二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- オリキャラと好きなキャラ劇場
- 日時: 2013/07/28 20:07
- 名前: のりは (ID: /B3FYnni)
はじめましての人ははじめまして。のりはです。
紀葉「オリキャラでっす!これはいわゆる短編集!」
ドンキー「しょうもない小ネタをつれづれとって感じだな。」
ヨッシー「どれくらいしょうもないかというと。」
ボーボボ「弁当に入ってる草みたいな奴と同じくらい。」
酷ぇ!!
ドンキー「例のごとく、キャラ崩壊注意だぜー。」
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- Re: オリキャラと好きなキャラ劇場 ( No.676 )
- 日時: 2016/10/06 20:58
- 名前: のりは (ID: saz7BosX)
>八雲さん
むらびと『金がかかってなかったらやらねぇわこんなもん』
犯人の動機はいろいろ考えたんですが全体的にギャグのノリにしたかったのでしばかれるような動機になりました。我ながらひどい。
あ、紐はついてます。さすがに。
むらびと『ホントは紐なしでやらせたかったけどな!!』
希華「キレすぎでしょ」
あとそちらの逃走中見ましたけど…Oh…www
>ユリカさん
ハロ以外みんなドライですね〜アサヒスーパードゥラァァイ
むらびととグリーンはうまがあわないようです。どっちも我が強いですからね
楽しかったです。ボーボボはもちろん、でんじゃらすじーさんも子供のとき読んでたから好きなんですよね〜
あー、そういえば黄瀬君と同じでしたね。性格全然違うけど
ベヨネッタ「犬っぽいところは同じだけれどね」
犬www確かに黄瀬君はワンコって言われてるしレッドも犬っぽいっちゃ犬っぽいな、うん
- 親無しの子 ( No.677 )
- 日時: 2016/12/26 20:02
- 名前: のりは (ID: CkpTUGPA)
前回のむらびと達小ネタ
むらびと『緑豚』
希華(絶対名前で呼ばないなぁ…。)
グリーン「むらびと」
ジョルノ(普通に名前で呼ぶのか…。)
むらびと『クソデブ緑豚ァ!』
グリーン「守銭奴サイコパス!」
ハロ(怒ると名前で呼ばないんだね…。)
今回はいろいろ捏造設定があるのでご容赦ください。
ある日のスマブラ館。
ドンキー「…。」
マック「どうしたドンキー、ボーっとして」
ドンキー「あ、いや…。」
ドンキーはクッパとクッパJrが和気あいあいと話している光景をじっと見ていた。
マック「…?あの親子がどうかしたか?」
ドンキー「…ちょっとうらやましいなぁって、思って」
マック「うらやましい…?」
うらやましいと聞いたマックは、ドンキーも子供が欲しいのかと考えた。
マック「…機械と子作りってできんのか?」
ドンキー「え?」
マック「え?」
ドンキー「…あー、うん、そういうことじゃなくて…。」
マック「う、うん?」
ドンキー「俺さ、親に会ったことないんだよ…だから、まぁ…。」
親に会ったことがない。マックはそれを聞いて、ドンキーがクッパ親子をうらやましいと言った理由は理解した。
要するに親とふれあいたいということだろう。
しかしわからないことが一つ。
マック「親に会ったことないって…なんでだ?物心つく前に死んだとかか?」
マックはドンキーの家族関係のことは何も知らない。だから何故親に会ったことがないのかは当然わからない。
ドンキー「まだ生きてるぞ…多分」
ドンキーの返事は煮え切らないもの。
マック「じゃあ行方不明なのか。…そういやドンキーって一人で育ったのか?」
ドンキー「いや、じいちゃんに育てられた」
マック「じいちゃん?お前の?」
ドンキー「おう。じいちゃんが言うにはじいちゃんの家の前に俺が置かれてて…同じ時期に親はどっか行ったって。だからじいちゃんが…。」
マック「は…?」
ドンキーの説明を聞いたマックの顔は険しくなっていた。
マック「なんだよそれ。赤ん坊のお前をほっといてどっか行ったってのか」
ドンキー「…それは多分、何か事情が」
マック「自分の子供より大事な事情?そんなのあるのかよ」
ドンキー「でも…。」
マック「ドンキー、そんな奴らのことなんか忘れたほうがいい。じいちゃんに育てられたんなら、そのじいちゃんを大事にすればいいんだ。…俺だってそうしてる」
マックは自身のトレーナーであるドック・ルイスに育てられたも同然であり、ドックを実の父のように慕っている。
逆に、自分を捨てた実の両親のことはひどく憎んでいる。悪い意味で忘れられはしないが、極力思い出さないようにしている。
別に罰が当たるわけではない。ならばそうしてもいいしそうしたほうがいい…と、マックは思っている。
ドンキー「…。」
ドンキーは返事をしない。
祖父から聞いた自分の父親は、そんなにひどい人物ではなかった。
マリオやヨッシーの話でも、ひどい印象は受けなかった。
だからどうにも納得いかない。
ドンキー「それでいいのかな…。」
マック「ん?」
ドンキー「…なんでもない」
もやもやとした気持ちを抱えたまま、マックと別れた。
続く
- 親無しの子 ( No.678 )
- 日時: 2016/12/26 20:03
- 名前: のりは (ID: CkpTUGPA)
別の日。
この日は依頼に向かう日で、ドンキーは集合場所にきていた。
ヨッシー「しっかしあの作者のところに依頼がくるなんて意外ですよね〜」
ドンキー「そうかぁ?」
ヨッシーと一緒に。
ブルー「おいヨッシー。お前呼ばれてないんじゃなかったのか」←私服
ヨッシー「何か文句でも?待機命令が出されてるわけじゃないんですし別にいいでしょうが」
ジョニィ「まぁ人数が多くて困ることはなさそうだしいいんじゃあないか」←車椅子+傍にスローダンサー
カキネ「それよりなんで擬人化状態なんだ?」
カキネの言ってる通り、ドンキーとヨッシーは擬人化状態。
ドンキー「いきなりゴリラと恐竜が出てきたらびっくりするだろ」
ヨッシー「パックマンさんとロボットさんも擬人化で依頼に行ったんですよ」
※パックマンのとき書き忘れてました
ジョニィ「へぇ、そうなのか」
カキネ「あー…考えてみりゃあしゃべるゴリラとトカゲって初見じゃびっくりするよな」
ヨッシー「トカゲじゃなくて恐竜なんですけどぉ?(キレ気味)」
相変わらず沸点が低いヨッシー。
千樹「ん…もうみんな集まってるのか」
と、ここに千樹が合流。
ドンキー「あ、千樹…って」
椛「こんにちは」
椛も一緒に来ていた。
ヨッシー「椛さんも一緒なんですか」
千樹「あれ?ヨッシー、お前も来たのか」
ヨッシー「暇なので」
カキネ「椛はどうしたんだ?」
椛「千樹君が戦うことにもなりそうって言ってたから…ただ待ってるんじゃなくて千樹君やみんなの役に立ちたいんです」
ブルー「大丈夫なのかよ。ちゃんと自分で自分の身守れるか?」
千樹「椛さんなら大丈夫だ。椛さんの持っているお守りは防壁を張れる。守備に関しては問題ない。それに俺がついてる」
ブルー「本当に大丈夫か…?」
椛「足はひっぱりません!」
カキネ「なんだよブルー!ケチつけんなよ!」
ジョニィ「なんでカキネまで必死なんだ?」
カキネ「似たような感じになったことがあるんだよ…俺が」
ドンキー「あー…。」
ヨッシー「なんかカッコつきませんね」
打たれ弱いハッカーだから仕方ない。
ジョニィ「ブルー、椛がいなかったら明確な回復役がいないことになるけどいいのか?」
ブルー「やられる前にやればいい話だろ」
ヨッシー「脳筋の意見ですね、却下」
ブルー「脳き…!?」
ドンキー「ごり押しきかなかったらやばいもんな」
ブルー「…。」
ブルーが黙っちゃったよ。
カキネ「というわけでOKだ」
椛「頑張ります!」
ヨッシー「じゃあ行きましょうか」
千樹「ヨッシーが仕切るのか…。」
ここで恒例の戦闘力確認タイム。
『疾風迅雷』八木千樹
作者から与えられた武器は『一樹』。
切れ味抜群の日本刀(細かく言うと太刀)。腰につるしている。
使用中は動作が素早くなり、止められた時間も認識できる(ただし動けない)。
『純真可憐』松田椛
作者から与えられた武器は『慈愛の守り』。
他人の傷を治す能力と、攻撃を防ぐ結界を張る能力がある。
ほぼサポート専用の武器であり、物理的な攻撃はできない。
『ジャングルの王者』ドンキーコング
持前の怪力と体術で戦う。
一応『ココナッツ・キャノン』と『オレンジ爆弾』を持っているが多分使わない。
タルコンガを叩くと音と振動で広範囲に攻撃できる。
『スーパードラゴン』ヨッシー
蹴り技と卵を使って戦う。
卵は主に投げつける用。自身が卵にこもって防御したりそのまま転がって攻撃したりもする。
飲み込める敵なら卵にすることもできる。
『七人目のジョジョ』ジョニィ・ジョースター
スタンド『タスク』を駆使する。
爪を回転させて飛ばすACT1、弾痕が目標を自動的に追尾するACT2、自身を撃つことによって自身の肉体を弾痕の回転に巻き込み、巻き込んだ肉体を別の弾痕から出せるACT3、無限の回転エネルギーにより、対象の行動をすべて無効化して最終的には粉々にするACT4。
ACT1以外は爪を消費する。また、ACT4は乗馬可能な状態でないと使用できない。
『情報強者のブレイカー』カキネ(垣根圭介)
一応チャクラムを武器として持っているが、ハッキングスキルを使ったサポートがメイン。
相手の行動を妨害したり、状態異常にさせたり。
カキネの場合は敵の邪魔をするスキルのレベルが高い。
『音速の斬撃』ワンダ・ブルー(エリオット・フッカー)
使用武器は特殊合金製大剣『ヴァリアンチウム・ブレード』。
ユナイト・モーフで繰り出す『ユナイト・ソード』は物を切断したりビームを反射したり巨大な鍵穴を開けたりといろいろ便利。
電気に強く、帯電して威力を増すこともできる。
続く
- 親無しの子 ( No.679 )
- 日時: 2016/12/26 20:04
- 名前: のりは (ID: CkpTUGPA)
そして今回の依頼はこれ。
『化け物』
「ニヴル村にくる化け物を殺してほしい。あの化け物は夜な夜な孤児を連れ去っては殺している。だから早く殺してほしい」
依頼人:フォスター
報酬:いくつかの宝石
ヨッシー「依頼の手紙見たんですけどすごい頭の悪そうな文面でしたね」
カキネ「短ぇしわけわかんねえしな」
ブルー「ここ本当に行っても大丈夫なのか?」
散々な言われようである。
千樹「お前ら…。」
ジョニィ「作者に言われたんだから仕方ないじゃあないか」
千樹「そういうことじゃなくて…。」
とりあえず到着したところまでカット。
♪午前5時(おいでよどうぶつの森)
ニヴル村は山奥にある小さな村である。
住人は少なく、家もややぼろっちい。
ドンキー「なんか寂れたところだな…。」
住人たちは一行を物珍しそうに見ている。
ヨッシー「…何見てんですか」
ヨッシーがガンを飛ばすと住人は目をそらした。
千樹「威嚇することないだろ」
ヨッシー「だってちょっと気味悪いんですもん」
カキネ「…なぁ、ここって子供少なくねぇか?」
カキネの言う通り、住人のほとんどが大人である。
ジョニィ「手紙にも化け物が孤児を連れ去っているって書いてあったしそのせいじゃあないか?」
椛「そんなに孤児が多かったんですかね…。」
ブルー「つか孤児だけさらってんのか?変な話だな」
だべっていると、老人が近づいてきた。
?「…ピースメイカーか」
ドンキー「ん?あんたは?」
フォスター「村長のフォスターだ…ここに来たということは手紙は読んだのだろう」
ヨッシー「読みましたけどあれじゃよくわかりませんよ」
フォスター「…今からワシの家にこい。詳しいことを話す」
フォスターに言われ、一行は彼について行った。
♪EV24 ブリーフィングその2(The Wonderful 101)
フォスター「この近くにはよく子供が捨てられる」
家に着いて開口一番、そんなことを言いだしたフォスター。
フォスター「そういう子供を見捨てる気になれずこの村で育てていたが…最近はよくいなくなるのだ」
カキネ「いなくなるって…それでなんで化け物の仕業だとか殺されてるだとかわかるんだよ?」
フォスター「村から少し離れたところに洞窟があるのだが…その入り口にいなくなった子供たちの死体があった」
一行「!」
フォスター「それもカラカラに干からびてミイラのようになった死体だ」
千樹「う…。」
椛「…。」
物騒な話に慣れていない千樹と椛はフォスターの語った光景を想像して顔が青くなった。
ジョニィ「普通の生き物ならそんな殺し方はできないってことか…。」
フォスター「あぁ。姿は誰も見ていないが…何か恐ろしい化け物が潜んでいるに違いない」
ブルー「…で、自分たちじゃどうしようもないから俺らを呼んだのか」
フォスター「そういうことだ…この村で育った捨て子はもう一人しかいない…それに子供以外も殺すかもしれん…そうなる前に化け物を殺してほしい」
ヨッシー「事情は分かりましたけど…なんで子供を狙うのかってのは理由あるんですか?」
フォスター「分からん。ただ、ここで生まれた子供は狙われていないな。危険だから外に出ないように言っているが」
ドンキー「子供を見かけなかったのはそういうことか」
カキネ「それで?今から洞窟に行けばいいのか?」
フォスター「…洞窟の入り口で子供たちの死体を見つけた時、中も調べたが何もいなかった。洞窟を住処にしているわけじゃないらしい」
千樹「じゃあどうすれば…?」
フォスター「夜化け物が来たら迎え討つのが確実だ」
ジョニィ「誰かが外で見張ればいいのか」
ブルー「誰が見張りやるんだよ」
ドンキー「あ、それなら俺がやる!」
椛「ドンキーさん、いいの?」
ドンキー「大丈夫大丈夫」
ヨッシー「ずっと起きてるのもキツいでしょうから途中で僕と交代しましょう」
ドンキー「おう」
その後、一行はフォスターの家に泊まることに。布団などは村の住人から余っているものを借りた。スローダンサーはフォスターの家の近くに待機。
そして夜になり、ドンキーは村の入り口で見張りをする。カキネが(なぜか)懐中電灯を持っていたのでカキネから借りて左手に装備している。
ドンキー「孤児をさらう化け物かぁ…。」
フォスターの話では、この近くに捨てられ、ここで育った孤児を連れ去っているとのことだった。
孤児というのが、ドンキーには引っかかっていた。
ドンキー「…親がいないってことだよな」
生みの親に会ったことがない。ドンキーにも言えることだ。
『赤ん坊のお前をほっといてどっか行ったってのか』
『自分の子供より大事な事情?そんなのあるのかよ』
『そんな奴らのことなんか忘れたほうがいい』
マックの言葉を思い出す。身勝手な理由で子供を捨てた屑。マックは親のことをそう信じて疑っていない。
ドンキー「そう言われてもな…。」
それでも、できることなら会ってみたいと。ドンキーは思っていた。
ザッ…ザッ…
ドンキー「!」
足音が耳に入った。足音のした方向へ目を向けるドンキー。
ドンキー「…え」
そこにいたものを懐中電灯で照らした時、ドンキーは———————————
ヨッシー「ドンキーさーん」
ヨッシーが交代をするために入口へ。しかし
ヨッシー「…ドンキーさん?」
ドンキーの姿はない。懐中電灯が落ちているだけ。
ヨッシー「足跡が…。」
懐中電灯を拾って地面を見ると、足跡がついていた。そしてそれは村から離れた場所…洞窟に続いている。
ヨッシー「…?」
続く
- 親無しの子 ( No.680 )
- 日時: 2016/12/26 20:05
- 名前: のりは (ID: CkpTUGPA)
♪ST06 コウラル遺跡(The Wonderful 101)
翌朝。
千樹「…ん?」
一番に目を覚ましたのは千樹。
周りを見ると椛、カキネ、ジョニィ、ブルーはいて…
ドンキーとヨッシーがいない。
千樹(昨日は起こされなかったな…こなかったのか?それならなんでドンキーは戻ってきてないんだ?)
椛「んん…あれ?朝?」
カキネ「ふあ〜…おはよう…。」
ジョニィ「んー…。」
ブルー「おー…おはよう…。」
みんな目を覚ました。
椛「…ドンキーさんもヨッシー君も呼びに来なかったね…。」
千樹「ですね…化け物は来なかったんですかね」
ブルー「来てたけど一人か二人で倒しちまったんじゃねえのか…。」
カキネ「あー…ありえるな…あの二人なら…。」
ジョニィ「というか、化け物が大したことないんじゃあ…。」
全員寝ぼけまなこ。朝の低いテンションで話している。
フォスター「おい…。」
一行「?」
フォスターが一行の近くに来た。
ブルー「なんだよ…。」
フォスター「村人たちに被害はなかったが…お前たちの仲間二人がどこにも見当たらないようだが?」
一行「え?」
村の入り口に向かったが、残されているのは足跡だけ。
カキネ「ドンキーとヨッシーのだな…多分」
千樹「これ、どこに続いているんだ?」
フォスター「この方向は洞窟だな…行くならお前たちだけで行ってくれ、あそこは気味が悪い」
ジョニィ「そうするよ」
ジョニィはスローダンサーに乗馬済。
ブルー「乗ってくのかよ」
ジョニィ「何があるかわからないだろう?」
椛「えーっと…じゃあ行きましょうか」
洞窟の前まで移動した一行。
カキネ「中のほうまで足跡は続いてんな」
千樹「気をつけていこう…。」
洞窟の中へ。
洞窟の中はひんやりとした空気が漂っており、静かな一本道となっている。
ブルー「やっぱりというかなんというか暗いな」
カキネ「懐中電灯つけるわ」
ジョニィ「ん?ドンキーに貸したんじゃ…。」
カキネ「三個持ってるから」
ブルー「なんで三個も持ってんだ、いらねえだろ」
カキネ「俺用とリーフちゃん用とローズ用で想定してんだよ!」
椛「なるほど…。」
千樹「別にキレ気味に言わなくても…。」
懐中電灯をつけて進んでいく。
カキネ「ここってなんもいねえんだな」
ブルー「コウモリでもいそうな雰囲気だけどな」
千樹「村長は気味が悪いって言っていたが…まぁこれはある意味気味が悪いな」
カキネ「確かに…。」
ぐにっ
カキネ「…んん?」
カキネが妙な感触を足に覚えて、懐中電灯を足元に向けると…
カキネ「…うおあああああああ!?」
ジョニィ「ヨッシー!?」
ヨッシーがうつ伏せで倒れていた。ヨッシーの背中を踏んづけてしまっていたカキネは慌てて足をどける。ヨッシーの傍らには壊れた懐中電灯が落ちている。
椛「ヨッシー君どうしたの!?大丈夫!?」
ヨッシーからの返事はない。
ブルー「何があったんだ…?」
カキネ「…あ」
カキネが再び正面へ懐中電灯を向けると、開けた場所になっていることが確認できた。そして
ドンキー「…。」
中央にドンキーが立っていた。
しかし、目は虚ろでぼそぼそと何かを喋っている。明らかに様子がおかしい。
千樹「ド、ドンキー…?何やっているんだ…?」
ドンキー「…。」
質問に答える様子はない。
ジョニィ「ドンキー、どうしてヨッシーが倒れているのか教えてくれないか?」
ドンキー「…。」
全くと言っていいほど反応を示さない。
そんなドンキーにしびれを切らしてジョニィが近づいた…
ぶわっ
ジョニィ「…え」
瞬間、ドンキーの背中から黒い瘴気が噴きだし、ジョニィを丸ごと包み込んでしまった。
一行「!?」
騎手がいなくなったスローダンサーは一行のほうへ戻ってくる。
ジョニィは瘴気に持ち上げられた後、一行に向かって投げられた。
ブルー「うおっ!?」
ブルーがキャッチする。
ブルー「お、おい大丈夫か…。」
ジョニィ「うあ…あ…。」
苦しそうな表情でうめくジョニィの目は
ブルー「…なんだよこれ!?」
白目の部分まですべて黒に染められていた。
続く
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