ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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    花の少女
日時: 2010/04/12 18:23
名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)

( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。

小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣

でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪


        では本編をどうぞ♪


    これは花のように生き、花のように散った少女の物語__



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Re:     花の少女 ( No.62 )
日時: 2010/05/10 18:41
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)

アキラs>>ですねぇ…しかも美冬にも負けている……
     この話書くの楽しかった(´・ω・`)

 ちなみに、五人の見た目は…

普通←———————————————————→美少女
   陽子                 空  黄薇  美冬    愛花


こんな感じです。愛花は飛び出してますw
空も一応可愛い設定なんです。

Re:     花の少女 ( No.63 )
日時: 2010/05/07 18:41
名前: 月花 (ID: OGCNIThW)

時雨・・・あの言葉は、どーゆー意味だ・・・?                                                                                                  てか、愛花飛び出しすぎwストーップ ストーップw

Re:     花の少女 ( No.64 )
日時: 2010/05/09 16:31
名前: 白兎 (ID: .0H1tYZ6)




 栞が言うと、美冬は目線を床に落とした。

どうやら、栞の言っていることは当たっているらしい。
 「…別に、孤児院じゃそんな事は当たり前。そういう人は何人もいますよ。」
美冬は顔を下に向けたまま、ぼそりと言った。
 「…そうね。確かにこの施設にも、何人かいるわね。でも…
栞の言葉を遮り、美冬が言う。
 「だから、そんな事気にしていませんよ。ある意味私は他の人に比べて楽でしょうから。」
 「でも!…いくらそれが当たり前の事だとしても、その苦しみは変わることはないわ…。孤独との闘い…それはとても辛い事よね。」
栞は宥めるように優しく言う。
栞は自分の手を美冬の頭の上に置こうとした。

でも、美冬はその手を振り払い、強く言った。

 「…あんたに何が判る!?…平凡な家庭で何不自由なく育ったあなたに、そんな事を言われたくない…!」
いつもの優しい顔の美冬は居らず、美冬はとても険しい顔だった。
 「私は…そうね、確かに暖かい両親のもと、何不自由無い暮らしをしてきたわ。」
 「自慢!?それ、私に対する嫌味!?」
 「だから、私にはあなた達の本当の苦しみなど判らない。
  だからこそ、分かり合いたいと思ってる!!…それは駄目な事?」
栞ははっきりと美冬の目を見ている。

しばらく黙ったあと、美冬は口を開いた。

 「……辛い。辛いよ、すごく。」
 「美冬…。」
 「嬉しそうに両親の話をする子が、羨ましい。ずるい。
  楽しそうに両親と遊ぶ子が、恨めしい…憎い…」

美冬は自分の感情を露にした。
そんな美冬に、栞はとても穏やかに言う。

 「私の叔父が、この施設を造った。私は叔父の後を継いだんだけど…
  叔父が現役で働いていたとき、叔父は子供達にまるで本当のお父さんかの様に慕われていたの。
  私はそれに憧れた。叔父の様になりたいと思った。」

先ほどまで下を向いていた美冬は、いつの間にか栞の目をしっかり見ていた。

 「その想いは今でも変わらない…。
  私は、あなた達の本当の母の様になりたい。
  難しいかもしれない。無理かもしれない。

  でも、そうなりたいの。美冬——。」

栞の目は、不安に充ちた目だった。でも、その願いは届いたのか。

 「……そうだね、母さん。」

そう言ったのは美冬。
せっかくの綺麗な顔を歪ませて
全く気取る事なく笑った。
その顔は、とても愛らしかった。普通の、ごく一般的な小1の顔だった。

Re:     花の少女 ( No.65 )
日時: 2010/05/08 18:06
名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)





 「栞さん、そういえば。」

美冬は思いついたように言った。
 「…何?って言うかもう『母さん』とは言ってくれないの?」
 「気恥ずかしいんですよ。今までと同じでいいじゃないですか。」
 「そんなぁ。」
栞はしゅんとした。美冬はそんな栞にクスっと笑ったあと、話を続けた。
 
 「それで、聞きたいんですけど…。空は、私が五歳の頃に来たでしょう?
  なのに、空はなぜ親を知らないんですか?」

 「……。」
栞は黙った。
 「あと…時雨くんは空の弟だと聞いたんですが、空はそれを最近まで知らなかったらしいんです。なぜでしょうか?」
依然として栞は黙ったままだった。
 「…言えない事なんですか?」
 「…詳しいことはあの二人しか判らないわ。まぁ空は忘れているから、時雨くんだけが知っているのね。」
 「空が…忘れている?」
美冬は首を傾げる。
 
 「ええ、そうみたいよ。空には、五歳以下の記憶がないの。」
 
 「えっ……!? それ、どういう事?」
 「それも、時雨くんに聞いたんだけど…教えてくれなかったわ。無理に訊く必要も無いだろうし…。」

 「何か、あるんだろうね。空にも——。」

Re:     花の少女 ( No.66 )
日時: 2010/05/08 18:17
名前: アキラ (ID: c9ok9eqZ)

美冬ちゃんの苦しい想いが
伝わってきます(-_-)

栞さんを「お母さん」と呼んだのは
一歩前進です!


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