二次創作小説(紙ほか)

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魔天使マテリアル 〜闇を詠う少女〜無限で更新停止します。
日時: 2014/01/13 14:59
名前: 紫如月 (ID: qdhAso1A)
プロフ: http://livedoor.blogimg.jp/matenshi_material/imgs/0/d/0db5a2bd.jpg

初めまして でしょうか? 紫如月です。名前変更によって 楓七とか月琉とか遥瓶だったりしますが…。

これは 筆 藤咲あゆなの 魔天使マテリアルの二次作になります。
——
題名変更 >>225
登場人物 >>226

目次  ф第一章ф >>254
——
古き日の記憶 >>288
——
第二章 


悪魔結成団 >>248

ぜひご覧ください↑

——————
ワールドプロローグ 

Ⅰ 夢の歌唄
Ⅱ 空の歌唄
Ⅲ 奏の歌唄

プロローグ  環状線  >>2
−−−−
ワールドエピローグ 

Ⅰ 死に間際 >>424



エピローグ



※第二章については また今度追加 汗 あまりのコンピューター不器用さに 折れました。

11月 5.6.7は居ないのでその分更新します

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・金色の欠片(こんじきのかけら) ( No.168 )
日時: 2013/08/10 15:40
名前: マヤ (ID: O59cZMDb)

うわああ〜破光?どんなのかわからんけどめっちゃ強そう…。

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・金色の欠片(こんじきのかけら) ( No.169 )
日時: 2013/08/10 16:32
名前: かえな (ID: Ouicm1PF)

うーん。

紗綾は  `魔を破滅に追いやる、から「破魔」だと思っているから
真綾は  `光も魔もどちらも味方、から「光魔」だと思うし、
優綾は  `光を破滅に追いやる、から「破光」だと思うんだよね。

こう考えると 真綾は「光も闇も」両方掛け持ちしているから可哀想と言えば可哀想かな
——
【光と闇】

「ふうん レイヤ まだ一人隠してるんじゃないの?」
ユウヤが言った。
「ユウヤ・・・」
「呼び捨てはやめてほしいね。で?レイヤ」
「なっ あいつを言うわけには!!」
「言わないとどうにもならないけど?」
「くっ……」
「ディエリ・・」
『ディエリ?!』
翔翼鳴神が一斉に驚く。

「あいつは僕らの…父のいとこ・・なんだ」
「悪魔にイトコなんているのか?」
徹平は 峻平と日平を思い出しつつ(稲城家物語を見てくださいね♪)、苦笑いした。

「失礼ですね。そうなんですか……。」
しんみりと志穂がたしなめて同情する。

「静かにしてほしいわね。」
スラリとした少女が前に出てくる。

サーヤの姉とは言うが 顔はさっぱりだ。
それに反して マーヤをよく見ると 面影はマーヤそっくり。
ユアヤは父親似なのだろうか。

「聞きなさい。破光の音色を。」

音ではないのだけど 破魔の笛の綺麗な音色とは違って、空気を暗く重くそして 苦しめるような つんざくような音色が響く。

「うっうおお!!」
「なんなんだ・・」
「なんでしょう?」
「苦し!」
「苦しい」
「ユアヤ 笛を吹くのをやめろ」

徹平・鳴神・志穂・翔・翼・レイヤはいっせいにうめく。

「や、やめて・・・」
マテリアルたちの上から どこかで聞いたことあるような声がする。

志穂たちには 遠くに聞こえるけど。

ザザザッ———。

鈍い音がして 


「きゃ、きゃあああ!!」

誰かの声がして

レイヤが動き出して

誰かが落ちてきて

誰かが受け止めて

誰かが 誰かが

誰かが——。

そこで志穂の意識は途絶え 誰かの腕に横抱きにされるように自然に地面へと落ちて行った・・・・。

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・金色の欠片(こんじきのかけら) ( No.170 )
日時: 2013/08/10 16:50
名前: かえな (ID: Ouicm1PF)

【空に問う少女】

≪お兄ちゃん わたしを体に戻して。わたしなら大丈夫。 わたしの力は光魔よ。 嫌な理由だけど 日守の光の力を 大きく引いているわけじゃないわ。 ユウヤ兄ちゃんが 苦しんでい無いように 私も苦しまずに攻撃することができるわ≫

「わかった。」
すぐ目上には 紗綾

よくわからないけれど サーヤ

「ふん 生意気なまねをするから。」
紗綾のその奥に紗綾を突き落したような人物が顔をのぞかせた。


「ぼくはユウヤだ。ぼくはもうサーヤの言うことなんて聞かない。元から闇の血を強く引く ユアヤとつきあえばよかったんだ。」

いつの間にか 崖の上にユウヤが立っている。
「お、おまえ!!」

「このサーヤは本物だよ。気にしないでくれ。目を覚ましたら破魔の笛を吹かせるがいい。目を覚ましたら すべてのことを聞けばいい。そうだろう?」

「———おまえ 闇に封じ込めたんじゃないだろうな?」
「悪いが サーヤは封じ込めたつもりはないよ。その代りユアヤはとらせていただく。」
「ああ、問題ない。 あいつは僕は嫌いだ。」

破光の笛の音はここはしない。

「ふーん。その言葉忘れるんじゃないぞ。」

これで 日守5きょうだいがそろった。
——
その時 だった。レイヤ以外のマテリアルは…。
「ぃ、ぃぉっび・・・」(し、しほっち・・・)
徹平の声ももう声にならないようだ。

志穂は倒れ、鳴神はもう倒れる寸前で 徹平はひざだけついて、翔と翼はやっとのことで立ち上がってふらふらしている。

「この笛はマテリアルを苦しめるの。私は笛だけで世界を支配できるの。」
真っ暗闇の目

呆然とした目

「人間っておろかだよね。私はこんなおろかな人間に生まれなければよかったわ」

ピー——————ッ!!!

下手な人がリコーダーを拭いたような音がいっせいにして。

「あぁ・・・・」
鳴神は倒れ、徹平も倒れ 翔も倒れ、翼も倒れ

レイヤは後ろから狙った

「光よ 闇を貫く・・「闇よ 見えざる手となれ」

後ろを見るとそうはさせない と つぶやきたように ユウヤの口元が笑って。

紗綾を胸に抱いて 崩れ落ちる。

≪レイヤ兄ちゃん!呪文!!≫

マーヤが悲鳴のように叫んだ。

「光よ 黒き石から甦ろ」
ずっと昔に言った 黒きペンダントに封じ込める 光よ 黒き石に封ぜよという魔法と反対のことを


最後の声を振り絞っていった。

倒れるマテリアルの前で、光魔の力を持つ マーヤが動き出した。

「私の身体をこんなに傷つけて。まあいいわ。 光魔よ 闇を貫く鋭き矢となれ!!!」

大声で 空に問いかけるように マーヤは言った。


もう 羽ばたきたい。

白い翼がほしかった。

黒い翼なんていらなかった。


ずっと一緒にいたかった。

家族と平和していたかった。

父が魔王じゃなければよかったのに。

全ての感情をぶつけるように 空に問う。

もう 嫌だよ。

≫まだやるべきことがあるはずです。

そんなの ない。

≫あなたが生きていてよかったと思うことが必ずある・・。

じゃあ 私は 光と闇 どちらの味方なの?

≫それは言えませんが 一歩踏み間違えれば……。

それ以上 空が答えてくれることはなくて。

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・羽ばたく光 ( No.171 )
日時: 2013/08/10 17:07
名前: かえな (ID: Ouicm1PF)

出来る時に 大量更新 それが私の・・。

わたしの本名が あだ名としてこの話に出ます。さやです。(言ってるし!)
さや姉ちゃんと書くところは 書きたくなくなりました。(笑)
——
【風の海】

「マーヤは引っ込んでてよ!私の場所よ ここは。」

「ユア姉ちゃんはそんなにいやな人だった? 妹の仲間を傷つける人だった?」

うすうす聞こえる声に 志穂は 意識をひそめて倒れているつもりをしていた。
さきほど マーヤが光の矢を出すところを見て、驚く。
それと同時に いい人だったという思いも 少し膨れ上がって。

「——…ちがうわよ。マーヤが変な風に変わっただけ「違うわ!!ユアお姉ちゃんがおかしくなっちゃったのよ。」

「私の力は 破光 光なんて破滅に追い払うんだから!マーヤは引っ込んでいてよ。」

「そんなにサーヤお姉ちゃんのこと嫌い?」
「そういうこと言わないでくれる?私はその顔が嫌いだわ。 アヤカ似なんていやだ。」

「ひどい。私だって魔王の顔で過ごしたくはなかったわ」
(・・これは 姉妹喧嘩ですよね。止めたほうがいいのでしょうか)
「風よ 魔を切り裂く刃となれ」
寝返りを打つように そっちに体を向けて力を発動させる。

刃を自分で自由自在に動かして マーヤに当たらないように仕向ける。

「きゃ、きゃあ!」
「光魔よ 闇を断つ剣となれ!」

(わけがわからない・・)
もう 持たない意識。

朦朧としてくる 想い


信じたくないけれど 悪魔が5人いるように見えてしまって……。

「もう 嫌。ユウヤ 行くわよ。」
「そうだな。」

二人は呪文を唱えて すぐに魔界へ飛び去った。
「レイ兄ちゃん!」

マーヤは なぜかわからないけれど ユウヤとユアヤが消えたのをいい合図に、レイヤに近づく

「サヤ姉ちゃん…」

「起きてよ。光よ 眩き輝きとなれ」

サーヤが ゆっくりと目を開ける。

レイヤを揺すって起こす。

(わたしたちも きょうだいとして 素直に過ごせればいいのに)

公園の前をこちらも見ずに素通りしていく おんなのこの姉妹を見て、マーヤはいたたまれなくなった。

Re: 魔天使マテリアル 黑の悪魔石・羽ばたく光 ( No.172 )
日時: 2013/08/10 17:19
名前: 楓七 (ID: Ouicm1PF)

少し遅れて 舞い散る光のエピローグです。


エピ ですよ? エピ
——
舞い散る光 エピローグ

ずっと一緒にいたかった。

暗闇の中で光る 君 と

ずっと一緒にいたよ。

暗闇の中で笑う 君 と

わたしが一緒にいたかったのは 光の君で 闇の君は嫌いだよ。

私は闇 あなたは光

自分を犠牲にしても 自分は 闇 あなたは光

さわやかに 自分が「光」に転じた時に わたしは静かに帰る。


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