二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【真選組動乱編】 ( No.283 )
日時: 2014/01/28 16:50
名前: Sora (ID: Ku3ByRAK)




夕凪「松にそんなこというのは八雲君と栄蓮隊長だけだよ」
松菊「うぅ……今回超泣ける……」

今回栄蓮……かっこいいズバ抜けてヤバイ………
八雲君もピンチに駆けつけるし………
それに加えてこの二人の思いやりのなさ……

夕凪「誰のせいだろうね」
松菊「ってか夕凪暗い&怖い話無理だよな」
夕凪「ん?カエル欲しいの?」
松菊「どっからそんな話が!?」
夕凪「駄作者もいつまで泣いてるわけ?」

良い話しすぎるぅぅ!!

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【真選組動乱編】 ( No.284 )
日時: 2014/01/28 21:00
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: PtJSydhi)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11758972044.html


 ベン、ベンベン、と心地よいリズムが夜の河川に響き渡る。
 船の中。布団に寝かせた晴香の傍で、高杉と万斉は二人語り合う。


 114訓 終わりよければ全て良し


「…そうかい。伊東は死に、真選組が生き残ったか。
 存外まだまだ幕府も丈夫じゃねーか」


 窓辺に腰掛けて高杉はどこか冷たく、静かに言った。
 そして向かいに座っている万斉に目をやる。


「いや…伊東がもろかったのか。それとも万斉、お前が弱かったのか」

「…元々今回の仕事は真選組の目を幕府中央から引き離すのが目的。
 “春雨”が無事密航し、中央との密約が成ったとなれば戦闘の必要もなし。
 牽制の意は果たしたでござる」

「…俺ァ真選組を潰すつもりでいけといったはずだ」

「何事にも重要なのはノリとリズムでござる。
 …これを欠けば何事もうまくいかぬ。ノれぬとあらば即座に引くが拙者のやり方」


 立ち上がり部屋を去ろうとする万斉に、高杉は“万斉”とその名を呼んだ。


「…俺の歌にはノれねーか」
「……。白夜叉が…俺の護るものは今も昔も何一つ変わらん…と。
 晋助…何かわかるか?」

「……」

「最後まで聞きたくなってしまったでござるよ。
 奴らの歌に聞きほれた拙者の負けでござる」


 フン、と高杉は鼻であしらう。万斉はふと高杉を見た。


「晴香はそれなりの傷を負っているらしいが…。
 …三日程で目を覚ますらしいでござるよ」
「…そうか。分ァった」


 パタン、と部屋を出て行った万斉。
 高杉はこんこんと眠る晴香の傍に腰掛け、その顔をじっと見つめた。


「…なァ、晴香よォ」


 ——…テメェは俺の歌にノってくれっか?

 そう囁くと、眠る晴香に届けと言わんばかりに、心地よい音を再び奏で始めた。 


 —


「ナームアーミダーブブー。ナームアーミダーブブーッ」


 …いや、泣けないよ。どうやって泣けと言うんだよ。
 葬式のはずなのに何これ? ブブーッっつってるよ? 

「……。…八雲、これお葬式だよね。ザキと三番隊隊士の」
「…そっスね」
「…イヤ、まず遺影からおかしくね?」


 なんでとっつぁんの犬の遺影が一番おっきいの?
 なんでザキはその十分の一くらいの小さい遺影なの?
 でもってなんでミロ(飲み物)が置かれてんの? ザキ好きだったのアレ?


「バカヤロォォォ! 年寄りより先にいっちまいやがってェェェ!」
「「!」」


 と…とっつぁん…ッ! そんなにザキや隊士のことを…ッ!!
 あ、雰囲気出てきた…ヤベェェェ泣きそォォォォ…!


「俺ァなァ…お前のこと本当の息子のように思ってッ…うぐっ…!
 っプー助ェェェェェ!! 俺を置いていかないでくれェェェェェェ!!」


 犬かよォォォォォォォォォォォッ! 犬なのかよォォォォォォォッ!
 プー助ェェェェ天国でお幸せにィィィィィ!


 つか葬式ってこんな泣けないものだっけか?
 あとちょっとで泣けそうなのに泣けねェェェっていう感覚味わうものだっけ?


「…そいや隊長。アンタあの刀の意味知ってたんスか?」
「…ん…?」
「だからその…白花を女性から男性に渡すことの意味」
「………」


 …実は近藤さんからひっそり教えてもらったり。
 イヤ自分があまりにも無知すぎてね。


「…さーァね」
「あ、なんスかソレェ。教えてくださいよ」
「なーいしょ」
「ケチ。…アレ? つか隊長、刀は?」
「白花?」
「えぇ」


 白花はねェ…。うーんとねェ…。そのねェ…。


「…折れた」
「……は?」
「いや…鞘におさめようと持ち上げたら、こう…バキンッと」


 笑いつつもダバダバと涙がでるゥゥゥ…!
 ポカーンと八雲は呆気にとられた後、フッと微笑んで。


「…持っていっちゃったんスね。伊東さんが」
「ん?」
「きっと…刀に込められたメッセージが嬉しかったんスよ」


 “だから剣ごと折って、己だけの隊長からの言葉にしたんじゃないんスか?”

 …とかなんとかいう八雲。何ソレ、ロマンチスト?
 

「…にしても人が良いっスね、アンタも。あんだけひでェ事言われたしやられたのに。
 最後はちゃーんと刀まで送って死に際見届けるなんて。態度急変ッスよ」

「いや…やられた時はそりゃこう…イラァッとしたよ?
 でも…その、仲間だし。刀を私のためにわざわざ白花を調達してくれたのも聞いてたし…」

「……ま、アンタらしーや」


 そういう八雲もボロボロなんですよ、皆さん。

 もとから腹やられてたのにさらにやられてるし。
 切り傷ヤバイし抉り傷ヤバイし包帯だらけだし。


「…でもね、八雲。…もうザキは戻ってこないんだ」
「……」
「っ隊士三名も…やられたん、だよね…」


 グ…ッ! なななっ、泣きそうじゃァァァ…!
 …私がもっとしっかりしてたら…みんなを…、


「それに…兄さんも、っ兄さんも…戻ってこない」
「…隊長…」
「責任感じてんのかな…」
「…………」


 …情けない妹だなァ。…何にもしてあげられなかった。
 何にも…これっぽっちも、支えになれなかった。


「アンタはちゃんとあの人の支えになってましたよ」
「……へ?」


 読心っすか。読心っすか八雲クン。


「アンタがいたからこそあの人は幾度か目覚めることができたんだ。
 アンタがいたからこそピンチの時あの人は護られたんだ。
 …立派な妹じゃないっスか」

「八雲…」


 そういえば、八雲は…晴香さんとどうだったんだろ…。
 …うん。あんまり…聞かない方がいいのかな。

 でも…いつの日にかは。


「それにね、隊長。アンタが思ってるような事にはならないッスよ」
「へぃ…?」



 ——ドゴォォォオォォオンッ!

 
 なんですかァァァいきなりの爆発ゥゥゥゥゥゥゥ?!
 って白装束着たザキが足元にィィィィィ!


「ザキィィィ化けて出たのかァァァァァァ!」
「栄蓮隊長ォォォご無事で——」

「局中法度十二条、マガジン以外の漫画、局内で読む事なかれ」


「「「!」」」


 …この声…。


「局中法度十七条、会議及び重要な式典の際は携帯の電源を切るべし。
 局中法度四十五条、死してなお化けて出る事なかれ。武士たる者潔く成仏すべし」

「……っ」

「てめーら全員士道不覚悟で切腹だァァァァァァァァァァ!!!!」


 に…兄さん。兄さんだ。兄さん。


「兄さァァァァァァァん!!」
「副長ォォォォォォ!!」
「ヤッター副長ガ戻ッテキタァー」
「八雲クン何その棒読み?!」



「「「栄蓮隊長ッ!」」」 


 …へ? へ? ………へ?


 私の目の前には伊東派に殺害されたとされていた隊士三人。
 あちこち包帯でグルグルだけど…元気、そうで。


 生き、てる。


「っあァァァァァァァッ!! 会いだがっだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
「「「ぬおォォォォォッ?!」」」
「うぐォォォォォォォ…!」


 どういうことか分かんないけど生きてたァァァァァァァ!
 ああああああ涙がとまらないィィィィィィィ!


「…生きてたんスよ、ちゃんと。…皆。
 ったく、伊東派の早とちりには救われますね」
「うぐっ…ひっく…ぬぅおぉ…!」
「ギャハハハッ、栄蓮隊長マジ泣きじゃねぇかよ!」
「ほれ! 副長、ちゃんと慰めてあげてください!」
「「!」」


 …兄さん。…え、モノホンだよね? 飛びついていい?


「飛びついていい? 泣きそうだから飛びついていい?」
「イヤ既に泣いてんだろぶェッ!!」
「兄さんんんんん!」


 返事聞かずに飛びつきましたァァァァ! よかったァァァ!
 兄さんだァァァァッ! いつも通りの兄さんだァァァァァッ!


「よがっだァァ…兄さん戻ってよがっだァァァ…!!」
「んぎゃあああああ鼻水ゥゥゥゥゥ!」
「チッ…死ねよ副長…」
「八雲テンメェェェェェェ!」
「嫉妬でさァ」
「ちちっ違うもんね! 嫉妬じゃないもんね!」
「意地はんなよィ、八雲」
「おォォォマヨケチャコンビが揃ったぞォォォ!」
「バカコンビィィィ」
「「誰がバカじゃァァァァァ!!」」


 ああ…兄さん。良かった。…ホントに…良かった。
 ホントに…。


『プーリキューアッ プーリキュッアッ プーリキュッアッ
 ふーたりっはっ プリキュアァァアァ〜』


「「「「「「…………」」」」」」


「はいもしもし、土方でござる」


 だ…。…ッ大ッ嫌いじゃあああああああああ!!!!!



(万事屋さーん、お届け物でーす)
(((おっ)))
(苺牛乳と酢昆布一ヶ月分、あと眼鏡ふきふきスプレー一年分でーす)
((うおォォォ!))
(イヤ明らか僕だけしょぼくね?! なのに一番僕量多くね?!)


 —


動乱編終了ォォ…! オチはまぁそう言う感じで(笑)
ここまで読んで下さり有難う御座いました!

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【追憶編】 ( No.285 )
日時: 2014/01/28 21:07
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: PtJSydhi)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11758972044.html

 牡丹様

伊東さん…(´;ω;`)
書いてて泣きそうになりましたよガチで(

そのお言葉に私は涙腺崩壊しそうです(´・ω・`)←

 Sora様

要 「私も全力で褒め称えますよ」
栄蓮「ホラァァァ要までもがほめてるゥゥゥゥゥ!」
八雲「夕凪副隊長も可愛らしいですし。…どこぞの女隊長とは違って」
栄蓮「なんか聞こえたぞォォォ」

もうそんなことを言っていただけると本当に嬉しいです…!
零番隊コンビ思いやりに溢れてますよォォォォォォォォォ!(

栄蓮「お祭り編でボロボロにされた」
八雲「紅桜編で死にかけた」
栄蓮「主人公なのにHNがしねかす」
八雲「動乱編で再び腹やられた」
栄蓮&八雲「一番思いやりがないのは作者だろうがよ」

…だそうです( ´∀`)

カエルを見た時の松菊隊長の反応がまたいいんスよ!(
お化けを見た時の夕凪ちゃんも…か、可愛すぎr((

Re: 【銀魂】 生涯バ ( No.286 )
日時: 2014/01/28 21:34
名前: Dr.クロ (ID: /PtQL6mp)

ナギをもっと更新してほしい

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【追憶編】 ( No.287 )
日時: 2014/01/29 21:34
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 4yRqeNGS)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11760535384.html

 Dr.クロ様

基本バラガキ優先なのでなかなか更新せずですいません…!
ちょっとずつでも増やしたいとは思ってます(´Д`;)

————————————————————————————————


『 姉貴 』


 ちいさなちいさな、子供。

 無邪気に笑って、私の周りをいつもちょこちょこ走ってて。
 可愛い、大好きな…弟。


『 な、姉貴! 俺な、夢があるんだ! 』
『 夢? ほぅ…初耳ね? なになにー? 』
『 聞いて驚けよォォ! めっさ凄いぞ! めっさかっこいいぞ! 』
『 はいはい 』


 コホンと咳払いをひとつ。

 ニカッと純粋に笑みを見せて、弟は私を見る。


『 まず姉貴よりも強くなるゥ! 』
『 無理ね 』
『 速攻で拒否ってひどくない? 強くなるし! 俺強くなるし! 』
『 はいはい。…で? 私より強くなってどーすんの? 』
『 お、おう! 強くなって! …それで… 』
『 それで…? 』


 にっこりと弟は笑う。ほんの少し、照れながら。


『 それで、姉貴を護るんだっ!! 』


 えへへっと言わんばかりに笑う弟。…ああ、もう。
 



 ——————————大好き。



『 ふふっ…八雲にはムーリよ 』
『 ぁんだとコラァァァァァ! 俺だってなァ! 俺だってなァ! 』
『 あ、おやつの時間ね 』
『 よっしゃァァァおやつーゥッ! 』


 単純で、前向きで、不器用で、おバカで、努力家で。
 …私が、護りたいと思える、唯一の存在のひとつ。


 ねェ、八雲。



 ——————————貴方には、幸せになってほしいの。



 115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの



『 一本! 風霧晴香! 』
『 おお! 』


 はい、一本。…今日も楽勝…かな?
 道場主のお父さんの方を見れば、優しく微笑んでくれて。


『 また強くなったな、晴香。父さん嬉しいよ! 』
『 えへへっ… 』
『 お前はやっぱり天才だな! うん、流石俺の子!! 』


 ガッツポーズをして言うお父さん。…天才、じゃないんだけど。


『 何言ってるんですか、貴方。晴香は秀才です。努力の結果ですよ 』
『 …お母さん… 』
『 それに晴香は私の子です! 流石私の子!! 』
『 そっち? 』


 …ん? …んんん? なんか凄い視線を感じ…る……。
 ……。…何か八雲がすごく恨みのこもった視線を投げかけてくるんだけど…。


『 …フン! いーもんねェェェ! いいもんねええええええ!! 』
『 あぁっ、八雲ォォォ! 勿論お前も自慢の子だァァァァァ! 』
『 え、ホント?! 俺も自慢の子?! 』
『『 もちろん! 』』
『 よっしゃァァ俺頑張るゥゥゥゥゥ!! 』


 うん、単純。超単純。そしてバカ。
 

『 コラ姉貴ィ! もーすぐ抜いてやるからなァ! 』
『 はいはい 』
『 覚悟しろォ! 頭洗って待ってろォォォォォ! 』
『『『『 首じゃね? 』』』』


 門下生達からも思わずツッコミが入るそのお馬鹿っぷり。
 でも…その周りには、いつでも笑顔があって。


『 晴香も抜かれないように頑張らないとな! 』
『 フフッ…。有り得ない 』
『 断言してんじゃねーよバァァァカッ! 』
『 コラ、誰がバカよ?! 』
『 バーカッ! バーカバーカバーカッ!! 』


 いや、私だってまだ子供なわけで。…カチンとはくる!
 よっし! …叩きのめす!


『 コラアアア八雲ォォ!! かかってこいィィィィィィ! 』
『 はア?! 喧嘩売ってんのかァァァクソ姉貴ィィィィ! 』
『 よォっしゃァァァァ! 覚悟しなさいいいいいい! 』

『『 うおらあああああああ!! 』』


 —


『 ぃっ…づええええええええ! 』


 …ヤ、ヤッチャイマシタ。…ゴメンネ、ヤクモ。

 あの…力みすぎて(八雲が)…見事に私に対して空振りして…。
 で…その…その顔に私の竹刀が顔面ヒィット!


『 じゃねーよ! 超いてーんだよ! 』
『 ごめんごめん 』
『 まったくゥ! 』


 …ってこれ私が悪いの?


『 …まったく…強すぎだよ 』
『 え… 』
『 姉貴、強すぎ。…対峙した瞬間威圧感が凄くて…、…足がすくんだ。
  …あーあっ! 夢が叶うのは遠そうだァァァァァァ! 』


 …この子はホントに。…自分の成長にも気づいてないのね…。
 

 ここ、『風霧道場』はなかなかの名門道場で。
 父さんや母さんの教え方も上手だから、皆伸びるのがはやい。


 …そのなかでもとりわけ八雲は飲み込みがいい。
 一応今は私が一番だって言われてるけど…正直いつ抜かれるか。


『 大丈夫よ、八雲。…きっと叶うわ 』
『 姉貴… 』
『 ふふっ…。…護ってくれるんでしょ? 』


 微笑んで言えば、カァッと頬を赤らめる八雲。
 …自分で言ってたくせに照れすぎよね?


『 ま…護る、よ。…うん。……うん 』
『 ちょ、そんな照れないでよ。私も恥ずかしくなるじゃないの 』
『 う、うるせーっ! 』


 …でも、ね。


 私だって、貴方を護ろうと思っているのよ?


『 …いつでも笑っててね 』
『 え? 何か言った? 』
『 なんでもないわよ〜ぅ 』
『 ズリィ! 教えろよぅ! 』
『 何がズリィの? 』


 穏やかな、あったかい日々。


 …八雲も強くなった。本当に…本当に強くなった。
 いつか出て行くのかな…。


 将来は何になるんだろう?
 どんな女の人に惚れるのかな?
 どれくらい強くなるんだろう?
 何歳くらいで結婚するだろう?
 


 あぁ…。…すっごく、楽しみ。



『 八雲〜。変な女の人に惚れちゃダメよ〜? 』
『 姉貴みたいな? 』
『 どーゆう意味? 』
『 …っていうかいきなり何だよ? 』
『 んー? ちょっと楽しみになっちゃって〜 』


『 お、晴香、八雲。まだ起きてたのか? 』


 あ、お父さんとお母さん。…あ、怒られちゃう?


『 今夜は月が綺麗だから! 姉貴と見てたんだ! 』
『 あぁ…まるで母さんのようd 』
『 晴香ァ、八雲ォ。寝ましょうか〜 』
『 母さァァん?! 結構恥ずかしいよォォォォ?! 』


 お父さんはお母さん大好き。…み、見てるこっちが恥ずかしい。
 でも…お母さんも、お父さんのこと大好き。


 私も八雲も、二人のことが、大好き。


 …幸せすぎる、家族。


『 ホントに月が綺麗… 』
『 まるで母さ 』
『『 もういいわよ 』』
『 八雲ォォォ! 母さんが俺の愛を受け取ってくれないィィィ! 』
『 …zzz 』
『 って寝てるゥゥゥゥ?! 』


 フッ…まだ子供ね…! 私なんて全然眠くな…。
 …………。…ねむいです。


『 …おやすみ、八雲、晴香 』
『 また明日…。…頑張ろうな 』
『 …うん… 』


 …この家族が、大好きなんだ。



( 幸せだと、思っていたから )

   


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