白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第二十二話「毒、麻痺」



所変わって先を進む万事屋&エクソシスト御一行


「って言うかこれ確か横スクロール式のアクションRPGでしたよね

何でFFとかDQみたいな感じなのがあるんですか」


新八の言う通り、明らかにマ○オシリーズとは違う世界の物が所々混じっている


「多分イノセンスの影響でこの空間の世界観自体が捻じ曲がってるんさ」

「イノセンスの影響って、い○ストの製作者の思念でも組み込まれてるんじゃないんですか」

「僕達もこんなケースは初めてですから・・・」

「そりゃ初めてだろうよ」


そんな会話をしていると、前から何か変なのがヒョコヒョコやってきた


「桂さんあれは?」

「あれは新鮮グミの雑魚キャラその1のザキボーだ

真っ直ぐにしか歩いておらず崖などから自分で落ちる事もある

ザキボーに脅威はないから安心しろ。踏みつけて倒してくれ」

「神楽、潰してこい」

「はいヨ!」


神楽が言われた通り踏みつけると



ぎゃああああああああああああああああああ



と悲鳴があがりザキボーが潰れてなくなった


「怖ェェェェェ!!!!」

「声がリアルで怖ぇさ!!!」

「ステージ1の敵はほとんどザキボーだ。このステージはクリアしやすいだろう」

「ま、確かにこれならココは楽に進めそう―――ゴフゥッッ!!」


突然銀時が血を吐き片膝をつく


「銀時さん!」

「銀ちゃん!」

「銀さんどうしたさ!?」

「ちょ、何コレ。ヤバイ、ヤバイかも俺!」

「桂さん、銀さんは一体――」

「心配するな、こんな時はセレクトボタンを押せ。ステータスが見れる」

「どこ!?セレクトボタンどこ!?」

「お、もしかしてコレか?」

「ってラビ君それどこにあったの!?どこで見つけたの!?」


ラビが見つけたボタンをポチっと押すと、目の前にスクリーンのようなものが現れる

ボタンが何処にあったかはご想像にお任せします(by作者


「セレクトボタンを押せば俺達の状態を確認する事が出来る

これで銀時の状態を見れば対処法も分かるだろう」

「ってか何でこんな機能あるんですか」

「気にするな、これがジョウイの力だ」

「とにかく銀さんのステータスを見てみるさ」


ラビが適当にスクリーンを弄ると、銀時のステータスが現れる


なまえ:ぎんとき

れべる:1

じょうたい:どく

もちもの:なし


一同シーンとなる


「オイィィィイイイ!!何でマ○オに毒なんかあるんですか!

ってかレベルって何!?持ち物って何!?」

「マ○オじゃない、スーパーヅラオブラザーズだ」

「どうでもいいんだよ!どっちも似たようなモンだろーが!!

ってか俺戦ってないよね?何で戦ってないのに毒持ってんだよ!!」

「ハッ、銀ちゃん!まさか毒キノコ食べたアルか!?」

「お前一体何見てたんですか?来る途中にキノコなんてありましたか!?」

「しかし厄介な事になったな、これでは銀時は歩くたびにダメージを受けるぞ」

「って事はアレか?俺は歩くたびに血を吐くって事か??」

「これじゃ銀時さんは先に進めませんね―――って、うわああああああ!」


突然アレンが叫び、銀時同様地面に突っ伏す


「アレン!?」

「か・・体が・・・・痺れ・・・」

「まさかアレン・・・」


ラビは急いでアレンのステータスを開く


なまえ:あれん

れべる:1

じょうたい:まひ

もちもの:なし


「アレェェェエエン!!何で麻痺なんかしてるんさー!!」

「ぼ・・・僕にも・・何が・・・なんだか・・・・」

「まさかこれもイノセンスとかの影響なんじゃ・・・」

「だとしたら、多分俺達をクリアさせねェ為に妨害しようって魂胆さ」

「上等アル!見つけ出して粉々に砕いてやるネ!!」

「だから壊しちゃ駄目だって言ってるでしょーがァァ!!」



「・・・オーイ、俺達はどうなるんだー?」

「し・・・痺れる・・・・」


忘れられている二人であった