二次創作小説(新・総合)

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仮面ライダーフォルテ(完結)
日時: 2019/11/24 15:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: nNn7ryut)

【フォルテはみんなの為に。】

メイドウィンinアベンジャーズプロジェクト始動。

初めて合作ではない自分個人の仮面ライダー小説を書きます、テーマは音楽!

美しき音と素敵なものを守るため、ヒーローが立ち上がる!

【注意】
この物語はフィクションです、登場する人物、団体、名称等は架空の物であり、実在するものとは関係ありません

仮面ライダー以外の版権キャラがこっそり出ることも………?

この小説は不定期更新です、気分によって多く上げたり少なく上げたりします

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.32 )
日時: 2019/09/24 23:18
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

【第7曲】
「音楽は継がれるもの」

雄吾
「おはよう」

カルマ
「おはようございます、朝食を作っておきました」

詩伍郎
「あ~!!腕が治ったァ!!」

雄吾
「おじさん、おはよう」

詩伍郎
「おはよ~!これでまたギターが弾ける!」

カルマ
「坊っちゃま、無視はいけません」

雄吾
「あ、ごめん」

‥‥‥

雄吾
「今日は学校休みだから、つきっきりでおじさんの手伝いするよ」

詩伍郎
「ありがとう雄吾!さ、歌うから聞いてくれ」

カルマ
「何をしているのですか?」

雄吾
「何って、おじさんは歌手志望なんだよ」

雄吾
「僕がそれを聞いて、テストしているんだ」

カルマ
「なるほど」

詩伍郎
「俺のロックを聴いてくれ~!!」

雄吾
「どうぞどうぞ~!」

‥‥‥

詩伍郎はギターを華麗に弾き、マイクを構え楽しそうに歌っていた

詩伍郎
「透明色の夢に愛を流し込めば~♪幸せが形になって君のマフラーになるのさ~♪」



カルマ
「ナシですね」(カーン!)

カルマは近くにあった鐘を1回鳴らす



詩伍郎
「えっ、そんな酷かった?俺?」

カルマ
「はい、メロディ自体は乱れもなく売りに出せるものですが、その分歌が余計になってしまいます」

詩伍郎
「俺の歌が蛇足ってこと?」

カルマ
「はい、音痴というわけではありません、歌詞や歌い方がジャンルとかけ離れているのです」

詩伍郎
「‥‥‥う、ロックじゃねぇってことか、もっと勉強しなきゃ」

カルマ
「しかし、なぜロックなのですか」

カルマ
「今の時代、ロックは好まれてませんよ」

詩伍郎
「んじゃあなにが好まれて‥‥‥‥‥」

と、その時インターホンが鳴る


詩伍郎
「はーい、お客さんか?」

詩伍郎
「どなたです?マスコミならお引取りを」


「あ、あの‥‥‥‥雄吾さん、居ますか?」

詩伍郎
「雄吾?雄吾の知り合い?」

「あ、いえあの‥‥‥」

雄吾
「いいよおじさん、開けて」

詩伍郎
「どうぞ」

詩伍郎が扉を開けると、雄吾より一回り小さい少年が現れる

詩伍郎
「小学生‥‥‥?」

「あ、あ、あ、あの!!衣真雄吾さんいらっしゃいますか!?」

雄吾
「あ、はい、何か?」


「う、わぁ!ほ、本物だ!」


詩伍郎
「あっ君!!確か児童館に居た宮田君!」

雄吾
「え、知り合い?」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.33 )
日時: 2019/09/24 23:19
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

詩伍郎
「紹介するよ、児童館にいた宮田勤くん」

雄吾
「おじさんのファン?」

詩伍郎
「まぁそんなものだね、何しに来たの?」

宮田
「あ、あの………雄吾さん、お願いがあります」

雄吾
「お願い?」

宮田
「………あの、貴方のような凄い人に頼むのは、へんと思うんですが、その」


雄吾
「何?」



宮田
「僕を弟子にしてくれませんか!?」

詩伍郎
「えっ」

雄吾
「えっ」

雄吾
「なにいぃぃぃぃーーー!?」

詩伍郎
「雄吾の弟子にいいいいい!!!?」

カルマ
「落ち着いてください」

………

宮田
「す、すみません、ダメですよねやっぱり、急な、その」

雄吾
「いや、待って」

詩伍郎
「一体どうして雄吾の弟子なんて?」

宮田
「………実は、今度学校で発表会があるんです」

雄吾
「発表会って、音楽の?」

宮田
「はい、それで僕がクラスの投票でピアノを弾くことになって………」

雄吾
「弾けばいいじゃない」

宮田
「分かんないんですよ!ピアノが!」

宮田
「教科書は何回も読んだし、こっそりピアノを弾いたりもしたけど、全然弾けないんです!」

雄吾
「だから僕に頼りに来たと?」

宮田
「…………は、はい」

詩伍郎
「うーん、どうする?」

雄吾
「試しに弾いてみてよ」

宮田
「はい」

ポローン ポロローン

雄吾は宮田をピアノのある部屋に案内し、軽く弾かせる

雄吾
「別にこれくらいでいい気もするけど」

宮田
「ダメなんです!ピアノは大事だから、もっと上手くならないと………他の皆は凄く綺麗に弾けるんです」

詩伍郎
「ハードル高いね君の学校」


雄吾
「…………うーん、分かった、じゃあ」

カルマ
「お待ちください、坊っちゃま」


カルマは雄吾の前に立ち、手を出す

宮田
「え?」

カルマ
「まさか、何も払わずピアノを教わるつもりですか?」

カルマ
「勉強する以上、それ相応の代金が必要となりますが」

詩伍郎
「ちょ、ちょいカルマさん!?」

詩伍郎
「相手は小学生だよ!?そんなあんまじゃない!?」

カルマ
「いいえ、タダでは出来ません、何か報酬となるものを」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.34 )
日時: 2019/09/24 23:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

宮田はしょんぼりした顔で雄吾の家から出ていった


詩伍郎
「………宮田くん、なんとかならないかなぁ」

雄吾
「僕も不安なんだよね」

詩伍郎
「あ、分かる?」

雄吾
「いやそうじゃなくて、僕、誰かに音楽を教えたことがないからさ」

詩伍郎
「え?」

雄吾
「ずっと弾きたいから、好きだから、素敵なものの為だからと一人で弾いてきた」

雄吾
「集まろうと思っても、自然と1人になってた」

雄吾
「そんな僕が、誰かを教えられるかな?」

詩伍郎
「…………」

カルマ
「雄吾坊っちゃま、覚悟を決めてください」

雄吾
「え?でも、もう」

カルマ
「彼はこんなことで諦めるような方ではありません、落ち込んではいましたがあの少年の瞳に諦めはありませんでした」


ピンポーン

「雄吾さん!雄吾さん!」

詩伍郎
「ま、まさか…………」


………

宮田は戻ってきた………袋を持って

袋の中にはくしゃくしゃのお札と小銭

宮田
「これ、何年も貯めてきた僕の貯金………これでも、3万円とちょっとしか、ないけど………これで、お願いします!」

雄吾
「ほんとに持ってきた…………」

カルマ
「………確かに頂きます、ピアノ室はあちらとなっております」

カルマは袋を取って扉を開ける

雄吾
「カルマさん!?」

カルマ
「今回の事は為になります、貴方にとっても彼にとっても」


カルマ
「2人分の勉強代として預からせていただきます」

雄吾
「…………う、こうなったらやるよ!僕も覚悟を決める!」

詩伍郎
「頑張ってな雄吾!おじさん頃合いを見て飲み物持ってくる!」

………

詩伍郎
「カルマさん」

カルマ
「はい」

詩伍郎
「君、まさかこの為に分かっててそんな真似を?」

カルマ
「坊っちゃまの為に尽くすのが私の役目ですから」

詩伍郎
「そっか、ありがとう」

………

雄吾
「まず、ピアノを弾く時はこうして………こう」ポロロロ

宮田
「あの、こうですかね?」ピロンピロン

雄吾
「うーん、なんか違うなぁ、もっとこうこんな」スソソソソソソ

宮田
「う、うわぁ!?………す、すごい動き!?」

雄吾
「………あっ、ごめん!自然とこうなっちゃって………」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.35 )
日時: 2019/09/24 23:20
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

宮田
「………ふぅ、ふぅ、だんだん音が良くなってきた」

雄吾
「おめでとう」パチパチ

詩伍郎
「おっ、やってるか~?」

雄吾
「おじさん、すごく上手くなったよ!」

詩伍郎
「へぇそれは良かった!発表会、上手くいくといい! 」

詩伍郎
「いや!絶対成功する!お前がここまで頑張ってきたんだからな!」

宮田
「はい!………あ、もうすぐ真っ暗になっちゃう」


宮田
「今日はありがとうございました、ありがとう雄吾さん」

雄吾
「ああ、今日はありがとう」


………

カルマ
「雄吾坊っちゃま」

カルマ
「貴方はいずれ歴史に名を残し、数多くの人間に知られる者となる………あなたのお父上はそう言ってました」

カルマ
「近い将来、貴方にはもっと沢山の人間が押し寄せてきます」

カルマ
「そうなる以上、貴方は人を教える事を覚えなくてはならないのです」

雄吾
「うん、分かったよ………」

詩伍郎
「お互い、いい勉強になったようで良かったじゃないか、俺も教えること勉強しなくちゃな」

カルマ
「…………詩伍郎さんに弟子なんてつくのでしょうか」

詩伍郎
「どういう意味!?」

……

そして発表会の日、保護者枠で詩伍郎と雄吾はこっそり参加していた


宮田
「…………♪~」

詩伍郎
「あの子、惚れ惚れするくらい上手くなってるな」

雄吾
「うん、良かった良かった」

雄吾
「これでもう大丈夫」

詩伍郎
「ああ、宮田くん………立派な音楽家になるんだぞ!」

雄吾
「………うん、これでまた素敵なものが増えていった!」

………

黒き預言者
「まず、一旦振り返ろう」

黒き預言者
「この時代を守る仮面ライダーの名はフォルテ」

黒き預言者
「その敵として現れたのがアンノイズ」

黒き預言者
「これに関しては間違いはないだろう」

T
「うん………実際、目立った歪みはまだ出ていないからね」

黒き預言者
「………と、なると我々はどうすれば」

T
「仮面ライダーは味方は大抵3人いるし、まだフォルテも次の力があるはずだ」


T
「それまでもう少し時間が掛かるはずだ、一旦見守ってみよう」

黒き預言者
「ああ………」

T
「………衣真雄吾、か」

T
「彼は一体何がしたいんだ?」

【終曲】

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.36 )
日時: 2019/09/24 23:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: deFTje6r)

【第8曲】
「メロディが語り告げる」

雄吾は遂に仮面ノイザーの事を報告した

雄吾
「アンノイズもフォルテと同等の力を持った戦士を作り出したようです」

政府の人間
「………前の警察襲撃事件の犯人がそんな力を持っていたとは」

政府の人間
「アンノイズ………我々が思うよりも強大な組織の可能性があるわけだ」

政府の人間
「それも仮面ライダーと同等………こちらも美しい音の旋律を強めておかなくては」

雄吾
「フォルテシステムのアップデートの件はどうなっています?」

政府の人間
「君、どこでそれを………まあいい」

政府の人間
「フォルテのアップデートは正直難航しているのだよ、この時点で完璧に近いものだったからね」

雄吾
「そうですか………」

政府の人間
「進展したら、また君を呼び出そう」


雄吾
「分かりました、失礼します」


…………

政府の人間
「ザワザワ」

政府の人間
「ザワザワザワ」

…………

雄吾
「仮面ノイザー………いつ出てくるかも分からないし、僕より強くなるかもしれない」


雄吾
「よし、こうなったら…………」


………

カルマ
「坊っちゃま、何故パソコンなんて使っているのです?」

雄吾
「……………調べているんだよ」

カルマ
「何を?」

雄吾
「なんでもいいでしょ!」


詩伍郎
「たっだいま~!」

雄吾
「あ、おじさんお帰りー」

詩伍郎
「お、雄吾!お前がパソコンなんて珍しい!なに探してるの?」

カルマ
「ほら、詩伍郎様もこう仰っております」

雄吾
「ぐぬぬ………ベルトだよ」

詩伍郎
「ベルト?」

雄吾
「いつだったっけ、チラシがあったでしょ?」

雄吾
「この度貴方に素敵なベルトをプレゼントしますってやつ」

詩伍郎
「…………ああー!来てた来てた!」

雄吾
「改めて回収して調べて見たけど、形がフォルテシステムと似ているんだよ」

カルマ
「フォルテシステム?」

雄吾
「フォルテの肉体を補う特殊技術だ、フォルテのスーツが内側から電波を流し、肉と骨を活性化させる。」

雄吾
「それによって人為を超えた力を生み出すんだ」

詩伍郎
「へー」

雄吾
「………フォルテシステムは日本政府が生み出した機密の技術だ、偶然と思いたいが………」


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