二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- オリキャラと好きなキャラ劇場
- 日時: 2013/07/28 20:07
- 名前: のりは (ID: /B3FYnni)
はじめましての人ははじめまして。のりはです。
紀葉「オリキャラでっす!これはいわゆる短編集!」
ドンキー「しょうもない小ネタをつれづれとって感じだな。」
ヨッシー「どれくらいしょうもないかというと。」
ボーボボ「弁当に入ってる草みたいな奴と同じくらい。」
酷ぇ!!
ドンキー「例のごとく、キャラ崩壊注意だぜー。」
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- おいでよ アイカ村3 ( No.536 )
- 日時: 2015/09/28 17:51
- 名前: のりは (ID: NAPnyItZ)
アイカ『…やっぱり』
アイカの顔から笑みが完全に消えた。
アイカ『みんなだいきらい』
黒い瘴気が不気味にうごめいている。
むらびと『てめーなんか怖くねぇ!だがここは戦略的撤退という形をとらせてもらう!』
マック「まぁ…それはそうだな」
二人は扉へと走る。
アイカ『コロス』
黒い瘴気は鋭い形になり
マック「…!」
二人の体めがけて突っ込んできた。
バキイイィッ!!
アイカ『…手ごたえがない』
しかし、黒い瘴気はドアを突き破っただけだった。
むらびと『ナ…ナイス判断…。』
マック「やばかったな」
マックは咄嗟にむらびとを抱えて二階への階段を上がってかわしたのだ。
むらびと『いやぁ…助けてくれるとは思わなんだ…ありがとナス!』
マック「…お前だって助けてくれただろ」
むらびと『え?あぁ、まぁ…助けられそうな状況だったし』
マック「そっちもだけどさ…一人じゃないって言ってくれたじゃねぇか」
むらびと『…ん?』
もしや自分は結構恥ずかしいことを言っていたのではないか…そう思ったむらびとはもじもじし始めた。
むらびと『い…いやー、だってさ…あのガキアホすぎるんだもん…別に友達を馬鹿にすんなとか思ってないし』
マック「へぇ(ニヤニヤ)」
むらびと『なんだよその顔!』
むらびとの口からそんなことを聞いたので思わずマックはにやける。むらびとは顔真っ赤。なぜかは言わないでおく。
マック「…ありがとよ」
穏やかな笑みになってから、マックがお礼を告げた。
むらびと『礼なら後であの人に言えよ。じゃなきゃボクもあんなこと言えなかったし』
そう言いつつ内心ちょっとうれしいむらびとなのであった。
マック「で、二階まできたわけだが」
むらびと『じゃあボクマックに掴まってるから、窓突き破ったらバルーントリップでゆっくり着地でOK?(マックの背中に移動)』
マック「おう。にしても…。」
二階は一軒目の家と同じだった。
…絵の一部…アイカと母親と犬が黒く塗りつぶされている以外は。
むらびと『なんだこれは…たまげたなぁ』
マック「あいつ…最初に会ったとき『おかあさんだいすき』とか言ってたのに…。」
むらびと『…あぁ、あのガキ、自分はかーちゃん好きなのに愛情が返ってこないのはなんでだって言いたかったのか?』
マック「おおむねそういうことだろうな。でも…。」
むらびと『大好きなのにこういうことしちゃうのか…。』
アイカに何か悪いことがあった…絵を見ただけでもそれは理解できた。
しかし、一体何が…。
続く
- おいでよ アイカ村3 ( No.537 )
- 日時: 2015/09/28 17:57
- 名前: のりは (ID: NAPnyItZ)
アイカ『ミなイで…。』
二人「!!」
二人の背後からアイカの声が。
アイカ『たのしいゆめはすぐおわる…でもたのしいならずっとつづいてほしい…おわらせないで、わたしのゆめ。ここはわたしのたのしいゆめのなかなの。たのしいことだけあればいいのに…ねぇ、みないでよ』
むらびと『いやお前…見たくて見てるわけじゃ…。』
アイカ『おかあさんおカあサんお,;kaさnqおftjkzsrhslpvslhdfjbckxpu』
マック「…逃げるか」
むらびと『ですよね!戦略的撤退!ここじゃ戦いづらいし!』
黒い瘴気が襲ってくる寸前で、マックが窓を突き破って脱出、その後むらびとがバルーントリップで風船を出し、落下速度を遅くした。
マック「ホントいいなそれ」
むらびと『正直乱闘以外で役立つとは思わんかった…ん?』
マック「…あ」
二人は上空から北の海岸に何かあるのを見つけた。
慣性のままその海岸のほうへと向かい、着地した。むらびとはマックから降りた。
近づいてみると
マック「これって…。」
むらびと『墓…だな』
その何かは墓だった。
地面に十字架、奥に何かが埋まっており、薔薇とお菓子が供えられている。
マック「誰の墓だ?これ…。」
むらびと『掘ってみるか?手で』
マック「え!?いやそれは…。」
むらびと『…ここさ、多分現実じゃなくて夢の中だよ』
マック「へ?」
むらびと『痛みはあったけどさ…もしかしたらそういう夢かもしれないし…そもそもいろいろおかしいじゃん。いろいろと…。』
急にここにきたこと、錆びた線路、アイカと黒い瘴気…。今にして思えば、寝付けなかったのも夢の中だからかもしれない。むらびとはそう説明した。
マック「そうか…いやでも、それで墓掘っていいってことには」
むらびと『ボク無神論者だから』
マック「そういう問題じゃなくねぇか!?」
アイカ『やめてよ』
マック「!」
むらびと『…。』
アイカが二人の後ろに来ていた。二人はアイカのほうへ向き直る。
アイカ『いいかげん死んで…?これいじょううろうろしないでよ…。』
むらびと『死ぬのは断る。それより質問なんだが』
アイカ『なに…?』
むらびとは一息ついてから、こう言った。
むらびと『そこに埋まってんのはお前の母親か?』
アイカ『!!!!』
アイカの目は驚愕で見開いた。
マック「は、母親?なんでそうなるんだ?」
むらびと『あいつ、やめてって言ってきたぞ。少なくとも知らない奴じゃないはず。まぁちょっとカマかけてみただけのつもりなんだけど…反応からして合ってるみたいだな』
アイカは今度は俯いて震えながら何かを呟いている。
アイカ『おかあさん…すき…さしてごめん…そうじゃない…わたしは…。』
マック「…刺して…?」
むらびと『え、殺したのか…マジか…。』
アイカ『ちがう…わたしは…おかあさんがすきで…おかあさんは…いたいことして…おかあさん…。』
二人「…。」
続く
- おいでよ アイカ村3 ( No.538 )
- 日時: 2015/09/28 18:19
- 名前: のりは (ID: NAPnyItZ)
マック「どうする…?」
むらびと『…どうやったら起きれるか聞いてみるか?ちょっとおとなしくなってるし…。』
むらびとが声をかけようとすると
アイカ『けっきょくわたしがわるいの?』
アイカのほうからしゃべりかけてきた。
二人「え?」
アイカ『わたしがあいされないのって、わたしがわるいから?』
アイカの問いに、二人とも黙ってしまった。
だが、ほどなくしてむらびとが口を開いた。
むらびと『…まぁ八つ当たりは悪い。しかも無関係の人間に八つ当たりしてるし。マックのこと散々ののしりやがって』
そして、マックも口を開いた。
マック「別に…お前に全部の責任があるわけじゃないと思う。憶測だけど…運が悪かったんじゃないのか、お前」
アイカ『うん…?』
むらびと『いたいことがどうのって言ってただろ。ホントはひどい親だったんじゃないのか。そんでもって、周りも誰も助けてくれなかったじゃないのか』
アイカ『…。』
アイカは何も言わない。
むらびと『親に執着しすぎたのも悪いかな。ひどい親ってわかっていれば、逃げることもできたのに。どこかにお前を愛してくれる人が、きっといるのに』
マック「…。」
アイカ『そっか…そういう人、ちゃんとさがしておけばよかったなぁ。でも、わたしはもう死んじゃってるから』
自嘲的な笑みを浮かべながら、アイカはさらりととんでもないことを言った。
二人「…え」
アイカ『だから、たのしいゆめのなかでいきたいの』
マック「おい…ここどうなってんだよ…。」
むらびと『ここここまけぇこたぁいいんだよ…。』
アイカ『二人ともかえりたいんだよね?』
びびってる二人をしり目にアイカが質問をしてきた。
むらびと『そ、そりゃあそうだ。いきなりここ来てわけわかんないんだよ』
アイカ『じゃあそろそろかえれるよ』
いつの間にか、黒い瘴気は消えていた。
アイカ『ゆめはいつかおわるから』
マック「帰れるのか…。」
マックは安堵の息をついた。むらびとは
むらびと『お前…ボクたちに言うことあるだろ』
アイカに対して不満そうな顔を見せていた。
アイカ『えーと…ありがとう』
むらびと『何のありがとうだそれ!?』
アイカ『あいしてくれる人がきっといるって』
むらびと『そこか…それより優先すべき言葉があんだろ』
アイカ『…ごめんなさい?』
むらびと『軽いな…もういいよもう』
そこまでのやりとりを終えたところで
むらびととマックの視界は白くなっていった。
続く
- おいでよ アイカ村3 ( No.539 )
- 日時: 2015/09/28 18:26
- 名前: のりは (ID: NAPnyItZ)
むらびと『(パチ)』
むらびとは目が覚めると自分の部屋にいた。
持ち物を確認したら、シュルクに渡したスコップも手元に戻っている。
むらびと『マジで夢だった…よかった…。』
時計を見ると朝7時。朝食の時間。
むらびと『えらい長いこといたような気がするけどな…。』
普段の格好に着替えて、部屋の外に出た。
トレ子「おはようございます、むらびとさん」
むらびと『あ、トレ子ネキ…。』
廊下でトレ子に会った。いつも通りの様子だ。
あれ?何も聞いてこないのか?とむらびとが思っていたら
トレ子「あなたたちとアイカさんの話は聞いてましたよ」
むらびと『え、そうなの』
トレ子「途中で気が付いて…夢の中で気絶するのもおかしな話ですけど…とにかく、シュルクさんと一緒に援護に行ったら、たまたま聞こえたんです」
シュルク「むらびとー!トレ子さーん!」
向こう側からシュルクとマックが歩いてきた。
シュルク「本当に夢だったんだね…スコップもないし」
むらびと『ボクのポッケに入ってるぞ』
シュルク「いやぁ…無事に起きれてよかったよ…夢の中で死ぬと現実でも死ぬらしいから」
トレ子「脳がそう感じますからね」
むらびと『怖いんだけど』
マック「むらびと、ちょっとこっち来い」
シュルクとトレ子がちょっと怖い話をしていると、マックがむらびとを手招きした。
むらびと『何?』
マック「いいから」
言われるままマックのほうに近づくと
ポン
ワシャワシャワシャワシャ
頭をなでられた。
むらびと『え、ちょ…。』
マック「お前、やる時はやれるんだな…見直したぞむらびと」
むらびと『やめて恥ずかしいやめて』
シュルク「むらびとでも照れるんだねぇ(ニヤニヤ)」
トレ子「そうですねぇ(ニコニコ)」
むらびと『笑うな!』
そんなこんなで、夢から覚めることができた四人は朝食を食べに行きましたとさ。
ちなみに
マスハン「ボコボコにしてきたか?」
カービィ「したけどさ…マジ最悪…ナイトメアのせいでヨッシーとゲムウォさんにボコられる夢見たんだけど…。」
マスハン「それいつもだろ」
こんな夢を見たのはアシストフィギュアのナイトメアのせいだったようです(特に何も考えずに暴れてた)
マスハン「ついでに言っておくと四人が同じ夢を見たのは多分アイカ村の話をしたからだと思うぞ」
カービィ「誰に言ってんの?」
マスハン「気にすんな」
次おまけ
- おいでよ アイカ村3 ( No.540 )
- 日時: 2015/09/28 18:34
- 名前: のりは (ID: NAPnyItZ)
おまけ『家族』
昼頃。
シュルク「ほら、いたよマック!」
トレ子「さぁ、感謝の気持ちを述べましょう!」
むらびと『あくしろよ』
マック「わ、わかったから…。」
ロビーでマリオとドンキーと話しているある人物のところへ向かうマックたち。
ドック「ん?おぉマック!どうした?」
マックのセコンドであるドック・ルイス。
マックにとっての唯一の家族。
マリオ「それにシュルクとトレ子とむらびと…何かあったのか?」
むらびと『あったと言えばあったしなかったと言えばなかった』
ドンキー「なんだそれ」
シュルク「マックがドックさんに言いたいことがあるんです!」
ドック「ほう、そうか!なんでも言ってみろマック!」
マリオ「日ごろの感謝とかか?(小声)」
トレ子「そのとおりです(小声)」
ドンキー「なんでまた改まって…つか、なんでもって言っといて文句とか言われたらどうすんだ(小声)」
むらびと『それは言わないお約束(小声)』
マックとドックが向き合う。他の五人は横で見ている。
マック「えっと…ドック…。」
ドック「(ワクワク)」
マック「その…。」
夢から覚めてドックを見て、いろんなことが思い出された。
初めて会ったときのこと。喧嘩をしていたら声をかけられた。
初めてチョコバーを食べたときのこと。甘くて美味しかった。
初めて練習試合をしたときのこと。お互いボロボロだし、顔が痛かった。
初めて勝ったときのこと。よくやったと褒めてくれた。
そして、世界チャンピオンになったときのこと。自分のことのように喜んでいた。
この人がいなかったら、今自分はここにいなかっただろう。
スマブラにもこれずに、ただただ路上を一人でさまよっていたのだろう。
そう考えると、この人にはどれだけ感謝の言葉を言っても足りない。
マック「う…。」
ドック「…!?」
マック「あぅ…ひっぐ…ううう…。」
マックは感極まって泣いてしまった。
シュルク「あぁっ、泣かないでマック!」
マリオ「ちょ、どうしたんだマックの奴?」
トレ子「いろいろあったんです…夢の中で」
ドンキー「ゆ、夢の中ぁ?」
ドック「な、なんだマック…よくわからんが泣くな!」
むらびと『言え!言うんだマック!』
マック「ドック…。」
ドック「う、うん?」
マック「いつも…ありがとう…。」
ドック「…!」
むらびととシュルクとトレ子「イエエエエエエ!!」
マリオ「うお!?びっくりした…。」
ドンキー「なんでそこまで盛り上がってんだ?」
ドック「ハハハ…マック、お前はお礼を言うだけで泣いちまう奴だったのか!ハハハ!」
むらびと『ドックのおっさん、その目にたまってる水はなんすか』
ドック「笑いすぎて涙が出てきただけだ!ハハハ…。」
ドックはマックの背中をポンポンと叩いている。
ドック「泣くなマック!お前は強い男だ…ワシの息子なんだから間違いない」
ドンキー「え、そうなのか?(小声)」
マリオ「まぁ、親子みたいな関係なのは確かだな(小声)」
マック「…うん」
むらびととシュルクとトレ子「イエエエエエエ!!」
ドンキー「なんなんだよ!?」
その後ドックはマックの出てる試合を観戦していた。マックは全勝だった(ゲムウォさんと一緒にならなくてよかったbyシュルク)
マリオ(…ルイージと一緒にどこか出かけようかな)
ドンキー(じいちゃんの肩揉んでやろうかなぁ…。)
次あとがき
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