二次創作小説(新・総合)
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- 仮面ライダーフォルテ(完結)
- 日時: 2019/11/24 15:46
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: nNn7ryut)
【フォルテはみんなの為に。】
メイドウィンinアベンジャーズプロジェクト始動。
初めて合作ではない自分個人の仮面ライダー小説を書きます、テーマは音楽!
美しき音と素敵なものを守るため、ヒーローが立ち上がる!
【注意】
この物語はフィクションです、登場する人物、団体、名称等は架空の物であり、実在するものとは関係ありません
仮面ライダー以外の版権キャラがこっそり出ることも………?
この小説は不定期更新です、気分によって多く上げたり少なく上げたりします
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.152 )
- 日時: 2019/11/24 13:12
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
- 参照: htt://
【第32曲】
「プログラムされた歴史」
仮面ライダーとアンノイズの最後の戦いから数日後
詩伍郎
「聞いてくれ、音楽法が改定されたんだ!」
カルマ
「と、言いますと?」
詩伍郎
「美しい音色を守るのは相変わらずだけど‥‥‥昔ながらの、楽しい音楽も共に守っていきたいって法になったんだ」
カルマ
「つまり、昔の音がまた拾われていったのですね」
詩伍郎
「ああ、良かった‥‥‥‥本当に良かった!」
詩伍郎
「あとはミコトくんの約束の為に‥‥‥音楽が楽しい国にしていかないとな」
カルマ
「変わりましたね、詩伍郎様」
詩伍郎
「そうかな?」
カルマ
「はい、今の貴方はとても活気に満ちています‥‥‥音楽を楽しんでいます」
詩伍郎
「まあね、俺‥‥‥選ばれちゃった以上真剣にならないといけないでしょ?」
詩伍郎
「むしろ変わったのはカルマの方だよ」
カルマ
「私が、ですか?」
詩伍郎
「うん‥‥‥ほら、最近はお金も払わず料理や洗濯をしてくれるし」
カルマ
「貴方が付き添いで行うようになったからですよ」
詩伍郎
「もしかして嫌だった?」
カルマ
「‥‥‥いえ、そういうわけでは」
詩伍郎
「なんか、改めてカルマが家族のように思えてくるんだよ」
カルマ
「家族‥‥‥嬉しい言葉ですが、私はただのメイドですよ、契約が切れれば」
詩伍郎
「‥‥‥‥そうなんだよな」
カルマ
「しかし‥‥‥今の雄吾坊っちゃまをほっておくことは出来ません」
詩伍郎
「それもその通りだ」
あれ以来、雄吾は姿を消した‥‥‥いや、家に入ったまま出てこなくなった
詩伍郎
「あの歴史の象徴だっただけにバッシングも酷くて、なんか可哀想だよ」
カルマ
(‥‥‥‥‥‥本当にそうでしょうか?これまでの事が積み重なって来たようにも思えますが‥‥‥前々からあまりいい行動をなさっていないように見えますし)
カルマ
(なんにせよ坊っちゃまがあの調子では私も心配です)
ピンポーン
詩伍郎
「あ、はーい‥‥‥‥どちら様ですか?」
詩伍郎が扉を開けると‥‥‥‥
たくっちスノー
「‥‥‥‥あー、えっと、俺たちの所属名、分かる?」
詩伍郎
「君らは確か‥‥‥‥りりすた革命団!」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.153 )
- 日時: 2019/11/24 13:13
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: F9bxWwot)
- 参照: htt://
たくっちスノー
「こうやって話すのは初めてだったか?」
詩伍郎
「そうだね」
詩伍郎
「‥‥‥あ、そうだ、前々から言いたかったんだけど、俺に力を与えてくれてありがとう」
詩伍郎
「この力は大事にする、音楽を愛せるようになるような世界を作っていくよ」
詩伍郎
「アンノイズのような悲劇の組織が生まれないためにも‥‥‥そして、素敵なものの為にも」
ウォズ
「‥‥‥‥‥‥」
詩伍郎
「元はと言えば、君たちが歴史を変えようとしたから平和な未来を掴み取れたんだ、本当に‥‥‥‥」
魔トリョーシカ
「‥‥‥‥これで終わったとでも思ったの?」
詩伍郎
「‥‥‥‥‥え?」
たくっちスノー
「‥‥‥‥あの、そのさ、その件は非常に言いにくいんだが」
ウォズ
「歴史改変は、そして破滅への道はまだ消えていないんだ」
ウォズ
「そもそも改変されたことから音楽時代が始まったんだからね」
詩伍郎
「そうなのかい!?」
たくっちスノー
「ああ、俺もそういう世界なのかと思っていたが‥‥‥魔ーさん」
魔トリョーシカ
「そうだよ、ねぇ‥‥‥音楽時代の始まりって覚えてる?」
詩伍郎
「え?そりゃもちろん、音楽時代の始まりは天才とも言えるレベルの演奏家や作曲者が生まれたことで栄えるようになり、やがてこの文化を広めるために今の歴史が生まれて‥‥‥‥」
魔トリョーシカ
「で、その音楽家とやらを片っ端から調べて見た‥‥これだよ」
魔トリョーシカは詩伍郎に何枚ものの写真を見せる
詩伍郎
「んー?何か共通点があるとか?」
カルマ
「ありますね」
詩伍郎
「え?」
カルマ
「見てください、彼らの得意楽曲を、名が上がり始めた頃の音楽を」
詩伍郎
「ん?‥‥‥‥‥言われてみれば、彼らはみんな‥‥‥」
詩伍郎
「クラシック曲ばかり制作しているな」
カルマ
「はい、そして‥‥‥‥仮面ライダーフォルテの元になっているのは」
詩伍郎
「クラシック曲‥‥‥」
カルマ
「日本政府が唯一規制しなかった音楽が」
詩伍郎
「クラシック‥‥‥‥」
たくっちスノー
「‥‥‥‥なんか、出来すぎてないか?」
詩伍郎
「言われてみれば‥‥‥‥」
カルマ
「彼らがデビューしたのはフォルテ二ウムの発表のすぐですね」
詩伍郎
「ということは‥‥‥‥!!」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.154 )
- 日時: 2019/11/24 13:55
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Umi1HurT)
- 参照: htt://
詩伍郎
「‥‥‥音楽時代と‥‥‥雄吾の父さんの研究は関わっている」
ウォズ
「父親が?」
詩伍郎
「ああ、フォルテニウムというものを開発していてね‥‥‥‥音を溜め込んで吐き出す性質がある特別な合金だ」
詩伍郎
「フォルテなんかはそれで作られてる」
魔トリョーシカ
「なるほど、だから‥‥‥」
魔トリョーシカ
「ミコトが言っていたんだ、衣真雄吾は試験に合格出来る技量はとても無いように見えると」
詩伍郎
「どういうこと?」
魔トリョーシカ
「フォルテは他の仮面ライダーと同じで戦い、民を守る為の存在として作られている、演奏や音楽センスはあればいいくらいの二の次なんだ」
魔トリョーシカ
「でも雄吾の戦いは素人というか、不意打ちとか目くらましとかだからね、とてもやり方が横暴すぎる」
魔トリョーシカ
「だから、フォルテのテストに出ても音楽センスだけじゃランキングに乗ることすら出来ないんじゃないかってさ」
カルマ
「しかし、雄吾坊っちゃまはフォルテの力を手に入れてますよ」
詩伍郎
「ああ、コネのようなものが動いたわけでもなかった」
たくっちスノー
「だったら‥‥‥‥確かめに行こう」
詩伍郎
「ああ、ミコトくんや梨子ちゃんも連れていこう」
ウォズ
「戦力は多い方がいいからね」
たくっちスノー
「‥‥‥‥だよな!!」
詩伍郎
「カルマ!頼みがある‥‥‥‥いいか?」
カルマ
「はい、何をするかはもう気付きました」
詩伍郎
「‥‥‥‥あの人の、衣真遼さんは今、どこにいる?」
カルマ
「‥‥‥‥‥‥‥」
詩伍郎
「頼む!お金はいくらでも払う!だから教えてくれ!!」
カルマ
「いいえ」
カルマ
「お金なんていりません‥‥‥ただし」
カルマ
「私も連れていってください」
詩伍郎
「え!?でもそうしたら雄吾が」
カルマ
「彼はもう大人です‥‥‥もしこれで出てこないなら、もう‥‥‥」
たくっちスノー
「‥‥‥‥お願いします」
カルマ
「はい」
詩伍郎
「雄吾‥‥‥」
‥‥‥‥‥‥‥
雄吾
「なんでだ‥‥‥僕の素敵なものが‥‥‥素敵なものが、手に届かなくなっていく‥‥‥」
雄吾
「僕は天才に‥‥‥」
雄吾
「天才になったはずなのに‥‥‥こうなったら‥‥‥」
雄吾
【もう手に入れることに手段は選ばない】
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.155 )
- 日時: 2019/11/24 13:57
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Umi1HurT)
- 参照: htt://
詩伍郎達はカルマによって衣真遼が居る場所を突き止めた
たくっちスノー
「あとはウチの装置のワープ機能で1発なんで、準備はしておいて下さい」
魔トリョーシカ
「結構酔うから気をつけてね」
詩伍郎
「分かった‥‥‥‥」
梨子
「詩伍郎さん、さっきの話は本当なんですか?」
詩伍郎
「ああ、まだ確実とは言えないけど‥‥‥ほぼ決定的すぎて直接聞かないとダメっぽい」
ミコト
「坂東詩伍郎さん‥‥‥‥」
詩伍郎
「あ、ミコトくんもごめんね」
ミコト
「貴方が付きっきりという条件付きで外出を許可してくれました」
詩伍郎
「雄吾が素質なかったって、本当かい?」
ミコト
「あくまで参加者の私の判断に過ぎませんが、彼より優れた人間は沢山居るでしょう」
ミコト
「私が同じシステムを使い彼に勝っていることがその証明です」
詩伍郎
「そうか‥‥‥‥」
ミコト
「ああ、そういえばあなたの妹から手紙が来ています」
詩伍郎
「手紙?」
詩伍郎はミコトから手紙を受け取り、開く
詩伍郎
「‥‥‥‥おい、これ‥‥‥‥‥‥本当のことなのかい‥‥‥‥!?」
ミコト
「はい、全て‥‥‥事実と言っていました」
詩伍郎
「‥‥‥‥」
梨子
「詩伍郎さん?」
詩伍郎
「たくっちスノー君」
たくっちスノー
「あ、はい」
詩伍郎
「準備が出来た、直ぐに向かおう」
たくっちスノー
「‥‥‥‥覚悟はいいか?多分これ、ゲームだとここからセーブ出来ない的なアレだぜ?」
詩伍郎
「おじさん常にノーコンテニューだから大丈夫」
詩伍郎
「‥‥‥‥‥怒りたいこともあるしな」
たくっちスノー
「そっか、じゃあ俺は止めねぇ‥‥‥好きにやってください」
詩伍郎
「行くぞ!!」
詩伍郎達は世界を超え、あっという間に研究室に現れる
「驚いたな」
遼
「ノックぐらいしたらどうだ、お前ら」
詩伍郎
「よう、俺があいつの兄、坂東詩伍郎だ」
遼
「愛弓のか」
たくっちスノー
「単刀直入に言うぞ遼さんよ、音楽時代について」
遼
「フォルテニウムのことか?」
遼
「確かにフォルテニウムは仮面ライダーフォルテを形成する上で欠かさないものだ、私にも覚えがある」
遼
「だが、それが何か?」
詩伍郎
「‥‥‥‥愛弓の手紙だ、これは事実か?」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.156 )
- 日時: 2019/11/24 14:03
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: Umi1HurT)
- 参照: htt://
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私の大好きな兄ぃへ
最初に言っておく、ごめんなさい
私は兄ぃに対して沢山の嘘をついてきた
死んだと嘘をついたこと、殺し合いと言ったのに、躊躇いがあったこと、そして雄吾の事‥‥‥
私が死んだフリをしている間に、たくさんのことが分かった
あの男が開発したフォルテニウムなんだが、どうやら【仮面ライダー】として以外の使い道もあるらしい
フォルテニウムを体内に移植すれば爆発的な音楽の才能が芽生え、天才となることが出来る
つまり‥‥‥‥フォルテニウムを使えば誰でも音楽家になれる
ここからが本題だ、突然現れた音楽家達を襲い、検査してみたところ‥‥‥全員がフォルテニウムを移植されていた
この音楽時代は作り物だ、誰かが意図的に制作したのだ
調べていく内にその疑問は核心へと変わっていった、ある欠点があったのだ
フォルテニウムで得る音楽の才能はクラシックのみ、それ以外は何も出来ないんだ
だから奴は日本政府を音楽法で規制するように仕向けたんだ、フォルテニウムの存在がバレてしまえば音楽時代も終わりだからな
クラシックさえ残っていればいくらでも輝ける‥‥‥‥姑息な手だ
ここまで読んだ兄ぃは誰が元凶なんだと思っているだろう?
‥‥‥ここで嘘の話に繋がる
‥‥‥兄ぃ、私がついた一番最初の嘘は【夫婦】だ
実は私は結婚などしていない、子供もいないのだ
その男も本来は全く無縁な男だ
衣真雄吾は私の子ではない、全く別の存在だ
‥‥‥‥‥そして、最後にこれを言えば、もう分かるだろう?
背けないでくれ、これが現実であり真実なんだ‥‥‥‥しっかり見ていてくれ
‥‥‥‥こんなことを押し付けてごめんなさい、こんな私を恨んでくれ、兄ぃ
衣真雄吾は全身に134個もののフォルテニウムを移植している
【貴方の妹】
【坂東愛弓】
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たくっちスノー
「‥‥‥‥‥はぁ!!?雄吾があの二人の子供じゃない!?」
魔トリョーシカ
「‥‥‥‥まさか、つまり!!」
遼
「‥‥‥‥ハハハハハハ」
遼
「その通り、音楽時代を作り今の歴史を作ってきたのは‥‥‥‥雄吾、私の息子のフリをした‥‥‥悪魔だ」
【終曲】
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