複雑・ファジー小説
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- イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
- 日時: 2017/08/25 20:17
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」
大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。
「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」
そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。
今回の舞台
題名:イエスタデイ・ワンスモア6
ジャンル:長編
キャッチコピー:近日公開
内容:近日公開
今までの舞台は>>25です。
今までの出演者は>>26です。
オリキャラを募集しています。
直、今回はスターシステムを採用しております。
ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。
オリキャラ応募宜しくお願いします。
エントリーシート(募集用紙)
名前(漢字表記の場合は振り仮名を)
性別(男か女かもしくはその他か)
年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)
性格(詳しくなくても構いません)
容姿(詳しくなくても構いません)
能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)
特技・趣味(何でもいいです)
サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)
それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。
直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。
オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。
ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!
追記
今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.302 )
- 日時: 2016/10/21 20:27
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
バラバラさん、オリキャラ投稿ありがとうございます。
これからも応援宜しくお願いします。
此処からは本編です。
第二地区。リーダーは藍楷 透華(あいかい とうか)。女性型のアンドロイド。執事は織戸カヲルとワンスモア・I。
「彼女に逆らった者は裁きを下す……」
「……」
藍楷は第四地区のジェド・マロース。スネグーラチカの父に当たる人物と対談する。
「私は人間撲滅を考えていませんけど、まあ対人間に殺人剤の開発に成功しました」
「流石だよ、天使達もお喜びになるだろう」
「天使?天使が他の地区に舞い降りたんですか?」
「ああ……」
「なら、妖精も出現しますね……」
「妖精は確か、地区を持たずに彷徨う者達の名称ですね。つまり旅人。人間達の事はどう思っているんでしょうか」
「恐らくですが、天使は我々に妖精は人間達に加担していると思われます」
「どういうつもりで?」
「神の命で」
「神……。この世界にいるのは自分の勝ちを見誤り権力を暴走させこんな世界を創り出した人間と、知らぬ間に退化され蟻の様な生き方しか出来なくなった人間。それに巻き込まれた未確認生命体のみだよ。私達は被害者だ。人間の勝手に連れ回され生きて来た」
「今度も人間が暴れそうですね。私はどうでもいいですけど!」
「神か……」
第三地区。現在は人間の拠点になっている。リーダーは無名 名無。
「これまで無残に殺された人間の為、俺達はひたすら未確認生命体を潰す、そしてあるべき人間の姿を取り戻す」
無名はある武器を取り出す。
「この銃は第零地区に堕ちていた、零の雫(ゼロのしずく)だ。特徴は、この銃に撃たれた生命体、物は出来事を一段階前に戻せる。つまり、全ての出来事を無かった事に出来る」
無名は無に戻す。
「例えば、コップを撃つ」
コップは壊れる。しかし瞬時に元に戻り無かった事にされた。
「つまり間違った選択を無かった事に出来るんだ。難点は時を戻す訳じゃないから、普通に無かった事を他者の目から目撃出来ると言う事」
無名は自分にナイフを刺す。その後、銃を自分に撃つ。すると、ナイフを刺したと言う出来事が無かった事にされ、ナイフは自分の腕に戻される。
「選択をした後に時を戻さずにやり直しが効く。それが俺の能力だ」
「能力って言っちゃったよ……」
「双六で言う最初(無)に戻ると言うコマをいつでも使えるって言えば簡単だろ」
無名はプリンを食べる。
「これも選択した後、やり直しが効く。リセット」
胃の中のプリンを無にして無かった事にする。プリンも元に戻る。
「応用出来れば、人の死さえも変えられる訳。死ぬ選択をやり直せるんだから。味方も敵もね」
この武器が妖精からの贈り物と言う事には誰も気付いていない。
第五地区。
「ようこそ……此処は地位だけあれば、誰でも入れる第五地区」
第五地区、リーダー。香具師剣兎
「武器を流通させるんで、金下さい」
「交渉は?」
「面倒なんで結構……」
興味が無さそうに香具師は取引をする。
「俺としては人間にも慈悲が必要だと思う」
「……害虫に?まあ害虫を食べる奴や飼う奴もいるけどね。ケダモノだよありゃ」
「此処の世界では、人間と蟻は同じだっけ?まあ人間の方が有害か」
第六地区。地区の中は、神々しい世界。昔の絵画にそっくりな世界。
第六地区、リーダーは女神。
「魔神、死神、今神(イマジン)……」
「何ですか?それ」
「嘗ての仲間がいるって素敵ね」
「……?」
「それよりキルエルは第四地区に向かえた?」
「まず第四地区の人間に裁きを」
「審判?災害?」
「災害かと」
「災害なら大丈夫ね」
「それと、サーメルティ、オベルムント達は?」
「動向不明。妖精もまた神の命として人間に手助けを行っている様子」
「……そう」
第七地区 黒姫が人形で戦地を荒らしていた。
「怯むな!化け物共を殺せ!」
「害虫が……何を足掻いているのかな?」
第八地区 現在、法堂が修行中。リーダーは平等院優卯。
「俺に従え。そうすれば力がお前を味方にしてくれる」
「ああ……この力で」
法堂は、人間から疫病神に転生したと言う異例の存在。人間と未確認生命体との関係や自分自身について大きく悩む。しかし、人間が自分を未確認生命体として扱われた事により人間を恨み始める。だが第九地区の恩は忘れていないらしい。
第九地区。人間と未確認生命体の共存を目指すと言う異例の地区。実際、人間側にも考えが合わない者がおり、この地区に人間が来る。
リーダーは不在。代理としてスネグーラチカ。フレデリック。風抽竜の三人が活動中。
「第四地区で天使が降りたらしいよ」
「それは大変ですね。ラーメンを作っている場合では無い気がきますが……まあ好きなんで造りますけど」
「人間と未確認生命体が話し合えれば良いけど.....」
すると、一人の妖精が現れる。
「む、サーメルティが何だってー?あたしに何の用ー?」
妖精と言っても小さい訳ではない。人間程はちゃんとある。
「サーメルティ」
フレデリックの顔の広さにより、様々な情報を入手出来る。
「知らないも〜ん、あたしなんにも分かんないよーだ」
ただ、妖精は個性豊かである。
第十地区。運命の輪と呼ばれる巨大なオブジェがくるくる回っている。
リーダーはバルトマンと言う悪魔。だが悪魔地区とは距離を置いている。
「バルトマン!この地区を我が悪魔地区に使いたいのだが」
「では第一地区の情報を教えて下さい!」
「そんなの無理だ。第一地区は……」
「ならば貴方に用はありません!私はただ、ギャンブルとマジックで素敵な世界を魅せたいのです!」
「武力を使う事になってもか?」
「此処のスポンサーが黙ってませんよ?それに運命の輪は天使に保護されてます」
「全く、天使の犬め」
「堕天使とお呼び下さい」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.303 )
- 日時: 2016/10/22 16:51
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
第十一地区。嘗ては警察組織等が中心に活動していた地区だが現在は、人間達の拠点になっている。第十一地区で指揮を執るのは雲井 祭。
「ボク達は正義だ!罪の無い者達を皆殺しにしてきた未確認生命体に裁きを!」
人間達は大きく盛り上がる。
第十二地区。刑務所しか無い地区。其処には皇キョウキと人間を保護した疑いで逮捕された巨大ロボットシーザーがいた。
「おいおい、人間なんて助けちまったのかよ?」
「違う、生命を殺さないと誓ったのだ」
「自己満足かぁ?」
「そうだな、だが汚れるよりはマシだ」
第十三地区。天使と死神が戦争している地区。
「貴方が神を名乗る資格は無いわ」
「私は楽しいから戦ってるだけ。神なんてこっちから願い下げよ」
第十四地区。現在は第四地区の植民地。様々な兵器が創られている。
「人間を誰でも食べられる装置を開発しました」
「んなもんいるかっ!」
リーダーは不在。代理は口裂け女。
「何が望み?」
「人間討伐。それ以降は知る必要等無い」
第十六地区。プレデタークロックタワー。別名、捕食者の時計塔。エイリアンやRPGに出てきそうなモンスターが占領している。
リーダー不明。
第十七地区。夢があれば誰にも入れる地区。だが実態は、見えない栄光にひたすら走るバイクであった。
リーダーは無し。
「ほら?夢の為なんだろ?だったらその為に悪魔でも天使にでもなる気は無いのか?」
「だからって人殺しなんか出来る訳無いだろ!」
第二十地区。崩壊された遺跡の中に人間達が住んでいた。
「何か懐かしい気がするんだよ」
「そうよね……」
悪魔地区では、ミディアムと黒姫、木村がいた。
「また新しい人形か。木村ばっかだな」
「……まあ、ある実験をしてるからね」
「実験?」
「今まで、造り出した木村は36人。その36人の木村の戦闘力、頭脳を一つの人形に紡ぎ合わせる」
「しかし、木村と言ってもまた別モノなんだろ?違う人形で苗字が同じくらいと言う感じでは?」
「違うのが製作者が全員私って事」
「と言うか、私の能力で究極生命体だのチート能力だのを叶えれば良いのだが?」
「……そうね」
ミディアムは願いを叶える。すると、禍々しい化け物が現れる。
「妄想の具現化?」
「願いを叶えただけだ。黒姫、この化け物を操れ」
「可愛い人形が良いんだけど?」
「良いから」
化け物は人型になる。
「名前は?」
「シンサリティ・べアートゥルーツ。フルーと呼んでくれ」
「フルー?」
「べアーフルーツにしたかったがあまり気にいらないから少し変えただけだ。気にするな」
「どうやらまだ此処の言語に付いて来ていないようだ」
「大丈夫なの?」
シンサリティは二人を見る。
「俺の能力は、真実を見る事。シンサリティはまこと。べアーフルーツは実る。と言う意味がある。べアートゥルーツは、真実の意味を持つトゥルーの意味を込めている」
「チートにしては随分戦闘力が無さそうな能力だな」
「真実を見る事と言うのは、全ての生命体の本心を見る事が出来る事。つまり考えている事が分かるのである。そして、私は全ての人間の真実のみを見れる為、全ての出来事の原因、結果、行方を知る事が出来る。
別に最強の能力とは、圧倒的な強さのみでは無い。私は全ての真実を見る事が出来る全知全能の神だ」
黒姫は人形を創り上げる。
「人の心を読んで攻撃しそうだね。だけど人形相手ならどうかな?」
「うむ、それはアンドロイドにも該当する。だが私は全知。全ての真実を知る者。人形を止める方法は熟知している」
シンサリティは人形を止める。すると人形は起爆する。
「なら爆発する事も?」
シンサリティは無傷。
「爆発する人形は無知だった。世界は進化する為、私が知らない事も多くなる。私が人間だったら死んでいたね。素晴らしい」
「何で無傷でいられるのかしら?」
「私の身体は変形、反射、繁殖、軽減等。何にでもなれる。これは能力では無く体質と考えてくれ」
一方、第四地区では。
「天使が何の用でこの地に?」
「気楽にキリエル様で良いから〜それでさ【喰魔刀・エペタム】って知ってる〜?」
「存じ上げておりません」
「神をも喰らいかねない恐るべき刀」
「神を?」
「それが人間達の手に渡ってる訳。だから貴方達と一緒に協力してー虫けらからエペタムを奪うの♪」
第四地区、リーダーは現在、キリエルにより殺害されていた。
「しかしそんな刀が本当にあるのでしょうか?」
「妖精がエペタムを人間の手に渡らせたって言ってたからね〜」
「それと悪魔地区は今どうすれば?」
「悪魔は天使の堕落を目標に活動してるから勿論潰すよ?ただ私の命は貴方達と共にエペタムを奪う事。私だけでも良いんだけどね♪でも、これからの互いの交流の為に必要だよね?教皇と天使。どちらが偉いって事も」
「……」
キリエルとジェド・マロースは人間討伐に向かう。キリエルは空を飛び、ジェドはトナカイとソリを用意する。
「やっぱサンタ?」
「ああ、だが空を飛ぶ訳じゃない。ソリの行く先に氷を張るだけだ」
「娘と同じ能力?」
「娘は氷や冷気を操る。私は温度を急激に下げる事が出来るのだよ。私は低温を操る事が出来た結果氷を発生させる事が出来るのだよ」
「解説お疲れ様。それじゃ行こうか〜。あ、確かに此処ら辺寒いね♪」
ちなみに人間なら凍りついているがジェドは未確認生命体なので寒くない。
一方、第九地区。妖精のサーメルティ、オベルムントがスネグーラチカ。フレデリック。風抽竜の元へ行く。
「フレデリックさん、スネグーラチカさん。地獄門さん達は?」
「地獄門さんは、第四地区で天使を見たと大騒ぎして何処かへ行ったんだけど……」
「....今はこの妖精さんの話を聞こうよ。法堂の情報が入るかもしれないじゃん」
「そこのお兄さん達!あたしのフルート、聴・い・て☆」
サーメルティは大好きな音楽をフルートで奏でる。オベルムントは癒される。
「サーメルティはマイペースで自分の事しか興味が無いから取引した方が良いよ〜」
「ちょっと演奏中に私語は禁止〜!」
風柚竜達は楽器を用意する。
「……って法堂さんの行方を追わないと駄目ですよ。オカリナ、ギター、シンバルを出してる場合じゃないです」
「ハーモニカ横丁?」
「何の話ですか?」
「それじゃあね〜……私の能力、青い旋律。楽器を作りだしそれを演奏する事で聴いた人の精神操作をする能力を受けて?」
「精神操作?」
「洗脳、催眠色々ね。この能力で武器調達を気楽に行い、人間達に渡してるのよ」
「人間は有害な匂いを出すんじゃないの?」
「それは人間が蟻同様に身体を洗っていなかったからだよ」
「ふーん」
スネグーラチカは氷で、楽器を造る。
「溶けない氷の楽器を使いたくない?」
「あ、使いたーい!」
「なら法堂の情報を教えてよ」
「良いよん。現在は第八地区で修行中!人間を討伐する為って言ってたけどね。まあ悪魔に利用されてるだけだと思うからすぐに取り戻さないと!」
「人間側に付いたのだと予想してましたが……」
第九地区は法堂を取り戻す為に悪魔地区、第八地区へ向かう。
法堂は平等院と修行していた。
「気をコントロールするのだ」
「龍の玉か何かですかね。これは。20kgの座布団を背負わされ、走りで牛乳配達。素手のみで土地開拓。蜂、鮫から逃げる。岩押す。
貴方は亀の仙人か?」
「武術の達人と言う点では共通しているだろう。だが私は限られた時間のみ神になれる」
「神に?」
「正確に言えば、限られた時間のみ世界を思い通りに出来る」
「武術関係無いんじゃ……」
「喝!」
「すみません……」
「お前は何故悪魔の味方に?」
「……ミディアム様や黒姫様に力をお貸しして人間を討伐する為です」
「違うだろ。なら、何故お前の部屋にまだ生きている人間の彼女を介護している」
「マムルークの事を……」
「お前は何がしたい」
「……俺は人間を保護する第九地区と未確認生命体と共存する人間を救うだけだ。悪魔も天使も神もどうでも良い」
「それがお前の答えだな」
「その為に悪魔地区に入り、強くなる。そしてお前等をぶちのめす」
「期待しているよ。不運の疫病神」
「……」
不運にも、法堂の行動は第八地区で修行するフリをしていた黒姫の人形に聞こえる。
ミディアムは黒姫と話す。
「法堂はやはり潰すべきだ」
「駄目よ、彼は前にも後にも出現しない貴重なサンプルなんだから」
「何が貴重だ?」
「人間の理不尽な扱いの気持ちが分かり、未確認生命体の無自覚な差別の気持ちが分かる。そして悩む事無く自分の道を決断した。其処に価値があるのよ」
「……理解出来ないな。お前はどう思っている」
黒姫の周りに大量の人形が現れる。
「私は……興味があるのよ。人間に。人間と蟻は何が違うのかが」
「……」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.304 )
- 日時: 2016/10/22 18:36
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
一人の少年は丁寧に武器を磨く。雲井が少年に話す。
「その武器は?エリクン」
「俺の刀だ」
エリクンは奇妙に笑いながら呟く。
「腹が減ってんだよ。飢えてんだよ......未確認生命体は美味しいか?」
雲井は話す。
「衣食住。全てほぼ不要だね。私だって色んな洋服をお洒落に着たいという願望はあるけどそれは、戦争が終わってから……今は……」
戦場でエリクンは刀を未確認生命体に斬る。すると、刀が未確認生命体を喰らう。すると、エリクンは未確認生命体が発動していた超能力を使えるようになる。
「俺は触れた人間、物を爆弾にする事を基礎として他の超能力と合わせる。そうすれば多種多様に応用が効く.....」
エリクンは刀を敵に振る。
「浮遊能力で石を操り、俺に触れる。石は見た目は変わらないが確実に爆弾に変わる。投げれば刺激で爆発。時間を刻めばタイマーが発動して爆発。吸盤能力で爆弾を壁等に張り付く事も可能。爆弾=火薬でも無い。爆弾に異空間を発動させ、消し飛ぶ能力を付け加え、ガスを噴出させる事も可能。さらに、追尾能力を加える事で追尾させる爆弾も造れる。その他、炎、雷、氷、鉱物等を爆弾から出す事が可能。
刀の能力でまだまだ応用が効く。さらに根本的に爆弾以外にも能力を組み合わせて戦える。
ちなみに正反対の能力を同じ力で同時発動(例:重力増加と重力軽減を同時発動)すると中和、もしくはが起こる。中和によって役に立つ時もあれば役に立たない時もある」
「な、何かスペック高くないか?」
「人を殺せば殺す程、俺は強くなれる。其処にリミッターは無いんだよ。親友とか俺にはいないからな。まさしく俺に相応しい刀、エペタムだ」
エリクンはバリアや反射能力を使い、攻撃を防ぎ、刀で一振りし喰らう。まさしく神を喰らうに相応しいスペック。エリクンは人間達のエースとして雲井、無名と活躍する。
「この刀の弱点は、弱者しかいない世界だと対して役に立たない。強者がいるからこそ成り立つ刀」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.305 )
- 日時: 2016/10/24 17:18
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
法堂は修行を積み強くなっていた。
「……平等院さん、身体が軽いです!」
「40kgの座布団を外したお前に適う敵はほぼいない」
「後、気弾撃ちたいです。両手から。指の先でも良いです」
「そんな事よりこれからどうするんだ?」
「これからミディアム、黒姫、後はシンサリティ・べアートゥルーツ。通称、フルーは刑務所に向かい、第四地区によって理不尽に捕まっている囚人を解放させる」
「君の理想の世界からどんどん遠くなるのでは?」
「そいつ等に第四地区を潰してもらったら、そいつ等は用無しだ。だから俺が全員殺す」
「今までにない決断力と自信だ」
「……今までは俺が決断して来なかったせいで、多くの人々が死んだ。だから……」
そして、ミディアムと黒姫、法堂、フルーは刑務所に正面から入る。
「何だ貴様等は!」
「悪魔だ」
ミディアムは看守を殴り飛ばす。黒姫は囚人を強制的に操り、仲間にさせる。
「脱獄しようとする馬鹿がいちゃ困るでしょ」
フルーは真実を見る。
「この刑務所は塔になっており、上の階に行くほど罪が重くなる」
「そうか」
フルーと法堂は最上階へ行く。最上階には巨大な檻があった。
「フルー。お前、何をするつもりだ?」
「……貴様には関係無い。言っておくがお前の目的は俺の能力で察知している」
「……」
「此処で事故死と言うのも悪くないだろ?」
フルーは、皇キョウキを解放する。
「やっと出れたぜー。まあ、出るのは簡単だけどその後の生活が厄介だった所だぁ……」
皇は囚人達を悪魔地区へ移動させる為、能力を発動する。
「俺の能力は、異次元を出し移動させる事が出来る事」
フルーは姿を変え、化け物になる。
「法堂……此処で死んで行け」
「……」
フルーは腕を槍の様にして投げ飛ばす。槍はさらに分裂して法堂を追跡する。
「真実はお前の動きも捕える。フェイントは無効だ」
法堂は槍から逃げ続ける。
「俺に予知能力は無い。だが俺の真実の能力、つまり全知の私にはお前の行動すべきパターンを記憶している。お前の行動は読まなくてもこれまでのお前の人生を知れば分かる」
「ならば直前に俺の事を上書きするべきだったな。俺は昔とは違う」
法堂は能力を発動する。
「お前に不吉をプレゼントしてやるよ」
フルーに向かって大きな瓦礫が降って来る。
「俺の能力は、他人に不運を与える事。お前は必ず瓦礫に埋もれる」
フルーは瓦礫に埋もれ、下の階まで落ちる。
「これで良いのか!法堂!」
「シーザー。協力感謝する」
「だが、この程度の攻撃で奴が死ぬとは思えない。いや、私自身殺すつもりでこの行為を行っていない!」
フルーは瓦礫を全て消し飛ばす。
「人間だったら死んでいるな。しかし小さな世界だからこそ私は全知であるが、記憶維持は大変だ。どんな雑魚も真実を見極めなければいけないのだから。これがもし、大きな惑星程の世界だったら私は真実を見逃してしまうだろう」
フルーはとても巨大になり、最上階で鼻の部分に到達する。そしてフルーは最上階に移動し人間程に小さくなる。
「巨大化して私を踏み潰したりして倒さないのか?」
「……その方法が一番簡単だろう。だがそれだと面白みが無い」
「面白み?」
「……まだ私にも理解出来ない。全知である私も自分の存在等は分からない」
「……」
「ただ、とりあえず明確な敵である貴様を倒す。もしくはお前を欝にさせるか?第九地区を全滅させるとか」
「そんな……」
「奇妙な考えを持つお前を倒す事で私の疑問は晴れ、そして全知全能の神として降臨出来るだろう。貴様の考えの構造も知れる」
フルーは全身に銃器を発生させ法堂に構える。
「無駄だ。お前は不吉な呪いにかかっている。全ての物事は上手くいかない」
フルーの身体に発生した銃器は暴発し、爆発する。
「俺の真実は変わらない運命を見る事だ……!」
「真実も運には勝てない」
フルーは燃える。
「これが究極生命体とは……。あっけない」
法堂はフルーにオーバーキルをし始める。
「単純に不老不死の方が強かったぞ」
法堂は能力に自信を持っていた。
「この力でまずは人間と第四地区を潰してやる」
ミディアムと黒姫、皇、法堂は皇の能力によりテレポート。
「フルーは?」
「事故死」
「究極生命体が事故死とは情けない」
しかし刑務所にはフルーがいた。
「増殖可能、再生可能。俺の体質は不死身同然……。しかしあそこまで強い敵は初めてだよ」
すると、多くの人間がフルーを囲む。
「……何者だ!」
「人間だ」
フルーは人間の姿をする。
「確かに人間だな……」
「おい、人間は蟻と違うんだろ。なら違いくらい分かった方が良いぞ。低脳が」
フルーは身体を伸ばし人間達の武器を奪い、人間達に攻撃する。
「どうやら能力は解除されたみたいだな。しかし彼は素晴らしい。私には彼があんな超能力を所持しているのは分からなかった。つまりあの場で初めて超能力を発動したと言う事になる。
つまり彼は私と戦闘した時に初めて真実を生み出したと考える。
私の弱点、予期せぬ事には情報が無い為対処出来ないを見事に突いてきたとは」
フルーは人間達を見る。
「楽しいぞ。彼に殺されてやっと、私と言う存在が分かった。私の意味が分かったよ。
私は蟻や怪物を殺す為に生まれた。及び、この愚かな世界を終わらせる為に生まれた最後の生命体と言う訳か!」
フルーは自分自身の真実を見抜く。
一方、人間達は驚くべき戦闘力で敵を蹴散らしていた。
「殺せ!!!!!!!」
「同胞の死を一秒でも早く報われるように!!!」
其処に、キルエルが現れる。
「んだてめぇ!」
「慈悲深い私に安心して殺されちゃってくださいね~」
「明らかに他の化け物とは違う……」
「それじゃジェノサイド(皆殺し)しちゃいますね♪」
キルエルは矢を分裂させて雨のように降らしたり追尾機能を持った弓矢を撃つ。
「フィールドアーチェリーって面白いね。的が必死に逃げてるんだもん!無駄な足掻きだけどね~」
矢が人間達に触れると分子レベルで消えてしまう。すると、雲井が現れる。
「下等生物である人間である貴方がどうやって私に勝つつもりなんでしょうか?」
雲井は剣を振る。すると、剣から衝撃波が発生する。
「殺す!」
「中途半端な能力で思い上がってるなんて!人間に相応しく無い武器なのに!」
雲井は衝撃波を出すが、キルエルの光の矢により衝撃波を分解され消滅させられる。
「もう終わり?それじゃ特大の光矢を撃ち放す【ディザスター】を喰らって?」
大きな光の矢は一つの地区を消滅させる程大きな物であった。
「バイバーイ」
地区は消滅し文字通り、災害が起こった。
「私は慈悲深いよ。災害は何度でも立ち直れるからね。津波や地震とか。それで人はまた強くなれちゃう」
しかし雲井は生きていた。
「どうして?分解されて消滅するはずじゃ」
雲井の目の前にはエリクンが現れる。
「貴様、随分と美味しそうだな」
キルエルはエリクンが持っている刀に驚く。
「それは?」
「エペタム」
キリエルは動揺する。
「あ、貴方みたいな虫ケラがエ、エペタムを使おうが私を殺す事なんて出来る筈ないんですよ!」
「蟻と人間の違いは分かるか?」
「同じ害虫だよ♪食卓の上に出されるゲテモノ。貴方達は食卓の上で無駄な足掻きをしてるだけ~!」
「蟻と人間の違いは、感情だよ。人間を平気で殺す化け物には一切無い感情だ。人間は蟻と違い考え、祈り、願い事が出来る。お前等にそんな事出来るのか?お前等こそが感情が無い蟻だ.....!」
「そんな刀を持って何をいってるの?貴方達も立派な化け物よ。下等なモンスターと見分けがつかないくらいね~♪それに化け物=低脳じゃないのよ~。貴方達よりも頭脳は優れてるわ。それに貴方の言ってる事、矛盾してるよ?人間だって私達に対して感情が無いじゃない。無慈悲に同胞を殺してさ♪人間ごときに殺されるのが悪いんだけどね~」
「感情が無い?心外だな。俺達は人間の為に斬ってるんだ。死者の怒りをぶつける為に斬ってるんだ。感情が無い訳無い」
しかし、エリクンの表情は無表情。エペタムの影響で全ての感情を失い、喰らう事だけを目的として斬っていた。彼の対象は、未確認生命体では無く、強者。さらに彼はこの事を自覚していない。
キルエルは光の矢を放つ。エリクンはバリアを出現させる。
「無駄無駄ァ!バリアも分子レベルで消失させるんだから~」
「バリアには反射能力がある」
光の矢はバリアに当たりバリアは消滅するが光の矢は反射し、キルエルの元へ行く。キルエルは光の矢をもう一度放つ。そうすると、光の矢はぶつかり、互いに対消滅を起こす。そして物凄い衝撃波を発生させる。
「凄いエネルギーだ.....」
「消滅させるエネルギーがぶつかりあうからね。でも衝撃波は一瞬だけ。衝撃波も消滅するから」
- Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.306 )
- 日時: 2016/10/24 20:22
- 名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)
スネグーラチカ、フレデリック、風柚竜、サーメルティ、オベルムントは悪魔地区へ行く。
「強敵はミディアム。黒姫のみだね。後は悪魔共だ」
「しかし油断は出来ません。ちゃんと精神操作を行い、ちゃんと脅さないと」
法堂は黒姫に語る。
「黒姫、俺の正体を知っているだろ」
「ミディアムもね」
「……何で俺を殺さない」
「フルーに暗殺を任せたのよ」
「どういうつもりだ」
「何も無いわよ」
「……」
黒姫は木村の人形を眺める。
すると、一人の悪魔が叫ぶ。
「王族の娘と王族の執事、んでラーメン屋と妖精たちだ〜!」
風柚竜は呟く。
「この世で一番強い武器は三節棍です」
風柚竜は悪魔を仮面にし付ける。
「貴方も仮面にされたくなければ法堂を渡して下さい」
「風柚竜さん……どうして」
「連れ戻しに来たんですよ」
黒姫は人形で遊ぶ。ミディアムは構える。サーメルティ、オベルムントはローブ、フルートを構える。
「精神操作しちゃいますよ!?」
「この世から消しちゃいますよ!」
「……生ぬるい奴等だ。もっと殺気を出すが良い」
スネグーラチカは手のひらから氷を出現させる。
「余計な事を言うと、氷が身体を貫くわよ」
黒姫は大量の人形を出現させ、法堂を連れ去る。
「法堂さん!」
「黒姫……勝手な事を」
「さあさあ!法堂を返しなさーい!」
ミディアムは話す。
「お前達は何故、人間に加担する」
「分かり合えるからよ」
「そのせいでこれまで繁栄していた我々の文化が侵略されているのに気付いているのか?」
「人間からだって学ぶ物はあるわ」
「貴様等はそれが正義と考える訳か。俺はこの世界の行方を考えているのだ!堕落した第四地区や天使共に警鐘を鳴らした。だが俺は悪魔と言う理由のみで聞く耳すら持っていなかった!これ以上差別が何処にある!貴様は何故悪魔では無く愚行を起こし続けた人間の差別をなくそうと選択したのだ?」
サーメルティは答える。
「今まで付いていたレッテルを剥がす事なんて出来ないんだよん。悪魔と言う種族は今まで悪事を行ってきたからこんな扱いにされたんだよね。それを今さら変えるなんて難しいよ」
「先人の愚行は俺には関係無いのだよ」
「そうだとしてもそれが運命〜♪もう、悪魔になりきるしかないねっ!」
「分からず屋共め。やはり貴様等は自分の都合の良いように歪な偽善を叩き出しているに過ぎないのか。俺達は死んでも良い存在なのか?」
「死んでも良い存在はいないし、貴女の考えは良いと思うよ。ただ、嘘の匂いには私、敏感なのよ」
スネグーラチカはミディアムの上に巨大な氷柱を発生させる。
「……魔神も終わりか」
黒姫は法堂と話す。
「黒姫!」
「恐らく私は殺されるわ。ただその前に貴方と話がしたいだけ」
「……」
「私は人間と言う存在と私達と言う存在を比べて見たのよ」
「……どう言う事だ」
「人間のいる意味と私達のいる意味よ」
「そんなのは……」
「そう永遠に答えは出る訳じゃないし、むしろ、意味を探す事に価値、意味があったのよ」
「そうなのか」
「でも貴方と会って、私の中の世界は大きく変わった。人格が人間で身体が未確認生命体。
中庸と言うこれまでに無い考えを出した貴方だから聞ける。
お前はその考えを何処まで歩いていくつもりか?これまでと何も変わらない事だってある」
「……確かに俺の考えは特殊だ。ただ仲間がいれば問題無い」
「そうか。お前らしいな」
「……」
「いやお前が考えて辿り着いた道か。それがお前なのか。……理解は出来るが。納得はいかない」
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