二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」
- 日時: 2017/06/18 00:18
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
初めまして、アニメもカードもどっちも好きな遊戯王ファンのロードと申します。
カードもやりますが、まだそれ程詳しくないので至らない部分もあります。その辺りはご了承ください。
注意事項
1 荒らしは厳禁
2 誹謗中傷は禁止
3 アドバイスは奨励しますが、批判や文句は禁止。
4 OCGに無いオリジナルカードや、都合の良いオリジナルカード、アニメオリジナルカード等が登場します。しかも主人公がそのオリカ使いです。抵抗感のある人はスルーしてください。
5 ルールはOCG準拠ですが、時折間違えることがあるのでその時はしっかり忠告してください。
6 文章のレベルが低く、時々おかしい所があるので時折訂正することがあります。
7 遊戯王についてある程度詳しくないとわからない所があるのである程度知っておいた方が良いです。
8 更新の速度が早かったり遅かったりと、更新の速度にムラがあります。
9 ルールはマスタールール3を施行しております。
登場人物
主人公 六道遊太 >>7
一条寺菊姫・岩ノ井翔太・鏡山大地・広野真薄 >>14
榊原龍矢 榊原龍奈 >>24
影沼和希 >>56
ロベルト・フランシス >>80
ストーリー
第一話「奇跡の騎士」 >>1 >>2 >>3 >>4 >>5
第二話「ネオスに込めた思い、マウスのHEROデッキ」 >>10 >>11 >>12 >>13
第三話「ディフォーマーVS新たなイクスロードナイト」 >>15 >>16 >>17 >>18 >>19 >>20 >>21 >>22
第四話「黒き炎!真紅眼の黒竜使いのアキラ」 >>25 >>26 >>27 >>28 >>29
第五話「デュエルと強さ」 >>30 >>31 >>33 >>34
第六話「戦いの幕開け」 >>36 >>37
第七話「EとD、二つのHERO」 >>38 >>39 >>40 >>41 >>42
第八話「七色に輝くレインボー・ドラゴン」 >>43 >>44 >>45 >>46 >>47
第九話「謎のデュエリスト、Dの挑戦!」 >>48 >>49 >>50 >>51 >>52 >>53 >>54
第十話「似たもの同士?ディフォーマーVSビークロイド!」 >>57 >>58 >>59 >>60 >>61
第十一話「頑張れ、岩ノ井!勇気の究極恐獣」 >>62 >>63 >>64 >>65 >>66 >>67 >>68
第十二話「大会前夜」 >>69
第十三話「いざ、選考会」 >>70 >>71 >>72
第十四話「揺れるペンデュラムと、炎のイクスロードナイト!」 >>73 >>74 >>75 >>76 >>77 >>78
第十五話「ジュニアユース開幕!」 >>81
第十六話「侵略のエーリアンデッキ」 >>82 >>83 >>84 >>85 >>86 >>87
第十七話「浸食!グレイドルの罠」 >>88 >>89 >>90 >>91 >>92
第十八話「己の運をギャンブルに乗せて」 >>93 >>94 >>95 >>96 >>97 >>98 >>99 >>100 >>101
第十九話「電撃ビリビリ!電池メンズ」 >>103 >>104 >>105 >>106 >>107 >>108
第二十話「LITTLE HERO」 >>109 >>110 >>111 >>112 >>113 >>114 >>115
第二十一話「舐められたシード」 >>116 >>117 >>118 >>119 >>120 >>121
第二十二話「宝玉の煌めき」 >>123 >>126 >>129 >>130 >>131 >>132
第二十三話「出陣! 黄昏の忍者隊」 >>133 >>134 >>135 >>136
第二十四話「アキラの実力」 >>137 >>138 >>139 >>140
第二十五話「休憩時間」 >>141
第二十六話「ピンチ! 呪いの酸巨人」 >>142 >>143 >>144 >>145 >>146 >>147
第二十七話「合体融合! VWXYZ」 >>148 >>151 >>152 >>153 >>154
第二十八話「飛翔せよネオス! コンタクト融合!」 >>157 >>158 >>163 >>164
第二十九話「通過点」 >>169 >>172
第三十話「星騎士の輝き。英雄騎士の強き心」 >>174 >>175 >>176 >>177 >>178
第三十一話「ネオスVSパワー・ツール! 友達だから」 >>181 >>182 >>183 >>184 >>185
第三十二話「菊姫の実力」 >>186 >>189 >>190 >>191 >>192
第三十三話「虹竜と竜姫神」 >>195 >>196 >>197
第三十四話「僕が憧れたHERO」 >>203 >>204 >>205 >>206 >>207
第三十五話「菊姫とアキラ」 >>210 >>211 >>212 >>213
第三十六話「菊姫さんと僕」 >>216 >>217 >>218 >>219
第三十七話「決勝戦! 遊太VSアキラ」 >>222 >>223 >>224 >>225 >>226 >>227
第三十八話「精霊達の秘密」 >>230
第三十九話「全国大会スタート!」 >>231
第四十話「野性解放! 熊五郎のビーストデッキ」 >>232 >>233 >>234 >>235 >>236
第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」 >>238
オリジナルカード、もしくはアニメオリジナルカードの紹介
第一話で登場したもの >>6
第三話で登場したもの >>23
第五話で登場したもの >>35
第九話で登場したもの >>55
第十四話で登場したもの >>79
第十八話で登場したもの >>102
第二十二話で登場したもの >>122
作中に出たOCGカードとオリジナル。(二十五話までは小説の中に書いてあります)
二十六話に登場したもの OCG >>149 オリジナル >>150
二十七話に登場したもの 龍矢が使用したカード >>155 江崎が使用したカードとオリジナル >>156
二十八話に登場したもの 真薄のカードとオリジナル >>167 石崎のカード >>168
二十九話に登場したもの OCG >>173
三十話に登場したもの 遊太のカードとオリジナル >>179 星野のカード >>180
三十一話に登場したもの 龍矢のカード >>187 真薄のカード >>188
三十二話に登場したもの 菊姫のカード >>193 天羽のカード >>194
三十三話に登場したもの アキラのカード >>198 龍奈のカード >>199
三十四話に登場したもの 遊太のカード >>208 真薄のカード >>209
三十五話に登場したもの アキラのカード >>214 菊姫のカード >>215
三十六話に登場したもの 菊姫のカード >>220 真薄のカード >>221
三十七話に登場したもの 遊太のカード >>228 アキラのカード >>229
お知らせ
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- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.235 )
- 日時: 2017/04/07 12:42
- 名前: ロード (ID: rHtcSzQu)
これを見て、観客席の真薄達はというと、ポップコーンやパンをむしゃむしゃ食べながら観戦にふけっていた。
「大丈夫ですかね……遊太君」
「まあ、これくらいの逆境、いつもの遊太なら跳ね除けられると思うぜ。俺はそう思う」
「龍矢の言っていることは、大体は当てにならないけど……こういう時言うことは大体当てになるのよねえ」
「アネゴと同じくらいには当てになりそうッスねえ」
「まあ、成り行きを見届けようぜ」
8・遊太のターン
「僕のターン、ドロー!」(遊太手札1→2)
「このスタンバイフェイズ、オラは永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動! オラは墓地より、攻撃力2800の『コアラッコアラ』を攻撃表示で特殊召喚するだ! 同時に『クローザー・フォレスト』の効果で、攻撃力400アップ!」(熊五郎墓地18→17)
「それ程問題じゃないね! むしろ良い傾向、僕は手札から、魔法カード『逆境の宝札』を発動! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいて、自分フィールドにモンスターがいない時、デッキから2枚ドローする!」(遊太手札1→3)(遊太墓地15→16)
「そしてフィールドから、魔法カード『再融合』を発動! 800ポイントライフを支払うことで、墓地から融合モンスター1体を、特殊召喚する! 僕が墓地から特殊召喚するのは、『イクスロードナイト・デュナス』!」(遊太ライフ1800→1000)(遊太墓地16→15)
「更に、僕は手札から、速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの『イクスロードナイト』モンスター1体をエクストラデッキに戻し、戻した『イクスロードナイト』モンスターと違う属性を持つ『イクスロードナイト』を『英雄騎士への覚醒』の効果による特殊召喚扱いとして、特殊召喚する! 僕は、炎属性のデュナスをエクストラデッキに戻して、地属性の『イクスロードナイト・アポロ』を攻撃表示で特殊召喚!」(遊太手札3→2)(遊太墓地15→17)
紅きドラゴンの鎧騎士が、奥より現れた黄金の獅子騎士とハイタッチをすると、アポロが戦線に現れた。攻撃力は2500と、レベル8にしてはやや貧弱だが……?
「そして僕は、手札から『ロードナイト・グランド』を攻撃表示で召喚! グランドは召喚・特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』1体を墓地へ送れる! 僕は、デッキから『ロードナイト・ダーク』を墓地へ送る」(遊太手札2→1)(遊太墓地17→18)
岩の鎧騎士が、地面を思いっきりぶん殴ると、鎧騎士がその穴に飲み込まれていった。
「そして僕は、アポロで『コアラッコアラ』を攻撃! 同時に、アポロのモンスター効果発動! アポロは相手モンスターと戦闘を行う時、自分フィールドの『ロードナイト』を1体選択し、そのモンスターの攻撃力を加えることができる! グランドの攻撃力は1800、攻撃力は1800アップの4300にアップだ!」
「……だけど、今のオラのライフならそう簡単には……」
「アポロで『コアラッコアラ』を攻撃! ブレイジング・ナックル!」
アポロの熱量を纏った鉄拳が、『コアラッコアラ』に直撃する! 大ダメージというべきダメージが、熊五郎に加わる。
「うううっ!」(熊五郎ライフ5000→3500)(熊五郎墓地17→19)
「そして僕は、グランドでダイレクトアタック! グランド・ソード!」
「うわあああっ! だけど……オラは罠カード『融合準備』を発動! デッキから、融合モンスターに書かれた融合素材を1体、デッキから手札に加えるだ。オラはデッキから、『デス・カンガルー』を手札に加えるだ! そして、墓地より『融合』を1枚手札に加えるだ」(熊五郎ライフ3500→1700)(熊五郎手札0→2)
「……僕はカードを1枚伏せて、ターンエンドだよ」(遊太手札1→0)
遊太
ライフポイント1000
手札枚数0枚
モンスター2体『イクスロードナイト・アポロ』(攻撃表示) 『ロードナイト・グランド』(攻撃表示)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数17枚
除外されているカード1枚
遊太のこの活躍を見て、龍矢達は客席から盛り立てる。
「やったぜ! やっぱり遊太はこうでなきゃな!」
「流石です!」
「やっぱりデュエリストとしての遊太君は、そう簡単にはやられないですよ!」
その声が聞こえているのか、遊太は後ろを向いてガッツポーズをする。
それを見て、熊五郎はどこか寂し気な表情を浮かべる。
(やっぱり遊太君には、近くで応援してくれる友達がいるんだなあ……羨ましいだよ。北からはるばる来たは良いけど、こんなんじゃあ、テレビで見てる皆も、きっと……)
心のなかでそう思う熊五郎。すると、声が聞こえてきた。
「頑張れー! 熊五郎ー!」
「もっと腹から力を出すだー!」
それは、熊五郎が大好きな、村の皆の声だった。しかし、それを聞いても熊五郎は。
(ふっ……寂しさの余り幻聴が聞こえちまったか……)
と意に介していなかった。しかし、その声はというと……。
「おい、何回言わせるだ熊五郎! こっち向くだ!」
「何しているだー!? オラ達の声が聞こえてねえだかー!?」
怒鳴るようにそう言われた熊五郎は、思わず声のする方向を向いてしまう。すると、声のした方向には……。
「え、ええ!? み、皆……なんでここにいるだか〜!?」
なんと、観客席には熊五郎の友達が、勢ぞろいしていたのだ。それはもう、熊五郎の後ろに10人くらいは駆けつけていた。
これには、遊太も驚くしかなかった。
「え、ええ〜!? 来てないって言ってたのに、なんで来ているんだよ〜!?」
「お、オラもわかんねえだよ……み、皆なんでここに来ているのか……」
「オラ達、熊五郎をびっくりさせようと思ってわざわざ内緒にしてただよ〜!」
「テレビで見るだけなんて、やっぱり嫌だったからな。折角ハレの舞台にオラたちの熊五郎が出るだから、やっぱり生で見たいと思っただからな〜!」
「けど大丈夫だか? 負けてるじゃねえだか! しかも、モンスターもいねえじゃねえだか!」
「大丈夫だ! オラ、負げねっす!」
「その意気だよ熊五郎!」
「頑張ってー! 熊五郎くーん!」
女の子の声が聞こえた。それは、熊五郎の大好きな女の子、花子の声であった。
「は、花ちゃん……」
これには思わず、遊太も感慨深い物を感じる。思わず龍矢達も、何かかにか感じる。
(やっぱり……デュエルというのは心と心が繋がるもんだなあ……凄いよなあ……そのせいで、熊五郎君勢いづいちゃったよ)
実際、不利だというのに熊五郎の顔は凛々しいものであった。
「オラ……やっぱり勝ちたい。皆と一緒に、勝利を分かち合いたい!」
9・熊五郎のターン
「行くだよ……オラのターン、ドロー!」(熊五郎手札2→3)
ドローしたカードを見る熊五郎。そのカードはというと。
「こ、このカードは!」
ドローしたカードは、魔法カード『エアーズロック・サンライズ』。そのカードは……。
(このカードは、この全国大会へ行く3日前、花ちゃんがオラにくれたカード……)
(けど、そのカードをもらう時、オラは全国へ行く自信が無くて……辞退しようかって、つい思っちまっていただ……そんな時……)
思い出す熊五郎。あの時自分は、全国へ行く自信が無かったため、辞退したいと思っていた。でも、皆の期待は大きくて、やめたいとは言えなかった。
どうしていいかわからなくなってしまった時、いつの間にか自分は山の公園で一人黄昏ていた。その時であった。
大好きな花ちゃんが、自分に渡したい物があると言ってこのカードを渡したのだ。そして、こう言った。
「頑張ってね、皆……熊五郎のこと信じてるから。全国大会、絶対に見逃さないから!」
そう言って、花ちゃんは帰ってしまった。好きな子に言われたとはいえ、緊張は晴れる物ではなかった。
その時であった。熊五郎の目には、花ちゃんに渡された『エアーズロック・サンライズ』のような太陽が見えた。
それは、カードのように朝日ではなく夕日であったが、熊五郎にはその夕日が、まるで燃え上がる朝日に見えた。
自分は理解した。花ちゃんがこのカードを渡したのは、皆が自分のことを期待しているだけじゃなくて、信じているからこそ、このカードを渡したんだと感じた。
だから、自分も皆に胸を張れるようなデュエルを、したいと思った!
「……行くだよ、遊太君!」
「う、うん!」
「魔法カード『エアーズロック・サンライズ』を発動!」(熊五郎手札3→2)
熊五郎の場に、あのエアーズロックから昇る朝日が現れた。その朝日に、どこか気圧される遊太。
「このカードの効果により、オラは墓地から獣族モンスター1体を特殊召喚するだ! 『ビッグ・コアラ』を攻撃表示で召喚!」
朝日によって、目覚める『ビッグ・コアラ』。そして、『ビッグ・コアラ』が目覚めたことで、墓地の獣達も目覚め始める。
「更に、この効果で蘇生した後、自分の墓地の獣族・植物族・鳥獣族モンスター1体につき、200ポイント相手モンスター全ての攻撃力を下げるだ! オラの墓地には獣族が5体。よって1000ポイントダウンするだ!」
目覚めた獣達によって、弱体化してしまう遊太のモンスター達。大幅な攻撃力ダウンで戦力がダウンする。
「こ、これって……」
「オラはこのターンで決着をつけるだ! 魔法カード『融合』を発動! フィールドの『ビッグ・コアラ』と、手札の『デス・カンガルー』を融合! レベル9『マスター・オブ・OZ』を、攻撃表示で融合召喚!」
デカいコアラと、グローブをつけたカンガルーが融合すると、融合素材となったデカいコアラより更にデカい、ボクシンググローブを両手に着けたコアラが現れる! 攻撃力は4200と、物凄い攻撃力である。
これに、熊五郎の友達は沸き立つ。
「出たーっ! 熊五郎の最強モンスター!」
「アレが出た熊五郎なら、そうそう負けはしねえだ!」
盛り上がる熊五郎の友達。それを見て、思わず遊太は感慨深く感じる。
「凄いよ……なんか熊五郎の後ろに、後光が差して見えるよ……」
(君と皆の絆は、これ程までにも固いんだね……だからこそ、期待に答えたくて……このモンスターを……)
「オラはさらに……伏せカードオープン! 魔法カード『一騎加勢』を発動! これで、オラのOZの攻撃力は5700にアップするだよ!」
「……来る!」
「行くだよ! オラは『マスター・オブ・OZ』で遊太君、君の『ロードナイト・グランド』を攻撃! エアーズ・ロッキー!」
『マスター・オブ・OZ』の重い一撃が、グランドに襲い掛かろうとする!
(確かに、熊五郎君の思いは大きいのかもしれない。けれど、僕だって勝たなきゃいけない理由があるんだ!)
「僕は、墓地の『ロードナイト・ダーク』のモンスター効果発動! 墓地にこのモンスターが存在し、自分のモンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動が可能! 墓地からこのカードを除外することで、自分の『ロードナイト』モンスター1体の攻撃力は、戦闘を行うモンスター攻撃力の半分アップする! 『マスター・オブ・OZ』の攻撃力は4200。よって800だったグランドの攻撃力は2900にアップする!」
「それでも、OZには届かないだよ!」
「僕はそれにチェーンして、罠カード発動! 『聖なる鎧 −ミラーメール−』を発動! 僕のモンスターが攻撃対象に選択された時、攻撃対象となった僕のモンスターは攻撃宣言した相手モンスターの攻撃力と同じになる!」
「なっ……ということは、ミラーメールの効果が発動された後、チェーンされて発動されたダークの効果によって、グランドの攻撃力は……」
「そう、攻撃力は5700となった後、ダークの効果を受けて2100アップする!」
「ああっ!」
OZの重い一撃を、ミラーメールで跳ね返したグランドは、ダークの力を受けてOZを切り裂いた! コンバットトリックで、熊五郎のライフは0となってしまった。
「……うううっ……」(熊五郎ライフ1700→0)
そして、デュエルに熱中しすぎて聞こえなくなっていた実況が、遊太の耳に再び聞こえてきた。
「遂に決着! 1回戦最終試合は、六道遊太選手の勝利だ!」
その後、大歓声が遊太の耳をつんざく。全国で勝つというのは、こういうことなのかと、心で理解した。
熊五郎の方を見ると、熊五郎は泣いていた。皆の期待に答えられなかったから、かもしれない。
それでも、熊五郎の友達はというと。
「頑張ったな〜! 熊五郎〜!」
「よくやったぞ、熊五郎!」
「オラたちの、希望の星だな!」
それを聞いて、熊五郎も皆に言う。
「あ、ああ……ありがとうな、皆……応援してくれて……」
「熊五郎君……」
熊五郎を見た遊太は、その後観客席に目をやる。そこには、真薄や龍矢といった、友達がそこにいた。
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.236 )
- 日時: 2017/04/08 18:04
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
デュエルを終えて、デュエルリングを降りた二人は、握手をしていた。
「ありがとな、遊太君。楽しい……デュエルだっただ」
「うん、僕も……良いデュエルだったよ。熊五郎君」
そして、二人がデュエルリングを離れた時、熊五郎の友達が熊五郎と遊太に駆け寄って来た。
「熊五郎、やっただな。やっぱりオラたち、おめえのデュエル生で見てよかっただ」
「がんばっただね、熊五郎君。デュエル……カッコよかっただよ」
「は、花ちゃん……」
「へー、花ちゃんって言うんだ。君の彼女?」
「そ、そんなことねえだ! ただの友達だよ〜」
するとそこへ、真薄達も駆けつけてきた。
「1回戦だって言うのに、凄いよ遊太君。遊太君はやっぱり、デュエリストとして凄いですよ!」
「全く、ハラハラしちまったぜ!」
「おおっ、オラの友達につられて、遊太君の友達まで来ちゃっただな……」
「凄いよな……デュエリストって言うのはこうなるんだから凄いだよな……」
「でも……オラたちばあちゃん達に『夕方に帰る』って約束しちまっただからな……帰りの電車まではまだ時間があるから、電車の時間までどうしようだか?」
「オラたち、熊五郎が勝つことしか予想してなかっただから……折角東京来たっつうのに、何もしねえのは嫌だなあ」
「そうだ、東京見物なんてどうだか?」
「あっ、そりゃ良いだな! 熊五郎、一緒に行こうだ!」
「わり、オラはデュエル会場でデュエルを見たいから……」
「そうか、ならオラ達もデュエル会場でデュエルをみる事にするだよ」
「そか……じゃあ一緒にみるべ〜!」
「遊太! オラたちこのまま会場にいるかあデュエルを観戦することにするだよ! それじゃーなー!」
そう言って、熊五郎達は観客席へと戻って行った。
それを見て、龍矢は語る。
「なんかすげえな、遊太」
「対戦相手とあんなに仲良くなって……なんかすごいですね」
「それはもう、デュエリストって奴ね……」
「なんか……良いよね」
「う、うん。なんか……いつの間にか仲良くなってた」
それを聞いて、遊太の精霊たちも語り始める。
(フフフ。デュエルをすれば、皆友達って奴か……)
(何故か知らんが、お前とデュエルした奴は、何故か殆ど友達になってしまうんだあ)
(可愛いな、遊太)
そういう事を聞きながら、遊太はデッキをひたすら握りしめていた。
そして、遊太がデュエルに勝利したという事実を、菊姫は別の所から見ていた。
「おっ、遊太の奴勝ったのか……まあ、アタシの友達なら当然なことだがな」
更に、アキラはというと。
「アイツ、勝ったか……このまま勝てば……俺と当たる。決勝戦で……」
その後、実況席のロベルトも語る。
「遊太君、まずは1回戦を突破したか……」
「君が見込んだだけのことはあるね。まあ……僕も以前から見ていたんだけど……」
「けど、まだこれからだよ。彼のデュエルは……」
まずは1回戦を突破した遊太。決勝戦まで、後4回だ。
第四十話。終わり。
- ごめんなさい ( No.237 )
- 日時: 2017/05/09 00:08
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
作者のロードです。
このたびは、小説を一か月も放置してしまい、申し訳ありませんでした。
なんとか更新しようと描いてはいたのですが、学校の課題や、資格を得るための講習の手続きなどが度重なって起こったため、やむを得ず1か月も放置していまいました。
これからは、長い間更新ができなくなるような時期には必ず、連絡を一本入れるようにします。
後、何もなく長い間更新をストップするのは、もうこれっきりにしようと思いますので、これからはまめに更新しようと思っています。
本当に申し訳ありませんでした。もうこのような失態が無いように、頑張っていきたいと思います。
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS(イクス) ( No.238 )
- 日時: 2017/05/17 18:24
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
まめに更新するとは言いましたが、最近は中々更新するのが難しくなってきました。
なので、今後は1週間に1〜2回程度しか更新できないと思うので、そこらへんはご了承ください。
後、第四十話の使用カードについては後々纏めますので、待っていてください。
第四十一話「超こいこい! 花の花札衛デッキ」
1回戦の殆どが終了し、実況席のロベルトは遊太に対して思う所がある様子を見せていた。
(意外とギリギリだったけど……結局は勝ったか。どう思う? アストログラフ)
ロベルトの後ろにいた、星空のようなマントを羽織っているモンスターがロベルトに話しかける。
(そうだな……このままなら何とか決勝戦までは行けそうだが……問題は、あのアキラに勝てるかどうかだが)
(そうだね、今は勝てないかもしれない。けれど、地区予選の頃から彼は進化を繰り返し、かなり強くなっているよ。そう簡単には……やられないと思うな)
(そうか、ロベルトはそう思っているのか……)
(まあ、今は見守っていようじゃないか、遊太君の行く末を)
二人の会話の横では、影沼店長が色々喋りまくっていたようだが、ロベルトは今はそれどころではない。
大事な事を見定めるので、今はちょっと喋ることができないのだ。その後、影沼から色々言われて実況に戻るのであった。
一方、どうにか1回戦を突破した遊太は、賞賛する友達と一通り話をした後、モニターに映る対戦者に目を光らせていた。
アキラ、菊姫のデュエルはまだ先であり、自分の対戦相手となる花街慶次のデュエルはもう終わってしまっており、見る事ができないでいた。
「さて……どうしようかな? 次のデュエルまで時間があるし、どうするかな……」
そう呟いた遊太に対し、『イクスロードナイト・アルファ』が話しかける。
(なら、しばらくデッキを編集していてはどうだ? デッキをもう一度見直して、次のデュエルに備えてはどうだ?)
「う〜ん……でも、今日はあんまりカード持って来てないし、そう編集することはできないなあ……」
(そうか……ならどうするかが問題だな)
そうアルファが言った時だった。
「おう、ここにおったか〜、次の対戦相手、六道遊太!」
後ろから声をかけられ、思わず振り向く遊太。そこには、金髪の気の良さそうな兄ちゃんがいた。
「よお! こんな所で一人で喋って、一体どないしたん? ワイの対戦相手がこんな所で」
「あ、あなたもしかして……僕の2回戦の対戦相手、花街慶次さんですか?」
「ああ、お前の言う通りワイはお前、六道遊太の対戦相手花街慶次!」
「で、何か僕に用ですか?」
「いや、ちょっと……暇なら一緒に遊ばないかって話」
「何をして遊ぶんですか?」
「お前……花札って知っとるか?」
「ええ、確か同じ月の札を揃えて集めて、役を作るカードゲームでしたよね?」
「時間もあるし、相手と交流を深めておいても悪くないと思うてな。んで……やるか?」
「まあ、あの二人ならそう簡単には負けないだろうし……やっても良いかな」
「んじゃ、休憩室のテーブルでやったるで〜」
そして、慶次と遊太は休憩室で花札をしばらくやっていた……が。
「ほいっ! 短冊と猪鹿蝶!」
「かーっ! また上がられた……こういっちゃなんやけど……遊太は引きが強いなあ。ワイも近所のじーちゃんばーちゃんとかと相手して鍛えているはずなのに……手伝いをサボったりして鍛えたはずなのに……」
「何か家の手伝いでもしているの?」
「ああ、ワイの家はお好み焼き屋やっとるから、たまに出前とか手伝わされとる。まあ、たまにサボってデュエルとか花札して、親父からゲンコツ喰らったことなんぼかあるけどな」
「ゲンコツ……」
「まあ、お陰で凄いデュエルの腕前は良くなったんやけどな。こういう引き勝負、ワイは好きになったんや」
「ふーむ……」
すると、アナウンスが鳴る。
「デュエルの準備ができました。2回戦第8試合、六道遊太対花街慶次選手のデュエルを始めますので、選手はデュエルリングに来てください」
「おー来たか。ほいじゃまあ、花札の決着はデュエルでつけることにするでー」
「ええ、負けませんよ!」
デュエルリングに向かう二人、その時、遊太は疑問に思う。何故慶次が花札を自分とやったのか。交流を深める以外にも、何かあるのではないのかと勘ぐってしまうのであった。
そして、デュエルリングに辿り着いた二人はデッキをシャッフルし、ジャンケンをして遊太が先攻、慶次が後攻を取った。
「よし、始めるで!」
「ええ!」
そして、デュエルリングに上がった遊太を見て、龍矢達が歓声を上げる。
「よーし! 頑張れよ遊太ー!」
「そのまま勝ち進んでくださいね!」
「遊太君……」
そして、遊太のデュエルを他の場所で、モニターから眺めている菊姫とアキラ。何はともあれ、遊太のデュエルが気になるようだ。
「それでは、2回戦第8試合、六道遊太選手と花街慶次選手のデュエルを始めます!」
「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」
- Re: 遊戯王デュエルモンスターズEXS「ロックします」 ( No.239 )
- 日時: 2017/06/18 00:17
- 名前: ロード (ID: MMm5P7cR)
ごめんなさい皆さん。
一週間に1〜2回更新すると言ったのに、それができず一か月も放置してしまったこと。
長い間更新しない時は連絡を入れると言ったのに、それもしなかったこと。
自分で言ったことが守れないようなら、ここらで小説を止めといた方が思ったため、この小説をロックすることにしました。
ロックはしますが、ひょっとしたらまたここで『ロードナイト』と『六道遊太』君の遊戯王小説を書くかもしれませんかもしれません。
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