コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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ナメコとワカメのふらいあうぇいっ
日時: 2014/06/14 23:31
名前: いろはうた (ID: Xr//JkA7)

*ああ



 なんて美しくて



 





——————哀しいんだろう。





前作『浅葱の夢見し』>>188


〜目次〜

一章
>>008  >>017  >>021  >>031  >>040  >>043 


二章
>>051   >>052   >>053   >>054   >>059   >>072   >>079

>>084   >>091   >>094   >>095   >>100   >>104   >>105

>>106   >>109   >>110


三章
>>117   >>118   >>122  >>123  >>127  >>132  >>135  >>143


4章
>>163  >>164  >>172  >>182  >>189  >>193  >>200  >>201

>>205  >>209  >>210  >>215


5章
>>225  >>229  >>233  >>240  >>241  >>244  >>245

>>249  >>253  >>261






記憶の欠片

>>050   >>060   >>116


登場人物紹介
>>044  >>124



制服紹介

>>151



白夜さんインタビュー

>>221


〜イラスト〜

撫子の制服姿

>>157

そこに慧と和火

>>190

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Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.100 )
日時: 2014/02/20 23:36
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

*加えて、あのコスプレのようなみやびやかな着物。

よく見れば、青年の後ろには数名の若者が控えていた。

従者のように見える。

全員から霊力を感じる。

どこか自分のと似た霊力を。

人間の目や髪の色は、長いこと霊力が身の回りにあったり、自身が霊力を何度も使用することで、

普通の人間じゃありえない色になる。

そのおかげで、御言葉使いである撫子の通常時の髪の色も濃い灰色だし、瞳も濃い藍色だ。

だが、あの青年ほど色がはっきり変わってしまっているのは見たことがない。

頭が痛い。

ズキン、ズキン、と絶え間なく痛む。

まるで何かを思い出そうとするかのように。


「あなたは…誰…?」

「…誰…?

 誰とは私に問うているのか…?

 悲しきこと。

 私を…忘れてしまったのか…」


ひどく古風な口調でそういうと、彼はスッと目を細めた。


「私は、白夜。

 長きにわたり『貴女』を求める者だ。

 ああ…やっと、不死の呪いもとける…」


痛い。

頭が痛い。

痛すぎて意識がもうろうとしてきた。

……もうろうとしすぎて、白夜、と名乗る青年が少しずつ、絹ごし豆腐にしか見えなくなってきた。

滑らかな声といい、真っ白な髪といい、もはや絹ごし豆腐以外のなにものでもない。


「ねぎと…ポン酢…」

「…?」

「……ひややっこには…だし醤油の方がいいかも…」

「…何を言っているの…巫女姫…?」


絹ごしの滑らかな声が、若干硬くなって木綿豆腐のようになったことで、撫子は、はっと我に返った。

ぷるぷると頭を振って邪念を落とす。

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.101 )
日時: 2014/02/21 17:23
名前: ZEXAL (ID: EcIJT88K)

 おおいっ!!豆腐ってなんじゃそりゃ!?
 撫子、かわいすぎるぞ!


 ってそんなことじゃなくて本当に言いたいのは!!
 なーんか白夜って……シキ様に似てる気がするのは気のせいでしょーか?
 そして不死の呪いってなんだー!?
 続きが楽しみだなー!



 む、無理せず、更新と勉強頑張って!!

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.102 )
日時: 2014/02/21 19:05
名前: 妖狐 (ID: ET0e/DSO)

こんにちは♪

テストを残り五日後に控えて、半分やつれぎみの妖狐です!
もうすぐでテストなのに、なにしてんだボケとかは言わないでください(>_<)

少し来なかっただけでものすごく進展が!!
え、刀って、もしかして……
巫女姫って……
ってゆうか豆腐って———!?

いやあ、謎や疑問がたくさんです。
けれどその分楽しみも倍増♪
これからの展開にわくわくします(^◇^)

それでは、テスト勉強の間の癒しにこちらへのぞかせてもらったのですが
そろそろ戻らねばなりません…(@_@;)
はああああ…
いや、でもいろはうたさんの小説のおかげで、かなり癒されました!
また来ます(*^_^*)

Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.103 )
日時: 2014/02/23 20:58
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

Zちゃん!!


白夜…
…にやり(ー∀ー*)

今は、何も言わないでおくよ。今はね。
そのうちわかるよ〜話の流れの中でね〜

まあ、彼は撫子の何かを知っているようですな。
何かを。


…い、今はまだ言わないって言ったそばから、今めちゃくちゃ言いたくなっております(ー皿ー#)
く、苦しい…
言えなくて…


コメントありがとう!!



妖狐様!!


え〜ただいまいろはうたも、絶賛テスト1週間前切っちゃいました期間中です(TT)
来る…
もうすぐ、あの忌まわしい時間が来る……!
……テストが嫌すぎて吐血しそうです☆


豆腐です。
撫子はナメコ。
和火はワカメ。

白夜は、豆腐(絹ごし)です!!


…ますます味噌汁化しております…
な、何故…


コメントありがとうございます!!



Re: ナメコとワカメのふらいあうぇいっ ( No.104 )
日時: 2014/02/24 23:21
名前: いろはうた (ID: 6Bgu9cRk)

*和火の体を、自分の方にぎゅっと引き寄せる。


「あなたは、私を知っているの…?」

「よく、知っているよ。

 『貴女』を長きにわたり、探し求め続けていたのだから。

 今、『貴女』が眠っていることも知っている。

 私と共に来るといい。

 『貴女』を、目覚めさせよう」


ぞわりと肌があわだつ。

本能的にこの人は怖いと感じた。


「さあ、おいで」


怖いはずなのに、何故か、無性にその手を取ってしまいたい衝動に駆られた。

無意識のうちに伸ばしかけた手を。熱いものに掴まれた。

和火の手だ。

彼は薄目を開けて、荒い息を吐きながらこちらを見ている。

目が、行くな、と何よりも雄弁に告げていた。

それを見て、すっと心が落ち着いた。


「私は、行きません」


撫子の瞳が青に輝き、髪が銀の糸束へと化す。

左頬に浮かぶ証印。

霊力は高まった。

いつでも、『話せる』。


「ああ、まことにどれほど時が経とうとも、『貴女』は変わらぬ。

 変わらず、見る者を狂わせるほど……美しい」


白夜の瞳が、鮮烈な紅に輝いた。

その歪な紅は血のようにも見えた。


「あまりに美しくて、手に入れずにはいられぬよ」


彼は差し出した手を、すっとひいた。

術を使う気だと瞬時に悟り、撫子は彼が口を開くよりも早く素早く『話し』た。




『転送』




青年の唇がより深い笑みの形に刻まれたのが見えた。





『南に二里』


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