から癒しの光を放ち、翠星石とカンナ(男)を包み込んだ)

パアアアアアッ……

翠星石、カンナ(男)「!? あれ、ボクたちは何を……?」キョロキョロ

(霊歌の活躍により、二人は正気に戻った――)

シェリー「よし」

アリス「カンナ君! 翠星石ちゃん! 良かった、元に戻った……」

チドリ「……」ピクピク

翠星石「? ? ? ってアレ? なんかチドリ倒れてるんですけど……」

シェリー、アプール「」ムキムキ

翠星石「ってうわっ!? 誰ですか、そこの、なんかジョジョに出てきそうなムキムキ共!!」

シェリー、アプール「毒キノコの毒作用」

カンナ(男)「凄い」

konakun.「ま、まあまだチドリ気絶中だし、早くアンテナ壊そうか」

カンナ(男)「あ、うん……」

(そしてカンナ(男)はアンテナに近づき、壊した――)





『アンテナ 全て破壊』






{残りゲーム時間 846:25}





{MISSION CLEAR}










ピリリリリ♪

谷口「『翠星石、カンナ(男)、シェリー、アプール、アリス・カータレット、konakun.、ロキ、フェンリルたん、シグムント、マッド、ララ、エイジア、越島カエデ、花岡弥依、桜木霊歌、野原ひまわりの活躍により、ミッションクリア』」

国木田「凄い人数……。皆、ありがとう!」




苗木「皆凄いなぁ~。ありがとう!」




しんのすけ「おおっ、ひまわりがミッションに貢献!? 凄いゾ、ひまわりー!」




フレイヤ「ロキくんたち、頑張ってるなぁ~」




ゆうき「霊歌さん、エイジアさん、konakun.さん、そして皆さん、ありがとう!」










(その頃、カンナたちは――)

カンナ(男)「全部のアンテナ壊したし、皆散らばろうか」

翠星石「そうですね。固まってたら見つかった時ヤバイですし」

(その時――)

チドリ「……」グググ

アリス「あっ、起き上った!」

チドリ「待ちなさい……。まだ勝負はついてないわよ」フラフラ

翠星石「お前自分の姿を鏡で見たらどうですか? もう決着をつける必要性が感じられないですよ」

(その時――)

ジン「チドリ!」シュウウウンッ

霊歌「!」

(ドラム缶に押しつぶされたはずのジンが、ワープを使ってチドリの所にやってきた)

ジン「大丈夫か?」

チドリ「……心配は不要だわ。『生命の泉』があるから」

(チドリがそれを言い終わった瞬間、彼女の傷が少しずつ癒えていく。そう、彼女は自動回復スキルを持っているのだ――)

ジン「……そうか」

霊歌「ちょ、ちょっと! ジン! 貴方さっきので倒れたはずじゃ――」

ジン「押し潰される前にワープで逃げたんや」

ジン「それより――お前ら、よくもわしの仲間をこんな風にしてくれたな」

ロキ「オイオイ、ミッションは終わったぜ? まだ戦うつもりなのかよ」

ジン「そうや。わしがスッキリせえへんからな。野原ひまわりとかいう赤ん坊にやられて退散とかダサすぎる」

翠星石「赤ちゃんにやられるゲームマスターとか翠星石の敵じゃないですよ」

ジン「やかましいわ! とにかく……お前ら! ここでわしに倒されてもらおう!」

チドリ「ジン。私も協力するわ。コイツらと決着をつけたいもの」

ジン「無茶すんなよ」

カンナ(男)「マジか……。まだ戦わなくちゃいけないのか;」

(その時――)






マリア「待って下さい、ゲームマスターのお二人さん」

ジン、チドリ「?」

(マリアが言葉で制した――)

マリア「戦う前に少し聞きたい事があるのです」

ジン「何や」

マリア「どうしてゲームマスター様は逃走者に危害を加えたがるのですか?」

チドリ「……」

ジン「その質問に答えることはできへんな。マスターから守秘義務が課せられてるんでな」

マリア「これでもその義務を突き通せますか?」ジャキッ

(マリアはライフルを構える)

チドリ「!」

ジン「……だからお前の質問には答えられへん」

(ジンは一体何を隠しているというのだろうか――)

マリア「チッ」ズドンッ!!

ジン、チドリ「!!」

(怖い目つきをしたマリアが放った一発の銃弾が、ジンとチドリの間を通った。教えてくれなくて苛立ったのだ――)

チドリ「……!」ビクビク

翠星石、カンナ(男)、アリス、konakun.、霊歌、シェリー、アプール、ロキ、フェンリルたん(こ、怖い……)

シグムント「……」

(翠星石ですらビビっている。一方でシグムントはマリアの人を舐め切った態度に苛立っている模様――)

シグムント「おい、マリア。その辺にしておけ」

マリア「……はーい」

ジン「……もう帰ってええか?」

マリア「いいですよ。さようなら~」

(チドリとジンはワープを使い、指令室に帰って行った――)






カンナ(男)「……翠星石」

翠星石「はい?」

カンナ(男)「これから何があってもマリアに逆らっちゃダメだよ」

翠星石「はい」ビクビク

翠星石(あのクソマリアめ、よくも翠星石にトラウマを植え付けてくれましたね。いつか絶対に告訴してやるですぅ)








続く

















{今回の話で初登場した逃走者一覧}


(グリムノーツ)

シャルル・ペロー

ルイ14世に仕えた詩人であり、淑女の教育のために民間伝承を集め、
グリム兄弟に先駆けて童話集を編纂した。どの物語にも教訓を
付け加えることを常としており、自身の信条と対立する者、
また淑女の敵となる者には容赦なく論戦、決闘を持ちかける悪癖がある。

第15回「逃走中 ~オタク王を決めろ! アキバウォーズ~」以来の参戦。
そこでひまわりに抱き着かれたことがある。
そしてゲーム序盤でハンターに見つかり、確保された。
今回はどうなるか。



(クレヨンしんちゃん)

野原 ひまわり

野原ひろしと野原みさえの下に生まれた0歳児。
言葉は話せないが、赤ちゃん離れした体力と身体能力を持っている。
光モノやイケメンが大好き。シャルル・ペローのことが好き。
因みにウィオ版逃走中に登場している逃走者の中では最年少である(当然か)

第15回「逃走中 ~オタク王を決めろ! アキバウォーズ~」以来の参戦。
そこではイケメンのシャルルに抱きついたり、クソゲー「ドラゴンズレア」を
プレイしたりした。そしてゲーム中盤と後半を乗り切り、そしてなんと
逃走成功を果たした。

今回では大量に積まれていたドラム缶を崩し、その雪崩でジンを撃退した。



(作者組)

桜木 霊歌

小説カキコで活動している日常系小説兼逃走中作家。
明るく優しく、自由奔放でお人好し。誰かの為なら自己犠牲ですら
躊躇わない。童話が大好きで、何かを童話に例える癖がある。
正義感と責任感が強く、曲がった事や悪事が大嫌い。
名字で呼ばれる事を好まず、名前で読んでほしいと願っている。
感受性が高く、本や物語の登場人物にすら涙を流すほど。

第18回「逃走中 ~思い出の電子レンジ~」以来の参戦。
そこでは特に大した活躍をせず、序盤で捕まってしまった。

今回ではゲームマスターのジンをボコボコにした。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.100 )
日時: 2019/10/03 07:11
名前: エイジア (ID: rd7NbV2E)


どうも、エイジアです。

どうやらミッションクリアしたみたいですね。さて、俺も本題に掛かるか・・・

次を待っています。

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.101 )
日時: 2019/10/03 12:36
名前: 桜木 霊歌 (ID: ICUg01rj)

こんにちは!桜木霊歌です!
アリス「凄いわ霊歌!大活躍じゃない!」
優衣「ジンさんに大打撃を負わせ、カンナさんと翠星石さんの状態異常の解除・・・確かに、大いなる活躍ですね」
ソニック「さっすが桜物語の創造主ストーリーテラーだぜ!」
次回も楽しみにしています!それでは!

Re: 逃走中 ~ブロークン・ゲーム~ ( No.102 )
日時: 2019/10/03 21:35
名前: しゅんぽこ (ID: Z38myt1b)

お久しぶりです、しゅんぽこです!

ミッションは無事クリアしましたね。
俺は2回自首成立した事があるので、正直早く捕まりそうな気がします(笑)
あと歴代のダンガンロンパ主人公(苗木、日向、最原)の絡みも見たかったりしますが、そこはウィオさんにお任せします。
果たして、今後の展開は!?
それでは!


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