二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【ミツバ編】 ( No.198 )
日時: 2013/12/11 22:55
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 8AaSXZDw)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11727470083.html

 
 土方が栄蓮に呼びかける。が、全く返事がない。
 一声かけてから入ると、グッスリと眠っている栄蓮が目に入った。


 80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ


 ——ボタボタと落ちている鮮血。絶望に沈みきった瞳。
 チャキ、と少年は刀をかまえた。栄蓮はハッとなる。


『 っ?! 』


 一瞬のことだった。腹に向かって刀を突かれる。
 ギリギリのところでかわした栄蓮に対して少年は舌打ちをする。


『 アレ…? 』


 栄蓮がそう呟いたので少年が微かに反応した。
 今刀を向けられたということも気にせず、栄蓮は少年の腕をがっと掴んだ。


『 テンメ…ッ?! 』
『 怪我してるけど…ねェ、大丈夫? 』
『 は…? 』


 ボタボタと血を流しているその細腕。体中からも血は微量だが流れている。
 呆気にとられて思わず刀を落としてしまう少年。


『 …ウチの道場に来て? とりあえず治療しよう! 』
『 お前…何言って…。俺のこと…聞いたことねェのか…? 』
『 え? 何が? 何それ? 』
『 “蒼紫の化け物”って…ここらではすんげー…有名なのに 』


 その言葉に栄蓮は兄からの注意を思い出した。ふっと遠い目になる。


『 あー…そういや聞いたことあるある 』

『 なんで…逃げねェんだよ 』

『 は? 何言っちゃってんの? 何で逃げるの?
  怪我してる人助けんのは普通じゃないの? 』


 きょとんとした顔で言う栄蓮に、少年は目を見開く。
 これまでにそんな事を言われたことがなかったからだ。


『 俺ァ…テメーを…テメーらを…殺しに…来たんだぞ…? 
  だからさっきの奴らも逃げたんだ…。俺は、人斬りだから。…化け物、だから』

『 あ、そうなの? …でもさ? いや、私が思うになんだけどね? 』


 にっこりと栄蓮は微笑む。優しい優しい笑みだ。
 持っていた手拭いで少年の頬についている血を優しく拭いながら栄蓮は言った。


『 アンタ、化け物なんかじゃないじゃん? 』
『 え… 』
『 哀しい目をした、でもどこか優しげな…“人間”でしょう? 』
『 ア…ンタ… 』


 ポロリと。少年の瞳から涙が零れおちた。
 え、と少年が一番戸惑っているようだ。


『 な…なんで…ッ、なんで、涙なんか… 』
『 ホラ、化け物なんかじゃないじゃん 』
『 …っ 』
『 本当の化け物にそんな綺麗な涙は流せないもの。…さ、行こう? 』


 —


『 たっだいまー 』
『 お帰り栄れ…ってうおォォォォォ?! だ…誰だァその人ォォォ?! 』
『 あとで説明しますから今は治療してあげてくださいイイイ! 』
『 わ、分かった! 』


 ——数分後。近藤によって包帯やガーゼを巻かれた少年は、無表情で座っていた。
 その周りにいるのは、栄蓮、近藤、土方、総悟、ミツバである。


『 で…栄蓮。コイツ誰でィ? 』
『 少年 』
『 俺のこと馬鹿にしてんのかィ?! 』
『 …… 』
『 もしかして…“蒼紫の化け物”か? 』


 紫色の髪と青い瞳を見てそう思ったのだろう。土方が問うた。
 少年は一度土方をひと睨みすると、コクリと頷いた。


『 ふぬぉっ?! 何?! めちゃくちゃイケメンじゃねぇか?! コレが蒼紫サン?! 』
『 蒼紫サンって何でィ近藤さん。栄蓮、コイツ名前なんてーの? 』
『 え? あ…えっと……ワッチュアネィィム?! 』
『 発音ワリーんだよバカ 』
『 ンだとコラ馬鹿兄さんんんんん!! 』
『 ちょ、栄蓮。落ち着いて? 』

『 ざ…り、……くも 』


 小さな小さな、掠れた声で少年が自分の名を言う。
 しかし聞き取ることができず、全員が耳を向けた。


『 かざ、きり…や、くも 』
『 八雲かァ。いい名前じゃないか 』


 栄蓮は八雲の顔を覗き込んだ。八雲も栄蓮の方を見る。


『 ねぇ…なんで化け物なんて呼ばれてんの? 』
『 …人殺すからだろ 』
『 え、マジでか? 人殺すの? 』
『 いや…さっきお前を殺そうとした 』
『 え、マジでか?! 』
『 気づいてなかったのかよォ?! 』

『 ブッ…がっはっはっはっはっ!! 』


 二人のやりとりを見ていた近藤が大きな声で笑い始める。
 ギョッとして栄蓮と八雲は近藤を見た。


『 なかなかいいコンビじゃないか、お前たち! 』
『 いや… 』
『 どうだ? 君もうちの道場に来るか? 』
『 ちょ、何言ってんだ近藤さん?! 人斬りだぞ?! 』
『 俺にも…こいつが。…八雲が悪い奴には思えないんだ 』


 ちょっと微笑みながら言う近藤。八雲の瞳が見開かれた。
 その言葉に土方も黙ってしまう。


『 どうする…? なかなか剣の筋もいいんだろう、きっと? 』
『 近藤さん、相手人斬りですぜ 』
『 あ、それともご両親とかに迷惑かな? 』
『 …親は、いねぇ 』


 小さな声で言う八雲。ハッとその場にいた者達の瞳が見開かれた。


『 …親に捨てられて、ある男に人斬りとして育てられた 』

『 そ、うか… 』

『 でも俺はこんな所にいねぇほうがいい。…助けてもらう義理もない。
  …邪魔した 』


 立ち上がって去ろうとする八雲。その手を土方が掴んだ。
 が、次の瞬間物凄い勢いでそれを振り払う。その表情は恐怖に満ちている。


『 お、前… 』
『 触んな…ッ! 俺に触れギャアアアアアアアッ?! 』
『 え、普通に触ってよくね? 普通にいけね? 』
『 何してんだ栄蓮んんんん! 』


 ガッシィッと栄蓮が八雲の手を掴んでいる。
 が、近藤は八雲の様子に気づいた。


『 八雲…お前、栄蓮はなんか大丈夫そうだな…? 』
『 あ…そういや、さっきもちょっと触られた… 』
『 なんでだ…? 』
『 ……。…恐くないんだ 』
『 え? 』


 どこか泣きそうな声で八雲は呟いた。ぎゅ、と拳がつくられる。


『 なんでだろうな。…俺にとって…他人は、恐いものなのに 』
『 …… 』
『 このアバズレ女だけは…恐く、ねぇや 』
『 誰がアバズレだァァァ?! ってちょ、どこ行くのォォォ?! 』


 —


『 …… 』


 翌日、栄蓮は縁側でぼんやりと空を眺めていた。そんな時、隣に近藤が腰を下ろす。


『 …… 』
『 八雲のこと…考えてるのか? 』
『 …はい 』
『 ハハッ、俺もだ! 』


 豪快に近藤が笑う。栄蓮も微笑んだ。


『 なァ、栄蓮。お前さ…八雲に出会った時、何か言ったか? 』


『 え? んーと…何か自分のこと化け物とか言ってたから…
  人間でしょって言ったり… 』


『 あ、それだな 』


『 へ? 』


『 八雲についてちょっと調べたんだけどな…。アイツ、本当に化け物扱いされてるみたいなんだ。
  だから…お前が“人間”だって言ってくれたとき…よほど嬉しかったんだろうな。

  そんな事を言ってくれたお前だから…触れられても恐くなかったんだろう 』


 近藤が穏やかな表情で言う。栄蓮はきょとんとしている。
 その時、近藤の雰囲気が一瞬で変わった。


『 なァ、栄蓮。俺…八雲にな、幸せになってほしいと思うんだ 』
『 近藤さん… 』
『 “人斬り”ではなく…もっといい立場で、活躍して欲しいんだ 』
『 そうですね 』
『 だから…俺は八雲も江戸に連れて行こうと思っている 』


 その言葉に栄蓮は少々驚く。が、とても嬉しそうに笑った。


『 いいと思いますよ、それ! 八雲には言ったんですか? 』
『 今日の朝、探して無理矢理会いに行ってな。絶対連れて行くからなァァって言っておいた! 』
『 近藤さん? それ全然八雲行く気ないんじゃないんですか? 』
『 恐らく…男とやらに何か弱みを握られてる 』


 え、と栄蓮の瞳が見開かれた。近藤は至って真面目だ。


『 俺の見た感じなんだけどな。…で、だ。…栄蓮、頼みがある 』
『 へ? なんです…っええ?! 近藤さんんんん?! 』


 近藤が栄蓮に対して土下座しているのだ。
 額を床にこすりつけるほどに、深く深く。


『 本当に…本当に、すまない。本当にすまない、頼みなんだが…。
  今の八雲には…きっとお前が必要だ、栄蓮 』


『 ちょっ、近藤さん?! 』


『 俺に対しても、まだ…いまいち心を開いてくれない。
  だが…栄蓮。お前に対して八雲は、希望のようなものを抱いているようだ。
  たった一言が…八雲の心に大きく響いたんだろう。

  だからきっと…八雲にはお前が必要だ 』


『 へ… 』


『 栄蓮。…共に江戸へ、行って欲しい 』

 

 
( 土下座をしたまま、近藤はそう言った )


 —


 グダグダすぎて泣ける←

 また簡潔にまとめたものアップします←

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【ミツバ編】 ( No.199 )
日時: 2013/12/13 00:54
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: x9WEDbHK)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11728085320.html

参照≒「蒼紫→副隊長」。あと土方とか沖田とか。

 —

 土下座を続けながらそういう近藤。
 結局その場で返事をできないまま、その日は終わった。


 81訓 優しい人は損をすることが多い


『 …… 』


 近藤達が江戸へ上京する3日前となった。栄蓮は相変わらず空を見上げている。
 そんな栄蓮の隣にミツバが腰掛けた。


『 ミツバ… 』
『 どうしたの? そんなに浮かない顔して…何かあった? 』
『 …… 』


 —— “ 栄蓮…本当にずっとここにいてくれるの? ”

 不安げに、そして嬉しそうに尋ねてくるミツバを栄蓮は思い出した。
 だからこそ言えるわけがない。


 “ 江戸へ行かなくてはならないかもしれない ”などと。


 その時、近藤が八雲を連れてきたようだ。…何故かボロボロである。


『 あら。近藤さん、と…八雲さん? ふたりともボロボロじゃないですか 』
『 いや、ちょっと鎖を断ち切ってきたんだ! なっ、八雲! 』
『 …そッスね 』


 恐らく…“鎖”というのは、八雲が言っていた男のことだ。
 八雲を人斬りとして育てたその男を何とかしたのだろう。おかげでぼこられたようだが。


『 ミツバ殿。ちょっと八雲の治療をしてやってくれるか? 』
『 ええ、いいですよ 』
『 …… 』
『 八雲、大丈夫だ。ただの治療だ 』


 ミツバに対して一瞬怯えたような瞳を向けた八雲に近藤はそう声をかけた。
 それを聞いて八雲は表情を少し緩め、そしてミツバと共に一室へ入っていった。

 近藤はくるりと栄蓮の方を振り返る。


『 …栄蓮。その…昨日の事なんだが… 』
『 … 』
『 八雲もな、共に江戸へ行くことを決めてくれたよ 』
『 …… 』
『 今も男に話をつけてきたんだ。
  …これでもうアイツは、無理に人を斬らなくていい 』


 安堵しながら近藤は言った。栄蓮も小さく微笑む。


『 近藤さん。私も…八雲を支えたいですよ。私なんかで力になれるのなら、協力したいです 』
『 …… 』
『 でも…ミツバを置いてはいけない 』


 ミツバは病弱だ。江戸に行ったとして空気の悪さに体調が悪くなるのは避けられないだろう。
 栄蓮自身それは嫌なのである。


『 そうだよな…。それにもう約束してるんだもんな。総悟とも 』
『 …はい。どうすれば… 』
『 ——っああああああ!! 』
『『 ?! 』』


 八雲の叫び声が響き渡り、近藤と栄蓮は驚いて駆けつけた。
 
 そこには治療を終えた八雲とミツバ。それに二名の仲間がいた。
 その二人も動じているようだ。


『 オイ、何があった?! 』

『 す、すいません、近藤さん…! 俺達、噂の蒼紫の化け物がいた事に驚いて…!
  つ、つい…大声で…あ、蒼紫の、化け物だって…言ったんです…! 』

『 そ、そしたら…目の色、変わっちまって… 』


 八雲の精神状態は今極限なのだ。いくら縁をきったからと言ってもだ。
 近藤は慌ててうずくまっている八雲に近づく。


『 オイ、やく——ッ 』

『 テメェらも! テメェらも結局はアイツらとおんなじかよ?! ちょっと頼れば…!
  そうやってまた…みんな俺を裏切る…! っ化け物呼ばわりする!! 』


 その声にはまだ幼い少年の苦しみがあらわれていた。
 ずっとずっと苦しんだのだろう。近藤はそんな八雲に落ち着けといわんばかりに手を伸ばす。


『 触んな!! もう…俺に、関わんな…!

  もしくは…、殺せ…! ッ…殺してくれ…!! どうせ俺は化け物なんだよ…! 一生そう呼ばれんだ…ッ! 
  何かを護ろうとしただけなのに…なんで…なんで俺が化け物なんて…ッ! 
  ただ…護りたかっただけなのに…!!』


 次々と紡がれる言葉。全員が全員固まっていた。
 しかし次の瞬間、 うおらァッ! と言う掛け声と共に八雲が吹っ飛んだ。


『 こんの…馬鹿ァァ! 』

『 な…なんだとコラァッ! テメーに俺の気持ちが分かんねぇだろ?!
  家族に裏切られる気持ちなんざ…! 』

『 分かるかボケェェ! 』

『 じゃあ…! 』

『 でも! 人にぞんざいに扱われる気持ちは分かんなくもないよ?! 
  家族護ろうとする気持ちは分かんなくもないよ?! 私はその家族さえも傷つけちゃったけどね?! 』


 必死の剣幕で言ってくる栄蓮に八雲は目を見開いた。
 栄蓮は弱々しく微笑んで、八雲と目線を合わせるようにしゃがんだ。


『 凄いと思うよ…。家族そうやって、護ろうとできるんだから。
  どんな手段であれ…そうやってちゃんと、護り続けてたんだから 』

『 …もう護るものも、必要もなくなった…。親は完全に狂った…。
  俺にはお前を…誰かを殺す理由も…、もう何もない。…頼むから、殺してくれ 』

『 アンタが私を殺す理由がないように私にもアンタを殺す理由はない 』

『 …頼む…。もう…恐ェんだ…。裏切られんのも…誰かを殺すのも…もう…恐ェ…。
 俺に……居場所なんざ…ねェんだ……ッ——! 』


 よほど人に化け物と呼ばれたことが苦しかったのだろう。
 家族に裏切られたことも、誰かを殺すことさえも、本当はずっと恐ろしかったのだ。


『 …居場所ならあるよ 』
『 え… 』
『 江戸へ行くんでしょ? …あるじゃん 』


 その言葉に八雲は目を見開き、近藤を見た。近藤は優しく微笑む。


『 それにもし居場所がなくなったのなら、私がつくってあげる。
  アンタは人間だし、それに…ひとりじゃない 』

『 …… 』

『 何があっても、私は…私達はアンタを裏切らない 』


 八雲の瞳を見つめながら言う栄蓮。彼はどこか安心したような笑顔を見せた。


 —


『 …ミツバ、ちょっといい? 』
『 ……。なぁに? 』



 あれから2日。いよいよ明日は江戸へと旅立つ日だ。
 ちょいちょいと栄蓮はミツバを呼び出し、縁側に腰掛けた。


『 ……ミツバ、私いま悩んでることが 』
『 江戸へ、行ってあげて 』


 ハッとなり、思わずミツバを見る栄蓮。彼女は微笑んでいた。
 …涙をこぼしながら。


『 近藤さんにも…お願いされたんでしょう? 土下座、されてまで…。
  それに…今の八雲さんをなんとかできるのは、きっと栄蓮しかいないわ 』

『 ミ…ツバ… 』

『 八雲さんのために…江戸へ、行ってあげて 』

『 何ででさァ?! 』


 ガササッと再び茂みから総悟が飛び出してきた。
 その表情はミツバと栄蓮と同じように苦痛で歪んでいる。


『 姉上が先だったじゃねェかィ! なんで姉上もそんなこと言うんでさァ?!
  栄蓮と一緒にいたいって言ってたじゃねーかィ! 』

『 総ちゃん…。私もね、八雲さんに幸せになってほしいの。
  …どうか“幸せ”を知ってほしい… 』

『 何で…ッ! 栄蓮! 
  なァ栄蓮! 姉上の傍に居てくれよ! …ッ居てあげてくだせェ! 』

『 そ…うご… 』

『 そーちゃん… 』


 我が儘などではない。…総悟は自らの姉のことを思って言っているのだ。
 

『 姉上は口では栄蓮の背中押してるけど…泣いてるんですぜ?!
  本当の気持ちなんて分かってんだろィ、栄蓮?! 』

『 …っ 』

『 っなァ栄蓮!! 』

『 そーちゃん! 』

『 っ! 』


 グシッとミツバは涙を拭い、総悟の頭の上に手を置いた。ミツバは無理に微笑む。


『 いいのよ。…有難う、そーちゃん 』
『 な…んで…っ 』
『 ミツバ…私…… 』
『 栄蓮。…私は背中を押すわ。八雲さんを…支えてあげるのよ? 』
 

 寂しい思いをグッとこらえてミツバは言う。
 くしゃりと栄蓮の顔が歪み、ゆっくりと立ち上がった。


『 ごめんね、ミツバ。…ありがとう 』


 そう言って去っていく栄蓮。その背中を見つめながら、またミツバは涙を流し始めた。
 確かにミツバは今栄蓮の背中を押している。だが…それは全て優しさなのだ。



『 待てよ…待てよ栄蓮! 』

『 そーちゃん… 』

『 姉上の本当の思い分かってんだろ?! なんで?! なんで姉上のことは後回しなんでさァ?! 
  親友なんじゃねェのかよ?! それとも親友はどうでもいいのかよォ?!』

『 そーちゃん…ッ! 』


 ギュウッとミツバが総悟を抱きしめる。涙が総悟の頬におちた。


『 人間にはね…どうしても、我慢しなきゃいけない時があるのよ… 』

『 でも…ッ 』

『 …私が八雲さんのためにできることは、我慢すること。
  …それしかできないの。治療も、会話も…彼自身を癒してあげることは、私にはできなかったから… 』

『 姉、上ェ… 』


 自らの姉の切実な思いに、総悟はぎゅうッと目を瞑った。



( どうして、この世界は )
( 誰かが犠牲にならなきゃ、誰かに幸せを与えられないんでィ )

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【ミツバ編】 ( No.200 )
日時: 2013/12/13 17:05
名前: Dr.クロ (ID: /PtQL6mp)

ナギまだかな〜

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【ミツバ編】 ( No.201 )
日時: 2013/12/14 00:10
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: yJbSBs4g)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11728715299.html

 Dr.クロ様

遅くなりすいません…(´・ω・`)!

————————————————————————————————


「ん…ぅ?」
「あァ…。起きたか」
「………。ッギャァァァァァァァァァァァ?!」


 82訓 第一印象に騙されちゃだめ


 何やってんの?! なにやってんのこの人?! マジなにやってんの?!


「なんで私の部屋勝手に入ってんの?! なんで普通に居座ってんの?! 間に合ってますけど?!」
「何がだボケェェェェ! オメーが爆睡してたから起きるまで待ってたんだろーがァァァァァ!」


 それにしても普通に部屋の中入って座ってるか?!
 しかもタバコの煙くせェェェ! こんの馬鹿兄さんんんん! 煙草を吸うなァァァ!


「で、なに?! なんなの?! なんなんですか?!」
「何でそんな敵意むきだし?! …大事な話がある。どうする? ここで話すか?」
「ここじゃ兄さんのタバコ臭が満ちるから場所変える!」
「あっそ」


 —


「うおりゃァァァァァァ!」
「グブォッ!」


 はァい一本んんんんん! まーた私の勝ちィィィィィ!

 場所変えようって言われて来たのは道場。で、今はちょっと軽く手合わせ中!
 え? 絶対軽くねーだろって?


「テンメェェェ! 喋れねーだろうが! もうちょい加減しろォォォ!」

「いやァ〜ストレスがたまりにたまっててさァ。兄さんをボコ…じゃないや。
 兄さんと手合わせして発散しようかな〜と思って!」

「オイいま最初“ボコ”って聞こえたんだけど? ボコるじゃねーよな? ボコるじゃねーよなァ?」


 お察しの通り…イカンイカンイカン。そんなこと言ったら殺される…!
 で…話ってなんなんだろう?


「…実はな」
「——おやおや、ふたりともお揃いかァ。一体何の話をしてるんでェ?」
「…! 総悟…」


 竹刀を肩に置き構えた総悟が、私たちを見ていて。
 …どうしたんだろ。ミツバは大丈夫なのかな。


「土方さん。…一手、ご教授してもらってもいいですかね」
「…………」
「ワリーね、栄蓮」
「あ、いや…大丈夫だよ」


 うん、イヤな予感しかしねーぜ! 女の勘は結構当たるんだぜ!

 そして兄さんと総悟の手合わせが始まった。ちなみに私は正座で見守ってます!
 …にしても、兄さんも総悟も凄いなァ。一切無駄がなくて、気を抜けば一瞬でやられるって感じ。


「土方さん…っ。近頃…姉上の周りを嗅ぎ回らせてるようで…。
 一体どーいうつもりなんですかね…?!」

「…………」

「これ以上…姉上の幸せブチ壊すのはやめてもらいてーんですが」


 マジか。兄さんそんなことしてたのか。マジか。アイドンノーだったわ。
 アレ? 何か兄さんこっち見てね? 話聞けってか? そんな感じだよね?


「…“転海屋”。不逞浪士と大量の武器を闇取引している嫌疑がかかっている」
「「!」」


 転海屋…って、あの男の人だよね…?! ミツバの旦那さんだよね…?!


「密輸で仕入れた武器を浪士どもに高値で売りさばいてやがる。…ありゃ闇商人だ。
 てめーの姉貴の旦那は…俺達の敵なんだよ」

「…………。土方さん。
 攘夷浪士どもがどんな武器もとうと俺達が叩き斬りゃいいだけの話じゃねーですか。小せェ話だ」

「…………」

「栄蓮達三番隊も重傷を負った隊士はいたらしいが…命は無事なんだろ?」

「あ、うん」


 でも…あんなの放っておくことはできないし…。でもミツバの旦那さんんんんん!


「清濁併せ呑むくらいの器量がなきゃ商売やっていけやせんよ。
 それに…商売はともかく、あの人の人柄はアンタらも見たでしょう。

 …あの人は心底姉上に惚れてますよ。きっと、幸せに…」

「…!」


 あァ…。兄さんの目の色が…変わった…。
 ねェ総悟…。それって…もしかしなくてもなんだけど、さ…。


「そいつァ俺に…。…俺達に奴を見逃せといっているのか」
「アラ、そう聞こえやせんでした?」
「既に三番隊も数名やられてんだ。栄蓮もこの件には深く関わってる。俺も栄蓮も無理だ」
「…………」
「今のは聞かなかったことにしてやる。…気が失せた、あとはひとりでやり——?!」


 いきなり総悟が後ろから兄さんに向けて突きを見せた。
 ぎりっぎりのところで兄さんは交わしたけど…総悟、本気だ…。


「まだ話は終わってませんぜ!」
「チッ…寝ぼけてんのかテメェ! よもやそんな悪党とくっついて姉貴が幸せになれると思っちゃ…」
「…?!」


 ——ガシャァンッ…


 総悟が片手に強く強く握っていた竹刀を、スルリと落とした。

 ポリポリと頭をかきながら。苦しそうにしながら。…涙を、滲ませながら。
 ただただ、床を見つめてる。


「…ねーんですよ」
「…え…?」
「っもう…長ェこと、ねェみたいなんでさァ…」


 初めて…ううん。久しぶりに見た、総悟の泣き出しそうな顔。
 なんでだろう…罪悪感が、こみあげる。


「やってられねーよ…小さい頃から親の代わりに病弱な身体カラダおして俺の世話ばかりでよォ…。
 自分のこともほったらかしで…婚期も遅れちまって。ようやく幸せ手に掴んだと思ったら…」

「……」

「せめてよォ…死ぬ前に一時でも人並みの幸せ、味わわせてやりてーんですよ。
 見逃せとは言わねェ…。ちょいとだけ時間を……」


 総悟が私と兄さんに向かって、小さく頭をさげてくる。
 あぁ…そんなに必死なんだ、総悟も。…大切なんだ、ミツバが。


「…土方さん、姉上がずっと結婚しなかったのは…アンタのこと…」
「……。…兄さ」
「取り引きは明日の晩だ」
「「!」」
「刀の手入れしとけ。…行くぞ、栄蓮」
「ちょ…兄さん!」


 なんでそんな言い方しかできないんだよバカヤロォォォォォォ!
 誰よりも総悟のこと思ってるくせにィィィィ! あァァ…もォォォ…!


「…わ…ねェ」
「そ、総悟」
「っ気に食わねェ…!!!!」
「!」


 怒りきった、憎しみに染まりきった、総悟の瞳。
 ちょ、コレ…ヤバイ…!


「そ、総悟。落ち着い」
「どけェ!!」
「わッ?! そっ…総悟!」


 総悟が立ち去っていく兄さんに向かって走っていく。
 そのまま思いっきり飛び上がって、大きく総悟は竹刀を振り上げた。


「ッ土方ァァアアァァアアァァ!!!!!!!」
「総悟…! 兄さん、危なっ…!」
「——うああぁぁあぁぁ!!!!」


























『 みんな江戸で一旗あげるって…本当? 』


 上京する前日、ミツバが土方に対して言った。
 土方はチラリとミツバを見る。


『 …誰から聞いた 』
『 そーちゃんが…昨日意気揚々と…。それに…栄蓮のこともあって… 』
『 ……… 』


 縁側に腰掛けているミツバと、立っている土方。
 ——そして木陰には総悟が、また別の場所には栄蓮がいた。偶然鉢合わせたのだ。


『 …私も 』
『 … 』
『 私も、連れて行って 』


 頬を朱に染め、俯きがちになっているミツバ。それでも口は止まらない。


『 私は…そーちゃんの親代わりだもの。あの子には私がいないと…。
  栄蓮も八雲さんのためにいくみたいだし…よく、考えたら…私も行けばいいんじゃないかと思って… 』

『 …… 』

『 それに…私、みんなの…。栄蓮の…。
  ——十四郎さんの傍にいたい 』


 ずっと思っていた土方への告白。ミツバは拳を握り締める。
 数秒間の沈黙が続いた。


 そして土方は前を向いたまま、ミツバを一瞥もせずに、
 




























『「しらねーよ」』
「……ッ」
『「知ったこっちゃねーんだよ…お前のことなんざ」』
「ちょっ、兄さん…!」


 …一瞬で、総悟が兄さんにやられた。いつもなら有り得ないのだけど。
 あんな精神状態でいけば…こうなることは、見えてた。


 なんでそんなこと言えるの…。全然、そんなこと思ってないくせに…。


「…行くぞ、栄蓮」
「ちょ…ちょっと、兄さん?! 離してよ?! 総悟今ので怪我して…」
「…………」
「兄さん!!」





( 気に…食わ…ねェ…… )

Re: 【銀魂】 生涯バ ( No.202 )
日時: 2013/12/14 02:24
名前: 牡丹 (ID: x2W/Uq33)

あああああうああ!←
な 泣きますよ!泣きますからねッ!?うわーん!

もうストーリー構成がすごい!尊敬!


あ、私が書いてる、真撰組ドS兄妹、書き直すことにしたんで、そのときはお願いします!


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