二次創作小説(新・総合)

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仮面ライダーフォルテ(完結)
日時: 2019/11/24 15:46
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: nNn7ryut)

【フォルテはみんなの為に。】

メイドウィンinアベンジャーズプロジェクト始動。

初めて合作ではない自分個人の仮面ライダー小説を書きます、テーマは音楽!

美しき音と素敵なものを守るため、ヒーローが立ち上がる!

【注意】
この物語はフィクションです、登場する人物、団体、名称等は架空の物であり、実在するものとは関係ありません

仮面ライダー以外の版権キャラがこっそり出ることも………?

この小説は不定期更新です、気分によって多く上げたり少なく上げたりします

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.7 )
日時: 2019/09/22 07:07
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: vi6NUfhD)

【第2曲】
「仮面ライダーには雑音が付きまとう」

雄吾が仮面ライダーと発覚した翌日のこと
詩伍郎の元には大量のマスコミが集まっていた

「仮面ライダーの少年との関係は!?」

詩伍郎
「叔父です、ちなみに彼の母親の兄です」

「少年の家族はどちらに!?」

詩伍郎
「あー、母はその、聞かないでください………父は今、海外に」

「少年は普段、どのような生活を?」

詩伍郎
「プライバシーに関わるような発言はちょっと困ります」

詩伍郎はこれもファンとの挨拶の練習とポジティブシンキングに考え、冷静に受け答えしていた

詩伍郎
(仮面ライダーって凄い人気なんだな………雄吾も大丈夫かな)

………

雄吾
「おはよう」

教師
「ああおはよう、仮面ライダーフォルテ、………いいや、雄吾君!」

雄吾
「先生、やめてくださいよ、いつも通りでいいです」


「でもさー、実際すげぇ事だよな」


「俺達の学校から天才どころか日本を守るヒーローが誕生してるんだから」


「そうねー、私もエリートになれたらヒーローになれるかしら」

雄吾
「そうでもないよ、僕は偉いからライダーになったんじゃない、なりたいからなったんだ」

教師
「ふむ、立派だ………今日は合唱コンクールに向けて練習だ!!」


……


「あのさ、雄吾」

雄吾
「何?」


「お前が天才なのってさ、そのベルトのおかげなんだろ?」

雄吾
「え?どうして?」


「…………ああ、いや、なんでもない、もしかしたらと思っただけだ、平凡なやつの淡い期待だよ」




「もし、街を守れるヒーローになれるんだったらなってみたいよ…………俺だって」

雄吾
「……………そういうものかな?」


「そういうものだよ、寝ても醒めても音楽なお前には分かんないと思うが」

雄吾
「ええ?僕だって音楽以外のことは考えるよ………」


「へぇ、例えば?」

雄吾
「お………菓子の事とか」


「歌詞のこと?ははっ、やっぱり音楽バカだ」

雄吾
「ち、違う!そういうことじゃなくて!」


「………雄吾」

雄吾
「何?」


「合唱コンクールはお前が頼りだ、俺達クラスメイトは足引っ張らないようにお前のアシストに専念するよ」

雄吾
「………そっか」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.8 )
日時: 2019/09/22 07:08
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)

雄吾
「ただいまー」

詩伍郎
「おかえり、はー疲れた」ゴクゴク

家に帰ると、詩伍郎はスポーツドリンクを飲んでくつろいでいた

雄吾
「どうしたのおじさん」

詩伍郎
「いやー、マスコミが雄吾についてしつこく聞いてくるものでね、応対するの大変だったよ」

雄吾
「えっ、大丈夫!?変なこと聞かれてない!?」

詩伍郎
「大丈夫大丈夫、俺もお前を育てている者としての責任がある」

雄吾
「………」

詩伍郎
「ていうか、こんなことで喉やられてちゃ歌手なんかなれないからな!見てろよ〜」

詩伍郎
「おーれの愛車はァ〜♪夜道が似合う交差点をぉ〜♪」

雄吾
「ははは、おじさんは相変わらずだ」

詩伍郎
「お前こそ大丈夫だったか?学校で変な奴に絡まれなかったか?」

雄吾
「変な人はいないよ………ああ、ただ」

詩伍郎
「ただ?」

雄吾
「僕が天才なのは、このベルトの力なんだろ?とは言われたよ」

雄吾
「この人は悪意がないことは分かってるんだけどね」

詩伍郎
「ふーん………まぁ、そうだよなぁ、実力がお前くらいになれば嫉妬くらい誰でもする」

雄吾
「そういうものかな?」

詩伍郎
「天才って、令和になっても原理がよく分からないからな」

詩伍郎
「天才はどうして天才なのか?類まれなる才能の秘訣はどこなのか?」

詩伍郎
「何事も理由付けが必要なんだよ、それがないのが天才だ」

雄吾
「なるほどねぇ」

詩伍郎
「でも俺は分かってる、どうして雄吾が音楽の天才なのか」



詩伍郎
「それは………お前が10年以上も必死に努力した、音楽が大好きな子だからだ」

雄吾
「………おじさん」

詩伍郎
「雄吾、お前は天才だから凄いんじゃない、才能を正しいことに使えているから凄いんだ」

詩伍郎
「愛弓も天国で喜んでいるはずだ」

雄吾
「………うん、きっとそうだ」

詩伍郎
「雄吾、ヒーローになるのもいいがこれはお前の人生だ、やりたいようにやればいいし、辛くなったらいつでも俺に言いな!」


詩伍郎
「俺はお前を信じてる!さて、風呂湧いたぞー」

詩伍郎は風呂に入るために浴室へと入っていき………雄吾はソファーに寝転がり、フォルテドライバーを持ち上げる


雄吾
「やりたいようにやればいい、僕はいつもそのつもりだよ」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.9 )
日時: 2019/09/22 07:09
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)

その翌日の事、教室はいつになくざわついていた

雄吾
「…………ふう」


「やぁやぁ、ヒーローの天才くん」

雄吾
「またそれかい?」


「いいよねぇ、ベルトさえあればそんな才能を手に入れるんだから」

雄吾
「…………どうしてそれを?」

昨日の男
「………わ、悪い、雄吾………俺がちょっと呟いてたのが聞こえてたみたいだ」

雄吾
「ええ?」


「俺にもそれ使わせてくれよぉ、そうすれば俺も合唱コンクールでお前みたいに歌えるようになるんだしさぁ」

昨日の男
「別にそのベルトのおかげと決まったわけじゃないだろ、やめてやれよ」

雄吾
「いいよ気にしなくて」

雄吾
「このベルトはたしかに凄い力を持つけど、別に使用者を天才にする力は持ってないよ」

雄吾
「そもそも日本政府は、これの変身者に相応しい存在として音楽の才能のある人を選んでいたわけだし」

教師
「そういうことだ!雄吾は日本政府に選ばれるほどの天才だからヒーローになれたのだ!お前達ももっと勉強しろ!」


「はーい…………ちぇっ」

昨日の男
「昨日はごめんな雄吾、俺ももっと頑張るから」

教師
「まずは体力作りだ!全員体操着に着替えなさい!」

雄吾
(…………やっぱり警察の前で変身するのはまずかったかな?)

………


言いがかり付けてきた男
「なんだよ………才能って………ベルト付けるだけでヒーローになれるくせに………」

言いがかり付けてきた男
「俺も………ベルトがあれば、悪いやつを倒したり、日本に認められる天才として………ん?」


今朝、雄吾に突っかかってきた男は体操服入れにベルトがはみ出しているのが見えた



「…………コレだ!!これさえあれば、俺は!!」

………

そして、体育の授業が終わって、着替えの時間になった時………流石の雄吾も違和感に気づいた

雄吾
「…………ベルトがない?」

昨日の男
「えっ!?それまずくないか!?」

雄吾
「おかしいなぁ、ちゃんと入れたのに」

教師
「雄吾、〇〇を見ていないか?」

雄吾
「え?知りませんけど何か?」

教師
「あいつ、授業が終わったあとすぐ飛び出して行ってな」

昨日の男
「おいおい…………何してるんだあいつは」

と、その時………またテレビが勝手について美しい警報を鳴らす


【臨時ニュースです、街………(ザザっ)騒音ザザザッ

雄吾
「アンノイズ……!?どうすれば!!」

昨日の男
「おい見ろ雄吾!テレビテレビ!!」

雄吾
「………え?」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.10 )
日時: 2019/09/22 07:10
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)

警察は一足先に怪物を包囲し、メロディガンで牽制していた

今回の敵は全身に針が飛び出しており、左肩には巨大な歯のような物が刺さっていた

スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」


「うげっ、ドリル…………僕歯医者嫌いなんだよなぁ、痛いし」

「そんなこと言ってる場合か!メロディガン構え!」

「撃てーー!!」

ポロローン ポロローン
まるでハープを弾いているような静かで美しい音色が、怪物を襲うが………相変わらず効いている様子がない


スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」


スパイラルノイザーの触手のように細いドリルが警備隊のバリケードをこじ開け、一気に飛び出してくる


「ま、まずい!!包囲網破られます!!」





「そこまでだ!」


…………と、そんな時、先程の少年が飛び出す
………フォルテドライバーを構えて


「………だ、誰だ!?昨日の少年と違うぞ!?」

「下がれ!」


「今日は俺がヒーローをやる番だ!」

【フォルテドライバ〜♪】

【ソ・ファ・レ〜】


「よし、変し………」

【カーーン!!】

男がミニピアノをフォルテドライバーに差し込むが、某喉自慢の鐘の音が鳴り、弾き飛ばされる

【もう一度お願いします】


「………あれ?」

【ド・ラ・シ〜♪】

【カーン!!】

【もう一度お願いします】


「なんで変身できない!?」

スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」


「ああああああああぁぁぁ!!!!」


スパイラルノイザーの細長いドリルが男の手を貫き、男は悶えながら暴れ回る



「痛い!!痛い助けて!!」



雄吾
「何やっているんだ!!」


「ああああああああぁぁぁ!!!血が出ているよぉ!!助けてええええ!!!」



雄吾
「…………何も出来ない僕を許してくれ!」

「何やってるんだ、早くこっちに!」


【レ・ミ・ファ〜】

【Kamen Rider】

雄吾
「変身!」

【レッツ レコード!】

【シンフォニー・イン・フォルテッシモ!】

【仮面ライダーフォルテ!】



フォルテ
「今より奏でるは、悪しき音への鎮魂歌!仮面ライダーフォルテ!!」


スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」

Re: 仮面ライダーフォルテ ( No.11 )
日時: 2019/09/22 07:11
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: e/ZG7OkK)

怪我をした男は警察に取り押さえられ、救急車に乗せられていく


「あが………な、なんで?」


スパイラルノイザー
「キュイイイイインンンッ!!!」

フォルテ
「おっと…………ドリルか!厄介な音を出す上に危険だ」

フォルテ
「なら、これで!」

【シ・ミ・ファ】

【カルマートグ】

フォルテ
「たあっ!!」

フォルテがフォルテドライバーと合体した鍵盤を鳴らすと、五線譜から銃が生まれ、引き金を引くと音符が飛び出し、スパイラルノイザーを怯ませる

警察
「す、凄い!我々のメロディガンより威力は上だ!」

フォルテ
「一撃で鎮める!」

【パート・フィナーレ!】


【カルマートグ・フォルテッシシモ!】


フォルテ
「くらえええええええええ!!!」


スパイラルノイザー
「チュイイイイインッ!!!」ドカーン


スパイラルノイザーは五線譜に弾丸として流れた音符を浴びて爆発した


フォルテ
「…………よし!」


…………

変身を解いた雄吾はすぐに男が搬送された病院に向かった


「な、なんで変身できなかったんだ………?」

雄吾
「フォルテドライバーの変身テーマは【レ・ミ・ファ】だよ、それ以外では起動キーが開かない」


「そうだったのか」

雄吾
「それだけじゃない」


「え?」

雄吾
「これらの音符をタイミングよく、音が歪まないように正確に押さなくてはならない」

雄吾
「少しでもリズムと音程、タイミングがズレれば……フォルテドライバーは認めない」


「…………そ、そんな」

雄吾
「………このベルトは簡単に使えるものじゃない、僕も置き場所に問題はあったが………勝手に持ち出すなんて」


「お、俺の手が………もう、これじゃ、演奏できない、退学確定だ…………」


雄吾
「………僕には、どうすることもできない」


雄吾
「次はベルトを外さないようにするよ、ごめん」


………

教師
「残念なお知らせだが、〇〇は転校する事になった」


「まあ当然よね、雄吾のベルト奪って勝手に怪我したんだから」


「ちょっ、そんな言い方はないだろうクラスメイトに」


雄吾
「…………」


…………

T
【………‥アンノイズ、綺麗な音を嫌う者達】


T
【彼らの狙いは一体‥‥‥?】

【終曲】


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