複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.252 )
日時: 2016/09/24 16:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

亞狗兎さん、 霧風赤司さん、オリキャラ投稿ありがとうございます。

これからも応援宜しくお願いします。

ココからは本編です。

安達はバイトを探そうとする。

「まずバイトだよな……。だって望田と地獄門、絶対仕事してないよ。家賃どうするんだよ……。とりあえずやる事やりながら記憶を取り戻していこう」

安達はバイト探しをしようとする。

「でも記憶喪失だ。そう言えば俺って戸籍あるのか……?いや、あるだろ。普通。でも履歴書には何を書けば……過去を思い出せれば……」

すると、望田から連絡が入る。

「……暗殺者の一人は確保出来たんだろうな?」

「いやまずバイト探してるんですけど、無理です」

「無理です?無理だと思うから出来ないんだよ!死ぬ気でやれよ!人生犠牲にしろよ!ボケ!」

「は、はい!」

「まずお前ごときが正規のバイトは無理だ。暗殺関連にも死体運び等のバイトがある」

「どうすればそんなバイトに……」

「それをフリーの暗殺者に聞くんだろうが!馬鹿か!」

「はいっ!」

安達はフリーの暗殺者の所に走る。

「まずは……スポンサーだ!そこでバイトして働けば問題なし!そして何より、一番の問題、フリー暗殺者の賃金を払える!とにかく、俺達のような反小林財閥。アンチ小林財閥の会社に向かおう!青の暗殺者リストに……」

青に書かれた暗殺者の内、一つだけ会社に属している暗殺者達がいた。

「これだ!スポンサー!名前はファイアースターカンパニー。……怪しいっ!でも、此処から近いし……」

安達は会社に向かう。すると、会社の前で二人の男と女がいた。

さかき。客人だ」

「殴るか?弟子にするか?」

「用件を聞いてから判断しろ」

「分かったよ。武藤むとう

安達は榊と武藤に話す。

「ファイアースターカンパニーはココですか?」

「用件を話せ」

「あー……あのこの会社は小林財閥に属してませんよね?」

武藤は安達を殴る。

「お前、小林財閥?」

「違う!違うって!小林財閥じゃ……」

「すまないねぇ?アンタを弟子にしたかったんだけど、暗殺者の風当たりはきつくてね。多分、組……社長は多分お前を拷問しちゃうけど許してね。今は看守の仕事じゃ生活できないんだ」

「……あ、榊さん?どっか会った事ありませんか?」

「……新種のナンパ?」

「違うよ!馬鹿か!」

武藤は安達を運ぶ。

「助けてっ!」

「死にたくないなら暴れるな。暴れなかったらせめて最期の言葉と遺書くらいは残してやろう」

「うわっ!助けて!」

周りの人間は話す。

「ファイアースターカンパニーってあれでしょ?40歳の見漫間悪人みたまんまあくと。見漫間組の資金源の所でしょ?」

「さっきの人、可哀想に……」

榊と武藤は安達を縛り見漫間の元へ送る。

「……ヤクザ?」

「俺は見漫間悪人!ただの悪人じゃねえぜ?」

見漫間はヨーヨーで遊ぶ。

「そ、それで、お前、本当に小林財閥なのかっ」

「だから違いますよ」

「違うのか?良かったー!」

榊は驚く。

「嘘に決まってるだろ……?」

「嘘なのか?俺を騙してたのか?」

「違う!俺はアンチ小林財閥と言う組織を立ち上げようとしている。そこで貴方達、小林財閥に入っていない優秀なファイアースターカンパニーさんにスポンサーになって欲しいんです」

「スポンサー?何かかっこいいな」

榊は呟く。

「何言ってるんだ。完全に小林財閥の罠だ!」

「いや正直、小林財閥は大歓迎だよ」

「は?」

見漫間は呟く。

「小林財閥はヤクザの組織を潰す傾向にあるんだよ。一応好感度あげる為か?だからこういうお誘いは嬉しい!」

「……もう良いよ。好きにしな」

「是非、宜しくな!」

「スポンサーになってくれるんですか?」

「ああ!ウチは基本的に借金の取り立てや土地を売買をしてるから」

「土地?借金?」

「そう、月の土地を借金させて提供してやってんだが、なかなか返さない奴が多くてな」

「いやいやそんな、月なんて詐欺じゃないですか」

「ほう、そう考えるか。だがな、出来っこないをやらないと月なんて夢のまた夢だぜ?」

「でもヤクザがそんな事出来る訳……」

「まあな、夢ばかりじゃ見てられない。だから人は妥協する。でもな、夢はそんなに簡単で良いのか?」

見漫間は葉巻を吸いながらヨーヨーで遊ぶ。

「ウチでも暗殺者は調達してくる。お前は小林財閥を潰す方法でも考えてろ。まあ、もしくは小林財閥の俺のポジションが何処になるのかでも良いし」

「あ、バイトって出来ます?」

「話聞け!バイトはあそこのレストランの店長と仲が良いからあそこで働いてもらえ!」

「仲が良いって……」

「単にレストランやるなら金をくれってせびっただけだよ。その分、太刀の悪い客の処理をしてんだ。winwinだろ?」

「……はい!」

安達はレストランへ向かう。

「おいおい、こんな奴ばっかしかいないのかよ……」

見漫間は昼に見える白い月を見る。

「はっはっは!待ってろ夢!」

榊は弟子に電話をする。

「そうそう、小林財閥の暗殺者になれるかもしんないよ?あたしのバーターで」

「……でもその人に見えなければ意味が無い」

「良いじゃん。金が入るならさ〜」

安達はレストランへ行く。すると、夜城 鷹臣が現れる。

「あ、君が安達君?」

「安達です」

「う〜ん、バイトは一人?」

「はい」

「小林財閥からもっと派遣されるって聞いてたけどな。まあ良いや。僕は夜城!このレストランの店長さ」

「……成程」

「榊さんや小林財閥秘書のマシロさんも通っている店だよ!皆、仲良し!」

「榊さん?確かアンチ小林財閥じゃ……」

「榊さんは元ネームレス看守だったんだよね。その時に当時、元フルパワー看守のマシロさんと出会ってたからマシロが小林財閥に転勤する前から仲が良かったんだ!」

「ネームレスって?」

「ネームレス。僕達の年で無くなった暗殺者施設だよ」

「暗殺者施設なんてあるのか……でも、ネームレスには聞きおぼえがあるぞ?」

「それもそうだよ。小林財閥の傘下を2年前に唯一撃破したんだから。内緒だけどそこに僕も参加してたたんだけどね〜!」

「凄いですね!あの小林財閥を……」

「そうそう、でもネームレスは小林財閥の圧力により封鎖。看守だった人や暗殺候補生は皆、別の所で活動してるよ」

「……小林財閥……」

「まあ、君の前で小林財閥の悪口を言った事は内緒にしてね〜!何か君の前だと親しみを覚えちゃうよ〜!」

「……はあ」

「それじゃバイトは次の朝からで良いから!」

安達はフリーの暗殺者を探そうとするが、ある事に気付き望田に連絡する。

「望田さん!」

「何だ?」

「……自分って強いんですか?」

「そこは問題無い。地獄門先生により強化人間にさせてやる。ま、少々リスクはあるけどな」

「えっ……」

「大丈夫だ。小林財閥なんて腕切ってサイボーグが当たり前なんだから」

「……そんな」

安達は電話を切り、名前の一覧を見る。すると武藤と榊が現れる。

「あ、武藤さんと榊さん」

「俺達もついていく事にした。金の問題とかお前一人じゃ無理だろ」

「そうだぞ?ギャラ交渉しないと駄目だぞ?」

「生々しいな……。とりあえず、ジャノックと言う人の所に会いに行こう」

「ジャノック?」

榊は反応をする。

「ジャノックは小林財閥に属していたぞ?」

「いや、まあとりあえず行きましょう!」

「あ、信用してないのか!」

「過去はどうでも良い。金で雇う程の強さがあるのかが知りたいだけだ」

武藤は金の計算をする。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.253 )
日時: 2016/09/24 18:40
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「此処にジャノックがいるのか」

住所に書かれた場所は明らかに廃墟工場だった。武藤と榊は外で待つ。安達は廃墟を歩く。

「……!」

「ぼくはひとをころしたい。ぼくはひとをころしたい。ぼくはひとをころしたい」

「駄目だ。お前は人の命を軽く見過ぎなんだよ!馬鹿!集団命令だからそんな事が出来るんだよ。人間はそんな甘かったのか?オラ!」

「ぼくひところす、とくいだよ!」

目の前には、ジャノックがいた。しかし完全に多重人格になっていた。

「ジャノックか?」

「ぼくはジャノック!きみはこばやしざいばつのひと?」

「俺もジャノックだ。てめえ……何者だ?ウジ虫か?」

「アンチ小林財閥だ。しかし、何で多重人格に?」

「ぼくはもともとひとり!でもねでもね!」

「まずお前が何者かを教えろ」

「俺は安達。小林財閥を潰す男だ」

「俺達がかつて、小林財閥専属の暗殺候補生だったと知って言ってるのか?」

「勿論」

「……お前等では勝てないぜ?」

「だから力を貸してほしい」

「金は?」

「ぼくはひとをころしたい!」

「俺は金よりお前の、いやお前達の意思が聞きたい。小林財閥をどう思っているのか。金はその後だ」

「上等だ」

「こばやしざいばつはぼくのすべてだった」

「あの……語るなら真面目な方でお願いします」

「俺が真面目だってよ!全く、お前を見てるとうぜえな?まあ良い。語ってやるよ。俺と小林財閥の素晴らしき関係をな。

俺は雲井等を殺し、大量殺人を犯した。んで、犯罪者に。まあ数年経って俺は死刑が執行する事になった」


回想。

「なめんじゃねーぞ!死ぬのなんか怖くないんだよ!クソが!」

「銃殺するぞ?」

「うるせーよ!」

「良い心構えだ。小林財閥もお喜びになるだろう。君にはサイボーグが一番良いね」

「は?」

ジャノックは肉体を改造され全身サイボーグにされる。

「……」

「この世界は殺人が許可されている世界だ。遠慮無く腕の鋏で殺せ」

「黙れ。俺は誰の指図は受けない!」

「素晴らしい」

現在に戻る。

「俺は居場所を見つけた気がした。別に居場所は会っても無くても変わらないが何処かで安堵していた。しかし木村って言う男に会ってから俺の人生が変わった」

「木村?」

「落ちこぼれ出身の木村にエリートの俺は負けたのだ。しかも殺さずにだ。俺はさらなる改造を目指した」

「改造を?」

「結果……」

「ぼくがうまれたよー!」

「後遺症として人格が一人増えた。それでも木村に勝ちたかった。だが、呆気なく負けたよ」

「……」

「そして俺は小林財閥の厄介扱い。こんな所で24時間、護衛をしている」

「それって明らかに窓際だよな?」

「素敵な関係だろ?」

「小林財閥は責任を取らなかったのか?」

「ぼくはひとをころしたい」

「……俺は今でも小林財閥に望まれていたいんだよ。ッチ、俺らしくねーな!」

「でもぼくはこばやしざいばつをつぶしたいんだ」

「……どっちがどっちなのか分からなくなったぞ?」

「……結局は金で俺は動くって訳」

「かね、ほしい!ゆうふく、なりたい!こんなところ、でたい!」

「成程、真面目な方が建前。阿呆な方が本音か」

「お前も改造には注意しろよ」

そして武藤と榊はジャノックとギャラ交渉をする。

「小林財閥を潰せれば安いか……」

「ぼくはひところせればいい!」

榊は驚く。

「小林財閥を潰す?」

「精神的に病んでいるんだろ。でも小林財閥本社から異動させたのは珍しいな」

「確かに!」

そしてジャノックは安達と望田の元へ行く。

「あ……」

望田と地獄門は驚く。

「別に俺は金で動くが、ちょっと私情を挟ませて貰う」

地獄門は逃げる。ジャノックは望田をボコボコに殴る。

「ひさびさなぐるよー!」

「殺すぞコラ!」

「余計に怖いっ!」

その後、望田は安達を呼ぶ。

「貴様をこれからお仕置きする」

「え?俺スポンサー、バイト、仲間一人を……」

「黙れ!後、賃金は家賃三十万円の為没収するぜ」

「三十万?アパートで?あり得ない!」

「黙れ!主人に口答えするなカス!奴隷!」

望田は安達を木に縛る。そして望田は火のついたマッチを上に投げ、木の枝を燃やす。

「何すんだよ!望田!」

「望田様、申し訳ございませんでした。私はこれからの人生を全て貴方に服従しますって言ったら解放してやるよ」

「……この野郎!」

「早く言えよ。この消火器でお前の頭殴るぞ?」

望田は安達を消火器で殴る。安達は気絶する。

「……チッ。まだ使えるから生かしてやるか」

安達は目覚める。

「うわっ!……」

「酷い夢を見たんだな。それは大変だったね!」

「……夢?」

「さあもう夜だ!早く、可愛い子を見つけてこい!」

「はい!」

ジャノックはニュースを見る。

「サイボーグって腹減らないんだな。あ、そうか。胃が機械になってるからか」

ニュースは速報を流す。

「速報です。数時間前、何者かが公園の木に放火をした疑いが……」

安達は名前の書かれた住所へ行こうとすると、鉄パイプを持ったチンピラ達にボコボコにされている中年を発見する。安達はチンピラを殴り、中年を救う。

「大丈夫ですか?」

「あっ!佐久間さん!」

「佐久間?誰ですか?」

「ああ、人違いでした……。私は草野啓作(くさの けいさく)。しかし貴方強いですね。もしかして裏世界で活躍されてるんですか?」

「草野って……。暗殺者の?」

安達は暗殺者リストを見て青文字で書かれた草野を見る。

「やはり同業者でしたか。私は元プロの暗殺者です。とはいえ、クビにされて小林財閥に不必要とされましたが」

「……小林財閥!?」

「どうしました?」

「俺は今、アンチ小林財閥と言う組織を立ち上げているんです。一緒に小林財閥を潰しましょう!」

「無理ですよ。私はもう一度息子の為に暗殺者になりたいんです。その為には小林財閥に入るしか道はありません」

「それで良いんですか!?」

「弱者が生き残る方法は強者にすがるのみです。例え強者が間違っていても強ければそれが正しくなるんですよ!」

「……それを息子の前で言えるんですか?」

「息子は今、養護施設にいます。私の代わりなんて一杯いますよ……」

「だとしても、親は貴方一人なんですよ!親がそんなんで息子が育つか!」

「……理想では何も育ちませんよ。現実を見て下さい」

草野はその場を去る。

「草野さん……。しかし初対面で怒鳴っちゃったよ……」

安達は悲しげに、住所の場所へ辿り着く。

「此処は……そろばん教室か?」

すると女性が現れる。

「滝です。名前の違和感は気にしない方向で。それでご用件は?」

「あの……暗殺者ですか?」

「あ、はい。暗殺者です」

「そうですか……」

「ええ、此処で話すのもなんですから教室で話しましょう」

「はい」

安達と滝は話し合う。

「それで、小林財閥を共に潰しましょうって事です」

「うん、興味無い!」

「無い?」

「収入源を求めてやっているから、あまりやらないね。そうそろばんを造りたいなって時に殺してるくらいかな」

「そうか……そうだよな」

「小林財閥も来たけど本職じゃないです。って言ったら帰ったし。まあそろばんだ!そろばんをやれば全て解決だ!」

「しないよ!」

滝は口笛を吹きながらそろばんを改造する。すると、そろばんはあからさまな爆弾になっていた。

「何でそろばんから爆弾が出来るの?」

「はい?何の事?これはそろばんだよ。でも失敗作だから直すけど」

滝は爆弾を改造して電池を創り上げる。

「これも失敗作です。こんな原子力まがいの電池はいりません。いるのはそろばんです」

「ええっ!原子力ほどの電池があれば、エネルギー問題全部解決しちゃうよ?」

「でも量産出来ないよ。私は別に国の為に貢献とか普通の私じゃ出来ません」

「普通?何処が……普通なんだ?」

「食物連鎖って知ってますか?」

「ああ……」

「あれって一番上が幸せだと思うでしょ?」

「まあ、捕食者だから」

「でも私は個人的に下にいる虫が幸せだと思うんですよ」

「ええ……どうして?」

「生き方に無駄が無くそれでいて存在する意味がちゃんとある。まさしく普通!」

「……考えが普通じゃない!」

「確かに人間目線からだとそう思うね。彼等は生きる為の機能しか無く生きる意味を考える暇や寿命、脳がないから」

「それ以外もあるけどね。天敵とか」

「だから人間目線で考えすぎ。地球目線で考えよう!」

「……?」

「虫は環境を汚染しないし、むしろ植物を救っている生命体。地球が何も無かった時から虫と植物だけは適応し存在し、後世、次の世代の為に頑張って生きてる!これが私の考える地球の普通だったんだよ!自分を犠牲にして次の世代の為に地球に貢献する!素晴らしい!」

「……」

「私は虫が一番希望や奇跡があると思う。それを感じれなくてもそれが小さくても。虫こそ地球最大の貢献者だ!」

滝はそろばんを完成させる。

「だから私も普通に過ごすだけで地球に貢献したい!でも私は普通の人間だからな。貢献なんて出来ないよ」

「……あ、凄い。この人天才だ」

「いやだから私は普通のそろばん教室の先生ですよ。後、暗殺者」

「そろばん教室の先生が科学者越えしてるよ……!すげえよ……」

「あ、それじゃたまに一緒に話してくれる……?ね?極力暗殺に協力するから!」

「あ、ありがとう!何か、ありがとう!」

安達は日の出を見ながら家に帰る。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.254 )
日時: 2016/09/26 17:53
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

安達は望田に家で水責めされる。

「もうイジメの域越えてるよ……」

「お前が呑気に遊んでいるからだ!な?俺は早く小林財閥を潰したいんだ。と言うか、こんな拷問に耐えられなかったらお前は小林財閥に勝てないぞ!」

「……」

「俺はお前の為を思ってやっているんだ!それにどうせ身体は強化出来るんだから」

地獄門は器具を持ってくる。ジャノックはメンテナンスをしている。

「このくらいのメンテナンスで騒いでんのか?安達?」

「はっ!?」

安達は強化され再び外に出る。

「……身体が軽いな。何か……うん」

安達は妙な気分で家を出てバイトをする。夜城は安達に話す。

「記憶が無いの?」

「全く無いんです。思い出したいんですけど思い出す暇が無くて」

「まあゆっくり思い出すと良いよ!」

「はい!」

安達は夜城と働く。安達は過去の記憶を探る。

「……何にも思い出せない……。俺はまず何者なんだ?」

すると、武藤と榊が現れる。

「あ、武藤さんと榊さん」

「安達、ファイアースターカンパニーからにも暗殺者を引っ張ってきた。俺は分からないがな」

「へ?」

榊は話す。

「今から呼ぶ暗殺者は通称シャドウと呼ばれているんだ。崎峰に続くあたしの弟子だ。だがシャドウは影が薄すぎて姿があたし以外で確認する事が出来ないんだ」

「どう言う事だ?」

「簡単に言えば、教室を思い出すと良いな。クラスメイトにはおり、馴染めているんだけど皆と距離を取っていて印象に残らず連絡先も交換しない様な奴だ。確かにそこにはいるんだけど、いなくても同じ存在と言う得意能力がある」

「……成程」

「そう彼はまさに暗殺者らしい暗殺者。それじゃ……彼は何処にいるか分かる?」

「え?……」

安達は探す。すると他の客と一緒に不自然なフードの男を見つける。

「あの人か?」

「お見事」

武藤は探す。

「分からないな」

「彼は見事に影に溶け込み一緒にいる初対面の他の客にすら気付かない。これが影の薄さを極めた男。織戸 カヲル(おりと)だね〜」

安達はカヲルの元へ行く。他の客は不審そうに見て去る。

「……僕は信じない……榊さんじゃないのに……見えるの……?僕が……」

「……あ、ああ」

「凄いね。彼は元々、反小林財閥の派閥に属していたんだよ。まあその派閥が崩れたせいで彼は今、丁度仕事を探していたんだけどね」

「派閥?」

「そう小林財閥の露骨な圧力に君以外にも立ちあがる者が現れたんだ。最近の手柄だと、フリーの記者が元ミゴ・ロークフの社長に接触。小林財閥の裏を語らせて小林財閥の実態を記事にしたりしてるよ」

「フリーの記者……」

カヲルは語る。

「名前は御法川 飛鳥(みのりかわ あすか)。反小林財閥と言うより、真実を追い求める為に小林財閥の中身を調べようとしている人間……。これ以上は知らないし、話したくない……」

「女性の記者か……」

「でも言動は男勝りだよ」

「御法川はこちらで接触するね。今は仲間探しが大切だよ」

「はい……」

安達は名前が書かれた住所へカヲルと向かう。

「何かあったら叫んで」

「分かった」

住所の所は、小林財閥が所有していたロボット工場である。安達は侵入する。

「このロボットは?」

「暗殺者に代わるアンドロイドだ。残念ながらこいつ等の戦闘力じゃ自爆でやっと暗殺者を狩れる程度だがな」

「うわっ!誰だお前!」

赤く輝くメタリックボディが安達の目の前に立つ。

「俺の名はHNRΩ(ハント=ニュートライザー=オメガ)。侵入者を殺害する為に生まれたロボットだ」

「ロボット?ロボットにしてはちゃんと話してるし、動いている……」

「面倒だが説明しないとな。小林財閥の財力ならば俺等は簡単に量産出来る。だが小林財閥の上の奴等は見た目ばかりを重視してくる」

安達は量産されるロボットを見ると全員女性の形をしている。

「機能性より性欲だとさ。お陰で俺は此処で壊れるまでいないといけない。逃げようにもプログラムが邪魔してな。まあ逃げるのも面倒だが」

HNRΩは眠る。

「お前を殺しても金にならない。全くロボットだって欲求願望はあるのだよ」

「なら金になるなら協力するのか?」

「ああ、だが高いぞ?それに俺は地獄門とヒワノと言う博士しかメンテナンス不可だ。プログラムは複雑だからな」

「……地獄門なら同居者だ」

「貴様、小林財閥か?」

HNRΩはライフル型の高エネルギー光線銃DC(ドライブキャノン)を構える。

「お、おい……!」

「面倒だ。小林財閥に利用されるのはな。怯えるな。貴様を殺しはしない。だが小林会長に言っておけ。俺を此処に閉じ込めた事を後悔させてやるよって。面倒だから逃げるなよ?ちょっとストレス発散に半殺しにするだけだ」

「カヲルー!」

安達はロボット工場から逃げ、走る。HNRΩは生産されるアンドロイドを破壊しながら疾走する。

「デリート!」

HNRΩは巨大な装置を撃ち、安達の前で装置を破壊させる。装置の破片が安達に刺さる。

「貴様の身体、丈夫だな。貴様はサイボーグか?」

「強化人間らしい……。けど、痛い……」

「ならば多少の重傷も関係ないか。手加減をして損をした。面倒だから一気に潰させて貰うぞ」

「人型ロボットってこんなに強いのか……」

「俺に消せない標的はいない。常に依頼達成率100%、それがこの俺HNRΩだ」

「……」

「俺は自分勝手な人間が嫌いだ。面倒だし。だが俺は面倒をわざわざ起こす人間がたまらなく消えてはいけない存在だと思う」

「……そう言えばお前ロボットなのに結構面倒って言ってるな……」

「普通のロボットなら目的に一直線に向かい無慈悲に目的を果たす。だがそんな行為はあまりにもつまらない。だから俺は自分で何に対しても面倒だと思うプログラムを入れた。プログラムの解除は出来ないがプログラムの追加は出来るからな。もしかしたら俺は面倒を起こす人間に憧れているのかもな……とにかく、面倒を起こせる程、暇がある生命体。無駄こそが俺の求める究極体である」

「……」

「自分の為に生きて見たいのだ。まあ俺はロボットだから不可能だがな。しかしこんな面倒な話をお前に言ってしまうとはな。プログラムのせいか?」

「それはプログラムじゃない。自分の意思だ。HNRΩ」

「この姿を見ろ。俺は人間じゃない。それに何度か人も殺してる。俺のプログラムは人を殺すと快感を得られるプログラムは備わっていてな……。これはプログラムか?俺の意思か?」

「……それはこれからの自分が決める事だ。今、俺を半殺しにする事が良い事か悪い事がその結果によってな」

「何故だが貴様とは気が合いそうだ。今の貴様の血液の状態、瞳孔を見て貴様と協力する事にした。反小林財閥の組織に入る事に」

「……何で反小林財閥って分かったんだ?」

「何処からか高速言語が聞こえてきてな」

「高速言語って暗号か?」

外ではカヲルが地獄門と共に、HNRΩと高速言語で会話していた。地獄門は高速言語で話せる装置を使う。

「ギャラ交渉成立だよ。でも、僕を此処まで呼んだ声は何だったんだ?」

カヲルは喉を痛める。

「普段喋らないから、調べておいた地獄門の家から誘導する為、大声使っちゃったから喉痛めちゃった……。でもこうしないとロボット相手には叶わないよ。サーモグラフィとかで見られたら厄介だもんな……。ロボット……」

カヲルは過去を思い出す。そこにジャノックと望田が現れる。

「今度は箱責めが良いな……」

「流石に壊れるぞ?俺は楽しいけど」

「モヒカンだ……。怖い」

望田がそのまま通り過ぎるがジャノックはカヲルに反応する。

「怖いならこっち見るなよ。フード」

カヲルは自分の存在に気付かれた事に気付く。

「ど、どうして?今日僕調子悪いのかな?」

カヲルと安達とHNRΩは家に帰るが誰もいない。

「地獄門博士は?」

「ピートの散歩か、妹の所に行ってるかです。望田は……フィギュアでも買ってるのか?」

「俺は寝る。任務以外は起こすな」

カヲルは家を出る。

「……職場戻る」

安達は気付く。

「そう言えば、飯食べてないな……。改造されたせいで食欲と空腹の感覚が消されたんだっけ……」

安達は考える。

「記憶を思い出さないと……でも小林財閥はつぶさないといけないのは本当だし……」

安達は頭を抱える。

「何で俺がこんな目に……」

安達は身体を見る。身体には大量の傷が付いている。

「改造手術の跡だ。俺、このままだと人間辞める事になりそうだ……」

安達は今さら、記憶喪失の大事に気付く。

「小林財閥をもし潰せたとしてもこれからどうする?望田は危険だし、ファイアースターカンパニーとも契約は切れるだろう。……俺はどうすれば。そうだ、夜城さんだっ!」

安達は少しだけ記憶を思い出してくる。

「彼を……」

「了解。でもどうし……」

「脳を使ってマサークルを……」

「彼で……彼は……」

「これも……」

すると望田が安達を殴る。

「休むな!可愛い子を集めろ!」

「はい!」

安達は書かれた住所に急いで行く。

「万屋?今時こんな所あるのかよ……」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.255 )
日時: 2016/09/26 20:26
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「しかし、仲間が多重人格サイボーグモヒカン、そろばん教室の無自覚天才、影の薄さを極めた暗殺者、人間に憧れたゆえに人間っぽさを出す為、面倒と言う感情を入れた人型ロボット……。もう、クセがありすぎないか?」

安達は夕方に暗殺者の住所へ向かう。

「……万屋。探偵から悪党討伐までの依頼を引き受ける何でも屋……」

安達は万屋の扉を叩く。

「あの……大丈夫ですか?」

「おっ!依頼者か!」

目の前にいたのは白いファーの付きのフードのロングコートを羽織り中は黒いタンクトップを着ていた女性だった。

「あーどうも……」

「あたしは立花桐華だ宜しくな」

「安達と申します……」

「依頼者はあそこの待合室で待ってくれ!この紙に名前、住所、電話番号、依頼内容、料金を書いてくれ」

「料金を書く?」

「ウチの万屋、料金設定は依頼者本人が決めてもらうんだ!まあ料金設定が面倒臭いからな!適当に値段書いてくれれば良い!ウチは信頼商売だからな!」

「は、はあ……」

安達は待合室に座る。待合室には一人の女性がいた。

「……どうも」

「どうも安達です」

「あ、私は椎名 美月(しいな みづき)です。病院を勤務しています」

「そうですか……」

「ちょっと暇なので迷惑で無ければ話相手になって良いですか?」

「ああ……はい」

「いや……ちょっと愚痴を話したいモノで。でも知り合いだと気まずいので」

「中々、アクティブですね」

「ええ、精神状態がおかしいんでしょうね」

「そう……なのか?」

椎名は頭を抱える。

「私の患者さんが……」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.256 )
日時: 2016/09/27 17:54
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

万屋の待合室で椎名 美月(しいな みづき)と言う近所の病院に勤めていた彼女は初対面で安達に相談をしていた。

「ある患者の様子が明らかにおかしいんです。でも、院長や他の看護師は異常なしって決めつけているんですよ」

「成程」

「その原因究明の為に立花さんの所に向かった訳です。お金は私の貯金です」

「でも何で立花さんに?此処は小林財閥とは関係ないから安心と言う保障は無いですよ。もし小林財閥に見つかったら……」

「そうですね……。私の勤務先の病院も小林財閥が経営を握っていますから」

「そうだったのか」

立花は椎名を呼ぶ。

「それじゃあ、私は……」

「機会があれば病院に行くよ」

「いえ、大丈夫です。ちょっと発散したかっただけなので」

数分後、椎名は万屋を出る。そして立花は安達を呼ぶ。安達は席を立ち立花の元へ向かう。

「さて用件は何だ?警察でも解決出来ない、弁護士でも解決出来ない悩みをトップギア入れて解決してやるよぉ!」

「……は、はい。え〜と、小林財閥を潰す為に反小林財閥を設立するんですよ。それで、スポンサーとかは決まったんですけど仲間が足りないのでこうして直接スカウトしてます!どうでしょう、一緒に小林財閥を潰しませんか?」

「そんな寄せ集めしたって意味ないね!そこは酒を飲んで語り合ってから決めようじゃねえか」

「いや、そんな暇は無いですよ。さっきの椎名さんだって」

「椎名は今度一緒に酒飲むよ?」

「飲むんですか!?」

「知り合いなのか?」

「ええ、初対面で相談してきた人ですよ。自分も初対面で怒鳴った事あるんですけどね」

「でも協力はするぜ。小林財閥はあいつから悪い噂ばかり聞いてるからな」

「あいつ……?」

「ウチの手伝いなんだよ。ただ、あいつの心が何度酒を飲み合っても分からないんだ.....全く」

「……」

「暗殺の世界では有名だぞ?」

「何で俺が暗殺者って?」

「.....?」

「俺はただ、反小林財閥を設立すると言う事しか言って無いが?」

「あいつがお前に興味を持ってね。今、小林財閥の情報を集めてるよ。それできっとあたしの所にも来るはずって事であたしはあいつからの指示である程度の小林財閥の情報を持たされているって訳だ」

「……とにかく、あいつって人が頑張ってるのは分かった」

「ただ味方だと思わない方が良い。彼を信用させたら最期。全ての機密情報を高値で流出させ裏切るからな」

「……興味があれば味方に。飽きれば敵に。気まぐれか……」

「だからその内、飽きるだろう。その前にあいつ、うつろを完全に飽きさせないように何らかの処置をするべきだな」

「……暗殺の世界は金と裏切りと血のめぐり逢いだからな。そういうのは……慣れないね」

「だから仲間くらいといる時は暗殺忘れて酒飲んでワイワイやりてえんだけどな」

「酒飲みたいだけでしょ……」

安達と立花は盛り上がり、銃の話等をする。

「あー俺、パートナーって言う推理ドラマが好きなんですよ。ちょこちょこ、相棒じゃなくてパートナー変わってますけどね」

「あたしはスパゲッティウエスタンだね。あれは名作だ」

「西部劇ですか……!良いですね」

一方、椎名は患者の元へ行っていた。

「……」

患者の名前は一条マロン。元々は内科で診察していたが何故か精神科で検査をされ入院されている少女である。

「小林財閥が絡んでいるとなるとかなりヤバいわね」

椎名は動揺する。

「何がヤバいんですか?」

「ぁ……」

「椎名さん、今日こそ私と付き合ってくれますよね?」

「……あ、あの、望田さん」

「別に返事は後で良いんです。……君といれるだけで」

「は、はあ……」

椎名はその場を去る。望田は呟く。

「次はどの子を口説こうか〜。ふははは!愛するよりも愛されたい!」

望田は昔を思い出しながら病院を歩く。

「見境、私は君よりも幸せになってみせるよ。私を捨てた事を後悔させてやる……!」

椎名は一条の元へ行く。一条は明らかに精神的におかしくなっていた。

「パパー、ママー、パパー、ママー」

「院長はただの薬の副作用と言っているが……」

他の看護師達は椎名を冷たい目で見ていた。そして、ファイアースターカンパニーは。

「見漫間組長……社長。草野って男が安達について相談があるって言っているが?」

「弟子志願者か?」

「知らん。お前等が適当にしてくれ」

武藤と榊は草野の元へ行く。

「私、息子に言われたんです。……仕事をしている父が好きだって。暗殺を胸張って誇れる仕事じゃないんですけどね。ただ、私には暗殺しか残って無いんですよ」

「あ、そう。まあ良いんじゃない。うん、それじゃ雇用契約完了だね」

「ちょっと、武藤さん?軽すぎませんか?」

「黙れ、寄生虫。いや、疫病神か?」

「寄生虫って……」

武藤と榊は会社に戻る。

「こ、こんなはずじゃなかったんだけどな……」

ただ、その後見漫間と草野は驚くほど仲良くなる。一方、安達は夜の街を立花とお酒の飲みながら歩いていた。

「立花さん。椎名さん呼びましょうよ」

「椎名は明日だ。それより明日バイト早いんだろ?」

「でも仲間のノルマ達成しないと望田が……」

「ほら、フリー暗殺者の住所だ」

「そうそう、夜城さんが紹介してくれたんだ。って此処は……事務所?」

「人材派遣の事務所だな。会社では無いからあたしと同じだな」

「そうか……」

ボロボロの事務所の看板には、たいら事務所と書かれていた。

「……何か居心地が良いな」

「そうか?凄く汚いぞ?掃除してえ」

「どうも?どうしました?」

立花と安達の前に現れたのは平と言う男。

「夜城さんの紹介で来ました」

「おっ、それじゃ君達が小林財閥の社員か。いや、俺達さ、暗殺者なんだけど一旦、一般人になってから最近暗殺者に戻ったのよ。てかさ、暗殺者って……」

すると、犬山とトルベルアが平の前に現れる。

「カツサンドー!!!」

「……おい、金くれよ」

「お前等は子供か!俺達はこの3人で何とかやりくりしてんだけどさ。俺はもう大変なんだよ」

立花と安達はトルベルアに驚く。

「お前って、ミゴ・ロークフの副社長じゃないか?」

「草野さんもいたね」

「遠い記憶の彼方だ。てか草野って誰?」

「それはアルベルトでしょ。榊さんから聞いてたのは夜城さんと同じ元ネームレスの看守じゃ?」

「遠い記憶の彼方だ。夜城は暗殺者になれば……」

犬山はキムチを食べながら叫ぶ。

「磯野!植野!はい、歌います!ハーモニカ横丁!木村は……」

平は犬山を蹴り飛ばす。

「まあ望田からも連絡が入ってたからな。協力するよ」

「一気に3人!」

「四日くらいで良く頑張ったな!トップギア入れすぎだ!酒を飲んで.....」

「あ、忘れてたけどウチにはもう一人いるよ」

「もう一人?」

尾崎おざきって言うある悪魔の下僕がいるんだ」

「……はっ?」

「俺も良く分からない。とりあえず、ミゴ・ロークフの社長豪遊施設部門の社員だったけど悪魔のお告げでまた暗殺者に戻った経緯がある」

「豪遊施設部門って……」

犬山は叫ぶ。

「盗んだバイクで走りだす〜!」

トルベルアは歌う。

「ILOVEYOU〜♪」

「ネタキャラのオンパレードかよ……」

すると、尾崎がバイクで事務所に突っ込む。

「いやっほっほっほっほっほい!」

尾崎は踊りだす。

「一番酷いな....!でも飲み会に行くと楽しそうだ!」

「……こいつは流石に……」

「こいつもセットでっせ。安達はん」

「……平氏」

安達は事務所を去り立花と考える。

「サイボーグ、ロボット、そろばん、シャドウ、万屋、平氏、犬山、トルベルア、尾崎……。椎名さんとか暗殺者じゃないんですか?」

「違うし彼女は小林財閥だ。小林財閥が潰されると小林財閥の社員は全員職を失う.....」

「そんな事考えて無かった……」

「......まあなんとかなるだろ!」

「なるのか?」

「......」


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