白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第六話「安息の家」



――――AKUMAが襲撃してから数日後


「フッフッフ、工場長とお呼び!!」


またもや長ネギを振り回して買い物から帰った神楽が銀時と新八に言った

やっと万事屋の修理を終わらせ、ソファでお茶を飲んでいた二人は「は?」と言う顔をする

因みに今回の修理は神楽がいなかった為、何とかまともにする事が出来た


「なんだァ~神楽、銀さん最近変なロボットと戦ったり万事屋修理したりで疲れてんですけど

お前はあん時居なかったから気楽なもんだけどな」

「何ネその言い方、私あの時銀ちゃんと新八がテロの火と虹になったと思って心配したネ」

「人質な!火と虹の方がもう死んだような感覚だから!!

全くあんときゃえらい目にあったぜ、テロよりも厄介な新聞勧誘が来やがってよ」

「そうそう新聞勧誘が・・・って違うだろ!アンタいつまでそのネタ引っ張るつもりだ!!

それにしても、あの時の白髪の人は何だったんでしょうね」

「お前ら私を無視するなヨ!」

「ああ、それでどうしたの?神楽ちゃん。トイレットペーパーはちゃんと買えたの?」

「ケツふく紙は忘れたアルが、素敵な紙は手に入れたアル!!」

「まさか、また宇宙旅行!?」

「今回は普通の海外旅行ヨ!一等だったけどネ」

「なんだか商店街の福引の賞品のランクも下がってきてますねー、最初は宇宙旅行だったのに」

「何々、行き先は――――バチカン市国だぁ?」

「新八!バ カチン市国ってどこアルか?」

「いや、バチカンだから。そんな頭の悪そうな名前の国ないから

バチカン市国っていうのはね、ヨーロッパ地方にある世界最小の国ことだよ

でも珍しいですね、そんな所が賞品なんて」

「ま、別にいいんじゃねーの」

「今回は四名様までだから姉上も一緒に行けますよ!」

「ペットOKだから定春も一緒ヨ!」

「でも、神楽ちゃんって本当くじ運良いね」

「工場長と呼ぶアル!!」

「はいはい工場長」


しかし、この旅行でまたもや万事屋メンバーは厄介ごとに巻き込まれる