二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【柳生編】 ( No.173 )
日時: 2013/11/26 21:04
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: HSijQ0Up)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11712639353.html

 Sora様

こちらこそあざァァァァッすっ! もう本当に感謝しております!
有難う御座います! 頑張れそうな気がしてきました(←

もうねw柳生編はホントに下ネタ書きすぎましたよwナニとかウコン(←)とかw
そうですねェ…きっと八雲はホントは疲れてないのです←

 —

参照≒「誕生日ィィィ(´Д`)」アップ。栄蓮や八雲の誕生日決定です。
一応【>>02】にも追加しておきます。何か下半身燃えてる未確認生物は私です((

 —


 真選組一行と神楽で門弟達を次々と倒していく。
 そして——いよいよ大将戦が始まったようだ。…が。


 69訓 自分の感情を押し殺してばかりいるといつかは限界がくる


「うわァッ?!」
「し…新八ッ!」


 かなりの勢いで新八が九兵衛に押され、吹っ飛ばされた。
 銀時は敏木斎と木刀を交じり合わせながらも新八の方を気にしているようだ。


「…大将撃沈。…これで終わりじゃ」

「バカ言ってんじゃねーよ。…じーさんよォ、アンタの孫を見ろ。
 護りてー護りてーばかりでテメーが色んな奴に護られて生きていることにすら気づいちゃいねェよ。
 そんな奴にゃ、誰一人として護ることなんてできやしねーよ」

「…アレ、兄ちゃん? 木刀は?」


 いつの間にか木刀が無くなっている銀時に敏木斎は問う。
 片手を上げ、銀時は棒読みの調子で言った。


「アレレ〜どこいっちゃったんだろ〜〜」
「——うおぉぉおぉおぉぉぉぉおおおぉぉッ!!!!」
「?!」


 新八の叫び声と凄まじい音が聞こえ、敏木斎はそちらを見る。
 眼鏡をかけ直した新八が見事に九兵衛を吹っ飛ばしていた。


「あー、やっと見つかった。…これでよく見える」
「チッ…! ……?!」


 隙をつくらず、新八は九兵衛に向かって行く。
 長期戦になれば実力差が出るからだ。思いっきり木刀を振りかざす新八。


(一気にカタを——ッ!)


 新八と九兵衛の木刀先がピッタリ重なった。次の瞬間九兵衛は新八の木刀を蹴り上げる。
 隙が出来てしまい慌てる新八。今度は九兵衛が木刀を振り上げた。


「終わりだ——ッう゛?!」


 どこかからか木刀が飛んできて、九兵衛の持っていた木刀を木刀が弾き飛ばす。投げたのは銀時だ。
 新八はその隙に木刀を振りかざす…が、その木刀も敏木斎の投げた木刀によって弾き飛ばされた。


「「「「っうおらァァァァァァァァァ!!」」」」


 宙にある木刀二本に向かって四人は手を伸ばす。
 そしてそれを掴んだ腕二本は…九兵衛と銀時だ。九兵衛は新八に、銀時は敏木斎に向かって木刀をかざす。


(僕が新八君を斬るが速いか…君がおじい様を斬るが速いか…。
 ——神速をうたわれる僕の剣に挑もうというのか!)


 振りかざされる木刀。新八は目を丸くして、そして九兵衛の意図に気づいた。


(違う…! 僕じゃない…彼が狙うのは……!!)
(大将を狙い隙ができた…。危険なのは…君だァァァァ!!)


 裏をかいて九兵衛は銀時の皿にむかって木刀を向ける。
 完全にとった——と九兵衛が思った瞬間、ニヤァッと銀時が笑った。


(な…何ッ?!)


 九兵衛の木刀を身を半回転させて避け、銀時はトンッと彼の皿を木刀でつく。
 パァンッ、という音とともに九兵衛の皿が弾けた。


「っしゃァァァ! 大将撃沈んんん!」
「隊長ォォォッ! あっちの大将はあのおじいさんッスからァァァァッ!」
「マジでかァァ?!」


 そんな声をどこか頼りがいあり気に聞きながら、銀時は木刀を取り返し、新八に投げる。
 が、その瞬間。敏木斎が銀時の体をガシィッと掴んだ。


(一瞬で九兵衛のハラを読み、その皿を割るにとどまらず木刀を二本取り戻すとは見事…。
 だが…言ったはずじゃ。この戦い…荷物を抱えて勝てる程、——甘くはないと!!)


 ——ガシャァァンッ!

 と派手な音を立てて、銀時の皿が割られた。近くにあった石造りの物にぶつけられたのだ。
 グッタリと地面に横たわる銀時。フン、と敏木斎は鼻であしらう。


(最後まであの小僧にこだわったのがぬしの敗因…。なにをそこまでこだわ…)


 ゾッ、と言う感覚が敏木斎の背中に走る。
 ギョッとして後ろを見れば、壊れた石造りの物の間から新八がこちらに木刀を向けている。


「…いけ、新八」
「うおおぉぉおおッ!!!」


 ——ドゴォッ!

 物凄い勢いで敏木斎が吹っ飛ばされる。額につけてあった皿が弾けて飛んだ。  
 門弟達を倒していた一行も、お妙も、茫然とそちらを見た。


「…ゴメン、負けちった」
「かっ…勝ったァァァァ!」
「し…新八ィィィィ!」


 敏木斎のつぶやきと同時に栄蓮達一行は声を上げる。
 神楽と近藤、栄蓮と八雲が嬉しそうに新八の元へと駆け寄っていく。


「あんま調子に乗ってんじゃねーぞコルアァ! ほとんど銀ちゃんのおかげだろーが!」
「ちょ、チャイナ娘ェェ! 眼鏡充分凄かったじゃん! かっこよかったじゃん!」
「新八さん…。いや、大将ォ! 素晴らしい一突きだったッスよ!」
「ケホッ…。有難う御座います、栄蓮さん、八雲さん!」


 ようやっと笑顔を見せる新八。栄蓮達も微笑んだ。


「何をやっているか! あんな勝負はハナから関係ないの!」
「…輿矩、もういい加減にせい。わしらの負けじゃ、退け」
「パパ上! 元から私は女同士の結婚なんぞ反対ですぞ!」
「…もう何も言うな」
「確かに男になれとは言ったがまさかそんなところまで…」
「…もう何も言うな。…すまんのう九兵衛。じゃが…これで良かったのかもしれん」


 敏木斎は静かにつぶやく。

 栄蓮がふとお妙の方を見れば、銀時と何か話しているようだ。
 そして銀時が去れば…また俯いてしまった。栄蓮は静かに近づく。


「…お妙さん」
「栄…蓮、さん…」
「…行ってあげなよ」


 クイクイッと横たわっている九兵衛の方を指す栄蓮。
 

「…お妙さんが行かないと意味ないよ。今、ちゃんと話さないと。
 言葉飾る必要なんてない。…ありのままの思いを九兵衛さんに伝えてあげなよ」

「栄蓮さん…」

「きっと…今なら九兵衛さんも…自分の思い、話してくれるよ」

「……はい。…有難う、御座います」


 お妙は微笑み、ゆっくりと九兵衛に近づく。九兵衛はただただ空を見ていた。


『 九…ちゃっ…! …めんなさいっ…ごめんなさい……っ! 
  私…っ、あなたの左目になる…! 』


 ——…知ってたはずだ。


『 九兵衛、強くなれ。この柳生家で生き残るために… 』


 ——…分かってた、はずだ。


『 みんな自分の護りたいもの守ろうとしただけだ。…それだけだ 』


 ——…なのに…どこで間違えたんだろう?


 ザッ、と。九兵衛は自分の近くでお妙が止まるのが分かった。
 お妙の方は見ずに、九兵衛は口を開いた。


「…あの男の言う通りだ。僕はみんな…知っていた。
 勝手なマネをして君に重い枷をつけ…君の思いをしりつつも見て見ぬふりをした。君を側に置きたいばかりに…。
 それでも君は僕を護ろうとしていたね…、僕の左目になるって…」

「……」

「父上やおじい様が僕を護らんとして男として育てたことも知ってる。
 でも…どこかで恨んでた。僕を男でも女でもない存在にしたことを…。
 僕がこうなったのは誰のせいでもない…自分自身の弱さのせいだ」


 お妙は九兵衛の頭を膝の上に乗せながら聞く。悲しそうな、表情で。


「それでもみんな…僕を最後まで護ろうとしてくれた。
 結局僕は…護られてばかりで前と何も変わらない。約束なんて…なんにも果たせちゃいなかったんだ。
 ——僕は……弱い」


「……」


「なんで…こんな風になっちゃったんだろ。…いつからこんな風に…。
 僕も…ホントはみんなと一緒にままごとやあやとりしたかった。みんなみたいにキレイな着物で町を歩きたかった。
 
 っ妙ちゃんみたいに…強くて、優しい女の子になりたかった…ッ!」


 九兵衛の瞳に涙が滲む。ぐっ、とそれをこらえようとする九兵衛。
 そんな九兵衛を見て、お妙が口を開いた。


「九ちゃん…。九ちゃんは、九ちゃんよ……。男も女も関係ない…私の大切な親友。
 だから…泣かないで……っ」

「!」

「それでほォお侍はん…っ」

「妙、ちゃん…っ」


 お妙の瞳から溢れた涙が九兵衛の頬に落ちる。
 それを見てつられたかのように、九兵衛の瞳からも涙があふれた。


「…めんなさい…っ、ごめんなさい…っ!」
「っでも…、今日位…泣いたっていいよね…」


 ぎゅうっ、と抱きしめ合うお妙と九兵衛。
 二人の瞳からは涙が止まることを忘れたかのように流れる。


「だって…女の子だもの…っ!」
「た、えちゃ…っ!」


 泣き崩れるお妙と九兵衛。遠くから見守っていた万事屋と真選組一行。
 風に吹かれながら、栄蓮はそっと微笑んだのだった。



(泣きたい時には、泣けばいいんだよ)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【柳生編】 ( No.174 )
日時: 2013/11/27 07:01
名前: 楼蘭 (ID: RadbGpGW)




栄蓮……
あんたマジで男前だぁぁぁ!!
男前豆腐だよぉぉ!
そこらの男子よりイケメンだぁぁぁ!!
半端ねぇ!!


あの九ちゃんと妙のツーショット場面…
マジ泣けますよ…

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【柳生編】 ( No.175 )
日時: 2013/11/27 22:29
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: F80.MhYN)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11712639353.html

 楼蘭様

男前豆腐ゥゥww(´∀`)!
可愛いやら男前やら言ってもらえて嬉しいですッ!

私もあのシーンが好きで好きで…。the☆絆てきな←
台詞の『僕もホントは〜…優しい女の子になりたかった』の部分もぐっときました…。
九ちゃんの思いが切なすぎましたよ(´Д`)


————————————————————————————————


 お妙を柳生家から連れ戻せたのは本当に良かった。
 …だがしかし、だ。本当にまずいのはそれだけではない。


 70訓 女の子にはやっぱり笑顔が一番! 心の底から笑え笑え! 
 

「新郎新婦、入場です!」


 わァァ〜。近藤さんとゴリラ王女が腕組みながら入場だァァ〜。
 何かゴリラ王女頬赤くね? 照れてね? 幸せそうじゃね?


「………………。いやァ、ほんと…アレッスねェ……」
「………………。ホント…アレだねェェ…」
「どれですか」


 察してくれよ眼鏡ェ…。この言葉にならない思いをォォ…!
 ついにいよいよゴリラを姐さんと呼ばにゃならんのだよ…?


「…銀さん、人間一体何をどう転ぶとあんなことになるんですか」
「見合いして脱糞してワントラップいれるとああなるんだよ」
「つーか腐った豆パン食わしたの誰ッスか」
「………………。いやァ、ほんとアレだねェ」
「アンタもかよ! だからどれですか?!」


 はァァァ…。それにしてもとっととこ奴ら万事屋メンバーに動いてほしいんだけど…。
 いや…この披露宴、真選組は派手に動けないのね…。とっつぁんが上と関わってるから。


「栄蓮、八雲ォ。様子はどーでィ」

「「地獄へのカウントダウンがスタートしました」」

「マジか。つーことで旦那ァ、とっととこの披露宴ぶち壊してくだせェ」

「ブチ壊すって沖田くん、最初からこの披露宴壊れてるだろ。ゴリラだらけだもの。
 最初から壊れてるもんを壊すなんてさすがの俺にもできねーよ。ゴリラだらけだもの」

「何でもゴリラだらけって言えば済むと思ってんなよ天パ」

「アレ? 今八雲クンがすごく冷たくなったような?」


 いやまァ確かにゴリラだらけだけども。あちこちゴリラだらけだけども。
 あ、無線が何かなってる。ゴリラだらけだけども。


[こちら近藤! 応答願います、どーぞ! 
 お前ら何やってんだ! 早く披露宴ブチ壊してくれ! どーぞ!]

「もう壊れてます、ゴリラだらけだもの」

「アンタもかよ隊長」

[そう言わずに頼むよ栄蓮! あと万事屋達ィィ! 外野のお前らに頼むしかねーんだ! どーぞ!]

「…ドコ産だ? どーぞ」

[え?]

「このバナナはどこ産だと聞いてるアル、どーぞ」

[バナナはどーでもいいだろォォォォォ!]


 つーかこの披露宴のご馳走全部バナナなんだけど? 黄色一色なんだけど?
 まァゴリラだらけだものね。バナナだらけだもの。


「オイ、ちょっとションベンしてーんだけど便所どこ? どーぞ」

[そのへんのやつに聞けよ! どーぞォ!]

「旦那ァ俺が案内しやす。こちらへどーぞ」

「どーぞの使い方変わってない?!」

[ダメだァァァ! アイツら全然やる気ねーよォォッ!
 栄蓮んん! 八雲ォォ! もうホント頼むよォォ! どーぞォォ]

「「お幸せにどーぞ」」

[オメーらもどーぞの使い方変わってるからァァァッ!
 てゆうか諦めないでェェ! お願いだからァァァどーぞォォッ]


 もう覚悟はできてるよ…もう諦めたよ……。
 諦めたらそこで試合終了? はは…。安西先生…もう頑張れそうにないです……!  


「なんか無駄にゴリラ王女嬉しそうだし…もう邪魔できないよ…」
「そんな気遣いはいらないッスからァ! …ん?」


 なんか…ベッド運ばれてきたけど……?
 え、ちょ、待っ…え? え? …え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛?!


「ま…マジスか…。こ、これは…」
「ま…まさかの…バナナ入刀ォォォォォォ?!」


 ケーキじゃないのォォォ?! 普通ケーキじゃないのォォォ?!
 確かに共同作業だけどもね?! 共同じゃないとできな…くもないけど共同作業だけどもね?!


[栄蓮んんんん八雲ォォォォ!]

「マ…マニアックプレイ好きには高値で売れそうっスね…近藤さん……」

[あああああああああ! 助けてェェェェ!]


 ギャァァァァァァッ! 近藤さんがゴリラ王女に持ち上げられたァァァ!
 ああ…サヨナラ私の人生…。そしてこんにちはゴリラ姐さ


 ——ズシャアァァァァッ!


「…え」
「…薙刀……? ま…まさかッ!」


 一斉に入口の方を見れば…お妙さんんんんんんんん!
 お妙さんだァァァッ! お妙さんが来てくれたァァァァァッ!


「お妙さァんんんん!」
「姉上ェェェェェェ!」
「アネゴォォォォォ!」
「まな板女ァァァァ!」


 お妙さんんんん! いえお妙様ァァァァァァッ!
 八雲まで感動してるよォォ! だってゴリラを姐さんはやっぱりいやだものォォォォ!  

 や…やっぱ諦めたら試合終了だね! 諦めるなァァァ!


「ウホォォォォォォッ!」
「うげェッ、ゴリラ共が怒ってるゥゥゥゥッ?!」
「かまうもんかァァッ! 俺達の局長の嫁は俺達が決める! 護れェェ! 局長と姐さんの愛の道ををを!」
「「ッしゃァァァァァッ!」」


 主にゴリラを退治するのが専門の三番隊じゃァァァァッ!
 つーか真選組じゃァァ! そして行ったれお妙さんんんんん!


「てんめェェェ何してくれてんだァァァ! 私のおっ…」


 おっ…?! 夫ォ?! 男?! 男前勲ォォ?!


「弟にィッ! 何とんでもねーもん見せてくれとるんじゃァァァァ!」
「「弟かよォォォォッ!」」


 まァお妙さんが近藤さんの嫁になるとは思わなかったけどもォォ!
 …いやちょっと期待してた自分もいるんだけどもォォォッ!

 つーか近藤さんゴリラヒットして気ィ失ってるよォォォッ?!


「逃げろォォォッ!」
「退散んんんんん!」


 何このゴリラバージョンバイ○ハザードォォォォッ?!
 後ろからゴリラ王女とその親族がめちゃくちゃ追いかけてくるゥゥ!


「オイ栄蓮んんん! 近藤さん運ぶの手伝えええ!」
「ギャァァァァァ?! 何このミイラ男ォォォォ?!」
「誰がミイラ男じゃァァァァッ!」
「旦那ァァッ俺走れねーんでおぶって下せェェェ!」
「イヤに決まってんだろーがァ! って乗ってんじゃねェェェ!」
「んじゃ栄蓮んんんッ!」
「ぶぎゃッ」


 ——真選組一行と万事屋一行は全力で走る。
 ——その中心ではお妙が、最高の笑顔を見せていた。


「あの…せめてお名前だけでも」
「いいんだ。気持ちだけ渡しに来た。色々迷惑かけたし…。…それに」


 披露宴会場に東城と共に来ていた九兵衛は、開きっぱなしの扉の向こうから走ってくる一行を見る。
 その中心で心からの最高の笑顔を浮かべているお妙を見て、九兵衛も微笑んだ。


「……。それに…見たかったものもようやく見れたしな」


 

(君が笑顔になれる場所は、やっぱりそこにあったか)



 —

柳生編もなんとか終了です…! これまでで一番長かった…(´∀`)!
ここまで読んで下さり有難う御座いました!
 
  

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【 silversoul! 】 ( No.176 )
日時: 2013/11/28 08:41
名前: Sora (ID: 0.f9MyDB)





お疲れ様です!!(‾^‾)ゞ
いやぁ…ゴリラの披露宴は笑いましたw
あの披露宴で新八がタッパーに詰めて持って帰ろうとするの好きなんですよねぇ
大阪のおばちゃんやん!!って感じでw

僕も早く書かないと…
柳生編お疲れ様でしたぁぁぁ!!

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ  ( No.177 )
日時: 2013/11/29 15:15
名前: サイダー (ID: Ouicm1PF)

おつかれーー!
やっぱいいね!もし私がゴリラを姐さんと呼ぶならたぶんバックれると思う。どう?
私も、早く更新しなきゃなぁー。
では、お疲れ様です!


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