白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第二十一話「行動開始」
「とにかく、早くイノセンスを見つけてここから脱出しないと・・・」
騒ぐ面々を黙らせて(慈悲深い笑みでした by一同)アレンが全員に諭す
どうすればいいか考えている時に
「いっそ俺たちでゲームクリアしちまえばいいんじゃねぇの?」
そうぶっきらぼうに言ったのは無責任男、坂田銀時だ
「お前な、んなアホらしい方法で解決するわけが・・・」
「まあまあ土方さん、俺ァ万事屋の旦那に賛成ですぜ。このまま何もしないでいるより
思いつく方法を片っ端からやっていった方が、案外打開策が見つかるかも知れませんぜ」
という沖田の意外に筋の通った発言に土方も納得しつつある
「というわけで」
沖田は土方の肩にポンッと手を置き
「土方さん、頼みますぜ」
「・・・・・え?」
不意な事に驚く土方
「土方さん!がんばってくださーい!!」
「うまくやれよトシー!!」
「爆死しろ副長ォォォ!!」
という声援が外野から聞こえ始める(一つ違ったけど)
「おいコルァ!!何で俺がやる事になってんだよ!?
っていうか爆死しろっつたやつどこのどいつだァァァ!!!」
「いや、もうお前しかいないだろ。マヨネーズ好きだし」
「そうですよね、副長なんだし。マヨネーズ好きだし」
「お前ならやれるアルヨ、信じてるネ。マヨネーズ好きだし」
無責任な事を言っているのは万事屋トリオだ
「お前らが俺の何を知ってんだよ!!マヨネーズが好きなことしか知らねぇじゃねぇかっ!!!
っていうかマヨネーズが好きな事って別にゲームクリアする事と関係ねぇしよ!!」
反論する土方に助け舟が入る
「けどイノセンスが絡んでる以上、俺達が動かないわけにもいかないさ」
「そうですよ、銀時さんも仮とは言え今はエクソシストなんですから」
と、二人の一言で他の面々も参加する事になった。沖田はチッと舌打ちする
「じゃ、そう言う事なら俺らは先に行かせて貰うぜ。おいヅラ、ちょっと案内しろ」
「言っておくが、スーパーヅラオブラザーズは簡単にクリアできる代物ではないぞ」
そう言って先に進む万事屋とエクソシスト達
真選組も進もうとするが、ふと土方が立ち止まる
「そういや二十話にも居なかったが山崎はどうした。あいつも俺たちと此処に来た筈だろ」
「山崎ならあそこで」
沖田はある一点を指差す
「ク○ボーとカバディやってまさァ」
「山崎ィィィ!!」
土方はシャウトして走り出す
「ここでもかァァァ!!!」

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