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- ナメコとワカメのふらいあうぇいっ
- 日時: 2014/06/14 23:31
- 名前: いろはうた (ID: Xr//JkA7)
*ああ
なんて美しくて
——————哀しいんだろう。
前作『浅葱の夢見し』>>188
〜目次〜
一章
>>008 >>017 >>021 >>031 >>040 >>043
二章
>>051 >>052 >>053 >>054 >>059 >>072 >>079
>>084 >>091 >>094 >>095 >>100 >>104 >>105
>>106 >>109 >>110
三章
>>117 >>118 >>122 >>123 >>127 >>132 >>135 >>143
4章
>>163 >>164 >>172 >>182 >>189 >>193 >>200 >>201
>>205 >>209 >>210 >>215
5章
>>225 >>229 >>233 >>240 >>241 >>244 >>245
>>249 >>253 >>261
記憶の欠片
>>050 >>060 >>116
登場人物紹介
>>044 >>124
制服紹介
>>151
白夜さんインタビュー
>>221
〜イラスト〜
撫子の制服姿
>>157
そこに慧と和火
>>190
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- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.601 )
- 日時: 2014/11/19 00:12
- 名前: いろはうた (ID: 5obRN13V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
*久しぶりに袖を通した制服が、妙に窮屈に感じられる。
一か月は、あっというまに過ぎていった。
夜空にはまた上弦の月が輝いている。
村の広場に転送術の陣を記し、いよいよ元の世界へ帰る撫子と和火の見送りのために、
陣から少し離れたところで村人たちが集まってきてくれた。
その中には、号泣している茜や無表情の慧も含まれている。
彼らとはもう別れの挨拶を済ませた。
これ以上見ていたら、なんだか涙が出てきそうだったから、わざと見ないようにする。
約三ヶ月。
長いようで、一瞬で過ぎていった。
苦しいこともあったし、殺されそうにもなった。
だけど、ここに来られて本当に良かったと思う。
むしろ、ここに残りたいと何度思ったことか。
隣にいる和火をちらりと見てみる。
和火も制服に身をつつみ、スポーツバックと刀をしまっている布袋を背負っている。
着物もいいけど、和火はやはり、元いた世界の現代日本の服が一番似合う。
一緒に帰るんだ。
よいしょっとリュックを背負い直して陣の方を見ると、
さっきまで何もなかったはずの陣のど真ん中に、いつか見た黒い靄が鎮座していた。
反射的に和火がこちらをかばうように前に立ってくれたが、
黒い靄は、こちらに向かってスルスルと二本の黒い帯のようなものを出してきただけだった。
どうやらこれを掴め、ということらしい。
この黒い靄、ハルナの眷属の使い魔のような存在らしいが、当のそのハルナが姿を見せない。
「……おれが先に行く。
なんか変だと思ったら、すぐに慧のところに逃げろ」
ハルナが出てこないのを怪しく思ったのか、和火が硬い声でそう告げる。
こちらを一切振り返らないまま、和火の指が黒い帯を掴んだ瞬間、
勢いよく帯に引かれ、和火の体が残像を残して真横に吹っ飛んだ。
とぷんっという水音と共に、その姿は黒い靄に飲み込まれて見えなくなった。
一瞬の出来事だった。
止める間もなかった。
しばらくの間、注意深く観察してみたが、変化は特に起きない。
和火が吐き出されてくることもない。
今の一連のマジックのような出来事にざわめく村人たちを安心させようと
振り返って笑いかけたら、慧と目があった。
笑みが消える。
慧には、想いを告げてもらったというのに、どうしても自分の中で答えが出せなくて
何も言わないまま、こうしてずるく帰ろうとしている。
無理やり忘れようとしていた罪悪感が胸にのしかかる。
それ以上見ていられなくて再び帯に視線を戻す。
それにそっと手を伸ばす。
指が触れかけたその時。
おなかにたくましい腕がまわり、強く引き寄せられ、体が浮いた。
「……やっぱり、諦められねえ……!!」
触れかけていた帯が遠くなる。
この数か月何度も聞いて、共に過ごした声。
「慧……!?
だめだよ、離して!!
じゃないと慧まで……!!」
飲み込まれちゃう、と言う前に、帯が意志を持った生き物のように動いて
撫子の手首に巻きついた。
「うわっ!?」
ぐいっと抗えぬ強い力で引っ張られ、体のバランスが崩れる。
景色がブレた後、すさまじい勢いで黒い靄に突っ込む。
視界が闇にそまった。
- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.602 )
- 日時: 2014/11/19 15:47
- 名前: ユリカ (ID: Er39FcTT)
どうもこんにちは!ユリカです!
慧さんッ!?慧さんも一緒に来るのかな?
面白かったよ!次も頑張ってね!
あ、そうそう!小説進んだよ!!見に来てね!!
最近、『私のキャラの色々なお話!』というスレッドも建てたから、遊びに着てね!
- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.603 )
- 日時: 2014/11/19 20:15
- 名前: 錦歌赤兎 (ID: 8BUvyu0j)
お久しぶりです、赤兎です( ´ ▽ ` )ノ
いろはちゃん、受験忙しいのに更新できてすごいなぁ…´д` ;
赤兎、テストしかないのにこの更新率の悪さ!
いやはや、ダメだね!シャキッとしないと( ´ ▽ ` )ノ
え、彗さん…くるの?
いやっふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!
きてくださいきてくださいついでに赤兎のところにもきてください!
ぜひとも歓迎しますってか彗さん絶対赤兎のところにもきてくださいよ!
はっ!彗さんは撫子さんが好きなのはわかるんだけど!
でもでもでもでもでもですね!?
はっ!彗さんのこと大好きな赤兎ですから襲っちゃうかm((…ケフンケフン
いやいや!そんなこと多分しませんから遊びにきてくださいね!?
ついでにお友達にっていうか、…住所教えてください!
あと、ハルナさんに頼んで転送、教えてもらわないと!
彗さんがあっちに帰っちゃってもストーカー…じゃなくて遊びにいけますから!
じ、実は赤兎、彗さんの恋を応援しておりません!
何でかって?当たり前じゃないか。彗さんが好きだから。
撫子さんは和火さんとラブラブでいいから、彗さんは赤兎と…怖い!そんな目で見ないで!
遊びにきてくださいよ!?いろはちゃんからお願いして!お願いだ!
…えー。申し訳ありません。勢い余って彗さんへのラブコールを暴露してしまいました。ラブコール…ではないかな?
いや、長文ごめんね´д` ;
でも赤兎の彗さんLOVEは止まらないし、できればストーカー((…ゴホンゴホン
は!この調子だと止まらないゼ!
だから今日はこれで帰ります( ´ ▽ ` )ノ
長文失礼しました(>人<;)
- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.604 )
- 日時: 2014/11/19 23:51
- 名前: いろはうた (ID: 5obRN13V)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
ユリカちゃん!!
またも来てくれてありがとう!!
そして、申し訳ないけど、
いろはうた今週また模試があるので、
自分の更新さえもままならず、
お邪魔するのは少し先になっちゃうかもしれないな……ごめんね……
滅びろ模試!!!!!!
コメントありがとう!!
うさぎちゃん!!
長文コメントに感動して、しばらく放心状態だったいろはうたです☆
そんなうさぎちゃんの熱烈なラブコールにお応えしなくては、女がすたっちゃうので……
慧さーーーーーん!!!!
『……んだよ』
んだよじゃねーよ!!
大切な読者様からの熱烈なラブコール、求愛に応えんとは、貴様それでも男か!!
『男だよ!!』
ええい!!
もう貴様が女でもオカマでもなんでもいいから、応えんかい!!
『ちっ……
あー……えー……おれのことを好きになってくれて……その……ありがとう。
んで、住所……?
おれはこの世界のことをあまりよく知らねえから住所とかよくわからねえ……
それに、おれのような霊力を有する者の傍にいると悪霊とか妖とかに襲われるから危険だ。
近づくんじゃねえぞ。
……怪我してほしくねえしな』
コメントありがとう!!
- Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.605 )
- 日時: 2014/11/21 21:24
- 名前: 朔良 ◆oqxZavNTdI (ID: 2IhC5/Vi)
お久しぶりになってしまった……朔良です。
テストが今日終わり、カキコに戻ってきました。
うん、撃沈((キラッ みたいな感じでしたけども汗
慧君も撫子ちゃん達と一緒に行くんですの?!
撫子ちゃんを追うのは素敵なことですけども、現世に来たら何か問題とか起こらないか心配……
しかし、慧君がどんな生活を送るのかも気になるところですな(^◇^)
更新楽しみに待っています!
忙しいとは思うけれど、頑張ってね!
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