二次創作小説(紙ほか)

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【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
日時: 2014/04/17 21:43
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/

    真選組女隊士、土方栄蓮。

     鬼の副長土方十四郎。   

   ___最強最悪のコンビである。

——————————————————————— 

   『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。


 !注意事項
  ◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
  ◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
  ◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
  ◆パクリ,チェンメ禁止!
  ◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
  ◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
  ◆死ネタ入ります

 ※元『真選組、鬼の副長の妹です。』


参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。

「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)


 !イラスト
 >>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
 >>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
 >>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
 >>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
 >>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162

 >>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
 >>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
 >>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
 >>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88

 >>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
 >>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
 >>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315

 >>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
 >>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
 >>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316


 !目次

 >>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
 >>*オリジナル登場キャラクター/随時更新    >>02

◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178


◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
 
◆将ちゃん編
 73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
 74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187

◆ミツバ編
 75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
 76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
 77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194 
 78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195 
 —
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
 —
 82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
 83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
 84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
 85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212

◆芙蓉編
 87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
 88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
 89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
 90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
 91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
 92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
 93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
 94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235

◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
 96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
 97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
 98訓 人生は名前で決まることもある >>244
 99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246

◆真選組動乱編
 100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
 101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
 102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
 103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
 104訓 辛いときには支え合うのが家族キョウマイだ >>257
 105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
 106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
 107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
 108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
 109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
 110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
 111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
 112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
 113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
 114訓 終わりよければ全て良し >>284

◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの  >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295

◆厠革命編
 119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
 120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301

◆モンハン編
 121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
 122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
 123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
 124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
 125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
 126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319

◆写真編
 127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
     それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322

◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
 129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
 130訓 日本語は色々と難しい >>331
 131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
 132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
 133訓 女の子は優しく扱え >>340
 134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
 135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345

◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349





※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
 よければ遊びに来てください( ´∀`)




【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【池田屋編】 ( No.3 )
日時: 2013/09/10 21:59
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: 73BX/oE4)

 攘夷志士共、
 ——“真選組三番隊には気をつけろ。”

 そんな噂が流れ始めたのは、いつ頃からだろうか。


 01訓 誰かを起こす時は覚悟していけ


「——栄蓮」


 …何か呼ばれてる気がする。
 気のせい? あ、やっぱ気のせい? そうだよね?


「栄蓮。オイ、栄蓮」
「……」
「起きろっつってんだ。斬るぞ」
「……」
「蹴るぞコラ」
「……グー」
「抱きしめるぞ」
「ギャァァァァァァァァァァァァッ!!!!」


 モーニングコールが最悪なんですけど。ゲロるんですけど。
 だって兄からのハグ宣言がモーニングコールだよ? ヤバくね? ヤバくなくなくね?


「ちょ、待てェェッ! なんでそれで起きるかなァァッ?!」
「最悪最悪最悪…攘夷浪士に斬られるより最悪な起き方だわ……」
「ほんとに斬るぞコラ」


 青筋浮かんでるぜィおにーさま。
 ってちょ、待て待て待て、首に刀当てられてるんですケド。


「ったく…行くぞ」
「逝ってらっさいオニイサマ」
「字が違うんですけどォォ?! つーかテメェも行くんだよ!」
「私攘夷志士専門だしぃ。てか何が起こってんのか知らんしぃ」


 いきなり起こされても何が何だかさっぱりです。
 あ、何か思い出したかも。爆破テロに備えてたんだわ、私たち。

 …ってかそれほんと関係ないよ私攘夷志士専門だよ。
 

「テロリストも攘夷志士も同じようなもんだ。オイ沖田、起きろ」
「ペロリストと攘夷志士は違いますぅ。総悟、起きようね〜」
「ペロリストってなんだコラ。…じゃあ総悟を起こせたら行かなくていい」


 おっ、いいねぇお兄様。速攻で起こしてあげましょう。
 私は見てて腹立つアイマスクをつけて寝ているベビーフェイス少年に近づく。


「おーい総悟、起きて〜」
「……」
「総悟〜。斬っちゃうよ〜」
「……グー」
「ボコるよ〜?」
「……スピー」
「キスするよ〜?」
「オウ゛ウ゛ェェェェェェェェェェェェェェッ!!!!!!」


 ちょ、待っ、どぉゆう意味ィィィィィィィィッ?! 
 ごめん兄さん、兄さんの気持ちがすっごくわかった気がする!


「あー…最悪でィ。まさか栄蓮からのキス宣言がモーニングコールとは」
「なにこれデジャヴ? 立場違うけどデジャヴなの?」
「栄蓮…俺ァ年上でしかも女っけもなくてケチャラーな娘に興味ねェぜ」
「ボロクソ言いますね君! ひどくない?! つかケチャラー関係なくない?!」


 沖田総悟は私よりも年下のくせにサディスティック王子な生意気野郎。
 つーかケチャップは正義だよ。マヨネーズなんか邪道だよ。ケチャップいず正義だよ。


「よし、総悟も起きたな。行くぞテメェら」
「行くって…どこにですかィ、土方さん?」
「池田屋だボケ。爆破テロ犯が逃げ込んでるらしい」
「爆破テロって…またテロ防げなかったんですかィ? 
 何やってんだィ土方さん、栄蓮。テメーら真面目に働けよ」

「「もう一回眠るかコラ」」


 ん? ちょっと待て、ちょっと待てにーさん?


「さっき総悟を起こしたら私行かなくていいって言ったよね?」
「ンなこと言った覚えはねェな。勝手に脳内で妄想劇繰り広げたんじゃねェか?」
「そのまんまアンタに返すよ兄さん。勝手に脳内でないことにしないでよ」
「だー! もういいから行くぞ! お前はそれでも三番隊隊長か!」
「三番隊隊長は攘夷志士専門なんだよ〜。テロリストは範囲外だよ〜」
「ちょ、なんでお前ほんとそんなにウザイの? 俺一応兄だよ?」

「「死ね土方」」
「なんでェェェェェッ?! つか栄蓮、テメェも土方だろがッ!」


 あ、マジだわ。じゃあ総悟、その土方には私も含まれてるのかな?
 あれ、そういえば誰かいない気がするぞ。


「兄さん、八雲は? 八雲どこ?」
「あ? 便所行くっつったきりだが……あ」
「…………」


 サボりじゃねぇかァァァッッ!!
 あのヤロー、なんやかんやで毎度毎度サボりやがって〜…!


「誰がサボりっスか、肘肩体調」
「全部字が違うんですけどォォッ?! ってあれ、珍しくサボってない」
「失礼っスね…。イヤ、何か桂が絡んでるとか聞いたので」
「まじか!」


 桂といえば桂! 桂といえば桂! 桂といえば桂ァァッ!
 
 桂小太郎。攘夷派の過激浪士。何度か対峙したことがある。
 んだけど、これがなかなか手強くって。
 …“逃げの小太郎”って言われるだけあって、なかなかなんだよね。


 しかも刀抜いてこないからさァ…いや、素手に対して刀は汚いじゃん?


「というわけで…行くか」
「おーぅっ!」






(てか八雲、なんで今日はサボらないの?)
(一応最初だし、ちゃんと仕事やっとけって作者が)
(あー、なるほどね) 

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【池田屋編】 ( No.4 )
日時: 2013/09/11 16:17
名前: 瑠李 (ID: x2W/Uq33)
プロフ: http://hp44.0zero.jp/1072/rui1127/

面白いですね><
銀魂好きです だいす((殴

ノリがよかったです!
タメおkですか??

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【池田屋編】 ( No.5 )
日時: 2013/09/11 22:12
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: FEqFrkLe)

 瑠李様

面白いとか有難う御座いますッ!(´∀`)
私も銀魂好きです! いや、大好きです! 大大大すk(((
ノリとテンションだけはいつでもMAXなので!(((笑

呼びタメおkですよ〜! 私もよろしいですか?(((

————————————————————————————


 久々に再会した戦友はいきなり俺達に向かって言った。

 ————真選組三番隊女隊長に気をつけろ、
 あの女の前では決して刀を抜かずに去ることだ、と。


 02訓 サボリをすれば何か罰があるんだよ


「で…此処? 此処が池田屋? 豪華だねェ〜」
「どこのババアだテメェは。いいか! 一斉に乗り込むぞ!」
「八雲〜、私達はどうする〜?」
「そうッスね。…サボりますか、副長騙してから」
「おっ、ナイスアイディ〜ア〜!」

「オイてめェら聞こえてんぞ。つーかわざとだろコラ」


 だって面倒臭いじゃん。もうペロリストとかどうでもいいよ。
 私はただ桂に会いに来ただけなんだよ。今日こそ刀を抜かせてやる…!


「行くぞテメェらァァ!」


 兄さんのかけ声によって一斉にホテルに入って行く真選組連中。
 ってアレ、待ておい。総悟? 総悟なんかバズーカ持ってね? しかも兄さんに向いてね?

 …セイ、グッドバァイ…兄さん…! 君のことは忘れないよ!


 え? 私? 私は八雲と一緒に後ろ姿を見送ったよ〜?


「さてと、八雲! どうする〜?」
「そっスね。とりあえず中には入った方がいいんじゃないんですか?」
「まじか。じゃあ一緒に行ってたら良かったじゃん」
「……行きますかっ!」
「キラキラ笑顔でスルー?!」


 コッ、コイツ…まじでイケメンだなこの野郎ォォォ…!
 キラキラしてるよほんとに! 眩しいよ! 何なんだよコイツゥゥ!

 とりあえず私達はホテル池田屋内に潜入。兄さん達はいない。
 

「いないねェ…」
「いないですね」
「——栄蓮、そこ撃ちやすぜィ」
「……は?? ギャァァァァァァァッ!!!!」


 私と八雲の体が見事に吹っ飛ぶ。どうやら総悟がいたみたい。
 ってかなんでェェ?! なんで私に向かってバズーカ撃ってくるのォォ?! いつもの事なんだけどネ?!


「総悟ォォッ! アンタは何でいつも私を殺そうとするのォォッ?!」
「チッ…台所に出るアレ並みの生命力だぜィ」
「人の話を聞けやァァァァッ!! 斬るよ?! 斬っていい?!」
「死ね栄蓮。斬れるもんなら斬ってみやがれィ」

「今最初に凄く悲しい言葉が聞こえたんですけど? 泣くよ? マジで泣くよ?」


 総悟はいつもいつも私とにーさんの命を狙ってくる。
 時にバズーカ、時に刀。そして時にフルボッコにしようとしてくる。

 つか八雲、オイ八雲、何処行ったァァァァッ?!


「八雲ならお先〜って何処か行ったぜィ」
「アイツゥゥ…まーた見捨てやがったァァ…ッ!」
「つーか帰ろうぜィ。ドラマの再放送始まっちゃいまさァ」
「話逸らしすぎじゃない?! あ、でも正論か」


 再放送だけは見逃せないよね、うん!
 ヨシ! あの馬鹿八雲も置いて総悟と仲良く帰りますか!


「「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!!!!」」
「「——ッ?!」」


 何ィィッ?! 何か真選組の男連中が凄い形相でこっちに来るんですけどォォッ?!
 ってあ、八雲もいるし! その後ろには銀髪のアフロ男とチャイナ服の娘、あと眼鏡男がいる。
 ん? ちょ、桂いなくね? 逃げられた?


「隊長ォォォッ!」
「八雲テンメェェッ見捨てて行きやがってェェッ! ってか何? どったの?」
「テロリスト共が爆弾持ってるんですよォォッ! 逃げて下さいィィッ!」


 ふぁい? ばくだん? バクダン? 爆弾んんんんっ?!
 
 アレか! 銀髪アフロ男が手に持ってるアレか!
 ん? あの、何かカウントダウンが10に見えるんですけどォォッ!


「おいそこの白髪ァァァッ!」
「なんだァァァッ! テメェが爆弾処理班かァァァッ?!」
「違うわァァッ!! 三番隊隊長じゃボケェェェッ!!」
「なっ…テメェが…?」


 あれ? なんか驚いたご様子だな? アフロだけじゃなくチャイナ娘も眼鏡男も…?
 あー、桂から何か吹き込まれたのか〜? コンチクショー。


「ってんな事言ってる場合じゃねェェッ! 何だよ、どうしろってんだよォォッ!」
「落ち着けアフロォォッ! とりあえずドラ○もんのカケコプターをその爆弾につけて飛ばせェェッ!!」
「テメェが落ち着けェェェェェェッ!!!!!」


 カカカカカカケコプターは正義の味方だぞォォォォッ!
 ってンなもんあるわけなかったァァッ! マジで落ち着け私ィィッ!


「銀ちゃんとババアッ、歯ァ食いしばるネ!」
「オイちょっと待てババアって誰のこt」
「ほあちゃァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「「ぬわァァァァァァッ!!」」


 ホォォォムラァァァァァァァンンンンンッッ!!
 
 チャイナ娘の傘によって吹っ飛ばされたアフロ。
 そしてその先にいた私までが飛ばされたァァァァッ! 


「チャイナ娘テンメェェッ隊長に何してんだァァッ! 
 …ナイスすぎるだろォォッ!! たいちょーサヨーナラー」

「八雲ォォォォォッ!!!! オメェ絶対殺ォォォすっ!!」
「その前に俺らが死ぬわァァァッ! 女、掴まれェェェッ!」


 アフロに手を伸ばされて咄嗟に掴んだけどどーすんのォォッ?!

 とか思ってたらアフロは手に持ってた爆弾を空に向かって投げた。
 見事に爆発して白煙で空が見えない…ってんな場合じゃないィィッ!


「アフロォォッ! 今までお世話になりましたァァッ!!」
「世話した覚えはねェェェッ!」
「ちょ、待っ、死ぬゥゥッ! 落ちてます? 落ちてますよね? えぇ」
「何でそんなに冷静なんだァァァッ!!」


 何でこんな目に遭わなくちゃいけないのォォォォッ?!


「おい女ァッ! そこ! それ! 掴まれェェッ!」
「どこ! どれ! 掴まれんわァァァッ!!」
「分かれやァァァァァァァッ!」


 ガシィッとアフロが近くにあった垂れ幕に掴まる。
 私もなんっとかそれに掴まった。


「オィィ…おたくのチャイナ娘どうなってんのォォ…」
「それを言うならおたくの瞳孔開いてる野郎もだァァ…! アレ? ここにもいる」
「私の兄さんだバカヤロォォ…!」
「まじか…!」





(あの、あの女性って三番隊の隊長さんなんですか?)
(あ? そうだけど? 俺が一応副隊長)
(じゃあやっぱりあの人が桂さんの言ってた…)
(? 何か言ったか?)
(い、いえ…)

(どー見ても強そうには見えないよ…?)
(どう見ても強そうには見えないアル…) 
 

Re: 【銀魂】 生涯バ ( No.6 )
日時: 2013/09/11 22:55
名前: 瑠李 (ID: x2W/Uq33)

か、か、カケコプッ…(爆笑)

タメおっけーだよ〜
>>4のURL、私のホムペなんで…是非来てやってくださいm(_ _)m

Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【池田屋編】 ( No.7 )
日時: 2013/09/12 22:21
名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: cGVBDhbB)


 瑠李様

じゃあタメで行きませう(^-^)!

カケコプターは私の欲しいものなんばーわn(((
空を自由に飛びたいのさ!←

見に行ったよ〜! 銀さんの双子設定、凄く面白い!
琥時ちゃん可愛すぎて羨まし(((

カキコでは銀魂小説書かないの??(・ω・)+

————————————————————————


 真選組三番隊隊長と副隊長は、
 自分たちの仕事以外ではよくおサボりする。


 03訓 一度会った奴の顔は忘れるな


「あ〜…! ホント酷い目にあったよこの前はァァ…!」
「そうでスね。いや、俺マジで心配しましたよ肘肩体調」
「隊長サヨーナラーって言ってたの誰だっけ? つか字が全然違うからねイヤマジで」


 あれから4日ほど経過…それにしても最近三番隊はお暇。
 結局桂にも会えなかったし、なんか爆発に巻き込まれて終わっただけの気がする。

 つーか私を場外ホームランにしたチャイナ娘…マジで許さんぞ…!
 え? 大人気ない? 聞こえない聞こえない。


「て言うか見回りって言ったってアレですよね、俺らサボりですよね」
「だってまァ私達は攘夷志士専門だし? いーんじゃない?」
「副長に怒られても俺は知りませんからね? 逃げますからね?」
「ふざけんなよアンタも道連れだよ」


 八雲は意外と薄情な奴なんですよ、えぇ…。
 おかげでよく私は1人、置いていかれてしょっぴかれそうになる。

 …ただ単に八雲がサボっているだけとも言う。


「あ〜、喉渇いた。甘い飲み物をおくれ〜」
「マジっすか。俺はフ○ンタグレープでいいっすよ」
「何で普通に奢らせようとしてるの?」


 イン・ザ・コンビニ。私は苺牛乳を求めるのだ。
 アレがないと私は生きていけないからね…!


「あ、あった…あ?」
「あ」


 誰かと手が重なって相手を見れば銀髪の天パ男。
 …どっかで見たことがある気がする…んだけど、私が知ってる銀髪はアフロだからなァ…?


「…ちょっとあの、手ェどけてくれません? ラストなんですよコレ?」
「いやいやいやァ、君がどけるべきでしょ? この前のテロリスト容疑も間違ってたことだしねェ?」
「てろりすと容疑? あ、よく分かんないけどどうもご苦労さんです〜」
「え、何? おたくもしかして俺のこと覚えてないわけ?」

「いや、私が知ってる銀髪はアフロだけなんで。死んだ魚みたいな目ェしてんのは似てるけど」
「何さりげに酷い事言ってくれてんのォォ?! 死んだ魚みたいな目ェはね、いざとなれば輝くんだよ!」
「アホですか。死んだ魚の目は輝かないよ。死んでるんだから!」
「それは正論! でも俺は死んだ魚じゃねェの! “みたいな”目ェなの!」



 何かこのやけに高いテンション、覚えある気がするししないし…。

 

「ホラ、俺だよ! あの池田屋の時の俺だよ!」
「オレオレ詐欺お断りィィィィッ!!」
「ちげェェェッ! あの爆弾の時の俺だよ! アフロだった時の!」
「…そうそう、私が知ってるのはアフロだっての。天パに興味はねェ!」


「ちょ、何その態度?! 天パなめんなよ! 天パに生まれた人間の気持ち分かんねぇだろがァァッ!
 大体テメェこそ瞳孔開き気味だろーがっ! 女っけねェし! それでも女かコノヤロー!
 せめてでもその隊服、女物とかねェのかよ! スカートとかスカートとかスカートとかァァッ!!」


「瞳孔開き気味なのはねェ、アレだよ、アレなんだよ! 兄譲りだ馬鹿やろォォッ!
 隊服は女物作ってあげるって言ってもらえたよ? でもねェ!
 女物似合わねェんだよ私ァァァァッ!」

「知るかボケェェェッ!!」



「「テメェらうるせェェェッ!!」」


 ぶべるァァッ!
 私と銀髪天パの顔面にナイスな蹴りがヒットォォッ! 痛ァァァァァァァいっ!


「隊長、たかが苺牛乳にどんだけ時間かけてるんスか。つーか店内の人迷惑してんだよ気づけや」
「ひどくない? それが隊長に向かっていう言葉? てゆかねェ、この銀髪男がァァッ!」

「銀さん! 店内にいる人にすっごく迷惑になってるって分かんないんですか?!」
「知るかァァッ! 大体この女っけのねェ女がだなァァァッ!!」


「「あ」」


 八雲と銀髪天パに蹴りを入れた眼鏡男の目が合ってフリーズしている。
 アレ…? この眼鏡男もどっかで会ったきがするんだけど…?


「こ、こんにちは! えっと…三番隊の副隊長さん、ですよね?」
「あァ。この間のテロリスト事件ではどーも。結局アンタらは何だったんだ?」
「巻き込まれただけです。あ、そちらの方は…」


 眼鏡男が私の方を見て何か固まってる。…どうして?


「あの…三番隊隊長の、土方栄蓮さん…ですよね?」
「へ? アッハハッ、人気者は辛いねェ〜」
「いや貴女の人気の意味は常人とは違うと思います」
「どう言う意味だダメガネ」
「誰がダメガネだァァァァァァァッ!」


 おっ、コイツツッコミ系だなコノヤロー。


「僕は志村新八です! で、こっちが」
「坂田銀時だ。いいか、天然パーマに悪い奴はいねェんだぞ!」
「いや目の前にいると思うんですが」
「どーゆう意味だぱっつぁん」

「俺は三番隊副隊長、風霧八雲です。どーぞよろしく」
「土方栄蓮でーす。…で、私の名前は誰から? と言っても、桂あたりなんだろうけど」


 そう言うと坂田銀時と志村新八は表情を固くした。
 そんな警戒しなくてもいいのにね。とって食うわけじゃないし。


「桂さんから聞きました。…すごく、お強いとか」
「かいかぶりすぎだよ〜。私なんか全ッ然〜」
「この人典型的にヤな奴タイプですから気をつけた方がいいっすよ2人とも」


「どーゆう意味なの八雲
 で…まァ、直球で聞くね。アンタら…攘夷志士?」


「違います。巻き込まれただけなんですってば」
「じゃあ何で逃げたんスか?」
「そりゃ追いかけられたら誰でも逃げるだろがァッ! 誰も人の話を聞きゃしねェ」
「イヤ、だって見るからに怪しいですもん」

「「どーゆう意味??」」


 そのまんまの意味でィ!
 んでまァ…攘夷志士に関係はないと言っているけども…。


「もしも嘘だったら…しょっぴきますからね?」
「まじか。でもお前、相手が刀を抜かねぇ限りはテメーも抜かねぇんだろ?」
「そんな事まで教えられたんですか。ッたく…死ねバ桂め」
「アンタさりげに毒吐きますね」


「オーイ銀ちゃーん、新八ィ〜。こんだけ酢昆布買ってほしいアルよ〜」


 …この、声は……!


「あ。アントキノババアじゃねぇアルか!」
「アントニオイ○キみたいに言わないでくれる?! 
 つーかチャイナ娘ェェ…! よくも場外ホームランにしてくれたなァァッ…!」

「ナンノコトアルカ」
「とぼけるなァァッ! 忘れたとか言わせないよ?! ってゆかババアって呼ぶのやめてくんない?」
「私から見れば充分ババアアルよ」
「八雲、一般人って殺しても罪になんないよね? うん、なんないよね」
「なるに決まってんだろ」




(第一印象が悪い奴に対するその後の印象は)
(たいていが悪いまま変わらないものさ) 
  


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