コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ナメコとワカメのふらいあうぇいっ
日時: 2014/06/14 23:31
名前: いろはうた (ID: Xr//JkA7)

*ああ



 なんて美しくて



 





——————哀しいんだろう。





前作『浅葱の夢見し』>>188


〜目次〜

一章
>>008  >>017  >>021  >>031  >>040  >>043 


二章
>>051   >>052   >>053   >>054   >>059   >>072   >>079

>>084   >>091   >>094   >>095   >>100   >>104   >>105

>>106   >>109   >>110


三章
>>117   >>118   >>122  >>123  >>127  >>132  >>135  >>143


4章
>>163  >>164  >>172  >>182  >>189  >>193  >>200  >>201

>>205  >>209  >>210  >>215


5章
>>225  >>229  >>233  >>240  >>241  >>244  >>245

>>249  >>253  >>261






記憶の欠片

>>050   >>060   >>116


登場人物紹介
>>044  >>124



制服紹介

>>151



白夜さんインタビュー

>>221


〜イラスト〜

撫子の制服姿

>>157

そこに慧と和火

>>190

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Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.295 )
日時: 2014/05/04 22:39
名前: いろはうた (ID: DYDcOtQz)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

*撫子の目の下にはくまができていた。

昨晩、また過去の夢を見たのだ。

今回も悲しい夢だった。

カエデの子孫であり、自分の先祖の一人である少女と、

レイヤの子孫で、彼女を守る騎士の青年の記憶の欠片。

物語の断片。

二人は、想いあっていた。

だけど、結ばれなかった。

お互いの想いすら知らなかった。

伝えてはいけなかった。

伝えられなかった。

前の夢は、少女の方が病死したが、今回は青年が少女をかばって傷を負い、亡くなった。

前は、青年が泣き叫んでいた。

自分の非力を呪っていた。

神を、恨んでいた。

今回は少女が泣き叫んでいた。

自分を責めていた。

自分さえいなければ、と己の存在をも恨んでいた。

ひどく生々しい夢だった。

いや、違う。

あれは、夢でなく、過去なのだった。

あまりの生々しさに、真夜中に夢から覚めた後、一睡もできなかったのだ。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.296 )
日時: 2014/05/05 08:07
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

ハロー

いろはうたさん、いつぶりだ?…って。

あ、環奈です。。名前違うけど——・・。
覚えてます?

   ф

やばい!まった!!話が進み過ぎた(・_・;)
あの、見てきます。w
あ、でも待ちきれなくて 最終更新よんじゃったんですけど。
何だかわかんないけど面白いー!

面白いシーンではないんだけど、深みがありますね。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.297 )
日時: 2014/05/05 09:45
名前: いろはうた (ID: DYDcOtQz)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

梅乃様!!


こんにちは!!
ってまだおはようございますか……
まあ、いいや…
もちろん覚えていますよ!!
本当にお久しぶりですね〜


結構書いちゃったので、ゆっくり読んでやってくださいね〜
まあ、結構わちゃわちゃしてますが……


コメントありがとうございます!!

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.298 )
日時: 2014/05/05 11:40
名前: いろはうた (ID: DYDcOtQz)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

*「撫子〜

 大丈夫?

 目の下、クマできてるけど……」


茜の声で撫子は我に返った。


「あ、うん…ちょっと夜中に目がさめちゃっただけ…」


夢のことは、茜に伝えてはならない。

だから、曖昧に笑ってごまかす。


今、撫子と茜は、慧と和火の修業の見学をしていた。

昨日、和火が撫子からこれまであったことを聞いて、突然、慧に修行を付けてくれと言い出したのだ。

撫子は、あわてて病み上がりだから…と止めたのだが、慧がいいだろう、と了承してしまったので、

こうして修行のようなものが始まっている。

木刀のような木の棒で剣術修行をしていた。


(そういえば…和火って剣道部なんだったっけ…)


慧は、一本の木刀だが、和火は両手に一本ずつ持って応戦していた。

不思議な構えだ。

普通の剣道とは違う。

あれが、和火の一族の独特の剣術だろうか。

二刀流。

——————レイヤの一族の。

撫子は首を振って、考えを振り払った。

ちらりと茜の方を見てみる。

彼女の瞳は、じっと修行をする二人の方に向けられてた。


「茜……」


気付いたら勝手に声が出てた。


「茜は……和火のことが…好き…なの……?」


茜が驚いたようにこちらを見た。

名前の通り、茜色の瞳が驚いたように見開かれている。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.299 )
日時: 2014/05/05 11:47
名前: いろはうた (ID: DYDcOtQz)
参照: http://pixiv.me/asaginoyumemishi

*「どうしたの急に!?」

「いや、あの、その……」


言ってしまった。

言ってしまった!!


「撫子のクマってそのせい?」

「ちちち、違うよ!!」

「しっ!

 声が大きい…!

 和火とかに聞かれたくないでしょ」

「は、はい……」


茜はちらりと二人の方に視線をやった。

何事もなかったように修行している様子から、聞こえてはいなかったようだ。


「どうして、私が、和火のこと好きだ、って思ったの?」

「いや…その…」


ごまかそうと思ったが、茜はじっとこっちを見ている。

嘘は許さない瞳だ。


「茜は……いつも、和火のこと看病してくれてたし、なんか大事そうに見ているし…

 す、好きなのかなあ…って」

「ああ、うん。

 好きだよ?」

「ひえっ!?」


あっさり放たれた言葉に、撫子は固まった。


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