ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 花の少女
- 日時: 2010/04/12 18:23
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。
小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣
でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪
では本編をどうぞ♪
これは花のように生き、花のように散った少女の物語__
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- Re: 花の少女 ( No.37 )
- 日時: 2010/04/29 17:23
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
「「おじゃましま〜す!!」」
ここは愛花の友達の家。
面倒なのでこれから愛花の友達たちの名はA,B,Cとしておく。
「あら、お友達?A。」
優しそうなAの若い母親。
「うん!BちゃんとCちゃんと愛花ちゃん!!」
Aは皆を指差しながら母に紹介した。
「まぁ、みんな可愛い子じゃない♪」
BとCは「本当ですかぁ?」、「え〜違うよぉ」などと言って喜んでいたが、
愛花は(子供にお世辞言っても何も出ないだろ)と考えていた。まったくのひねくれ者である。
そのあとはAの部屋でしばらく遊んだ。
すると、さっきの母親がおやつをもってやって来た。
「みんな、これ、おやつね。食べるでしょ?」
「わぁ〜ケーキだぁ!!ありがと、ママ!!」
「ふふ♪今日ははりきっちゃったの☆これママが焼いたのよ。」
「え〜Aのお母さんすごい!上手〜。」
Aの母の作ったケーキはとても美味だったらしい。
子供たちは皆、喜んでいた。
愛花も声には出さなかったが、おいしいと感じていた。かつて、自分の母親もよくケーキを焼いてくれていたのを思い出した。
しかし、両親を思い出すとすぐに頭の中は真っ赫な映像に切り替わる。
いつのまにか愛花にとって両親は、思い出したくない思い出となっていた__
「「おじゃましました〜」」
「また明日ね〜」「バイバイ」「じゃあね〜」(ふりふりノシ)
ありふれた別れの挨拶を適当に済ましたあと、愛花は孤児院へと戻った。
「愛花ちゃんおかえり〜。何処行ってたの?」
帰るなり空が声を掛けてきた。
「友達の家。」
「ふぅ〜ん。楽しかったぁ?」
楽しかった、とは言いがたかっただろう。
愛花は空の質問を無視してこう言った。
「ねぇ、空は自分が孤児院に住んでるって他の人に言える?」
凄く真剣で、でも何処か寂しそうな目をして__。
- Re: 花の少女 ( No.38 )
- 日時: 2010/04/29 18:58
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
「さぁ〜?言ったことないから判んないかなァ。」
空は愛花の目のくもりに気づくことなく能天気に言った。
それは空の短所であり長所ともいえる。
「そっか。まぁ空に言ってもあれか・・・。」
愛花は皮肉っぽく言ったが空が気づくわけはない。
「なんでそんなこと聞くの?」
「別に、なんとなく。」
「ふぅん。じゃ、わたし部屋戻ってるね。」
そう言って空はこの場所を後にした。
すると、愛花の前に一人の男の子が。
,
「愛花ちゃんも、そういうこと考えてるんだ。」
それは香澄だった。
「・・・も?」
愛花は不審なものを見るような目で香澄を見た。
「僕も、それ考えたことあるよ。」
「あんたもそんな事考えるんだ。楽観的そうなのに。」
「そりゃ考えるよ。家は孤児院っていうだけで、すこしみんなと距離が出来るのは本当だったしね。」
「孤児院、嫌だった?」
「そういう時も、あったよ。でも・・・
「でも?」
「結局、そんな事考えてたって何も変わらない。だったら、そんな事考えず楽しくすごしている方が利口だと思わない?」
香澄はにっこりしながら言った。
「悲観的でいたって何もいいことは無いんだよ。もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃないかな。まぁ楽観的過ぎで何も考えないってのは駄目だろうけどさ。」
「…でも、どんなに楽観的なことを考えていたって事態は解決しない。」
双方の意見のどちらも一理ある。
どちらの言い分も間違ってはいない。
「孤児院育ちっていうのは確かに言い辛いよ。そのことがいじめの原因になることもあるらしいしね。
でもだからこそ、僕が孤児院育ちだとしても付いてきてくれる友達は、僕の本当の友達なんだ。」
「いるんだ、そんな人。」
「いるよ。君にも、きっと。」
「いるのかな。私、性格悪いし。」
「いるよ。もう話しちゃったら?友達に。たとえ受け入れられなくても、スッキリすると思うよ。」
「・・・ふぅ〜ん。」
翌日————————
「「「愛花ちゃんおはよう〜!!」」」
今日も元気に挨拶してくる友人たち。
「・・・おはよう。」
「わぁっ!愛花ちゃんが返してくれた!!」
「ほんとっ!やったぁ♪」
「ねぇ、みんなに話しておきたいことがあるんだ。」
「なに?」
「私、孤児院に住んでるの___。」
- Re: 花の少女 ( No.39 )
- 日時: 2010/04/29 19:03
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
アキラs>>いつもコメありがとうです。
私も自分がそうだったら言えないかもです。
でもきっとすぐにばれてしまう…だったら、先にカミングアウトしちゃったほうが気まずくないのかな。
- Re: 花の少女 ( No.40 )
- 日時: 2010/04/30 18:44
- 名前: 月花 (ID: ZEtdBFlK)
愛花、どーなるのだっ!w
- Re: 花の少女 ( No.41 )
- 日時: 2010/05/01 08:12
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
香澄くんの言っている事大人だよ!!
そして愛花ちゃんがついに友達に本当の事を告白したけど(>_<) 大丈夫かねぇ。
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