二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!!
日時: 2016/07/10 11:46
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
参照: http://www.hatena.ne.jp/kotomimi3/

※この小説を見る際の注意※
この小説は様々な世界のキャラクターが一緒に生活するという多重クロスオーバー小説です。
オリジナル設定がところどころにあり、時には死んでしまったキャラまでいるという…
他作品のキャラ同士、時にはオリキャラ×版権キャラの恋愛もあります!
また、三次創作キャラも登場する可能性がありますので、十分にご注意ください。

このサイトでは初めましてとなります、琴無月と申します!
好きなジャンル?…いっぱいありますよw
皆様が執筆中の小説も楽しく見させてもらってます!
…くそ、私にも皆様みたいな文章力があったら…

タグ:ポケモン カービィ ソニック 黒子のバスケ スマブラ 鬼灯の冷徹 Happy Tree Friends ミッドナイトホラースクール とある魔術の禁書目録 ハイキュー!! 月刊少女野崎くん ソウルイーター 甘城ブリリアントパーク 弱虫ペダル 青の祓魔師 SHOW BY ROCK!! おそ松さん ディバインゲート クラッシュフィーバー クロスオーバー オリジナル設定有 オリキャラ 

 

文章gdgdですいません…
では、まずは自己紹介からしていきたいと思います!

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Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.128 )
日時: 2015/03/13 21:30
名前: アリン (ID: r40/B5y7)
参照: http://reicha.jp/

アリン「入試、受からなかったらどうしよう!!;…失礼しました。アリンです;」
アンリ「高校入試の結果が心配なのは分かったから落ち着け」

アクリ「…垣根さん?」
ヒルア「影山って人、どうしたんだろう?人生が壊れちゃう…?」
優羅「物語が進んでゆくのう…」
アンリ「うちの作者にも見習ってもらいたいもんだ」
アリン「考えてはいます、考えてはいるんですOTL」

ビート「次は、御坂さんと箱学メンバーの人の話か?」

メイ「アタイらもポケモンゲットして仲良くしたいなー…」
セイ「ゲットしたら今以上に楽しくなるかもなー…」


アンリ「そういえば弱ペダの…総北の今泉、鳴子、巻島、金城や田所、箱学の福富と東堂、泉田もアリンの嫁に加わったとか言ってたから…そいつらもアリンを見つけたらすぐに逃げろ!hsprknkされるから逃げろ!;」

ちなみに、うちのオリキャラをどう分類するかというと…

カオスクラッシャー:アンリ、アクリ、ビート
カオス大好き組:アリン、メイ、セイ
純粋組(レベル4):ヒルア(裸族を見ても「あれ何?」としか思わない)
純粋組(レベル2):優羅(裸族を見たら拒否反応で気絶する)
腐った女子:アリン

というふうになりますね。あぁ、コメント短いなOTL 今回はこれで!

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.129 )
日時: 2015/03/13 22:37
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: TZkODFX/)

相変わらずゲンゲンきゅんで心がぴょんぴょんするんじゃあ^〜あとらりるれろ楽しい!

ゲンゲン「琴無月ちゃんどうしたの?鼻血ダラダラだよ?(*・ω・*)(ピョピョン!)」

ヘイコゥ「(かわいい(確信))」

琴葉姫さん(さんつけ忘れてました氏にたい)
こんばんわーすです。
メロディシアンはためておいたほうがいいですよー。いざという時にハート回復に役立ちますし、50個まで貯めれば超ガチャの10連でSSR以上確定ブロマイドゲットできますしねw

コリエンテ「パティから裸族生で見たほうが面白いって聞いたwww超楽しみww」

チュチュ「私もですわwww」

キッド「パティ…(#^ω^)」

ちなみに普通のガチャでSRのつぎはぎくんとクロウくんが連続で出てきた時ありましたww

クロウ「琴無月、俺を引くなんてなかなか運いいじゃねえか」

ヤイバ「拙者のブロマイドも是非レジェンド・オブ・オブテイン…故に(以下略」

琴無月「(シンガンにはナルシしかいないんか)イトダインさんは中の人のバンド結構有名らしいから…(震え声)でも流石にモアイ2連続は嫌ですねw水属性不足なので一枚私n(ry」

私もアイオーンさん好きですよ!ですけど…

いすず「あの人ぶっちゃけキャラが可児江くんとかぶってるわね(中二病・ナルシ・コミュ障・友達いない・アニメ版の中の人一緒)」

可児江「おい!それはどういうことだ!!(憤怒)」

ソウル「いすず、マジそれな」

可児江「ソウルまで…(ワナワナ)」

クリームテディ「ふわあ…確か琴無月、キャンディラバンとチョキュルイユもお気に入りだって言ってたわ…」

ヒカリ「なんでや!ピグマカロンちゃんも可愛いやろ!」

あとリクくんとカイくんも入れようと思ったんですが、もし入れるなら扱いにくいシュウ☆ゾーさんも一緒に入れないといけないと思ったので…(震え声)
すたばんとまりまりちゃんと燐ちゃんも可愛いですよね!

嵐「じゃあ何故燐は入れようと思わなかったんでござるか(-_-;)」

琴無月「燐くんと名前かぶるから…」

燐「琴葉姫さんのところにもミネルヴァって人と翼って人二人いるじゃねえか」

琴無月「(´・ω・`)…コリエンテちゃんは女子キャラでは個人的にベスト3に入ってるんですけど、なんかぶっ飛ばしたくなってギャグとカオス大好物組に…(震え声)」

燐「ほうほう(#^ω^)」

レベル4内にもレベルあるのかよォ!?(驚愕)←←←
それなら…こうですね。

レベル1→シアン・モア(チュチュが変なことを教え込もうとしているがレトリーが全力で食い止めるので裸族について分からない)
レベル2→タネフルン(兄二人の兄弟喧嘩がカオスすぎてカオスについては大体把握済みだが裸族自体はあまりよくわかっていない模様)
レベル3→ゲンゲン(彼曰く裸族はなんか面白いとのこと。保護者組のヘイコゥは彼を避難させようとしているがあまり効果なし。裸族暴走すれば逃げる)

あと、SB69を扱うの…歓迎します(キリ

垣根「(#^ω^)ピキピキ」

琴無月「(狙われてるのは東堂さんかもしれませんが…影山が会ったことある顔→魅乱ではなく、影山の知り合いかも?→もしかするとかなり近くに…おっとここからは言えません←←←)」

次回も乞うご期待です!では!


アリンさん
優羅さん純粋組レベル2だったのか…!そしてヒルアくんさすが合法ショタ←←←

高校入試お疲れ様です!アリンさんなら絶対受かってるって信じてます!!

一方「中高一貫校生のオマエがナニ言ってやがる」

琴無月「(´・ω・`)ていうかアリンさん私と一つしか違わないのか…!(驚愕)」

うちの小説はギャグやほのぼのと同時にシリアスも進むぜ形式ですので…あとていとくんさんが東堂くんに向かう「何か」に警戒してる理由は弱ペダ組・ていとくんさん初登場回を見ていただければわかるかと…←←←(いつの間にかていとくんさん伝染している)
あと今週の今泉くんかっこよかった(小並感)ていうかアリンさんの嫁になったの総北・箱学のレギュラーメンバー全員じゃないですかヤダー←←←
そして先に謝っておきますが…次回、箱学メンバーが出てくるのですが、泉田は諸事情により登場しませんorz

新開「(´・ω・`)」

というわけで、次回をお楽しみに…←←←

追記

私とアクリちゃん誕生日同じとか嬉しいいいいいいい!!!←←←

レトリー「少し落ち着きなよ」

そういえばセイくんのイメージ声優=弱ペダの手嶋さんの中の人ですね←←←

海原「ガタッ」(←ちなみにこいつも)

生存報告。 ( No.130 )
日時: 2015/04/12 01:42
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: TZkODFX/)

琴無月「一ヶ月…」

ソウル「ツイッターでFNAF語りすぎだろ」

東堂「このペースじゃストーリーも忘れるんじゃないか?」

琴無月「(´;ω;`)ブワッ」

垣根「そんなにFNAF好きならさ、小説に出したら?」

琴無月「絶対LoTとEZみたいになる(汗)」

三人「…」

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.131 )
日時: 2015/05/06 22:24
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: TZkODFX/)

琴無月「FNAF3のテーマかっこ良すぎィ!スプトラちゃん怖可愛い!」←←←

垣根「なお今はOC紫男にハマってる模様」

琴無月「紫男さんのせいでガチ腐女子化してしまった…orzあんのぐで野郎…!!」←詳細はTwitter

伊月「誰に怒ってるんだ…怒る…おこ…ハッ!お香を焚いておこう!ktkr!」

一方「伊月黙れ」

すいませんFNAF好きが災いして遅れました()スットコさんは悪くない!!←
というわけで始めます←←←
———

東堂「箱学には個性的な奴が多いから賑やかでいいぞ!」

御坂「東堂さんがもう個性的なんですけど…」

東堂「何ぃ!?」

琴無月の嫁の4人である東堂尽八、新開隼人、真波山岳、御坂美琴は、東堂、新開、真波の通う高校である箱根学園高校、略して箱学に向かっていた。
その途中、四人は突然、急な上り坂を前にした。

真波「キタ━(゜∀゜)━!」

御坂「エッ!?ちょ、ちょ、これを見て喜ぶってどういうことですか真波s(真波「先に行ってきまーす!」え、ちょっ!?」

それを見るやいなや、真波は押していた自分の自転車に突然飛び乗り、疾風のごとくそこを登っていった。

新開「またか(笑)」

東堂「はあ…」

御坂「ッ…!!」

新開と東堂は真波の行動に呆れていたが、その様子から今回だけというわけではなく、何度もしているようだ。
対して御坂は、とりつかれたように棒立ちになって真波の走って行った坂を見ていた。

東堂「すまんな、御坂…真波はいつもこうでな…」

御坂「…すごい」

東堂「は?」

御坂「あんなすごい斜面の坂を自転車であんなにも速く…すごい…!」

御坂はそんな真波に魅せられていた。
目を輝かせて、先ほどの出来事を思い出している。
東堂は少し戸惑っているが、新開は笑って御坂に向けて、手で銃を打つ仕草をしてみせた。

新開「だろ?」バキューン

これは狙った相手は逃さない的な意味がある。ここでは御坂にロードレースの魅力を知ってもらうぜ、ということだろう。
御坂は呆然とした様子のまま、コクリと頷いた。

新開「なら、話は早いな!さ、行こうか!」

御坂「ふぇっ!?」

東堂「ちょ、新開!」

自転車を持っている方とは逆の手で、御坂の手を握って坂を駆け上がる。
東堂は一瞬気を取られたが、すぐに焦りながら二人を追いかけた。
そんななか、東堂は心のなかで一抹の不安が生まれたのを感じた。
しかし、東堂にはそれが何の不安かわからなかったので、すぐに胸の奥に押し込んだ。

———

真波「もう、新開さんも東堂さんも、美琴ちゃんも遅いですよー!」

新開「御坂ちゃんいるし、自転車使えないんだから当然だろー!(笑)」

東堂「ったく…」

真波「アハハッ!」

真波に笑いながら返す新開と、呆れてため息をつく東堂。
だが、御坂はそれに相手をしている場合ではなかった。

御坂「しょ、しょうがないじゃ、ないですか…ハァハァ」

突然急な上り坂を登らされた御坂は、膝に手をついて息切れを起こしていた。
そんな彼女に真波は、バッグから水筒を取り出して差し出す。

真波「美琴ちゃん、コレ!こういう時のために持ってたんだ」

御坂「え?…あ、ありがとうございます…」

真波から水筒を受けとった御坂は、それを口につけて、中の冷たいお茶を喉に流し込む。
だんだんと意識が戻ってくるような気がした。

御坂「んっ…ぷはぁ…死ぬかと思った…」

新開「ごめんな、御坂ちゃん?つい力入れすぎたよ」

御坂「大丈夫です…それより学校に入りましょう」

東堂「お、そうだったな」

真波「それじゃ、レッツゴー!」

4人は校門をくぐって学校…の自転車競技部の部室に向かった。

———

「アァ?誰だよコイツ」

御坂「え…えと…」

御坂は三人に連れられ、部室に入るやいなや一人の不良そうな男に絡まれた。
その男は黒髪の短髪で、歯茎むき出しにしながら御坂にギリギリまで顔を近づけている。
御坂は突然睨んできた男にどぎまぎしながら、入り口に立っていた。
そしてようやく、東堂の救いの手が。

東堂「荒北、初対面の女子にそんな顔を向けるな!御坂も困っているぞ!」

荒北「ハ?ああ…ハ?」

荒北と呼ばれた男はは一瞬硬直し、東堂と御坂の顔を驚愕した顔で何度も交互に見た。

荒北「…まさかコイツがあの時言ってた中学生のガキ…じゃねぇよなァ」

真波「そのまさかですよー!」

荒北「」

そして荒北は本格的にフリーズし、ゆっくりと御坂を見た。

御坂「…常盤台中学二年、御坂美琴です。よろしくお願いします」

荒北「…オレは中学生といえばガキを想像してたんだけど」

確かに、御坂は中学生女子にしては160cmを超えている高身長女子だ。いくら運動部でも、驚いてもおかしくはない。(実は小6の弟の友達に170超えがいます())

東堂「その言い方は良くないぞ荒北。いくら中学生といえども、彼女はれっきとしたレディーなのだよ!」

荒北「うっぜ!」

東堂「うざくはないな!」

御坂「あのー…」

突然変な喧嘩を始めた二人だが、すぐに御坂によって止められた。

御坂「主将さんはどなたでしょうか、私一回、挨拶しとかなきゃいけない気がするんです」

荒北「あー、福ちゃんネ。多分もー少ししたら来ると思うヨ」

御坂「まだいないんですね…(あの、新開さん)」

新開「ん?」

御坂は新開にひそひそで話し始めた。

御坂「(荒北さん、でしたっけ…正直に言いますけど、あの人ってスポーツ得意なんですか?)」

新開「(ん?ああ…確かに見た目じゃわからないな。心配しなくても大丈夫だよ。靖友は強いよ)」

御坂「(ほんとうですか?)」

新開「(ああ。ああ見えて、アイツも結構頑張り屋なんだよなー。ま、簡単にいえばツンデレ)ふふっ」

荒北「おいそこォ!何話してたァ!?ヽ(`Д´)ノ」

新開「(あっ感づかれた?)なんでもないぜ!それより御坂ちゃんにロードの事教えよう!」

真波「あ、オレやりたい!オレ美琴ちゃんに教えたい!」

東堂「いやいやオレが!御坂に教えるのはオレこそ相応しいのだ!」

新開「オレがやりたいな!尽八ばっかり御坂ちゃんにずるいぞー!((・∀・)ニヤニヤ)」

御坂「Σ!?ちょ、全員でやればいいんじゃないですか!?(っていうか、なんか話題それてる…!?)」

荒北「お前らうっせえ!!」

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.132 )
日時: 2015/05/06 22:31
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: TZkODFX/)

次々と手を上げ立候補…しかも全員理由が御坂である…していく3人に、荒北は痺れを切らしたが…



真波「そういう荒北さんはどうなんですか?」

荒北「ハァ!?誰がやるか!!やるならおめーらでやれ」

そう言って荒北は逃れようとしたが、真波はそうはさせないというように言う。

真波「そう言っといて、本当はやりたいんじゃないですかあ?wwwwww」

荒北・御坂「!?」

これには荒北は勿論、御坂も驚いた。
何故なら、初っ端から自分を警戒していた荒北が、好きで教えようなんてするはずないからだ。

荒北「真波!!テメェからかうんじゃねェ!!」

真波「そうですよね〜、美琴ちゃん中学生なのにスタイルいいし、なにより可愛いですからねぇ〜wwww」

荒北「まあああああなあああああみいいいいいいいい!?!?」(# ゜Д゜)

御坂「か、可愛い…///(…嬉しいけど、アイツに言って欲しい…なんて)」

東堂「(御坂…!!そうだ、御坂は素晴らしく可愛いぞ…!!)(*´▽`*)」

新開「(可愛いなあ御坂ちゃん)(・∀・)ニヤニヤ」

どんどん自分の先輩を煽っていく真波と、それにイライラを募らせる荒北。
自分の好きな人じゃなくても可愛いと言われた御坂は顔を赤らめ、ソレに対して東堂は萌え、新開はニヤニヤしていた。

真波「とりあえず、オレもやりますから!東堂さんと新開さんも、ね?」

荒北「…ハァ、アーもう…真波の野郎…」

東堂「え、オレもか?」

真波「もちろんですよ〜っwでも嫌でしたら…」グイッ

御坂「っ!?///」

真波「オレたちだけでやりますけど?」ニヤ

そして、東堂は動きを止めた。
なぜなら、真波は御坂の腕を掴み抱き寄せるという、大胆な行動を起こしたからだ。
東堂は一瞬驚愕と嫉妬心に駆られたが、すぐにこれはどうしてもやらせようという作戦だということがわかった。なぜ知っていたのかはわからないが。
しかし…東堂は同時に気づいた。
その時の真波の眼は…「本気」だったことを。

東堂「…わかった」

真波「わーい!じゃあ美琴ちゃん、こっち来て!」

御坂「あっ…はい」

東堂はそれを少し引きつった表情で見ていた。それに新開が気づく。

新開「尽八?どうしたんだ?」

東堂「!…大丈夫、なんともない」

新開「そか、よかった」

そして四人は嫌そうな顔をしている荒北を強制連行して、別室に向かった。

---
御坂「常盤台中学の御坂美琴です。よろしくお願いします」

福富「ここの主将の福富寿一だ。こちらこそ」

説明を終えた後、部室にこの自転車競技部の主将である福富寿一が入ってきた。
挨拶を交わした御坂は、突如真波に肩に手を置かれた。

真波「ねえ美琴ちゃん」

御坂「ひえっ…!?はい」

真波「ちょっと実際に走ってるところ見てみない?」

御坂「え!?いいんですか!?」

真波「うん!…すみません、二人で行ってもいいですか?」

荒北「アア!?オメェだけだと大丈夫なワケねェだろ」

真波「大丈夫です、危ないことはしません」

福富「…くれぐれも御坂に迷惑になることしないようにな」

真波「…わかってます」

すこし驚きながらも答えた御坂は、真波の提案に目を輝かせた。
対する真波は福富と荒北の忠言に意味深な顔を浮かべうなずいた。
それに東堂が少し不安そうな顔をする。
それを新開は見ていた。

新開「…尽八」

東堂「!!…なんだ?」

新開「ほんとうに大丈夫かい?すごく表情が暗いよ」

東堂「…大丈夫だ」

新開「…そうか」

真波「じゃあ、いってきまーす♪」

御坂「それでは」

二人は部室を出て行った。
しばらくして、東堂は席を立ちあがり、ドアを開けた。

福富「東堂、どうした」

東堂「…」

新開「ちょ、尽八!?」

東堂「少し見てくる。すぐ帰るから」

荒北「ちょ、オイ東堂!!」

三人のことも聞かず、外へと走って行った。
唖然とする中、新開だけが気づいていた。

新開「…やっぱりな」

———

回る前輪と後輪、風に揺れる青い髪、まっすぐな瞳。
その姿に御坂は惹かれていた。
その真波の姿に吸い込まれそうだった。
自転車から降りる真波が、すこし惜しく見えた。
それは決して恋ではなく、憧れで。

真波「みーこーとーちゃーん?」

御坂「…ふぁっ!?」

手をふられながら大声で呼ばれた御坂は、変な声を出しながら我に返った。

真波「大丈夫?放心状態だったけど」

御坂「ふぇっ!?え、ええ!大丈夫です!!」

真波「アハハ、ところで美琴ちゃん」

御坂「へ?」

真波「部室に戻る前にさ…」

答えた御坂に対して、真波は笑った。
驚く御坂をよそに、指を絡める。






真波「…寄り道しちゃおうか」

———
そこは誰も入らないような、森が茂る場所だった。

御坂「誰にも見えないようなところで…何するんですか?」

真波「…さあ、なんだろうね」

御坂「え…きゃあっ!?」

御坂は無理矢理肩を下に強く押され、木の根元に座らされた。
真波もそのまま、御坂の目線に合うようにしゃがみこむ。

御坂「真波さ…ッ!?」

真波「…」

手首を握られた。そのきつさに御坂の顔が一瞬歪む。

真波「ごめんね美琴ちゃん、きつくしすぎた…けど、聞いて欲しいんだ」

力を緩める代わりに、顔を近づける真波。
御坂は気づいた。

いつもの真波ではないと。


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