ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 花の少女
- 日時: 2010/04/12 18:23
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。
小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣
でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪
では本編をどうぞ♪
これは花のように生き、花のように散った少女の物語__
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- Re: 花の少女 ( No.47 )
- 日時: 2010/05/02 17:56
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
香澄の部屋は、一人部屋にしては不自然な広さだった。
先程、この部屋が寂しい雰囲気があると感じたのは、そのせいだったようだ。
「…なんか、香澄の部屋広くない?」
部屋を見渡しながら言う愛花。
「あぁ…。そうだね。」
「いいなぁ〜。私の所なんて、四人でやっとこの広さなのに。」
愛花は口を尖らせた。
「君も時機そうなるよ__」
「?」
「前は、君と同じで四人部屋だったんだ。」
「前は?じゃあなんで今は…
「他の人達はみんな養子に行ったんだよ。」
「…寂しくない?」
「いや…いつもは黄薇ちゃんが来てくれるから。」
香澄は微笑みながら言った。
「あぁ…。ありそうだね。」
すると急に香澄は時計をチラッと見た。
「あれ…おかしいな。いつもなら、黄薇ちゃん来てる時間なのに。」
「へぇ…。」
愛花は密かに(来てなくて良かった。)と思っていた。
(パタン。)
話が終わり、愛花は香澄の部屋を出た。
「あれ…愛花?」
愛花の目の前にはとても可愛い女の子。
「…!!」
その女の子を見た愛花の顔は強張った。
理由は簡単だ。
その女の子は、黄薇だったからである。
- Re: 花の少女 ( No.48 )
- 日時: 2010/05/02 18:35
- 名前: 暗刻の導き手 ◆MCj.xXQAUE (ID: khxqjExY)
読みました。
愛花ちゃんに変化ありですね!
おおおって感じですね。
んでもって展開的にも気になりますね。
頑張ってくださいね!
- Re: 花の少女 ( No.49 )
- 日時: 2010/05/02 19:35
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
愛花の目の前には黄薇__。
愛花は、自分の背中が微かに震えていたことには気付かなかった。
先に口を開いたのは黄薇。
「…あんたもそうなの。」
呟くように言った言葉は、愛花に向けていった言葉なのか、黄薇自身に向けていった言葉なのか。
それが判らない愛花は、ただ立ち尽くしていた。
黄薇は、香澄に近づく女性に異常な嫉妬を見せる。
そのことを愛花は非常に恐れていた。
愛花は今、香澄の部屋から出た。それを黄薇に見られた。
(一体黄薇は自分に何をするつもりだろう)、そう考える愛花の手には汗が溜まっていた。
「愛花さ、香澄に何か相談した?例えば__自分が孤児院に住んでいるということが嫌…だとか。」
黄薇の言っていることは当たっている。
「そう…だけど・・・。何で判ったの…?」
微かに震える愛花の声。
「私も昔、そんな相談をしたことがあったからね…。」
遠い目をして黄薇は言う。
愛花は一刻も早くこの場を立ち去りたかった。
でも黄薇の目は、それを全く許さなかった。
「香澄…良い人でしょ。」
愛花はうなずくしかない。
「あれでも八歳なんだよ?なのに、人間出来てるっていうかさ…。すごいと思わない?」
虚空を見つめ、浸る黄薇。
「だから…好きなんだ。」
「・・・。」
黄薇は普段も綺麗な顔だが、ピンク色の肌になっている今の黄薇はいつにまして可愛いと思った。
「私は…判んない。そういうの。」
愛花が口を開いた。
「好き、とか嫌いとか…判んない。他人なんてどうでもいい。どうだっていい。」
あの愛花にしてはとても珍しいことだ。
愛花は今、自分の思いをさらけ出している__。
「あんたにも、あると思うよ。私にだってあるんだから。」
「私にだって…ってどういうこと?」
「私も昔、そう思ってた。両親を亡くし、みなしごになった私はこの世の全てを呪ってた。
でも、彼は教えてくれた。
生きることへの希望と、今まで感じたことの無かった感情…愛もね。」
「・・・。」
「だから、あんたもきっと判る時が来るよ。あっでも、香澄はだめだかんね★」
黄薇は舌をペロッとだした。
「あたしにも、あると良いな。そんな感情__。」
そう言って
哀愁を漂わせながらながらも
少女は笑った。
ひどく綺麗に 笑った。
その綺麗な笑みが簡単に崩れ去るのはまだ先の事だった__
- Re: 花の少女 ( No.50 )
- 日時: 2010/05/02 19:32
- 名前: アキラ (ID: BLbMqcR3)
なんか、今更ですけど白兎さんって神ですよね…。
自分の小説と比べて、
自分の小説 < 白兎さんの小説
みたいな感じです(>_<)
これだって、黄薇ちゃんの香澄くんに対する想いがひしひしと伝わってきます!
- Re: 花の少女 ( No.51 )
- 日時: 2010/05/02 19:49
- 名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)
暗刻の導き手s>>読んでくれてありがとう♪
どんどん気になってくださいw
頑張ります(≧∇≦)!!
アキラs>>か、神って…(・△・;) そんな…
私の中では断然アキラsの方が上です;←でも内心、メチャ2嬉しい白兎。
アキラsありがとう(ノ□≦。)!!
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