二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.128 )
日時: 2013/11/03 23:11
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Z/MByS4k)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11667099112.html

参照≒「なんやかんや」アップ。
題名的に意味不明ですが…まァなんやかんやなのです((


 Sora様

栄蓮も紅桜サンと こんにちわ! です((黙
シリアス気味は疲れちゃいますね〜…(´∀`)


 —

49訓更新以来風邪が徐々に悪化していき2日間死んでました。
更新できなくてすいませんでしたァァ!
そして気づけば参照数2000突破…だ…と…?!(´Д`)
本当に有難う御座います!

 —


 沖田の迅速な行動により栄蓮は何とか一命をとりとめた。
 ふっと意識を戻した栄蓮が最初に見たのは、近藤だった。


 52訓 不器用でも優しさは優しさだ


「あ、栄蓮! 目が覚めたか! もうホント心配したぞォォ!」
「こ…ん…どう…さ……」


 頬や額にはガーゼを、腹や背には包帯を巻かれている栄蓮。
 それだけでも傷の深さを察することができる。

 布団に寝かされた栄蓮は近藤を見つめ、体を起こそうとした。


「い゛っ…!」

「こら、動いたらダメだ。丸一日眠ってたんだぞ? 
 それ程に傷は深いんだ。大人しく寝てなさい!」

「ブッ…お母さん、ですか…アンタは…」


 苦々しく笑いながら近藤に体を押し戻される栄蓮。
 どうやら栄蓮自身の部屋のようだ。無言で天井を眺める。


「…驚いたよ。総悟が物凄い剣幕で屯所に戻ってくるんだからよォ」

「…総悟が…?」

「あァ。総悟のあんな表情初めて見たぞ? 
 そしたら血まみれの栄蓮抱えてるしよォ、トシも凄い驚いてたよ。
 なんせ煙草落として裸足で踏んづけるくらいテンパってたからなァ」

「え、それ大丈夫なの?」

「“あづァァァァァァ!!”って叫んでたよ。
 その後はポーカーフェイス装ってたけどな」


 そんな土方を想像して栄蓮は軽く吹き出してしまう。
 ようやくホントに笑った、と近藤は一人安心した。


「ねェ…近藤さん……?」
「どうした?」
「み…みんなは…?」


 やけにシーンとしている。足音すら聞こえない。


「…栄蓮が意識を失っている間に、高杉一派の位置情報をやっと掴めてな。
 今は総員出席で、トシが作戦を伝えている」

「兄さん…が…。近藤さんは…出なくて、いいんですか…?」

「俺はトシに栄蓮の看病を頼まれてな!
 それに誰もいなかったり看病役が女中だったりすると、抜け出すだろ?
 女中にもそれなりの理由をつけたりしてよォ?」

「う゛…。ははっ、かなわないなァ〜」

「栄蓮が分かりやすいんだ」


 ニカッと近藤は笑い、横になっている栄蓮の頭を撫でる。
 かと思うと次の瞬間真面目な表情になった。


「栄蓮。間違っても高杉共の所に行こうなんて考えるな。
 今のお前では…行っても死んじまうぞ」

「…………」

「医者の話によれば…一週間は寝たきりがいいらしいぞ。動けば悪化する。
 逆に生きてることのほうが不思議らしい」

「そんなに…酷かったんだ」

「あァ。だからトシに“俺が指揮をとるからアンタは栄蓮を見ててくれ”って言われてな。
 あ、ちなみにこの台詞全部トシからの伝言な? 間違っても…あたりから全部トシからの伝言な?」

「イヤほんとに全部兄さんじゃないですかソレ」


 どこか和やかな空気が流れる。…が、近藤には分かっていた。

 栄蓮の目は、死んでいない。
 いつ屯所を抜け出すか分からぬ状態である。


「あ、栄蓮。目ェ覚ましたのかィ?」
「総悟」


 入ってきたのは沖田だ。
 ドカッと胡座をかき、近くに置いてあった蜜柑の皮をめくり、一気に口に入れ頬張る。


「近藤ひゃん、あと一時間後にしゅつほーでひゃァ」
「ゴメン総悟、蜜柑食べ終わってから言ってくれるか?」
「つか何で遠慮なく食ってんの? それ私の蜜柑だよね?」
「助けたのは誰だと思ってんでィ」
「…アリガトウゴザイマシタ」


 明後日の方向を見ながら礼を言う栄蓮。フッと満足気に沖田は笑った。
 栄蓮を運んできた時を見せてやりたいわ、なんて近藤は一人考えた。


「…で、近藤さん。あと一時間後に出動でさァ。
 各自武器の用意を怠らぬように、との土方さんからの命です」

「そうか」 

「で、栄蓮。オメーにも伝言がありまさァ」

「イヤもう聞かなくても分かる気がする」

「…“くれぐれも八雲を助けに行こうなんざ考えるな。俺達が行くから寝ていろ。
 お前は高杉に一度殺されかけた身だ。あの時に比べると今の方が体の調子は悪い。
 死にたくなけりゃァ寝ていやがれ”…だとよ」

「…やっぱり」


 笑う栄蓮。だが、近藤と沖田…無論土方にもその無念さは分かっている。
 チラリと目配せをする近藤と沖田。すくっと近藤が立ち上がった。


「あいだだだだだだだだだだだァァァァ!!!!」
「ふぬぉっ?! 近藤さん?!」
「うわァー! 近藤さーん! どうしたんですかーィ?」
「何その棒読みィ?!」


 突如腹をおさえてうずくまる近藤と、駆け寄る沖田。
 栄蓮は何とか上半身だけを起こして、二人を見つめる。


「そそそそそ総悟ォォ! ちょ、ちょっと腹がいっちまったようだァァ!
 厠ァァ! 厠連れて行ってくれェェ! あ゛あ゛あ゛あ゛出るゥゥゥ!!」

「ダメでさァ近藤さん!! こんな所で出したら俺もうアンタとどう接したらいいか分かりやせん!!
 さァ、厠行きやしょう!」


 茫然と栄蓮は二人を見ている。
 近藤は沖田に支えられ、尻を抑えながら立ち上がった。


「な、なァ総悟! 俺栄蓮に言ってないよな!
 破られところ直して洗濯済みの隊服と、刀は二つ先の部屋にあるとか言ってないよな!」

「言ってやせん言ってやせん」

「あとあと、八雲の刀も二つ先の部屋にあるとか口滑らせて言ってないよな!
 行くんだったら持って行ってやれよとか言ってないよな!」

「言ってやせん言ってやせん。
 あ、俺も今は隊士のほとんどが出動準備中で裏口の警備が薄いなんて言ってやせんよね?
 抜け出すなら裏口からの方がいいぜなんて言ってやせんよね?」

「言ってない言ってない!」


 障子をあけながら二人は栄蓮に聞こえるくらいの大声で言う。
 ポカーンと栄蓮の口が開いている。


「あと…行くんならお前も八雲も無事で、なんて言ってねーよな!
 絶対に帰ってこいよなんて言ってねーよな!」

「言ってやせん言ってやせん」

「ヨシヨシ良かったァァ! そ、総悟! 厠連れて行ってくれェェ!!」

「らーじゃァァァ!」


 そう言って部屋を出て行く二人。
 栄蓮は目を見開きながらそれを見送り、わざとらしく大きく開かれた扉を見つめた。

 小さく微笑んで、何とか足に力を込めて立ち上がる。

 鋭く激しい痛みが体全体に走るが、ぐぅっとこらえた。
 二つ先の部屋に行き隊服と刀二本を見つけた。


(…ありがとう、近藤さん、総悟)


 隊服に着替え、髪を結んだ。自分の刀を腰にさす。
 そして八雲の刀を片手に部屋を出て、裏口を目指す。

 そんな時だ。廊下の曲がり角あたりから、煙が出ている。
 それに加えて見えたのは黒髪と、煙草。


「…………」

(…ヤバくね?)


 見つかればきっと兄は部屋に連れ戻すだろう。
 だが、そこを通らなければ裏口に行くことはできない。

 
(せ…説得するしか……な、ないか…)


 堂々と歩いていき、曲がり角を曲がれば、やはり土方だ。
 目を閉じて煙草を吸いながら、精神統一をしているようにも見える。


「…………」
「…………」


 これは何とかいけるんじゃね? と栄蓮はひとり考える。
 こっそりと足を忍ばせながら、土方の前を通り、無事に通り過ぎた。


 チラリと後ろを見れば、まだ兄は目を閉じているようだ。
 …が。一瞬目を開きこちらを見て目が合っているとわかると、ギョッとしてからまた目を閉じた。


「…兄さん……」


 土方も栄蓮の思いを汲んでくれているのだ。
 そして…八雲が本当に来て欲しい人物が誰かも、分かっているのだ。


「…ありがとう、兄さん」


 小さな声でそういい、栄蓮は裏口から屯所を出た。 
 薄く目を開けてそれを見送った土方は、今度こそ精神統一を始めたのだった。



(あれー土方さんー? 栄蓮とめなくていいんですかィ?)
(あ゛…? 知らねーよ、俺がいつ栄蓮を止めれたんだよ)
(今目の前通り過ぎたじゃねェですかィ)
(…知らねーな。心を落ち着けて目ェ閉じてたからよ)
(…ふーん。んじゃ何でわざわざアンタが指揮をとったんでィ?)
(イヤ…俺よりも近藤さんが見守ってた方がいいかと)
(自分よりも近藤さんの方が素直に栄蓮を行かせてやれるから…だろィ?)
(…………ったく)


 —


何これグダグダ(^p^)←

きっと三人はこんな感じで遠まわしに伝言したり見送ったりすると思います。
お妙の銀さんへの気遣い…みたいな。

何だかんだで一番栄蓮の気持ちをくんでるのはやはり兄です。

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.129 )
日時: 2013/11/03 23:31
名前: Sora (ID: EqqRo75U)




お腹痛い!
どうしよぅ!
笑いすぎて…お腹が…
腹筋がいたい!
はきそうです…

近藤と沖田の猿芝居めちゃめちゃ面白すぎるぅ!!


花火さん。
お体に気をつけてくださいね。

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.130 )
日時: 2013/11/04 23:33
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: F80.MhYN)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11667099112.html

 Sora様

そんなに笑っていただけましたか?(´∀`)
二人の猿芝居は書いてるのも楽しかったですw

有難う御座います! 気をつけますw

 —


 裏口から屯所を抜け出した栄蓮。
 以前掴んだ高杉達の場所へ足を進めている途中、一台のバイクがとまった。


 53訓 走馬灯を見始めるといよいよヤバイ状況だ


「よォ、瞳孔女ァ。最悪な顔色して何処行くんだよ?」
「て…、天パ…ッ!」


 天パァァァァ! や…やっぱり生きてたァァァ…ッ!
 つーかバイク乗せてくれるかな? マジ死にそうなんだけど!


「オイ、コイツも乗せていいか? …つーか乗れっか?」
「結構キツいけど…乗ればいい」
「あざっす!」


 天パと女の子が乗ってるバイクに何とか跨る。それと同時に発車した。
 あ…でも何かすぐにでも落ちそう…。が…頑張れ私ィィ…!


「んで…その様子じゃあオメーも無事じゃなさそうだなァ!」
「まァねー…ちょいとやられちったァ〜」
「…紅桜…か?」
「まァねー…ちょいとやられちったァ〜」
「おんなじ台詞なんだけど」


 包帯グルグルじゃァァァ! 今にも傷口が開きそうでっす!
 つーか風圧ゥゥゥゥ! 何か傷にくるゥゥゥゥ!


「で…アンタもやられちゃったわけか! 紅桜に!」

「まァなー…ちょいとやられちったァ〜」

「私とおんなじ台詞なんだけどォォォ!」

「違うしィィ! “ね”と“な”が違うしィィィ!」

「どんだけ細かい違いだァァァ! グッホォォ傷に響くゥゥ…!」

「ギャァァァァァァ! おまっ、こんなところで傷口開かせんなァァァァ!
 ウボェェェ俺も来たァァァァァァ!」

「人のこと言えないだろうがァァァ!!」


 グホォォォォッ! マジ痛いわァァァァァ!

 あ…何か船が浮いてるんだけど! もしかしなくてもアレじゃね?! 
 グホォォとか言ってる場合じゃないんだケド!


「…瞳孔女ァ…。オメー…そんな体じゃ死んじまうんじゃねェの?」
「ひ…人のこと言えないでしょ…? アンタこそ死んじゃうかもよォ?」
「バッカオメェ…俺が死ぬわきゃねーだろォォ…?」
「ど…どうだかねェ…? だ…大体私だって死なないし? 生きるし?」


 八雲助けて…ンで屯所に連れて帰る…!
 だ、だって…ね? 近藤さんが…言ってたからね…?


『あと…行くんならお前も八雲も無事で、なんて言ってねーよな!
 絶対に帰ってこいよなんて言ってねーよな!』


 まァ思いっきり言ってるわけですが! わざとなわけですが!
 …もう来ちゃったから、絶対に帰らないといけないんだ。


「んじゃあ誓えっかァ? ぜってーに生きて帰れるって誓えっかァ?」
「あったりまえだコノヤロォォ! アンタこそ誓えっかァァ?」
「あったりまえだコノヤロォォォ!」
「んじゃあまァ…破った方の負けだぞコノヤロー? 破ったら一生罵る!」
「安心しろ、俺がオメーを一生罵ってやる」
「何で私死ぬ前提だァァ!」


 絶対死なないもんね! 意地でも死なないもんね!


「んじゃあ…」
「行きますか」


 —


「…はっ…はッ……」


 弱々しい呼吸音が暗い室内に響く。
 首をカクリと曲げて俯き、八雲は力なく座り込んでいた。


 床には溜まりに溜まった血が広がっている。
 もう視界もぼやけていて、上手く焦点が定まらない。


「…ぇ、…れ……ぃ、…ちょ……」


 出血量が多すぎる。力も入らないものである。
 それでも。…それでも、八雲が求めているのは。


「——愛しの隊長さんに…最期に会いたい?」
「……!」


 暗い部屋の中に入ってきたのは晴香だ。
 ギンッと鋭い目つきで晴香を睨みつける八雲。フッと晴香は笑った。


「まだそんな目をする力は残ってたのね? 我が弟ながら尊敬するわ?
 普通もう死んでるわよ?」

「ぅ…る……せェ…。
 …ンで…俺を…こんな…とこ、に…連れて、き…た……」

「そうねェ…。殺すついでにちょっとお話がしたかったの」

「ハッ…! テ、メェと…話、す…こと、なんざ…ッねぇよ…!」

「あら冷たい」


 荒い息を繰り返す八雲に近づき、晴香は視線を合わせようとしゃがむ。
 鋭い八雲の目線が真っ直ぐに晴香にぶつけられるが、それでも尚彼女は微笑む。


「両親は元気? 殺したつもりはないんだけど?」
「どう、かな…ッ…! 精神的に…死んじ、まったよ…ッ」
「あらら…狂っちゃったの?」
「そういう…こった…!」


 晴香に斬りつけられた両親は、あまりのショックに自我を失った。
 体の傷は癒えても心の傷は癒えず、八雲は日々暴力を振られた。

 以前までの優しい両親からは想像できぬことだった。


「で…そのまま貴方は壊れていったの?」
「ハ、ハッ…それだけ、なら…よかった、かな…!」
「…………」
「売ら、れた…んだよ…俺ァ…。そっからは、地獄、だァ…」




『 父上…母上…? 父上! 母上ェ!! 待ってください!! 俺を…俺を置いていかないで!!』

『 暴れんなこのガキィ!! オメーは売られたんだよ! 
  ——捨てられたんだよ、親に!! 』

『 !! そ…んな…… 』




「何度叫んでも…あの人達は、…振り返らなかった…。ただ…受け取った金だけを、…見てた。
 …その目は、もう、常人の目じゃ…なかった。た、だ…とち、狂ってた、よ…」

「…精神的にショックが大きかったのねェ?」

「ッ…壊したのは…テメー、だろ…。
 お袋と親父壊したのは! 家族ぶっ壊したのは!! テメーだろうがよ!! うっ…ゲホゲホッ…!」

「あんまり叫ぶと余計苦しくなっちゃうわよ?」

「る…せェ…」




『 今日から俺がお前の世話をする。お前は俺の言うことを聞け。…でないと、死ぬぞ 』
『 …殺せばいい。……殺してくれれば、いい。生きてる意味もねェ 』
『 オメーじゃねェよ。…オメーの両親だ。捨てられても尚…お前まだ、両親への思い捨てれてねぇだろ? 』
『 なっ…! 』
『 図星だろ? さァ…どうするよ? 』


 悲しそうに八雲の瞳が伏せられる。思い出したくも、ないのだろう。
 出血は止まらない。それどころかひどくなっているようだ。


「あら…そろそろホントに死んじゃう?」
「…お…れ…ァ……死ね、ね…ェ」



『 八雲…あの男を殺してこい。心配ない…お前ならやれる 』
『 オイ八雲、今日はあの女だァ…ついでに金も奪ってこい 』
『 今日はあの家の者を全滅させてこい… 』


 間違っても、自害はできなかった。
 そんなことをすれば…両親がどうなるかも分からない。

 だからただ、八雲は言いなりにしかなれなかったのだ。


『 そういや…お前知ってるかァ、八雲? 』

『 …ンだよ 』

『 オメーすげェ有名人だぞ? 何せ“蒼紫アオシの化け物”とか呼ばれてるらしいからな。 
  みんながみんな、オメーを化け物扱いだァ…。哀れだなァ? 』

『 …!! 』


 彼の世界が、絶望に染まりきった。

 周囲の人間からもそんな風に扱われるようになってしまった。
 …もう、すべてがどうでもよくなった。


 人を、頼れなくなった、瞬間だった。


「そろそろ終わりかしらねェ…? “蒼紫の化け物”サン?」
「その…名で……呼ぶ…な……」
「私が親を斬った理由も教えてあげたかったんだけど…もう無理そうねェ?」
「る…せ……ェ…」



『 ふぬぉっ?! 何?! めちゃくちゃイケメンじゃねぇか?! コレが蒼紫サン?! 』
『 蒼紫サンって何でィ近藤さん。栄蓮、コイツ名前なんてーの? 』
『 え? あ…えっと……ワッチュアネィィム?! 』
『 発音ワリーんだよバカ 』
『 ンだとコラ馬鹿兄さんんんんん!! 』




 —— 隊長……



「あら…ホントに終わりみたい。…じゃあ最後は…私がやってあげるわ。
 楽ーに…行かせてあげる」

「…………」

「…ホントに終わりかしら」


 鞘から刀を抜き、一瞬哀れみを含んだ視線を八雲に送る晴香。
 一度瞠目を、そして思いっきり刀を振りかざした。


(…さようなら、八雲)



 一気に、刀が振り下ろされる。





 ———ドォォォォォォォンッ!!!


「ッ?! 何……ッ?!」
「は、晴香さん! 大変です! 今何者かが船に侵入してきました…!」
「…まさか…それって……」
「恐らく——ぐあああっ!!」


 ザシュッ、と肉の裂ける音がやけにはっきり晴香の耳に届いた。


 ポニーテールが風になびく。
 血の滴り落ちる、白銀の刀。


 これまでに見たことのないくらいの、形相。


「ははっ…。アンタ…似蔵が殺したとか言ってたけど…満更でもなさそうね…」
「——ったり前でしょ。…死ねるわけねーじゃん?」


 頬に返り血をつけたまま、ニィッと栄蓮は笑った。



「 八雲、返せ 」





( その声音には、一切笑いは含まれていなかった )



 

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.131 )
日時: 2013/11/05 08:42
名前: Sora (ID: iTHoKTwe)




えーれーんー!!!
来た!!来ましたよぉ!!
八雲ぉぉぉ!
危なかったぁぁぁぁ…

ちょっと泣きそうな僕です…
紅桜篇で二回目?
涙ぐんでます…

更新楽しみです!!!

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【紅桜編】 ( No.132 )
日時: 2013/11/06 23:08
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: rBpxuBxx)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11671476337.html

参照≒「 八雲、返せ 」アップ。
血の表現あったり八雲グッタリしてたり栄蓮の目笑ってないので御注意。


 Sora様

紅桜編では私も書いてて何か胸が詰まることがありますねw
何ていうかもう…八雲ごめんぬ的な←
そろそろ紅桜編も後半突入です(´∀`)!


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 乗り込んできた栄蓮。口元だけは笑っているが、目は笑っていない。
 いつの間にかかいていた冷や汗に気づき、晴香は自嘲気味に笑った。


 54訓 人はみかけによらないって覚えておこう


「久しぶりねェ…蓮ちゃん。いえ…初めましての方がいいかしら?
 真選組攘夷浪士討伐専門三番隊女隊長…土方栄蓮さん?」

「こちらこそ改めてはじめましてかなァ…ハルさん…じゃなくて。
 鬼兵隊、高杉晋助の側近にして八雲のおねーさん…風霧晴香さん?」


 互いにニコニコと笑いながら二人は言う。
 しかしその光景は寒気が走るものだ。殺気が部屋中に溢れている。


「うちの副隊長、返してもらいに来ました」
「フフッ…ちょっと遅かったんじゃなァい?」
「…………」


 無言で栄蓮は八雲に近寄る。晴香は微笑みながらそれを見つめている。

 八雲の姿を見て、栄蓮は目を見開いた。あまりにも惨すぎる。
 腹は血で真っ赤に染まっており、床も血の海状態なのだ。意識はない。


 ゆっくりと栄蓮は手を伸ばし、八雲の首の脈に手を当てた。


「…………」
「……どう? まだ生きてる? それとも死んじゃった?」
「…………」
「ずーっと…貴女の事考えてたみたい——」


 よ、という晴香の言葉は続かなかった。 
 栄蓮が晴香に斬りかかったのである。晴香も寸でのところで抜刀した。


「あらあら…もしかして…死んじゃった?」
「……ッ!」
「…図星、ね」
「例え、死んでても…八雲を…連れて帰る…」
「あらあら…素晴らしいわね?」
「ッやったのは…アンタか…!!」


 視線だけで射殺されそうな程の、鋭い瞳。
 ギチギチと音を立てている刀を見つめながら晴香は笑った。


「まァ…主にやったのは私かしら?」
「あァ…そう!!」
「……!!」


 刀を押してくる力が上がった。晴香は思わず息を呑む。


「…強いのね」

「どーも」

「何でしたっけ…“バラガキ”だったかしら?」

「……!!」

「私も聞いたことあるのよ? 触れれば痛いイバラのような乱暴な悪童…でしたっけ?
 そんな風には見えないんだけどねェ…? あァ…昔の話だった?」


 ガキンッと音を立てて離れる栄蓮と晴香。
 小さく笑っている晴香に対して、栄蓮はにんまりと嫌に笑った。


「……何? 何がおかしいの?」
「いやァ、なっつかしい呼び名だなァと思っちゃって」
「…………」
「昔の話…って言ったよね?」
「!」


 ゴソリと、晴香は後ろで何かが動く気配を察した。
 嫌な汗が背中を伝う。しかし視線は、目の前で笑う女から外せない。


「悪いですけどー…私ァ昔も今もなーんにも変わってないんでェ…。
 生まれてから今まで…ずぅーっと…悪ガキなんですよねェ…?




 ——ねェ、八雲?」




「——そーっスね」


「!!」


 
 ガキンッと晴香の刀が折られた。折ったのは八雲の刀。
 にんまりと笑っている栄蓮を見て、晴香は苦笑した。



「なるほど…。迫真の演技ねェ…? 八雲が死んでるなんて大嘘を…。
 とんだ悪ガキさんねェ?」

「そりゃどうもー。こちとら一生涯治りそうにないですよ〜」

「ハ…ッ。ま、ァ…隊、長は…性、悪の、極み、っスから、ね…!
 つ、か…お、れと…目、ェ…あわ、せた…だけ、で…普通…作、戦…分か、るっスか…?」

「凄いでしょ? エスパーだよエスパー。
 …ま、確実に晴香さんに攻撃加えるには私もそれしか浮かばなかったし」

「……。八雲…アンタも随分と迫真の演技じゃなくて?」

「はは、は…悪ィ、けど…俺、ァ…演技、でも…ねー、わ」


 崩れ落ちる八雲の刀。最後の力を振り絞ったのだろう。
 
 晴香は折られた刀を見つめる。対して八雲が握っている八雲自身の刀は傷一つないようだ。
 栄蓮は八雲の肩に腕を回し、その身を支えて何とか立ち上がらせる。


「晴香さん…私は今日はアンタらを討伐しにきたんじゃないんですよ。
 八雲をただ助けにきただけなので…失礼しますよ」

「……情けをかけているつもり? 甘いのね?」

「イヤ、マジ違うんで。ホントはぶった斬りたいんだけども」


 栄蓮は今にも呼吸を止めてしまいそうな八雲を見る。
 一応持っていた布で止血はしているものの、既に状態は限界を超えている。

 そんな中でも生きているというのは、正しく奇跡だった。


「…次会ったら、八雲の借りを思いっきり返すんで」
「…そう。私も刀がなくなっちゃったから…お預けね」
「…………」


 何処か寂しげにそう言う晴香を栄蓮は見つめた。
 

「…ねェ。普通だったらさ…どうにか手段を考えて私だけでも殺そうとするよね。
 それをしないってことは…貴女…八雲のこと——」



 ——ドォォォォォォォォォン!

 物凄い勢いで船が揺れた。うわッ、と栄蓮は倒れそうになる。
 晴香は着物を翻して立ち去ろうとしながら、栄蓮の方を見た。


「——土方栄蓮さん」
「……?!」


「…八雲のこと、お願いね」

「なっ…! ちょっ、ちょっと!!」


 部屋を出て行く晴香を呼び止めようとするが、彼女は振り向かない。
 

 何なんだと栄蓮は困惑する。八雲を殺そうとしたり、自分に託したり。
 ただ一つ言えることは…彼女がとても、悲しげな表情をしていたこと。


「っとと…私も行かないと……」


 八雲の刀を鞘におさめ、彼の腰にさしといてやる。
 栄蓮も自分の刀を鞘におさめると、腰に戻しておいた。

 八雲を支えながら甲板に出ると、大量の天人がいた。


「な…ッ、何これ……ッ?!」


 よくよく見れば銀時と桂が大量の天人共を斬っている。 
 その時、高台にいる高杉と栄蓮の目が合ってしまった。


「ヤバ…ッ! ふぬぉっ?!」
「大人しくしてろ!」


 栄蓮は銀時に、八雲は桂に抱えられて走り出す。
 そのまま船を飛び降りた。

 銀時が栄蓮を抱えたまま桂をガシッと掴む。
 その瞬間桂が準備していたパラシュートが開き、フヨフヨとゆっくり降りていく。


「桂ァァ! 何その短髪?! イメチェン?! イメチェンかコノヤロー!」

「そんな事を言っている場合か! 此奴貴様の隊の副隊長だろう!
 血まみれではないか! 意識もないぞ! ぐったりしてるぞ!」

「瞳孔女ァァ! 八雲くん生きてんの?! つーかお前何で生きてんの?!」

「それどう言う意味?! 八雲はまだ息はある!」

「チッ、オメーが死んでたら罵ってやろうと思ってたのによォ…」

「どこでS発揮してんだァァァ! ぬぐほォォォ傷口がァァァ…!」

「馬鹿か貴様は!! ぬぐェェ!! お、俺も来たァァァ…!!」

「オメーも言えてねェだろぅがァァァァッ俺も来たァァァ…!!」


「…ぜ…ん、いん…ダメ、じゃ…ね、ェ…スか」


 弱々しい声が聞こえて、三人は桂が支えている八雲を見る。
 顔面蒼白で今にも事切れそうな表情をしながらも、彼は笑っている。


「馬鹿者、貴様が一番重傷ではないか」
「八雲くん、地上についたら俺らが速攻で病院連れてくからな。死ぬなよ?」
「ハ、ハ…し、んで……た、まる、かァァ…ッ、スよ…」


 辛そうな表情を隠すかの様に笑う八雲。
 銀時と栄蓮、敵ながら桂もつられて笑った。


「た、ぃ…ちょ…?」
「……ん?」
「…なん、でも…ねェ…ッス」
「プッ、何それ?」



( やっと、会えた )


 —


 バラガキ発動(`・ω・´) ((黙

 やっと栄蓮と八雲が出会えた…と私自身も安心。
 シリアスは何だか疲れちゃいますね。私の属性ではないです((←

 晴香が何故両親を斬ったのか。それはまたいずれ明かしたいです。 

 今回はグダグダ度が最高潮すぎて泣ける((

 そろそろ紅桜編も終了…かな(´∀`)?
 次回からは少しずつギャグ中心に戻っていきます(`・ω・´)!
  


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