二次創作小説(新・総合)
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- 仮面ライダーフォルテ(完結)
- 日時: 2019/11/24 15:46
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: nNn7ryut)
【フォルテはみんなの為に。】
メイドウィンinアベンジャーズプロジェクト始動。
初めて合作ではない自分個人の仮面ライダー小説を書きます、テーマは音楽!
美しき音と素敵なものを守るため、ヒーローが立ち上がる!
【注意】
この物語はフィクションです、登場する人物、団体、名称等は架空の物であり、実在するものとは関係ありません
仮面ライダー以外の版権キャラがこっそり出ることも………?
この小説は不定期更新です、気分によって多く上げたり少なく上げたりします
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.17 )
- 日時: 2019/09/22 07:18
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)
【第4曲】
「ノイズは続くよどこまでも」
フォルテ
「うっ!!」
フォルテは今、2つのノイザーと戦っていた………
コールノイザー
「リリリリリリリンッ!!」
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリっ!!!」
2つの騒音による輪唱が、フォルテを苦しめる
フォルテ
「うっ…………!!」
何故仮面ライダーフォルテは同時に2体もののノイザーを相手にしているのか。
それは今から1時間前に遡る
………
詩伍郎
「黒猫ぉ~は、路地裏を歩くぅ~♪」
詩伍郎
「表で、何も横切らないように~♪」
詩伍郎
「黒猫ぉ~は、空を見上げる~♪」
詩伍郎
「赤い、夕日を通り過ぎるように~♪」
詩伍郎は児童館でギターを引き、語るように綺麗に歌を歌う
詩伍郎はロックが大好きだが、時に子供のためにこういった歌を歌うこともあるのだ
詩伍郎
「ありがとう子供たち!おじさんの新曲【黒猫バラード】だよ!」
子供
「うわー、おじさん歌うまーい!」
職員
「詩伍郎さん、今日はありがとうございました」
詩伍郎
「いやいや、そちらのお子様に助けて貰ってね………恩返しのつもりです」
職員
「ここの子供達が?」
詩伍郎
「前に路上ライブをしてたら…………この子達が応援してますって、メッセージをくれたんですよ」
詩伍郎
「ほーら、今日はおじさんがお小遣いをあげちゃうぞー」
子供
「やったー!」
職員
「いえいえ、さすがにそこまでは…………たっ」
職員は気付く、詩伍郎が持っている泥まみれの小銭
子供達が一生懸命集めて、どこかに届けていった小銭達
詩伍郎
「これでジュースでも買いな」
職員
「どうして………?」
詩伍郎
「おじさん、小さな子供の貴重なお金を取るなんて出来ないよ」
詩伍郎
「いつかプロになって、俺がCDでも出す頃に………改めて、お金を貰います」
職員
「…………応援してます」
詩伍郎
「ありがとう」
雄吾
「………おじさん」
詩伍郎
「おっ、雄吾!」
雄吾
「おじさん、お客さんに歌を披露するって聞いてみれば、児童館の事だったんだ」
詩伍郎
「あれ?なんか期待させちゃったかな?」
雄吾
「いや、おじさんらしくていいや」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.18 )
- 日時: 2019/09/22 07:19
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)
雄吾
「おじさん、着々とファン増やしてるね」
詩伍郎
「おう、おじさんもお前の言う素敵なものが掴めた気がする」
雄吾
「………そうだね、おじさんがそう思うなら、きっとそうなんだよ」
詩伍郎
「なんだよー、引っかかる言い方するなぁもう」
雄吾
「いえ、それにしてもいいの?せっかく稼いだお金を返すなんて」
詩伍郎
「いいのいいの!」
詩伍郎
「俺は別にお金が欲しいからロックやってるわけじゃないし!」
雄吾
「ふーん………」
「うわぁーーっ!!」
「ぎゃーーっ!?」
雄吾
「っ!?」
詩伍郎
「今の声は!?」
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリっ!」
詩伍郎
「うげぇ!嫌な音だ!!まるで靴のマジックテープを剥がしているかのような………!!」
雄吾
「おじさん離れてて!変身!!」
【レッツレコード!】
【仮面ライダーフォルテ!】
フォルテ
「とりゃーーっ!!」
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリ!!!」
詩伍郎
「雄吾!」
フォルテ
「僕は大丈夫だから、おじさんは逃げて!」
詩伍郎
「あ、ああ!!」
詩伍郎
(…………早くこの事を知らせないと、まずは)
詩伍郎
(あの児童館だ!!)
詩伍郎は走る、さっきまで居た児童館へ向かって………
フォルテ
「くらえ!」ガシッ!
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリ!!!!!」
フォルテが放つ音符をクラッシュノイザーは握り潰し、紙を引き裂くように壊してしまう
フォルテ
「くっ、なんて厄介な!!」
フォルテ
「………それでもやってやる!」
【ド・ド・ド】
【フォルテッシシシシシシシシシシモインパクト】
フォルテ
「うりゃっ!!」
フォルテはとてつもなく大きな音を腕に装着し、クラッシュノイザーにパンチを叩き込む
クラッシュノイザー
「!!!」ドゴーン
クラッシュノイザーは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる
フォルテ
「…………さて、これをどこかに運び出さないと」
(リリリリリリリン)
フォルテ
「ん?」
フォルテ
「なんだこれは………なんで旧式電話の音が!?」
クラッシュノイザー
「!!」バッ!
フォルテ
「…………しまった、逃げられた!」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.19 )
- 日時: 2019/09/22 07:20
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: wlQvW/Iq)
詩伍郎はなんとか児童館に辿り着く
詩伍郎
「あ、愛咲さん!」
子供
「あ、おじさん!」
愛咲さん
「詩伍郎さん?どうしましたかそんなに慌てて」
詩伍郎
「大変です、この近くでアンノイズが送り出した化け物が現れました!」
愛咲さん
「…………えっ!?」
子供
「うわーー!!」
子供
「怖いよーー!!!」
愛咲さん
「み、みんな落ち着いて!」
子供
「お、おじさん!ヒーローはどうしたの!?頑張ってる!?」
詩伍郎
「あ、ああ!フォルテは今怪人と戦ってるんだ!」
子供
「やったー!」
詩伍郎
「………でも、ここは危険だから今すぐ避難をお願いします」
愛咲さん
「分かりました、詩伍郎さんも気をつけて!」
(りりりりりりりりん)
突如、児童館に電話音がなる
詩伍郎
「………ん?」
愛咲さん
「電話の音……?」
詩伍郎
「………それも結構昔の……それが、こっちに来ているのか!?」
子供
「………あっ!!先生危ない!!」
愛咲さん
「………えっ!?」
詩伍郎
「グッドだ!坊や!」
詩伍郎は子供の声に反応して愛咲に飛びかかり、ちょうど愛咲の近くにあった扉が倒されて怪物が飛び出す
コールノイザー
「りりりりりりりりリンっ!!!」
愛咲さん
「…………あ、アンノイズ…………」
子供
「ひ、ヒーローは!?ヒーローはどうしたの!?」
詩伍郎
「いや、違う……さっき俺が見たやつじゃない…………」
詩伍郎
「怪人は【2体】送り出されていたのか!?」
愛咲さん
「…………あ、あああ」
詩伍郎
「…………くっ!! 誰のか知らないけど、ちょっと借りるぞ!」
詩伍郎は近くにあったバットを手に取り、コールノイザーに向ける
愛咲さん
「む、無茶です!警察でも歯が立たないものを………」
詩伍郎
「だからなんだ!俺の後ろには………俺の歌を愛してくれた大事なファンがついてるんだ!」
詩伍郎
「歌手がファンにかっこ悪い姿を見せられるか!絶対に全員守る!!」
コールノイザー
「リリリリリリリン…………!!」
詩伍郎
「行くぞ!!化け物!!」
コールノイザー
「!!」ブーン!!
コールノイザーは肩についた受話器を外し、ムチのように構える
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.20 )
- 日時: 2019/09/22 07:21
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: wlQvW/Iq)
詩伍郎
「うりゃーーっ!!」
詩伍郎がバットを振るうが、コールノイザーの右腕に当たってへし折れてしまう
詩伍郎
「あっ、ごめん!!」
コールノイザー
「………!!」ビュンッ!!
詩伍郎
「イテッ!!」
詩伍郎は受話器の鞭を受け、軽く吹き飛ばされる
子供
「おじさん!!」
詩伍郎
(ぐっ………超痛え………げほっ、間違いなく骨が折れた)
詩伍郎
(フォルテは………雄吾はいっつもこんなすげぇ攻撃してくる奴と戦っていたのか)
コールノイザー
「リリリリリリリン!!」
コールノイザーが受話器のムチを振り回して、詩伍郎に………!!
愛咲さん
「あ………貴方は!」
子供
「ヒーローだ!!」
フォルテ
「ハアっ!!」
コールノイザー
「リン!!」
詩伍郎
「ゆ………フォルテ!!」
フォルテ
「旧式電話音なんておかしいと思ったら、やっぱり2体目の怪人が居たのか」
フォルテ
「うっ!!」
コールノイザー
「リリリリリリリンッ!!」
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリっ!!!」
2つの怪人の攻撃がフォルテを押し込む
クラッシュノイザー
「ベリベリベリベリ!!!」
詩伍郎
「………フォルテ、後ろ!!」
フォルテ
「分かってるよ!」
【ミ・ミ・ミ】
【ピアノ・ショック!】
フォルテ
「とりゃ!!」
クラッシュノイザー
「ッ!?」
フォルテ
(あっちのノイザーは満身創痍………なら、ピアノで音を弱めてしまえば、後はほっといてもいい)
フォルテ
「さて………僕の音楽を今回は特別に無料でご体験!」
フォルテ
「しっかり耳に焼き付けておいてください!」
【パート フィナーレ!】
子供
「おおおおーー!!」
【フォルツァンド・カンタービレ!!】
フォルテ
「はあああああーーっ!!」
フォルテのキックがコールノイザーを吹き飛ばし、クラッシュノイザーと激突し………爆発する
フォルテ
「フォルテはみんなのために!」
子供
「おおおおおおおーーー!!!」
詩伍郎
「………ははは、やっぱすげぇなぁ詩伍郎は、ああイテテ」
フォルテ
「………じゃあ、また!」
子供
「ありがとー!!」
- Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.21 )
- 日時: 2019/09/22 07:22
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: wlQvW/Iq)
詩伍郎
「…………よかったなぁ、みんな」
詩伍郎
「フォルテが、助けてくれたぞ」
愛咲さん
「詩伍郎さん………」
詩伍郎
「俺はこの通りダメだったよ、肩と子供の大切なバット折っちまったし」
詩伍郎
「カッコ悪いなぁ俺」
愛咲さん
「…………いいえ 」
愛咲さん
「もし貴方がここで数秒でも守っていなかったら、貴方がいなかったら」
愛咲さん
「貴方ではなく私や子供の骨が折れていたかもしれませんでした」
愛咲さん
「バットは壊れても代わりがありますが、貴方や子供達の代わりなんていません」
愛咲さん
「………守ってくれて、ありがとうございました」
子供
「おじさんありがとう!!」
詩伍郎
「…………ははっ」
詩伍郎
「ごめん、気遣ってくれるのは嬉しいけど救急車呼んでくれないかな………おじさん、今手が使えなくて………」
愛咲さん
「あっ、すみません!」
………
雄吾
「おじさん………大丈夫かな」
雄吾
「でも、これで素敵なものは掴めたはず………」
雄吾
「………もっと、頑張らないとな」
………
アンノイズのアジトにて
???
「ノイザーが2体でもダメだったと………」
???
「いい所までいってたんだけどねぇ」
???
「あの忌まわしい音の力が厄介だな」
???
「あの音楽に対抗出来る………例のブツは完成したか?」
???
「もちろん!実戦でも投入できるし、変身者の候補は見つかっている、ほら来て!」
???
「ん?」
「Heyバリバリ☆俺チャンすっげぇ音楽広めたい、それ使えば俺のジャンルバリバリ、OK?」
???
「これは………この時代によくこれだけの逸材が見つかったものだ」
???
「裏音楽のプロが見つかるなんてねー!はい、明日からこのベルトで頑張って!」
「WOW!マジイケてるマジではんパネェ、これで俺も超負けらんねぇ!」
???
「…………仮面ライダーフォルテよ、これで貴様も終わりだ」
???
「じゃあはい、変身しちゃって」
「オーケイ!レッツ、変身☆」
「存分に戦い、そして歌うがいい………」
「【仮面ノイザー】よ………」
………
【魔】
「今ここに、ライダーを超えるもの【仮面ノイザー】が誕生した」
【魔】
「さあ、果たして勝負の行方は……?」
【終曲】
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