二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」
日時: 2017/06/18 00:18
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)

初めまして、アニメもカードもどっちも好きな遊戯王ファンのロードと申します。
カードもやりますが、まだそれ程詳しくないので至らない部分もあります。その辺りはご了承ください。


注意事項
1 荒らしは厳禁
2 誹謗中傷は禁止
3 アドバイスは奨励しますが、批判や文句は禁止。
4 OCGに無いオリジナルカードや、都合の良いオリジナルカード、アニメオリジナルカード等が登場します。しかも主人公がそのオリカ使いです。抵抗感のある人はスルーしてください。
5 ルールはOCG準拠ですが、時折間違えることがあるのでその時はしっかり忠告してください。
6 文章のレベルが低く、時々おかしい所があるので時折訂正することがあります。
7 遊戯王についてある程度詳しくないとわからない所があるのである程度知っておいた方が良いです。
8 更新の速度が早かったり遅かったりと、更新の速度にムラがあります。
9 ルールはマスタールール3を施行しております。


登場人物
主人公 六道遊太 >>7

一条寺菊姫・岩ノ井翔太・鏡山大地・広野真薄 >>14

榊原龍矢 榊原龍奈 >>24

影沼和希 >>56

ロベルト・フランシス >>80


ストーリー
第一話「奇跡の騎士」 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5

第二話「ネオスに込めた思い、マウスのHEROデッキ」 >>10 >>11 >>12 >>13

第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22

第四話「黒き炎!真紅眼の黒竜使いのアキラ」 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29

第五話「デュエルと強さ」 >>30 >>31 >>33 >>34

第六話「戦いの幕開け」 >>36 >>37

第七話「EとD、二つのHERO」 >>38 >>39 >>40 >>41 >>42

第八話「七色に輝くレインボー・ドラゴン」 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47

第九話「謎のデュエリスト、Dの挑戦!」 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54

第十話「似たもの同士?ディフォーマーVSビークロイド!」 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61

第十一話「頑張れ、岩ノ井!勇気の究極恐獣」 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68

第十二話「大会前夜」 >>69

第十三話「いざ、選考会」 >>70 >>71 >>72

第十四話「揺れるペンデュラムと、炎のイクスロードナイト!」 >>73 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78

第十五話「ジュニアユース開幕!」 >>81

第十六話「侵略のエーリアンデッキ」 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87

第十七話「浸食!グレイドルの罠」 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92

第十八話「己の運をギャンブルに乗せて」 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101

第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108

第二十話「LITTLE HERO」 >>109 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115

第二十一話「舐められたシード」 >>116 >>117 >>118 >>119 >>120 >>121

第二十二話「宝玉の煌めき」 >>123 >>126 >>129 >>130 >>131 >>132

第二十三話「出陣! 黄昏の忍者隊」 >>133 >>134 >>135 >>136

第二十四話「アキラの実力」 >>137 >>138 >>139 >>140

第二十五話「休憩時間」 >>141

第二十六話「ピンチ! 呪いの酸巨人」 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147

第二十七話「合体融合! VWXYZ」 >>148 >>151 >>152 >>153 >>154

第二十八話「飛翔せよネオス! コンタクト融合!」 >>157 >>158 >>163 >>164

第二十九話「通過点」 >>169 >>172

第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」 >>174 >>175 >>176 >>177 >>178

第三十一話「ネオスVSパワー・ツール! 友達だから」 >>181 >>182 >>183 >>184 >>185

第三十二話「菊姫の実力」 >>186 >>189 >>190 >>191 >>192

第三十三話「虹竜と竜姫神」 >>195 >>196 >>197

第三十四話「僕が憧れたHERO」 >>203 >>204 >>205 >>206 >>207

第三十五話「菊姫とアキラ」 >>210 >>211 >>212 >>213

第三十六話「菊姫さんと僕」 >>216 >>217 >>218 >>219

第三十七話「決勝戦! 遊太VSアキラ」 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 >>227

第三十八話「精霊達の秘密」 >>230

第三十九話「全国大会スタート!」 >>231

第四十話「野性解放! 熊五郎のビーストデッキ」 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236

第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」 >>238


オリジナルカード、もしくはアニメオリジナルカードの紹介

第一話で登場したもの >>6

第三話で登場したもの >>23

第五話で登場したもの >>35

第九話で登場したもの >>55

第十四話で登場したもの >>79

第十八話で登場したもの >>102

第二十二話で登場したもの >>122


作中に出たOCGカードとオリジナル。(二十五話までは小説の中に書いてあります)

二十六話に登場したもの OCG >>149 オリジナル >>150

二十七話に登場したもの 龍矢が使用したカード >>155 江崎が使用したカードとオリジナル >>156

二十八話に登場したもの 真薄のカードとオリジナル >>167 石崎のカード >>168

二十九話に登場したもの OCG >>173

三十話に登場したもの 遊太のカードとオリジナル >>179 星野のカード >>180

三十一話に登場したもの 龍矢のカード >>187 真薄のカード >>188

三十二話に登場したもの 菊姫のカード >>193 天羽のカード >>194

三十三話に登場したもの アキラのカード >>198 龍奈のカード >>199

三十四話に登場したもの 遊太のカード >>208 真薄のカード >>209

三十五話に登場したもの アキラのカード >>214 菊姫のカード >>215

三十六話に登場したもの 菊姫のカード >>220 真薄のカード >>221

三十七話に登場したもの 遊太のカード >>228 アキラのカード >>229

お知らせ

>>200 >>237

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Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.150 )
日時: 2016/11/01 18:20
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

二十六話に登場したオリジナルカード達。


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『英雄騎士の兵力維持』
永続魔法(オリジナル)
このカードの効果は1ターンに2回まで発動出来る。
自分フィールド上に『ロードナイト』と名の付くモンスターが特殊召喚に成功した時、特殊召喚されたモンスターと同じ属性の『ロードナイト』モンスターを1体手札に加えることが出来る。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・パニッシュ』
レベル3
風属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1500 守備力・500
自分フィールドにモンスターが存在せず、相手フィールドにモンスターがいる時、このカードは手札から特殊召喚できる。
このモンスターが特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』モンスターを手札に加えることができる。
-------------------

-------------------
『英雄騎士突撃』
速攻魔法(オリジナル)
手札から『ロードナイト』モンスターを1体特殊召喚する。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・スピーダー』
レベル4
風属性
戦士族 効果モンスター(オリジナル)
攻撃力・1800 守備力・1300
このモンスターが召喚された時、デッキから『ロードナイト』モンスターを1枚手札に加える。
このモンスターが特殊召喚された時、手札から『ロードナイト』モンスターを1体特殊召喚出来る。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・テラ』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター(オリジナル)
攻撃力・1500 守備力・1500
このカードが特殊召喚に成功した時、デッキから『英雄騎士』と名の付いた魔法カードを1枚手札に加える。
このモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからこのモンスター以外の『ロードナイト』と名の付いたレベル4以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
-------------------

-------------------
『英雄騎士への覚醒』
速攻魔法(オリジナル)
自分フィールド上の『ロードナイト』モンスターを墓地に送り、同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。
-------------------

-------------------
『イクスロードナイト・ローズ』
レベル8
風属性
戦士族 融合・効果モンスター(オリジナル)
攻撃力・2400 守備力・2200
このモンスターは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚出来る。
1ターンに1度、手札を2枚まで捨てることで、以下の効果を1つ選択して発動出来る。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、自分のデッキ・墓地から『ロードナイト』モンスターを手札に加える。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、フィールドのカードを選択して持ち主の手札に戻す。
-------------------

-------------------
『酸巨人の呪い』
通常魔法(オリジナル)
相手のエクストラデッキに存在する『NO.30 破滅のアシッド・ゴーレム』をエクシーズ素材無しで特殊召喚する。
-------------------

-------------------
『英雄騎士への未来』
通常魔法
デッキから『ロードナイト』を墓地へ送り、その墓地へ送った『ロードナイト』と同じ属性の『イクスロードナイト』を2ターン後のメインフェイズ1開始時に『英雄騎士への覚醒』の効果による特殊召喚扱いとして特殊召喚する。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・バーン』
通常魔法
自分フィールドの『ロードナイト』モンスターを1体墓地へ送り、その墓地へ送ったモンスターの攻撃力分のダメージを与える。
-------------------

-------------------
『英雄騎士の剣』
装備魔法
このカードは『ロードナイト』モンスターにのみ装備できる。
装備モンスターは攻撃力が800ポイント上がり、相手モンスターを破壊し墓地へ送った時相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える。
-------------------

-------------------
『造反者の粛清』
速攻魔法
バトルフェイズ中にのみ発動出来る。
自分フィールドのモンスター1体を選択して、相手にコントロールを移す。
そして、攻撃を行ったモンスターとコントロールを移したモンスターと戦闘を行う。
-------------------

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.151 )
日時: 2016/11/04 13:46
名前: ロード (ID: cvsyGb8i)

1・龍矢のターン

「俺のターン!」

(よし、パワー・ツール・ドラゴンがいきなり呼べるぞ。これはチャンスだ!)

(いや、これなら……あっちのパワー・ツールの方が良いかも?)

「俺は手札から、チューナーモンスター『D・スコープン』を召喚! 更に、もういっちょ! スコープンは攻撃表示の時、手札からレベル4の『ディフォーマー』を1体特殊召喚出来る! 『D・ビデオン』を、守備表示で特殊召喚!」(龍矢手札5→3)

チューナーモンスターと、普通のモンスター。これはやはり。

「レベル4のビデオンに、レベル3のスコープンをチューニング!」(龍矢墓地0→2)

「世界の平和に触れるため、暴竜は戦場へと舞い降りる! シンクロ召喚! 現れろレベル7! 『機械竜 パワー・ツール』!」

パワー・ツール・ドラゴンに似たモンスターだが、体中に黒いラインが入っていて、どこか不気味な雰囲気を漂わせる機械の竜が現れる。攻撃力は2300と、上級にしてはイマイチだが……?

「更に、手札から装備魔法『月鏡の盾』を、機械竜に装備! この装備魔法が装備されたモンスターは、ダメージ計算時に戦闘するモンスターの攻撃力か守備力の内、高い方+100となる!」(龍矢手札3→2)

「ふーん? それで戦闘破壊耐性を持たせようって訳か」

「それだけじゃないぜ! 『機械竜 パワー・ツール』は、装備魔法を装備した時、デッキから1枚ドロー出来る! ドロー!」(龍矢手札2→3)

「ほー……」

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(龍矢手札3→2)


龍矢

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター1体『機械竜 パワー・ツール』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『月鏡の盾』
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚


2・江崎のターン

「俺のターン、ドロー!」(江崎手札5→6)

(さて……シードのアイツはどんなデュエルを見せるんだ?)

「俺は手札から永続魔法『前線基地』を発動! コイツがフィールドにある限り、1ターンに1度、手札からユニオンモンスターを1体特殊召喚出来る!」(江崎手札6→5)

「ゆ、ユニオン?」

「モンスターに装備出来るモンスターって所かな? そして俺は、手札より魔法カード『予想GUY』を発動! 自分フィールドにモンスターがいない時、デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚出来る! 俺は『X−ヘッド・キャノン』を特殊召喚する!」(江崎手札5→4)(江崎墓地0→1)

両肩にキャノンがついたマシーンモンスターが特殊召喚される。攻撃力は1800と、下級にしては中々高い。

「そして俺は『前線基地』の効果で、手札より『Y−ドラゴン・ヘッド』を特殊召喚する!」(江崎手札4→3)

今度はドラゴンのようなマシーンモンスターが現れる。すると、龍矢は名前から察する。

「X、Y……ってことは!?」

「その通り! XYと来たら……Zだ! 手札より『Z−メタル・キャタピラー』を召喚!」(江崎手札3→2)

今度は、キャタピラーのモンスターが現れる。

Xキャノン。Yヘッド。Zキャタピラー。レベル4の3体のモンスターが並ぶ。

「レベル4が3体……ってことは、エクシーズ召喚か!?」

「いいや、エクシーズじゃない。融合だ!」

「融合……だと……?」

「フィールドのX・Y・Zの3体を除外することで、エクストラから融合モンスターを特殊召喚出来る!」

「融合魔法無しで、融合召喚を行うだって!?」

「フィールドのXYZモンスターを除外することで、合体融合! 出でよ! 『XYZ−ドラゴン・キャノン』!」

それぞれのパーツが分解し、メタル・キャタピラーにドラゴン・ヘッドが、ドラゴン・ヘッドにヘッド・キャノンが乗っかり、分解されたパーツが合体する! そして、その3体が合体したモンスターが現れる! それは、3連主砲がついた、攻撃力2800のモンスターだった!

「どうだ! これが『XYZ−ドラゴン・キャノン』だ!」(江崎除外0→3)

「が、合体モンスターだと……!? う……カッコいい……!」

「XYZの効果発動! 手札を1枚捨てることで、相手フィールドのカードを1枚破壊する! ハイパー・ディストラクション!」(江崎手札2→1)(江崎墓地1→2)

「な、何!?」

3連主砲から放たれたレーザー砲が、機械竜を襲う! その強力な一撃に、機械竜は簡単に破壊されてしまう。

「ううっ! 機械竜が……『月鏡の盾』の効果発動! フィールドに表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、500ポイントライフを支払うことで、デッキの1番上か下に戻すことが出来る! 俺はデッキの1番下に戻す!」(龍矢墓地2→3)(龍矢ライフ8000→7500)

「で? それからどうするの?」

「更に、罠カード発動! 『シャドー・インパルス』! 自分フィールドのシンクロモンスターが戦闘・効果で破壊された時、レベルと種族が同じシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する! 『パワー・ツール・ドラゴン』を守備表示で特殊召喚!」(龍矢墓地2→4)

エクストラデッキから、本物のパワー・ツールが特殊召喚される!

「残念だったな、破壊させてもらうぜ。XYZでパワー・ツールを攻撃! XYZ−ハイパー・キャノン!」

3連主砲が、またしてもパワー・ツールが破壊されてしまう。

「うう……」(龍矢墓地4→5)

「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(江崎手札1→0)


江崎

ライフポイント8000
手札枚数0枚
モンスター1体『XYZ−ドラゴン・キャノン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『前線基地』
墓地の枚数2枚
除外されているカード3枚


「コイツ、やっぱり強い……シードだけはある……」

始まったばかりなのに、いきなりピンチに陥ってしまった龍矢。パワー・ツールを2体も破壊され、しかも自分フィールドのカードを全て破壊されていた。

「簡単には勝てそうにないぞ……というか、普通にやったら勝てそうにないぞ……」

戦ってみて、初めて実感した実力の差。これはもう、長期戦を覚悟しなければならないと悟った。

「これだけ強い奴が目の前にいるんだ、菊姫の言う通り、早く終わらせようなんて考えられるものか! よし、例え何ターンかかっても、絶対に勝ってやるぞ!」

「お、良い目つきになったじゃねえか! これでこそこっちもやりがいがあるってもんだ!」

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.152 )
日時: 2016/11/05 22:29
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

3・龍矢のターン

「俺のターン、ドロー!」(龍矢手札2→3)

「俺は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいて、自分フィールドにモンスターがいない時、デッキから2枚ドロー出来る!」(龍矢手札2→4)(龍矢墓地4→5)

「そして、俺は『D・モバホン』を召喚! 攻撃表示のモバホンは、サイコロを1回振ることで出た目の数だけデッキからカードをめくることができる。そしてその中に、レベル4以下の『ディフォーマー』がいた場合、めくった中にあった『ディフォーマー』を1体特殊召喚出来る!」(龍矢手札4→3)

ガラパゴスケータイが変形すると、人型になってポーズを取る。

「へえ、運任せのギャンブルカードかよ」

「フン。召喚出来ればギャンブルじゃねえよ。この場合、ソリッドビジョンのモバホンのボタンがサイコロ代わりになる! 行くぜ効果発動! ダイヤル〜オーン!」

ピポパとモバホンのボタンが点滅する。そして、点滅が止まったボタンは。

「4だ! 4枚めくるぜ!」

4枚めくった中に、チューナーがあることを確認した龍矢。すると、不敵に微笑む。

(俺がパワー・ツールだけのデュエリストじゃないってことを、見せてやる!)

「デッキから、守備表示で『D・スコープン』を守備表示で特殊召喚!」

顕微鏡が変形したと思ったら、もう一度顕微鏡に戻った。

「そして、モバホンにスコープンをチューニング!」

「レベル3と1……レベル4か?」

「いいや、レベル5だ! スコープンは守備表示の時、レベル4として扱える!」

「何!? レベルを変動させるモンスターだと!?」

「レベル1のモバホンに、レベル4となっているスコープンをチューニング!」

「悪しき力に屈せぬ戦闘兵器よ! いまこそ同調の力を持って、戦場を平定せよ! シンクロ召喚! レベル5『A.O.J カタストル』!」(龍矢墓地5→7)

四つ足の、金銀の装飾が施された機械が現れる。攻撃力は2200と、半上級にしては中途半端な攻撃力だが……?

「更に、俺は装備魔法『ブレイク・ドロー』をカタストルに装備! この装備魔法は、機械族だけが装備出来る。そして攻撃だ!」(龍矢手札3→2)

「ほう? 攻撃力2800相手に2200で倒せるって思っているのか?」

「『A.O.J カタストル』の効果発動! このモンスターが闇属性モンスター以外のモンスターと戦闘を行う時、ダメージ計算を行わず相手を破壊する! XYZは光属性。よってこのまま破壊する! ダーク・オブテリエーション!」

「な、なんだと!?」

カタストルの体から発射されたレーザーによって、XYZは簡単に破壊される。

「くっ……」(江崎墓地1→2)

「更に、戦闘でモンスターを破壊したので、効果発動! 『ブレイク・ドロー』の効果で1枚ドロー!」(龍矢手札2→3)

「チッ、その上ドローも許すとは……不覚だぜ!」

「カードを2枚伏せて、ターンエンドだ!」(龍矢手札3→1)

「……そっちがドローするなら、俺もドローしてやるぜ! 罠カード『裁きの天秤』を発動! 相手フィールドのカードが俺の手札・フィールドのカードより多い場合、その差だけドローする! 今お前のフィールドのカードは4枚。よって俺は4枚ドローする!」(江崎手札0→4)(江崎墓地2→3)

「そんなにドローするだと!? ……くっ」


龍矢

ライフポイント7500
手札枚数1枚
モンスター1体『A.O.J カタストル』
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚『ブレイク・ドロー』
墓地の枚数7枚
除外されているカード0枚


4・江崎のターン

「俺のターン、ドロー」(江崎手札4→5)

「俺は手札から『V−タイガー・ジェット』を召喚!」(江崎手札5→4)

虎にジェットがついたようなモンスターが召喚される。そして、江崎は。

「『前線基地』の効果発動! 手札からユニオンを特殊召喚する! 『W−ウィング・カタパルト』を特殊召喚!」(江崎手札4→3)

更に今度は、飛行するための凄いウィングが召喚される。そして……。

「俺はフィールドからこの2体を除外することで、エクストラデッキから『VW−タイガー・カタパルト』を融合召喚!」(江崎除外3→5)

またしても2体が合体すると、今度はジェットウィングとなって特殊召喚された! だが、攻撃力は2000とイマイチ。

「またそれか! けど、攻撃力を上げたってカタストルの効果が粉砕するぜ!」

「なら、これでどうだ! 魔法カード『地割れ』を発動! 相手フィールドの攻撃力が1番低いモンスターを破壊する! カタストルを破壊するぜ!」(江崎手札3→2)(江崎墓地3→4)

「うわああっ! カタストルが……」(龍矢墓地7→9)

「行くぞ! 『VW−タイガー・カタパルト』で、お前にダイレクトアタック!」

「……本命はこっちだったのさ! 罠カード発動!」

「罠だと!?」

「罠カード『破壊輪』! コイツは相手ターンに相手のライフより低い攻撃力の相手モンスターを1体破壊して、俺とお前にその元々の攻撃力分のダメージを与える! 喰らえーっ!」

手榴弾が大量に装着されたリングがカタパルトに装着されると、爆発しお互いにダメージを与えた!

「ううっ!」(龍矢墓地9→10)(龍矢ライフ7500→5500)

「うおおっ!」(江崎墓地4→5)(江崎ライフ8000→6000)

お互いにダメージを受ける二人。しかも、江崎の方はモンスターも失っているため、二重に痛い。

「チッ、やるじゃねえかよお前……」

「全力でやった結果さ」

「そうかい……カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(江崎手札2→1)


江崎

ライフポイント6000
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『前線基地』
墓地の枚数5枚
除外されているカード5枚


5・龍矢のターン

「俺のターン! ドロー!」(龍矢手札1→2)

「俺はフィールドから永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動! 墓地に存在するモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。俺は、機械竜を特殊召喚する!」(龍矢墓地10→9)

墓地より舞い戻る、黒き力を身に着けたパワー・ツール。そして。

「更に、俺は手札から装備魔法『サイコ・ブレイド』を発動! この装備魔法は、最大で2000までライフを払うことで、払った分だけモンスターの攻撃力を上げる! 俺はライフを2000支払って、機械竜の攻撃力を2000アップする!」(龍矢手札1→0)(龍矢ライフ5500→3500)

「そして、機械竜に装備魔法が装備された時、カードを1枚ドロー出来る!」(龍矢手札0→1)

ブレードが機械竜に装備されると、体力を受けてブレードが巨大化した!

「攻撃力……4300だと!?」

「行くぜバトルだ! 『機械竜 パワー・ツール』で、ダイレクトアタック! 重装解体!」

巨大化したブレードが、江崎を直撃する!

「ぐうぅっ!」(江崎ライフ6000→1700)

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(龍矢手札1→0)


龍矢

ライフポイント3500
手札枚数0枚
モンスター1体『機械竜 パワー・ツール』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード2枚『サイコ・ブレイド』 『リビングデッドの呼び声』
墓地の枚数9枚
除外されているカード0枚


思わぬ大打撃を受けた江崎。すると、顔が笑っていた。

「へへっ、中々良いパンチ持ってるじゃねえかお前……!」

「ああ! すげえ一撃だっただろ!?」

「このままじゃ俺は負けちまうかもしれないがな……だが、俺だってここで負ける訳にはいかねえ! ここで負ける訳にはいかないぜ! 全力を超える全力を、今こそやってみれるぜ!」

「なら、その全力を超える全力を見せてみろよ!」

「ああ! 言われなくたって見せてやる!」

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.153 )
日時: 2016/11/06 17:13
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

6・江崎のターン

「俺のターン、ドロー!」(江崎手札1→2)

「場から罠カード『無謀な欲張り』を発動! デッキから2ドローする代わりに、次のドローフェイズを2回スキップする!」(江崎墓地5→6)

「ドローを捨てる代わりに、2ドローするだって?」

「次のターン、お前のモンスターの攻撃を受けたらそれで終わりだからな。なら、未来のドローを捨てても次に賭ける! ドロー!」(江崎手札2→4)

ドローしたカードを確認する江崎。すると、満面の笑みとなる。

「よし……このターンで、俺の最強のモンスターを見せてやるぜ!」

「最強の、モンスターだと!?」

「俺は手札から、魔法カード『魂の解放』を発動! 互いの墓地から5枚までカードを選んで、除外出来る。俺は自分の墓地に存在するXYZを除外する」(江崎手札4→3)(江崎除外5→6)

「更に俺は、手札から装備魔法『D・D・R』を発動! 手札を1枚捨てることで、除外されているモンスターを特殊召喚する! 俺は、さっき除外したXYZを特殊召喚する!」(江崎手札3→1)(江崎墓地6→7)(江崎除外6→5)

「え? わざわざ除外してから特殊召喚って……」

「XYZは、墓地から特殊召喚は出来ない。だけど除外からの蘇生は出来る。このままでもダメージを与えられるが……もう一丁行くぜ!」

「手札より『死者蘇生』を発動! 墓地のVWを蘇生させる!」(江崎手札1→0)

江崎のフィールドに、2体の融合モンスターが召喚される。

「2体の融合モンスター……これで、何が起こるっていうんだ……」

「VWとXYZ。この2体をフィールドから除外することで、このモンスターを、融合召喚する!」

「い、一体どんなモンスターを!?」

「行け! 合体召喚だ! VWXYZ!」

それぞれにパーツがバラバラになり、次々と合体していく。

そのバラバラになったパーツが、次々に合体していく。その経過は、まるでガシャーンやガチコーンといった効果音が聞こえて来そうな感じであった。

そして、全てのパーツが1つになって合体し終わった時には……。

「こ、これは……」

「どうだ! これが俺の最強モンスター『VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン』だ!」(江崎除外5→7)(江崎墓地7→8)

現れ出でたのは、全てのロボットが合体し、巨大な人型ロボットになったモンスターだった! しかも攻撃力3000の強力なモンスターだ! 

「な、なんか凄くカッコいい……人型合体ロボなんて……」

「それだけじゃねえ、コイツは超強力な効果を持っているんだぜ! 行くぜ、効果発動! VWXYZ−アルティメット・ディストラクション!」

3連……いや、5つの巨大なキャノンから強力なビームが発射されると、機械竜は簡単に吹っ飛ばされてしまった!

「うわあああ! 機械竜があああ!」(龍矢除外0→1)(龍矢墓地9→10)

「驚いたか! このVWXYZは、1ターンに1度相手フィールドのカードを除外出来る!」

「じょ、除外!? それじゃあ、パワー・ツールの破壊耐性も無力ってことに……」

「更に、相手が守備表示でモンスターを召喚しても、攻撃する相手モンスターの表示形式を変更することが出来る!」

「そ、そんな……掟破りモンスターじゃないか!」

「行くぜダイレクトアタック! VWXYZ−アルティメット・ディストラクション!」

「ぐああああっ!」(龍矢ライフ3500→500)

痛い一撃を喰らった龍矢。ライフがあっという間に、3桁にされてしまった。

「このモンスターがいる以上、守備モンスターは意味を成さない。その上何をしようとも除外出来るから罠も無意味だぜ」

「くぅ……このままじゃ負けちゃう……」

「さて、俺はこのままターンエンドだぜ……」


江崎

ライフポイント1700
手札枚数0枚
モンスター1体『VWXYZ−ドラゴン・カタパルトキャノン』
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード1枚『前線基地』
墓地の枚数8枚
除外されているカード7枚


「……」

攻撃力3000で、守備も罠も無意味になる効果を持つ強力なモンスター。普通だったら、この状況では怖気づくのだが……。

(な、なんだろう、この感覚……この圧倒的不利な状況なのに……手札とフィールドに殆どカードが無い状況だっていうのに……)

「怖くてたまらないのに……心が踊る!?」

そんな心境となっている龍矢に、あの時聞こえた声が……。

(そうだよ。今の君は、何にも縛られていない。ただ、デュエルに全力を注ぐ無垢な少年なんだ)

(また……あの時の声……?)

墓地の『パワー・ツール・ドラゴン』から、その声は聞こえている。

(デュエルに一生懸命な君が、思いを馳せて戦っているんだ、だから……今はデュエルに一生懸命でいて)

「ああ……一生懸命やるぜ!」

「おおっ? なんかさっきより良い目になっているじゃねえか。何かこう……メラメラ燃えている感じがするぜ!」

「ああ……そんな強力なモンスターが出て来たら、思わず熱くなっちゃった……だから今から燃えるぜ!」

「おう、かかってこい!」


7・龍矢のターン

「俺の、ターン! ドロー!」(龍矢手札0→1)

ドローしたカードを見る龍矢。それは、この状況を覆すきっかけを作れる、絶好のカードだった!

「魔法カード『貪欲な壺』を発動! 墓地のモンスターを5体デッキに戻して、2枚ドローする! 俺はスコープン2体と、ビデオン1体、そして『パワー・ツール・ドラゴン』とカタストルをデッキに戻して、2枚ドローする!」(龍矢墓地10→6)(龍矢手札0→2)

そして、2枚のドローカードを見て、展開をする。

「俺は手札から『D・スコープン』を召喚! そして攻撃表示の効果で、手札のレベル4の『D・ステープラン』を特殊召喚する!」(龍矢手札2→0)

「レベル4のステープランに、レベル3のスコープンをチューニング! 世界の平和を守る為……勇気と力がドッキング! シンクロ召喚! レベル7『パワー・ツール・ドラゴン』!」(龍矢墓地6→8)

先程破壊されてしまったものの、ものの見事に復活を遂げた本物のパワー・ツール。そして。

「『パワー・ツール・ドラゴン』の効果発動! 1ターンに1度、デッキから装備魔法を3枚選んで相手に1枚選ばせる。そして相手が選んだ1枚を手札に加える! さあ、1枚選べよ」

「運次第とはいえ、ここでそう来るか……なら、俺は真ん中のカードを選ぶぜ!」

(くそっ、これは『メテオ・ストライク』……攻撃力は上がらない! こんなことになるなら安定させる為に装備魔法削るんじゃなかったよ! ……こうなったら最後の賭けだ!)

「リバースカードオープン! 永続罠『リミット・リバース』! 墓地の攻撃力1000以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する! 俺は、墓地のモバホンを攻撃表示で特殊召喚する!」(龍矢墓地8→7)

「その様子だと、目当ての装備魔法は手札に持ってこれなかったみたいだな。なら、その最後のギャンブルで勝ってみせろよ!」

「言われなくても勝ってやるよ! モバホンの効果発動! ダイヤル〜オン!」

ピポパとモバホンのダイヤルが点滅する。それを、固唾を飲んで見守る龍矢。そして、江崎。

(5か6。最低でも4か3が出てくれれば、まだなんとか……!)

そう不安がる龍矢に、声は語り掛ける。

(大丈夫だよ、きっと出来るさ。例えどんな結果になっても!)

ダイヤルが止まったのは、なんと1。これに龍矢は驚愕する。

「だ、ダメじゃん……これじゃあモンスターを出せるかどうか……」

(心配しないで、きっと行けるから……)

「ほ、ホントだよな……行けっ!」

カードを1枚めくる龍矢。すると、そこにあったカードは……。

「……うわっ! これは……よし! 俺はチューナーモンスター、レベル3の『D・リモコン』を、守備表示で特殊召喚!」

「ここで、そのチューナーモンスターを出すだと!? ということは……!」

「そう! レベル1のモバホンに、レベル3のリモコンをチューニング! 科学の粋を集めた武器よ! 今こそ戦場のモンスターに力を与えよ! シンクロ召喚! レベル4『アームズ・エイド』!」(龍矢墓地7→9)

現れたのは、手のような機械モンスター。そして、龍矢は。

「行くぞ! 『アームズ・エイド』を、『パワー・ツール・ドラゴン』に装備!」

エイドが分解されると、パワー・ツールの右手に装着される。すると、攻撃力が1000アップして、3300になる!

「攻撃力が上がっただと……?」

「『アームズ・エイド』は、モンスター1体の装備カードとなり、攻撃力を1000アップ出来る! そして、アップしたパワー・ツールで、VWXYZを攻撃! クラフティ・アームズ・ブレイク!」

攻撃力の上がったパワー・ツールが、右手のエイドでVWXYZを破壊する!

「ぐぅっ! だが、VWXYZが……だが、VWXYZを破壊しただけだ! まだ俺には……」(江崎墓地8→9)(江崎ライフ1700→1400)

「……『アームズ・エイド』を装備したモンスターが、モンスターを破壊して墓地へ送った時、その破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

「ということは、俺は3000のダメージを……そうか、負けたぜ……」(江崎ライフ1400→0)

「あ、お、俺……やった! 勝ったーっ!」

最強のモンスターを出され、あわやここまでと思われた龍矢。しかし、まさかの大逆転で勝利を収めたのであった……。

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.154 )
日時: 2016/11/06 18:21
名前: ロード (ID: qRt8qnz/)

デュエルが終わり、デュエルリングから降りた二人。互いに今のデュエルについて語り合う。

「いやあ負けた! まさかあの土壇場であのカードを引くなんてな……それにあのギャンブル効果で一発当てたという事実! 凄かったぜ!」

「いやあ……まさかこんなにも上手く行くとは思わなかったぜ」

「いや、どんな形にしても、俺の負けだ! 40連勝を止められたのは、ある意味必然だったんだろう。負けたがそれでも、良いデュエルだったぜ!」

「ありがとう! そう言ってもらえると、最高に気持ちいいぜ!」

「……さて、なんだかんだ言ってお前はベスト8だな、今の実力をもと磨き上げれば、もっと上へ行けるかもしれないぜ。まあ、あくまで俺の感想だがな」

「本当かよー! へへっ、そう言われると上へ行けそうな気がするぜ!」

「じゃあ俺は、これで失礼するぜ。んじゃ、頑張れよ!」

そう言って、江崎は去っていった。それを、じっと見つめる龍矢。

「あー……そう言えば俺、ベスト8になったんだよな……遊太と同じ位置に立てたんだ!」

それに、デュエル中に聞こえたあの声にも。

「それに、あの声も……結局は俺を導いてくれたのかもしれないな。だって、あの声が聞こえてから勝利出来たというか……なんだかんだで勝てたからなあ」

と、深く気にせず何処かへ行くのであった。

すると、歩いている途中で龍矢は思い出す。忘れてはならないことを。

「……あーっ! そう言えば忘れてた! 今遊太達は真薄のデッキ探してたんだった! ということは……このデュエル、長引かせた方が良かったかも……」

すると、龍奈と鏡山が龍矢の所に来た。

「あ、龍奈に鏡山! 真薄のデッキは見つかったのか?」

「ゴメン、全然見つからなかったわ……」

「会場のいたるところを探してみたけど……全然無かったぜ!」

「ま、マジかよ……これだけ探しても、見つからないなんて……」

「このままじゃ、真薄の奴は不戦敗になっちまうぜ!」


第二十七話。終わり。


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