白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第二十七話「復活」
「で、どうするんですか?」
「様子見てんのも限界があるしな。スキを突いて一気にたたみ掛けるしか―――」
ドカァアアアアアアアアアアアアアアン
突然リ○リーに向かって大量の王冠の様な物が放たれた後、爆音が響く
爆煙の中で、二人はそれぞれ見慣れた白髪と銀髪を捉える
「おーい新八、生きてっかー?」
「ラビ、大丈夫ですか!?」
「アレン!!」
「銀さん!!」
*
(オイ作者、あいつ等確か毒と麻痺喰らって動けなかった筈だろうが by神田)
(まさかそんな事まで忘れたんじゃないでしょうね? byリナ嬢)
(って言うか何で俺たちはこんな所で喋ってるんですかィ by沖田)
(テメェ等が人気あるからだよサド王子 by作者)
(オイ、最初の疑問はどうなった by神田)
(だからそれを今から読者の皆様に説明すんだろうが。回想っぽいので by作者)
(だったらこんな所で油売ってないでさっさとしなさい byリナ嬢←イノセンス発動済)
(スイマセン、ちょっと調子乗ってましたリナリー様。では本編どうぞ)
時をちょっと戻した主人公sサイド
相変わらず状態異常でへばっている二人に、フッと人影が落ちる
「ざまぁねぇな銀髪。毒で動けねぇなんざ」
「多串君・・・・」
「誰が多串だ」
人影の正体は、未だにモノクロな土方だった
「第一そう言うお前こそモノクロじゃねーか。イメチェンか?」
「銀時さん、今は喧嘩してる場合じゃありませんよ!
えーっと・・・・多串さん?」
「多串じゃねぇ。土方だ」
「じゃあ土方さん、すいませんけど何か解毒の効果があるものってありませんか?」
「いや、生憎だがそう言う類のモンは持ってねぇ」
「そうですか・・・・銀時さんどうします?先に行った皆も心配ですし」
「や、アレン君」
「はい?」
「あそこに見える泉っぽいのって、何か回復出来そうな雰囲気じゃね?」
銀時が指差す先には明らかにそれっぽい泉のような物がある
一瞬間がさす
「オイィィィィ!!それ先に言えェェェェ!!!」
「そうですよ!どうしてそんな大事な事言ってくれなかったんですか!?」
「や、なんつーか。俺も最初は言おうと思ってたんだけどさ、いやでも違ってたらどうしようかなー
とか思ってさ、色々迷ったんだよ。俺なりに」
「チッ、とにかく俺は行くぞ」
っと泉に向かって歩き出す土方
その足をゾンビの様にガシッと掴むアレンと銀時
「・・・オイ、何だこの手は」
「や、ちょっとバイオ○ザードごっこを・・・・」
「すいません、僕達もそこに連れてって貰えませんか?」
銀時に対し素直に助けを求めるアレン。こちらが本音である
「ほら銀時さんも、意地張ってないでお願いしてください」
「タスケテクダサイヒジカタサン(棒読み)」
「何かムカツクなお前・・・・・まあいい
不本意だが、お前のお陰であそこが見つかった以上、借りは返さなきゃな」
そのまま二人を足に掴まらせたままズルズルと引きずっていく土方
その姿はゾンビに襲われている様でちょっとホラーだった
そんな訳で、三人は復活する事が出来たのである

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