コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ナメコとワカメのふらいあうぇいっ
日時: 2014/06/14 23:31
名前: いろはうた (ID: Xr//JkA7)

*ああ



 なんて美しくて



 





——————哀しいんだろう。





前作『浅葱の夢見し』>>188


〜目次〜

一章
>>008  >>017  >>021  >>031  >>040  >>043 


二章
>>051   >>052   >>053   >>054   >>059   >>072   >>079

>>084   >>091   >>094   >>095   >>100   >>104   >>105

>>106   >>109   >>110


三章
>>117   >>118   >>122  >>123  >>127  >>132  >>135  >>143


4章
>>163  >>164  >>172  >>182  >>189  >>193  >>200  >>201

>>205  >>209  >>210  >>215


5章
>>225  >>229  >>233  >>240  >>241  >>244  >>245

>>249  >>253  >>261






記憶の欠片

>>050   >>060   >>116


登場人物紹介
>>044  >>124



制服紹介

>>151



白夜さんインタビュー

>>221


〜イラスト〜

撫子の制服姿

>>157

そこに慧と和火

>>190

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Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.115 )
日時: 2014/02/28 14:04
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

瑞咲様!!


ですよね!!
同志様である瑞咲様なら気づいて下さると思いましたよ!(//∀//)
「緋色の欠片」に!!
ちなみに、緋色はどのキャラがお好きで……?


獣の一族君…
もういっそこれが彼の名前でもいい気がすr…
いや!
い、一応、彼のお名前は決めました(汗
後程ご紹介いたしますね〜
彼も…味噌汁の具にたとえられます笑


…なんて味噌汁な物語なんだろう…と今しみじみと思ってしまったいろはうたでした〜

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.116 )
日時: 2014/02/28 15:06
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜


*私の髪は長い。


その長さのせいで、あろうことか、あなたの制服のボタンに絡まってしまった。


あわてて謝ったけど、あなたは何も言わない。


黙って、そっと絡まった私の髪に触れると、それを丁寧にほどき始めた。


最初はどうしたらいいのかわからなかった。


でも、いつのまにか、見とれていた。


夕日に照らされていた静かな瞳に。


優しく髪をほどいてくれる長い指に。


そんなことあるわけない、ってわかっているのに、触れられている髪から


あなたの体温が伝わってくる気がして、どうしようもなくどきどきした。










ただの放課後が、夢か幻のように思えた。





〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜〜*〜*〜〜*〜*〜

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.117 )
日時: 2014/02/28 15:17
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

*撫子は、ふわりと意識が戻るのを感じた。

いままであったことを順番にゆっくりと思いだしていく。

ハッと目を見開くと、真っ先に木造の天井が見えた。

体を包むのはシンプルな白いふとん。

それほど大きくはない部屋に撫子は寝かされていた。

その時、静かに部屋のスライド式の木製の扉が開いた。

戸を開けた者と目が合う。

あの金の目をした若者だ。

彼は後ろ手に戸を閉めると、こちらに近づいてきた。

撫子はそれを見て、ふらつく体をあわてて布団から起こした。


「あ、あの、えっと、っておふあっ…!?」


いきなり若者は撫子の頭をわしづかみにすると、ぐいっと元のように彼女を寝かせた。

枕に激突するかと思ったが、背中に素早く回されたたくましい腕が差し込まれ、

気づけば元のように布団に横になっていた。


「あ、あの…」

「話なら寝たままでもできるだろ。

 いいか。

 起きんじゃねえぞ。

 いちいち寝かせんのもめんどくせえ…」


…一応、遠回しに撫子の体調を心配してくれたようだ。

問答無用で頭をわしづかみされ、押し倒され、

眉間にしわを寄せながらめんどくせえ、と吐き捨てられたが。


「あ、あの…助けてくれてありがとうございました。

 それで…その…」


和火の安否を尋ねようとした唇は途中で止まった。

彼のことをなんと呼んで尋ねたらいいのだろう。

私の友達は大丈夫ですか?だろうか。

和火とすごく微妙な関係なのだということを感じる。

彼のことを友達と呼んでいいのかすらわからないのだから。


「あの男のことか?

 あれは、別の場所で寝かせてある。

 女と同室で寝かせるほど無作法じゃねえよ」


……彼とは、一晩共に過ごしてしまったのだが。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.118 )
日時: 2014/03/01 00:05
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

*「あの…体は大丈夫ですか…?」

「ああ。

 熱があって、ずっと目を覚まさねえらしいが…」

「あ、そうじゃなくて、あなたの体。

 大丈夫ですか?

 ひどい怪我とかしていませんか…?」


若者は一瞬面喰ったような顔をした。

だが、すぐにその眉間にしわがよる。

「…別に。

 怪我なんかしねえよ、あの程度の術で。

 あんなもの、動きを止める一時的な術だ」

「そう、ですか…」


ほっと安堵の息を吐いたところで妙な違和感を感じた。

人間の目や髪の色は霊力にあてられると、色が変わる。

目の前にいる若者の鮮やかな、人間離れしている金色の目を見つめた。


「…んだよ」

「あの…霊力って、何か知ってます…?」

「は?

 …おまえ、おれを馬鹿にしてんのか…?」

「し、してません、してません!!」

「んなもん、霊力なんて知る知らねえもなく常識だろうが」


…なるほど。

この世界では、霊力という存在が常識らしい。

撫子が元いた世界と違って。

やはり、異世界に時空間移動してしまったに違いない。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.119 )
日時: 2014/03/01 10:16
名前: にゃは (ID: UPSLFaOv)

いろはうた様!お久しぶりです、にゃはでございます〜

いままで更新に気づかず申し訳ない…自分をボコボコにしたいくらいです(。´Д⊂)

でも久しぶりに見ているとまたしても素晴らしいと強く感じさせられますね…恐ろしいです(*‾∇‾*)
マジで尊敬してます!!

更新頑張ってください!


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