白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第二十五話「ゲーム説明」
銀時とアレンを置き去りにして先へ進む一行
「桂さん。とりあえず、ゲームの基礎的な事を教えてくれませんか?」
「そうだな、例えば行く先々に箱があるだろう。それを壊せば中からアイテムが出てくるぞ」
「んじゃ、早速――――大槌小槌、満満満!」
ラビの持つイノセンス、大槌小槌が巨大化していく
そして箱を壊すと、中からニュニュニュニュニュという不可思議な音と共に何か出てきた
「桂さん、何ですかこれは?」
「それはスーパーんまい棒だ。取ると一回だけ敵の攻撃を防ぐ事ができるぞ」
「スーパーんまい棒って、それも何かパクッてるような・・・・まあいいか」
そうしながら敵を倒したりして、見事ステージ1をクリアする
「あっ、ステージ1クリアしたみたいですよ」
「もう終わりかヨ」
「結構簡単だったさ~」
「チッ・・・・次はステージ2だ難易度が少しレベルアップするぞ」
「あれ、何か今舌打ちしませんでした?」
「気をつけろ、このステージからは彼奴が出てくるぞ」
「え?彼奴って――――うわっ!」
突然前方からバズーカの弾が次々と飛んでくる
「あれは新鮮グミ雑魚キャラその3オキターだ。バスーカを連射してくる嫌な奴だ気をつけろ」
「気をつけろって、コレちょっと撃ち過ぎさ!!」
「マズイですよ、このままじゃ先に進めな「うおおおおおおおおおおお!!!!」
「い」と続く筈だった新八のセリフは神楽の怒声によって遮られる
「かっ、神楽ちゃん!?」
「何かアイツ見てるとムカツクネェェェェ!!!!!」
「っちょ、神楽落ち着くさーーー!!」
二人の制止の声も無視して神楽はオキターに突っ込んで行き、ボコボコにする
「桂さん何とかならないんですか!?僕達にあのバイオレンスチャイナを止めるのは無理です!!」
「案ずるな、オキターに対抗する術はある。あそこの箱を壊せ」
指定された箱をラビが壊すとんまい棒が出てきた。しかし今回のはメラメラ燃えている
「それはファイヤーんまい棒だ、それを取ると火の玉が撃てる様になる。さあ取るんだ新八君!!」
「って僕ですか!?」
仕方が無いのでファイアーんまい棒を取ると新八の服装が少し変わる
そして他のオキターに向かって火の玉を放ってみる
ボアッ!という音と共に新八の手からどでかい炎が前方に発射され、オキターを黒焦げにした
「強っっ!!ナニコレ!?強すぎないですか!?無駄に威力が高いんですけど!!??」
「気にするな、これがジョウイの力だ」
「そのセリフ、前にも言ってたさ」
「さあここからが本番だ。このステージからはボスが出現する」
「早!!もうボスですか!?まだ雑魚二体位しか倒してませんよ!?」
「雑魚は少ないが、このステージのボスは手強いぞ」
「え、それってどう言う―――――」
ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゥ
後方で不吉な鳴き声がし、新八とラビは恐る恐る振り返って石化する
メ○ロイドの最深部に生息する某怪物がそこにいた

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