二次創作小説(映像)※倉庫ログ

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作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!!
日時: 2016/07/10 11:46
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
参照: http://www.hatena.ne.jp/kotomimi3/

※この小説を見る際の注意※
この小説は様々な世界のキャラクターが一緒に生活するという多重クロスオーバー小説です。
オリジナル設定がところどころにあり、時には死んでしまったキャラまでいるという…
他作品のキャラ同士、時にはオリキャラ×版権キャラの恋愛もあります!
また、三次創作キャラも登場する可能性がありますので、十分にご注意ください。

このサイトでは初めましてとなります、琴無月と申します!
好きなジャンル?…いっぱいありますよw
皆様が執筆中の小説も楽しく見させてもらってます!
…くそ、私にも皆様みたいな文章力があったら…

タグ:ポケモン カービィ ソニック 黒子のバスケ スマブラ 鬼灯の冷徹 Happy Tree Friends ミッドナイトホラースクール とある魔術の禁書目録 ハイキュー!! 月刊少女野崎くん ソウルイーター 甘城ブリリアントパーク 弱虫ペダル 青の祓魔師 SHOW BY ROCK!! おそ松さん ディバインゲート クラッシュフィーバー クロスオーバー オリジナル設定有 オリキャラ 

 

文章gdgdですいません…
では、まずは自己紹介からしていきたいと思います!

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Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.253 )
日時: 2016/10/31 18:03
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: FpNTyiBw)

【次回予告的な】

ジンソク「あ、オベロン、いいところに」

オベロン「ん?どうしたの」

ジンソク「ヴラドから手紙預かってんぜ」

オベロン「ヴラド?どうしたんだろう…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オベロン
オマエ何やってんだ、もう1ヶ月も戻ってねえじゃねえか!みんなに心配かけてんのわかってんのか!?
とりあえず今週までには嬢ちゃんと顔見せに来い!!いいな!? ヴラド
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヒカリ(デ)「…あ…」

オベロン「………忘れてた………」

ジンソク「へえ、魔王から直々の帰還命令か。頑張れ」

清光「嬢ちゃんって主だよな?」

安定「主、確か女帝?みたいな感じだったよね」

ヒカリ(デ)「ヴラドさんにもユカリちゃんにも迷惑かけちゃったんだ…」

オベロン「…そうなると帰るしかないよね…支度しようか」

ヒカリ(デ)「うん…あ!」

チタン「…え!?」

ヒカリは突然、その場にいたチタンの手を取った。
途端、手を握られたチタンの顔は真っ赤になる。

ヒカリ(デ)「せっかくだから、一緒に天界に来てみない?」

チタン「…!?いや、だけどオレは…」

ヒカリ(デ)「ちょうど誰かに来てほしいなって思ってたの!…それに、ここで天界の人と清光くん達以外で『私のこと』知ってる人、チタンさんだけだもの」

チタン「っ…!!」

その言葉に、チタンは“彼ら”を思い出して苦い表情になる。
しかし、彼女にここまで笑顔で言われると、断るわけにもいかなかった。

チタン「…わかった、行こう」

ヒカリ(デ)「ほんと!?やったー!!ねね、いいかな?」

オベロン「うん、大勢じゃなきゃ大丈夫だと思うよ」

ヒカリ(デ)「ほんと?ありがとう!それじゃチタンさん、行く時になったら教えるね!」

チタン「…ああ」

そのキラキラと輝く笑顔に、チタンは思わず顔をそらしてしまった。
…自分に、彼女の笑顔は似合わないのに。
どうして彼女は自分に優しくしてくれるんだろうか。
あんな事があったにも関わらず、どうして…



そんな二人のやり取りを、赤い顔で顔を伏せるチタンを、憎悪の表情で見ている者がいた……

つづく

ーーー
後書き

1031がやって参りました!!今日は私の誕生日でございます!!そして中間テストは死亡!!相変わらず音ゲーはできない琴無月です!!
今回はとうらぶ・ディバゲ・クラフィからの新嫁に加えて、新たにRe:ゼロから始める異世界生活、文豪ストレイドッグスのキャラクターが新嫁として登場しました!!と言っても文ストは結構にわかなのであまりキャラ全体は分からないです(クズ)
昨日アニメイトにいって文ストのアクキー買ったら芥川さんでした。芥川さん好きだけどうちの小説で取り扱えるようなキャラじゃないんですよね…(!?)
で、ドロシーちゃんもついに審神者になりました!岩融さん、一期一振さん、信濃くんの審神者としてのドロシーちゃんもよろしくね…アッ誰か忘れてるような(((
そしてガレスくんとスバルの関係はまたSS出したいな…ぷらいべったーで上げたSSはまさかのあっち系ですし(!?!?)
そして最後のあれは…まあ気にしないでください(クズ)光派ですがたまに闇を入れたくなるんですよ…←
次回はまあ…チタンくん、天界へゆく!ですね(爆)
もちろん清光くんと安定くんと乱ちゃんも出ますよ!(そして歌詞があるかもしれない←)
感想OKです、それでは!

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.254 )
日時: 2016/10/31 20:49
名前: 八雲(元BFD) ◆FvibAYZ8Tw (ID: W16flDsP)

ども、八雲です。まずは一言、お誕生日おめでとうございます。

リゼロはちょっとだけですが知ってますよ。にしてもクラフィにラプンツェルやらが出てるのはちょっと意外でした。

八雲(そういやとうらぶでツッコミ所満載のアイツが出たのは知ってたけど……)

アイツの好きなもの:アイスと人妻(待て!?)

それにしても、アイツ以外にもやばそうなのがwwwヤイバ、十分に気をつけろ。

追伸1:あと、逃走中を更新しました。
追伸2:マノン、生きろ。この台詞の理由は更新した逃走中のオマケ1の話で理由が解ります。

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.255 )
日時: 2016/11/02 13:33
名前: 琴葉姫 ◆KXLt9XXgaQ (ID: RkLyPv1r)

コメント遅れて申し訳ありませんでしたァァァァァァァァァァ!!!(土下座)

アーサー「訴訟」

琴葉姫「orz」

・04×クリクリの海水浴回

琴葉姫「ああ^〜ツンデレロージアたそ可愛いんじゃ^〜」

アーサー「ノ ル マ 達 成」

タルトゥ「やはりゲンゲンさんとロージアさんのいちゃいちゃっぷりは萌えますわね(・∀・)ニヤニヤ」

ミネルヴァ「やめなさい」

木曾「海はいいぞ」

シグバール「何でち公みたいなこと言ってんだ(呆)」

木曾「えっ、すまない・・・(´・ω・`)」

シグバール「別に叱ってるわけじゃねーよ・・・」

琴葉姫「そしてアザゼルさんが言ってる人ってあの人だよな・・・」

アーサー「ネタバレになるから名前は言うなよ」

琴葉姫「知ってるわ(#^ω^)てかツキノたそ^〜」

ツキノ「つきのも海行きたかったの(´・ω・`)」

イオリ「おばさんが連れてってあげるよ〜(マジキチスマイル)」

バイヴ・カー「おうやめーや^^」

琴葉姫「そしてヘイコゥ君チョロ松感あって可愛い^p^」

アーサー「お前が一番やめーや^^」

琴葉姫「クリクリの水着姿・・・是非写真送ってほしいです(超高校級のドクズ)」

アーサー「水着URで我慢しよう?(提案)」

琴葉姫「持ってないです(半ギレ)てか04もクリクリも可愛すぎてありがとうございます・・・(仏顔)」

バイヴ・カー「しかしあんな可愛い子になら当然いるナンパ男」

琴葉姫「でも颯爽とロージアたそを助けるゲンゲン君流石です!マジイケメン!」

ディアーチェ「若干黒かったがな」

琴葉姫「可愛い彼女を怖がらせたからね。当たり前だね♂(クズ)」

アーサー「┐(´д`)┌」

琴葉姫「そして・・・そしてや・・・ゲンゲン君とロージアたそが・・・(昇天)」

腐った女子組&オタク組「ワイ無事死亡(仏顔)」

アーサー「オマエラァ・・・」

・琴無月さんの誕生日回

琴葉姫「んん・・・!?冒頭からなんかシリアス臭が・・・」

アーサー「今後の伏線になりそうだな・・・」

今剣「わー!ここには岩融がきたんですね!いいですねー」

前田藤四郎「いち兄と信濃兄さんも来たんですね!羨ましいです(´・ω・`)」

マールーシャ「まとも(?)な一期・・・だと・・・!?( ゜д゜)」

琴葉姫「※これが通常のいち兄です。そして安定の歌仙さんと長谷部」

アーサー「あの時ホルン助けたのガレスだったのか・・・」

タルトゥ「・・・!?ガレスさんとスバルさんの関係を詳しく・・・!(ガタッ)」

琴葉姫「おうやめーや^^」

アーサー「琴無月さんのプライベッター小説を読もう(提案)」

ジーニアス「え・・・エミリアもハーフエルフなの?」

エミル「しかも境遇もこっちとあんまり変わらないみたいだね・・・」

ジーニアス「なんか、お話してみたいな・・・」

琴葉姫「ああ^〜ラムちゃんとレムちゃん可愛いんじゃ^〜」

アーサー「い つ も の(※琴葉姫はリゼロ全く知りません(爆))」

琴葉姫「てかクラフィの信長様ェ・・・」

イオリ「同士だ(目キラキラ)」

アーサー「やめろ(真顔)」

琴葉姫「そして安定のクラフィのオズさん。てかレイヴンさん調べてみたらガチイケメンでやったぜってなっただけの(意味不)」

レイヴン(TOV)「おっさんは・・・?(´;ω;`)」

レイヴン(夢100)「(無感情)」

アーサー「というか、カーマって奴がすごい危険人物に見えるのは気のせいか・・・?」

琴葉姫「なんか嫌な予感はするな・・・てかユークリッドちゃんとシュレディンガー君調べてみたらかなり可愛い(真顔)」

鶯丸「オオカネヒラ・・・(´・ω・`)」

琴葉姫「こ、今年ももうすぐ終わるからきっとすぐだよ(震え声)」

ゼクシオン「新刀剣男士の情報が来るとノーカネヒラがトレンド入りするのは最早恒例行事(?)」

琴葉姫「あ、ヨハン君って琴無月さんも持ってた子ですよね。なんかお米パンを食べればいい的な事言ってた」

アーサー「どんな覚え方だ」

琴葉姫「プロフィールでそんなこと言ってたから(震え声)てか太宰さんってそういうキャラなんだ。文スト全然わからないからなあ・・・鏡花たんが可愛いことくらいしか」

高尾「なおリアルの鏡花さん」

琴葉姫「おうやめーや^^」

えびの「やめなされリアルの話はやめなされ」←←←

琴葉姫「てか最後ォ!?(驚愕)ま、まさか大学生になったら小説を書ける状態でなくなってやめちゃう的なあれですか・・・!?」

アーサー「そ、それはわからんが・・・(震え声)」

琴葉姫「こ、この話は置いておこう(震え声)次回はチタヒカ回か・・・なんかきよみっちゃんが暴走しそうな気が・・・(クズ)」

加州清光「(あー・・・俺もあっちの俺の気持ちは分かっちゃうからなあ・・・)」

次回も楽しみにしています!そしてTwitterでも言いましたが&今更ですがお誕生日おめでとうございます!これからもよろしくお願いしますm(_ _)m

アーサー「安定の感想とは言えないコメント」

琴葉姫「仕方ないね♂(超高級のドクズ)」

P.S.多分琴無月さんがこれを見ている時には審神者コラボ前半が投稿されていると思います(クズ)

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.256 )
日時: 2017/01/07 15:54
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: BvdJtULv)

カエデ「やっと更新すんのか」

ハーメルン「待ってくれてる人いるんだよ?」

琴無月「ごめんなさいorz」

琴葉姫さん

毎度コメントありがとうございます!(?)

ゲンゲン「素直になれないロージアちゃんかわいいよね〜♪」

ロージア「…///」

ツキノ「楽しかったのー♪♪」

カズゼッド「ツキノの可愛さはカンストしてる(確信)そして未だに自分に自信がつけられないヘイコゥな」

ヘイコゥ「あれが普通の反応じゃないの!?」

リューリュー「男らしくいけよ…みっともねぇぞ」

ヘイコゥ「お前が言うな!!」

ゲンゲン「うん!!ロージアちゃんを傷つける奴は誰であろうとぺちゃんこにしちゃうよ☆」

黄瀬「流石ッス!!」

ロージア「もう、黄瀬さんも乗らないでください…」

そして新嫁小説、ドロシーちゃんも審神者になりました!

ドロシー「まあストーカーされる頻度が減るから大丈夫かな…」

グリム「(´;ω;`)」

オズ(ク)「しょうがないだろう、君が悪いんだぞ」

レイヴンさん星6を予想して課金した琴無月氏←

レイヴン「せ、せめて彼に追いつけるのなら…!」

ベリアル「お前一応フェス限だしオズよりはましになるんじゃねえの?」

レイヴン「!!そうですよね!!見ててください姫!凛々しくなって帰ってきます!!」

ラプンツェル「…??」

オットー「ナツキさん、どうやって彼を改心させたんですかねぇ…」

ユリウス「スバルの事だ、ここぞと言う時に頭の回転が早いからな」

レム「スバルくんはすごい人です!!」

真波「暮らし快適カーマ」

おそ松「おいやめろ喧嘩売るな(震え声)」

垣根「そして太宰はやっぱりおかしかった」

太宰「私はただ彼女を美しいと「お?(ニッコリ)」アッハイ」

??「呼ばれたやうな気がした…」

フィボナッチ「お前嫁じゃないだろ引っ込め」

意味のわからないコメ返失礼しました()それでは今から更新します!

Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.257 )
日時: 2017/01/07 15:56
名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: BvdJtULv)


煌びやかなステージ、空からばらまかれるサウンドル、輝くようなメンバーの整った容姿。
まさにそれは、黄金のバンドと呼んでもおかしくはないだろう。

…ARCAREAFACT。
それが、その“黄金”の陰で“最底辺”の生活をする青年、チタンの所属するバンドである。

…少しだけ、時を遡る。
両親の全ての過ちを背負い、施しも受けず、ただ愛する弟達のために自分だけの力で成し遂げようとしてきた青年が、新しい輝く世界を知った話。

ーーー

「大丈夫ですか!?」

差し伸べられた手も取らずに立ち上がる。
それは彼らのライブ直後の事だった。

チタン「大丈夫だ…この程度、なんともない」

「よかった…!」

ホッとしたように胸をなでおろすのは、純白のドレスにファーのついた黄色い上着、そして長い金色の髪には煌めく花の髪飾りをつけた、大きな翠玉の瞳の少女だった。
…見た感じはチタンよりも幼いが、目を合わせた途端、チタンは彼女に自分にはない何かを感じていた。

「本当にごめんなさい…」

チタン「いや、いいんだ。…それよりお前、どうやってここに。それにその服装…ただのファンってわけでもなさそうだが」

「あ、えっと…この服は外出する時に着るもので、別に特別なものってことじゃないんです、ここに来たのは…渡したいものがあったんですけど、気づいたら迷っちゃって」

そう言って、少女は箱をチタンに差し出した。

「…よかったら、貰ってください」

チタン「え…ああ」

金持ちとしての余裕と態度を持たないチタンにとって、彼女のそのプレゼントを拒む選択肢はなかった。流されるように、その箱を受け取る。

チタン「…聞きたいことがある」

チタンは一瞬だけ思った。
…彼女も…

チタン「オレ達のライブではサウンドルが降ってくるだろう」

「えーと…ああ、あの演出ですね!びっくりしました!」

チタン「…お前も貰ったのか?」

…ファンはほぼ全員、サウンドルを貰っていく。ファンでもないのに、それのためだけにライブに来る人すらいる。
自分の音楽を聞いてくれる人はいるのだろうか。
こんなに無垢な少女ですらきっと…

「…ううん、貰いませんでした。ご好意なのもわかるけれど、私はそれよりも音楽が素敵だと感じて聞き入っちゃったんです。…ライブに来たのは初めてなんですが、とても素晴らしかったです!素敵なライブを見せてくれて、ありがとうございました」

予想とは反する答え。
そのキラキラと輝く、太陽のような笑顔にチタンは引き付けられた。
ーーー自分の音楽を…
じわり、じわりと胸の奥から熱い何かが迫ってくる。彼女の屈託のない笑顔を見る度に、その感情はますます迫ってくる。
その熱が収まらない内に、

「嬢ちゃん、こんなとこにいたのか!何してんだ」

一人の男の声が聞こえて、

「あっ、もう帰らないと…!本当にありがとうございました、それでは!」

少女は一礼をすると、その声のした方へと駆けていった。

突然のことすぎて、今のやりとりが一瞬だったようにも感じた。それでもチタンの脳裏には、彼女の笑顔が深く焼き付いていた。
…当時のチタンには、その理由がわからなかった。


知らなかった、とでもいうべきだろうか。
しかし、“知らなかった”のはそれだけではない。
少女が……後にチタンの初恋の相手となり、彼を悩ませる要因となるヒカリが、幼いながら異世界を治める女王であるということなど、彼には知る由もなかった。

ーーー

チタン「…ここが」

ヒカリ「そう!ようこそ天界へ!」

そこはMIDIcityのような都会ではなく、ファンタジーによくある西洋風の建物が並んでいた。
街を歩く人達も、一見すると普通の人間だが、背中に羽根のようなものが付いている。

オベロン「俺からしたらあの施設に来てから一年もしてないけど、やっぱり懐かしいな。でも何も変わってない。よかった」

オベロンは少し切なそうに笑う。
確か天界の王であるオベロンはかつては仲間に裏切られ、当時敵対関係にあった魔界に堕ち、だけど天界を思う気持ちは変わらなくて、友達だった魔界の王と戦った末に最終的に仲直りしてここに戻ってきたんだっけか…と、その切なげな表情を見たチタンは、ヒカリから聞いた全てを思い出した。

清光「むーーーっ…」

安定「やめなよ清光…主が選んだことなんだから」

清光「そーだけどさー、そーなんだけどさー!!」

チタンの姿をチラチラ見ては、大和守安定に諭されようともイラついた表情を見せて唸る加州清光。それに気づいたチタンは、やはり自分は来るべきではなかったか、と足取りが少々重くなるが…

乱「大丈夫だよ、チタンさん」

下の方で声がしたので軽く見下ろしてみると、加州清光、大和守安定と同じく、ヒコリの刀剣男士である乱藤四郎がチタンのことを無邪気な笑顔で見上げていた。

チタン「乱…」

乱「清光はただチタンさんにヤキモチ焼いてるだけなんだから気にしなくていいよ!あるじさんが悲しむから、攻撃することもないし。…そんなことより、頑張ってね♪」

背中をポンと叩かれると共にその言葉を口にされ、途端にヒカリの顔を思い出して顔を熱くしてしまう。

チタン「………っ」

乱「ふふふっ、チタンさん可愛い。やっぱりあるじさんとお似合いだと思うけどなー」

チタン「お、オレなんかが彼女に相応しいはずが…」

乱「それはどうかなー??」

いたずらっぽく笑われる上にヒカリと自分のことをいじられて、チタンは混乱しかけるもなんとか踏みとどまった。

……否、似合うわけがない。
それに、加州清光だってオレに妬いているわけが無い。
あいつは、オレのことを憎んでいるんだ。
なぜならオレは彼女を悲しませた上に、今でも嘘をついているのだから。


ーーー

ユカリ「…やっと着いたのね」

ヒカリ「ユカリちゃーーん!!!久しぶり!!連絡しなくてごめんね!!」

やってきたのはあたり1面がキラキラと輝く美宮殿。チタンは目がくらみそうになった。
一方ヒカリは、紫色のドレスとストールを纏った、黒髪の少女…魔界の女王であり、彼女はの一番の親友であるユカリに飛び込む。
そんなユカリは表向き迷惑な顔をするが、よく見れば満更でもなさそうだ。

ヴラド「よっ、オベロン。久しぶりだな。…さて、なんで帰ってこなかったのか聞かせてもらおうか??」

オベロン「ごめん、ほんっとにごめん。忙しかったんだよ…忘れてたわけじゃ…」

ヴラド「目が泳いでんぞ?(ニッコリ)」

オベロン「ヒッ…い、今ここにいるんだからそれに免じて許sいたたたたっ!!」

純白の貴族服を着たオベロンへの制裁を全員の目の前で披露する、彼とは対照的な紫色の貴族服を纏った白髪の青年ヴラド。チタンは慌てて止めようとしたが、ユカリにそれを止められた。

ユカリ「心配は無用よ。二人はああ見えて馬鹿な程に仲がいいから。…それより、貴方はヒカリに連れられてきたの?」

チタン「…ああ」

ユカリ「そう、客人というなら多少は丁寧に扱わないとね。ヒカリ」

ヒカリ「えっ?」

ユカリ「帰ってきた以上、ここを統べるのは貴方でしょう」

ヒカリ「あっ、うん!!そうだった、みんなー!!お菓子と紅茶持ってきてくれる?」

ーーー


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