白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

第二十六話「HKW」
説明しよう。リド○ーとは、『メ○ロイドシリーズ』に登場する敵キャラであり
ス○ースパイ○ーツの最高指揮官。シリーズにおけるボス敵の象徴的な存在
翼竜に手の生えたような風貌をしており
口から吐く高温の火炎、剣のように鋭い尻尾を使った攻撃が得意
自身の配下達よりも高い知能・狡猾さと、姿に見合った凶暴性を併せ持つ(竜吉裏声)
「って何で作者が説明するんさーー!!」
「つか裏声の意味ねぇ!!」
逃走しながらもツッこむ新八とラビ。さすがHKW
「HKWって何!?しかもカッコよくしようとしてる割にネーミングセンスねぇし!!」
(H)二つの世界における(K)数少ないツッコミの役割を担う(W)若き精鋭たち の略
「「俺(僕)はツッコミの役割になった覚えはねぇぇぇーーーー!!!!」」
あ、危ない
「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」」
尻尾が振り落とされ、二人は見事に吹っ飛ばされる
因みにどんだけ吹っ飛ばされてもステージから落ちない限り大丈夫だから(ス○ブラより)
「・・・・・・何かツッコミ所が多すぎますけど、とりあえず言いますね」
ガラリ。と瓦礫の中から起き上がり、生還を果たした新八が言う
「まずステージ2からいきなりラスボス級ってこれどう言う事なんですか?
初級からこんなハードじゃ最後の方に行くとプレイヤーもボスもとんでもない事になってますよ
あとこれ確かマ○オ系でしたよね(マ○オじゃない、ヅラオだ by桂)
一応作中でイノセンスの影響で他のゲームの世界観も混じってるって説明聞きましたけど
さっきまでそんな描写微塵もなかったくせに何でいきなりこんな風に出てくるんですか?
って言うかもう色んな物が混じって設定グダグダですよ」
・・・・・・・・・・気にするな、これがジョウイの力だ
「・・・・・もういいです」
遂に新八は現実逃避を始めた
「桂さん、とりあえずこれどうすればいいんですか」
「残念だがこの敵の攻略は俺にも分からない。奴らめ、まさかこんな隠し玉を持っていたとは」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
新八は考える
このリド○ーだかリナリーだか、あ。すいませんリナリーさん、だから蹴らないで下さい(by竜吉
とにかくこれを倒さなければ先へ進む事は出来ない
だが製作者である桂でも攻略法は分からない
神楽はオキターと格闘している。ってまだやってたのかよ!!
となると、頼みの綱はラビだけになるが――――――――
新八はいつの間にか復帰したらしいラビを見やる
「ラビさん、あれ何とかできますか?」
「んじゃ、とりあえずアイツの隙を作って欲しいさ。そん時にイノセンスを叩き込んでみっから」
「隙って・・・・具体的にどうすれば?」
「とにかく逃げ回ってアイツの注意を引き付けて欲しいさ」
「ってそれ囮じゃないですか!?・・・・・仕方ないからやりますけど」
ここまで来たらもうヤケだと溜め息をつき、新八はリド○ーに向かう
案の定。リド○ーは新八に意識が向き、今度は火炎で攻撃し始める。うおおおおおおっと逃げる新八
狙い通りラビは眼中から外れる事となる
「ほいじゃ。大槌小槌、満満満!」
またもや槌が巨大化し、ラビに対しては無防備なリド○ーに振り落とされ、直撃する
が、
「え・・・・」
あまり効いた様子はなく、攻撃してきたラビの方にも意識が向く
そして攻撃の対象に今度はラビも加わってしまった
「ちょ、ラビさぁぁぁん!!効いてないじゃないですかぁぁぁ!!!」
「と、とにかく一旦退却さ!伸!!」
左手は新八の襟首を引っ掴み、右手は槌の柄につかまり、攻撃の届かない範囲まで柄を延ばす
「危なかったさー・・・・・・」
「・・・・でも何で効いてなかったんでしょうか。直撃したはずですよ」
あ、言い忘れてたけど弱点は尻尾だから
「ってそれを早く言うさぁぁぁぁぁ!!!」
ラビの怒気の混じった叫びが響いた

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