ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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    花の少女
日時: 2010/04/12 18:23
名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)

( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。

小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣

でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪


        では本編をどうぞ♪


    これは花のように生き、花のように散った少女の物語__



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Re:     花の少女 ( No.157 )
日時: 2010/06/23 17:05
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)

月花s>>前に頂いたコメント、返事してませんでしたね;ごめんなさいm(._.;)m
    どんどん気になっちゃって下さいっ!!((笑
    
アキラs>>冷徹ですねぇ。かなりw(¬ω¬)
     その上頭が良いというか……計算高い人でもあります……


しばらく更新遅れててすいませんでした。
でも今日も続きはかけません(> <;)
週末にまた来ます( ・ω・)/

Re:     花の少女 ( No.158 )
日時: 2010/06/25 14:40
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)




 愛花はその時、テレビを見ていた。

そして知った。
亀井社長の会社が倒産したことを。

 「『大変なことになる』って……まさか……」
愛花は、雅金の元へ走った。


ドアを、勢いよく開けた。
バタンッという大きな音が響いた。

 「愛花か。どうした?」
この雅金は、すこしばかり笑っているようにみえた。

 「ニュースで……亀井社長の会社が倒産したって……。
  もしかして、それってお父さんが……」
 「うん。そうだよ」
雅金は少しも間を空けることなく言った。

 「私が裏で手をまわしたからね」
 「そんなっ……いくらなんでも」
 「でもね、私は決して間違ったことはしていないんだよ」
 「え……?」

 「愛花はとっても良い子だなぁ。
  でもね……いい人が幸せを得られるとは限らない」
 
 「それってどういう……」

 「いつか、判るよ」



愛花は不承不承家に帰った。

何故だか、溜息がこぼれた。

 「はぁぁ…………」

 「どうしたの? 溜息なんてついて」

愛花のすぐ傍には真悟が居た。

 「亀井社長の会社が倒産したって……聞いた?」
 「あー。テレビでやってたね」
 「それ、お父さんの仕組んだことだったみたいで……」
 「…………それで、溜息を?」
 「うん……」

愛花が言うと、真悟は急に笑い出した。
いきなり笑い出した真悟に、愛花はすこし驚いていた。

 「えっと……真悟くん?」

 「クスッ キミって……莫迦?」

その言葉にまた愛花は驚いてしまった。

 「キミさぁ、元は篠田家の御令嬢な訳でしょ?
  よくそんなお人好しでいられるね。平和ボケしてる」
 「平和ボケ……?」
 「ねぇ、愛花ちゃん」
 「は、はい」
 
 「愛花ちゃんはさ、最もお金を儲けられる方法をしっている?」
 
 「え……働きまくるとか?」

 「ううん。
  答えはね、悪いこといぃ〜っぱいするんだよ」

あくまでも可愛い声な真悟に、愛花は絶句していた。

 「利用できるものは全て利用する。
  時に人を騙し、こちら側にとって有利な条件を交わす。
  また利用する。散々利用し尽くしてから、裏切る。
  邪魔な者は他人を使って、証拠一つ残さずその者の地位を奪う……」 

愛花の表情を見た真悟はまた笑った。

 「フフッ そんな顔しないでよ。
  僕はただ……普通のことを言ったまでなんだからサ」







その日、愛花の元には手紙が届いた。
大好きな仲間達からの手紙だ。
一週間前、手紙を貰った愛花はとても喜んでいた。
しかし、今日届いたその手紙を

愛花は十秒見つめた後
 
破り捨てた。

Re:     花の少女 ( No.159 )
日時: 2010/06/27 16:07
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)





 その二週間後にも手紙は届いた。

しかし、愛花はすぐにはその手紙を見なかった。
そのため手紙はポストの中に放置したままになっていた。

手紙がきて三日ほど経ったとき、ようやく手紙はポストの中から出して貰える事になった。
ただし、取ったのは愛花ではなく、真悟だった。



その時、愛花はあの曲を聴いていた。
愛花の真の父が好きだった曲を。

でも、本当に聴いていたのかはよく判らない。
ただ流していただけかもしれない。
ぼんやりとした眼は、虚空を見つめていた。


 「良い曲だね」

愛花の後ろから、真悟が顔を覗かせた。

 「どうも」
表情一つ変えず、無愛想に返事をする。
 「素っ気無いねぇ。どうかしたの?」
 「別に」

 「そういえばさぁ。ポストに手紙、入ったままだったよ?」

 「知ってる」

 「はい、取ってきてあげたから」
そう言って、真悟はその手紙を愛花の顔にちらつかせた。

 「いい。要らない」
 「えぇ〜? 何で」
愛花の後ろで、真悟は意地の悪そうな笑みを浮かべていた。

 「まぁ、要らないよねぇ。あんなくだらない連中からの手紙なんてさ」

愛花はバッと顔を真悟に向けた。

 「怖い怖い。せっかくの美少女が台無し……冗談だよ。
  でもさぁ、これだけの事で怒るなんて……キミって案外、熱い人だね」

愛花は無言で真悟を睨んでいた。

 「だって……くだらなくない?
  『別れてからも友達だよ』とか『絶対忘れないよ』とか……」

愛花の表情はまた険しくなった。
 「お前、読んだのか!?」
 「うん。バッチリ」 真悟はまたニッコリと笑っていた。
 「……消えろ」
 「酷いなぁ」

 「じゃあさ、何で読まないの?」

愛花は何も言わなかった。

 「答えられない?」


 「判らない。気分じゃないんだ」


 「へぇ」
真悟はそれだけ言って、去って行った。


Re:     花の少女 ( No.160 )
日時: 2010/06/28 15:43
名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)

久々の更新だッ(#^.^#)
嬉しいです☆

真悟くん、ハッキリ言って苦手です!!
愛花が可哀想で可哀想で……((+_+))
でも言ってる事は少し分かるような気がします。

Re:     花の少女 ( No.161 )
日時: 2010/07/03 15:32
名前: 白兎 (ID: WkxsA0sZ)

アキラs>>真悟くんかぁ…確かに腹黒い性格してますね。
     彼は愛花と同じく養子。彼にも色々あったのかも(o・ω・o)?


最近は更新が亀並のペースで申し訳っ(・△・;)


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