二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」
- 日時: 2017/06/18 00:18
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
初めまして、アニメもカードもどっちも好きな遊戯王ファンのロードと申します。
カードもやりますが、まだそれ程詳しくないので至らない部分もあります。その辺りはご了承ください。
注意事項
1 荒らしは厳禁
2 誹謗中傷は禁止
3 アドバイスは奨励しますが、批判や文句は禁止。
4 OCGに無いオリジナルカードや、都合の良いオリジナルカード、アニメオリジナルカード等が登場します。しかも主人公がそのオリカ使いです。抵抗感のある人はスルーしてください。
5 ルールはOCG準拠ですが、時折間違えることがあるのでその時はしっかり忠告してください。
6 文章のレベルが低く、時々おかしい所があるので時折訂正することがあります。
7 遊戯王についてある程度詳しくないとわからない所があるのである程度知っておいた方が良いです。
8 更新の速度が早かったり遅かったりと、更新の速度にムラがあります。
9 ルールはマスタールール3を施行しております。
登場人物
主人公 六道遊太 >>7
一条寺菊姫・岩ノ井翔太・鏡山大地・広野真薄 >>14
榊原龍矢 榊原龍奈 >>24
影沼和希 >>56
ロベルト・フランシス >>80
ストーリー
第一話「奇跡の騎士」 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5
第二話「ネオスに込めた思い、マウスのHEROデッキ」 >>10 >>11 >>12 >>13
第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22
第四話「黒き炎!真紅眼の黒竜使いのアキラ」 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29
第五話「デュエルと強さ」 >>30 >>31 >>33 >>34
第六話「戦いの幕開け」 >>36 >>37
第七話「EとD、二つのHERO」 >>38 >>39 >>40 >>41 >>42
第八話「七色に輝くレインボー・ドラゴン」 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
第九話「謎のデュエリスト、Dの挑戦!」 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54
第十話「似たもの同士?ディフォーマーVSビークロイド!」 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61
第十一話「頑張れ、岩ノ井!勇気の究極恐獣」 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68
第十二話「大会前夜」 >>69
第十三話「いざ、選考会」 >>70 >>71 >>72
第十四話「揺れるペンデュラムと、炎のイクスロードナイト!」 >>73 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78
第十五話「ジュニアユース開幕!」 >>81
第十六話「侵略のエーリアンデッキ」 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87
第十七話「浸食!グレイドルの罠」 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
第十八話「己の運をギャンブルに乗せて」 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101
第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108
第二十話「LITTLE HERO」 >>109 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
第二十一話「舐められたシード」 >>116 >>117 >>118 >>119 >>120 >>121
第二十二話「宝玉の煌めき」 >>123 >>126 >>129 >>130 >>131 >>132
第二十三話「出陣! 黄昏の忍者隊」 >>133 >>134 >>135 >>136
第二十四話「アキラの実力」 >>137 >>138 >>139 >>140
第二十五話「休憩時間」 >>141
第二十六話「ピンチ! 呪いの酸巨人」 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147
第二十七話「合体融合! VWXYZ」 >>148 >>151 >>152 >>153 >>154
第二十八話「飛翔せよネオス! コンタクト融合!」 >>157 >>158 >>163 >>164
第二十九話「通過点」 >>169 >>172
第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」 >>174 >>175 >>176 >>177 >>178
第三十一話「ネオスVSパワー・ツール! 友達だから」 >>181 >>182 >>183 >>184 >>185
第三十二話「菊姫の実力」 >>186 >>189 >>190 >>191 >>192
第三十三話「虹竜と竜姫神」 >>195 >>196 >>197
第三十四話「僕が憧れたHERO」 >>203 >>204 >>205 >>206 >>207
第三十五話「菊姫とアキラ」 >>210 >>211 >>212 >>213
第三十六話「菊姫さんと僕」 >>216 >>217 >>218 >>219
第三十七話「決勝戦! 遊太VSアキラ」 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 >>227
第三十八話「精霊達の秘密」 >>230
第三十九話「全国大会スタート!」 >>231
第四十話「野性解放! 熊五郎のビーストデッキ」 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236
第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」 >>238
オリジナルカード、もしくはアニメオリジナルカードの紹介
第一話で登場したもの >>6
第三話で登場したもの >>23
第五話で登場したもの >>35
第九話で登場したもの >>55
第十四話で登場したもの >>79
第十八話で登場したもの >>102
第二十二話で登場したもの >>122
作中に出たOCGカードとオリジナル。(二十五話までは小説の中に書いてあります)
二十六話に登場したもの OCG >>149 オリジナル >>150
二十七話に登場したもの 龍矢が使用したカード >>155 江崎が使用したカードとオリジナル >>156
二十八話に登場したもの 真薄のカードとオリジナル >>167 石崎のカード >>168
二十九話に登場したもの OCG >>173
三十話に登場したもの 遊太のカードとオリジナル >>179 星野のカード >>180
三十一話に登場したもの 龍矢のカード >>187 真薄のカード >>188
三十二話に登場したもの 菊姫のカード >>193 天羽のカード >>194
三十三話に登場したもの アキラのカード >>198 龍奈のカード >>199
三十四話に登場したもの 遊太のカード >>208 真薄のカード >>209
三十五話に登場したもの アキラのカード >>214 菊姫のカード >>215
三十六話に登場したもの 菊姫のカード >>220 真薄のカード >>221
三十七話に登場したもの 遊太のカード >>228 アキラのカード >>229
お知らせ
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- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.185 )
- 日時: 2016/12/22 16:45
- 名前: ロード (ID: 5J8asoW6)
9・龍矢のターン
「俺のターン、ドロー!」(龍矢手札0→1)
「俺は、パワー・ツールの効果を使って、装備魔法を3枚選んで相手に選ばせ、その中にあった1枚を加える。さあ、選べよ」
「僕は、真ん中のカードを」
「……よし! 俺は装備魔法『メテオ・ストライク』をパワー・ツールに装備! そしてバトル! ティンクル・モスに攻撃! クラフティ・ブレイク!」
「ティンクル・モスが戦闘を行うとき、ドローしたカードによって効果は変わる! ドロー!」(真薄手札1→2)
真薄が引いたカードは……。
「ああっ、罠カードだ!」
「よっしゃ! そのまま攻撃! クラフティ・ブレイク! 更に、『メテオ・ストライク』を装備したモンスターが戦闘を行うとき、貫通ダメージを与えられる!」
2300の攻撃力と、1100の守備力。1200のダメージが、真薄を襲う!
「うわあああっ!」(真薄ライフ1300→100)(真薄墓地19→20)
「俺は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(真薄手札1→0)
(……俺が伏せたカードは、速攻魔法『リミッター解除』……もし真薄が何かしてきても、このカードで返り討ちにしてやるぜ!)
(油断しちゃダメだよ! 龍矢!)
(だ、誰だよ……!)
(今はそんなことどうでも良いでしょ! とにかく、油断しちゃダメなんだ!)
(わ、わかったよ……)
龍矢
ライフポイント1100
手札枚数0枚
モンスター1体『パワー・ツール・ドラゴン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『メテオ・ストライク』
墓地の枚数15枚
除外されているカード0枚
10・真薄のターン
圧倒的ピンチに陥ってしまった真薄。しかし、その目はまだ死んでいなかった。このターンをどうやって凌ごうか、いや、ここでどうやって決めようか考えていたのだ。
(僕の手札にあるのは、エア・ハミングバードとさっき引いた罠カード1枚だけ……次のドローに全てがかかっている!)
「僕のターン……」
デッキに手をかける真薄。その顔は、どこか笑みがこぼれていた。
(……僕も、こんなデュエルがしたかった。友達と、沢山高めあって、おもいっきり実力をぶつけ合うデュエルが……!)
「ドロー!」(真薄手札2→3)
真薄がドローしたカードは。
「僕は手札から、『手札抹殺』を発動! 手札があるプレイヤーは手札を全て捨てて、捨てた枚数分ドローする! 僕は、2枚ドロー!」(真薄手札3→2)(真薄墓地20→23)
手札を捨てて、新たにドローした2枚のカード。それは、新たなる希望のカードであった。
(ここでこんなカードを引くなんて……僕に、勝てと言っているのかな……)
(そうだ真薄。お前は勝つんだ!)
(……! あの時僕を励ましてくれた、あの声!)
(さあ、そのカードを使って、偉大な勝利を掴むんだ!)
(うん。また……誰だか知らないけど、ありがとう)
真薄は、声高らかに、カードを発動する!
「僕は手札から、魔法カード『ミラクル ・コンタクト』を発動! 自分のフィールド、手札、墓地から『E・HERO ネオス』を素材とする融合モンスターの融合素材をデッキに戻すことで、エクストラデッキからネオスを素材とする融合モンスターを、召喚条件を無視して特殊召喚する!」
「そんなカード、ありかよ!?」
「僕は、墓地のネオス、エア・ハミングバード、アクア・ドルフィンをデッキに戻して、融合召喚する!」(真薄手札2→1)(真薄墓地23→21)
3体のモンスターが、ネオスを中心に渦巻く銀河の中へと入って行く。
「銀河を駆ける、ネオスペースのHEROよ、水と風の力を受けて、宇宙に大嵐を巻き起こせ! コンタクト融合! 現れよ『E・HERO ストーム・ネオス』!」
水と風の力を受けた、青きネオス。レベル9で攻撃力3000と、強力だ。
「ストーム・ネオスは1ターンに1度、フィールドの魔法・罠を全て破壊できる! アルティメット・タイフーン!」
フィールド上に、大嵐が巻き起こる! 真薄の場には魔法・罠カードがないが、龍矢の場には2枚のカードが……!
「伏せカードオープン! 『リミッター解除』! 俺のフィールドの機械族モンスターの攻撃力を2倍にする! よってパワー・ツールの攻撃力は4600にアップする。無駄にはしないぜ!」(龍矢墓地15→17)
攻撃力が2倍となったパワー・ツール。これでは攻撃すれば返り討ちになってしまう。
「『リミッター解除』の効果で、エンドフェイズに自壊するけど……次のターン、なんとかしてやるぜ!」
「それは、どうですかね?」
「何……?」
「僕は速攻魔法、『決闘融合−バトル・フュージョン』を発動! 融合モンスター1体の攻撃力は、相手モンスターの攻撃力分アップする!」(真薄手札1→0)(真薄墓地21→22)
「嘘……だろ?」
「バトル! ストーム・ネオスで、『パワー・ツール・ドラゴン』を攻撃! グレート・ヘビー・ストーム!」
「ぐああああああっ! ま、負けたぁ〜!」(龍矢ライフ1100→0)
このデュエル。真薄の勝利で終わった。
真薄は、まさかまさかの逆転勝利で大喜びし、龍矢は、リングに手を打ち付けた。
それを、観客席の遊太達は大喜びする。
そして、リングから降りた真薄と龍矢は、お互いに握手する。
「おめでとう、ベスト4進出だぜ」
「あ、ありがとうございます……」
「おいおい、俺に勝ったんだから、もっと喜んでもいいんだぜ」
「は、はい……!」
「ま、心配するなよ、俺は俺で今度頑張ればいいんだし。じゃあな!」
そう言って、龍矢はどこかへ行った。それを真薄は、黙って見ていた。
そして、菊姫達がやって来て、真薄をちゃかぽこと叩く。
「凄いな真薄 ! まさか勝つとはよ!」
「凄いッス! まさかあんな大逆転をしてみせるなんて!」
「お前本当に、2週間前にデュエル始めた初心者かよ!?」
菊姫、岩ノ井、鏡山にもみくちゃにされる真薄。それを、黙ってみつめる遊太。そして、遊太が真薄に言う。
「真薄君、次は僕と勝負だ!」
「ええ、望むところです!」
お互いに、火花を散らす遊太と真薄。そして、遊太には見えていた。真薄の後ろにいる、ネオスが。
(頑張れ真薄! お前ならきっとやれるはずさ!)
(……見えるか遊太)
(うん。ネオスが、見える)
(彼はこちらにきづいていないが、彼もまた、我々の協力者だった)
(そうなの?)
(だが、お互いのマスターのために、こうして合間みえるとはな)
(たとえそうだとしても、僕は全力で行くよ)
(ああ、我らもだ)
そして、会場の外では。
「だー! チクショウ! 負けちまったよー!」
一人で叫んでいた龍矢のところに、妹の龍奈がそっとやってくる。
「やっぱり、悔しいの?」
「龍奈、悔しい。滅茶苦茶悔しい!」
「そうして見れば、誰だって悔しいってわかるわよ」
「……うん。けど、向こうにいた時は、デュエルでこんなこと、思わなかったよなー……」
「そうね……」
二人は思い出す。あの時のことを。
ずっと、二人だけでデュエルしていた。デュエル友達はおらず、たまに遠出をした時見知らぬ人とだけ……。
でも、今は違う。
龍奈は、龍矢に言う。
「ねえ龍矢、次は私の番だから、しっかり応援してよね」
「おう! 頑張って応援しちゃうぜ!」
「じゃあ、皆の所に戻ろうね」
「うん!」
龍矢があんなに楽しそうにデュエルをしてたのは、きっと相手が友達だったからかな、と、龍奈は思っていた。
第三十一話。終わり。
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.186 )
- 日時: 2016/12/23 18:28
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
第三十二話「菊姫の実力」
ものの見事にベスト4に進出した真薄。
後輩が頑張っている姿を見て、菊姫は自分も頑張って行くと決意する。
「アネゴ、アネゴもベスト4に進出するために、頑張ってくれッス!」
「ああ、遊太や真薄がベスト4に一番乗りしたなら、アタシもやるしかないだろ」
「頑張ってください!」
「相手はシードの天羽天子とか言ったよな? あの時才羽と一緒に真薄のデッキを探してくれた……」
「相当の手練れだぞ」
「手練れ……あっ、お前は才羽亮!?」
菊姫達三人の中に現れたのは、あの時真薄のデッキを探してくれたシードデュエリスト、才羽亮であった。
「な、何しに来たんだよ……?」
「忠告しにやってきた、天羽の奴を倒すには、今のプレイングじゃ駄目だと、俺は思う」
「な、なんだよ……アタシだって、結構やり手なんだけど……」
「俺はアイツとやりあったことがあったが、あと一歩の所で奴がプレミスしなければそのまま負けてたかもしれん」
「そんなに強いのかアイツ……けどアタシだって、そう簡単には負けないって」
菊姫がそう言ったのを、岩ノ井と鏡山が付け足す。
「そうッスよ! アネゴは実際力をつけて、地区レベルから関東上位クラスまで行ったッスから!」
「アネゴはそう簡単には倒されないぜ!」
そう付け足した岩ノ井と鏡山に、才羽は言う。
「いや、天羽は全国レベルのデュエリスト。関東上位クラスでは太刀打ちできない」
「う……」
「俺は君達の真薄君に負けはしたが、あの子も相当の実力者だったということ。それこそ、全国クラスの実力を持っている……」
「確かに、アイツは2週間前こそはカードをマトモに扱うことすらできなかった。なのに、今じゃアンタを倒したり龍矢を倒したり……もはやアタシいなくてもやれるとアタシは思ってる」
「それに遊太だって、2週間前に始めたばっかりだっていうのに、あの時からデッキを自分の手足のように扱ってやがる。アイツ、本当にアニメから入った初心者かってーの」
「それを、お前はただじっと眺めているだけなのか?」
そう言われて、少し押し黙る菊姫。
「まあ、天羽は強いとだけ言っておく。そう簡単には勝てないぞ」
そう言って、才羽は去って行った。不安がる様子を見せる岩ノ井と鏡山だが、菊姫は言う。
「まあお前ら、心配するな。アタシがブッ飛ばしてやるからよ」
「流石アネゴッス!」
「それでこそ俺らのアネゴ!」
そう言ったものの、菊姫は表情を曇らせる。
「それ程凄い奴なのか……天羽って奴は……」
一方、遊太はというと、アルファ達『イクスロードナイト』達から話を聞くため、トイレの洋式便所に座って話を聞いていた。
「それで、ロベルトさんにどうやって出会ったの?」
遊太の疑問に、アルファが答える。
「私が代表して答えよう、魂だけだった我々は、彷徨っているうちにこの世界のデュエルモンスターズについて知った。我々が争いごとの決着を決める、儀式として行う遊戯が、まさかこの世界でも行われていることに……」
「そんなに凄い物だったの? 精霊界のデュエルって?」
「凄いも何も、デュエルが理だからな。我々は力を持ってはいるものの、それで戦争をすると大変な潰しあいになっていた。それを止めるために、我らを生み出した女神イクス様が、デュエルというものを生み出した」
「……え?」
「優秀な兵の力を札に封印し、力を箱庭の戦場で戦わせ、札の兵を操る指揮官が魔術と罠で戦局を操る。どうだ、この世界のデュエルとそっくりだろう」
「う、うん……」
「で、私達がロベルト出会ったのは、デュエルモンスターズの存在を知ってしばらくのこと。ミナコ社に、札となるカードを作る奴がいることを知った我々は、そこへ行った。そして、彼、ロベルト・フランシスと出会った」
「じゃあその時に……」
「最初は彼が面食らったのも無理はなかったが、徐々に打ち解けて行った。そして、私達は彼にお願いをした。我々が昔会った子供のような子に、会わせてほしいと」
「昔会った子供?」
「ああ、昔の話なんだが、私達の世界である精霊界に一人の小さな子供が迷い込んだんだ。最初は泣いてばかりいたんだけど、我々がデュエルを教えてあげたら凄く楽しんでくれて、夢中になってくれた」
「デュエルを教えて……?」
「ああ、けれど、あまり長く精霊界にいては、あの子の親が心配すると思った我々は、その子を帰してあげた。だがもう何年も前の話だから、あの子は覚えてないかもしれないがな」
「何年も前……」
「で、その子は我々と出会ったことによって、精霊が見えるようになっている。で、我々はその子のように、我々が見える子を探していたのさ」
「わかるんだ、見える人が」
「まあ、私が感じる魔力のおかげでな。で、私の見立てがばっちりはまり、君は我々が見えるようになった」
「うん。けれど、昔会った子供には、会いたいって思わないの?」
「ああ、勿論会いたいと思っている。だが……大分昔のことなせいで名前を忘れてしまってな……ゆから始まるのは覚えているんだが……」
「そうなんだ……」
「が、君も彼と同じような才能を持っている。君を選んだのに間違いはなかった。最初は始めたばかりというのに驚いたが……まるで昔からやっていたようにデュエルをこなしてみせている。どこで覚えたんだ?」
「え、えっと……教えてもらったんだよ、昔」
「ほう、今でもそんな風に覚えているということは、きっと教えた奴は相当の手練れだろうな」
「……うん」
すると、アナウンスが鳴る。
「まもなく、準々決勝第3試合、一条寺菊姫選手と天羽天子選手との試合が始まります。選手は至急デュエルリングに来てください」
「あ、もう始まるのか。行かなきゃ」
そう言って、便所から出た遊太。すると、とある人間にばったり出会う。
「あっ、君……」
「なんだ、便所でブツブツ喋ってる奴がいたと思ったら、お前か」
遊太の目の前にいたのは、八神アキラであった。
「あっ、これはね……」
「別にどうとも思ってねえ。問題は、俺がお前をぶっ倒す。それだけだ」
「……そう?」
「あ、それと、あの二人はお前の友達だろ? 言っておくが、お前はあんな風にデュエルしたいって思ってるよな?」
「それがどうかしたの?」
「悪いが、俺はあんなデュエルは好きじゃない。勝ち負け度外視して楽しむなんて、デュエルじゃねえ。やっぱりデュエルは、勝たなきゃ面白くねえだろ」
「……?」
「まあ、お前があの真薄とかいうHERO使いに負ける訳はないだろうが、とりあえず言っておく。決勝戦に上がったら、俺はお前をぶっ潰す! わかったな!」
そう言って、アキラは去って行った。それを後ろから、遊太はこう思いながら見た。
(……アキラ君、ちょっと無理してる感がある。よくわかんないけど、そんな感じがする……)
しかし、菊姫のデュエルを思い出すと、そそくさと観客席へと向かって行った。
そして観客席。岩ノ井や鏡山達がおり、龍矢や龍奈、真薄もいた。
「ゴメン、遅くなっちゃった」
「遅いッスよ! 今からアネゴのデュエルが始まるッスから!」
一方、デュエルリング。天羽天子が、菊姫を待っていた。
「あの子、私とのデュエルでどんな活躍見せてくれるのかしら……」
色白で金髪の、外国人とのハーフの女性である天羽天子。
そこへ、菊姫がやって来た。
「やっと来たわね、菊姫ちゃん」
「ちゃん? ママならまだしも、アタシより上の奴に言われると、なんかムカツク」
「では二人とも、デッキを交換してシャッフルしてください」
天羽と菊姫は、互いにデッキを交換してシャッフルする。その間、天羽は菊姫に言う。
「ねえ、菊姫ちゃん」
「ちゃんづけは止めろ」
「以前私はあなたのデュエルを見た事あるけど、何か光る物を感じたのよね」
「当たり前だ。アタシは結構やり手だぞ?」
「あなたは本当は全国クラスの実力を持っている。なのに、なんで地方でくすぶっているのかわかんないわ」
「は?」
「あなたは、何のためにこの大会に出たの?」
「以前、アタシをコテンパンに負かしたアキラを、デュエルで倒すため」
「それだけ? つまんないわね」
「で? 何が言いたいんだよ?」
「私は、もっと上へ行くって思いがあれば、自分の本来の実力を出せるはずなんだけど……」
「……アンタ、アタシの何を知ってるんだよ」
「まあ、細かいことはデュエルで語りあいましょう。それでいいわ」
「?」
そう言って、デッキを互いに返す天羽。そして菊姫も。
そしてじゃんけんをする二人。天羽がグーで、菊姫がチョキだった。
「菊姫選手、先攻後攻どちらをとりますか?」
「先攻」
「では一条寺菊姫選手先攻、天羽天子選手後攻でよろしいですね?」
「はい」
そう言われ、デュエルリングに上がる二人。
「それではこれより、一条寺菊姫選手対天羽天子選手のデュエルを始めます!」
「始まるッスよ!」
「アネゴー! そんな奴、ギッタンバッコンにしてくださーい!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.187 )
- 日時: 2016/12/25 14:08
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
遅くなりましたが、二人が使ったカードを紹介します。
龍矢が使用したカード
モンスター
-------------------
『D・モバホン』
レベル1
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・100 守備力・100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを確認して
元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
-------------------
-------------------
『D・スコープン』
レベル3
光属性
機械族 チューナー・効果モンスター
攻撃力・800 守備力・1400
●攻撃表示:1ターンに1度、手札から「D(ディフォーマー)」と名のついた
レベル4モンスター1体を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードのレベルは4になる。
-------------------
-------------------
『パワー・ツール・ドラゴン』
レベル7
地属性
機械族 シンクロ・効果モンスター
攻撃力・2300 守備力・2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。
-------------------
-------------------
『アームズ・エイド』
レベル4
光属性
機械族 シンクロ・効果モンスター
攻撃力・1800 守備力・1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
-------------------
-------------------
『機械竜 パワー・ツール』
レベル7
闇属性
機械族 シンクロ・効果モンスター
攻撃力・2300 守備力・2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分のターンにこのカードが装備魔法カードを装備した時、
デッキからカードを1枚ドローできる。
「機械竜 パワー・ツール」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在する装備カード1枚を選択し、
正しい対象となるこのカードに移し変える事ができる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
-------------------
魔法・罠
-------------------
『ワン・フォー・ワン』
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。
手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
-------------------
-------------------
『ブレイク・ドロー』
装備魔法
機械族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
このカードは発動後3回目の自分のエンドフェイズ時に破壊される。
-------------------
-------------------
『ジャンクBOX』
通常魔法
自分の墓地からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。
-------------------
-------------------
『裁きの天秤』
通常罠
「裁きの天秤」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドのカードの数が
自分の手札・フィールドのカードの合計数より多い場合に発動できる。
自分はその差の数だけデッキからドローする。
-------------------
-------------------
『アームズ・ホール』
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。
-------------------
-------------------
『月鏡の盾』
装備魔法
装備魔法
(1):このカードの装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。
装備モンスターの攻撃力・守備力はダメージ計算時のみ、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力と守備力の内、高い方の数値+100になる。
(2):表側表示のこのカードがフィールドから墓地へ送られた場合、
500LPを払って発動する。
このカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
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-------------------
『レインボー・ヴェール』
装備魔法
装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行う場合、
バトルフェイズの間だけその相手モンスターの効果は無効化される。
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-------------------
『鎖付きブーメラン』
通常罠
(1):以下の効果から1つ、または両方を選択してこのカードを発動できる。
●相手モンスターの攻撃宣言時に、
その攻撃モンスター1体を対象として発動できる。
その攻撃モンスターを守備表示にする。
●自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このカードを攻撃力500アップの装備カード扱いとして、
その自分のモンスターに装備する。
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『貪欲な壺』
通常魔法(制限カード)
(1):自分の墓地のモンスター5体を対象として発動できる。
そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。
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『自律行動ユニット』
装備魔法
1500ライフポイントを払う。
相手の墓地からモンスターを1体選択して
攻撃表示で自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードがフィールド上に存在しなくなった時、装備モンスターを破壊する。
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『地割れ』
通常魔法
相手フィールド上の攻撃力が一番低いモンスター1体を破壊する。
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『シャドー・インパルス』
通常罠
「シャドー・インパルス」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドのSモンスターが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時、
そのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターと同じレベル・種族で
カード名が異なるSモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。
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『メテオ・ストライク』
装備魔法
装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
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『リミッター解除』
速攻魔法(制限カード)
(1):自分フィールドの全ての機械族モンスターの攻撃力は、ターン終了時まで倍になる。
この効果が適用されているモンスターはこのターンのエンドフェイズに破壊される。
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- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.188 )
- 日時: 2016/12/25 14:09
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
真薄が使用したカード
モンスター
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『E・HERO プリズマー』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1700 守備力・1100
(1):1ターンに1度、エクストラデッキの融合モンスター1体を相手に見せ、
そのモンスターにカード名が記されている融合素材モンスター1体を
デッキから墓地へ送って発動できる。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
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『E・HERO フレア・ネオス』
レベル7
炎属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2500 守備力・2000
「E・HERO ネオス」+「N・フレア・スカラベ」
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの攻撃力は、フィールド上の魔法・罠カードの数×400ポイントアップする。
また、エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。
-------------------
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『N・グラン・モール』
レベル3
地属性
岩石族 効果モンスター
攻撃力・900 守備力・300
(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う
ダメージステップ開始時に発動できる。
その相手モンスターとこのカードを持ち主の手札に戻す。
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『E・HERO グラン・ネオス』
レベル7
地属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2500 守備力・2000
「E・HERO ネオス」+「N・グラン・モール」
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す事ができる。
また、エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。
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『N・ティンクル・モス』
レベル4
光属性
植物族 融合・効果モンスター
攻撃力・500 守備力・1100
このカード名はルール上「N・グロー・モス」としても扱う。
このカードは「NEX」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが戦闘を行う場合、自分はカードを1枚ドローする。
この効果でドローしたカードをお互いに確認し、
そのカードの種類によりこのカードは以下の効果を得る。
●モンスターカード:このターンのバトルフェイズを終了させる。
●魔法カード:このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
●罠カード:このカードは守備表示になる。
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『E・HERO ストーム・ネオス』
レベル9
風属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・3000 守備力・2500
「E・HERO ネオス」+「N・エア・ハミングバード」+「N・アクア・ドルフィン」
自分フィールド上の上記のカードをデッキに戻した場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊できる。
また、エンドフェイズ時、このカードはエクストラデッキに戻る。
この効果によってこのカードがエクストラデッキに戻った時、
フィールド上のカードを全て持ち主のデッキに戻す。
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魔法・罠
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『コンバート・コンタクト』
通常魔法
このカードは自分フィールド上にモンスターが存在しない場合のみ発動する事ができる。
自分の手札及びデッキから1枚ずつ「N(ネオスペーシアン)」と名のついた
カードを墓地に送り、デッキをシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
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『サイクロン』
速攻魔法
(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
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『ネオスペース・ソウル』
速攻魔法(オリジナル)
(1):手札・墓地から『ネオスペーシアン』モンスターを1体特殊召喚する。
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『ネオスペース』
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
「E・HERO ネオス」及び「E・HERO ネオス」を融合素材とする
融合モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、「E・HERO ネオス」を融合素材とする融合モンスターは、
エンドフェイズ時にエクストラデッキに戻る効果を発動しなくてもよい。
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『魔力の泉』
速攻魔法
「魔力の泉」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ
自分はデッキからドローする。
その後、自分フィールドの表側表示の魔法・罠カードの数だけ
自分の手札からカードを選んで捨てる。
このカードの発動後、次の相手ターンの終了時まで、
相手フィールドの魔法・罠カードは破壊されず、発動と効果を無効化されない。
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『リビングデッドの呼び声』
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
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『コンタクト・アウト』
速攻魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ネオス」と名のついた
融合モンスター1体を融合デッキに戻す。
さらに、融合デッキに戻したモンスターに記された
融合素材モンスター一組が自分のデッキに揃っていれば、
この一組を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。
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『逆境の宝札』
通常魔法
相手フィールド上に特殊召喚されたモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
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『NEX』
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
墓地へ送ったカードと同名カード扱いのレベル4モンスター1体を
融合デッキから特殊召喚する。
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『スペーシア・ギフト』
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
「N(ネオスペーシアン)」と名のついたモンスター1種類につき、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
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『非常食』
速攻魔法
(1):このカード以外の自分フィールドの
魔法・罠カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。
自分はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードの数×1000LP回復する。
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『砂塵の大竜巻』
通常罠
(1):相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手のカードを破壊する。
その後、手札から魔法・罠カード1枚をセットできる。
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『再融合』
装備魔法
(1):800LPを払い、自分の墓地の融合モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時にそのモンスターは除外される。
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『地砕き』
通常魔法
(1):相手フィールドの守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。
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『手札抹殺』
通常魔法(制限カード)
(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。
その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。
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『ミラクル・コンタクト』
通常魔法
自分の手札・フィールド上・墓地から、
融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、
「E・HERO ネオス」を融合素材とする
「E・HERO」と名のついた融合モンスター1体を
召喚条件を無視してエクストラデッキから特殊召喚する。
-------------------
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『決闘融合−バトル・フュージョン』
速攻魔法
「決闘融合−バトル・フュージョン」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの融合モンスターが
相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その自分のモンスターの攻撃力はダメージステップ終了時まで、
戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップする。
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- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.189 )
- 日時: 2017/01/03 14:47
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
1・菊姫のターン
「アタシのターン。アタシは手札から、『ブリキンギョ』を召喚! そして効果発動。このモンスターが召喚に成功した時、手札からレベル4モンスターを1体特殊召喚できる! アタシは手札から『古代の機械兵士』を特殊召喚!」(菊姫手札5→3)
場にレベル4モンスターが2体揃うと、早速菊姫は。
「アタシはこの2体のレベル4機械族モンスターで、エクシーズ召喚! 現れろ、ランク4! 『ギアギガントX』!」
2体のモンスターが重なり合って生まれたのは、歯車を素体としたアニメに出そうなロボット。攻撃力は2300と、そこそこ。
「『ギアギガントX』の効果発動! エクシーズ素材を1つ取り除くことで、デッキからレベル4以下の機械族モンスターを1体手札に加えられる。アタシは、レベル4の『古代の機械箱』を手札に加える」(菊姫墓地0→1)(菊姫手札3→4)
「そして、手札に加えた『古代の機械箱』の効果発動。このモンスターがドロー以外で手札に加わった時、攻撃力、または守備力が500の地属性機械族モンスターを手札に加えられる。アタシは守備力が500の『古代の機械騎士』を手札に加える」(菊姫手札4→5)
「そして、手札から『古代の機械箱』と『マシンナーズ・フォートレス』を墓地へ捨てることで、墓地から『マシンナーズ・フォートレス』を特殊召喚!」(菊姫手札5→3)(菊姫墓地1→2)
まるで戦車のようなマシーンモンスターが現れる。攻撃力は2500と、レベル7の標準的な攻撃力だ。
このやり方に、客席の龍矢が疑問を抱く。
「アレ? 『マシンナーズ・フォートレス』は確かレベル8以上になるように手札から捨てることで手札と墓地から特殊召喚できるモンスターだろ? それなのに、捨てたモンスターを特殊召喚だなんて……」
それに、岩ノ井が言葉を添える。
「コストとして捨てたフォートレスも、墓地のモンスターとして扱われるんッスよ」
「な、なーる……」
「ホントにわかってるの? 龍矢」
「うー……いじわるするなよ龍奈……」
そして菊姫。
「アタシは、カードを1枚伏せてターンエンド」(菊姫手札3→2)
菊姫
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体『ギアギガントX』(攻撃表示) 『マシンナーズ・フォートレス』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
2・天羽のターン
「それがあなたの初手? 悪いけど、単純すぎてつまらないわ」
「んだと!? じゃあアンタはこれ以上のことができるのかよ!」
「じゃあ行くわね、私のターン、ドロー」(天羽手札5→6)
「私は手札から『ヘカテリス』を捨てることで、手札に『神の居城ーヴァルハラ』を加えて、そのまま発動!」(天羽手札6→5)(天羽墓地0→1)
天羽のフィールドが、まるでパルテノン神殿のようなフィールドに包まれる。それは、まるで天使たちの楽園。
「『神の居城ーヴァルハラ』の効果は、1ターンに1度、自分フィールドにモンスターがいない時、手札から天使族モンスターを1体特殊召喚出来る」
「天使族デッキか!」
「ええ、私はヴァルハラの効果で、手札の『アテナ』を攻撃表示で特殊召喚!」(天羽手札5→4)
神々しい白い羽根を持つ天使が現れる。攻撃力は2600と、中々高い。
「『アテナ』は天使族モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時、相手に600ポイントダメージを与えられるわ。そして私は、手札から『コーリング・ノヴァ』を攻撃表示で召喚! そして600ダメージ!」(天羽手札4→3)
「ぐっ……」(菊姫ライフ8000→7400)
「そして私は、『アテナ』で『ギアギガントX』を攻撃!」
天使が放つ光線に、機械仕掛けのモンスターのロボットは破壊されてしまう。
「チィッ……」(菊姫ライフ7400→7100)(菊姫墓地2→4)
「私はカードを1枚伏せて、ターンエンド」(天羽手札3→2)
天羽
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体『アテナ』(攻撃表示) 『コーリング・ノヴァ』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『神の居城ーヴァルハラ』
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
3・菊姫のターン
「随分けったいな事をいう割には、アンタも意外とそれ程でもないじゃん。アタシのターン、ドロー!」(菊姫手札2→3)
ドローしたカードを見てみる菊姫。すると、ニヤッとする。
「そっちがそう来るなら、アタシもやってやろうじゃないか! アタシはフィールド魔法『歯車街』を発動!」(菊姫手札3→2)
重苦しい鋼鉄の歯車で覆われた街に、フィールドが包まれる。
「そしてアタシは、場から永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動! 墓地の『古代の機械箱』を攻撃表示で特殊召喚!」(菊姫墓地4→3)
「更に『歯車街』のフィールド効果発動! 『古代の機械』モンスターのアドバンス召喚に必要なリリースを1体少なく出来る! 箱をリリースして、『古代の機械巨人』をアドバンス召喚!」(菊姫手札2→1)(菊姫墓地3→4)
菊姫のエースモンスター。攻撃力3000の巨人が現れる! どことなく威圧感を感じるそのモンスターは、エースに相応しい。
「行くぞ! 『古代の機械巨人』で『アテナ』を攻撃! アルティメット・パウンド!」
機械巨人の鉄拳が、天使を粉砕する!
「……」(天羽ライフ8000→7600)(天羽墓地2→3)
「そしてアタシは、『マシンナーズ・フォートレス』で『コーリング・ノヴァ』を攻撃!」
戦車から発射されたミサイル攻撃が、相手を粉砕する。しかし。
「『コーリング・ノヴァ』の効果発動! 戦闘で破壊された時、デッキから攻撃力1500以下の光属性・天使族モンスターを特殊召喚する。私は『緑光の宣告者』を守備表示で特殊召喚するわ」(天羽ライフ7600→6500)(天羽墓地3→4)
「チッ、リクルーターかよ……まあいいや、アタシはこれでターンエンド」
菊姫
ライフポイント7100
手札枚数1枚
モンスター2体『マシンナーズ・フォートレス』(攻撃表示) 『古代の機械巨人』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード2枚『リビングデッドの呼び声』 『歯車街』
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚
4・天羽のターン
(……やっぱり、どこか淡泊な攻めね……どうも自分の実力を出し切れてないみたい……やはりこのカードを出して、嫌でも出させるしかないわね)
「私のターン、ドロー!」(天羽手札2→3)
そして、手札に加わったカードを見てみると。
「ふふっ」
「な、何がおかしいんだよ!」
「やっぱり、あなたは実力を出し切れてないってことよ」
「ど、どういうことなんだ?」
「さっきの攻撃、どうも一直線で迫力に欠けるというか……なんかコレジャナイ感があるのよねえ」
「だからなんなんだよ!」
「じゃあ行くわね、私は手札から『高等儀式術』を発動!」
「儀式だと!?」
「そうよ、この『高等儀式術』は、儀式モンスターのリリースをデッキから通常モンスターを儀式モンスターと同じレベルになるように墓地へ送ることで、リリースにできる」
「デッキからだと!?」
「そう。私はデッキからレベル6通常モンスター『逆転の女神』を墓地へ送って、儀式召喚!」
「異なる力を許さぬ天使の化身よ、今こそ天より降臨し、その力を現出せよ! 儀式召喚! 降臨せよ、レベル6『神光の宣告者』!」(天羽手札3→1)(天羽墓地4→6)
天より降臨したのは、天使と小一時間問い詰めたくなるような姿をした天使。攻撃力は1800。守備力は2800だが、何故か攻撃表示で出されている。
これを見て、龍奈がトゥンクと何かを感じた。
「儀式モンスター……」
「どうしたの龍奈ちゃん?」
「いや、なんでもないわ」
そして、菊姫と天羽。
「どう? 私の美しい天使は?」
「たかが攻撃力1800のモンスターをご丁寧に儀式召喚してまで……何をしようっていうんだ?」
「なに、これからよ……フフフ。ターンエンド」
天羽
ライフポイント6500
手札枚数1枚
モンスター2体『神光の宣告者』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『神の居城ーヴァルハラ』
墓地の枚数6枚
除外されているカード0枚
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