複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.407 )
日時: 2016/12/13 14:56
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

第三十章 イエスタデイ・ワンスモア5

注意、イエスタデイ・ワンスモア5から見ても何も分かりません。なので、イエスタデイ・ワンスモアシリーズ未視聴の方は最初から見るのをお勧めします。


嘗て、ミゴ・ロークフと言うブラック企業があった。その会社はゴミ袋と呼ばれ蔑まれていた。そしてミゴ・ロークフは小林財閥により見事倒産。ミゴ・ロークフに所属していた暗殺者達は小林財閥へ異動する事になった。とはいえ、小林会長直属部隊(ヒワノ等)の雑用的な扱い。ゴミ袋は何処に行ってもゴミ袋。
一年後小林財閥は崩壊。直属部隊も雑用も途方に暮れていた。

その時、うつろと言う男が手を差し伸べる。

「僕と一緒に壊したいやろ?楽しいと思うよ?」

嘗ての仲間達と嘗ての敵達は共にエイトハンドレッドに面接無しで入社。

ミスターH、貝田かいだ金木きんぎ浮田うきた宮城みやぎ水口みずぐち大須賀。刀根。ワンスモア・I。エデル。忍賀ヒカル(にんが ひかる)。ブリエ・ティラトーレ。エクラ・ティラトーレ。ドゥーロ。霊犀 結香。
磯野等、その他。




遠く海外。現在、経済戦争により多くの兵器等が創られている。

その中に、一人の優秀な暗殺者がいた。

名前は土井 孫六(どい まごろく)。アダム専属の暗殺者。だが人を殺めることをせず、情報を盗み出す事やスパイ、機械全般が得意。この世界に身を落としている事に後悔すらしている。しかし、暗殺者の性は拭い切れない。ポジティブ思考。

「……」

土井は遠くからスナイパーでターゲットを撃つ。

「……せめて安らかに眠れ」

「土井。この世界によ、慈悲なんていらねえんだよ」

「そうだな。自己満足に過ぎない。後で墓標を建てておこう」

「……俺は会社を辞めて、日本に戻る」

「足洗うのか?」

「ちげーよ。……良いビジネスが俺を待ってる」

「……」

一方、エイトハンドレッドでは。

「大木博樹(おおき ひろき)〜……何してるの?リストラされちゃうよ?」

「うるせえ!俺はやれば出来るんだよ!今はやってないだけだ。俺なら出来るんだよ。何でも……」

「はいはい分かってるよ〜」

大木博樹。元小林財閥子会社ミミーズの暗殺者だがサボり魔として非常に有名。努力が大嫌い。チンピラ達を束ねてギャングみたいな組織を創っている。

出会う事の無い二人は数時間後……人格が、人生が、運命が、全てが変わる。

エリートの土井は午後4時アダムが経営しているホテルの高級ベットに座り、神に祈りを捧げる。土井はキリスト教徒。

「……人殺しに神を祈る資格は無いが、せめて俺が殺した人々がちゃんと幸せになる事を願わないとな。願うだけしか出来ないが……。さて、夜中の任務の為にしっかり寝ないと……」

落ちこぼれの大木は午前12時エイトハンドレッドの寮で貝田かいだと二段ベットで寝ていた。

「貝田……霊犀って奴がこの会社に来るらしいぜ?」

「そうだね……美人で嬉しいよ」

「そんな事オタクのお前に話すつもりなんて無い。俺はイラつくんだよ。コネ入社って奴が。努力もしねーで……」

「大木はどうなんだよ……。毎日、毎日、雑用ばっかで……。上の奴等も社長と対立してるみたいだし。何だっけ?小林財閥がどうのこうのとか……」

「うるせえ!俺はやれば出来るんだ!まだ本気出してないだけだ!畜生……皆、俺を馬鹿にしやがって……。俺の事をちゃんと評価してる奴っていないのかな……!マジで。もういい。寝る」

「……へいへい。そう言えば、海外とか時差があるんだよな。どうでもいいけど」

そして二人は眠りに落ちる。自分の姿として最後の。

大木は目覚める。

「……?仕事、仕事に行かないと」

しかし、大木は今いる場所に驚く。

「……ここ、どこだ?」

土井は目覚める。

「あれ?まだ夜中か……。ん?」

土井は今いる場所に驚く。

「……夢?」

大木の下で貝田は話す。

「うるさいな……どうした?」

「……誰?」

「は?」

「しかし、アダムで活躍してる土井孫六って男は凄いな。夜中に活動するから夕方にはもう寝てるんだってさ。俺、夜中仕事とか耐えられないよ」

「……土井孫六って俺だろ」

「はぁ?……ああ、とうとう現実逃避か。顔洗って今日も元気に雑用しよう……。土井みたいにニュースに取り上げられるレベルの暗殺者になりたいな〜。てかなんで暗殺者なのにニュースに出れるんだよ……」

勿論、暗殺者の事を伏せて報道している。しかし、現在、億万長者で暗殺者達が会社の社員として報道される事が増えている。原因はスポンサーの影響。局にかけての圧力である。暗殺者は表社会にも影響を及ぼしつつある。

「……誰だよ、こいつ……!?」

大木は鏡を見る。写っているのは大木。

「俺は土井なんだよ!土井だ!」

「影響受けすぎ。そろそろ怒るよ?」

「俺は……」

こうして、大木(土井)の物語が動き出す。

敵は自分が創り出した最強の暗殺者チーム。

彼(土井)はどうなるのか。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.408 )
日時: 2016/12/13 18:27
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

大木は髭を剃っている貝田を見る。

「……何が起こっているんだ?何で俺は……誰だよ、こいつ」

「今日は〜磯野さんとデート〜♪」

「磯野?誰だよ……」

「ミゴ・ロークフの時看守だったけど、今は恋人。あ〜……ロマンチック!」

「……」

大木は冷静になる。

「状況から考えて、俺は大木と言う奴と俺が入れ替わったはず。まずは、俺を見つけて話をしよう。って此処がどこなのか分かればの話だが」

「はいはい、映画でも見たの?現現現世で入れ替わり?なら、女性と入れ替わらないと。ラブストーリーにならないよ?」

「誰も信じてくれるはずもないか……」

金木きんぎ浮田うきた宮城みやぎ水口みずぐちは朝の挨拶をする。

「え〜今日も元気に暗殺をしましょう。では、看守の皆さんや指導者さん達が来るまで待機してください」

看守とは暗殺者達を管理する役割を持つ役職。暗殺者を引退すると大体はこの役職に落ち着く。昔はやんちゃしてたね。とか過去に浸って来る為、新人達からは嫌悪される。

指導者とは暗殺者のレベルを上げる為現役暗殺者を雇い、アドバイス等をする。簡単に言うとコーチ。

レオトリア、拾課じゅうか藤井ふじいの三人は呟く。

「エイトハンドレッド。お手並み拝見ね」

「……レオトリアちゃん。俺と今日食事しない?」

「……頑張るぞ!」

大木は呟く。

「エイトハンドレッド。そう言えば、最近経済戦争で一角を現してたな……」

すると、ミスターHが現れる。

「四月だから今年からいる新人や異動した奴もいるか。

私はミスターH。Hは変態のHだ!」

「……何を言っているんだ、こいつは」

「去年から怪我のせいで看守をしている!ビシバシ、監視してやるから覚悟したまえ!」

「元暗殺者か……」

「ミスターH。まずは自己紹介しなきゃダメだろうが。これだから看守はクズばっかなんだよ」

「大須賀……」

「大須賀です。此処に来ていない高慢チキなエイトハンドレッド直属暗殺者になれる様に日々努力しましょう。嫌ならいっそ殺しましょう……。こんな挨拶で良いか?」

「……直属?こいつ等は……」

「俺の名はパーヴェル・幅重はばかさね。フリーから来た。特技は笠編みだ。それと……刀だ。俺達は雑用だが魂だけは折れるな」

「雑用……?そうか、直属部隊から離れされた奴等か……。て事は……俺も!?」

ミスターHは話す。

「指導者は任務の最中で来られないらしい!追々紹介する!後は直属部隊の説明は今行う。

ワンスモア・I。エデル。忍賀ヒカル(にんが ひかる)。ブリエ・ティラトーレ。エクラ・ティラトーレ。ドゥーロ。霊犀 結香。貝田からなる直属部隊」

大須賀はタバコを吸う。

「……偉そうに指示してくるがくれぐれも反抗するなよ。俺達は落ちこぼれ。ミスターH以外の看守の言う事も聞けよ」

「何故私以外!?」

「ミスターHの様な平等に扱う看守はそういない。他の奴等はクズばかり。だけど、お前等は上がらないと駄目だ。直属部隊を蹴落とせ。俺がしっかりサポートしてやる」

パーウェルは刀を見る。

「俺は敵を斬るまでよ。看守もな?」

貝田は手を上げる。

「あれ?刀根さんと大木の紹介は?」

「刀根さんはこういうの嫌いだからな。大木は……」

「大木って俺だな……」

「紹介しても無駄だろ……」

「……!」

貝田は苦笑いをする。ちなみに貝田は直属部隊で活躍する一流の暗殺者。だが、落ちこぼれの会議にも参加する等、昔と違って少しはマシになっている。

土井は心の中で叫ぶ。

(大木……どんだけ信用が無いんだ……。どんな事したらこんなに酷くなるんだよ!)

貝田は大木と部屋に戻る。

「あ、俺は磯野さんとデートだから。大木はちゃんと仕事しろよ。お前リストラされたいのか?俺は心配だよ」

「……は、はい」

「素直だな。感心、感心」

貝田は外に出る。大木はテレビを点ける。すると、土井がテレビに出演していた。

「今、話題のエリート社員。土井孫六。社長と共にカメラに応じてくれました!」

「え〜この俺、土井は、これからも輝き続けます!よろしく!フォー!!人生最高!」

土井はそう言ってかけ声と共に現れた色気のある女性達と連れてカメラから去る。

「……なんだこれは……」

土井は女性達と路上でキスを始める。

「……勝手な事しやがって。だがこれで確信した。大木と俺は入れ替わってる。何でこんな事になったのかは分からないが先決すべきは俺とあいつはもう一度入れ替わる事だ。じゃないと一生俺は大木だ。

俺はあいつと会わなきゃダメだ。その為に俺は変わらないと。俺は鍛え直すぞ……この堕落した大木の人生を」

大木は自分の身体を取り戻す為にまず、土井の地位まで昇り話し合う事を決意する。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.409 )
日時: 2016/12/14 18:50
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

大木はパーヴェル・幅重はばかさね と話す。

「大木。今日はコロシアムに行かなくて良いのか?」

「コロシアム?何だそりゃ?」

「今日は中々の試合だ。私も腕が刀が鳴る」

「……」

パーヴェルは大木を連れて小林財閥本社跡地、現在はアダムの支社の建設中のビルに行く。

「此処は?」

「今さら何を言っている。此処はかつて、小林財閥が娯楽、資金集めとしてやっていた殺し合いの場だ。そして小林会長が此処で死んだ噂もある……」

「……」

「んで、殺し合いの最高のギャンブルをして遊ぶ。俺は雑用以外はコロシアムに参加するか予想するかで遊んでる。お前も良く、一緒にやってたろ?」

「……は、はい」

大木は心の中で思う。

(……クズでギャンブル好きとか……ヤバいよ……)

「それじゃ俺は試合に出る。勿論、俺に賭けてくれよ。金は山分けだ」

「……」

数分後、パーヴェルは敵と闘う。

「さあ、相手は元小林財閥直属部隊、朽葉 蓮(くちば れん)。圧倒的なバランス感覚を持っています」

朽葉はマシンガンを使い、パーヴェルを撃つ。パーヴェルは刀を構えるだけ。

「……居合だけで弾丸を斬るのか。……この実力で雑用とは……いや、看守の言う事聞かないだけか」

「懺愚刀・滅呪ざんぐとう・めつじゅ。この刀は人間を斬らない。

抜刀……!」

抜刀音が響くと朽葉は倒れる。しかし弾丸はまだ斬れていない。

「呪解放・懺髏刀・死響鬼ざんろうとう・しひびき

斬りたい物だけを斬る。これがあるべき刀の姿。暗殺者の姿」

パーヴェルは一瞬で双剣を装備し弾丸を斬る。

「刃こぼれ無し。見事」

大木は金を貰う。パーヴェルはその場を去る。

「毎回言ってるが看守や指導者には気付かれるなよ。悪い虫が集ると気分が悪い」

「……」

大木もその場を去る。

「まず人間関係からやり直さないと……駄目な気がする……」

すると、大木は何者かに止められる。

「大木……アンタ。昨日補導って言ったよね?リストラも時間の問題だよ?」

「す、すみません!すみませんでした!」

「……結構素直だね?明日は雨でも降りそう……」

彼女の名前はフローラ=クレッシェンド=アンサンブル。11歳にして指導者として活躍。オレンジのロングヘアに緑のタレ目に眼鏡をかけ、黄色のゴスロリ風の服装をしている美少女。毒舌家としても有名。

大木は特に指導者から嫌われており、リストラ候補にも挙げている。

大木はフローラに連れられて指導室に来られる。

「どうもー。フラン・エンディングでーす。なめたら殺すんで。せいぜい生き残って下さーい」

彼の名前はフラン・エンディング。目を付けられたら最後、平気で大木の様な奴を殺してしまう指導者。拷問とかしちゃう看守的ポジション。

現在きのこの被りモノをしている。4300円(税込)。

「いやーマジ最高だよ。今日こそ大木ぶち殺せるんでー」

「今日から真面目にやるから!俺変わったんだよ!」

「そんな奴が補導忘れる訳無いでしょ!」

もう一人の指導者は忍者の格好をしている。

「……フラン。フローラ。このくらいにしてやれ。今の彼にはクズの匂いがしない」

彼の名前は闕見我 理生(こちみが りお)。元天淵一族の一員。詳細不明。

「うるせーよ。指図すんの止めてくれませんか?うぜーんだよ。殺すぞ?」

大木は思う。

(ミスターHより面倒な奴等だが、まず上の立場の奴の評価を上げ俺は直属部隊に成り上がる。後は任務に積極的に参加する。とにかく俺は身体、精神を鍛え上げるんだ!そして大木と同等の位置に立ち話し合う。話し合って身体戻れるのかどうか分からないが何もしないよりはマシだ!)

「指導の方、宜しくお願いします。決してもうサボらないので」

「……」

「なら土下座だー土下座ー。泣いて靴舐めろー。許さないけど」

「アンタ、まず、すみませんでしたでしょ……」

「まあ改心したんだから良いでしょ。またサボればリストラ候補に挙げれば良いだけ……」

大木は指導者により鍛練を重ねる。

(問題は大木の人間関係だよ。パーヴェルの事から考えるとかなりヤバい奴とつるんでるかもしれない……)

大木は大須賀、貝田、磯野、ミスターHに連れられる。

「大木。今日も酒飲むぞ……。雑用なんてやってらんねえよ」

「まあ、ミゴ・ロークフよりは良い環境だろ。なあ?直属部隊の貝田君♪」

「うるさいぞ!看守長にバレたらクビだ!」

大木達がいたのは、君島が経営している居酒屋。現在はミゴ・ロークフの本社の所に移転している。店にはロビンソンの遺影が飾ってある。

「此処はよ、ゴミの時から通ってたんだよ。あの頃の方がやる気は無かったけど気の合う仲間しかいなくてよ……。一之瀬いちのせ!川崎とどっか行きやがって……」

「大須賀……」

「俺は上の奴等をぶっ潰す。んで一之瀬の約束を果たす!」

大木は考える。

(人間関係は悪いと思っていたが一部の人間は何か……)

「それより、大木。彼女とはうまく行っているのか!あの娘は良い子だぞ!」

「彼女?……え?」

すると、ウルフカットの黒髪 紅鳶色の瞳 左目は桃色の義眼
身長は凡そ190cm(長いこと測っていない)、浮き出た両腕の血管と腹部の刃物の疵痕が印象的の男性が現れる。

「探したぜ?大木……」

「お前は……」

「チンピラで伸し上がる所を見せてくれよ。この為に俺はアダムを捨てたんだぞ?」

「ベリーベル・エクセリューナ!なんで此処に!」

「……?」

ミスターHは驚く。

「ベリーベル!?土井と同レベルのエリート暗殺者!……何で此処に?」

ベリーベル・エクセリューナ。土井と大木を知る人物。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.410 )
日時: 2016/12/14 19:58
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

ベリーベルは大木と居酒屋の外で話す。

「チンピラ集めて、アダム、天淵一族、エンドレス、エイトハンドレッド全部潰すんだろ?だから資金と力を貸してやろうって時に逃げるのは無いだろ?」

(どんな約束してんだよ!ベリーベルも何でこいつと約束出来んだよ!)

「俺達は同じ暗殺候補施設の腐れ縁だろ?共に同じ釜の飯を食べた仲間だ。お前だけは金で買えないよ」

(大木がこいつとそんな繋がりが……。って中々の信頼度じゃないか……。俺でさえあんま話した事無いのに)

「ほら、金あるじゃねえか。俺が金に五月蝿いのは知ってるだろ?キッチリ耳は揃えてくれよ。俺はいつでもアダムみたいなクソ組織潰す事なんて訳ねえぞ。土井も本性表しやがって……」

「……」

「まあ俺はゆっくりお前と人生楽しむよ。軍人の時よりもよっぽど最高だ」

「分かった……分かった」

「お前、変わったか?」

「……なあ、俺と土井が入れ替わったって言ったら信じる?」

「……」

「もしも、の話だぞ……。そんな考えるなよ」

「ああ……そうだな。俺にはどうでも良い」

ベリーベルはその場を去る。

「……後は土井に聞いてみるか。うまくいけば利用出来るかもな。金儲けの」

大木は店に戻ろうとした時、エイトハンドレッドの直属部隊達が店の前で会話をしていた。

「エデルはどーした!?」

「ペットの用事でもういない.....しかし、虚の下に付く事になるとは....!」

「お兄様....!エデルよりも私をずっと見て下さいまし?」

ワンスモア・Iとドゥーロ、忍賀はスマホで連絡をしていた。

「・・・・現在調査中。かなりマズイ・・・・」

「ワンスモアは何をしてるの?暗殺系アイドルのボディガードが電話するなんて駄目でしょ!」

と、忍賀は無料通話アプリでドゥーロに送信する。ドゥーロはオンラインゲームでフレンド対戦中。

すると、一人で行動していた霊犀がいた。

「あれが……霊犀 結香」

忍賀は呟く。

「コネ入社の霊犀ちゃんは何をしてるのかしら?」

「.....」

「凄いわね。コネって。コネコネ〜」

「忍賀。コネの意味知ってるのか....?」

「……だまらっしゃい。悪口になれば良いのよ!」

「...」

「フン!強気なのも今の内よ!実力の差を嫌と言う程見せてやるよ。暗殺系アイドルなめんな」

霊犀は笑って何かを言おうとしたが忍賀はツバを吐きながら去る。

「大丈夫か?」

「君は....?」

「ああ、雑用の大木です。ほら、同じ会社の」

「あ.....うん。思い出したよ.....!いつもありがとね」

「はい……」

看守長は叫ぶ。

「霊犀!行くぞ!……今日は教祖様から貰った竜神玉りゅうじんぎょくがある。ギャンブルもうまく行くぞ!」

「はい....北沢きたざわさん....」

北沢。看守長だが、実にクズで無能。名も無き教団の信者であり、教祖の言う事を鵜呑みにし行動を起こす。

暗殺者が任務で死にかけても、北沢は助けず平然と髪のセットを優先する。

自分より下と思った者は容赦無く蔑む。むしろ、嫌がらせをする。

暗殺者達の不満は募る。

「ならお前等に暗殺者の管理が出来るのか!?やれるもんならやってみろ!」

開き直りも得意の様だ。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.411 )
日時: 2016/12/15 18:39
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

翌日、大木は起き上がる。

「やっぱ、大木だな……。何回寝ても大木……」

貝田は磯野とモーニングコールをする。

「今日はアグレッサーガールズの声優さん達のイベントに行こう!」

「仕事は大丈夫?」

「大丈夫だって!」

「……私は心配だよ。このままで良いのか。このまま、フィギュアとか……そういう生活をして……流石に年老いて、オタクみたいな事出来ないでしょ」

「大丈夫!」

貝田は電話を切る。

「……さあ、行こう。大木」

「あ、ああ……大変なんだな」

一方、エイトハンドレッドの近くに武器商店があった。そこに、指導者、フランとフローラが現れる。

「……武器商店?まっ昼間からこんなの出していいんすかー?」

「暗殺者専用って書いてる……!駄目でしょ!警察に嗅ぎ付けられるわよ!」

「.....大丈夫だよ。全部、折り紙だから」

武器商店を営むのは、滓雅美智子。かつてアンノウンの看守だったが哀川博士と上京。現在は哀川博士とどこかで見たアパートに住んでいる。

商店を営む理由は、エイトハンドレッドの社長、虚を探る為。

「お、被り物もある。こりゃ……アフロですかい」

フランは被っていたちょんまげをポケットの中に入れ、財布を出す。

「アフロ一つ」

「アフロって武器なの?しかも折り紙で作ってるの?」

「アフロは変装道具ね....後、ちょっとしたボケ。遊び心ね」

「説明しちゃ駄目よ……そういうの」

「ファンキーな気分だな。こういう時はテンション上がって人を殺したくなりますな」

「……どこの殺人鬼よ……私達は暗殺者よ。誇りを持ちなさい」

「血に塗れてますな〜。その誇りは」

滓雅はエイトハンドレッドの各所やフラン、フローラ等の衣服、アフロに折り紙を貼り付け、盗撮盗聴をし、動向を探っていた。

「結香を救わないと....そして虚さんを元に戻す....」

ちなみに折り紙では無い武器も売っている。

「滓雅....この店の名前、万屋で良いと思うんだ....」

「立花。面倒だ。武器提供してとっとと依頼こなすぞ。今日は哀川博士の椎名と望田の修理……。本当に面倒だ」

滓雅に武器を提供しているのは、移動式万屋、立花桐華。HNRΩ(ハント=ニュートライザー=オメガ)。

哀川博士に拾われ、十分な資金を得て活動中。そして哀川博士が住んでいるアパートは嘗て、地獄門博士と望田、安達が使っていたアパート。ヒワノの手がかりの為、哀川博士は地獄門博士の研究を調査中。

大木はフラン等に電話し、積極的に指導をしてもらう。大体対応するのは闕見我だが。

「真面目になったな……。モテを気にするようになったのか?大木はカッコイイぞ」

「男に言われても……。別にモテモテになりたいからって理由じゃないですよ。俺は直属部隊に入って……土井と……」

大須賀はパーヴェルとギャンブル(違法カジノ)をする。

「……パーヴェル。お前イカサマしたろ」

「してない。お前もタバコを止めろ。気が散る」

「賭けマージャンも勝ち。ポーカーも勝ち。大富豪も勝ち。ルーレットも勝ち。

……ギャンブルの女神に愛されてるとしか言えないな」

「競馬とか競艇も良いぞ。運と違って予想と勘がモノを言う」

「良いよな。ギャンブル好きってのは。ギャンブル依存症は……論外だろ。ってギャンブルは駄目だな。もう40万溶かして0だよ……ミスターHから金借りよ」

大木はベリーベルや仲間のチンピラを説得しながら、大木の革命を抑えていた。

ただ、ベリーベルから土井の近況を聞けたのは幸いであった。

「土井?……能力に溺れ始めてるよ」

「溺れ……どう言う事だ?」

「気にするな……それより彼女と会ってやれ。場所はあそこのアパートだ」

「あ、ああ……」

大木は彼女と会う事にする。

「このアパートか……」

隣の部屋では哀川が大家と揉めていた。

「……」

「何か話しなさいよ!あんたね。アパートの屋根の修理をするから家賃安くしたのに。何、変な装置を点けてるのよ!」

「……」

すると、部屋の中にいた獣人が大家を殴る。

「ミュ!博士をイジメる奴は倒すミュ!」

彼女はエミュ。一応万屋の一員だが基本哀川の助手兼ボディガードを務める。

大木は見て見ぬふりをして彼女の部屋のインターホンを押す。

「緊張するな……」

「ミュ!ミュ!ミュ!」

「彼女って……大木はどういう対応をしてたんだ?と言うかどう対処すればいいんだよ。彼女は大木が好きなんだろ。俺は土井だ。彼女を寝取ってる感じで気分悪いぞ、おい。……説明する訳にもいかないし……しても信じる訳ないし」

部屋の扉は開かれる。

「……!大木さん!やっとベリーベルと言う最強の軍人から生還したんですね!」

彼女の名前はメープル=パウンド。礼儀正しく繊細で泣き虫だが非常に優しい。プラチナブロンドのボブへアに大きな緑色の瞳、肌は雪のように白い。服装は赤のゴスロリ風が多い。

世界的な大富豪パウンド家の令嬢。家族の愛を受けて育ったために非常に心優しく困っている人を見過ごせない性格。差別を嫌う。

パウンド家はアダム、天淵一族、エンドレス、ハームフル、エイトハンドレッドにも引けを取らない程の財力を持つ。小林財閥とは直接的な関わりはない。

メープル=パウンドは上京した数年前から大木と付き合う。メープルは親に頼らずちゃんと仕事をしている本当に良い子。ただ、恋愛を知らない為悪い男に引っ掛かりやすい。大木とか。

実際関係はほぼ大木がヒモ、ジゴロ状態。金をせびっていたが大木が革命の際にメープルが邪魔になり黙って逃亡すると言う卑劣な行為に対して、メープルはずっと待ち続けていた。

「もう大丈夫ですよ……」

「……お、俺は……実は」

大木は事情を説明する。

「と言う訳で……」

「映画の見過ぎですか?」

「映画の様だったらどれだけ良かったか……」

「あ、お菓子一緒に創りましょう!大木さん!」

「……」

(しかし、大木はそうとうな奴だな。大変な奴と入れ替わったと改めて思った。何で、入れ替わるんだよ……)

すると、隣人のさっき大家を殴っていたエミュが勝手に部屋の中に入る。

「あ……」

「お菓子の匂いだみゅー^^」

エミュはメープルと仲が良い。恋愛の話もしてるらしい。

「大木だミュ……。メープルで遊ぶなんでなんて奴だミュ!」

「違う!違うって!」

「別れようとしてるミュ!?メープルがこんなに尽くしてるのにミュ!?」

大木は逃げる。

「……頑張らないとな。頑張ろ……。リストラ、人間関係、彼女……」


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