白い聖職者と銀色の侍 作者/竜吉 ◆l6j3DHrYv.

前回までのあらすじ
新八たちが墜落したのは黒の教団と言う軍事組織の本部だった
そこでAKUMAやエクソシスト、イノセンスの事を聞かされる
しかも木刀がイノセンスで銀時は適合者の可能性があると言う驚くべき事実まで明かされる
そして次の日。コムイに呼ばれて銀時が連れてこられた所は・・・
第十六話「身体検査」
「おーい。室長さーん」
銀時は顔を思いっきり引きつらせている
「すいません。ちょっ江戸に帰らせてもらえますか?カステラ買ったらまた帰ってくるんで」
「大丈夫だよ。もし怪我しても僕が治してあげるから☆」
「何が大丈夫?お前の感覚大丈夫??」
「銀さんホントに大丈夫だと思いますよ。怪しい感じはしませんし」
「この世で怪しくないものなんざ糖分だけだ」
何故銀時がこんな様子かと言うと、目の前に巨大生命体がいるからである
そう、現在位置はへブラスカの間
ここで木刀との同調(シンクロ)率を測りにきているのだが・・・
「大丈夫ですよ銀さんなら。天然パーマだし」
「そうそう大丈夫だって。天然パーマだしさ」
「お前らが俺の何を知ってんだよ!!天然パーマって事しか知らねぇじゃねぇかァァ!!
つか天然パーマ関係ねぇだろォォ!!
って新八ィィ!何でお前までボケにまわってんだァァァ!!!」
《・・・コムイ・・始めるぞ》
「うん。ヘブ君始めちゃって」
「え?なっ何??何が始めるんだ?――ってギャアアアアアアア!!」
《3%・・14%・・・・29%・・・》
「コムイさん、銀さんはやっぱり適合者何ですか?」
「そうと見て間違いは無いんだけど・・・ただ一つ問題があるんだ」
《57%・・・84%・・》
「問題?」
「その事については後でちゃんと話すよ。あっちもそろそろ終わりそうだしね」
《103%・・・・127%・・・
・・・どうやらお前とこの物質との同調率の最高値は127%のようだ・・》
「あ、そーですか・・」
銀時は既に放心している
が、新八はある言葉が引っ掛かる
「コムイさん、さっきヘブラスカさんは『この物質』って言いましたよね
イノセンスだって分かってるんなら何でこんな曖昧な言い方するんですか?」
「うん、それが問題なんだよ」
「「??」」

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