二次創作小説(紙ほか)
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- 【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
- 日時: 2014/04/17 21:43
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/
真選組女隊士、土方栄蓮。
鬼の副長土方十四郎。
___最強最悪のコンビである。
———————————————————————
『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。
!注意事項
◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
◆パクリ,チェンメ禁止!
◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
◆死ネタ入ります
※元『真選組、鬼の副長の妹です。』
参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。
「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)
!イラスト
>>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
>>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
>>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
>>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
>>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162
>>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
>>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
>>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
>>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88
>>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
>>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
>>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315
>>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
>>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
>>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316
!目次
>>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
>>*オリジナル登場キャラクター/随時更新 >>02
◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178
◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
◆将ちゃん編
73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187
◆ミツバ編
75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194
78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195
—
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
—
82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212
◆芙蓉編
87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235
◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
98訓 人生は名前で決まることもある >>244
99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246
◆真選組動乱編
100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
104訓 辛いときには支え合うのが家族だ >>257
105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
114訓 終わりよければ全て良し >>284
◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295
◆厠革命編
119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301
◆モンハン編
121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319
◆写真編
127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322
◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
130訓 日本語は色々と難しい >>331
131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
133訓 女の子は優しく扱え >>340
134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345
◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349
※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
よければ遊びに来てください( ´∀`)
【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.93 )
- 日時: 2013/10/13 23:21
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: BBO0JG4T)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11634165995.html
瑠李
神楽可愛いよねー♪
了解! 見に行くね!( ´∀`)
Sora様
それが栄蓮と神楽なんです(笑)
可愛いと言っていただけると嬉しいです(´∀`)♪
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「オイゴルァ天パァァァァッ!」
「グぶフォォッ!」
36訓 シリアスなんかはこの小説と作者に求めちゃいけません
「テメッ、瞳孔女ァァァ! いきなり扉蹴破って入ってくんなァァァ!
見ろコレェェ! びっくりしすぎて苺牛乳ふいちまっただろーがァァ!」
「知るかァァ! こちとらアンタに聞きたいことがあんだァァッ!
神妙にお縄に付けェェェッ!」
「何でお縄につかなきゃなんねェんだァァァッ?!
…ったく…、どいつもこいつも!」
…勢いに任せて万事屋に乗り込んできたはいいものの…。
チャイナ娘いないし…メガネもいないし…。何かガラーンとしてるなァ…。
「…ねェ天パ、…メガネは?」
「…出ていったよ。万事屋やめるとか言ってたっけか」
「…はァ?」
メガネが? 万事屋を? やめる? …何それ?
「ま…俺は頼んだ覚えねーし? …別にどうってこと、…ねェけど…よ」
「アンタ…メガネとチャイナ娘に何て言ったの?」
「神楽には帰れっつった。家出娘を親のもとに返すのは当然…だろ。
んで、新八には神楽を解雇したことを伝えた。そしたらこのザマだ」
「…………」
…なんつー表情してそんなどうでも良さげに台詞吐いてんだか。
コイツも…天パも、不器用な人間だよね…。
「で。それが聞きたいが為に万事屋まで来たのかよ?」
「イヤ…チャイナ娘に泣きつかれたから」
「…………。…………。…………。…………。……そうかよ」
「間が長すぎるんだけど」
…とりあえず…天パがチャイナ娘に帰れって言ったのはマジらしい。
…でも…。このまま帰らせて…いいのかな。
「んじゃま、とりあえずお邪魔しましたー」
「オマッ、扉弁償しろォォォ!」
「無理」
「テンメェェェッ!」
私は今からあのハゲ坊主さんの所に行かなくちゃなんだよォォォ!
…アレ? そんな名前だったっけか?
「…お前…神楽止めに行く気か?」
「止めに行くっていうか…何だろうね?」
「イヤ知らねーよ」
「私にも分かんないや」
「…何だそりゃ」
…親子関係に口出しすべきではない何てことは分かってる。
…けど。けどね。
『——栄蓮…ッ!!』
あの時のチャイナ娘の表情が…どうしても忘れられない。
あの時のチャイナ娘の声色が…どうしても、…消えない。
きっと、あの言葉の続きは。
「…オイ、瞳孔女」
「…何だね天パくん。扉の弁償はしないよ?」
「ちげーよ。…なんつーか、よォ…。
俺が…俺が間違ってんのか? 俺が…おかしいのかよ?」
「…………」
真剣な表情で見てくる天パ。…そう、だなァ…?
「間違ってると言えば間違ってる」
「…そ、うかよ」
「…けど。間違ってないといえば間違ってない」
「…何だそりゃァ?」
「ハハッ、なんだろーね」
『私…ッ、私…ッ!!』
「親子の絆を考えたのは正しかったと思うよ。それが普通だから。
…けど…さ」
『帰りたくないアル…ッ』
「ここにいたい、…っていうチャイナ娘の気持ちはちゃんと見えてた?
ちゃんと考えれた? あの子の気持ちは大事にできた?
…アンタの気持ちは、大事にできた?」
「!」
「イヤ、全否定するわけじゃないよ? イヤマジでね?
ただ…あの…何ていうかな…うまく言葉にできないんだけど…あの…」
「…………」
…ぬォォォォォ…! 何て言ったらいいんだァァァ…!
うまく言葉にできないよ! どうする?! どうすればいい?!
「…ホンット、馬鹿で変な女だなオメーは」
「ンだとコラやんのか天パ」
「褒めてんだよ」
「けなしてる以外の何もんでもないでしょうがァァァ!」
何コイツ?! 珍しくシリアスだと思ったらコレ?!
「…瞳孔女ァ」
「…なにさ」
「…俺ァよォ…家族もなんもいねーから親っつーもんがどんなもんか分かんねェんだ。
けど…これで間違ってねェとは…思ってんだよ」
「……いるじゃん」
「…は?」
「アンタ、いい家族いるじゃん」
…コイツもしかして家族と思ってないのか? いやどう見てももう家族でしょ?
そんな家族を失おうとしてるのにも…気づいてない…よね?
「血の繋がりがなくても…私から見てたらアンタらもう家族だよ」
「…まじ、か」
「うん。だからアンタも——」
〔——隊長ォォッ!〕
ぬォォォォッ?! びびびびビビビびっくりしたァァァ!
何?! 無線?! そして八雲?!
「ど、どったの八雲?! 声裏返ってんだけど?!」
〔ぃ…ま! タ…ナル…エイ…りァ……ぃ…ます!〕
「ちょ、ノイズゥゥゥ! 聞こえねェェェッ!」
〔し…きゅ…来て……だ…さ…! かぐ…らさ…が!〕
「え?! ちょ、今神楽さんっつった?!
チャイナ娘?! チャイナ娘がどうしたの?!」
[かぐ…さん…が! ぇい…リァ…と…戦…って…ま…す!
坂田…さ…でも…つれ…きて…く…ださ……!]
「ちょッ、聞こえないって! ノイズ入りまくってるから!」
〔死ね栄蓮〕
「何でそこだけハッキリ聞こえるんだァァァッ!
ってちょ、オイィィッ! 応答しろやァァ! オイコラァァッ!!」
だ、ダメだァァ…! 完全に電波的なものが届きません状態だァァ…!
つーか最後何アレ?! 総悟だよね?! 総悟だよね?! やけにクリアに聞こえたんだけど?!
「…だってさ、天パ。何かチャイナ娘がヤバイらしいよ?」
「…………」
「勿論…行くよね?」
挑発的に見れば、天パは腰に木刀をさしていた。
…準備万端って感じ…?
「…行くか」
「っしゃ! …でもこっからじゃかなり遠いんだけど…大丈夫かな」
「…俺に名案がある…。オイ定春!」
「さだはる?」
何それ? どこの人?
…ん? 何か床が暗くなった…よ…う……な……。
「…天パ。このビックすぎるドッグが…定春?」
「あァ」
「マジかァァ?! つーか絶対これ犬じゃないよね?! 何これ?! 何これ?!」
「ゴチャゴチャ言ってねぇで乗れェェ! 定春は走るの速ェからァァ!」
「いや聞いてないけどもォォォ!」
私の背丈の倍の大きさはあるよ?! ビックすぎでしょォォ?!
ま、まァとりあえず行くっきゃない! 乗るっきゃない!
「さ、定春くん? ヨロシクね?」
「ワン!」
「あ、可愛い」
(ターミナルへレッツゴーだァァァァ!)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.94 )
- 日時: 2013/10/14 14:00
- 名前: サイダー (ID: Ouicm1PF)
ふふ、今頃定春の魅力にきずいたことでもう遅い。(殴)
変なこと書いて、ごめん。でも一度は定春に乗ってみたいって思うよね・・
あれ。
そう思ってるのうちだけ?
どうおもうの?
ちょっと花火ーー!!
助けて!!
ため口すいません。
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.95 )
- 日時: 2013/10/14 22:22
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: nA/hfs8a)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11634165995.html
サイダー様
べべべべ別にィィィッ?!
私だって定春の魅力にくらい気づいてたしィィっ?!
の、乗ってみたいとか思ってたしぃぃぃっ?!(´Д`)
はい、こちらこそいきなりのタメ口andツン…デレ(?)すいません((
定春乗ってみたいですー♪絶対フワフワで気持ちいいですよね!(´∀`)
魅力もなにも…銀魂キャラには魅力しかn((黙
コメント有難う御座います♪お互い小説頑張りましょうー!
————————————————————————————————
町中を巨大犬が物凄いスピードで駆け抜ける。
その上には二人の侍。彼らの向かう先は、ターミナルだ。
37訓 カッコつけたら最後までカッコつけろ
「八雲! 栄蓮に連絡はとれたか?!」
「一応は! ノイズ入りまくってたんで伝わってたかは微妙っス!」
「マジか…!」
つーか最後、沖田隊長の死ね栄蓮で終わったんですけど。
しかもあの部分だけノイズ消えたし。何? 沖田隊長何者?
「ったく…ターミナルは幕府の重要建築物だ。下手に破損すりゃァ俺らの首が飛ぶ」
「まず最初に飛ぶのは土方さんあたりですかねィ」
「今この場でテメーの首をとばしてやろうかァァァ?!」
ほんとこのお二方は…仲いいんだかわりーんだか。
と言うかマジでやばくねェか、コレ。神楽さん1人で戦ってるんだけど。
「…つーか副長。何で隊長呼んだんスか? どうせ手出しできないでしょうに?」
「あいつはターミナルが壊れようと何だろうと暴れるだろうからな。
きっとあのエイリアンもなんとかなるだろーよ」
「オイ副長、アンタ自分の妹そんな扱いしていいのか」
流石は鬼の副長だ。自分の妹さえも使っちまう。
——その時だ。現場取材に来ていたリポーターが声を上げた。
…何か走ってくるんだが。何だあれ? 犬? …犬ゥゥ?!
「なっ、何かがこちらへやってきます! アレは…犬? 老人? 女性?」
「…ッ! まさか…ッ!」
「違います…! ——侍です!!」
俺達の前を飛び上がってエイリアンの方へ向かっていく犬。
その上には…坂田さんと、隊長が乗っていた。
「たっ…隊長ォォッ?!」
「ちょ…いきなり突っ込んでいく馬鹿がいるかァァ!」
「死ねーえーれーん!」
「ちょ、沖田隊長ォ! それ冗談に聞こえないっすよォォ!」
あのまま突っ込んでいったら死ぬぞ?! てゆか死ぬ気か?!
巨大犬の上に乗った坂田さんと隊長は刀を構えている。
「っしゃァ! 行くぞォ天パァァ!」
「おうゥゥ! ッ行くぜェェェェ!!」
——バクン。
「…………」
「…………」
え…え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇぇ゛ぇぇぇぇぇ゛ぇ゛ぇ゛ぇ?!
ちょ、飲まれたぞ?! エイリアンに犬ごと飲み込まれたぞォォォォ?!
「飲まれたァァァ! 散々カッコつけて飲まれたァァァ!」
「ちょ、栄蓮マジで死んじまったぜィ? 凄くね? 俺すごくね?
予知かねィ? それとも言霊パワーかねィ?」
「ただの呪いだァァァァッ!!」
「ギャァァァァ! エイリアンがこっちに来るぞォォォ!」
「た…ッ、隊長ォォォッ!」
—
「神楽ァァ! しっかりしろ、神楽ァァッ!」
エイリアンとたった1人で戦っていた神楽は、腹に攻撃を喰らってしまった。
血がドクドクと溢れ出している。そんな神楽に、必死に星海坊主は呼びかける。
「パ…ピー…?」
「神楽ッ! 神楽ッ!」
「ぱ、ピー…。わ、たし…、私…変わった…でしょ…?
私の力…人を傷つけるだけじゃないヨ…。人を護ることも…できるように、なったネ…」
「も…もういい! しゃべるな!」
「そういうふうに…したらネ…、いっぱい…友達、できたヨ…。
もう誰も…私を恐がったりしないアル…。もう…1人じゃないネ…」
「…ッ…」
「戦って戦って…夜兎、滅びたネ…。戦って戦って…夜兎一人ぼっちになってたネ…。
パピーも…兄ちゃんも……みんな…。
戦わなきゃいけないのは自分自身アル。このままじゃ…みんな一人ぼっちになってしまうヨ」
「…………」
茫然と星海坊主は神楽を見つめた。
その時、エイリアンが襲いかかってくる。神楽を抱きしめて避ける星海坊主。
しかし左腕を食いちぎられた。機械の破片がパラパラと落ちる。
「ぐううう…」
「パ…パピー…」
「ッ! 神楽ァ!!」
神楽の体がエイリアンによって宙に持ち上げられる。
しかし神楽は大怪我により、力が入らないようだ。
「神楽! 神楽ァァァァァ!」
『——神楽』
——……ゃん、
「神楽ァァァァ!」
『オーイ、神楽ァー』
——…ちゃん、
「この…クッソ…!」
『チャイナ娘ー!』
——…れ…ん、
『——けーるぞ、神楽』
『やんのかチャイナ娘ェェ!』
——ッ銀ちゃん…! …ッ栄蓮!!
ズバァァァッ、と神楽を掴んでいたエイリアンの身が一部裂ける。
それと同時にエイリアンの大きな口から白い何かが飛び出してきた。
「ッ神楽ァァァァァァ!」
「クソエイリアンがァァ! その子を離せェェェェ!」
「っ…銀ちゃ…! 栄、蓮…っ!」
伸びる手。必死に銀時と栄蓮は神楽に向かって手を伸ばす。
神楽もなんとか手を伸ばす。
しかし…届かない。
「「っ…うおらァァァッ!」」
二人して定春の上から飛び上がり、エイリアンに向かう。
真剣を振りかざす栄蓮。木刀を振りかざす銀時。
それをエイリアンにぶっ刺して、ガシィッと掴まる。
「こんのミミズ野郎ォ! そいつを離せェェ!
小便かけんぞォォ! この瞳孔女と一緒にあまーい小便かけんぞォォ!」
「誰がかけるかァァ! 地味に巻き込むなァァ!
かわりに全力でぶった斬るぞこのミミズエイリアンンンン!」
「——そんな事したらなァ…大事なところが腫れ上がるぞォォ!
あと余計にエイリアンに刺激与えるぞォォ!」
「「!!」」
ブシャァッ、とエイリアンに番傘をさす星海坊主。
にぃっと銀時と栄蓮は笑う。
「テメーらどのツラ下げてきやがったァァ!
特に女ァァ! 首突っ込むなってあらかじめ言ったろうがァァ!」
「もう忘れましたァァ! 過去は振り返らない主義なんですゥゥ!」
「振り返れェェ! つーか忘れんなァァッ!」
ギャオオオオッと声をあげるエイリアン。
ギンッ、と三人はエイリアンを睨みつけた。
「「「どけコルァァァ!」」」
「ギャォォォッ」
「「小便かけんぞォォォ!」」
「ぶった斬るぞゴルァァァァッ! チャイナ娘返せェェッ!」
(神楽————ッ!)
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.96 )
- 日時: 2013/10/14 21:13
- 名前: 瑠李 (ID: x2W/Uq33)
沖田隊長エスパーor超能力sy((死
げふっ・・・
いやぁ 定春は・・・可愛いよね←うん
もふもふしたい 乗りたいwwww
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【星海坊主編】 ( No.97 )
- 日時: 2013/10/15 20:46
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: lUj0AdnX)
瑠李
うん、絶対沖田はそんな感じだ!←
定春いいよね〜( ´∀`)♪ 確かにモフモフしたい!
あと定春の上でお昼寝してみたいかな?(笑)
————————————————————————————————
栄蓮と銀時、そして星海坊主。三人でエイリアンを退治している時。
軍艦が近づいてくる。そこに乗っているのは…松平片栗虎だ。
38訓 相手に気持ちを伝えたい時は大声で話しましょう
「うらァァァァッ!」
「だらァァァァッ!」
「つァァァァァッ!」
ぶはァァァァァ…! とりあえずちょっとは落ち着いたかな…!
…ん? …こっちに向かってくる軍艦…アレ、幕府の軍艦じゃね?
「おーおー、今頃うるせェのがブンブンたかってきたよ」
「あそこに乗ってるのは…破壊神、松平片栗虎って呼ばれてる人。
松平のとっつぁんが来たってことは…ヤバいよ…?」
「「マジか」」
「うん、とっつぁんは何でもするからねー…」
にしても久しぶりだなァ、とっつぁん。
最近お互いに多忙で全然会えてなかったからなァ。
「それにしても…テメーら地球人にしてはやるじゃねェか。
もうほとんどカタはついてらァ」
「てめーに言われても嬉しくねーよ、化け物め。
片腕でよくここまで暴れられたもんだぜ」
「私から言わせたらどっちも化け物だわ〜。あァ恐い」
「「テメーが1番恐いわ。ほんとに女か?」」
「そこまでハモられると悲しいんだけど」
何? 私化け物扱い? 女だよ?
もうちょいデリケートに扱ってよ? ガラスのハートが壊れるよ?
「…と言うか…ハゲ坊主さん片腕ないし。
ってか何それその腕。あれか、オートメイルか?」
「アニメがちげーんだよォォッ! つか誰がハゲ坊主だァァァ!」
「天パつぁんも片腕やられてんじゃん。
いける? …死んじゃうかもよ?」
わざと挑発気味に言えば予想通り反応を示す男2人組。
…なんて扱いやすんでしょうね!
「馬鹿野郎ォ、死ぬつもりなんざねーよ。
…勿論……、神楽を死なせるつもりもねーよ。…だろ?」
「当たり前じゃん? 何のために来たと思ってんの?
エイリアンだろうがハゲだろうがぶっ飛ばすよ!」
「おいそのハゲっつーのは何だ。誰のことだ? お?
…面白い奴だな、テメーら。だが銀髪、…腕1本で何ができるよ?」
「アンタも1本だろ」
「「いやいや…。2人合わせりゃ…2本だ」」
「プラス…2本っていうことでェェ!」
エイリアンに向かって飛び上がり、その身に刀をつきたてる。
思いっきり引き裂いてやればエイリアンから上がる叫び声。
「おらァァ! かかってこォォォいィィィ!」
「女ァァァ! 飛ばしすぎると死ぬぞォォ!」
「ッはァァ?! 悪いけど私はねェ! 殺し合う相手は決めてんだよォォォッ!」
どこぞの黒髪長髪野郎を殺るまでは死ねないィィィィ!
その時。エイリアンの中心部から何か出てくる。アレは…核か何か?
にしても大きすぎない? ヒートアップしてない?
「アレを潰せばこいつらを止めら…」
「「!」」
核の中心部に…チャイナ娘が取り込まれてる…?!
ちょ、呑み込まれてるゥゥゥゥ!
「チャ…イ、ナ娘ェェェェッ?!」
「の、呑まれちまったぜ?! どういうこったァァ?!」
「や、野郎ォ…神楽を取り込みやがった…!
このままじゃ…こいつを殺っちまえば…、神楽も、死ぬ…」
「!」
[——隊長ォォッ!]
ぬォォォォッ?! びびびびビビビびっくりしたァァァ!
何?! 無線?! そして八雲?!
アレ? こんなこと前にもなかったか?
[今から松平のとっつぁんがエイリアンにむけて撃ちます!
今すぐそこから離れてください!]
「はァァ?! ちょ、マジでェェェ?!」
[マジっすよ! ほんとヤバイから早く逃げて下さい!]
で…でもチャイナ娘が取り込まれてんのに…!
今エイリアンをとっつぁんがやれば…チャイナ娘まで…!
「…お前ら…、…行け」
「は…? 何言ってるんですか、ハゲ坊主さん?!」
「もうツッこまねーぞ?! もうツッこまねーぞォォ?!
…もうじきここは火の海だ。てめーらを巻き込むわけにはいかねェ。
…つくづく情けねー男だよ、俺は。
最強だなんだと言われたところでよォ…なーんにも護れやしねー。
家族一つ…娘ひとり守れやしねーんだなァ、俺って奴ァよォ」
「…………」
「これも逃げ続けてきた代償か。すまねェ神楽…。
せめて最期はお前と一緒に死なせてくれ」
「…はァ」
…ったくこのハゲ坊主さんは。何言っちゃってんだか。
その前に…。…オラにパワーを与えておくれェェェ…!
「すぅぅぅぅぅ…」
「…? 何をしている女、早く逃げ…」
「——オイコラとっつぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんん!!!!」
《アレー? おゥ、栄蓮じゃァねェかァ! 久しぶりだなァァ》
い、いよォォォし…! 軍艦までビックボイスが届いたようだァァ…!
いや結構軍艦近づいてきてるし! とっつぁんとまれェェェ!
「とっつぁぁぁぁぁん! 撃つのやァァァァめェェェェてェェェェ!」
《えェェェ? いィやァァァ、かァわいい栄蓮の頼みでもねェェ?》
「ふざけろとっつぁぁぁぁぁぁぁんんんんん!
グエッフ! ゲッフゲッフ! オう゛ェェェェ…」
「腹から声出しすぎだァァァ! むせてんだろォォォ!」
「うるせェ天パァァ! …あー、苦しい…」
こんなにも腹から声を出したのはいつ以来でしょうかァァ…!
その時…天パがしゃんで木刀を持ち直した。
「瞳孔女。…5分でいい。時間を稼いでくれ」
「けほ…ッ! っはは…5分だろうと10分だろうと…稼いであげるよ」
「て、てめぇら…!」
「…お父さんよォ、神楽がこんなモンで死ぬタマだと思ってんのかィ。
俺達を信じろとは言わねェ。…だが。…神楽のことは、信じてやってくれ」
そう言って天パは木刀をエイリアンの身につきたてる。
その影響で天パの体もエイリアンに取り込まれた。
「お前ら…何考えてやがるんだ!」
「だから…! 言ってんでしょーがァァ!」
「…ッ?!」
「…私達はアンタも、チャイナ娘…、…神楽も死なせない。
勝手に諦めるんなら諦めちゃってくださいって話ですよ、コンニャロー」
「…お前ら…」
「ッとっつぁぁぁぁぁぁぁん! 撃ったら2度とお酌しないぞォォォォッ!」
《えぇぇぇぇ? ソレはおじさん困っちゃうなァー》
「だから待てっつってんだァァァ! 5分でいいからァァ!
300円あげるからァァァァッ!」
「——5分なんかじゃダメですよ」
「!」
そう言ってやってきたのはメガネと定春クン、あと二人組の天人。
あ、この天人…確かハタ王子とか呼ばれてる奴だ。
「ッ貴様らァァ! この王子が目に入らぬかァァ!」
「今撃ったらもれなくこのハタ王子も爆死するぞォォ! もれなく国際問題だぞォォ!」
「…そういうことだとっつァァァん! だから撃たないでェェェ!」
「テ…テメーら」
は、早く戻ってこい天パァァ…! こちとらもう声が限界じゃァァ!
「…ゼーゼー…う、み坊主、…ゲッホ…さん…」
「…?!」
「誇りに思いなよ? アンタの娘…こんなにも大切に思われてんだから」
「…!」
《…ア、ゴメーンえれーん》
「…は?」
《いや、ちょっと待とうと思ったんだけどさァ。
今ちょっとつまずいちゃってねェ? …発射ボタン押しちゃったよォ〜》
「…………」
(嘘ォォォォォォォォォォォォォォッッ?!)
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