二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【記憶喪失編】 ( No.83 )
日時: 2013/10/08 22:41
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: I3lm3qcr)
プロフ: ちょっと文省略しすぎた(´;ω;`)

 Sora様

八雲とお妙さんの関係は栄蓮と神楽みたいな感じですね(笑)
喧嘩もするけど協力し合う時はしあうみたいな( ´∀`)

...Let's ジャスタウェイ! でございまs((


 瑠李

ジャスタウェイのあの目がなんかすき←
もうオラには感情ねーよみたいな((黙


————————————————————————————————

 結局あの日から栄蓮と近藤の行方は掴めず終い。
 さらには銀時までもが行方不明となるしまつ。

 屯所内で八雲は、ただただ茫然としていた。


 33訓 忘れさせちゃいけないことは思い出させろ


「えーと…山崎。…ん? コレなんて読むんだ?」
退サガルです。山崎退」


 “さがる”ってうっても“退”出てこないよ面倒くさいよ…。

 …武装警察真選組の観察である山崎退はとある工場に来ていた。
 そこは何か事件の匂いがするらしい。


「おたくもリストラされたのかい? ここにいる奴ァ皆そんなもんさ。
 オーイ皆ァ、新入りだぞォ。似た者同士仲良くやってくれー」


 無論山崎はリストラなどではない。れっきとした仕事である。

 行方不明となっている栄蓮と近藤の所在も知りたいところだ。
 栄蓮が行方をたって以来、何かもうニコチンとドSと二枚目が色々とおかしい。


(一体どこに行っちゃったんだよ〜栄蓮隊長ォォ…!)

「——こんにちは。新入りさん…ですか?
 私も最近入ったばかりなんです。宜しくお願いしますね?」

「あ、どうも。こちらこ……」


 丁寧語で話しかけてきた人物を見て山崎はフリーズした。

 いや、どう見ても栄蓮である。髪はおろしているようだが。
 ちょっと大きめの作業服に身を包んで、綺麗な笑みを浮かべているが。


「ッて栄蓮隊長ォォッ?! なァァにしてるんですかァァッ?!」
「え? えれんたいちょー? …ごめんなさい、よく分からないんですが…」
「皆さん心配してるんですよ?! それより近藤さんは?!」
「あ、あの…ッ! な、なんか…ご、ごめんなさい…ッ」
「——オイ、ジミー。栄蓮さん泣かせちゃダメだぞ」


 どこかで聞いたことのある声。
 ギギギギギ、と山崎は首を回転させて声の主の方を見る。


「あ、銀時さん。お疲れ様です〜!」
「お疲れ様、栄蓮さん。このあとどう? 飯食いに行く?」
「アンタらなんでそんな仲良くなってんだァァァッ!」


 …銀時である。
 ウフフアハハと会話している2人を見ていると山崎はだんだんイライラしてきた。


「何してるんですか万事屋の旦那ァ! アンタ万事屋は?」
「ヘイ新入り、その2人記憶喪失だから何言っても分かんねェぜ」
「栄蓮隊長はともかく…旦那まで記憶喪失ゥゥ?!」
「あ、でも…万事屋は解散しました」
「解散んんんん?!」


 何だかもう訳がわからなくなってきた山崎である。

 ——そして仕事が始まった。
 ベルトコンベアに乗って流れてくる何かを組み合わせる地道な仕事だ。
 

「オイィィィ! テメッ何やってんだァ?!
 こういう流れ作業は1人がミスったらラインが全部止まっちまうんだよ!」

「ス…スイマセン」


 早速お叱りをうける山崎。…しかし、しかしだ。
 
 何かもうやる気の失せる表情をした顔。
 棒の手が2本胴体部分についたコレは一体なんなのだろうか。


「あの…コレ、なんなんですか? 何作ってるんですか?」
「はァ? アレだよお前…ジャスタウェイに決まってんだろーが!」
「だからジャスタウェイって何だって聞いてんだろうがァァ!」
「ジャスタウェィはジャスタウェィだァァ! それ以上でもそれ以下でもねェェ!」


 イヤ名前だけは妙に立派だが、非常に見ていて苛立つ表情をしている。
 恐るべしジャスタウェイ。


「こんなもんはなァ! ただひたすら手ェ動かしてりゃいいんだよ!
 見ろォ、坂田と栄蓮をォォ!」

「うおおおお! スゲェェ! 速ェェ!」

「流石坂田さんと栄蓮さん! 
 次期工場長候補と副工場長候補は違うねェェ!!」

「ふふ〜、何か天職見つけちゃった感じです〜」

「「「おおおおお! いいねェ栄蓮さん!」」」

「イヤアンタには既に隊長という天職があるからァァァァッ!」


 —


「ふぅ〜…ひと仕事した後のお弁当は美味しいですね〜、銀時さん」
「そうですね〜、栄蓮さん。あっ、お茶飲みますか?」
「え? いいんですか? 有難う御座います、銀時さん」
「もうアンタら爆発しろよ」


 休憩時間。非常に山崎は疲れた様子だ。
 とりあえず栄蓮を発見したと土方に伝え、改めて栄蓮の方を向き直った。


「栄蓮隊長、帰りましょう。貴女の居場所はここじゃないんですよ!」
「え…? い、いえ…あの…。そんな事を言われても…」
「アンタは隊長なんです! 三番隊隊長、土方栄蓮なんですよ! キャラ戻してください!」
「キ、キャラ戻してくださいと言われましても……」
「——コラ貴様ァァ! 栄蓮さんに何をしているかァァッ!」


 変なのが来た…と山崎は身構える。
 …が、次の瞬間フリーズした。いやどう見てもゴリラである。近藤である。


「ゴッ、ゴリさん! お疲れ様です〜」
「いやァ、お疲れ様です栄蓮さん! 最近この職にも慣れきましたn」
「——何してんだアンタはァァァッ!」 
「グフッ」


 山崎のパンチが近藤にクリーンヒットである。
 ズザザァァッと倒れこむ近藤。慌てて寄り添う栄蓮と銀時。


「何してるんですか! えっと…あの…えっと…新入りさん!」
「山崎だァァッ! もう何でもいいから名前だけはちゃんと呼んでください!」
「ジミー! ゴリさんも僕たちと同じで記憶喪失なんだ! デリケートに扱わなきゃなんだァァ!」
「記憶喪失ゥゥ?! ちょ、局長までェェ?! バカのくせに! バカのくせにィィ!」
「言いすぎですよジミーさん! バカはバカなりにバカな悩み抱えてるんです!」
「もう面倒くせェよアンタらァァ! て言うか山崎だっつってんだろォ!」


 ガッと山崎が近藤の腕を掴む。
 その拍子に近藤が持っていたジャスタウェイが、少し離れたところに落下した。
 …次の瞬間。


 ——ドガァァァァァンッ!


「「「…………」」」
「……………………」


 …物凄い爆発である。
 1つのジャスタウェィの爆発により、倉庫内にあるジャスタウェィにも次々と誘爆している。
 ぼーぜんあんぐりといった感じだ。


「……う」

「嘘ォォッ! ジャスタウェィがァァッ! ジェスタウェィがァァッ!」

「爆発物だったなんてェェェッ!」

「で、でも悪いのはそんなのを作らせてたおやじさんです!
 おやじさんであって、悪いのはジャスタウェィではないです!」

「アンタいい加減に目ェ覚ませ隊長ォォォッ!」


 迫ってくる炎から逃げながら山崎は叫ぶ。
 安全なところに4人は逃げ込む。ほぅ、と息をつく栄蓮。


「ッ…栄蓮隊長! とっととアイツらやっちゃいましょう!」
「え…? で、でも…私…は…」
「ッ…! いい加減に記憶取り戻してくださいよォォォ!」
「いやそんなこと言われましてもォォォ?!」

「アンタがいなくなって…特に! もう風霧副隊長がボロボロなんです!

 確か風霧副隊長のことは…昔、栄蓮隊長が助けたんですよね?!
 昔栄蓮隊長が風霧副隊長のことを変えたんですよね?!

 そんなアンタが副隊長の前から姿消してどーすんですか!
 そんなアンタが! 副隊長のこと忘れて…どーすんですかァァッ!」

「な、なに…言って——」





























『…俺に、関わんな…。もしくは…、殺せ…! ッ…殺してくれ…!!』


 ——…アンタが私を殺す理由がないように私にもアンタを殺す理由はない。


『…頼む…。もう…恐ェんだ…。裏切られんのも…誰かを殺すのも…もう…恐ェ…。
 俺に……居場所なんざ…ねェんだ……ッ——!』


































「…ッッ!」


 突如浮かんだソレに、栄蓮は両目を見開く。
 何だ今のはと頭の中で自問自答を必死に繰り返す。


「ッ…とりあえず、副長達には連絡入れました。
 ですからここはまず逃げましょ——」

「——まさかオメェらが…幕府の犬だったとはなァ」

「「「!!」」」 


 静かに山崎の首に刀があてられる。
 ここの現工場長…いわゆるおやっさんだ。不敵な笑みを浮かべている。


「しかし残念だったなァ。こう見えても昔は同心として悪党を追い回したマムシと呼ばれてたのさ。
 …しつこさには評判があってねェ」

「ザ、ザキさん!」


「もう少しで幕府に目にもの見せることができたのに…。
 だが…こうなったらもう後へは引けねぇ。


 準備万端とは言えねーがやってやるぜ。
 腐った世の中…俺の爆弾によってひっくり返したらァ…」




(はーい、危ないからさがりなさーい)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【記憶喪失編】 ( No.84 )
日時: 2013/10/08 23:12
名前: Sora (ID: EdfQYbxF)



かっ可愛い!!
記憶喪失三人組可愛いすぎるんですけどぉ!
やばいです!
キュン死にする勢いですよ!

Re: 【銀魂】 生涯バ ( No.85 )
日時: 2013/10/08 23:39
名前: 瑠李 (ID: x2W/Uq33)

ザキwwwww

いやぁ 今回もゴチでした←

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【記憶喪失編】 ( No.86 )
日時: 2013/10/09 23:47
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 7kf.zKti)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11632165783.html

参照≒記憶喪失編栄蓮(ゆる)バーション。
お隣の吹き出し内は通常栄蓮です(´∀`)+八雲。


 Sora様

記憶喪失編の銀さんと近藤さんには笑いましたw
可愛いと言ってもらえると嬉しいです!(´∀`)


 瑠李

ザキにも出番をあげなきゃと思った結果コレだよ←
そう言ってもらえると嬉しいよー!(´ω`)♪


————————————————————————————————


 マムシによって捕らえられた栄蓮、銀時、近藤、山崎。
 グルグルに縄で縛られ、屋根の上に座らされていた。


 34訓 伝えたいことははっきり伝えるべし


「幕府の犬どもォォ! この4人がテメーらの仲間だってことは分かってる!
 俺たちを止めたくば撃つがいい! ただし…コイツらもこっぱみじんだがなァ」


 現場に到着し、マムシ達に大砲を向けている真選組に対してそう言い放つマムシ。
 しかしそんなマムシの元にも、大砲とは比べ物にならぬ大きさの大砲、「蝮Z」がある。

 どうする…と八雲は唇を噛むが、何者かによって大砲が栄蓮達に向けられて発射された。


「ちょ…ッ、誰だ撃った奴ァァァ?!」

「なんでィ、何か文句あんのかよィ八雲」

「アンタかよ沖田隊長ォォ! つーか大ありだァァァッ!」

「何言ってやがるんでィ。昔近藤さんが俺に言ったんでさァ。
 もし俺が敵に捕まる事があったら迷わず俺を撃てってよ」

「近藤さんが…そんな事を…」

「…のはずなんだけどねィ。言ってたような言わなかったような?」

「「そんなアバウトな理由で撃ったんかィィ!!」」


 土方と八雲による鋭いツッコミが入る。
 一方の栄蓮達は呆気にとられていた。いやマジで撃たれたよ?


「撃ったァァ! ホントに撃ちやがったよアイツらァァ!」
「あの人達本当に私達の仲間なんですかジャッキーさん?!」
「山崎だっつてんでしょうがァァ! もう知りません! もうあんな奴ら仲間じゃねェェ!」
「いてて…ゴリさん大丈夫ですか…ってゴリさんんん!」


 見事に近藤の頭に木片がささっている。血がダラダラ状態だ。


「ザキ…? お、俺は…、な、何だろうか…長い夢でも見ていたようだ…」
「局長! アンタまさか記憶が…ッ! …ていうか頭……」
「あぁ、心の霧が晴れたようだ。とにもかくにも逃げよう。行くぞ!」
「ッ待ってください局長! まだ旦那と栄蓮隊長が!」


 未だに栄蓮と銀時は身動きがとれない状況だ。
 しかし2人は近藤と山崎を見ると、小さく微笑んだ。


「大丈夫です。せめて銀時さんだけは助けて…行ってください」

「何言ってるんですか栄蓮隊長!」

「そうですよ栄蓮さん! ジミー、僕の事はいい。栄蓮さんを連れて行ってくれ」

「何言ってるんですか銀時さん! 貴方を置いていけるわけないでしょう!」

「しかし栄蓮さん! ッこのままでは…!」

「銀時さん…ッ!」

「アンタらこの非常事態になにラブコメみたいなことしてんだァァッ!!」


 必死に近藤と山崎は2人をはり付けられている壁から離そうと引っ張る。
 その甲斐あってか何とか離れ、地面に下りた4人は逃げようと駆け出す。

 それを見た土方が発砲の命令を送った。マムシ達に大砲が発砲される。


「クッソォォ…! こうなりゃ“蝮Z”を使えェェ!」
「嘘ォォッ?! ちょ、もっと早く逃げろォォ!」
「無理です…も、もう…私…げ、限界…ですっ…!」
「アンタは記憶喪失になると体力まで落ちんのかァァ!」


 次の瞬間、マムシによるマムシのための蝮Zが発砲された。
 必死に走る4人だが間に合わない。その時、近藤が3人を庇うように押した。


「ッ! ゴリさッ…」


 ——ドォォォォォォォォォンッ!

 本当に国1つ消してしまいそうな威力の蝮Z。
 小さく呻き声をあげ、栄蓮は隣で倒れている銀時を見た。


「銀、と、きさ…! だ、いじょ…うぶ…です…か……?」
「栄蓮さん…! 貴方、額から血が出て…!」
「…え…? あ…う…、大丈夫、です…よ……」
「大丈夫じゃ…! ッ?!」
「あぃた…ッ!」

「——あぃた…じゃないッスよ」


 いきなり額に触れた柔らかい布の感覚。
 ふと栄蓮は視線をあげる。優しい手つきで栄蓮の額の傷口に布をあてていた。


「あ、貴方は……」
「ったく…どんだけ心配かけさせるんスか。心臓止まったら隊長のせいッスからね」
「あ、の…」
「…大丈夫っすよ」


 八雲は優しい優しい極上の笑みを浮かべる。
 傷口から手を離し立ち上がると、マムシ達のいる方を睨めつけた。



「アンタは、俺が守ります」
「……ッ!」



『アンタのこと、…俺が守る』



「おいコラマムシ野郎ー。そのショボい大砲撃ちたけりゃ撃て。
 但し…この人だけァ傷つけさせねーぞ」

「——そうですよ」

「! き、君たち…なんでこんなところに!」


 新八と神楽だ。2人は銀時を庇うように立ちはだかる。
 八雲、新八、神楽はただ真っ直ぐにマムシを睨んだ。


「江戸が焼けようが煮られようが知ったこっちゃないネ」
「でも…この人達は撃ってもらっちゃ困りますよ」
「この人が居なくなったらさらに困るッスけど」
「あ、危ないです…! 早く逃げて下さい!!」
「もういいって…好きに生きていこうって…決めたじゃないか!」
「「「黙ってろ馬鹿2人組」」」


 こちらを見ずに言い放つ3人。銀時と栄蓮は顔を見合わせた。
 

「こちとらもうとっくに、好きに生きてんだヨ」
「好きでここに来てんだよ」
「「好きでアンタと一緒にいんだよ」」
「…ッ…!」
「アンタと、栄蓮さん…どっちも大切なんです」
「一緒にいて損しないヨ。…むしろハッピーアル」


 きょとんとした表情の2人。八雲がそれを見て小さく微笑んだ。


「まァ、簡単に言いますとね」
「「……」」
「アンタらのことは、俺達全員で守るっつー事っスよ」
「全員…? …ッ?!」


 ザッ、と並ぶ真選組隊士達。無論土方も沖田もいる。
 2人を庇うように前に立ち、マムシの方を真っ直ぐに見据える。


「…そういうことだ。撃ちたきゃ俺達撃て。
 チン砲だかマン砲だかしらねーが、毛ほどもきかねーよ」

「そうだ撃ってみろコラァ!」

「このリストラ侍が!」

「ハゲ! リストラハゲ!」

「趣味悪クソ野郎ォォ!」

「…ッ俺がいつハゲたァァ!! 上等だァ、江戸を消す前にテメーらから消してやるよ!」

「私達消す前にお前消してやるネ!」

「いけェェ!!」


 わっと一斉にマムシの元に斬りかかろうと駆け出す一同。
 八雲もキッとマムシを睨みながら走る。


「——ねェ八雲。ちょっと刀貸してくんないかなァ?」
「え…いいっスよ…、……ッ!!」


 素早く八雲の手から刀を抜き取り、先頭を走っていく女。
 ニィィッと栄蓮はいつもの笑みを浮かべた。


「おやじさーん! すいませーん、本職に戻らせてもらいまーす!」
「た…隊長ォッ!」
「栄蓮ッ!」
「…つーことで俺も! 今日で仕事やめさせてもらいまーす!」
「ぎっ…銀さん!!」


 新八から木刀を奪ったらしい銀時も追いついてきた。
 にんまりと2人は笑い、刀を蝮Zの穴にさす。


「「お世話になりました!」」


 ——ガァンッ!

 蝮Zが爆発する。あちこちで驚きの叫び声が上がっている。
 銀時が万事屋衆の元に戻っていく。栄蓮も八雲達のいる方向へと足を向けた。


 土方、総悟、八雲の3人が寄ってきた栄蓮を見る。
 どこか不安そうなその瞳に栄蓮は苦笑を零した。心配をかけたと思い知る。


 だから、めいっぱい笑ってやった。


「——ただいまッ!」


 その言葉に、3人とも嬉しそうに微笑んだ。




(ハハ…やっぱり栄蓮隊長もあーでないとな。…あ、局長!)
(……)
(大丈夫ですか? ホラ、旦那と栄蓮隊長の記憶戻ったんですよ)
(……)
(副長も沖田隊長も風霧副隊長も凄く嬉しそうで。やっぱりあの3人はあーでないと。ねっ、局長…)
(…君は…誰だ…?)
(…………)

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【記憶喪失編】 ( No.87 )
日時: 2013/10/09 22:31
名前: Sora (ID: RadbGpGW)



栄蓮戻ったぁ!
可愛かったけど、事実八雲の言葉が響いちゃいました。
やっぱしコンビはコンビですねぇ


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