複雑・ファジー小説
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- イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
- 日時: 2017/08/25 20:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」
大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。
「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」
そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。
今回の舞台
題名:イエスタデイ・ワンスモア6
ジャンル:長編
キャッチコピー:近日公開
内容:近日公開
今までの舞台は>>25です。
今までの出演者は>>26です。
オリキャラを募集しています。
直、今回はスターシステムを採用しております。
ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。
オリキャラ応募宜しくお願いします。
エントリーシート(募集用紙)
名前(漢字表記の場合は振り仮名を)
性別(男か女かもしくはその他か)
年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)
性格(詳しくなくても構いません)
容姿(詳しくなくても構いません)
能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)
特技・趣味(何でもいいです)
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。
直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。
オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。
ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!
追記
今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.332 )
- 日時: 2016/11/04 20:33
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
似田は岡添と話す。
「……岡添さんって武器の管理をしてるんですよね?」
「ああ、看守に内緒でな。看守が捨てた錆びたナイフとか、看守が捨てた結構湿った銃弾とか……」
「駄目でしょ、それ!」
「銃弾は使えるから良いんだよ。俺は前の施設じゃ武器を売買とかしててな。結構な金持ちだったんだよ。それで数年生活してたら暗殺者になる気が無いって言われて此処に左遷されちまった」
「え〜……」
「まあ武器の取り扱いなら俺に任せろ」
さらに、似田は隣の咒に話しかけられる。
「き、君は香坂君の事どう思う?」
「知らないよ、僕はあんまり……」
「ぐははははは!」
「……どうしたの?」
「彼は僕の救世主さ。……だから、呪ってやる事にした」
岡添は呟く。
「気味悪いだろ、こいつ。気にしないでくれ」
「田淵のサンプルから救った彼の礼は幽霊でも召喚させるべきかな?僕は懸命に呪って僕の手で殺してあげるからねー!」
「……」
似田は逃げる。すると、島田と白夜が仲良さそうに話す。
「私達って周りからどんな関係に思われているんでしょうか☆相棒では無いですよね☆」
島田は呟く。
「それよりあの身体から生える木の呪いって解けるのかな?もしかしたら俺の所に来るのかな?俺、呪い怖い!」
「ネガティブですね、なら木になって後悔しない様に楽しめばいいんです☆」
「……そうかな」
似田は怒りながら、別の場所へ行く。
「イチャイチャしやがって!悔しい!」
淡雪は乾と話す。
「もー……ヤバいよ。さっきも幽霊見たのよ〜。また誰か木にされる前兆じゃない?怖い」
「大丈夫!何でも無いから!」
「だって森の中だって幽霊出てるよ!」
「動物だし、私もあそこに住んでいるから……」
似田は咲川博士の研究所へ行く。咲川と滓雅は虚を追いかけ中。
「暗殺よリ、処刑ガ良いナ♪」
「咲川博士が言ってた通り、殺しちゃ駄目だってぇ!これからもアンドロイドを俺達が増やしていかねぇとな。でも、自我持っちゃうとあれだよね。人間、無能。皆殺しして、終わらせる者になっちゃうよね」
「ロボットが支配するって言うのも悪く無いんだけど、結局末路は新型ロボットに殺されるって言う人間と変わらない結末になりそうだからやめといた方が良いよ」
「メンテナンスすればええやんけ」
「自分と人間の違いに分からず、機械扱いされ自害するのがオチよ。なら自我いらね」
レリミューラは川宮達を殴る。
「処刑!処刑?シテ良イ?」
「ちょっと待って流石に!ぐああああああああああああああ!!!」
ビームキャノンで川宮は腕を消滅。ガントレットタイプのレーザーマシンガンで身体はハチの巣。グレネードマシンガンで吹き飛ぶ。
「……川宮!」
「気分ガ良イ.....!」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.333 )
- 日時: 2016/11/05 17:44
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
イラージェスとアリと似田は考える。
「虚さんって人から資金援助はしてくれるみたいだよ!」
「看守も……正式じゃないけど滓雅さんと咲川博士がやってくれるみたいだよ」
「後は香坂一人……」
「説得は無理だよ。一匹狼だし」
イラージェスは笑う。
「説得はしないよ。香坂を殴って勝てば良いだけ!」
「確かにイラージェスさんは香坂に勝ってるけど、香坂が本気出してないから……」
「別に私の勝手な想像だもんね。香坂があの程度の実力だったのかもよ」
「え〜!?」
イラージェスは香坂の元へ行き戦闘を申し込む。
「おお、イラージェスか。さっき悪魔と出会ってな。命が取られそうになったんだ。いや〜……今思うと中々の体験だな」
「香坂、またボコボコにしてあげる♪」
「……」
「私が勝ったら、私の仲間になってね」
「仲間か……」
「でも今度はわざと負けないでよ?私、あんなので勝ってもうれしく無いから」
「……別にわざとでは無いぞ?勝ちたいとも思わなかったけどな」
イラージェスは香坂にソバっトを喰らわせる。香坂はイラージェスを掴み、地面に落とす。イラージェスは香坂の腕を掴み、腕を絞めようとする。香坂は腕ごとイラージェスを持ち上げそのまま地面に叩きつける。
周りには、白夜等の仲間達が闘いを見る。
「沢山の人達にてめえの無力さが伝わるなんて同情するぜ。俺は一人だから負けても何も気にしないけどな。元々居場所が無い所の評価なんて知った事じゃない」
香坂は昔を思い出す。
「丹、俺が負けたら皆が離れるかも知れない……。だから、俺は強くなる。やっと見つけたんだよ。俺の居場所を。狂った俺がいれる場所が!」
「……そうか。でも、お前が負けたからって離れる奴いないよ」
香坂は一人ぼっちの日常を思い出す。
「……俺はもう……一人は」
香坂はイラージェスを殴り飛ばす。
「俺は一人でもう十分だ。イラージェス、お前は負けた。これでお前も一人になる……」
イラージェスは笑う。
「私が負けても香坂と同じで失うモノは無いよ。友達も友達のままさ♪」
「……」
「私は仲間だけを友達として扱ってるのよ。兵隊として扱ってるつもりは微塵も無いわ」
「……」
「貴方を捨てた兵隊と此処にいる仲間を一緒にしちゃ駄目だよ。それに兵隊だって貴方の心変わりで仲間になれたはずだよ」
「量より質って事だな」
「此処でボケるとは思って無かったけど、そうね」
「……フン、これから確かめさせてもらうぞ。仲間と兵隊の違いを」
香坂は笑う。
「うんうん、日本兵の呪いも解かないと駄目だしね」
「あ、ああ……」
香坂は元凶が自分だとは言えなかった。
グレイは様子を見る。
「……バルトマンとか、日本兵の呪いとか紆余曲折あったが、まだまだ楽しめそうだな。全ての憎悪を背負って勝って見せろ」
一方、ラスジャーンデは丹がリーダーとして一致団結していた。
「今年こそ優勝だ!」
すると一人の男性が丹に話す。
「おい!丹!今日は何処で遊ぼうか?女?ギャンブル?それとも……」
「……茨田。俺は彼女と会いに行く」
「香坂さんから奪った彼女ですかい」
茨田は笑う。
「違う、俺は単に彼女の相談相手をしてるだけだ」
「本当かね〜。あんな上玉、ほっとくなんて」
「お前みたいなクズとは違うんだよ」
「クズは香坂の所にいる、アンノウンの奴等でしょ〜。通称、墓場。実際に日本兵の墓もあるみたいだし。お似合いだな!」
「いや……香坂一人でも俺達を潰そうと考えてるよ」
「無駄な事を〜!そんな事万が一にも無いですよ。
てか、あんなクズに相手される俺達一流があまりにも可哀想だと思うけどな」
「……香坂は道を外れた。俺にはどうする事も出来なかった。まあ、暗殺者に信頼を求めてもしょうがないけどな」
丹は何処かへ行く。
「おお、美しき冬紀!」
冬紀と呼ばれた女性は丹の元へ行く。
「遊んで?香坂は遊んでくれたよ?」
「香坂はもういない……。悲しい事だけどね。この施設の事を考えて出した決断だ」
「香坂と会えないの?」
「何処かで会えるだろう。それより……」
冬紀の様子は少し前からおかしかった。まるで、何かに取り憑いたかのように。
時々、知らない苗字を連呼したり、祈りを捧げたり。丹達は香坂がいなくなって精神が不安定になったと考えていた。
茨田は丹を見る。
「香坂も不要ならあの発狂してる冬紀も、同じ所に送れば解決するぞ?俺の仲間達も冬紀と関わるのが面倒だって言ったし」
「茨田。何が言いたい」
「左遷されたくなかったら、冬紀ちゃんの有効な使い道を考えたらと」
丹は茨田を殴る。
「黙れ」
茨田は呟く。
「段々、香坂に似て来たな……。冬紀ちゃんは虚の実験台がお似合いなのにな」
香坂はイラージェスと話す。
「呪いを解く為に一緒に頑張ろう!」
「ああ」
香坂は木になっていく人々を見て行く。
「……」
自分のせいで呪いの影響を受ける人々を。香坂はイラージェスを置いてグレイの元へ行く。
「グレイ……呪いは解けないのか?」
「優勝しろ」
「……な、何でそんな事が出来るんだよ。何で俺にこんな事を……」
「その質問、結構待ってたんだぞ。俺は金で雇われお前に呪いをかけている」
「……つまり俺に呪いをかけろと指示した人間がいるって訳か?」
「まあな。俺は電話で雇われただけだから何も知らないぞ?呪いの能力は俺にも分からん。指示された事をしたら呪いが勝手に動き出した」
「お前は呪いのきっかけを与えたに過ぎないただの使いパシリか」
「そうそう、何なら黒幕を探してみるか?少なくともまずは呪いを解かないと駄目だけど」
「黒幕……」
香坂は考える。
一番はグレイ。こんな呪いを平気で請け負うはずが無い。欲深い奴と面白半分以外。
二番はバルトマン。正直、二番と言っても一度会っただけ……。それほどこの施設には怪しい奴がいないって事。
三番は丹。でも、呪いなんて丹が使えるとは思えない。いや、黙っていたって事は考えられる。でも俺に呪いを与えるメリットは?
「馬鹿な俺には到底黒幕を見つけるのは無理だ。だから呪いを解く為に優勝しないとな。でも……本当に優勝したら呪いが解けるのか?」
「分からない。でもやらないと仲間が呪いにかかりお前もかかる。
俺は楽しく見させてもらうよ」
「畜生……」
イラージェスとアリは話し合う。
「香坂って危ない感じだけどフレンドリーだよね♪」
「……は、はい」
「もう一回踵落とししたいな〜」
淡雪は香坂を見る。
「やっぱ、何かしてくれると思ったんだよ〜。うんうん。まあ、この関係が私にとってはベストかな〜。何か怖いし」
香坂は考え込む。すると、またバルトマンが現れる。
「……」
「今度は反応が薄いですね。大きなマジックでもいたしましょうか?」
「呪いって信じると思うか?」
「悪魔がいるんですから呪いもあると思いますよ」
「そーだよなー……。グレイが俺に呪い与えなかったらどれだけ楽だったか……。でも、俺が沢山人殺したせいだもんな……。でも正直きついよ〜」
「ならその悩み解決させてあげましょうか?」
「嫌だよ、どうせ苦しみから解放させる為に魂を食べますとか言うんだろ?」
「でも私も優しい悪魔です。許可を頂いた者からしか魂は食べません」
「この前、希望に満ち溢れた魂は美味しいとか言ってたろ」
「それより私は此処の近くにある墓地に興味があるんですよ」
「ああ……日本兵の?」
「そうなんです。私から見てもかなりの呪いが詰まってますよ」
「え?」
「これは幽霊を目で認知出来るレベルですね。美味しそうな魂の抜け殻.....」
「呪いが俺の中で大渋滞してる……。こんなに呪いや悪魔が重なるモノなのか?」
「意外にオカルトを信じるタイプで私大変うれしいです。では私もそろそろ食事の時間ですので」
バルトマンは消える。
「何か、悪魔と交流持っちゃったんだけど……。色々アウトな気がするな〜」
すると、香坂の元には一人の女性が現れる。
「.....此処が暗殺候補施設アンノウンですか?」
「ああ、はい……貴方は?」
「霊犀結香(れいさい ゆいか)です!この度、暗殺候補施設アンノウンに活動する事になりました!宜しくお願いします!」
「……どうも」
「はい、これ前の施設から持ってきたナイフ!」
「ナイフ。これも上等なナイフだな」
「あ、分かります?」
「ああ……凄いな」
「それじゃ看守に挨拶してくるので、またね〜」
霊犀は荷物を持ちながら施設の方へ行く。
一方、似田は森の中にいた。
「乾さーん……ああ、此処に日本兵の幽霊がいるって聞いてから震えが止まらない……」
すると、似田は大きな像を見つける。
「こ、これは……?」
すると、像の傍に少女が似田に向かって話す。
「貴方、誰?」
「だ、誰って……君こそ誰だよ!まさか此処の付近で住んでいる人?なら、脱走出来る可能性が……」
「私は如月。此処の近くの別荘で一人暮らしをしてるのよ」
「此処からはどうやってきたの?」
「んー、覚えてない!」
「うそでしょ!?」
「そうなの。だから私三年はこの森を抜け出せないのよ」
「……やっぱこの森普通じゃないよ……」
少し如月と似田は話し合う。
「私はこの場所が大好きなのよ。森には不思議な事が一杯。この大きな像を目印に歩いていけばいつでも帰れるしね」
「親とか友達とか大丈夫なの?」
「大丈夫、私一人ぼっちだから!」
「……」
「あ、でも私一人が大好きだから心配しないで!」
「そ、そうなんだ」
しばらく経つと、如月は立ち上がる。
「そろそろ私行かないと。明日からまた此処に来てね。待ってるから!」
如月は何処かへ行く。似田は乾の事を思い出し焦って走る。
「な、何か……モテ期の予感……」
似田は乾の元へ行く。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.334 )
- 日時: 2016/11/05 18:45
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
霊犀は咲川博士の研究所にいた。滓雅は霊犀の姿に驚く。
「結香....」
「美智子....」
滓雅は霊犀に質問をする。
「どうして此処に?もしかして虚さんと関係あるの?」
「うん。虚さんがこの施設に目を点けているからその調査に」
「虚さんは....私達を裏切ったのよ。何で協力してるの?....何で虚さんは貴方を選んだの?」
「虚さんには何か考えがあるはずだから!人を疑うのは私には出来ないよ.....」
「.....ご、ごめんね。それじゃ虚さんのいる所って分かるの?」
「私も常に虚さんと行動してるって訳じゃないから....」
「.....虚さんは何を考えてるのかしら」
「きっと良い事だよ!」
霊犀は笑い、その場を去ろうとする、すると咲川はホワイトボードで呪いについて書き込む。霊犀は調べる。
「結香の方が呪いについては詳しいわ....」
霊犀は大神、宇佐美、田淵等の呪いを見る。
「でも日本兵の呪いがこの身体から木が生える原因とは直結してないと思う...」
「そうなの?」
「詳しく調べないと分からないわ。変に刺激して、呪いが暴走されても困るし」
するとレリミューラがやってくる。
「呪イは死んデイる人間ノミが起こストは限らナいヨ♪」
「そうなの?」
「...可能性はあるかもね」
グレイはくしゃみをする。
「……おお、虚が立ち上げた会社エイト ハンドレッドがネットや精密機械の業界で軌道に乗ってるな。早く実験台も提供しないと……。って何の実験台なんだ?」
香坂はメンバーを再確認する。
「似田。イラージェス。アリ。咒。岡添。白夜。島田。淡雪。レリミューラ。川宮。堕和宮。黒暗淵。霊犀かな。んー、後は皆、呪いで動けなくなってるし……人数少ないな……。勝てる気しないよ……」
イラージェスと島田が香坂の元へ行く。
「その通り!だからこれから滓雅さんと咲川博士の指示の元で頑張るのよ!」
島田は話す。
「も、もうこれから始まるから……」
それから数カ月。鍛練が本格的に始まる。他の施設よりも練習し、厳しく。ちなみに呪いを信じている人は香坂とイラージェスのみ。ほとんどの者は身体から木が生えるのを、病気だと思っている。
「世にも不思議な奇病があるんですな……感染症じゃないらしいけど」
霊犀はすぐにアンノウンに馴染む。ただ、岡添は良い様に思っていなかった。
「霊犀め……。あんな武器を持っていたら俺の出る幕無くなるだろ!」
だが、イラージェスに止められる。
「まあまあこのダガーナイフを磨いでよ。香坂に自慢するんだ♪」
「あ、ああ……良いナイフだな。錆びてないし……」
滓雅は霊犀を見る。
「虚さん....結香を使って何をしようとしてるの?.....」
香坂は霊犀を見る。
「……」
淡雪は香坂に話す。
「あれ?好きになっちゃった?霊犀さんの事〜?」
「違げーよ。何か、妙に明るいな〜って」
「そうだね〜。あれは裏表無いよね」
「ああ、でも何か悲しみが見えるんだよな」
「気のせいでしょ。まあ恋の悩みは私に任せてよ」
「淡雪は単に恋バナしたいだけだろ」
「あたっちゃった!」
霊犀も香坂を見るが、香坂は何か違和感を感じていた。
「……まさか、呪いか?まあ……陰陽師って聞いてるし。俺の呪いについては察知出来るか……」
「呪いって白夜の?あれ、本気で信じてるの?」
「な訳無いだろ!」
香坂は焦る。
「呪い……。早く優勝しないと……」
似田は悩む。
「どうした?似田」
「香坂……僕は今、モテテいる!」
「あ?ギャルゲーのやり過ぎか?」
「違う!リアルだ!どっちも可愛いんだけどな……」
「……ま、まあ頑張れよ……」
「乾さんも良いけど、如月さんも良い!良し、どっちも攻略しよ……」
似田は普段、乾と話す事は無いが夜中、早朝のみ。乾の家に行く事により話す事が出来る。
「照れ屋さんなんだから〜」
「……それじゃ合い言葉を」
「巨人を愛する小人」
「どうぞ」
話の内容は、乾の自伝。似田は充実する。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.335 )
- 日時: 2016/11/07 15:19
- 名前: siyaruden (ID: 1UTcnBcC)
シャルロットのプロフを追記したので確認の方をお願いします
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.336 )
- 日時: 2016/11/07 17:08
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
siyarudenさん、設定追加は確認いたしました。
これからも応援宜しくお願いします。
我は勇者の細かいストーリーをそろそろ決めておかなければ……。
此処からは本編です。
香坂はイラージェスと考え込む。
「……呪い……」
「香坂。皆、呪いの事は信じてないけど霊犀と言う陰陽師が来てるから、呪いの進行は止められるかもしれないよ!」
「そうか……」
香坂は思い悩む。
(全て俺のせいだ……。だが俺が元凶と言った所で何も変わりはしない。ただの俺の自己満足に過ぎない。そんなので謝る暇があるなら俺は皆が変わりない日々を送る為に卒業すれば良い……。卒業してから謝ろう)
香坂は鍛練を繰り返す。一方、似田は咲川博士の元にいた。
「処刑♪」
「そりゃそんなほぼ全裸の格好してたら見ちゃうだろうがぁ!」
レリミューラは川宮達と遊ぶ。滓雅は霊犀の元へ行っていた。
咲川博士はホワイトボードで会話する。
『何か用?』
「はい!質問!ど、どうして君は此処で研究所なんか建てているんだい?」
『何でそんな事を聞くの?』
「いや〜なんとなく?」
『私は様々な研究をしているの。クローン、サイボーグ、アンドロイドやゾンビ等の生物兵器、未確認生命体、そしてオカルトも。此処は朝日と言う天淵一族や小林財閥が経営していた施設。何かあってもおかしくないでしょ?それを調べていたのよ』
「……んー、冗談は駄目だよ。アンドロイドなんていないしゾンビはあり得ないし、オカルトはオカルトです。そんなの何処にもありません」
レリミューラは川宮を処刑する。
『あれは?』
「貴方が雇った人間ですよね?ヒワノを倒す正義の味方として」
咲川は呟く。
「私は……正義でありたくないのよ」
「へ?」
咲川はその場を去り、無表情のまま墓地へ向かう。
「ヒワノを許さない=正義とはならないのよ」
大量の木の中にいた大神はその言葉に反応する。
「現代の時代で当てはまる正義も悪も過去や未来では大きく変わる……。過去に行ってきたこともこれから起こる未来も」
宇佐美は呟く。
「木が……木……」
香坂は霊犀と話す。
「霊犀」
「どうしたの?悩み?呪い?何でも聞くよ!」
「……い、いつも、明るいね」
「人は笑顔の時が一番良いんだよ。香坂も笑えば良いのに」
「俺は……笑えないよ。沢山人殺してるし、呪われてるし」
「....それじゃ泣けば良いよ。殺した事を後悔すれば良いんだよ。懺悔すればきっと許してもらえるよ。でも、泣いて来る幸せは嫌ですよ。」
「それで罪は消えない……。暗殺者なら分かるだろ?」
「私は人を殺さないから....」
「……そ、そうなのか。親の教えか何か?確か、天淵一族の分家って聞いたんだけど。不殺の誓いとか……」
「そんな綺麗事じゃないよ....」
霊犀は虚を思い出す。
「殺さない方が、実験台としてもええ訳やよ。君にも都合がええでしょ?それとも、前の様に屍を抱いているん?殺した方が屍の為やのにな〜」
「....」
霊犀は香坂に話す。
「本当に優勝する気?」
「ああ、呪いを解く為にな。あ、霊犀は呪いを信じてくれるよな。陰陽師だもんな〜」
「う、うん....呪い....」
「滓雅さんも協力してくれているし……頑張るか!」
霊犀と香坂は海を見る。毎日見ていた海も朝日で今日は輝く。
「お、俺さ、この施設で優勝して、償うべき罪を償ったら……言いたい事があるんだけど……」
「え....?」
「早いのは分かってる。分かってるんだ……。それに返事も分からないし……。こ、こんなに自分は腐ってて何を言ってるんだろうな。他の皆は呪いで……」
霊犀は笑顔で動揺している香坂に向ける。
「優勝しなくても、ちゃんと伝えてね?」
「あ、ああ……。まあ優勝しないと俺が木になるんだが……」
「....」
霊犀は喜んでいながらも何処が寂しそうな顔をしていた。
「……あー、これって告白なのか?ちゃんと告白らしい言葉を言えば良かったかな……。その場で急に言いたくなったからな。ノープランだよ。……今さら、心臓ドキドキしてくる……」
滓雅とイラージェスは霊犀を見る。
「告白早いよね?」
「....互いに無い事を求め会うって言いますから。凄く明るい結香と凄く危ない香坂。互い足りないモノを求め会う....」
「求め会ったらこんなに早く付き合うの?例えるなら、まだ気まずい高校一年生の四月でもう恋人造る感じだよ?怖いよ!高校の恋愛、3年も続けられる気がしないよ?別れた後の気まずさがきついと……」
「此処は高校じゃないですよ。イラージェス」
「暗殺候補施設で恋愛なんて……。まあ香坂から告白しちゃったし……」
「それより、私、結香の事は親戚だから良く知ってるんだけどいつもと少しだけ違うんですよ」
「……それより……」
「....明るいのは間違いないんだけどね。何か罪悪感が結香に在る気がするのよ」
「罪悪感……」
香坂は呟く。
「せめて呪われても後悔しないようにやるだけの事はやるぞ……。呪われるのは自業自得なんだけどな……」
その後、香坂と霊犀は友達以上恋人未満と言う距離を楽しむ。
一方、似田は巨人の像へ向かう。
「誰が何の為にこんな馬鹿でかい像を……」
すると、如月が現れる。
「どうも……来てくれたんですね。嬉しいです」
「僕もです!」
「……今日は貴方と話したくて」
「ぼ、僕もです!」
「貴方の世界の話を是非聞かせて下さい」
「せ、世界?う、うん……」
似田はアニメについて話す。
「それでシンサリティ・トゥルーツと言う敵が死んだんだ。でも、そうは問屋が降ろさない!さらに凄い敵がドバドバ来て……」
如月は笑う。
「私が生まれた時とは全く違いますね」
「……?」
如月は話す。
「私、実は待っている人がいるんです」
「ま、待っている人?」
「そう、何年も前から待っている人です」
「……その人は来るの?此処に?」
「来ないです。永遠に」
「そんな……。こんな分かりやすい像があるから大丈夫だよ」
「……だってその人があの石像なんですから」
似田は何かを察し全力で逃げる。
「乾さん!?乾さーん!多分、僕石像にされそう!うあああ!!」
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