二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!!
- 日時: 2016/07/10 11:46
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
- 参照: http://www.hatena.ne.jp/kotomimi3/
※この小説を見る際の注意※
この小説は様々な世界のキャラクターが一緒に生活するという多重クロスオーバー小説です。
オリジナル設定がところどころにあり、時には死んでしまったキャラまでいるという…
他作品のキャラ同士、時にはオリキャラ×版権キャラの恋愛もあります!
また、三次創作キャラも登場する可能性がありますので、十分にご注意ください。
このサイトでは初めましてとなります、琴無月と申します!
好きなジャンル?…いっぱいありますよw
皆様が執筆中の小説も楽しく見させてもらってます!
…くそ、私にも皆様みたいな文章力があったら…
タグ:ポケモン カービィ ソニック 黒子のバスケ スマブラ 鬼灯の冷徹 Happy Tree Friends ミッドナイトホラースクール とある魔術の禁書目録 ハイキュー!! 月刊少女野崎くん ソウルイーター 甘城ブリリアントパーク 弱虫ペダル 青の祓魔師 SHOW BY ROCK!! おそ松さん ディバインゲート クラッシュフィーバー クロスオーバー オリジナル設定有 オリキャラ
文章gdgdですいません…
では、まずは自己紹介からしていきたいと思います!
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- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.258 )
- 日時: 2017/01/07 15:57
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: BvdJtULv)
オベロン「い…痛かった…」
ヴラド「しょうがねえだろ、これでも手加減した方だぞ」
オベロンは涙目で大きなテーブルに伏せる。そんなオベロンを見て、反対側に座るヴラドは頬杖をつきながら呆れたようにため息をついた。
間もなく紅茶を飲んでいるユカリから温かみの欠片もない言葉が降りかかる。
ユカリ「貴方にも対抗できる力があるんじゃないの?魔王を倒したくらいなんだから」
オベロン「できるだけ力出したくないって何度も言ってるんだけどー…」
安定「まあトラウマがあるならしょうがない…のかな?」
慣れていないのかティーカップをまるで湯のみを包むように両手で持ち、安定は苦笑い。隣の清光は未だにむくれており、ヒカリに困り笑顔を作らせていた。やはりチタンがいる事に理解し得ていないのだろう。
だが、当のチタンはほぼ静止状態でヒカリの隣の席に座っていた。
チタン「(こ、これが王宮のリビングってやつなのか…??こ、これは広い…広いって思ってたアルカレの控え室よりも広い…しかも隣にはヒカリがいる…いいのか?いや、そういう意味なんかじゃない…女王の隣に座ってもって意味だ…)」
ヒカリ「チタンさん?」
チタン「ひっ!!す、すまない…」
ヒカリの声に反射的に声と体が跳ね上がる。まだ緊張は抜けていないようだ。
ヒカリ「うーん……やっぱり突然誘ったから…」
チタン「いや、大丈夫だから…気にしないでくれ」
ヴラド「ほーなるほどなるほど、そこの兄ちゃんは嬢ちゃんとの結婚のお許しを貰う為に来てるんだな?それで硬直してると」
乱「えーそーなのチタンさん!?(・∀・)」
ヒカリ「え!?」
清光「は?」
チタン「!?いや、そういうわけじゃない、ん、ですが、あの」
その言葉に顔を赤くするヒカリと、顔をひきつらせる清光、完全にしどろもどろになるチタン。笑顔で立ち上がる乱の声は少し棒が入っていたので、おそらくノッている。
ヴラド「くくくっ、冗談だよ冗談。嬢ちゃんから連絡は貰ってるから心配すんなって」
しかし、ヴラドのそのニヤニヤ顔もすぐに真顔に変えられた。
清光「ヴラドさん」
ヴラド「ん?……あ」
清光「貴方こそ冗談きついですよ………?」
清光から流れ出る「主に近づく奴絶対殺すマン」オーラはヴラドにもしっかり感じられた。ヒカリに言われたから敬語を使っているだけであって、纏う雰囲気は完全に殺意である。
安定「ちょっと清光…!!」
ユカリ「落ち着きなさい」
清光「……」
清光は全員から目をそらし黙り込んだ。その表情はチタンの心に針となって深く突き刺さる。
チタン「っ……」
乱「……そうだ!!」
乱がなにか思いついたように再び立ち上がった。
オベロン「…ん?」
テーブルに伏せて寝ていたオベロンが顔を上げた。オベロンだけが通常運転だった。
乱「ボクにチタンさんのてんしょんを上げるいい考えがあるの!ぴあのらいぶってどうかな!」
チタン「…オレが?ピアノライブ?」
乱「そうだよ!!いつも通りのてんしょんに戻れるはず!!オベロンさん、いいかな?」
オベロン「うん、それならいいよ。用意はこっちでするね」
ヒカリ「すっごいいい考え!流石乱ちゃん!」
ヴラド「へえ、なかなか気になるな」
ユカリ「…興味無いけど、ヒカリの友人がやるって言うなら、聞いてみようかしら」
安定「…」
乱の提案に皆が笑顔で賛同する中、安定だけが目をそらす清光を心配そうな顔で見ていた。
ーーー
ヴィヴィアン「チタンさんって音楽グループやってるんだよね?すごい!」
チタン「…ああ」
ピンク色の服に水色の髪の少女は、天界の参謀長のヴィヴィアン。実は初めて会った時、彼女はやたら「ライルちゃんどんな感じ!?」と、彼女の養子であるランスロットの様子を聞いてきた。ただ今はしっかりまとめ役として機能している。
ヴィヴィアン「本格的なピアノソロの演奏って初めてなんだよね、…でも、気を抜いて頑張ってね!」
チタン「…ああ」
ヴィヴィアンのその屈託のない笑顔に、心が少しだけ緩んだような気がした。
ーーー
皆が見ている。皆が聞こうとしている。その真ん中で、チタンは静かに鍵盤に手をかけた。
チタン「…」
鍵盤だけを見ているなら、それはいつもの光景だから心は落ち着く。なるべく周りは見ないように、と目の前に集中した。
すう、と息を吸って、鍵盤を鳴らし始めた。
チタン「…『生まれた意味や生きる意味とか 考えるときりがないくらい
答えはつまり アンノウン アンノウン』」
奏でられる旋律と透き通った柔らかな声は、たちまち周りの群衆を魅了させる。
チタン「『必死で追いかけてきた未来 やっとの事で手にした思い
求まる価値は アンノウン アンノウン』
(……!!)」
心が軽くなってきた。鍵盤を叩く指も軽快になってくる。
…生きる意味は音楽をやり続けるために。
自分がどんなにどん底の人間でも、音楽だけは偽りなく、本気で皆を虜にさせると誓った。そんな彼の思いは伊達ではない。
ここはMIDIcityではないけれど、それでも、誰かが自分の音楽を聴いてくれるのなら。
チタン「『理想とか 夢とか 実現したとしても いつか消えていくんだろう
It's all right!
今を生きるそれだけで 絶えず生まれゆく
たくさんの感情は 永遠の価値がある
君と出会えたことさえ 絡まり合うように
どうやったって僕ら 最高にしかなれない』」
ヒカリ「よかった…!いつも通りのチタンさんだ…!!チタンさんも、チタンさんの音楽も、あの時聞いたのと一緒…!」
乱「ね!言った通りでしょ」
ユカリ「…悪くない、わね」
オベロン「…音楽だけですごいって思わせられるなんて…!」
ヴラド「流石嬢ちゃんのパートナーってだけはある」
安定「ヒッ…!!」
オベロン「ヴラド、また怒られるよ?」
ピアノを弾き終わったチタンの顔は輝いていた。やっぱり音楽は楽しい。今の音楽は、何者でもない本気の音楽だから。
…そう、本物の音楽。
チタン「…!!」
ふと横を見てみると、そこには今までにないキラキラとした笑顔のヒカリが立っていた。
その笑顔が、あの時の白いドレスの少女と重なる。
ヒカリ「チタンさん……本当に、素敵だったよ!!」
ずっと、ずっと恋焦がれたその笑顔に、つられて純粋な笑いと、嬉し涙がこみ上げた。
チタン「ああ……ありがとう…!」
ーーー
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.259 )
- 日時: 2017/01/07 15:57
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: BvdJtULv)
ーーー
オリオン「…ほう、人間と妖精のハーフ」
アルゴン「セイセーイ!!それってお嫁にする価値大有りって奴ー???」
セレン「アルゴンにそんな清楚そうな子が似合うイメージないんだけどねー?」
アルゴン「セーイ!?それどういう事だよ!」
チタン達のいつもの練習室。チタンが入ると、その会話が飛び込んできた。
紅茶を啜りながら不敵に笑うバイオリニストのオリオン、筋トレしながらアツく叫ぶドラマーのアルゴン、スマホを見ながら可愛らしい笑顔で毒を吐くベーシストのセレン。
皆チタンとはバンドメンバーの仲であるが、“チタンとは違って”大金持ちだ。
そう、チタンは親の事業が失敗してどん底の生活を強いられている。そしてバンドメンバーは金で物を言わせる者達だ。人間関係は一応良好ではあるが、自分を偽らなければならない事実にチタンは圧迫され続けていた。
チタン「ハーフ…?」
オリオン「おおチタン、来ていたのか。実はオレ達のライブに、異世界の姫君が来ていたらしくてな」
セレン「僕がネットで知っちゃったんだよね〜♪」
アルゴン「セイッ!で、オレ達がそのプリンセスとお見合いする為に、ここに来てもらうって話だぜ〜??」
チタン「…そう、か」
オリオン「何を渡すか決めておけよ?」
チタン「あ、ああ!もちろん…」
心の中で焦りが芽生えた。
…自分が渡せるものなど…何も無いのだから。
………彼女を見て驚愕した。
「……はじめまして!ヒカリっていいます!」
何故なら彼女は、あの時の、キラキラと輝く笑顔を持つ、金髪の少女だったのだから。
ーーー
ライブの後、チタンはまだ心に興奮が残ったまま、美宮殿の廊下を歩いていた。
その時、その興奮を一気に冷まさせる一言が。
清光「…ねえ」
冷たい一声。チタンを現実に引き戻すには、たったそれだけで十分だった。
後ろを振り返ると、自分を睨む加州清光が。
……しかし、前と比べて表情は柔らかくなっていた。
チタン「…わかっている。オレは彼女とは」
清光「違う」
清光はチタンの暗い声を静止する。その赤い目には、今までと違う光が宿っていた。
清光「お前さ、…あの時、何を渡すつもりだった?」
チタン「…は?」
清光「他の三人と違って、お前だけ何を渡すか言いそびれてたじゃん」
オリオンは生涯生きていて困らないほどの沢山の宝石を。
セレンは少女なら誰でも夢見るであろう豪邸や服を。
アルゴンは傘下に置いていれば一生暮らせる大量の企業を。
ヒカリはその全てを「ごめんなさい」と切り捨てた。
…そしてチタンは…トラブルが起きて自分だけ何も披露できなかった。
清光「…それに」
清光は続ける。
清光「お前に初めて会った時と、さっきのお前を見る時の主の表情、全然違ってた。お前はなんか違う気がする。そう思っただけ」
チタンはその言葉の後に、ゆっくりと口を開いた。
彼にだけは、真実を。
少なくとも彼女には、夢を見ていてほしい。
チタン「正解だ。…というか、オリオン達とオレは全然違う」
清光「何が?」
チタン「オレは…彼女に何も用意してあげられない」
清光「…は?何もって…お前金持ちじゃないっけ」
チタン「…そのオレは偽りでしかない」
清光「…まさか」
チタン「…本当のオレは最底辺に生きる奴だ。ただ弟だけを生涯の光として生きてきた…ただ、本気の音楽を聴いてもらえれば、それが弟を幸せにする糧になるのならそれでよかったんだ」
清光は半ば驚愕した表情でチタンを見る。チタンは自分を嘲るような苦しげな笑みを見せた。
チタン「嬉しかったんだ。オレの音楽を聴いてくれた人がいた事が、嬉しかった…ただ、それだけだったのに」
清光「…へえ、いつの間にかそうなったってわけ」
少しだけ、清光はチタンを睨んでいたが、暫くすると顔に手をやってため息をついた。
清光「なーんだ…お前、俺と同じだったのかよ…こんな時に親近感とか、ムカつくんだけど…」
チタン「同じ…?」
清光「あれ、俺言ってなかった?あそこに初めて行った時。川の下の子、河原の子って。…川の下って、そういう意味だぜ」
チタン「…ああ、そういえば」
確かに、ヒカリが他の人に自己紹介する時、そんなことを言っていた気がする。
つまり、清光も…
清光「…んで、お前にとって渡せるのはあれだけなんでしょ。…ぴあの」
チタン「…ああ。オレの取り柄はピアノしかないからな」
清光「…それで十分なんじゃないの?」
チタンは目を丸めた。自分に清光がそんな事を言うなんて、今までになかったから。
清光「…金で物を言わせる様な奴を、主が愛するなんて許せないって思ってた。…でも…悔しいけど、ムカつくけど、ウザったいけど…お前は俺が思ってたのと違ってた」
何よりも主を愛し、愛されようと尽くしたのだから、オレみたいな奴に取られるのが憎くて仕方ないのも当然だろうと、チタンは思っていた。今も思っている。…だが、
清光「…別に主とお前が結ばれるのを許してるわけじゃない。お前が本当に主に相応しいかまだ見てないから。そこだけは勘違いしないでよ。…でも、お前の言う事が真実なら、お前が心から主を想っているのなら、主が認めたものが全部本当なら…今までの事、全部撤回する。……ごめん」
その三文字には、たくさんの意味が込められていると感じたチタンは、つきものが取れたような顔で首を横に振った。
チタン「謝るのはこっちの方だ。偽りだけをさらけ出して、あの時彼女を悲しませて、彼女に無理させて、本当にすまなかった」
頭を下げたチタンに、清光は焦った様な態度を示した。
清光「やっ…やめてよ、そういう堅苦しいの無理なんだって、気持ち悪いな…」
チタン「生憎こうしかできないんだ…ところで、頼みがあるんだが」
清光「…ん?」
チタン「ヒカリには…さっきオレが言った事、黙っててくれないか。…彼女には、夢を見ててほしい」
一瞬、清光は何かを悟った顔をしていたが、すぐにチタンを見透かすようにまっすぐ見つめて、
清光「別にいいけど……主は嘘はダメだって言ってたよ」
チタン「…え」
清光「主に夢を見せるだけなのは、本当に主にとって幸せなの?主を幸せにする覚悟はあるの?」
チタン「…」
二つの意味。「そういうんじゃ主の婿にはなれない」という罵倒と、「本当に俺の主を幸せにしたいのなら、その覚悟を見せてみろ」という後押し。
それを感じたチタンは、口元に笑顔を浮かべた。
チタン「…ありがとう」
その言葉に清光は、本当に分かったのかな、と困ったような笑顔を見せた。
ーーー
施設への帰り道。
乱「あー、楽しかったねー!」
オベロン「…今度はちゃんと定期的に来よう…(震え声)」
安定「ずーっとヒヤヒヤしっぱなしだったな…」
乱は満足そうに、オベロンはあのヴラドの組み手を、安定は清光の険悪ムードを恐れていた。
そんな中、ヒカリは、
ヒカリ「…チタンさん!」
チタン「え」
ヒカリ「久しぶりに聞いたけどほんっとうにチタンさんの音楽は素敵だよ!これからも聞かせてね!」
チタン「え…えと…」
突然ヒカリに話しかけられたチタンは微かに慌てふためいたが、
バシッ!
チタン「!?」
何者かに背中を強く叩かれて、横をチラッと見てみると、清光がイライラした顔で見つめていた。しかし、前とは雰囲気が少し違う。
その表情の真意を読みとったチタンは、再びヒカリに向き合い満面の笑みで、
チタン「ああ…もちろん、楽しみにしててくれ!」
続く
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.260 )
- 日時: 2017/01/07 15:59
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: BvdJtULv)
ホルン「四月って新嫁来るの?」
琴無月「来るよ!あと名前かぶりあるよ」
ホルン「あっ...(察し)」
後書き
あけましておめでとうございます!そしてお久しぶりです!!大晦日に夢100の石一個ガチャで星5のヴァスティさん当てたからか2017年のガチャ運皆無な琴無月です!!ウェディくんイベ復刻まだかな!!!!(クズ)
さて今回はチタンくん主役回でした!!もっとチタヒカ要素増やす気だったけどどうしてこうなったorzそして清光くんとチタンくんのシーンはしょばろ2期第4話のろじあたそとレトリーちゃんをイメージして書いてたり(小声)
ヴラドさんがオベロンくんにした事はお察しください←
他のアルカレメンバーも出す予定は一応あるんですが、いつになるかはわかりません(!?)おそらくオリオンくんがヤバイ役になりそうです(?????)
さて次回は遅ければ四月、またも新嫁回になりそうです。次回は新ジャンルが二つきます!!片方は察してる方もいるのではないでしょうか?お楽しみに!!
さて、突然ですが少しお知らせがあります。
次回の四月を以てこの小説に一区切りつけようかと思っています。
…といっても、小説を書くこと自体をやめるわけじゃなくて、とある新しい長編を書きたい、と思っているんです。
もしかすると並行して書くかもしれないので、詳しくは四月をお待ちください。
ちなみにジャンルはとある二作品のクロスオーバー、キーワードは「ループ」「決意」。これでわかってくれる方いそうな気がしますが、これの詳細も四月をお待ちください(クズ)
それでは!
- お知らせ ( No.261 )
- 日時: 2017/03/04 17:39
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
皆様、見ているかはわかりませんがお久しぶりです。
今回は新嫁回ではなく、あるお知らせ(?)をするために更新させていただきます。
次回の新嫁回を以て、カキコでの活動を恐らく無期限停止させていただきます。
この小説をお休みして、長編小説をの方に専念するということは前レスでお知らせした通りなんですが、次回更新後、この小説はPixivのマイピク限定で公開させていただこうと思っています。長編小説はマイピクでなくても全員が読める形にする予定です。ただ、本小説をこういう類に理解のある方以外に見られるのに少し抵抗が出来てきたというだけです。
そして、現在のカキコ(特にこの二次創作掲示板)はあまり安心して小説を公開できるような状態ではなく、もうそろそろ潮時かな、と悟った所存であります。
もしPixivにて活動を再開した時にはこちらからお知らせします。マイピク申請も、カキコの作者さんと判断できれば承認します。
少しだけ長くなりましたが、お知らせは以上です。
次回は四月に更新予定ですが、学年末考査が終わってから書く事になるため多少遅くなるかもしれません。
今までの小説を読んでくださった方はできれば最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
- Re: 作者と好きなキャラとのハチャメチャ日常!! ( No.262 )
- 日時: 2017/03/24 21:56
- 名前: 琴無月 ◆LbOhbV.5is (ID: dnI2gjfy)
今日は4月の……恒例の、新嫁が来る日である。
そんな中、ドロシーはうとうとしながら部屋から出てきた。
グリム「おはよう、ドロシー眠そうだね…」
ドロシー「あー…世界評議会に送る刀剣男士のレポートのこと考えてて、あんまり眠れてなくて…」
グリム「え…!?だ、駄目だよ!ちゃんと寝ないと体が疲れるんだから……」
一期一振「彼の言う通りですな…主、本日はもう少しお休みしてはどうですか?」
岩融「寝る子は育って言うしな!!」
ドロシー「…ううん、いいのよ…今日は新しい人達が入ってくるんでしょう?少しでも顔は合わせないとね…」
信濃「そっか、でも無理しないでよー?」
立ち合ったドロシーの刀剣男士達も、ドロシーのことを心配している様子。だが、ドロシーは大丈夫、と少し寝ぼけた目をこすって背伸びをし、気を引き締めたようだ。
その時。
「あれ?そのお姉ちゃん、グリムさんの彼女?」
「こ、こらっ!そういう事言っちゃダメでしょ!?」
「じょーだんよ」
二人の少女の声が聞こえた瞬間、グリムは光の速さ(?)で硬直した。もちろん、第一声にほかの全員も硬直したが。
グリム「マ……マシロちゃん?トウカちゃん?」
マシロ「うん!久しぶりね、グリムさん」
トウカ「お、お久しぶりです…」
声の主は、たくさんのフリルをあしらった明るい緑色の洋服と、ウェーブのかかった長い髪が可愛らしい、まるでお人形のような風貌の幼い少女と、灰色のブレザーとピンク色のプリーツスカートに身を包み、いかにも女子高生といった印象を与える真っ白なロングヘアの少女。どちらも特徴的なアホ毛が共通している。
ドロシー「…グリムさんの知り合い?」
信濃「(主とアレな上にこの二人と知り合いとか、あの人やっぱりやばい人だよね…)」
マシロ「あ、初めまして、お姉さん!私はマシロ!グリムさんの友達!よろしくね!」
トウカ「ト、トウカっていいます!マシロの姉です、よろしくお願いします…」
ドロシー「う、うん!私はドロシー、あの3人は一期一振さんと岩融さんと信濃藤四郎くんね」
信濃「よろしくねー!」
マシロと名乗った幼い少女はドロシーの手をとって無邪気な笑顔で、その後ろにいたトウカと名乗った少女は、少し恥ずかしそうに挨拶をする。
そんな中で、グリムの頭は混乱していた。
グリム「(えええええええまさかマシロちゃんとトウカちゃんが来るなんて思いもしなかったよどうしようどうしようでもマシロちゃんとドロシーのツーショットやばい物凄く可愛い尊い写真に収めたいでもマシロちゃんに何か言われないかな絶対気まずくなるどうしよう)」
一期一振「グリム殿、かなり取り乱している様子ですが…(汗)」
岩融「あの娘と余程大変なことがあったんだろうな」
一期一振「とすると……結構危険なのでは?;;;」
そんなグリムをよそに、マシロはドロシーに耳打ちする。
マシロ「ねえ、お姉さんはグリムさんのこと、どう思う?」
ドロシー「え!?……正直に言っていいの?」
マシロ「いいよ!私はグリムさんの友達だし、別にどんな評価でも受け止められるわよ」
ドロシー「ほんとに?……正直鬱陶しいって言っても?」
マシロ「あ、やっぱり?」
ドロシー「え゛」
ドロシーは正直な気持ちを伝えたはずだが、マシロは予想通り、というドロシーにとって予想外の答えを返した。
マシロ「お姉さん、お人形さんみたいで可愛いから、グリムさん絶対お姉さんのこと追いかけてると思った」
ドロシー「な…なんでわかるの?」
マシロ「私もされたの。まさか年の離れたお兄さんに、結婚前提にお付き合いしてくださいなんて言われると思わなかったわ」
グリム「ヴッ!!」
ドロシー「!?」
マシロから放たれた衝撃発言。確かにマシロは可愛らしい容姿で、フリフリの服を着ているからお人形みたいなのもわかるが、まさかマシロのような年幅もいかぬ女の子に、グリムがプロポーズしていたとはドロシーも思う由がない。
ドロシー「ええええええ!?嘘!?いきなりプロポーズって…なんで!?」
グリム「ひ、一目惚れです…」
信濃「あーもう、予想通りだった…てか前科ありって…」
一期一振「トウカ殿は知らなかったんですか?」
トウカ「えっ…一連の騒動の後にマシロが教えてくれたんですけど…あたしも、恋する気持ちはよくわかったんです…」
ドロシー「トウカさん!?それ関係ないよ!?」
トウカ「マシロには彼氏ができるって思ってたし……マシロ本当に可愛いもの!こんなフリフリの服着られるなんて羨ましい…あたしも、マシロのみたいな可愛い服着て好きな人とデートに行きたいなって、よく思ってて……」
顔を赤らめ、もじもじしながら話すトウカは、まさに少女漫画に出てくる恋する乙女だった。
マシロ「あー…お姉ちゃんはともかく…グリムさん、お姉さんに変なことしたらダメよ?私が見てるからね?」
グリム「う、うん、わかってるよ…」
ドロシー「で、でもね、マシロちゃん!」
グリムが完全に小さくなっている。すると、何かをハッと思い出したドロシーは慌ててマシロに付け足した。
ドロシー「た、確かにグリムさんは抜けたところはあるけれど……私のこと、守ってくれるから…前も、危ないところを助けてくれたし」
ドロシーの脳裏には、「あの満月の夜」が浮かんでいた。
ドロシーを襲った「彼」に銃を突きつける、グリムの「あの眼」を、ドロシーは一時も忘れていない。
ドロシー「と、とにかく、グリムさんのこと、嫌いじゃないよ、私は!」
グリム「ど、ドロシー……!!」
マシロ「……ははーん…」
マシロはその言葉の真意を汲み取ると、にやりと笑った。
マシロ「私からは何も言わないよ、でも…頑張ってね?」
ドロシー「え…?どういうこと?」
マシロ「今は気にしなくていいよ。グリムさんもよかったね!」
グリム「ん?う、うん…?」
しかし、マシロに戸惑う暇もなく……
グリムの足に蹴りが入った。
グリム「いったぁ!?」
??「こんな所で何してんの、グリム?」
グリム「DRTH!?君こそなんでここに!?」
DRTH「そりゃ勿論呼ばれたからに決まってるじゃない!!元気そうね!…あ!!」
赤いジャケット、ピンクのキャップ帽、短パンに身を纏い、金髪を二つに縛ってマシンガン片手にもう片方の手でグリムの背中をバシバシと叩くボーイッシュな雰囲気の少女は、ドロシーと同じ名前で呼ばれた。その少女は、ドロシーに気づくとすぐに駆け寄る。
DRTH「貴女がドロシーちゃんよね?グリムから聞いたわ!あーやっぱり噂通り!かーわいー♪あいつが惚れるのも無理ないわね!」
ドロシー「え、えっと…ありがとう…?」
今どきの少女らしいDRTHに抱きつかれ、たじたじになるドロシー。
DRTH「私も一応ドロシーって名前だから、なんでも好きな通りに呼んでいいよ!そこのおつきのおにーさん達も、マシロちゃんもトウカちゃんも!よろしくね!」
岩融「ははは、今度は元気な娘が来たな!俺は好きだぞ!」
DRTH「うん、それが私の取り得だからっ」
グリムに蹴りを入れたと思ったら、ドロシーに抱きついたり、変化球の激しい少女である。
??「DRTH、そこまでにしてやれ」
DRTH「あ、はーい」
一人の低い男の声が聞こえ、DRTHはドロシーから離れた。
灰色の服に身を包んだ、黒髪の美青年。DRTHよりは何歳か年上に見える。
グリム「あれ、その人って…まさか、前に言ってた…」
DRTH「そそ、ゲイリーさん!!かっこいいでしょ!?」
ゲイリー「…よろしく」
ゲイリーと呼ばれた青年は目線をそらし、自らの襟を上げて口元を見せないような素振りを見せた。
DRTH「そっけなく見えるけど、ほんとはとっても優しい人だから安心して!」
ゲイリー「おい、余計なことを言うな…」
すこしゲイリーの頬が赤くなっているように見えた。結構顔に出やすい性格なのだろう。
グリム「どうやって会ったんだい…?DRTHが君のチームじゃないの人と手を組むなんて意外すぎるよ」
DRTH「うーーーん………わかりやすく言うと、偶然からの逆ナン、かな?」
全員「ファッ!?」
ゲイリー「待ってくれ、語弊があるぞ」
DRTH「だって私から一緒に討伐しよう、って誘ったのよ?はっきり言って逆ナンでしょ」
グリム「普通自分でそれ言うかな?;;」
ドロシー「それに討伐って…そんなナンパ見たことないよ?」
ゲイリー「はぁ……」
幼い見た目とは裏腹におませなマシロ、恋する乙女のトウカ、サバサバした性格のDRTHと彼女に振り回される寡黙なゲイリー。
もちろん、加わる新嫁は彼らだけではない…
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