ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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    花の少女
日時: 2010/04/12 18:23
名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)

( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。

小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣

でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪


        では本編をどうぞ♪


    これは花のように生き、花のように散った少女の物語__



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Re:     花の少女 ( No.102 )
日時: 2010/05/22 19:48
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)



 .+;。;・゜;*;゜  Memories of ku 2 .+;。;・゜;*;゜



 ゆっくり、目を開ける。

そこに広がっていたのは、真っ白な部屋の中。
此処は、何処だろう。
病院…かなぁ。
体を起こして、部屋の中を見渡す。
やっぱり、病院だ。


あれ…病院?
“びょういん”って……なに?
何だっけ…
でも、どうでもいいや…そんなこと…

すると、急に扉がスライドして開いた。
そこから、白い服を着た女の人が出てきた。胸元のポケットには、【○△病院看護婦 橋本】と書かれたバッジが。

 「あら、空ちゃん。目が覚めたのね?」

空ちゃんって…?
“くうちゃん”って……だれ?

空が返事をしないで居ると、女の人はすこし困った顔をした。
 「…調子はどうかな? もう大丈夫?」
 「だいじょうぶ…?」
 「うん? …えっと、空ちゃんは体、変じゃない?」
 「変じゃ…ない」
 「そっか。良かったね」
良かった? …何がだろう。

 「じゃ、先生呼んでくるからね」
そう言って、女の人は行った。
しばらくして、白い服の男の人もやって来た。
 「空ちゃん、調子はどうかな?」
先程の女の人と同じようなセリフを言ってきた。
 「はぃ…」
面倒だったので、適当な返事を返した。

 「…そうだ。きみのご両親のことだけど…」
ごりょうしん。何それ?
 
 「残念だけど、お亡くなりになったよ…」
男の人は下を向いて言った。
ふぅ〜ん。
“ご両親”って人が死んじゃったのかぁ。
 「それで…君には辛いかも知れないけど、遺体を確認するかい? 時雨君はもう見たけど…」
しぐれ?
 「時雨って?」
 「えっ? 君の弟のことだよ」
 「へぇ……」
男の人は、すこし不思議そうな顔をしたけど、然程気にしていないようだった。


其処は、狭い部屋だった。
ベット程でも無いけど、人が寝られるぐらいのスペースのある台が二つあった。
男の人は、その台に架けてあった布をすこしめくった。

すると、人の顔があった。
 「ほら、お父さんだよ…」
おとうさん? この人が?
男の人は、もう一つの布もめくった。
 「こちらが、きみのお母さん…」
おかあさん? この人が?

 
 「ねぇ、この人たち誰?」
そう言った後、「知らない人だよ?」と付け足した。

あれ……?
でも、知ってる。
知らないけど、知ってる。
何だろ…この感覚。気持ち悪いよ。
始めて見た人…なのに、何かこの人達を知っているような………

忘れてはいけないものを、忘れてしまった。
そんな感じ。


男の人と、女の人は目を丸くしていた。
女の人はすこし動揺しつつも、空にこう言った。
 「あなた、名前は?自分の名前は、判る?」
名前…う〜ん。何だ?
 「…判んない。」


———————————————————


連れて来られたのは、また白い部屋。
というか、さっきから白い部屋以外見てないんだけど。

目の前には、白い服を着た優しそうなおじさん。
というか、さっきから白い服以外見てないんだけど。

 「きみは、自分の名前が判らないのかい?」
 「……うん。そうみたい」
この人は、さっきの二人みたいに驚いたりしなかった。
その代り、何か呟いていた。
 「うぅ〜ん。ショックによる記憶喪失か?
  しかし、数日で戻るケースが多いしな…しばらく様子を診るか。」

何日かしても、私の“記憶”は戻らなかったらしい。
ある日、この真っ白で静かすぎる部屋が飽きたから、部屋を抜け出してみた。
すると、女の人たちが喋っていた。

 「ねぇ、103号室の空って女の子!」
私のことだ。
事前に、私が空という名前だということは教えてもらっていた。
で、私がどうしたんだろう。

 「記憶喪失らしいわよ!」
 「えぇ〜〜うっそぉ!!」
 「何日経ってもまだ治らないって」
 「原因は、両親を無くしたからだって聞いたわよ」
 「まぁ〜可哀想にねぇ〜」

記憶喪失?治らない?両親を無くした?可哀想?
私が?

訳が判らなかったけど、とりあえず子供たちがいっぱい居るところに付いた。
 「私も入っていい?」
 「いいよぉ〜」
 「なんて名前?」
 「空!!」
 「何処から来たのぉ〜?」
 「……判んない」
 「空ちゃんの親ってどんな人?」
 「……判んない」
 「兄弟っているぅ〜?」
 「……判んない」

 「判んないばっかじゃん!!」

 「空ちゃんって変なの〜」

変?変って私が?なんで変なの?
私は、そっと病室に戻っていった。

———————————————————


 「おねぇちゃ……お姉ちゃん!!」

私はようやく精神科病院から退院した。
私の顔を見て泣きながら近づいてくる男の子。
だれ?なんで泣いてるの?

その後、その子は私の弟だと教えられた。

そうなんだ?

その割には、私に愛想悪いじゃん。
皆にもだったけど。
最初だけだったな。兄弟っぽかったの。


訳が判んないよ。


Re:     花の少女 ( No.103 )
日時: 2010/05/22 20:28
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)

凛s>>悪い子ですか((笑
   でも凛sはいい子ですよ。こんなヘボ小説にコメントしてくれるんですから……(*´・ω・`*)

しかし、第二章は第一章の二、三倍はないか!?
でも入れたいエピソードがたくさんありまして…(;;)

Re:     花の少女 ( No.104 )
日時: 2010/05/23 18:37
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)



 .+;。;・゜;*;゜  Memories of ku 3 .+;。;・゜;*;゜



 二人の姉弟がいた。

一人は、愛花のように心を閉ざし、世を呪い、そうすることで自身を守った。

方やもう一人は、今までの記憶を無くし、悲しみを忘れることで自身を守った。


両親をいっぺんに亡くす。
それだけでも十分に辛い事だ。幼いなら尚更の事。

しかし、現実は残酷だ。
あの三人は、目の前で自分の大切な人を失ってしまった。
神様は、何を考えているのか。
こんなに小さな子供達に、何故こんなにも辛い現実を突きつけてくるのだろうか。


弟、時雨は、悲しみを覚えた。
姉、空は、その悲しみさえも忘れてしまった。
それは、幸せなのかもしれない。不幸なのかもしれない。
悲しみを忘れる。それは更に深い悲しみだ。

 
 『霊じゃない…けど』
 『けど?』
 『何か、ある気がするんだ』
 『何かって?』
 『判んない』
 『それって、どんな物なの?』
 『…赫いかなぁ』
 『赤色なもの…?』
 『よく判んないけど、寂しくなる、見てると。』

でも、彼女は本当は、覚えているのだろう。
心の中の、何処か深いところで。
彼女が見えているのはきっと、その記憶。
ハッキリしなくて雲のようにふわふわとした記憶で、氷のように冷たい記憶でもあるそれが。


彼女はいつか、思い出すのだろうか。

 そしてもし、彼女がその記憶を思い出したならば、

   彼女は何を、思うのだろうか。


Re:     花の少女 ( No.105 )
日時: 2010/05/23 17:23
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)





 (何か、喉が渇いたなぁ…)

愛花はそう思って、お茶を飲みに行こうと部屋を出た。
廊下を歩いていると、誰かとすれ違った。
それは、時雨だった。
 「あ……」
愛花はふいに声が漏れた。
しかし時雨は下を向いて歩いていたからか、気付いていない様だった。
そこで、愛花はさっきより大きな声で時雨を呼んだ。
 「時雨!」
 「……?」
時雨は振り返った。
 「愛花…? なに? 何か用?」
時雨は不機嫌そうな顔をした。(いつもの事だが。)
 「時雨、私ね、忘れないよ」
 「何を」
 「死んだ両親の事とか、前のお家の事とか」
 「……嘘」
 「嘘じゃないよ!」
愛花は体をすこし前のめりにした。
 「何で、そんな事が言える? それは、絶対か?」
 「……たまには、忘れるかもね」
 「やっぱそうなんじゃん」
呆れたとでも言う様に、時雨はため息をついた。

 「でもさ、それも良いと思う」
 「は?」
 「前にも言ったけどさ、あんたはやっぱり背負い込みすぎだよ」
すこしずつ、愛花は時雨に近づいていった。
そして時雨の目の前に立った。
 「良いじゃん。たまには忘れたって」
 「なんで……
 「確かに、忘れちゃいけないとは思うよ。
  でもさ、いつでもそんな事考えてるなんて、悲しいじゃんか。
  心の中に、いつもその事はとめておく。でも、楽しむ時は楽しむ。それでいいじゃんか」
時雨はすこし黙っていた。
(なにか、考えているのかな)愛花はそう思った。

愛花は、時雨の腕を掴んだ。
 「! …何だよ」
時雨は不審な目を愛花に向けた。
 「いいから、ちょっと来てよ!!」


愛花は、時雨を引っ張って歩き出した。


Re:     花の少女 ( No.106 )
日時: 2010/05/23 17:51
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)

ヘボ小説じゃないですよ
私の小説のほうがヘボですし
愛花と時雨、どこに行くんでしょう?


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