二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 仮面ライダーフォルテ(完結)
- 日時: 2019/11/24 15:46
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: nNn7ryut)
【フォルテはみんなの為に。】
メイドウィンinアベンジャーズプロジェクト始動。
初めて合作ではない自分個人の仮面ライダー小説を書きます、テーマは音楽!
美しき音と素敵なものを守るため、ヒーローが立ち上がる!
【注意】
この物語はフィクションです、登場する人物、団体、名称等は架空の物であり、実在するものとは関係ありません
仮面ライダー以外の版権キャラがこっそり出ることも………?
この小説は不定期更新です、気分によって多く上げたり少なく上げたりします
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.177 )
- 日時: 2019/11/24 15:00
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Gcepxg/m)
- 参照: htt:/
ミコト
「私もわかっている」
ミコト
「私より成績が上の人間が1人居て、そいつが仮面ライダーフォルテになるはずだった」
ミコト
「接触したいが、どこで何をしているのか…………」
魔トリョーシカ
「いや」
魔トリョーシカ
「調べてみたところ、そのトップの存在も作り替えられた存在だった」
ミコト
「何?」
魔トリョーシカ
「衣真雄吾が奪い取れるように都合のいいやつを用意したんだろう、そのトップにもフォルテニウムが使われていたし」
ミコト
「………私が見てきた者や、衣真雄吾とは別でフォルテの変身者がいるということか?」
魔トリョーシカ
「そうだ」
ミコト
「一体誰が………?」
魔トリョーシカ
「分からない、だが………雄吾の関係者である可能性は高い」
魔トリョーシカ
「本来変身する予定だった人間は、なんだかんだでライダーに惹かれ合う運命だからな」
ミコト
「雄吾の関係者………彼の叔父が仮面ライダーの素質がある以上、無いとも言いきれない」
ミコト
「…………真の仮面ライダーフォルテ、それさえ見つかれば」
魔トリョーシカ
「ああ」
魔トリョーシカ
「雄吾を倒した上で見つかってくれれば………この世界の歴史は正しい方へ向かうだろう」
ミコト
「………そういうことか」
ミコト
「心配することは無い、私が必ず見つけだす………」
ミコト
「本来の変身者に必要なものは、この中では私がよく知っている」
ミコト
「アンノイズの全員と詩伍郎さん達関係者全員に、日本政府が用意したテストを行わせるとしよう」
魔トリョーシカ
「それがいい………さて、ボクも何かしらノイザーを作ってみるとしよう」
…………
たくっちスノー
「おかえり母さん………ミコトは?」
魔トリョーシカ
「やるべきことがある、と部屋に籠ったよ………期待してくれ」
たくっちスノー
「お、その口ぶりだとなんかいい作戦が思いついたっぽいですね」
魔トリョーシカ
「その通りさ…………さて、ノイザーの方は?」
たくっちスノー
「アークフォルテの戦闘データを組み込んで製作中です」
魔トリョーシカ
(…………この中に居るのか、歴史を変える希望ってやつが)
たくっちスノー
「母さん?」
魔トリョーシカ
「ああ、なんでもないよ」
【終曲】
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.178 )
- 日時: 2019/11/24 15:01
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Gcepxg/m)
- 参照: htt:/
【第38曲】
「フォルテな世界」
たくっちスノー
「はあ!?あの家に戻りたい!?」
カルマ
「はい、どうしても取りに行きたいものがあるのです」
たくっちスノー
「何言ってんだ!いつ雄吾が現れるかも分からないのに………」
カルマ
「私はあの人と鍛錬をしてきましたが、彼に負けたことは………」
たくっちスノー
「そりゃ人間同士でやった時の話だろ!雄吾がそんな正々堂々やるように見えるか!?」
カルマ
「ですが…………」
詩伍郎
「カルマ?どうしたんだ?」
たくっちスノー
「あの屋敷に戻りたいって言うんだよ」
詩伍郎
「え?忘れ物?」
カルマ
「はい」
たくっちスノー
「………しかし、いつあいつが現れるかもわかんねぇのに…………」
詩伍郎
「あー、分かった、じゃあおじさんがついて行くから、それでいいかな、カルマ」
カルマ
「構いません」
たくっちスノー
「……………早めに戻ってこいよ?」
カルマ
「ありがとうございます」
…………
カルマは詩伍郎を車に乗せ、衣真邸まで進んでいく
詩伍郎
「一体何を忘れてきたの?」
カルマ
「大事なものです」
詩伍郎
「大事なもの………あっ!!」
詩伍郎
「俺も大切なもの忘れてた!!」
カルマ
「良かったですね、気づけて」
詩伍郎
「ホントだよ〜!!」
………
屋敷にたどり着いたカルマ達は、扉を開け………中に入っていく
が、その中は見るに堪えない状態になっていた
詩伍郎
「うわっ、埃まみれじゃないか………」
カルマ
「インスタント食品のゴミも多いですね」
詩伍郎
「…………て、ことは…………雄吾、まだここに住んでいるのか?」
カルマ
「急いだ方が良さそうですね」
詩伍郎
「ああ………」
………
カルマ
「…………………ありました」
カルマは雄吾の部屋から日記を取り出す
カルマ
「…………あれは」
カルマは部屋の隅にピアノがあるのが見えた………もう何年も使ってないように見えた
カルマ
「…………念の為」
…………
詩伍郎
「おーあったあった!!俺の大好きなCDの数々に………あと………」
詩伍郎
「大切な………俺の思い出」
詩伍郎は写真とアルバムを抱えて、部屋から出る………
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.179 )
- 日時: 2019/11/24 15:01
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Gcepxg/m)
- 参照: htt:/
詩伍郎
「…………ん?」
詩伍郎が扉を開けると、綺麗な音が屋敷中に美しく鳴り響く
詩伍郎
「これってピアノ………?雄吾の部屋からだ!」
……
詩伍郎
「雄………!」
カルマ
「……………」
詩伍郎は思わず立ち止まった………カルマが、静かに、優雅に………ピアノを弾いていたのだ
邪魔できる雰囲気では無かった
カルマ
「………………」
カルマ
「あ、失礼しました」
詩伍郎
「ピアノ上手いんだね………どこで習ったの?」
カルマ
「………いえ、習っていません」
詩伍郎
「え、習ってないのにそれなの!?天才じゃないか!」
カルマ
「…………もしかすると、私にもフォルテニウムがついているのかもしれません」
詩伍郎
「そんなことないって!惚れ惚れしたもん!」
カルマ
「それはそうと………探してたものは見つかりましたか?」
詩伍郎
「ああ、せっかくだからカルマも見てってよ」
詩伍郎は分厚い本をカルマに渡す
カルマ
「………アルバム、ですか?」
詩伍郎
「いつかカルマに見て欲しかったんだ、小さい頃の雄吾を!」
カルマ
「どれどれ…………」
カルマは早く開いて、写真を見る
誕生日、入学式、卒業式、記念日………
カルマ
「…………」
詩伍郎
「どう?」
カルマ
「…………どの写真も、あの人は笑っていませんね」
詩伍郎
「え?…………本当だ、目が笑ってない」
詩伍郎
「俺……雄吾の親代わりとして相応しくなかったのかな」
カルマ
「それを私に聞かれても困ります」
カルマ
「………あなたはどう思いますか?後悔はありませんか?」
詩伍郎
「…………いや、無いね」
詩伍郎
「楽しかったし、忘れたくなかった」
詩伍郎
「雄吾があんなんでも昔を否定したくなかった、だから………絶対持って帰る」
カルマ
「……はい」
詩伍郎
「あ、そういえば………カルマも笑ってるところ見たことないな」
カルマ
「私、笑ってませんか?」
詩伍郎
「うん」
カルマ
「そうですか………そんなつもりはありませんでしたが」
詩伍郎
「いつか、俺がカルマを笑わせられるように出来たらいいな」
カルマ
「期待しておきます」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.180 )
- 日時: 2019/11/24 15:02
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Gcepxg/m)
- 参照: htt:/
…………
「おじさん」
詩伍郎
「!」
カルマ
「………下がってください!」
雄吾
「…………!」
詩伍郎
「雄吾………!!」
雄吾
「帰って来てたんだ」
詩伍郎
「…………びっくりしたや、今もここに住んでいたなんて」
雄吾
「まぁ、僕の家だからね」
雄吾
「素敵なものがあれば生活に不備なんてないし、カルマさんに頼らなくてもなんでも出来るんだから」
雄吾
「むしろ、そっちより安上がりなんだよね」
詩伍郎
「何を!?カルマは雄吾の事を思って………」
カルマ
「いえ、良いです詩伍郎様………」
カルマ
「雄吾坊っちゃま………貴方はずっと私と同じ目をしていたのですね」
雄吾
「何?」
カルマ
「………素敵なもの、それに囚われて、それしか見えていなくて」
カルマ
「人として生きることもせず、ただ………欲望のままに動く存在」
カルマ
「私もまた、誰かに尽くし報酬を握ることでしか生きることが出来ませんでした」
カルマ
「しかし」
カルマ
「あの時、詩伍郎様が飲食店に連れ出したり………」
カルマ
「何かと、気にかけてくれたり………」
カルマ
「私の為に、人のために………」
カルマ
「詩伍郎様は私のヒーローでした」
カルマ
「あの人は私を人にしてくれました」
カルマ
「なのに、何故………‥なぜ貴方は人になれなかったのですか?」
雄吾
「人だよ」
雄吾
「僕は誰よりも人だ」
雄吾
「だって、こんなにも素敵なものが大好きで…………」
雄吾
「素敵なものが何より便利で使い勝手がいいって、分かっているから」
カルマ
「最初からそれが目当てだった、と」
雄吾
「そうだよ、だからはっきり言うねおじさん」
雄吾
「僕はずっとアンタが嫌いだった」
詩伍郎
「………………え?」
雄吾
「素敵なものを手に入っても、ドブに捨てるような真似をするし、全然集めてこないし」
雄吾
「挙句の果てには簡単に僕と同じ力を手に入れて、僕の素敵なものを奪う始末だ」
雄吾
「なんで、僕だけに素敵なものを握らせてくれなかったんだ」
雄吾
「なんでずっと夢だけ追い続けて無様に死んでくれなかったのか」
雄吾
「疑問なんだよ」
詩伍郎
「雄吾…………」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.181 )
- 日時: 2019/11/24 15:03
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: vUxYgK89)
- 参照: htt:/
詩伍郎
「…………ごめんな、雄吾」
詩伍郎
「俺は何も気付いてちゃいなかったわけだ」
カルマ
「行きましょう………長居する理由はありません」
雄吾
「逃がすと思ってるの?」
【アークフォルテ】
雄吾
「変身………!!」
カルマ
「やはりそう来ましたか」
カルマはすかさずラジオのスイッチを押す
…………すると、先程の演奏が流れ込み、アークフォルテにノイズがかかる!!
雄吾
「うぐっ………!?な、なんだ!?」
カルマ
「変身できなければ催眠音波も流せないようですね………逃げましょう、詩伍郎様!」
詩伍郎
「あ………ああ!!じゃあな、雄吾!!もっと健康にいいもの食べるんだぞー!!」
詩伍郎とカルマは窓から飛び出し、去っていく
雄吾
「……………そんな馬鹿な、アークフォルテの音が無効化されるはずは………」
雄吾
「次はこうは行かないぞ………フォルテニウムをもっと溜め込んで、音の力を強くすれば………!!」
雄吾
「……………!?」
雄吾
「カルマさんが溜め込んでいたお金がない…………全部奪い取ったのか!?」
雄吾
「くそっ…………!!」
…………
詩伍郎
「………カルマ、どうして雄吾にあんなことを?」
カルマ
「私が探していたものはコレです」
詩伍郎
「…………雄吾の日記?」
カルマ
「はい」
詩伍郎
「まさか…………読んだの?」
カルマ
「勿論です、私が与えたものですから」
詩伍郎
「い、いつの間に………どんな内容?」
カルマ
「後悔しませんか?日記は本音が出るものですよ」
詩伍郎
「いいよ、別に」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新しい怪物が出た、いつも通りで問題ないだろう
最近はお金の量も減っている、今度文句でも言いたいが、また減らされると困るのでやめておこう
あの人はいつになったら離れてくれるんだろう
邪魔なんだよ………計画が崩れるじゃないか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
詩伍郎
「計画?」
カルマ
「それに関しては最後辺りを………」
…………
「僕がお金の使い方を知って10数年経つ」
「手に入れるためにたくさんの事をやってきた」
「…………そう、億万長者まで、あと少し」
「僕だけが素敵なものを掴める世界へ」
【終曲】
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46