二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」
- 日時: 2017/06/18 00:18
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
初めまして、アニメもカードもどっちも好きな遊戯王ファンのロードと申します。
カードもやりますが、まだそれ程詳しくないので至らない部分もあります。その辺りはご了承ください。
注意事項
1 荒らしは厳禁
2 誹謗中傷は禁止
3 アドバイスは奨励しますが、批判や文句は禁止。
4 OCGに無いオリジナルカードや、都合の良いオリジナルカード、アニメオリジナルカード等が登場します。しかも主人公がそのオリカ使いです。抵抗感のある人はスルーしてください。
5 ルールはOCG準拠ですが、時折間違えることがあるのでその時はしっかり忠告してください。
6 文章のレベルが低く、時々おかしい所があるので時折訂正することがあります。
7 遊戯王についてある程度詳しくないとわからない所があるのである程度知っておいた方が良いです。
8 更新の速度が早かったり遅かったりと、更新の速度にムラがあります。
9 ルールはマスタールール3を施行しております。
登場人物
主人公 六道遊太 >>7
一条寺菊姫・岩ノ井翔太・鏡山大地・広野真薄 >>14
榊原龍矢 榊原龍奈 >>24
影沼和希 >>56
ロベルト・フランシス >>80
ストーリー
第一話「奇跡の騎士」 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5
第二話「ネオスに込めた思い、マウスのHEROデッキ」 >>10 >>11 >>12 >>13
第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22
第四話「黒き炎!真紅眼の黒竜使いのアキラ」 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29
第五話「デュエルと強さ」 >>30 >>31 >>33 >>34
第六話「戦いの幕開け」 >>36 >>37
第七話「EとD、二つのHERO」 >>38 >>39 >>40 >>41 >>42
第八話「七色に輝くレインボー・ドラゴン」 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
第九話「謎のデュエリスト、Dの挑戦!」 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54
第十話「似たもの同士?ディフォーマーVSビークロイド!」 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61
第十一話「頑張れ、岩ノ井!勇気の究極恐獣」 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68
第十二話「大会前夜」 >>69
第十三話「いざ、選考会」 >>70 >>71 >>72
第十四話「揺れるペンデュラムと、炎のイクスロードナイト!」 >>73 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78
第十五話「ジュニアユース開幕!」 >>81
第十六話「侵略のエーリアンデッキ」 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87
第十七話「浸食!グレイドルの罠」 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
第十八話「己の運をギャンブルに乗せて」 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101
第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108
第二十話「LITTLE HERO」 >>109 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
第二十一話「舐められたシード」 >>116 >>117 >>118 >>119 >>120 >>121
第二十二話「宝玉の煌めき」 >>123 >>126 >>129 >>130 >>131 >>132
第二十三話「出陣! 黄昏の忍者隊」 >>133 >>134 >>135 >>136
第二十四話「アキラの実力」 >>137 >>138 >>139 >>140
第二十五話「休憩時間」 >>141
第二十六話「ピンチ! 呪いの酸巨人」 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147
第二十七話「合体融合! VWXYZ」 >>148 >>151 >>152 >>153 >>154
第二十八話「飛翔せよネオス! コンタクト融合!」 >>157 >>158 >>163 >>164
第二十九話「通過点」 >>169 >>172
第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」 >>174 >>175 >>176 >>177 >>178
第三十一話「ネオスVSパワー・ツール! 友達だから」 >>181 >>182 >>183 >>184 >>185
第三十二話「菊姫の実力」 >>186 >>189 >>190 >>191 >>192
第三十三話「虹竜と竜姫神」 >>195 >>196 >>197
第三十四話「僕が憧れたHERO」 >>203 >>204 >>205 >>206 >>207
第三十五話「菊姫とアキラ」 >>210 >>211 >>212 >>213
第三十六話「菊姫さんと僕」 >>216 >>217 >>218 >>219
第三十七話「決勝戦! 遊太VSアキラ」 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 >>227
第三十八話「精霊達の秘密」 >>230
第三十九話「全国大会スタート!」 >>231
第四十話「野性解放! 熊五郎のビーストデッキ」 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236
第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」 >>238
オリジナルカード、もしくはアニメオリジナルカードの紹介
第一話で登場したもの >>6
第三話で登場したもの >>23
第五話で登場したもの >>35
第九話で登場したもの >>55
第十四話で登場したもの >>79
第十八話で登場したもの >>102
第二十二話で登場したもの >>122
作中に出たOCGカードとオリジナル。(二十五話までは小説の中に書いてあります)
二十六話に登場したもの OCG >>149 オリジナル >>150
二十七話に登場したもの 龍矢が使用したカード >>155 江崎が使用したカードとオリジナル >>156
二十八話に登場したもの 真薄のカードとオリジナル >>167 石崎のカード >>168
二十九話に登場したもの OCG >>173
三十話に登場したもの 遊太のカードとオリジナル >>179 星野のカード >>180
三十一話に登場したもの 龍矢のカード >>187 真薄のカード >>188
三十二話に登場したもの 菊姫のカード >>193 天羽のカード >>194
三十三話に登場したもの アキラのカード >>198 龍奈のカード >>199
三十四話に登場したもの 遊太のカード >>208 真薄のカード >>209
三十五話に登場したもの アキラのカード >>214 菊姫のカード >>215
三十六話に登場したもの 菊姫のカード >>220 真薄のカード >>221
三十七話に登場したもの 遊太のカード >>228 アキラのカード >>229
お知らせ
>>200 >>237
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- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.200 )
- 日時: 2017/02/18 15:43
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
お知らせ。
大変なことになりました。なんと、ルールが変わってしまいました。
ただのルール変更ならまだしも、主人公の遊太君やライバルであるはずのアキラ君のデッキが死ぬ事態に陥りました。
それどころか、マスタールール4になったら菊姫や龍矢、岩ノ井といったメインのキャラクターや、ロベルトさんやこれから出す予定だったキャラクターも死にかねない事態に……。
一先ず、この作品は終了までマスタールール3で行きたいと思っております。ずっと考えていた内容を、ルール変更だけであっさり無には帰されたくないのです。
ひょっとしたら、これが終わってから新しく出す作品も、ずっとマスタールール3かもしれません。
ひとまずは、この作品はマスタールール3で行く事を、宣言します。
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.201 )
- 日時: 2017/02/18 17:20
- 名前: マッド ◆F8w1HB9s8I (ID: MsKbtUWA)
>>200
お久です、マッドです。
大分人数が絞り込んできましたね。
次はいよいよベスト4ですね。ワクワクが止まりません!
新ルール見た時の自分→ ゜゜( Д )!?
「遊戯王 -龍殺-」もとりあえずはマスタールール3でやろうと思っています。
マスタールール4はいつかはやろうかなとは思っていますが・・・どんなカードが出るんだ?
ではロードさん、またねー。ノシ
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.202 )
- 日時: 2017/02/18 17:29
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
>>201
やっとこさここまで辿り着けました。ここまで来たら、重要人物の対戦を残すのみなので、頑張ります!
新ルール……批判も多いですが、とりあえず自分は様子見ですね。そちらもマスタールール3でやってくれることは、大いに嬉しいことです。
取りあえず、出るカード次第ですね。
ありがとうございました。
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.203 )
- 日時: 2017/02/19 22:34
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
第三十四話「僕が憧れたHERO」
遂に、ベスト4までやって来た遊太達。それを、遠巻きから眺める人物がいた。
「とうとう……ベスト4まで来たのか、遊太君……そして、アキラ君……」
それは、ミナコ社が誇るカードデザイナー、ロベルト・フランシスであった。そして、隣にいたのは。
「やっぱり君の見込んだ通りだね、ロベルト。遊太君は、君が思った通りのデュエリストだったようだ」
隣にいたのは、遊太がよく行くゲームショップの店長、影沼和希であった。
「にしても、初心者だったはずの遊太君にあのカード群をを渡すとは、勇気があるね君も」
「……こんなことを言ったら、変に思うかもしれないけど、カードが教えてくれたんだよ」
「カードが? ……ああ、デュエリストによくある、直感って奴?」
「いや、そうじゃない。本当にカードが、『ロードナイト』に相応しいデュエリストを教えてくれたんだよ」
「……どういうことだい? 詳しく教えてくれないか?」
「……信じてはくれないだろうが、あのカードを作った時、声が聞こえたんだ。そして姿が見えた。それは、カードの『ロードナイト』達だった」
「ああ、つまりは……君は精霊の話を言っているのかい?」
「ああ、そういうことさ。ごくたまに、デュエリストはモンスターの姿を見ることができるという話を聞いたことがあるだろう? そういうことさ」
「信じられないことだけど……君はウソをつくような人間じゃない。今言ったことも、ひょっとしたら本当なのかもしれないね」
「ああ、僕も最初は目を疑ったけどね……噂程度のことが、まさか自分の目の前で起こるなんてね」
「それで、今その精霊は遊太君の手にあると」
「いや、私にはまだ精霊がいるんだ」
「何? それは本当かい?」
そう言って、懐からデッキを取り出すロベルト。そして、デッキの中から1枚カードを取り出す。
「これは……『アストログラフ・マジシャン』? 君の『魔術師オッドアイズ』では、かなりの重要カードだけど」
「ああ、全てはこの1枚から始まったんだ」
「何……?」
「この『アストログラフ・マジシャン』は、突然私の前に現れた。それを私は、カードとして世間に出した。だが、私のオリジナルは私に語りかけてくれている」
「そうなのか?」
「ああ。こうやって、今でもな……」
(ああ、『ロードナイト』達を導いたのは、私なのだからな)
「本当に、そうなのか……信じられないが、君が言うなら本当なのだろうな」
「それに……僕にはあのアキラ君からも精霊を感じる。いや、遊太君とアキラ君だけじゃない、遊太君の友達である菊姫ちゃん、真薄君、榊原兄妹から精霊を感じるんだよ……」
「なんだって? それは本当かい?」
「ああ、本当さ」
「それで、なんであの遊太君に『ロードナイト』を渡したのかい?」
「特別な理由さ。彼にしか出来ないことを、やってほしいからさ」
「遊太君にしか、出来ないこと?」
「それはおいおいわかるさ」
一方こちらは、遊太達いつもの七人組である。菊姫、真薄、龍矢龍奈、岩ノ井、鏡山の七人だ。
「いよいよ、この時が来ちまったなあ」
「うん。友達同士と戦うなんて、思ってもみなかったよ」
「一切手加減しませんからね、遊太君!」
「うん。こっちも手加減なんか一切しないからね!」
お互いに、手加減をしないことを誓いあう遊太と真薄。二人のその瞳には、どこか闘争心のようなものが滾っていた。
「僕とあなたは、お互いにデュエルを始めて、2週間の立場でしたよね」
「うん、そうだけど……」
「けどあなたは、もう一流のデュエリストと認められていますよね」
「そうと言われれば、そうなのかなあ」
「そんなデュエリスト相手にデュエルを挑むのは、凄く楽しくて、凄く嬉しいことだと思います!」
「そ、そうなんだ……けど、僕に言わせれば、君も一流のデュエリストである才羽さんや、あの石崎洋太を倒していたりもするし、それに、龍矢君だって倒してるし……もう初心者っていうものじゃないと思う。君も、立派なデュエリストだよ!」
そして、遊太の精霊達である『ロードナイト』が合いの手を入れる。
「そうだ。あの真薄という少年は、まさしくいっぱしのデュエリスト! 手加減をするのは、失礼というもの!」
「勝負は全力で戦ってこそ、意義があるもの! 手加減なんかするのは、相手に失礼だぜ!」
(うん、そうだよね……真薄君は、もう初心者なんかじゃないんだ。全力でやらなきゃ、きっとやられる……!)
「それに、僕は遊太君とデュエルできて、凄く嬉しいんです。なんて言ったって、遊太君は僕の……」
「僕の……何だって?」
「うーん……なんでもないですよ!」
盛り上がる一堂。それを、遠くから眺めていた奴がいた、それは。
「何してんだか……これから戦う相手だって言うのに、あんな風に和気藹々としていて良いのかね」
アキラであった。これからデュエルをすると言うのに、敵対しなければいけないのに、何故か和気藹々としている二人に、辟易しているようだった。
「まあいいや、どっちが勝っても、俺はぶっ潰すだけだからな。出来れば、あの遊太の方が良いけど……なんて言ったって、あのロベルトさんに認められたデュエリストだからな」
そう言って、七人の所から離れて行ったアキラ。
そして、アナウンスが鳴る。
「デュエルの準備が出来ました。準決勝第1デュエルを始めますので、六道遊太選手と広野真薄選手はデュエルリングに来てください」
「おっ、デュエルを始めるみたいだ! じゃあ真薄君、行こうか!」
「はい!」
そう言って、二人はデュエルリングへと向かう。
そして、デュエルリングについた二人は、お互いにデッキを交換し、シャッフルする。
「さっきも言いましたけど、デュエルは手加減無しですからね」
「もちろんさ」
そして、じゃんけんをした二人。そして、遊太が先攻を取り、真薄が後攻を取った。
「それでは両者、デュエルリングに上がってください!」
そして、デュエルリングに上がり、見つめる両者。
「それでは、デュエルを始めてください!」
「行きますよ! 遊太君!」
「もちろん! 真薄君!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.204 )
- 日時: 2017/02/22 13:24
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
「始まるな、やっと二人のデュエルが」
「はいっ、アネゴの言った通り、楽しみなデュエルになりそうッスね」
「ああ! 俺も、二人がどんなデュエルをするのか楽しみだぜ!」
「そうね、龍矢」
「あっそうだ、さっき龍奈、誰かと話していたような気がするけど……なんかあったの?」
「いや、別に……」
(カードが話しかけてきたなんて、言えるわけ無いよね……)
1・遊太のターン
「行くよ、僕のターン! 僕は、手札から『ロードナイト・クリスティ』を召喚!」(遊太手札5→4)
手札から、攻撃力1200のクリスタルの鎧に包まれたモンスターが現れる。すると、持っている槍を光らせる。
「クリスティのモンスター効果発動! 召喚・特殊召喚に成功した時、手札から『ロードナイト』モンスターを1体特殊召喚できる! 僕は『ロードナイト・スター』を守備表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)
今度は、星型の鎧を身に着けた守備力1500のモンスターが現れる。そして、スターも星型の盾を光らせる。
「スターの効果発動! 特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体特殊召喚出来る! 『ロードナイト・テラ』を守備表示で特殊召喚! そして、テラの効果発動! 特殊召喚に成功した時、デッキから『英雄騎士』と名の付いた魔法カードを1枚、手札に加えられる! 手札に『英雄騎士への覚醒』を手札に加える!」(遊太手札3→4)
(覚醒のカード……という事は、いきなり『イクスロードナイト』を呼ぶ気ですか!)
「その通り、僕は手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! 自分のフィールドから『ロードナイト』を1体墓地へ送ることで、墓地へ送ったモンスターの属性と同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を、エクストラデッキから特殊召喚する! 僕は、光属性のスターを墓地へ送って、光属性の『イクスロードナイト・マグナ』を、守備表示で特殊召喚!」(遊太手札4→3)(遊太墓地0→2)
黄金の鎧を身に着けた、『イクスロードナイト』が現れる。守備力は3000と、強力である。
「いきなり出てきましたね! そのモンスターは、戦闘では破壊されず、他の『ロードナイト』が攻撃対象にされた時、自分に移し替えることが出来る。そして効果破壊される時、守備力を1000下げることで、そのターン破壊されないという強力モンスター!」
「守りの要って奴さ、僕は、カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(遊太手札3→2)
遊太
ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター3体『イクスロードナイト・マグナ』(守備表示) 『イクスロードナイト・テラ』(守備表示) 『ロードナイト・クリスティ』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数2枚
除外されているカード0枚
2・真薄のターン
「僕のターン、ドロー!」(真薄手札5→6)
(遊太君の守りの要、マグナは戦闘では破壊されず、効果破壊もされないまさに守りの要……このモンスターに対するのは、このモンスターだ!)
「僕は、手札から『N・グラン・モール』を召喚!」(真薄手札6→5)
ドリルをつけたモグラが現れる。攻撃力は900と、貧弱だが……?
(グラン・モール……確かあのモンスターは、攻撃すると同時に攻撃するモンスターを手札に戻すことが出来るカード……だけど、今の真薄君は、それだけじゃ無いはず……)
「更に僕は、手札から魔法カード『フェイク・ヒーロー』を発動! 手札から『E・HERO』を1体特殊召喚する! ただし、特殊召喚されたモンスターは攻撃できず、このターンのエンドフェイズに手札に戻る! 僕は、手札から『E・HERO ネオス』を特殊召喚!」(真薄手札5→3)(真薄墓地0→1)
(ネオスと『N』が場に並んだということは……)
「僕は、ネオスとグラン・モールを、コンタクト融合!」
ネオスとグラン・モールが、宇宙へ飛び立つ。そして、銀河の中に入っていくと、新たなHEROが現れる!
「『E・HERO グラン・ネオス』を攻撃表示で特殊召喚!」
現れたのは、右手にドリルを身に着けたネオスの進化形! 攻撃力は2500と、一見並レベルだが。
「グラン・ネオスは、1ターンに1度、相手モンスターを1体手札に戻すことが出来る! ネビュラス・ホール! マグナを手札に戻せ!」
グラン・ネオスが、地面にドリルを突き刺すと、そこから開いた穴がマグナを吸い込む。そして、エクストラデッキに戻ってしまった。
「くっ、やるね……」
「まだ僕には、攻撃が残ってる! グラン・ネオスで、攻撃表示のクリスティを攻撃! パワー・ドリルアタック!」
グラン・ネオスのドリル攻撃が、クリスティに襲い掛かる! しかし。
「リバースカード、オープン! 罠カード『ガード・ブロック』! モンスター1体の戦闘の戦闘で起こるダメージを0にして、カードを1枚ドローする!」
クリスティは破壊されたが、ダメージは0となった。その上、1枚ドローのおまけつきだ。(遊太墓地2→4)(遊太手札2→3)
「やりますね……ですが、僕だってやりますよ! 僕は手札から、装備魔法『インスタント・ネオスペース』を発動! この装備魔法が装備されている『ネオス』融合モンスターは、『ネオスペース』がなくてもエクストラデッキには戻らない! そして僕はカードを1枚伏せて、ターンエンド!」(真薄手札3→1)
真薄
ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体『E・HERO グラン・ネオス』
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚『インスタント・ネオスペース』
墓地の枚数1枚
除外されているカード0枚
これを見て、客席の菊姫達は思う。
「1ターン目から、お互いに強力なモンスターを出し合った。けれど、真薄の奴上手く処理したな」
「ええ、中々上手いプレイングでしたねッスね」
岩ノ井と菊姫は、感じたままのことを。
「けど、遊太の奴も負けちゃいないぜ。ここからどうやって逆転するんだろうな!」
「ええ、デュエルに関しては、二人ともかなり良い腕前なんですもの」
龍矢と龍奈は、デュエルの行方を見守っていた。
そして、龍奈の耳元では精霊の声が聞こえている。
「やっぱり、あなたはデュエルが好きなのね……龍奈」
「ああ、それはもう、好きなんだよ」
(もう、この二人、いつまでいるつもりなのかしら)
これからのデュエルの行方を、しっかりと見守ることにした客席の一堂であった。
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