ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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    花の少女
日時: 2010/04/12 18:23
名前: 白兎 (ID: oDAd3.8e)

( ・ω・)こんにちゎ☆白兎(はくと)です。

小説は三作目ですが・・・どうにもこうにも、面白い話がかけません;(泣

でも、下手なりに頑張りますので見ていただければ光栄です(´・ω・`)
できればコメしてってください♪


        では本編をどうぞ♪


    これは花のように生き、花のように散った少女の物語__



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Re:     花の少女 ( No.137 )
日時: 2010/06/07 17:55
名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)

時雨………、気持ち分かるぜ!!←誰。
愛花鈍感だぞ、男の気持ちに!

Re:     花の少女 ( No.138 )
日時: 2010/06/07 18:51
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)

アキラs>>愛花はまだ純粋なんですよw
     これから色々学んでいくのです(^ω^)

Re:     花の少女 ( No.139 )
日時: 2010/06/08 19:26
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)





 愛花は院長室に呼ばれた。

ドアを開けてみると、中には珍しく深刻な顔の栞が居た。
 「えっと……何の用?」
 「あ……。来てたのね」
どうやら栞は、愛花が入ってきたことにも気付かなかったらしい。

栞は傍にあったイスを指し、愛花をそこへ座らせた。
 
 「愛花ちゃん」
 「はい」
あまりにも栞が真剣な顔をするので、愛花は思わず敬語になってしまった。

 「あなたに、養子になって欲しいという御家族が現れたのよ」


 「養子って……。私、貰われるんですか」

 「ええ……」

 「絶対に、ですか?」

愛花は栞の目を覗き込むように見つめた。

 「あなたが嫌なら……と言いたいところなんだけど…………」

 「なんですか?」

 「……この施設に入りたい子は、沢山いるのよ。だから、その……ここを出て行ける子には出て行って欲しいの」

 「……そう…ですか…………」



 ——— ごめんね  愛花ちゃん  ———

栞は悩んでいた。

 ——— 本当は、この施設に入りたい子がいるなんて、嘘なの  そんな話は全部でっち上げ  ごめんね  ———


愛花が希望すれば、ここに残ることは可能だった。
それでも、栞がこんな嘘を付いたのには訳がある。

現在、個人経営の孤児院はほとんどない。
理由は、経営には多額のお金が必要なためだ。
そのため、創業者に資産がある、または寄付金を貰わうなどしないと運営は不可能。
この施設が続いている理由は、後者のほうだ。

そしてその寄付者こそ……成宮なのだ。

彼なくしてこの施設は成り立たない。

つまり、彼には逆らえない……。


栞は、愛花の悲しそうな表情を自己嫌悪しながらじっと見ていた。
そんな彼女自身も、悲しげな表情を浮かべていた。
しかし本人はそれに気付いてはいなかった。



Re:     花の少女 ( No.140 )
日時: 2010/06/08 20:01
名前: 白兎 (ID: BtjLrvhc)





━━同刻。

 
 空は今、時雨の部屋にいる。

以前はまったく会話の無かったこの姉弟も、最近は割りと仲がいい様子……
 「ねー時雨ぇ」
 「なに?」
 「暇ぁ〜」
 「……あっそ」
 「『あっそ』ってなにさっ」
……多分。


 「時雨の持ってるそれかっこいいね」

空は時雨の首に下げている指輪を指差した。

 「あぁ〜……これねぇ」

その指輪は装飾らしい装飾はなく、とてもシンプルだった。
よく見ると、名前が刻んである。

 「これは……俺らの父さんの結婚指輪だよ」

 「へぇ〜!!」

 「……そうだ」

そういうと、時雨は引き出しの中を探り出した。

 「これ……」

それは、先ほどの指輪より一回り小さいが全く同じ指輪だった。

 「もしかして……これ、空のママの?」

 「そう。空の母さんのやつ」

 「ふぅーん」 実に淡白な答えだ。

 「ふぅーんってさぁ。もっと何か無いの? 感動とかさぁ」

 「ない」 きっぱりと言う空。

 「まぁ……実感ないだろうけど」

 「でも……」

 「?」

 
 「何か……懐かしい匂いがする」


指輪を見つめ微笑む空に、時雨もまた微笑んでいた。


 

Re:     花の少女 ( No.141 )
日時: 2010/06/09 16:37
名前: アキラ (ID: PA3b2Hh4)

栞も辛い事を言わなきゃいけないのか…。
哀しい事です。


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