二次創作小説(紙ほか)
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- 【銀魂】 生涯バラガキ 【風霧八雲の憂鬱編】
- 日時: 2014/04/17 21:43
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: Ay9mdA1D)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/
真選組女隊士、土方栄蓮。
鬼の副長土方十四郎。
___最強最悪のコンビである。
———————————————————————
『鬼の副長 土方十四郎』の妹にして真選組女隊士の物語。
!注意事項
◆駄文,更新ノロマ,グダグダ,主人公が馬鹿(((
◆アニメ+原作沿い+時々オリジナルです
◆ギャグ99%+シリアス0.5%+恋愛0.5%=馬鹿100%
◆パクリ,チェンメ禁止!
◆ノリとテンションだけはいつでもMAX
◆グロい描写あり,ノリとテンションだけはいつでm(((
◆死ネタ入ります
※元『真選組、鬼の副長の妹です。』
参照≒私の書いているブログです。主にこの小説のイラスト載せてます。
「これは一応イメージもっていただく上で見てもらおうかな」
ってものはカキコにてでも一応報告し、↓のイラストにも載せます。
でも「まぁ別にいっか」ってやつは特に報告なしなので、暇があれば遊びに来てください(笑)
その他裏話とかいろんなこと載せたいと思います( ´∀`)
!イラスト
>>*ゆる〜く栄蓮を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>19
>>*ゆる〜く八雲を描いてみた(!下手っぴ、閲覧注意!) >>30
>>*ゆる〜く晴香を描いてみた!(下手っぴ、閲覧注意!) >>41
>>*武州時代栄蓮と蒼紫の化け物時代八雲!(下手っぴ、閲覧注意!) >>139
>>*オリキャラ達に色をつけてみた!(!下手っぴ、閲覧御注意!) >>162
>>*瑠李様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>28
>>*瑠李様が八雲を描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>39
>>*瑠李様が晴香を描いてくれました!(本当に有難う御座います!) >>47
>>*りあ様が栄蓮を描いてくれました!(有難う御座います!) >>88
>>*参照数3000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(誠に有難う御座います!) >>170
>>*参照数6000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(本っっ当に有難う御座います!) >>284
>>*参照数7000突破記念イラストをSora様が描いてくれました!(もう本当に有難う御座います!) >>315
>>*コメント返信数100突破&参照数1500突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>102
>>*コメント返信数200突破&参照数3900突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>203
>>*コメント返信数300突破&参照数7000突破感謝イラスト!(閲覧御注意!) >>316
!目次
>>*プロローグ/攘夷浪士討伐専門三番隊 >>01
>>*オリジナル登場キャラクター/随時更新 >>02
◆池田屋編〜柳生編 01訓〜70訓 目次 >>178
◆捨て犬編
--71訓 今読み返してみるとグダグダすぎてワロス >>179
--72訓 どの漫画にもかっこいいキャラがたくさんいるよね >>183
◆将ちゃん編
73訓 大物は何をしてもすごく見える >>185
74訓 運に身分は関係ないけどちょっとは関係してほしいと思う時もある >>187
◆ミツバ編
75訓 世の中というものは全てバランスによって保たれている >>189
76訓 味覚がおかしい人には全力で応えてあげるべし >>191
77訓 仲いい人でも自分の知らない間に一度は傷つけてしまってる >>194
78訓 怨みは怨むほど強くなるって本当っぽくね? >>195
—
--79訓 友達は大切にしましょう >>197
--80訓 弱ってる奴にはちゃんと声をかけてやれ >>198
--81訓 優しい人は損をすることが多い >>199
—
82訓 第一印象に騙されちゃだめ >>201
83訓 兄妹は互いに支えあって生きていく >>203
84訓 本当に信頼できる友をつくれ >>205
85訓 不器用な人ほど悪役に見えてしまう >>209
--86訓 真選組一番隊隊長 >>212
◆芙蓉編
87訓 ロールプレイングゲームはレベル上げを頑張るべし >>215
88訓 日本のホラー映画は背後や足元に気を付けろ >>218
89訓 人体○成…それは禁k…って、え? 漫画違う? >>221
90訓 親って基本優しいけど娘に対して優しいのはどっちかと言うと父親 >>223
91訓 お寿司にはお醤油? 甘だれ? それともケチャップ? >>227
92訓 高いところから飛び降りるとたまに足にジ〜ンってくるよね >>229
93訓 友達っていうのは気づけばできてるもんだ >>232
94訓 似たような奴はやっぱ考えることも同じ >>235
◆OWee編
--95訓 私欲の裏切りじゃなくて相手を思っての裏切りってちょっと格好よくない? >>236
--95.5訓 めでたい日には警察も泥棒も関係なし…かな? >>238 (台本書き)
96訓 バカもアホも気づけば友達 >>239
97訓 よく見知った奴は変装しててもすぐわかる >>242
98訓 人生は名前で決まることもある >>244
99訓 アレイズが使えるとホント助かる >>246
◆真選組動乱編
100訓 誰だって苦手な人くらいいる >>248
101訓 頭いいやつの考えてることはいまいち分かんない >>250
102訓 大事な人が貶されたら本気で怒れ >>253
103訓 困ったときは相手の顔をじっと見つめろ >>255
104訓 辛いときには支え合うのが家族だ >>257
105訓 仲間を傷つけられて平気でいられる人間になるな >>259
106訓 普段喧嘩してる奴からの一喝はかなりきく >>261
107訓 本当に強い奴はいざという時にめっさ動く >>263
108訓 漢(オトコ)を見せろ >>267
109訓 人間全ては己の心次第だ >>270
110訓 人の話を聞くときにヘッドフォンなんてつけてちゃダメ >>273
111訓 天才がいるとしたらそれは努力の天才だ >>277
112訓 仲が悪いほど縁ってやつがある >>279
113訓 どんな名前にも色んな思いがこめられている >>281
114訓 終わりよければ全て良し >>284
◆追憶編
--115訓 夢は見るものじゃなくてつかむもの >>287
--116訓 護られるものじゃなくて護るもの >>290
--117訓 殺したいんじゃなくて護りたいもの >>292
--118訓 女が護るんじゃなくて男が護るもの >>295
◆厠革命編
119訓 トイレにはそれはそれは綺麗な女神様がいるんやで >>297
120訓 だから毎日綺麗にしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで >>301
◆モンハン編
121訓 人を馬鹿にしたら絶対自分に返ってくる >>304
122訓 現実と二次元は表裏一体 >>307
123訓 役に立たなそうなものほど意外と役に立つんだよ >>310
124訓 腐れ縁ってのがある人間同士は現実だろうと二次元だろうと何かと出会う >>312
125訓 ヤッベェェェ今日テンション高いわァァァァァァぎゃっぼォォォとか言ってるやつ、それ今日の作者 >>316
126訓 やっぱり最後は主人公の特権があるもんだ >>319
◆写真編
127訓 掃除中に懐かしい物が出てくると、
それを見るのに夢中になって結局掃除できないって事あるよね >>322
◆文通編
--128訓 男にはそういう時期があるらしい >>325
129訓 顔は一緒でも差があるのはやはり何かが違うからだ >>327
130訓 日本語は色々と難しい >>331
131訓 目には目を、歯には歯を、シスコンにはシスコンを >>335
132訓 王道でもマイナーでも面白ければそれでよし >>337
133訓 女の子は優しく扱え >>340
134訓 地味だろうが何だろうが最後に笑うのは真っ直ぐな奴だ >>342
135訓 美味しそうなものがたくさんあっても不味けりゃ意味がない >>345
◆風霧八雲の憂鬱編
--136訓 裏の裏の裏をよめ >>346
--137訓 「今日から○○する!」「あ、やっぱ明日から!」とか言う奴は先延ばしにしすぎて結局しない >>349
※万事屋サイドストーリー『情報屋ナギ』同時更新開始。
よければ遊びに来てください( ´∀`)
【○○編とありますが、名前が分からないものには適当につけております。それかオリジナルの章です】
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【キャバ嬢編】 ( No.108 )
- 日時: 2013/10/20 17:00
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: fFMoervE)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11642339080.html
瑠李
ボケツッコミが兼ね備えてある方が動かしやすいw
風霧八雲くんは安らかに眠ってるよ! とても安らかn((黙
もうすぐ栄蓮お母さんが起こすと思う!←
sora様
確かにそうですねw
お化け屋敷もダメだわジェットコースターもだめだわw
しかもコーヒーカップとかは栄蓮がダメw(^p^)
————————————————————————————————
平凡な日々。どことなく穏やかな日々が続いていたある日。
その情報はいきなり入ってきた。
42訓 職業名に騙されちゃダメ
「…高杉晋助が絡んでる?」
「…あァ」
どうも皆さん、土方栄蓮です。どことなくシリアスムードなう。
何か今、兄さんに呼び出されましたよ。
「キャバクラ“silver soul”。そこに高杉が出入りしているらしい。
ガセかどうかはわかんねーが、確かめてみるっきゃねェ」
「キャバクラの名前何かおかしくね? ねェ作者? それ日本語にしてみ?
…それで…、私にどうしろっての?」
「テメェには女装して潜入捜査をする任務を与える」
「オイちょっと待て兄さん? 女装ってどう言う意味だコラ」
高杉かァァ…。嫌な思い出しかないんだけども…。
あのお祭りの時は散々な目にあったからなァァァァ…!
「…祭りの時の事を考えると少々不安も残るが…行けるか?」
「あァ、大丈夫大丈夫。何とかなるよー!」
「…………」
…え、ちょ。兄さん。止めてくんない? それ止めてくんない?
いつも通りにテンション高く来てくんない? 何? 何なの?!
「…本当に、いけるか?」
「いけるってば! 何?! どうしたの?! 何かあるの?!」
「…実はこの山、何やら幕府に関しても妙な噂が入ってきててな。
何でも大官数人がこのキャバクラに出入りしてるらしいんだが…麻薬の取引がある可能性が出た」
「マジか」
「あァ。幕府の大官が絡んでるとなると…俺達も妙な手出しはできねェ。
それでお前1人ってわけなんだが…」
「…大丈夫だよ? 女物の着物着るのは嫌だけど」
アレ動きにくいからねェェェ…! やってらんねェェ…!
…何か。マジで兄さんの面持ちが暗いんだけど…。
「…兄さん? どうしたの? 本当に様子がおかしいよ?」
「…あ、あァ…。いや…何となく、なんだけどよ」
「うん」
「…悪ィ予感が…して、な」
「何それ気持ちわるッ」
「んだとコラァァァァァァァッ?!
テメッ、人が気にかけてやってんのにィィィィッ!」
あ…やっと兄さんが兄さんに昇格したァァァァ!
アレ? 今までの兄さんは何だったんだ?
「大丈夫だよ、兄さん」
「!」
「とりあえず報告は無線でよろし?」
「…あァ。しっかり頼むぜ」
「らーじゃっ!」
—
「皆! この子は今日から新入りとして働いてもらう、蓮ちゃん!
皆いろんなこと教えてあげて!」
「えっとー、新入りの蓮でぇぇぇぇぇす。よろしくお願いしまーす」
いきなりで悪いんだけどー…帰りてェェェェェェェ!
もうホント帰りたい! ごめん兄さんホント帰りたい!
「じゃあ皆! 今日もしっかり頼むよ!」
「「「おっけぇぇぇぇい」」」
ふざけてね? このキャバクラふざけてね? 返事ふざけてね?
「じゃあ蓮ちゃん! 蓮ちゃんは今日は先輩と一緒にお仕事してもらうから!
習うより慣れろってことで!」
「わ、分かりました」
「返事は“おっけぇぇぇぇい”ィィィィィ!」
「そんなんでいいのかァァァァァ?! つーか差金は店長テメェかァァァッ!
おっと…。お、おっけぇぇぇぇい!」
「もっと腹から声を出せェェェェ!」
「ここキャバクラだよねェェェッ?!」
女っけというものが私よりも欠けちゃうぞ?! いいのかキャバ嬢?!
おっと、捜査もしなきゃなんないよね。高杉と麻薬…忙しいな。
その前に仕事かァァ…。気が重いなァァ…。先輩ってどんな人なんだろ?
「蓮ちゃん! この人この人!」
「あ、はい!」
「紹介しとくね。この子がここ“silver soul”のナンバー1キャバ嬢、ハルちゃん!
じゃあハルちゃん、あとは頼んだよ!」
う…っわァァァァァ…! すんごい美人…! ハルさんパネェェ…!
紫色の髪と、青い瞳。…なんか八雲を思い出すなー…。
「蓮ちゃん、だっけ。ハル、って呼ばれてるの。よろしくね?」
「れ、蓮っす! よよよよよよろしくっしゅッ!」
「落ち着いて?」
き、緊張する…! 何この人超美人…! ふつくしいよ…!
しかも胸結構大きいよこの人! 色気ムンムンだよ…!
「じゃあとりあえず…着替えましょうか?」
「うううううううぃっしゅ!」
「落ち着いて?」
—
「わァ! 可愛いよー! 似合ってるわ!」
「そ、そっすか? ああああああありがとうごぜぇやしゅ!」
「落ち着いて?」
ブヘェェェェェ…! キラキラしててめちゃくちゃ重い着物に着替えたよォォ…!
ヤバイよ動きにくすぎるゥゥゥ…! しかも髪下ろすとか嫌すぎるゥゥ…! 斬っとけば良かったァァ…!
「じゃあお仕事に行きましょうか? 大丈夫よ、私が蓮ちゃんのことも紹介するからね」
「は、はィ」
「じゃ、行きましょうか」
だ、だんだん緊張してきたァァ…! お客様ってどんな人なんだろ…!
「最近来るようになった人達がいるんだけどね。とっても面白い人達なのよ?
お優しい方達だし…きっと蓮ちゃんもお話できるわ」
「そ、そうですか?」
「えぇ。あ、ホラ、あの人達よ」
ど、どの人達?! どの人達ィィィィ?!
「——おーおーハルゥ。今日も美人さんだなァオイ」
「フフフッ。おだてたってなにも出ませんよ? 銀さん?
アラ、キャプテンカツーラさん? 今日はエビザベスちゃんは?」
「エビザベスじゃないエリザベスだ! 今日はいない」
「…ん? 何その子? 見たことねぇ顔だな? 美人だなァ、オイ。
何? 新入り…さ……」
「「…………」」
何やってんだヅラと天パァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!
(( …え。ちょ、どっかで見たことあるようなナイヨウナァァ?! ))
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【キャバ嬢編】 ( No.109 )
- 日時: 2013/10/20 17:10
- 名前: sora (ID: aUfirgH8)
かっかっ…
栄蓮が可愛すぎるぅぅぅ!!
何ですか!この仔!
銀ちゃんとヅラと鉢合わせ…
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【キャバ嬢編】 ( No.110 )
- 日時: 2013/10/21 21:55
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: hzDRnUrf)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11646441742.html
参照≒ログアウト八雲です(´∀`)
グホッってなってます。白目むいてます。ログアウトしてます((
sora様
栄蓮はただのお馬鹿な子です((黙
栄蓮が可愛いだなんて…有難う御座います!
銀さんとヅラを出したのは突発的にです(笑)
————————————————————————————————
高杉晋助絡み。そして幕府の大官同士の麻薬取引。
そんな危険な雰囲気のするキャバクラに威勢良く乗り込んだ栄蓮だが…。
43訓 ジンクスとか噂は信じてみるのも吉
「紹介するわね。このお方が銀さん、このお方がキャプテンカツーラさんよ。
銀さん、キャプテンカツーラさん。この子は新入りの蓮ちゃん。ホラ蓮ちゃん、御挨拶御挨拶」
「「「…………」」」
…イヤ、ご挨拶もなにも…めちゃくちゃ知ってるお方なんですが。
で…でもコレ潜入捜査だし…バレない方がいいよね、ウン。
「え、えっと…は、初めまして! 蓮でーす!
銀さんにキャプテンカツーラさん、隣失礼しますねー?」
「「イヤ何してんだ」」
あわせろやァァァァァァァァァァ!
ちょっ、潜入捜査なんだってば! バレたら終わりなんだってば!
「銀さん、キャプテンカツーラさん。ドンペリでいいわよね? 安くしますよ?」
「おゥ…、そりゃァいいんだけどよォ…」
「この女どこからどう見ても…しんせグブフッ!」
「蓮ちゃんんんん?!」
酒瓶をキャプテンカツーラ殿の額にクリティカルヒットォォォォォッ!
それ以上は言うなァァ! それ以上は言うんじゃないイイイッ!
(言うなつってんのォォォ! それ以上口開くんじゃねェェ!)
(ちょっ、お前マジ何やってんの? 美人だとは思ったけどホント何やってんの?)
(仕事だボケェェ! アンタらこそ何つータイミングでいるんだァァァ!)
(グフッ…。俺達も捜査に来ただけだ。貴様と変わりない)
(もうどうでもいいけどバラさないでね? いやマジで頼むよ?)
小声トーキングゥゥ! ヤバ、ハルさんに不審な目で見られてるゥゥ!
な…なんとか立て直さないとォォォォ!
「ハッ、ハルさん! ドドドドドンペルィィィニョ来ましたか?!」
「ドンペリでいいわよ? きたみたい。さ、銀さん、キャプテンカツーラさん。
銀さんは私がお酌しますよ」
「お、ハルがお酌してくれんのか? サンキューな」
「蓮ちゃん。蓮ちゃんはキャプテンカツーラさんにお酌してあげて?」
「何? 何故俺がこの天敵のひじか」
「ドンペリどうぞォォォォォォォ!」
「グホォッ」
「蓮ちゃんんんんんッッ!」
ヒット第二弾んんんん! だから言うなっつってんだろォォォォ!
昇天しかけのヅラの頭はお酒でビショビショ。…サーセンね。
周囲は結構忙しい状況のため、ハルさんが布巾を取りに行ってくれた。
「…で。マジでオメーは何してんだ」
「声が大きい…、…あと仕事内容は口外禁止」
「ケッ」
「そういうアンタらは?」
あ、ヅラが起きた。
…てゆかキャプテンカツーラって何? キャプテンの衣装着てるけど。
「このキャバクラで…幕府の大官が麻薬取引をしていると言う話を聞いてな」
「! アンタらも…?! …あ」
「……貴様もか」
…言っちまったよ。まァ…目的の一つは同じみたい。
「で…何故に天パまで? アンタやっぱり攘夷志士?
桂と一緒にいる時点でかなり怪しいんだけど?」
「バカヤロー、原作主人公が逮捕されたらこの小説終わるぞ?
…俺ァただ巻き込まれただけだ。ヅラとはまァ…そんな感じの仲だ」
「いやどんな感じ?」
「蓮ちゃん。布巾持ってきたわよ?」
「あ、有難う御座います。さ、キャプテンカツーラさん。お拭きします〜」
「それくらい自分でできいだだだだだだ! ちょ、ハゲる! ハゲる!
貴様ァァもう少し手加減せいだだだだだだだァァァ!」
「ゴッシゴッシいきますよォォォォォ!!」
「蓮ちゃんんんんんん!」
—
…とりあえず一旦落ち着いたかなァァ…?
今私は天パ達の元を離れて、布巾を元に戻しに来た。
…仕事しなくちゃいけないんだけど。
「——ほォ…今回のはまた高値ではないか」
「——それくらいに高度なものなのじゃ。どうじゃ、買うか?」
「——ではこれくらいでいかがでしょう」
「……!」
いきなり聞こえてきた声。コレは…外?
少し開いた裏口扉から聞こえてくるコレは…間違いなく麻薬取引の会話。
…ガセじゃ…なかったんだ……。
「…無線無線…」
小型の無線をつけて、兄さんへと繋ぐ。
気配をたって扉の近くまで近づいて外を見ると…あ、やっぱり麻薬だ。
…あれま。大官複数人と…アレ店長じゃね? 店長も繋がってたかァ…。
[——こちら土方。……栄蓮か?]
「イエスアイアム。あんまり大きい声は出せないんだけど…聞いてね。
今私の目の前で麻薬取引が行われてる。…至急確保しようか?」
[あァ。…とぼけられても困るからな。盗聴器あるか?]
「もちのろん」
[お前ホントそう言うのだけは準備いいよな…]
「大官複数人と“silver soul”の店長が絡んでる。
あ、ちょっ…一旦切るね。何か移動し始めたから」
[了解だ。…ぶっ潰すには総員がいいか? 店長絡みだろ?
となると…他の店員も絡んでいる場合があるからな]
「おーけい。待ってまーす…」
無線をきって移動し始めた大官達と店長を追う。
…さーてと。どのタイミングでぶった斬ろ…って、あ。
私…今…、刀持ってねェェェェェェェェェェェ!
「ちょ…こちら栄蓮んんん! 応答しろやボケ兄さんんんん!」
[誰がボケだァァァッ! どうした?!]
「私いま着物! 刀持ってない! しかも動きにくい! どうしよ?!」
[嘘だろォォォ?! ったくテメェはァァァァ!
と、とにかく…手は出さなくていい! ただ見失わないようにだけ追え!]
「ら、らーじゃ!」
[すぐに行ってやる! 持ちこたえろよ!]
「あいさァァァ…!」
っと…。キャバクラから何か離れていくけど…どこに行く気?
…ヤッバ、動きにく——ッ、
——カランッ…
「ッ?! 誰かいるのか?!」
や…やっちまったァァァァァァ!
着物の裾につまづいてこけかけて近くにあった物落としたァァァ!
「に…にゃぁぁぁぁお! ゲッホゲッホ!」
全身全霊で猫の鳴き声を真似てみたァァァァァァ! そしてむせたァァ!
こんな人間的な猫いないよね?! もう終わったんだけどォォ?!
「何だ猫か」
「驚かせよって。…さァ、早く行こう」
アホだったァァァァァァ! 大官達+店長アホだったァァァァァ!
どこにゲホゲホむせる猫がいるよ?! いやマジアホでよかったァァァァ!
「——ククク…随分と大きな猫がいたもんだなァ?」
「……!」
ゾクリと、背中に走る何か。
首筋にあてられている冷たい感覚。
「奇遇じゃねェかァ、女隊士ィ。……久しぶりだなァ?」
「た……か…す……………ぎ」
イヤ……丸腰なんですけどォォォォォォ!
(蓮ちゃん遅いわね…。ちょっと様子を見てくるわ)
(了解)
(…銀時、俺達もそろそろ行くぞ)
(おー、りょうか——)
(——御用改めである! 真選組だァァァッ!)
((…え))
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【キャバ嬢編】 ( No.111 )
- 日時: 2013/10/21 22:48
- 名前: sora (ID: SPPz8.Rr)
高杉きたぁ!!
栄蓮…おっちょこちょいすぎるよ…
土方や八雲が構うのもわかる気がする…
ってか銀ちゃんとヅラぶかわるすぎる…
- Re: 【銀魂】 生涯バラガキ 【キャバ嬢編】 ( No.112 )
- 日時: 2013/10/22 22:05
- 名前: 花火 ◆Pt1jMZuGaQ (ID: /vJa.XYr)
- プロフ: http://ameblo.jp/hanabi1010/entry-11646441742.html
sora様
栄蓮はドジで馬鹿でアホで馬鹿で馬鹿で馬k((黙
な奴なんですwってかそんな栄蓮だからこそ生バラの主人公なんですw
土方や八雲は常にハラハラドキドキですねww
銀さんとヅラwさてこれからどうしまsy((
————————————————————————————————
背後から感じる殺気。間違いなく高杉晋助である。
動くなと言わんばかりに首筋に当てられた刀は、とても冷たく感じた。
44訓 バレたくないことほどバレてほしくない時にバレる
「奇遇じゃねぇかァ、女隊士ィ。……久しぶりだなァ?」
「た……か…す……………ぎ」
やばいんですけど。いやマジやばいんですけど。
どれくらいヤバいかっていうとマジヤバイ。
「お、驚いたなァ…。やっぱアンタにも女を愛でる趣味はあったんだねー」
「ククッ…んな訳あるか。俺ァこう見えても一筋だァ」
「マジか」
つーかこの高杉に惚れられる女ってどんだけヤバイの?
いやその前にマジ丸腰。お祭りの時よりもマジヤバイんだけど。
…さて、どうしようっかなァ…?
「じゃあアンタ…ここに何しに来たの?」
「幕府の大官共を殺りに来た…と言やァ分かるかァ?
腐ったあの存在価値のねー野郎共とそれに加担した野郎を殺りに来た…それだけだ」
「…麻薬の情報…アンタも確かめに来た感じか」
「ご名答」
だからここに高杉が出入りしてたのかァァ…。
ここでコイツ自身が悪事を働こうとしていたわけではなく…悪事する野郎どもを殺そうと…。
イヤ人殺しも悪事だけどね? コイツ自体悪事だけどね?
「じゃ、じゃあこんな所で私に刀当ていて良いの? 大官達行っちゃいますけど?」
「俺ァテメェの足止め係だ。それに…誰が1人だっつったよ?」
「…え?」
——ズルズルと何かを引きずるような音。それがこちらに近づいてくる。
地面を濡らす赤いもの。刀片手、5体ほどの死体の髪片手に…女はこちらに向かっていた。
光に照らされてその顔が露になる。思わず栄蓮は息を呑んだ。
「は…ハル……さん…ッ?!」
「…………」
「ハルさん…何して……ッ?!」
ハルの手にある死体は先程いた大官複数人。それに店長と店員が1人増えている。
恐らくこの店員も麻薬に関わっていたのだろう。
が、今はそれどころではない。栄蓮は驚きを隠せなかった。
「ま、まさか…ハルさん……?!」
「…………」
「たっ…高杉の仲間って……!」
「…えぇ、私よ?」
にっこりと。返り血に濡れた顔で、ハルは微笑んだ。
「ご苦労だったなァ。潜入はどうだったよ?」
「ナンバーワンキャバ嬢になった時はびっくりしたけど…ま、楽しかったわよ?」
「報告等御苦労だったなァ。…さて。後はこの女をどうするかだなァ」
ニィッと妖しく笑う高杉。ゾクリと栄蓮の背に何かが走った。
——その時だ。高杉と栄蓮、ハルの視界に、紫色の閃光が走る。
「——その人から…刀下ろせェェェ!」
「…!」
腹めがけて振られたそれに、高杉は後退して避ける。
八雲は血走った目でそれを見たあと、すぐさま栄蓮に駆け寄った。
「隊長! 怪我はないっスか?!」
「な、ないない!」
「……良かった」
安堵した表情を見せる八雲。次々と真選組隊士達が到着する。どうやら総員のようだ。
高杉はその大勢っぷりに感服した。
「高杉晋助! この大官共を殺ったのはテメーかァ!」
「…………」
元々は逮捕する予定だったのだ。それを殺されたとなるとたまったものではない。
土方は高杉に向かってそう叫び、そして高杉の傍に立つハルに気がついた。
「オイそこの女! テメェ…攘夷志士か?」
「——えェ、そんな感じよ。ついでに大官共を殺ったのは私」
「……!!」
突如聞こえたその声に八雲は目を見開いた。
ゆっくりと視線を上げる八雲。その体は震えていて、栄蓮はジッと八雲を見つめた。
「テ…メェ…! 隊長を殺ろうとした上に…大官共ぶっ殺したのかァァッ!」
「そうよ。幕府の大官が麻薬よ? 取り調べなんてする必要ないわよ」
「…っ…!」
「さて、と…。真選組の皆さん、こんな所で私達にかまってる暇ないわよ?」
「……?!」
——ドォォォォォォォォォォンッ!
爆発音が響く。栄蓮や土方は目を見開き、爆音の方を見る。
キャバクラ“silver soul”が見事に爆発している。
「なっ…!」
「証拠隠滅、ってやつかしら。早く行かないと被害が拡大しちゃうわよ?
それとも…警察方は一般の御方達を見捨てます?」
「テメェ…何もんだ…」
土方があえて冷静に問うと、ハルは…晴香はやはりニッコリと微笑んだ。
だがその笑みは非常に怪しい笑みだ。そう…まるで高杉のような。
「私は鬼兵隊、風霧晴香。それではさようなら。…バイバーイ、八雲?」
「……っ…!」
そう言って去っていく晴香と高杉。
その間にも爆発は広がっており、このままでは町に広がってしまう。
仕方なく真選組は爆発の処理へと向かったのだった。
—
「…八雲」
「………」
…八雲がこっち見ないんですけど。どうしましょう?
爆発もおさまり今は休憩中…なんだけども。
悲しいよ八雲くんが目ェあわせてくんないよ…。
「八雲」
「……」
「や・く・も!」
「……」
「………」
「………」
「返事しろやァァァァァァァァァァァァ!!」
「うぉわぁああぉっ?!」
やっと返事したァァ! …コレ返事っていうのか?
つーか八雲表情暗ッ! 顔怖ッ!
「…アレが、俺の姉貴っス」
「……!」
「確か…前に一度言ったっスよね。俺が攘夷浪士と繋がってる家族持ってたらどうする、って。
…それがあの姉貴の事っスよ。風霧晴香…唯一無二の、家族なんスよ。いや…家族だった」
「……過去形?」
コクリと頷く八雲。一緒にいた兄さんや総悟も訝しげな表情してる。
八雲は凄く悲しそうな表情。
「もう何年も前にね…あのクソ姉貴、両親半殺しにして出て行きやがった」
「……え?」
「ウチは道場だったんスよ。風霧道場っていうかなり有名な道場。
姉貴はその道場のナンバーワンに値する剣豪でした。親さえも超えてしまう。
そしてある日…真剣で親父とお袋ぶった斬って…出て行ったんスよ」
「あの人が…」
「俺ァあまりのショックに気を失っちまって。…気づけば姉はいない。両親は重傷。
そしてその日から姉貴が帰ってくることはなかったんス」
…あのハルさん…。…風霧晴香っていう人が…。何か…想像できないんだけど…。
あァ…だからか。だから…家族“だった”なんて言ってるんだ。
けど。…けど。八雲が心の底からそう思ってないなんてことは、皆目瞭然なんだよ。
「…ハハハ。バレたくなかったのに…総員にバレちまったっすね」
「…馬ー鹿。何変な想像してんのか分かんないけど…アンタを追い出す奴なんていないからね!」
「……隊長」
「…そう言うこった。が、八雲。今回のことは上に報告しなくちゃなんねェ。
無論テメーの姉貴のこともだ。…大丈夫か」
「勿論ッスよ。…何か…すいません」
「気持ちわりーや。いつも通りでいいでさァ、八雲」
「沖田隊長…」
「そういうこと! ホラホラ、気をとりなおしたまえ!」
「……隊長」
…きっと。きっと幼かった八雲は、姉が親を斬って出て行くってことが悲しすぎたんだろうな。
理由もわからないまま…。だから八雲は姉を憎み、嫌い、惜しみ…そして家族である事をやめた。
…けど。…八雲アンタ…今自分があの人のことを何て呼んでるか…分かってる?
「…はァ」
…なんか、ただでは済まない気がしてきた。
(あ、天パァァァ! 無事だったかァァァ!)
(無事じゃねェよ! 髪の量増したよ! 何なんだよ一体?!)
(爆発が起きた!)
(ンなこた知ってらァァァッ!)
(あ、……桂は?)
(真選組が乗り込んできたと同時にズラかりやがった)
(マジか)
(…なァ。……ハルの奴、知らねーか?)
(……実は、さ)
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