二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!!
- 日時: 2016/07/10 11:46
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
- 参照: http://www.hatena.ne.jp/kotomimi3/
※この小説を見る際の注意※
この小説は様々な世界のキャラクターが一緒に生活するという多重クロスオーバー小説です。
オリジナル設定がところどころにあり、時には死んでしまったキャラまでいるという…
他作品のキャラ同士、時にはオリキャラ×版権キャラの恋愛もあります!
また、三次創作キャラも登場する可能性がありますので、十分にご注意ください。
このサイトでは初めましてとなります、琴無月と申します!
好きなジャンル?…いっぱいありますよw
皆様が執筆中の小説も楽しく見させてもらってます!
…くそ、私にも皆様みたいな文章力があったら…
タグ:ポケモン カービィ ソニック 黒子のバスケ スマブラ 鬼灯の冷徹 Happy Tree Friends ミッドナイトホラースクール とある魔術の禁書目録 ハイキュー!! 月刊少女野崎くん ソウルイーター 甘城ブリリアントパーク 弱虫ペダル 青の祓魔師 SHOW BY ROCK!! おそ松さん ディバインゲート クラッシュフィーバー クロスオーバー オリジナル設定有 オリキャラ
文章gdgdですいません…
では、まずは自己紹介からしていきたいと思います!
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- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.203 )
- 日時: 2016/02/16 20:01
- 名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: y2j3Fkfw)
大変お待たせして申し訳ないです!琴葉姫です!
アーサー「バレンタインすぎてるんですが?(^ω^#)」
琴葉姫「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんな(ry」
アーサー「ここでいうんじゃない」
琴葉姫「アッハイ」
タルトゥ「気を取り直しまして・・・一方さん^〜」
琴葉姫「女体化一方さん^〜」
アーサー「何やってるんですかねぇ・・・(^ω^#)」
琴葉姫「てかあの薬もらってたのか・・・」
トーリ「言い値で買おう」
アーサー「タヒね」
トーリ「(´;ω;`)」
琴葉姫「これをゼッさんに飲ませて「言わせねーよ?(^ω^#)(加州清光)」アッハイ
チョコ・・・(´;ω;`)」
アーサー「お前はもう社会人だろうが」
琴葉姫「学生時代も貰った試し無いんですがそれは」
高尾「まぁ、そうなるな」
アーサー「お前もあげないからだろ」
琴葉姫「俺の料理スキル知ってるか?」
アーサー&高尾「あっ(察し)」
バイヴ・カー「まぁそれは置いといて←スネークwwwwwwwwwwww」
財前「い つ も の」
レイヴン「実 家 の よ う な 安 心 感」
ロクサス「メタトン・・・変身能力があるのかな」
アクセル「節子、それメタトンちゃう、メタモンや」
シグバール「お前もボケるんじゃねえよお前ツッコミ組だろうが(●ω^#)」
アクセル「やらなきゃいけない気がして・・・;」
琴葉姫「ああ一方さんと伊月センパイと打ち止めちゃんのトリオめっちゃ可愛い;;;;;;;;;」
タルトゥ「イケメンは正義^p^」
イオリ「幼女(とショタ)は正義^p^」
アーサー「滅べ」
クリス「つか原因末男かよ!しかも理由!」
調「じゃあ私も男になればいいの?(´・ω・`)」←!?
切歌「待ってクダサイ調なんでそうなるデス!?」
琴葉姫「って次回・・・!まさかヒカリちゃんとあの人が・・・!?」
クロウ「あの人!?」
琴葉姫「あの作品のキャラ達も出るなこれは(確信←)続きも楽しみにしています!」
アーサー「お前も早く書こうな?^^」
琴葉姫「ホント精神的に参ってるからもうちょっと待ってお願い(震え声)」
アーサー「だからここで言うな」
これ感想と言えるのか?(白目)失礼しましたorz
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.204 )
- 日時: 2016/03/15 21:03
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: fypwKGNz)
琴無月「ああああああああベリアルくんとハーメルンくん可愛いよぉおおおおおおおおおお(^ω^≡^ω^)タマモちゃんや沖田総司たそ、シルベールさんも好きィいいいいいそして別ジャンルだが清光くんや安定くんに鶴じいずおたそもかわいいいいい(^ω^≡^ω^)」
マカ「はいはいマカチョップ(#^ω^)」
琴葉姫さん
返信遅れて申し訳ありません…コメントありがとうございます!
琴無月「バレンタイン話は…ゆっくりで大丈夫かと(白目)」
ソウル「まあ人の家とかの都合って割と最強だからな…」
琴無月「琴葉姫さんは強い人だと思うんだ…甘やかされて育った私に比べれば全然すごい人だよ…(すいません皮肉とかじゃないです)」
一方「腐女子どもとトーリは殺されてェのか?」
伊月「やめたげてよお!」
琴無月「飲ませたいのもわかる…あの新嫁の子に…」
?「斬る」
琴無月「(´;ω;`)」
メタトンは実際にあのダンボールで再現してた見た目からイケメンサイボーグになるっていう変身能力がありますからね(マジレス)
琴無月「でも琴無月はメタモンじゃなくて最初めたぼn「ネタバレだからやめよう?(トド松)」ごめん(・ω・`)」
この三人組もう天使かってくらいかわいいんですよね;;;;;この組み合わせにして本当に良かった;;;;;←←←
琴無月「わかる…」>正義
垣根「氏ね」
チョロ松「トッティだったのはびっくりした…どうしてこうなった」
トド松「つまり好奇心。てへぺろ☆」
一方「やっぱり愉快なオブジェに…「だから落ち着いて!!(伊月)」」
次回は…今から更新するのでお楽しみに←←←ヒカリちゃんとあの人の関係はどうなるかな?←←←
それでは!
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.205 )
- 日時: 2016/03/15 21:05
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: mGXNpy6x)
ヒカリ「ん、ふああああ…」
今日も起きて、服を着替えて、外に出るわけでもないのにニット帽を被り、赤いマフラーを巻く。
いつもの日々、呆れるくらい、いつもの日々。
でも、これがいいのかも。
だって、
ヒカリ「ホルンー!おはよーっ!」
ホルン「おはよ…ヒカリはいつも元気だなあ」
ヒカリ「だって、毎日ホルンに会えるに越したことはないもん!」
大好きな親友、ホルンに会えるいつもの日が、一番好きだから。
ヒカリ「ていうか、明日赤司さんとデートだよね?服とか大丈夫?よかったら私が決めるけど」
ホルン「いいの?いつもいつも手伝ってくれてありがとね」
ヒカリ「いいのいいの!ホルンが楽しくデートしてくれるならなんだってしちゃうよ」
ホルン「そか、ありがとう…てか、ヒカリは何にもしなくていいの?私に気を使ってばっかりで…」
ヒカリ「心配ご無用!ホルンの手助けすることが、今の私にとって一番の幸せだから!」
ホルン「…ほんとに?」
ヒカリ「ほんとほんと!」
ヒカリはいつものように明るく笑う。
対するホルンも、元気づけられたように
ホルン「…そっか、ヒカリも変わんないよね」
ヒカリ「もっちろん!私はいつでも変わらずホルンの親友なのです!」
ホルン「もう、ヒカリったら…」
えっへんと笑うヒカリを、呆れながらも嬉しそうに見るホルン。すると、ホルンは思い出したようにあ、と声を出した。
ホルン「もうすぐホワイトデーだよね…ヒカリにはすごく綺麗なの貰っちゃったから、その分のお返しをしなくちゃね」
ヒカリ「…!そんなのいいよ!ホルンが喜んでくれるだけで十分のプレゼントだもの」
そう、この日から数日後はホワイトデー。バレンタインデーのお返しをする日だ。
ホルンはバレンタインデーに、ヒカリにとても綺麗なチョコを貰った。
だから彼女はお返しをしなければ…と思っているのだが…
ホルン「いやいや、私だけもらってばっかじゃ不公平じゃん」
ヒカリ「そう…かな、じゃあホルンのくれるプレゼントなら何でも楽しみにしちゃう!」
ホルン「ほんと?ありがとう!」
…そんな、楽しそうな少女達の会話を…いや、その片方、ヒカリを見つめている人影かあった。
デモンバット「…」
デモンズベノムのボーカル、デモンバットだ。彼は新嫁になった頃からずっとヒカリのことを見ていた。
デモンバット「…あのマフラー…」
そう、彼が見ているは彼女の真っ赤なマフラー。吸血鬼であるデモンバットは、ヒカリのマフラーに惹き付けられ、それ以来毎日こっそりと彼女のことをつけていたのだ。
デモンバット「あああ…赤くてすげえ綺麗…あんな血があったら吸いたい…っつーか、オレ完全にストーカーじゃねえか…何やってんだ、あいつがAB型ってわけでもねーのに」
虜になったり、我に帰ったりで忙しいデモンバットに、
「…何やってんだ…」
デモンバット「く、くぁwせdrftgyふじこlp」
デモンマングー「バグんな」
…話しかけてきたのはデモンバットのバンド仲間である、デモンズベノムのギター、デモンマングー。ひたすら動こうとする、自身に巻きついたハブを押さえつけながら、ジト目でデモンバットのことを見ていた。
デモンバットは冷や汗を流しながらもホッとする。
デモンバット「な、なんだ、おまえか」
デモンマングー「で、なんだ、結婚相手候補できたのか」
デモンバット「!?そ、そんなわけねーだろ!?俺はあいつが好きなんじゃなくて、その、あいつのマフラーに惹き付けられてて…その、そのだな、その…」
デモンマングー「何テンパってんだ、つーかオレサマあいつが好きとかそこまで言ってねえぞ」
デモンバット「Σ(・ω・;)ギクッ」
デモンマングー「やっぱお前あいつのこと…」
デモンバット「だ、だからちげーよ!!ABでもないのに…」
デモンマングー「やっぱりそっちか。で、話しかけなくていいのか?…『素敵なマフラーですね』とかww」
デモンバット「…はあ!?言うわけねーだろ!あいつ、オレがあの時ナンパしたやつの親友だぞ!話しかけてもちゃんと返してくれるか…」
デモンマングー「そこ!?それだと話しかけたいけど話しかけられないチキンみたいに聞こえっぞ」
デモンバット「ウッ!(`・Д´・:)」
デモンマングー「図星か。とりあえず、あいつ…ヒカリだっけ?普通に話しかければ大丈夫なんじゃねーの?」
デモンバット「いや、無理だっ…「私がどうかしたの?」うおえああああああ!?!?」
ヒカリ「なんかこっち見ながら話してたから気になって…」
デモンバット「えっ、べ、べつに、その、話しかけたい、とか、そういうんじゃなくてだな….」
デモンマングー「お前もうバレバレだぞ」
デモンバット「えっ」
ヒカリ「話しかけたい…?バットさんが?私に?」
デモンマングー「こいつ、お前と話したいとか言ってるくせに、お前の親友にいろいろしたから話しかけられないとか抜かすんだよ」
デモンバット「お、おい…」
完全に弱気になり、震えた声を漏らすデモンバット。
しかし、ヒカリの答えは…
ヒカリ「なんで?全然いいよ!」
デモンバット「!?」
ヒカリ「見た感じあの時のことは反省してるみたいだし、私も特に貴方のこと悪く思ってないもん!それにイケメンだしね♪」
デモンバット「え、本当にいいのか…?」
ヒカリ「大丈夫!」
デモンマングー(てか、さっきの最後の一文いる…?)
デモンバット「あ…ありがとう…」
ヒカリ「いいよ、これからもよろしくね!」
デモンバット「こちらこそ…」
ヒカリと別れた後、デモンマングーはデモンバットの肩を叩いた。
デモンバット「こ、これでよかったのか?」
デモンマングー「全然大丈夫だろ。てか、いつものお前らしくねーぞ」
デモンバット「でもなあ…」
デモンマングー「OK貰ったんだし、ちゃんと勇気持てよ」
デモンバット「お、おう」
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.206 )
- 日時: 2016/03/15 21:07
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: mGXNpy6x)
デモンマングー「あ、そうだ。もうすぐホワイトデーだったよな?」
デモンバット「あ?ああ」
デモンマングー「お前もあいつにチョコ貰ったんだし、お近づきの印になにかあげるってのはどうだ?」
デモンバット「は、はあああああ!?んなことするかよ!!」
ニヤニヤ顔のデモンマングーに、全力で提案を否定するデモンバット。
デモンマングー「いっかいぐらいいいじゃねーか。やってみろよ」
デモンバット「恥ずかしいぞそれは」
デモンマングー「まあまあそう言わずに」
デモンバット「はあ…」
ーーー
燐「…それで、俺に頼んできたと」
デモンバット「そういうことだ」
燐「…つっても、ホワイトデーは別に手作りじゃなくてもいいんだぜ?てか、お菓子じゃなくても、プレゼントなら表現は自由だよ」
デモンバット「えっ、そうなのか?」
デモンバットの相談に頭を掻きながら答える奥村燐。
燐「ま、とりあえずまずは何をプレゼントするか考えるか。確かお近づきの印ってデモンマングーが言ってたんだっけ?」
デモンバット「…ああ」
燐「なんかな、ホワイトデーのお返しには意味があるって聞いたことがある。そういう仲良くするってのは、無難に友達って意味のクッキーがいいって聞いたな」
デモンバット「へー、ホワイトデーなのにクッキーなのか」
燐「マシュマロ贈る人多いみてーだけど、マシュマロってお前が嫌いって意味なんだってよ」
デモンバット「は!?そうなのか!?デモンマングーのやつ、何も知らずにあいつのおふくろにマシュマロ渡してやがる…」
燐「マザコンェ…」
後でデモンマングーに忠告しておこうと思ったデモンバットであった。
ーーー
デモンバット「えーと、あとはどうしようかな…」
燐にアドバイスを貰ってから別れ、とりあえずクッキーを買ったデモンバットは、この後についてどうするか考えていた。
彼にとって、クッキーだけでは物足りないと思っていたのだ。
その時。
タネフルン「あ、デモンバットさんタネー!」
デモンバット「お前は、…タネフルンか」
チャーミーチャプレッツのボーカルとギターのタネフルンが、てくてくとデモンバットに走ってきた。
タネフルン「大丈夫タネ?何か悩んでる感じタネ」
デモンバット「あー、なんかな、友達の印として、ある奴にホワイトデーのお返しってのをしたいんだが、クッキーの他に何を送ればいいのか…」
タネフルン「そっかあ、それなら私にいいアイデアがあるタネ!」
デモンバット「え?」
タネフルン「ズバリ!お花タネ!お花は綺麗だし、花言葉を伝えることでメッセージにもなるから便利タネ♪」
デモンバット「へえ…いいなそれ」
タネフルン「でしょー?だから、私が友情って花言葉のお花、一緒に考えるタネ!」
デモンバット「おう…サンキュ」
ーーー
デモンバット「ニリンソウ…」
デモンバットとタネフルンが花屋で手にしたのは、白い花に大きな緑の葉が目立つニリンソウ。
タネフルン「これなら花言葉は友情、協力だし、あまり派手じゃないからちょっとした贈り物にもぴったりタネ!」
デモンバット「…確かに、綺麗だな」
タネフルン「…ふふふ」
デモンバット「な、なんだよ」
微笑ましそうに笑うタネフルンに焦るデモンバット。すると、タネフルンは予想もしなかったことを言い出した。
タネフルン「…デモンバットさん、そんなにヒカリちゃんのことを大切に思ってるんだなって」
デモンバット「…はあ!?んなわけねーだろ!?こ、これはただ…」
タネフルン「わかってるタネ。そういうことぐらい…そういう意味じゃなくて、ちゃーんと、一人の友達として扱ってるのかって」
デモンバット「…」
タネフルン「いつも怖がらせようとしてるけど、デモンバットさんはいい人タネ!その内、素敵なお嫁さんも絶対現れちゃうタネ!」
デモンバット「…そうか?」
タネフルン「乙女の予想を甘く思っちゃダメタネー!」
デモンバット「お、おう」
タネフルン「…とにかくっ!デモンバットさんの想いは、ぜーったい伝わるタネ!ていうか、そもそも和解はしてるタネ?」
デモンバット「…おう」
タネフルン「なら大丈夫タネー!それじゃ、行ってくるタネ!Good Luck♪」
デモンバット「…いろいろサンキューな」
タネフルン「全然大丈夫タネ☆」
そして、施設に入ったところでデモンバットはタネフルンに別れを告げ、自分の部屋へと向かった。
ーーー
デモンバット「こんなもんか」
クッキーを入れた明るい薄紫の袋を濃い紫の針金で留め、ニリンソウを添える。
今日は待ちに待ったホワイトデー。そして運命が分かたれる日…とまではいかないが、ヒカリに改めて気持ちを伝える日。
デモンバット「…うし」
覚悟を決めて、袋を手に取って部屋から出る。
冷や汗が出そうなほど焦っていた。
デモンバット「大丈夫、大丈夫だ…」
自分に言い聞かせながら角を曲がると、そこではデモンマングーが誰かと話していた。
デモンバット「ん?あいつは… 」
デモンマングーは、赤紫の小包を少女に渡していた。その少女は…ヒカリと同じポケモントレーナーのメイ。
ありがとう、とメイが笑うと、デモンマングー(とハブ)は照れくさそうに笑った。
それにハァ!?と心の中で叫ぶデモンバット。
デモンバット「(おい…デモンマングー何やってんだ!?てか、あいつ人のこと言えねーじゃねーか!!あいつまで女にお返しを渡してたのか!?いや、ああ言ってきたのはこれもあったから…!?)」
状況の意味がわからずそれを見ていたデモンバットだが、すぐ我に帰り、
デモンバット「そうじゃねえ、そうじゃねえ…今はこれをヒカリに贈らねーと」
デモンバットはその場を離れると、すぐにヒカリのいるところへと向かっていった。
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.207 )
- 日時: 2016/03/15 21:09
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: mGXNpy6x)
デモンバット「…見つけた」
そこにあったのはヒカリの後姿。
どこに行くのだろうか…どこへ行くにしろ、今渡さないと意味が無い。
デモンバット「聞くは一瞬の恥、聞かぬは一生の恥っていうしな…よし」
改めて心に覚悟を決め、デモンバットはヒカリの元へと。
デモンバット「ヒ…ヒカリっ!!」
ヒカリ「…!デモンバットさん?どうしたの?」
デモンバット「…いや、話があってな」
すこし照れくさそうに目をそらしながら言うデモンバット。
後ろに隠した手にはクッキー。
ヒカリ「話って?」
デモンバット「あの、この前はありがとうな」
ヒカリ「え?…ああ、あの時か、全然いいよ!だって、デモンバットさんは悪くないからね!私も友達になれて嬉しかったし」
デモンバット「そうか、それならよかった。…でさ。今日はホワイトデー、だよな」
ヒカリ「!…うん、そうだね」
デモンバット「これ、お前に渡したい」
そう言って、デモンバットは隠していた袋を渡した。
ヒカリ「…!!??」
ヒカリは目を見開いてその袋を見た。
デモンバット「クッキーの詰め合わせで、何のひねりもねーけど…大丈夫か?」
ヒカリ「え…あ!うん!大丈夫!ごめんね、私からあげるのはたくさんあっても、誰かに貰うのってあんまりなくて…」
デモンバット「え、そうなのか?」
ヒカリ「うん、…大丈夫、ってお返しは全部…ね」
デモンバット「はー、お前な人の気持ちは素直に受け取っとけよ。あの時の俺みたいに」
ヒカリ「うっ…ご、ごめん」
デモンバット「いや、謝らせるつもりじゃ…まあ、これ、『お近づきの印』って意味にでもとっておいてくれると嬉しい」
ヒカリ「…うん」
デモンバット「それじゃ、俺はこれで。手伝ってくれた奴に結果報告と、バンドの練習もしなくちゃいけねーからな」
そういって後ろを振り返り、一旦部屋へと戻ろうとしたデモンバットを、
ヒカリ「あの!」
ヒカリが呼び止めた。
そのままヒカリへと振り返るデモンバットに、ヒカリはもじもじとしながらも、しかしはっきりと言う。
ヒカリ「本当に、…
本当に、ありがとう!」
デモンバット「…!!…おう」
今まで見なかった、若干内気な感じながら満面のヒカリの笑顔に戸惑いながらも、デモンバットはすぐに笑顔を返して部屋へと帰った。
帰り道の角を曲がったところで、デモンバットは大きくガッツポーズ。
デモンバット「っしゃあああっ」
デモンマングー「お、成功したか、おめでとう」
デモンバット「おう!(…あの事は言わないでおこーっと)」
ーーー
ヒカリ「…どうしよう」
心臓が激しく鼓動を鳴らす。今までほとんどホルンの事しか見ていなかった自分に、新たな道が目の前に現れたようだ。
部屋に戻っても未だに激しい鼓動を抑えられないでいるまま、ヒカリは貰ったクッキーをかじった。
…甘すぎない、食べやすい味だった。
ヒカリ「どんなのがいいか、考えてくれたのかな…嬉しいな」
そして、何度も頭をよぎる、去り際の笑顔が忘れられないまま、添えられたニリンソウにドキドキしながら花言葉を調べると、
「友情」「協力」
ヒカリ「…なーんだ、デモンバットさん、その気じゃないじゃん…馬鹿か、私…」
そうやって勘違いだと気づいた自分の心に安堵しながらも、…その花言葉の結果で、落胆する自分に、自分が関わる「それ」に疎い、幼いヒカリは未だに気づけていなかった。
ーーー
その後、日は過ぎ、琴無月の中学校の卒業式が終わった後の施設内は賑わっていた。
そう、高校への入学祝いだ。
パーティを開くことになったので、施設内を飾ることになったのだが、装飾品が足りなくなってしまったのでシアンが買出しに行くことにした。
レトリー「シアン…一人で大丈夫?ボクが付き添ってもいいけど」
シアン「だいじょぶにゃん!一人でも買ってこれるにゃー」
レトリー「…そか」
一松「本当にいいの、一人で」
シアン「いけるにゃ!もう、あたしがひとりじゃ何も出来ないって決めつけないでほしいにゃっ!!」
一松「…ごめん」
レトリーの誘いも一松の誘いも断り、シアンは店へと一人で足を運んだ。外は雨が降っていたので、傘を指していくことに。
かわいい装飾を一通り選び、雨足が強くなってきた帰り道を、装飾が濡れないように気をつけて歩いていると、…
シアン「?あの人、どうしたのかにゃー」
傘を指して歩く人の中に、傘を指さずに歩く人物がいた。
シアン「風邪ひいちゃうにゃー…よしっ!声かけよっと!あのー!」
?「…?」
疑うことを知らない純粋な心を持つシアンは、躊躇無くその人物へと話しかけた。
少し長めの金髪、とても澄んだ青い目を持つ少年。青い服を着ているが、雨でびしょ濡れになっている。
シアン「大丈夫ですかにゃー?傘指さないと風邪ひいちゃいますにゃん」
?「…!いや、僕は大丈夫」
ぼそっと、呟くように言う少年。だが、これでシアンは折れない。
シアン「あたしのところに雨宿りに来るといいにゃん!今パーティしてるから、美味しい食べ物いっぱいあるにゃ!」
?「…でも、僕には」
シアン「いいからいいから!」
?「…わかった」
シアンは少年を傘の中に入れて、一緒に歩き出した。
シアン「あたしシアンっていうにゃ!あなたのお名前は?」
?「僕?…僕はアオト」
シアン「アオトくんかー!よろしくにゃ♪」
アオト「…うん、…こちらこそ」
少し微笑んだ、アオトと名乗った少年と、シアンが立ち去った場所で、
?「あれ?主?ここで待ってるって言ってたのに…主、主ー?」
?2「何処だろうか」
?3「いやいや、これは驚かされたな…」
軍服姿の2人の少年と、白い着物を着た青年が、誰かを探していた。
続く
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