二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」
日時: 2017/06/18 00:18
名前: ロード (ID: MMm5P7cR)

初めまして、アニメもカードもどっちも好きな遊戯王ファンのロードと申します。
カードもやりますが、まだそれ程詳しくないので至らない部分もあります。その辺りはご了承ください。


注意事項
1 荒らしは厳禁
2 誹謗中傷は禁止
3 アドバイスは奨励しますが、批判や文句は禁止。
4 OCGに無いオリジナルカードや、都合の良いオリジナルカード、アニメオリジナルカード等が登場します。しかも主人公がそのオリカ使いです。抵抗感のある人はスルーしてください。
5 ルールはOCG準拠ですが、時折間違えることがあるのでその時はしっかり忠告してください。
6 文章のレベルが低く、時々おかしい所があるので時折訂正することがあります。
7 遊戯王についてある程度詳しくないとわからない所があるのである程度知っておいた方が良いです。
8 更新の速度が早かったり遅かったりと、更新の速度にムラがあります。
9 ルールはマスタールール3を施行しております。


登場人物
主人公 六道遊太 >>7

一条寺菊姫・岩ノ井翔太・鏡山大地・広野真薄 >>14

榊原龍矢 榊原龍奈 >>24

影沼和希 >>56

ロベルト・フランシス >>80


ストーリー
第一話「奇跡の騎士」 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5

第二話「ネオスに込めた思い、マウスのHEROデッキ」 >>10 >>11 >>12 >>13

第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22

第四話「黒き炎!真紅眼の黒竜使いのアキラ」 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29

第五話「デュエルと強さ」 >>30 >>31 >>33 >>34

第六話「戦いの幕開け」 >>36 >>37

第七話「EとD、二つのHERO」 >>38 >>39 >>40 >>41 >>42

第八話「七色に輝くレインボー・ドラゴン」 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47

第九話「謎のデュエリスト、Dの挑戦!」 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54

第十話「似たもの同士?ディフォーマーVSビークロイド!」 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61

第十一話「頑張れ、岩ノ井!勇気の究極恐獣」 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68

第十二話「大会前夜」 >>69

第十三話「いざ、選考会」 >>70 >>71 >>72

第十四話「揺れるペンデュラムと、炎のイクスロードナイト!」 >>73 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78

第十五話「ジュニアユース開幕!」 >>81

第十六話「侵略のエーリアンデッキ」 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87

第十七話「浸食!グレイドルの罠」 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92

第十八話「己の運をギャンブルに乗せて」 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101

第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108

第二十話「LITTLE HERO」 >>109 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115

第二十一話「舐められたシード」 >>116 >>117 >>118 >>119 >>120 >>121

第二十二話「宝玉の煌めき」 >>123 >>126 >>129 >>130 >>131 >>132

第二十三話「出陣! 黄昏の忍者隊」 >>133 >>134 >>135 >>136

第二十四話「アキラの実力」 >>137 >>138 >>139 >>140

第二十五話「休憩時間」 >>141

第二十六話「ピンチ! 呪いの酸巨人」 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147

第二十七話「合体融合! VWXYZ」 >>148 >>151 >>152 >>153 >>154

第二十八話「飛翔せよネオス! コンタクト融合!」 >>157 >>158 >>163 >>164

第二十九話「通過点」 >>169 >>172

第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」 >>174 >>175 >>176 >>177 >>178

第三十一話「ネオスVSパワー・ツール! 友達だから」 >>181 >>182 >>183 >>184 >>185

第三十二話「菊姫の実力」 >>186 >>189 >>190 >>191 >>192

第三十三話「虹竜と竜姫神」 >>195 >>196 >>197

第三十四話「僕が憧れたHERO」 >>203 >>204 >>205 >>206 >>207

第三十五話「菊姫とアキラ」 >>210 >>211 >>212 >>213

第三十六話「菊姫さんと僕」 >>216 >>217 >>218 >>219

第三十七話「決勝戦! 遊太VSアキラ」 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 >>227

第三十八話「精霊達の秘密」 >>230

第三十九話「全国大会スタート!」 >>231

第四十話「野性解放! 熊五郎のビーストデッキ」 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236

第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」 >>238


オリジナルカード、もしくはアニメオリジナルカードの紹介

第一話で登場したもの >>6

第三話で登場したもの >>23

第五話で登場したもの >>35

第九話で登場したもの >>55

第十四話で登場したもの >>79

第十八話で登場したもの >>102

第二十二話で登場したもの >>122


作中に出たOCGカードとオリジナル。(二十五話までは小説の中に書いてあります)

二十六話に登場したもの OCG >>149 オリジナル >>150

二十七話に登場したもの 龍矢が使用したカード >>155 江崎が使用したカードとオリジナル >>156

二十八話に登場したもの 真薄のカードとオリジナル >>167 石崎のカード >>168

二十九話に登場したもの OCG >>173

三十話に登場したもの 遊太のカードとオリジナル >>179 星野のカード >>180

三十一話に登場したもの 龍矢のカード >>187 真薄のカード >>188

三十二話に登場したもの 菊姫のカード >>193 天羽のカード >>194

三十三話に登場したもの アキラのカード >>198 龍奈のカード >>199

三十四話に登場したもの 遊太のカード >>208 真薄のカード >>209

三十五話に登場したもの アキラのカード >>214 菊姫のカード >>215

三十六話に登場したもの 菊姫のカード >>220 真薄のカード >>221

三十七話に登場したもの 遊太のカード >>228 アキラのカード >>229

お知らせ

>>200 >>237

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Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.100 )
日時: 2016/07/02 20:50
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

(待ちたまえ遊太君!)

(またカードから声が…!)

(そのままあの小娘で効果を無効化してから殴るのは、時間がかかりすぎてあまり美しくない、ここはやはり一気に、華麗に決めるのが美しい!)

(つまり…どういうこと?)

(わかってないな、ここはやはり私が出てこそ美しく決められるのだ!)

(えっと、君は…このカードか)

エクストラデッキを確認すると、『イクスロードナイト・ローズ』と書かれた『イクスロードナイト』モンスターがいた。

すると、エクストラデッキの他のカードから声が聞こえる。

(ちょっと!私が駄目ですって!?ローズ!アンタの効果は確かに強力かつ美しいけど、私を差し置くとは頂けないわね!)

(まあまあ二人とも、落ち着いてください)

(マグナ!墓地に行ったアンタは口を挟まないで!アンタ守りの要の癖に全然守れてないじゃない!)

(うう…すみません…)

(ともかく遊太君!ここは私を場に出したまえ!)

(遊太君!ここは私よ!私なら、戦線を維持出来るわ!)

遊太は2枚のカードから聞こえる声にいちいち耳を傾けながら、どちらを出すか悩む。もはやカードから声が聞こえる事に違和感を持っていないようだ。

(確かにディアナなら、ラッキー・ストライプの効果の発動を無効にして戦うことは出来るけど…ローズのこの効果は…!)

(ねえ!私よ遊太君!)

(いや、ここは私だよ遊太君)

「よーし…僕が出すカードは、これだ!『ロードナイト・スラッシャー』!攻撃表示!」(遊太手札4→3)

(よし!私の出番だな!)

(ああーん!酷い!)

攻撃力1500のモンスターを召喚したことに、驚く木島。

「これは…どうするって言うんだ?」

「僕はここで、速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動!自分フィールドの『ロードナイト』モンスターを1体墓地へ送り、エクストラデッキから同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターを特殊召喚する!僕の場には風属性の『ロードナイト・スラッシャー』がいる!よってエクストラデッキから風属性の『イクスロードナイト』を特殊召喚する!」

「エクストラデッキから特殊召喚!?」

外野席の龍矢が疑問に思う。

「なあ、風属性の『イクスロードナイト』は俺とのデュエルで出したシルフィーがいただろ?でも、この状況に魔法・罠は無いぜ…どうするんだ?」

「違うわ、きっと違うモンスターを特殊召喚するのよ!」

「違うモンスター!?」

そしてデュエルリング。

「『ロードナイト・スラッシャー』を墓地へ送り、エクストラデッキから『イクスロードナイト』を特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太墓地13→15)

「咲き乱れる薔薇の園より生まれし騎士よ!今こそ戦場の蛮族を華麗なる美技で魅了せよ!魔法進化召喚!出ろ!『イクスロードナイト・ローズ』!」

桃色と紅が混じった鎧に身を包んだ、レイピアの騎士が現れる。左手には紅い薔薇を持っている。


-------------------
『イクスロードナイト・ローズ』
レベル8
風属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2400 守備力・2200
-------------------


「ほら!やっぱり違う『イクスロードナイト』よ!」

「う、ううむ…」

外野席の龍矢龍奈が騒ぐ。これに便乗して菊姫も騒ぐ。

「ここでそのモンスターとは、それはこの状況を逆転出来るモンスターだってことか!」

そしてデュエルリング。

(そうだ遊太君!この場を美しく纏めるのは、私しかいない!)

「そのモンスターは、一体…?」

「ローズは1ターンに1度、手札を2枚まで捨てることで2つの効果を選択して発動出来る!」

「2つの効果!?」

「そっちが3つ効果を持っているなら、こっちは2つの効果…末端の騎士を統制する効果と、仲間の為の露払い!」

「その2つの効果の1つは、捨てた枚数だけ自分のデッキ・墓地から『ロードナイト』を手札に加え、、そしてもう1つの効果は、捨て枚数だけフィールドのカードを選択し、そのカードを持ち主の手札に戻す効果!」

「バウンスと、サーチの効果!?」

「当然僕は、手札を1枚捨ててラッキー・ストライプを手札…エクストラデッキに戻す!薔薇剣術・ローズストーム・ビューティ!」(遊太手札2→1)(遊太墓地15→16)

(行くぞ遊太君!これが私の美技だ!)

ローズは左手に持っていた薔薇を放り投げる。

そして薔薇が目の前に来た瞬間、薔薇をレイピアで一閃する!そうすると、薔薇の花びらを纏った竜巻がラッキー・ストライプに襲い掛かる!その竜巻によって、ラッキー・ストライプは吹き飛ばされてしまった。まるで、幸運が風に吹き飛ばされてしまったかのように。

「俺のラッキー・ストライプが…!」(木島墓地9→11)

「そしてバトルフェイズに、手札から『ロードナイト・シャイニー』を捨てることで、バトルフェイズの間全ての『ロードナイト』モンスターの攻撃力を1000アップする!」(遊太手札0→1)(遊太墓地16→17)(『イクスロードナイト・ローズ』攻撃力2400→3400)

「!?ということは…」

「これで終わりだ!『イクスロードナイト・ローズ』の攻撃!ローズ・ナイト・レクイエム!」

(行くぞ!この薔薇剣術を見よ!)

薔薇の花びらが舞い散る中で華麗に舞うと同時に、レイピアで滅多切りにするローズ!

「うわあああっ!」

ローズによる、華麗なる剣術によってライフを削られる木島。その表情は、悔しいと言うより、すがすがしさに溢れていた。

「なんだコレ…美しい…!」(木島ライフ2900→0)

「凄い…綺麗だ…!」

(フフフ、そうだろう遊太君?戦いとは、美しく、華麗ではいけないのだ!)

(ぐぐぐ…今回は譲っておくわ)

(僕、結局墓地に置かれたままですね…)


-------------------
『イクスロードナイト・ローズ』
レベル8
風属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2400 守備力・2200
このモンスターは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚出来る。
1ターンに1度、手札を2枚まで捨てることで、以下の効果を1つ選択して発動出来る。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、自分のデッキ・墓地から『ロードナイト』モンスターを手札に加える。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、フィールドのカードを選択して持ち主の手札に戻す。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・シャイニー』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1000 守備力・1000
このモンスターはフィールドに表側表示である時、フィールドの『ロードナイト』モンスターに攻撃力1000ポイントアップの装備カード扱いとして装備することが出来る。この効果で装備されたモンスターが戦闘・効果で破壊される時、装備カードとなっているこのカードを代わりに墓地へ送る。
バトルフェイズ開始時、このカードを手札から捨てる事でフィールド上の『ロードナイト』モンスターの攻撃力・守備力を1000アップさせられる。この効果は相手ターンでも発動出来る。
-------------------


Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.101 )
日時: 2016/07/02 20:51
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

「いやあ負けた!凄いな…まさかあの状況でそんなカードを召喚出来るとはな…」

「ある意味ドローもギャンブルみたいなものだからね、仕方ないね」

「いやあ、それを言われちゃお終いよ」

デュエルリングから降り、お互いに握手をして健闘をたたえ合う遊太と木島。

「そういえば、さっきなんで『リボルバー・ドラゴン』と『暴れ牛鬼』の効果使わなかったんですか?ダメージや破壊やら出来たのに…」

「あ、バレた?実は…コイントスを当てる自信が無かったんだよな…それにほら、これを見ろよ『リバース・ダイス』、これはサイコロ効果をやり直せるカードだけど…さっき使ったラッキー・ストライプの効果の時に使う予定だったんだ、常に保険を用意してないとギャンブル出来ない…弱虫ギャンブラーだぜ」

「でも、あの状況で6を出した上に、7となってラッキー・ストライプの効果を発動したんですよ!凄くないですか!?ラッキー・セブンだよ!」

「あの時は凄く痺れたぜ…!保険を用意せず、生きるか死ぬかの一発勝負であんなことになるなんて…凄く気持ち良かったぜ…!」

「うん、そのせいで僕があと一歩って所まで追い詰められてしまったんだけどね…」

「まさか第1シードにあそこまでやれるとは…本当に一か八かのギャンブルだったぜ」

「出来れば、またいつかデュエルしてもらって良い?」

「ああ!また会えればな!」

「それじゃあ!」

対戦相手の木島亀也に別れを告げ、デュエルリングから離れる遊太。迎えるのは、友人一堂である。

「フーッ!ヒヤヒヤさせやがって!まさか初戦からこんなに苦戦するとはよ!」

「うん、相手は完全運任せのデッキだったし、まあ仕方ない面もあったよね」

「だが、そんな相手と戦えてラッキーだったッスね、ある意味出たとこ勝負の奴と戦えるのはあまりいないッスよ」

「むしろ運に頼らないからこそ、どんな相手にも勝つ可能性があるってことだな…カードコレクターの俺個人の意見だがな」

「でも、それに上手くついていった遊太君もお見事ですよ!」

「凄いぜ!多分俺だったらかなりヤバいことになってたと思うぜ」

「ええ、龍矢には出来ないことね」

「る、龍奈〜…」

「アハハハハハ!」

戦いを終えた自分達の希望に、惜しみない言葉をかける友人一堂。それを、遠くから見つめるアキラ。

「……まさか、あんな所であんなカードを出せるとはな……」

「いや、考えすぎか…まあいいや、俺は目の前の敵をぶっ潰すだけだからな」

アキラはそのままジュースを買いに何処かへ行ってしまった。

一方、遊太を見つめる目はもう一つあった。

「う〜ん…あのギャンブル野郎が勝ち上がってくれればまだ何とかなったんだがな…」

「しかし、あのカードとセンスと引きの強さ…普通に戦ったんじゃ絶対勝てないな…」

「ここは、あの作戦で行こうじゃないか!呪いの酸巨人が、相手を自滅に追い込むから、俺は楽してベスト8に上がれるということだ!」

「キッヒッヒッヒ!覚悟しろ!六道遊太!」

第十八話。終わり。

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.102 )
日時: 2016/07/02 21:02
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

第十八話で登場したオリジナルカード達。


モンスター

-------------------
『ロードナイト・アロー』
レベル4
風属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1700 守備力・1100
このモンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、相手に1000ポイントのダメージを与える。
このカードがカードの効果で墓地へ送られた時、相手に1000ポイントのダメージを与える。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・グロウ』
レベル4
闇属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1000 守備力・1000
(1)1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体の表示形式を変更出来る。
(2)相手の攻撃宣言時、墓地のこのカードを除外することで相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て守備表示に変更する。
-------------------


-------------------
『ロードナイト・ルナ』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1400 守備力・1300
このモンスターが特殊召喚された時、デッキから『英雄騎士』と名の付いた魔法・罠カードを1枚手札に加えられる。
このモンスターがフィールドから除外された時、このモンスター以外のデッキからレベル4以下の『ロードナイト』モンスターを特殊召喚出来る。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・サフィア』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1700 守備力・1300
このカードは特殊召喚された時、相手フィールドの魔法・罠を1枚破壊出来る。
自分フィールドの『ロードナイト』モンスターが魔法・罠の対象になった時、このカードを手札から捨てることでその魔法・罠を無効化する。
-------------------

-------------------
『ロードナイト・シャイニー』
レベル4
光属性
戦士族 効果モンスター
攻撃力・1000 守備力・1000
このモンスターはフィールドに表側表示である時、フィールドの『ロードナイト』モンスターに攻撃力1000ポイントアップの装備カード扱いとして装備することが出来る。この効果で装備されたモンスターが戦闘・効果で破壊される時、装備カードとなっているこのカードを代わりに墓地へ送る。
バトルフェイズ開始時、このカードを手札から捨てる事でフィールド上の『ロードナイト』モンスターの攻撃力・守備力を1000アップさせられる。この効果は相手ターンでも発動出来る。
-------------------


イクスロードナイト

-------------------
『イクスロードナイト・ローズ』
レベル8
風属性
戦士族 融合・効果モンスター
攻撃力・2400 守備力・2200
このモンスターは『英雄騎士への覚醒』の効果で特殊召喚出来る。
1ターンに1度、手札を2枚まで捨てることで、以下の効果を1つ選択して発動出来る。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、自分のデッキ・墓地から『ロードナイト』モンスターを手札に加える。
●効果発動時に捨てた枚数だけ、フィールドのカードを選択して持ち主の手札に戻す。
-------------------


魔法・罠

-------------------
『英雄騎士の人員整理』
通常魔法
このカードは手札に『ロードナイト』モンスターが2枚以上ある時発動可能。
手札から『ロードナイト』モンスターを任意の数だけ墓地へ送り、墓地へ送った分だけドローする。
-------------------


-------------------
『英雄騎士の突撃命令』
通常罠
このカードはフィールド上に『ロードナイト』モンスターが存在する時、1ターンに1度だけ発動可能。
デッキからカードを3枚めくり、その中に『ロードナイト』モンスターがある場合全て攻撃表示で特殊召喚出来る。
『ロードナイト』モンスターではないカードは全て裏側表示で除外する。
このカードの効果で特殊召喚したモンスターは、攻撃可能なら攻撃しなければならず、エンドフェイズに墓地へ送られる。
-------------------

-------------------
『英雄騎士への転生』
通常魔法
自分の墓地から同じ属性の『ロードナイト』モンスターを2枚除外することで、除外した2枚と同じ属性の『イクスロードナイト』モンスターを『英雄騎士への覚醒』の効果による特殊召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
-------------------

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.103 )
日時: 2016/07/09 16:44
名前: ロード (ID: 0llm6aBT)

第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」


苦戦しながらも、見事二回戦に勝利して勝ち上がった遊太。とりあえず第1シードの面目は保たれたようだ。

そして、他のデュエリスト達による真剣デュエルが今も行われていた。

遊太の友達の中で、次のデュエルを行うデュエリストは…。


「うおー!第8シードの星野星也が圧勝したぞ!」

「流石シードだ!」

第8シードの星野星也は、対戦相手であった川野忠雄をわずか7ターンで倒し、早々に勝ち名乗りを受けていた。

「まあ、こんなものかな?」

と余裕をかましてデュエルリングから去った星野。

その様子を、遊太と菊姫はしっかり見ていた。

「…凄いね、あの人7ターンで決着つけちゃったよ」

「ま、シードとなればこれぐらいやるのは当たり前だろ遊太」

「シードって、こんなに期待感大きいんだね」

「ああ、シードになっている奴らは殆ど関東じゃ名の知れた奴らばっかりだ、遊太は選考会でロベルトさんぶっ倒してダークホースになったし、他の奴らは実績も実力も申し分無い奴らだしな」

「……その割には、菊姫は全然注目されてないね」

「心配するな、これから勝ち上がれば嫌でも覚えるさ、それに…アキラを倒せば全てかたが尽くしな」

「そう言えば、アキラ君にはリベンジしたいんだったっけ?」

「ああ、あんなに酷い負け方をしたら、誰だってリベンジしたくなるだろうぜ」

(どんな負け方をしたんだろう…?)

疑問を抱きつつも、聞くことはしなかった遊太。菊姫にとってそれはきっと嫌な思い出だと思ったから。

「そう言えば、皆何処へ行ったんだろうね?真薄君や龍矢君とか」

「ああ、岩ノ井の奴は緊張してちょっと腹を下し気味らしくトイレ行ってる、鏡山と真薄はデッキを調整するために静かな所に行ってて、龍矢と龍奈は…またジュースでも買いに行ってるんじゃねえか?」

「そうなの、あっ、第5シードの江崎と車田君がデュエルを始めるみたいだよ!」

「そーいや、龍矢君車田君と戦いたいって言ってたけど…遅いね」

「ほっとけ、いない方が悪いんだろ」

「それではこれより、2回戦第5試合、江崎絶斗と車田優の試合を始めます!」

アナウンスが終わると同時に、デュエルが始まる!

始まると同時に、遊太と菊姫は視線をデュエルリングだけに固定した。


一方、龍矢と龍奈はというと。

「かーっ!サイダーうめえ!」

会場の中にあるドリンクコーナーでジュースを飲んでいた。龍矢だけ。

「ねえ龍矢、ちょっとリラックスしすぎじゃないの?」

「なあに、平常心のままデュエルが出来るっていうのは良いことだぜ」

「平常心すぎるのも問題だとは思うけどね…」

龍奈が龍矢に苦言を言うものの、それに耳を貸す龍矢ではない。

「大丈夫大丈夫!リラックスさえしてれば、なんとかなるって!」

「あっそう、どうやら何を言っても駄目みたいね」

呆れた龍奈はそのまま自分のジュースを飲む。これから戦うのは龍矢自身なのだから、別にほっといても問題ないと思った。

その傍らでは、デュエリストが話をしていた。

「第5シードの江崎とデュエルしてる奴、誰だっけ?」

「車田…車田優って奴だったね、ビークロイド使いの」

「さっき見たけど、かなり押されてるみたいだぜ」

「ジャンボドリルを召喚したみたいだけど、あっという間にXYZに破壊されてるぜ」

「このままじゃ、負けるかもしれないな…」

これを聞いて龍矢は、今デュエルしているのが以前戦ったアイツ、車田であったことを思い出す龍矢。

「えっ!?アイツデュエルしてたの!?ヤバい!見過ごすかもしれない!」

「もう!ちゃんとトーナメントを確認しないのが悪いんでしょ!」

「行かなきゃ!」

そう言って龍矢は会場へ戻って行った。龍奈もそれについて行くことにした。


一方、遊太はというと。

「全く、あの二人何処へ行ったんだろ、菊姫に言われて二人を探しに来たのは良いんだけど、二人が何処にいるかわからなくちゃ…」

二人を探して会場の中を走り回っていた。

「ったく、菊姫も人が悪いなあ、もうすぐデュエルが終わりそうだから僕に探して来いって言うなんて…それに、自分はデュエル見ているって言うし…あーあ、なんか厄介事押し付けられてるみたいだ」

そう独り言を言いながら二人を探して走り出した遊太。が。

ドガッ!

「うわあっ!」

「痛いっ!」

誰かとぶつかってしまった遊太。その拍子に、遊太のデッキのカードが散らばってしまう。

「あっ、カードが…」

「ご、ゴメン…」

「こっちこそゴメン…なんか悪いことしちゃった」

「ああー!カードが散らばってるう!」

「ホントゴメン!僕も手伝うよ…」

散らばったカードをかき集める遊太とぶつかった少年。

メインデッキを遊太が、エクストラデッキを少年が集めている。

「ふーっ、やっと集まった…」

「僕からも、これあなたのエクストラです」

「あっ、ありがとう!あっそうだ!龍矢と龍奈の所に行かなきゃいけないんだった!それじゃ!」

遊太は少年に別れを告げ、龍矢と龍奈を探しに行った。

しかし、少年はというと…。

「キヒヒ、仕込みは完了!後はデュエルを待つだけだ!」

「覚悟しろッ!」


そして、遊太と龍矢兄妹はというと。

「あーいた!もう、探したんだよ!」

「あー悪い悪い!ちょっとジュース飲んでたらいつの間にか…」

「もう、龍矢がのんびりしてるのがいけないんじゃないの」

「もうデュエルが殆ど終わりかけてるよ!行こう!」

なんとか榊原兄妹と再会出来た遊太。そのまま二人と共にメイン会場へと向かう。

会場へ戻って来た三人だったが、デュエルの内容はというと…。

「あーっ!もう終わってるぅ!」

「どうやら車田君が負けちゃったみたいね」

「おー、遅かったなお前ら、もうデュエル終わったぞ」

「あーあー……」

菊姫に呆れの表情で迎えられる三人。

「それに、この後の試合はお前と東浩二って奴の試合だから、早く行かねーとお前失格になんぞ」

「あっ、そうだった!ちょっとリラックスすぎたかな…ともかく、俺行ってくるよ!」

「龍矢ー!リラックスよ、リラックス!」

「わかってるわかってる!心配するなって!」

そう言って龍矢は、デュエルリングへと向かって行った。

「大丈夫かな…龍矢、龍矢って結構ドジな所あるから、心配だわ」

「そう心配するなよ、アイツは確かに何かをやらかしてしまいそうな奴だが、デュエルに関してはそのドジが発揮されないことが多いからな、心配は無用だぜ」

「そうだと良いんだけどね」


そしてデュエルリング。急いで来た龍矢だったが、相手はいなかった。

「あれ?俺の相手は東って奴だったはずだったんだけど…来てねえな」

「すいませーん!」

向こうから走ってやって来た黒髪の少年。どうやら彼が対戦相手だったようだ。

「お待たせしました!東浩二です!遅れて申し訳ありません!」

「おー、遅かったな」

「へへっ、ちょっと遅れちゃいました」

「両者、用意出来ましたね?それでは、デッキを交換してシャッフルしてください!」

審判に言われて、東とデッキを交換しシャッフルする龍矢。

「遅れて来ちゃったから、この試合5分で終わらせちゃおうかな〜」

「何!?お前5分で俺を倒そうだなんて…相当自信家って見えたぜ」

「自信家っていうより、自信そのものだよ」

「その5分を打ち破ってやるぜ!俺のデッキでな!」

「はい、それまで!シャッフルは止めて、お互いのデッキを戻してください」

そう言われてお互いにデッキを持ち主に戻す東と龍矢。

「ルールはマスタールール3、ライフポイントは8000、良いですね?」

「「はいっ!」」

そしてお互いにジャンケンをする。東がチョキ、龍矢がグーだ。

「ジャンケンで勝った龍矢選手、先攻後攻どちらを取りますか?」

「俺は後攻で良いぜ」

「東選手先攻、榊原龍矢選手後攻でよろしいですね?では、両者デュエルリングについてください!」

お互いにデュエルリングに昇り、デュエルの用意をする龍矢と東。

「準備は出来ましたね、それでは!」


「「ルールはマスタールール3!ライフポイントは8000!」」

「「デュエル!」」

Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.104 )
日時: 2016/07/14 12:10
名前: ロード (ID: rHtcSzQu)

1・東のターン

「僕のターン、モンスターを裏守備表示でセットして、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(東手札5→3)




ライフポイント8000
手札枚数3枚
モンスター1体(裏守備表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚


「まあ最初の手としてはこんなものだろうな」

「でも菊姫、少し単純すぎやしないかい?」

「まあ遊太、最初の手としてはこんなもんだろ」

「そうよね、やっぱりこんなものでしょうね」

「龍奈ちゃんもそう言うのか…」


2・龍矢のターン

「俺のターン!ドロー!」(龍矢手札5→6)

(おっ、いきなりついてるぜ!ここから一気に攻め込むぜ!)

「俺は手札から、『D・モバホン』を攻撃表示で召喚!」(龍矢手札6→5)

いつものガラパゴスケータイのような黄色い携帯電話が変形し、人型になる。

「『D・モバホン』の、攻撃表示の効果発動!サイコロを一回振って、出た目だけデッキからカードをめくって、その中に『ディフォーマー』カードがあった場合、召喚条件を無視して特殊召喚出来る!行くぞ!ダイヤル〜オーン!」

ピポパとダイヤルが点滅し、ダイヤルが止まる。ダイヤルが指した目は…4!

「よし!4だな!4枚めくって…よし!その中にあった『D・ビデオン』を攻撃表示で特殊召喚!」

ビデオカメラが変形して人型になる。

「更に、装備魔法『デーモンの斧』を装備!そして『D・ラジオン』の効果発動!このモンスターに装備魔法が装備された時、攻撃表示なら攻撃力が、守備表示なら守備力が800アップする!」(D・ビデオン攻撃力1000→2800)(龍矢手札5→4)


-------------------
『D・モバホン』
レベル1
地属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・100 守備力・100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを確認して
元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
-------------------

-------------------
『D・ビデオン』
レベル4
光属性
機械族 効果モンスター
攻撃力・1000 守備力・1000
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードの攻撃力はこのカードに装備された
装備カードの数×800ポイントアップする。
●守備表示:このカードの守備力はこのカードに装備された
装備カードの数×800ポイントアップする。
-------------------

-------------------
『デーモンの斧』
装備魔法
(1):装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた時、
自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
このカードをデッキの一番上に戻す。
-------------------


「行くぞ!バトルだ!『D・ビデオン』で、裏守備モンスターを攻撃!デーモン・クラッシュ!」

ビデオンは斧を振り回し、裏守備モンスターを攻撃する!

伏せ守備モンスターは、単三電池みたいなモンスターだった。

「『電池メンー単三型』が…墓地へ行った!」(東墓地0→1)

「続いて『D・モバホン』でダイレクトアタック!ダイヤル・ビーム!」

モバホンのダイヤルからビームが発射され、ダイレクトアタックを仕掛ける!

「くっ…」(東ライフ8000→7900)

「よしっ!先制パンチだぜ!カードを2枚伏せて、ターンエンド!」(龍矢手札4→2)


龍矢

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体『D・モバホン』(攻撃表示) 『D・ビデオン』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード3枚
発動しているカード1枚『デーモンの斧』(装備魔法)
墓地の枚数0枚
除外されているカード0枚


これに菊姫はというと。

「龍矢は相変わらずの力押し戦術、変わってねーな」

「相変わらずねえ、何にも変わってないんだから」

龍矢の戦術が相変わらずなことに苦言を呈する菊姫と龍奈。

「うん、あの東って子は、これから何かド派手なことをしようとしている気がするよ」

「遊太、そう思うか…ここから何か凄い事が起きるとアタシは思う」

「菊姫もそう思う?」

「ああ」



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