二次創作小説(紙ほか)
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- 魔天使マテリアル 〜闇を詠う少女〜無限で更新停止します。
- 日時: 2014/01/13 14:59
- 名前: 紫如月 (ID: qdhAso1A)
- プロフ: http://livedoor.blogimg.jp/matenshi_material/imgs/0/d/0db5a2bd.jpg
初めまして でしょうか? 紫如月です。名前変更によって 楓七とか月琉とか遥瓶だったりしますが…。
これは 筆 藤咲あゆなの 魔天使マテリアルの二次作になります。
——
題名変更 >>225
登場人物 >>226
目次 ф第一章ф >>254
——
古き日の記憶 >>288
——
第二章
悪魔結成団 >>248
ぜひご覧ください↑
——————
ワールドプロローグ
Ⅰ 夢の歌唄
Ⅱ 空の歌唄
Ⅲ 奏の歌唄
プロローグ 環状線 >>2
−−−−
ワールドエピローグ
Ⅰ 死に間際 >>424
Ⅱ
Ⅲ
エピローグ
※第二章については また今度追加 汗 あまりのコンピューター不器用さに 折れました。
11月 5.6.7は居ないのでその分更新します
- Re: 魔天使マテリアル 〜秋時雨の降る夜〜 ( No.293 )
- 日時: 2013/09/05 12:40
- 名前: 楓七 ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
おう 今日は休んでる((だから 更新がこんな時間なワケで。。
更新 ありませーん。
- Re: 魔天使マテリアル 〜秋時雨の降る夜〜 ( No.294 )
- 日時: 2013/09/05 17:01
- 名前: マヤ ◆JOeAe9o.uY (ID: O59cZMDb)
オッケー♪りょーかい♪
- Re: 魔天使マテリアル 〜秋時雨の降る夜〜 ( No.295 )
- 日時: 2013/09/06 21:14
- 名前: 楓七 ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
- プロフ: マヤ≫頑張ってるなー小説
『夢見星伝説』 〜心は闇に委ねて〜
嫌だ…。
だんだんと 手を差し伸べてくれなくなる
だんだんと離れていく
透き通った 綺麗なガラス玉が落ちていく。
「そんな…」
その光景はみすぼらしい。
落ちてしまう最後の一秒 零点五秒 零点一秒 零点零零一秒だって 見逃さない。
全てがスローモーションに見える。
足がすくむ 腰が抜ける 心が割れてしまって前が向けない。
私のこれを使わなくては
嫌だ。
私はこんなもの 使いたくない。
こんな
————破魔の笛————
という アーティファクトなんて 触りたくもない。
でも これを使わなくては いま使わなければ ガラス玉は元に戻せなくて。
嫌だ。
触りたくもない。
壊したい。
破魔の力なんて消えてしまえばいいのに。
早く消えろっ…。
こんな力を持っているからこうなるんだ。
仲間なんているからこうなるんだ。
助けなんて来るわけない。
これに負けるんだ。
いまここで
いまここが…私の。
死ぬ場所になってしまう
そんなことはないと思ってた。
いままでどおりになんとかなるって。
助けがくるって そう思ってた 頼ってた。
でも 来なかった。 自分の胸が最後まで貫かれるまでに あと10秒もない。
その間に助けはこない。
助けなんていない。
この笛を吹いておかなければ なかまは死ぬ。
私を仲間と思ってくれてもいなかった 仮の仲間が
私を疎ましく思っていた 私の 仮の一番の存在が
涙も出ない
笛を吹いたところで人生一つが 変わるのに。
笛を吹けば ここにいる全員の人生一つが 変わってくれるのに。
「破魔…破魔の力が必要だ…。」
今の私は 今すぐに 破魔の力なんて捨てて
破光の力を手に入れる。
闇に身体をゆだねて
闇にすべてをゆだねる
そんな存在になって 闇に溶け込んでいくのだ。
いま破魔の笛を吹けば 変わるのに。 状況は一転するのに。
私は光になれるのに。
それが出来なかった———……。
ただ一つだけのことが できなかった。
破魔の笛は 仮の姉弟に手を叩かれ落とされて
鈍い音を立てて 破魔の笛の敏感な部分が 割れて
(これで いいんだ。 二度と破魔の笛は 吹かなくていいんだ)
そう思って 心を闇にゆだね…。
ふわりと 風に乗せて
「闇よ 私に命をゆだね」
闇は 私のすぐ目の前まで下りてきて
やった これで 闇に転じられる!
そう 闇の階段を登ろうとすると、黒い手に 連れて行かれる。
( 闇の手ね ありがとう 私を闇まで完全に連れて行ってくれる)
そう思った時に、下から 手があらわれて
茶色い ガシッと掴んだ 土の手は 静かに 自分を引き戻して行く。
(嫌だ 私は光になんてなりたくない)
叫んでもムダ。
そう 分かってる
くすんでいく 黒い闇の出口に さよならを告げて 光へ連れ戻されていく
私は 光に心をゆだねることはできない・・・。それでも
- Re: 魔天使マテリアル 〜秋時雨の降る夜〜 ( No.296 )
- 日時: 2013/09/06 21:35
- 名前: 楓七 ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
- プロフ: マヤ≫頑張ってるなー小説
☆彡——夢見星伝説——☆ミ
第一章 くすんでいく仮記憶
*Ⅰ話 「闇に願いを」
・心は闇に委ねて >>295
・私の夢は闇に入れて >>297
・闇の落とし穴に入って
- Re: 魔天使マテリアル 〜秋時雨の降る夜〜 ( No.297 )
- 日時: 2013/09/06 21:32
- 名前: 楓七 ◆AoQvVmjntM (ID: Ouicm1PF)
☆ミ夢見星伝説☆彡 私の夢は闇に入れて
すぐ横で鈴がなる。
「おめでとうございますっ!!」
「王妃さま!!」
「おめでとうございまーす!!」
あちこちから飛び交った 喜びの声。
これで 三回目
今回は二人だから 喜びも一層深まる。
「新しい王子様 王女様が生まれたぞー!!」
「よっしゃー!」
上級悪魔が 喜ぶ。
ホコリ一つない 綺麗な 清潔な 絨毯 家具 空気
全てが 綺麗なのに
何かが足りない。
陽だまりというものが…。
ホコリなんてひとつなくて 満足できる場所なのに。
何かが足りない 何かが…。
苦しい。胸が痛い 何かが足りなくて 自分は 何かが欲しくて甘えていて
「ごめんね ———」
少女の足がすうっと真っ黒になり、次第に白くなっていく。
白くなった部分から 人間界へ移動しているのだ。
人間界の 知っている場所へ行くの。
ここは 中央公園ね
じゃあ 右に行けば ——の家だから。
(でも やっぱり)
——には、秘密にして出てきたのだから。
こっそり会うべく。存在
こういう時は 公衆電話
公衆電話なんていまどきないが…。
——を抱いたまま、走る。
小走りに。
——・——・——
唯一 暗記している ——の電話番号
変わっているかもしれない ということなど考えない。
「もしもし」
ドキドキする。 なんて言われるのだろうか。
「もしもし…どちら様ですか?」
「私は —— ——です。」
ストレートにそう 答えると、——はビックリして
「——さん……なんですかっ?!」
「そう・・・よ どこかで話せないかしら。そうね・・・、緑の綺麗な、中央公園の西川の河川敷で」
特別 川の流れが速く、少し危ないので 西川に近づく者はすくないのだ。
それを えらんだ。
「分かりました。すぐに行きます。」
少し迷った様子になった——だったけど、来てくれた。
「よかった…。」
電話を切る。
「よかったね。 —— あなたも いいところで 育ってね」
——は 静かに ——を見て
あなただけは 目覚めないでほしい
あんな力に・・・。
でも それがない限り 悪魔は倒せない・・・・。
それはわかっているけれど きっと誰かから 覚醒遺伝で出る。
そう思って・・・。
「——!!」
「ちょっと ——!!」
思いがけなさすぎる あんなヤツに会うなんて。
この子だけは見せたくない。
——を胸に隠して、そいつをにらんだ。
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