複雑・ファジー小説

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イエスタデイ・ワンスモア【不定期更新予定】
日時: 2017/08/25 20:17
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「イエスタデイ・ワンスモアにお越し頂きありがとうございます」

大きくそれでいて全く何も存在しない舞台に蝶ネクタイを付けた少年が一人立っていた。

「それでは色んな世界への旅をどうぞお楽しみにしてください」

そして彼は何処かへ消える。その後、どこからかのスポットライトが当てられた舞台の隣に飾られた手書きの看板。その看板にはこれから行われる舞台の内容が書かれていた。

今回の舞台

題名:イエスタデイ・ワンスモア6

ジャンル:長編

キャッチコピー:近日公開

内容:近日公開

今までの舞台は>>25です。

今までの出演者は>>26です。

オリキャラを募集しています。

直、今回はスターシステムを採用しております。

ゆえに、ある舞台でキャラクターが死んでも、違う設定で他の舞台に出る事が出来ると言う事です。

オリキャラ応募宜しくお願いします。

エントリーシート(募集用紙)




名前(漢字表記の場合は振り仮名を)

性別(男か女かもしくはその他か)

年齢(舞台により年齢設定が変わるので、年齢の表記は曖昧でお願いします。例:20〜30代前半まで。年齢を特定したいのであれば、20歳のみ、で構いません)

性格(詳しくなくても構いません)

容姿(詳しくなくても構いません)

能力(超能力でも何でも良いです。直、世界観により設定に反映されないかもしれませんがご了承ください)

特技・趣味(何でもいいです)


サンプルボイス(三つ以上で性格に反映して下さい)


それ以外にもこういうキャラで設定して欲しい等の要望がある場合書きくわえても構いません。


直、と言うか必ずオリキャラは死んでしまいます。スターシステムを採用していますので死んでから一度も出ないと言う事はありませんがご了承ください。

オリキャラが来ない場合は勝手に舞台の幕を上げさせて貰います。

ちなみに、何度もオリキャラ投稿可能です!

追記

今まで失踪しまして本当に申し訳ありませんでした。不定期ながら、少しずつ更新を取り戻せたら良いなと感じております。とりあえずイエスタデイ・ワンスモアシリーズのみ執筆予定です。ただし申し訳ありませんが執筆予定だった小説は中止とさせていただきます。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.362 )
日時: 2016/11/15 18:48
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

「私こそが真のNOVAよ」

フロイデはそう言って赤黒いダブルセイバーを持つ。さらに、大量のフロイデが現れる。ノヴァは説明する。

「相変わらず小賢しいわね。彼女は幻を見せる能力を持っているのよ....」

シスイは大量の弓矢を浮遊させ一冊の本を片手に呪文を唱える。起爆する矢がフロイデの元へ飛ぶ。尾崎は応援。エリアスと博士は叫ぶ。

「こんな事もあろうかと対フロイデ用のマシーンを用意してたんだー!」

「な、なんだってー?」

博士はパワーローダーを装着する。エリアスは後方支援。ムトーはドラゴンの姿に変わり、フロイデを攻撃する。

ノヴァは構える。

謎の素粒子エネルギーを操り、腕から槍を大量に放つ。フロイデは全て避ける。フロイデは腕から光線を放つ。フロイデは事前に鏡を用意していたので鏡に反射し光線が予測出来ない速さで動く。

フロイデはダブルセイバーでムトーを切り裂く。さらに、降り注ぐ矢等をダブルセイバーの中心を二つに分ける事で二刀流にできこれを超高速で振り回す事で弾く。

尾崎はノヴァを応援する。

「……こ、こんな熾烈な戦いになるとは……」


一方、ヴァイオレッタの討伐をするセルティーナ、マヴロ、シャルロットは。

「まさかこっちから来てくれるなんて.....」

ヴァイオレッタはタロットカードを持ちながらセルティーナ達を見る。シャルロットは剣を構え、マヴロは合成魔獣キマイラになる。

「マヴロ....黒猫じゃないの?.....あんなに可愛かったのに....」

「聞こえてるよ、シャルロット。黒猫は仮の姿。これが僕の本当の姿」

セルティーナは遠距離から魔法と投擲ナイフで攻撃し始める。

「黒魔術」

大量の悪霊が生き返ったかの様に動き出す。

ヴァイオレッタは少し興奮する。

「私でさえ使えない黒魔術を使えるなんて流石魔女です。是非とも私の奴隷にさせたいですね。ちゃんと拷問をさせてあげますから」

セルティーナは話す。

「この禁術は無条件で死者を生者の様に蘇る事が出来ちゃうの。まさに、神に背く行為ってな訳で黒魔術なのよ....」

「さて、僕はヴァイオレッタの魔法を出来るだけ喰らい尽すよ。その隙にシャルロットは悪霊と共に攻撃するんだ」

「分かった....」

ヴァイオレッタはシャルロットが持っている小アルカナのカードを見る。

「私は運が良いですね。神が悪魔に味方をしているのでしょうか。レヴィアタンから奪った全てのタロットカードが揃うなんて神の啓示通りに私は魔王。いいえ全てにおいて女王に君臨しましょう」

「タロットカード....まさか」

ヴァイオレッタは大アルカナのカードを見せる。

「見せてあげましょう。魔物や人間、魔女ごときが私達悪魔に逆らうべきでは無かった事を」

ヴァイオレッタはタロットカードを引く。

「嘗て私は世界を滅ぼした事があるんですよ。そんな私に立ち向かおうなんて無謀でしたね」

カードの数字は12。吊られた男。

「number:twelve Hanged Man」

ヴァイオレッタは鏡を出現させる。

セルティーナはナイフを投げ鏡を割ろうとする。すると、ヴァイオレッタが自ら心臓に近い部分に刺されてくる。シャルロットは悪霊たちと共にヴァイオレッタに向かう。

「僕は....斬る!」

シャルロットは小アルカナのカードを引く。

「Swords・Page」

シャルロットは無数の鎌鼬を発生させヴァイオレッタを切り刻む。

ヴァイオレッタはダメージを負う。さらに悪霊による呪いでヴァイオレッタは大きくダメージを負う。

マヴロは幻滅する。

「ヴァイオレッタって言うのは鏡だけ出して何をしてるんだ?」

ヴァイオレッタは呟く。

「貴方達の怨みと言うのもこの程度でしょうか。私はまだ生きてますよ」

シャルロットはカードを引く。

「Swords・Ace」

剣に風を纏わせ風属性の斬撃を飛ばす。

ヴァイオレッタは蛇腹剣二本で対抗する。

「この程度の攻撃なんて受ける価値すらありませんよ」

セルティーナは考える。ヴァイオレッタが反撃に出ない違和感に。セルティーナは炎と闇の魔法を唱える。

「んー.....ヴァイオレッタは可愛いし私の事を奴隷にしたいって言葉に相思相愛を感じたわ。でも私はシャルロットの方が素敵だと思うのよ。それに貴方と私は一生交われないと思うしね....」

「この状況で冷静に過ごせるとはやはり貴方に目を点けていて正解でした。キッチリ殺しておかないと」

炎と闇の螺旋がヴァイオレッタに攻撃する。

シャルロットはカードを引く。

「Coins・Queen」

剣を地面に突き刺し左右から岩壁が出現しそのまま挟み込むようにヴァイオレッタを押し潰す。血しぶきが出てくるが岩壁はすぐに破壊される。ヴァイオレッタは隣に出現させた鏡を用意する。

「物質が精神の上に置かれ鏡は光に反射し物質が精神を越えるのを待っています。しかし待っていても何も起こるはずがありません。なので私が越えさせます。鏡は痛みを反射させ対象を倍返しに」

シャルロットとセルティーナは身体から大量の血が噴出される。マヴロは気付く。

「あの鏡が現れると自分が負ったダメージを相手に倍にして返す事が出来るのか....ならあの鏡を喰らえば」

シャルロットはカードを引く。

「Wands・two」

シャルロットは剣に炎を纏わせ火属性の斬撃を飛ばす。ヴァイオレッタは避ける。

「試合終了です。バルトマンやフロイデはどうなったのでしょう」

すると、セルティーナが足を燃やした状態で飛び蹴りをする。さらに闇の魔力で包まれた魔杖斧をヴァイオレッタに向ける。

「悪魔もたいした事無いのね......」

「やっぱり素敵ですね。貴方を服従させたかったのですが」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.363 )
日時: 2016/11/15 20:08
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

バルトマンは拳で風我見と殴り合う。

「チッチッチ.....奥歯まで全然響きませんよ?」

「出来ればしたくないが、お前をカメラで封印出来れば……」

勇者はパウンドの能力で出来た薬草を食べる。

「まずい!なんだこれ!え〜?」

「そ、そうだ、薬草クッキーを造りますね!」

「クッキーの材料も造る設備も無いよ……」

「……ご、ごめんなさい」

「いやいや大丈夫。てかパウンドのせいじゃないし」

勇者は考える。

「うむ……」

インガは伝説の杖を勇者に向ける。

「……これは」

「一回くらい使ったってバチ当たらんだろ」

「……」

「修学旅行で買った木刀で悪魔を大量に斬ったお前に戻るんだ」

「戻るって……俺まだ現役勇者だぞ。バリバリ現役」

「……お前はあの時から名前を捨てた」

「……」

「もう一度名乗れ。お前の名前を」

「おお、勇者よ。死んでしまうとは情けない」

「……教会の無責任満載の台詞だな」

「俺は千年前からそうやって生まれ変わってきた。俺は何回死んでも勇者だった。もう、俺は名前を名乗る理由はない。俺は勇者と言う肩書があるだけで……」

「バッキャロー!」

「……」

「前のパーティもその前のパーティもずっとお前は優しい勇者だった。だがな、そのメンバー達がどうしてるなんて知らないだろ。お前」

「知る必要はない」

「もう良い……もう良いよ」

勇者は檜の棒で立ち向かう。

「どう言う事ですか?」

「あいつは千年前から勇者を名乗り続けている。名前を捨てて。千年戦争が始まった時から。誰かを殺すと決意した時から」

「……」

「ただ、これはあいつが望んだ事じゃない。あいつは勇者になんてなりたくないんだよ。その葛藤としてまともな武器は使っていない。迷惑な葛藤だがな」

「どうしてそんなに知っているんですか?」

「ハジ王国完璧ガイドって言うエリアスと博士が創った攻略本に載っていた勇者の歴史を暇つぶしに見てな……!」

「浅い理由ですね……」

「あいつは不死身だ……。攻略本の562Pに載ってる。死んでも教会に蘇ると言う超能力を持っている」

「……微妙な能力ですね!」

「肉体が滅んでも分子分解されても何故か教会で身体が元に戻り目覚める」

勇者は叫ぶ。

「俺は人間だ。死ねるんだ。千年もこんな事やってると頭が狂いそうだ。いや、千年と一年辺りか1001年か。面倒臭い……」

バルトマンは笑う。

「悪魔は1000年なんて普通ですよ!」

「だから嫌なんだよ!悪魔と同じレベルの寿命なんてこっちから願い下げだ。バッキャロー!」

「人間は精神が弱いからですかね?」

「千年で何人、極悪人や極悪モンスターを殺したと思ってんだよ!人は極力殺したくねーんだよ!だから檜の棒使って殺さない程度に痛めつけてんの!……悪魔に言っても無駄だろうけど……」

「.....」

すると、一つの閃光が眩く光る。バルトマンは呟く。

「魔王からのお呼び出しです。戦闘はまた後日。ではマギカ・キリング....!」

勇者達は鎖に繋がれる。

「これは脱出マジックか?」

剣、炎、水槽等が勇者達に向かう。

「私、勇者の事結構気に入ってますよ。だって色んなマジックで殺せるんですから。しかし驚きが....」

バルトマンは消える。

パウンドは精霊を少しずつ呼び出していく。

「妖精を呼んでくれるかもしれません……」

「そうか……俺は大丈夫だ。教会で蘇るから」

「……」

一方、フロイデの方にも閃光が見える。

「....せめてノヴァを殺してから」

すると、魔王がフロイデの元にやってくる。

「悪魔同士が戦争とは我々の知能は人間にまで下がったのか?」

「....」

「言っておくが俺は殺せない。一番分かっているだろ。フロイデ、いやIBAH」

一方、ヴァイオレッタにも閃光が見える。

「タロットカード一枚で帰らないといけないなんて残念ですね。もっと遊びたかったのですが。これも完全に能力を発揮出来ない強者の定めですね」

ヴァイオレッタは閃光に向かう。

「待って....僕はまだ負けてない!」

「ひとまず下がるしか無いわ。シャルロット」

バルトマン、フロイデ、ヴァイオレッタは魔王の元へ行く。

「俺はもう何も殺したくない。だから余計な事をするな」

「魔王....」

ヴァイオレッタは呟く。

「そうですね。千年戦争後、殺戮に疲れるまで部下を罰としてひたすら24時間殺し続けた訳ですから」

「ああ、一年間、俺は人を殺し続けた。数は千年戦争の死者より多くなってしまった。そのせいで部下が本当に少ない」

「....」

「俺は勇者の気持ちが良く分かる。俺の寿命はわずか一週間って言うのが大きな違いかもしれないがな」

魔王の傍には同じ姿をした魔王がいた。

「クローン....」

「そう、昔の年齢を大量にクローンとして記憶を統一させて制作すれば良いが、それだと俺は勇者と同じ不死身の化け物だ。これでも俺は普通に生きたい性分でな。ちゃんと寿命で死にたいんだ。交通事故とか戦死は嫌だよ。痛いからね……」

「...しかしこのままだと次期魔王候補が分からないまま寿命を迎えます。なので事前に魔王候補を決めておこうと....」

「だから悪魔同士で戦争しろって思わんよ。話し合いして決めよ。んでとっとと人間と共存の道をね。もうハジ王国には伝説のメリケンサックを貢献して貰ったから」

「...随分と勝手な事を」

「これからの時代はね。悪魔には無理。これからは悪魔が人間のフリをして生きる時代が来る」

「....」

「もう血を見るの嫌だ。グロいの嫌だ。もう魔王嫌だ。ね?俺のクローン全部殺して良いからさ。それで許して……」

ヴァイオレッタとバルトマンとフロイデは魔王を殺す。しかし他のクローンの魔王はほぼ自爆をして悪魔達は滅んでいた。

「.....これって....」

久々に魔道士が現れ叫ぶ。

「ぐあああああああああああああ!!!!!……また悲劇が繰り返される……」

後に悪魔が死んだ日としてこの後の歴史に深く刻まれる。

勇者達はパウンドに呼ばれた妖精たちのお陰で助かる。

「……」

ターブチは呟く。

「魔法。魔法。魔法。悪魔地区全体に大きな魔力が出ている……」

「どう言う事?」

「……あの時と同じだ」

「……」

ターブチは話す。

「私は元々身分を持っていませんでした。つまり奴隷と同等の存在でした」

「この国には私達パウンド家の指示において奴隷制度はありません」

「だが、当時の者達は隠れてかつて奴隷だった一族を奴隷扱いしてきたのです」

「そんな……」

「勿論、パウンド家もその事実をいずれ知ります。ただ、政府の奴等は奴隷扱いした奴等を自害させると言う禁術魔法で自殺させ、パウンド家の者達を記憶消去の魔法を使って無かった事にしたんです」

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.364 )
日時: 2016/11/16 15:01
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

魔道士は黒幕と話す。

「……これは俺達の中では奴隷大虐殺と呼んでいる」

「犯人は誰だ?」

「悪魔地区の魔王とハジ王国の国王だ」

「……なんだと……」

「だからハジ王国に唯一反論出来る反ハジ王国派のリーダーのブラック。貴方に協力をしてハジ王国に伝説の剣で反乱をするつもりで……」

「ああ、お前の目的は分かったが俺の目的はまた違うぞ?」

「……知っている。マルナカ帝国とハジ王国の正式な戦争だろ?」

「そうだ、あんなじゃんけんもどきを続けていたら折角の魔法や剣の技術が勿体ない。あれは宝の持ち腐れだ。……そうだと思ったがお前の言っている話だと国王達は裏で魔法を乱用していた様だな」

「そう、俺の父親は自害をさせる魔法と記憶改ざんの魔法を唱えた魔法使いだ」

「しかし魔王まで絡んでいるとは……と言う事は魔王と国王との戦争の千年戦争は?」

「あれもただの茶番だ。魔王と国王が裕福な暮らしをする為の金儲けの為に戦争をしていた」

「……それを千年も……」

「ただ、魔王は罪悪感から精神がおかしくなってるらしい。だから千年戦争の内の此処百年は一切、魔王からの出撃は下されていない」

「……」

「そして今、国王は催眠魔法を魔王に発動。洗脳され訳の分からない理由で悪魔達を自爆させている」

ターブチは全て話す。勇者は唖然とする。

「それじゃ俺の千年は全て茶番だったと言う事か……国王……」

「すまない。俺も当初魔法にかかって忘れていたが、マヴロと言う魔法を喰らい尽してくれる能力を持つ黒猫が俺の魔法を食べてくれたんだ……。言いづらかったけどな」

パウンドは話す。

「ではすぐに一家の者達に連絡させましょう!これは大事件ですよ!」

そして国王は巨大なゴーレムと共に現れる。

「……伝説の剣、伝説の杖、そして伝説のメリケンサック……グローブで良かった気がするんだけどな……まあ良いや。先人が馬鹿なだけだ」

勇者達は馬車で逃げる。

「とにかく、約束の場所へ行こう」

「約束の場所?」

「事前にスマホの無料通話アプリで待ち合わせ場所連絡してたんだ」

国王は叫ぶ。

「あの厄介な魔王も死んだ!そして伝説の剣の守り神!名前はジン!

空間と時間を越える戦闘用タイムマシーンだ!パラレルワールドにてカイと言う男が創った最強の兵器!」

「カイ?」

「ネームレスと呼ばれる世界で彼がいくつものパラレルワールドに配置したタイムマシーン!この世界は選ばれたのだ。光栄に思え」

そして約束の場所にはシャルロットやシスイ達がいた。

「うお、初対面の人がいる!宜しく!」

「挨拶してる場合じゃないでしょ。ラスボスが物語中盤に待ちきれなくて現れたわよ」

国王はご乱心。

「勇者よ、お前がチンタラチンタラ旅をしているせいで魔王が精神崩壊してしまったではないか。ドラゴンの様に直ぐに殺せば俺はちゃんとラスボスとして降臨出来たと言うのに」

「とりあえず、俺の千年返せよ」

「黙れ、殺す事しか取り柄の無い無能が。勇者なんていくらでもいる!お前がどうなろうが知るか!」

「……そうだな、俺は勇者だからな」

インガ達は構える。

「此処は一騎打ちでやりたい」

「戻るのか……」

「ああ、戻るさ。俺は勇者になる」

「……」

「ただ、敵の前のみだ」

勇者は伝説の杖を持ち叫ぶ。

「我は勇者!貴様等に名乗る名前は無い!名前を名乗る時は友の前で十分だ!」

「黙れ!」

勇者は国王に杖を向ける。

「魔法使いでも無いお前に何が……」

「剣だったらお前は死んでいたぞ。俺の手元にあったのが杖で良かったな」

勇者は杖をフルスイングしてゴーレムの頭を叩き割る。ついでに国王も吹き飛ぶ。

ゴーレムは国王を連れる。

「ゴーレム!?何を……」

「時間転位を開始。イエスタデイ・ワンスモア」

ゴーレムは国王を連れ消える。

勇者は呟く。

「初めてだろうな。魔法の杖をバットにした奴って……」

その後、魔道士とブラックと言う剣を盗んだ事に関しての黒幕は国王の悪事を暴露。さらに、魔法の乱用禁止令が出される。悪魔達は魔王の予言通り、人間に紛れて暮らさなくてはならなくなる。

「魔女はどうなるのかしら?」

「悪魔地区とハジ王国はまた違う。いままで通りで良いと思うよセティ」

「お前一人で旅をしてた方が楽だったんじゃ……」

「……か、帰るぞ!帰ろう!冒険、終わったし!やっぱ、明確な目的とか無いとあんまり達成感でないな!次の冒険はちゃんと……」

「もう冒険したくない……しかも黒幕国王なら報酬ゼロじゃん……」

「まあまあ、行こうぜ!何ならこのままのメンバーでさ!」

「そういえば、お前の名前って何だ?」

勇者は答える。

「俺の名前は……」




数年後。


魔道士は国の大臣になっていた。

「おい、魔道士の大臣」

「ややこしいですね。黒幕の国王」

「……結局、魔法は必要最低限になったせいで不便になったな」

「でもそのせいで戦争も普通に戻ってしまいましたが魔法は使われなくなったので大きな被害はありません。やはりそれ相当の刺激が必要と言えるべきでしたね」

「殺し合いは儲けになるぜ……」

「失言は行けませんよ。パウンド家は圧力をかけようとしてますから」

「全く何処から情報が漏れているんだか……」

魔道士は現在、パウンド家専属のスパイになっている。

ターブチは勇者とのパーティから外れ、天使地区にいた。

「……素晴らしい機械の数々。これは?」

「発電所だよ?」

「成程、これを人間社会に持っていけば魔法よりは劣りますが、科学と言う皆が平等に使える事が出来ます」

天使達はポカンとする。

「魔法は人を限定させる。ただ科学は誰でも出来る。科学に才能なんていらないんです」

ターブチはその後、命と引き換えに大量の化学を地上に降り注ぐ。ただ、これからの歴史に登場する事はない。

そして、ドラゴンの巣で対峙していたアクトは勇者とシャルロット達を追いかけ苦しませる。

「300戦目です。そろそろ死んでもらいますか?」

「こいつ、国王よりも厄介だよ!ゼンクリしたろ!何?裏ボス?」

「僕は負けない.....同じ騎士道を歩む者同士。ヴァイオレッタをもう一度探す為に僕はこいつを殺す」

「良いですね。イジメたくなりますよ……!」

騎士道は愛、家族、友、自分、金、名誉でさえ捨てて戦う。あるのは誇りのみ。それで死ぬ理由になる。生きる理由になる。

風我見は一人でスクープを撮り続ける。

「人生はスクープ!まだ見ぬ世界が俺を待っている!俺の旅は終わらない!」

そう言って、彼は仙人と対峙する。

「人生は鍛練じゃ。お主とは拳で語り合おうじゃないか」

そして、シスイ、エリアス、博士は森に戻る。

「楽しかったなー!冒険!またやりたいなー!」

「残念ですがエルフの子孫繁栄の為頑張ってもらいます」

「僕まだ子供、頑張るの速いと」

シスイは人間達を見る。

「山賊……。歓迎して」

エルフの森に入ればどんな悪人でもそこそこまともに戻れる森として有名になる。

「金を出せ!エルフ共!」

「貴方では越えられない壁を見せてあげる……ちゃんと改心してね?」

ブライアンはパウンド家の執事になる。パウンドは蟻の巣の移動をしている。

「アリジゴクさんが生息してる場所には入らないで下さい!アリさーん!」

「アリに話しても……」

パウンド達の様な人々がいれば勇者なんている必要無い。パウンド家は勇者が普通の人に戻れる様な世界を創る。

尾崎は一流の企業に就職する。

「さて、私は勇者様の様に社会貢献するか。……勇者様に会ったのはラスボスの時の一回だったが……」

ケットーラは何と魔王になっていた。

「クハハハハ!」

地味に闇落ちしていたケットーラは、勇者と魔王と言う役職をした唯一の人間になる。ただ、いずれも自称。

「バルトマン!フロイデ!ヴァイオレッタ!俺についてこーい!」

セルティーナとマヴロ、シャルロットは勇者と共に今度こそヴァイオレッタ討伐にと気合いを入れる。

「この旅は長いぞ……」

「何か言ったか?」

「ハーイ♪愛しのシャルロットちゃん.....」

「止めろ。僕にそう言う趣味は無い....」

「賃金とかどうでも良いのか?なあインガ」

インガは絶望してる。

「うるさい!俺は財務士クビになったんだ!欠席し過ぎでクビとか!ブラック企業かよ!」








「バルトマン……」

フユキの前にはバルトマンがいた。

「勇者の情報を吐いて下さい。彼等のせいで私達は人間のフリをしなければならないのですから」

「私は……」

「ならこの寄生生物を体内に入れましょう。自業自得です」

「止めて!」

フユキは会場で公開処刑される。

「人間の断末魔最高だぜ!」

「殺せ!殺せ!殺せ!殺せ!」

「人間の匂いを嗅ぐとどうしても殺したくなる衝動に出るんだよ」

バルトマンは呟く。

「私は悪魔。人間に名乗る名前なんてありません。さて始めましょうか、逆襲を」

この世界ではこの日、悪魔が蘇った日として歴史に刻まれる。


我は勇者 完

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.365 )
日時: 2016/11/16 18:58
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

第二十四章 闇に光を

忍者には正義と悪がいる。誰かがそう言った訳ではないが其処には確かに派閥があった。

正義の忍者達は師匠の元に集まる。

「お前達は悪事をするお殿様や町人を暗殺しろ」

「はい!」

正義の忍者は全部で五人。一人ずつ紹介しよう。

「とその前に俺、師匠からだ。俺の名前は足利(あしかが)。上下関係はキッチリしろよな」

一人目が手を上げる。

「私は有明(ありあけ)!今日も元気にレッツゴー!」

「私は漆奈美旗だ!悪を完全に潰す!」

「ボクは雲井祭、よろしく!」

「私は、伊賀!忍術は、甲賀も伊賀も使える!」

「僕は、甲賀。男だよ」

「うむ、女子が四人で男子が一人。まあ偶然だから……な?それにハーレムじゃないか」

周りはきごちない雰囲気を出す。

「……僕はどうでも良い。伊賀が幸せなら僕は……」

伊賀は話す。

「私は唯一の家族、義兄弟の甲賀がいれば幸せだよ」

漆奈は話す。

「まだ会って二日くらいだから!一緒に食事でも!」

「僕は君達にどう思われてもどうでも良い。ただ、伊賀の事は嫌うな。嫌ったら僕は持っている全ての武器で君を脅す。絶対にユルサナイ……」

「だったらこっちもだよ。甲賀を仲間外れにしないでね……」

伊賀は甲賀のヤンデレに気付いていない。

二人はそう言って消える。足利は苦笑いをする。

「関係を求めるのが悪い訳じゃないが……忍者には不要だ。ただ任務の為に動けば良い」

雲井は剣を振る。

「忍者と言う役職はボクにとっては誇りでも何でもないよ。ただ悪を切れる素晴らしい仕事だと思うけどね!」

有明は巻物を広げる。

「忍法、分身の術!」

すると、足利の元に女性が現れる。

「霜月一族が動きを見せているよ....」

「スパイ、滓雅美智子。そのまま様子を見ていてくれ」

「うん.....」

「今は悪の忍者を倒す事が先決だ滓雅一族もそれを望んでいるだろ」

「....」

「分かった、霜月一族の殲滅に向かえ。俺も向かう」

「ええ、霜月一族が動く時はかなり危険よ....」

漆奈と有明はホウキとバンダナを用意する。

「忍者はいかなる時でも自由に武器を使わないといけない!!」

「つまりどんな物でも武器にするの!」

有明は高速で移動し変装をする。漆奈は最初から巫女の格好をする。

一方、雲井は甲賀と伊賀を観察していた。

「どうにか心を開かせたいけどボクは……」

甲賀と伊賀は団子を食べる。これでも任務中。相手を油断させる為に団子を食っている客として変装をしている。

「甲賀……。私が一人でやれるから」

「勝手に行くなんて駄目だよ。僕の傍から離れないで」

雲井は様子を見る。

「彼等には彼等の世界があるのは分かるけどボク達との交流をしないと悪の忍者には勝てない……」

一方、悪の忍者は。

「まずは俺、平等院優卯。平等院師匠と呼んでね。忍者になれば空中に浮遊する事も可能だよ」

一人目は織戸カヲル(おりと)。だが、影が薄すぎて誰からも気付かれない。

二人目は水掛 秀将(みずかけ ひでまさ) 。だがマスクでほぼ誰だか分からない。

「……戦闘を開始する。ンッ」

三人目と四人目はブリエ・ティラトーレとエクラ・ティラトーレ。現在はきょうだいで愛し合っている。

「僕の愛しい妹よ......君こそがこの世で一番美しい.......」

「キスしてくださいましお兄様........」

平等院は解説をする。

「当時の時代はそんなに性に対しては開放的で恥とすべき事では無かった。つまり、其処ら中で」

水掛は呟く。

「……もう大丈夫だ」

五人目はそばえ。だが、現在は吉原のスパイをしている。

「こいつ等は本当に忍者か?」

「別に忍者の形式なんてどうでも良い。強ければそれで良いのだ。皆、俺の支配にあれば」

その五人と正義の忍者五人で熾烈な戦闘が始まる。

Re: イエスタデイ・ワンスモア【オリキャラ募集中】 ( No.366 )
日時: 2016/11/17 16:54
名前: 翌檜 (ID: n1ZeCGPc)

悪の忍者、織戸は有明と城の屋根の上で闘う。

「僕の事が見えるの……?でもいいや。これはこれで面白いゲームだし」

織戸はクナイと手裏剣を投げる。有明は高速で避ける。

「君の能力は高速移動。その能力僕がコピーするよ」

織戸は高速移動する。二人とも小刀で交戦する。刀から火花が出る。すると、織戸は刀を投げる。有明は避ける。しかしその刀はチェーンが付いていた。織戸はチェーンを上に上げて刀も上に上げる。刃身は有明を掠める。

すると、平等院が現れる。

「織戸、遊んでいる場合じゃないよ。早く殺してよ」

織戸は高速でクナイと手裏剣を投げる。有明は高速で避ける。

「同じ能力だと決着つかない……」

有明は叫ぶ。

「織戸!楽しかったからまた遊ぼうよ!私、待ってるからー!」

「……」

有明は消える。

「遊ぼうよ……か」

「織戸。ただでさえ影が薄いんだからちゃんとしないと駄目だよ。悪の忍者は失敗すれば自害しないと駄目だからね」

「はい……」

悪の忍者、戯は吉原で漆奈と対峙する。

「どっかで会った気するかえ......」

「私と貴方は初対面!そのハレンチな行為を更生させる!」

戯の後ろに蒼焔の八岐大蛇が召喚され、摂氏一万℃以上の炎で全てを焼き払う。

「極義・蒼焔之大蛇」

漆奈は天帝を目覚めさせ、すべての能力が上昇し、かなり強くなる。だが、10分程度で能力が切れ、尋常じゃないほどの疲労が襲う。またホウキが刀の様な切れ味に変わる。

「天帝の裁きを味わいなさい!」

漆奈は拳を拳圧で消し、腕が燃える前に腕を戻す。八岐大蛇も拳を全て避け吉原を燃やす。

「わっちに歯向かう輩は妖でありんしょうが天使や悪魔でありんしょうがみな消し炭にしてやるよ!」

「へー、向かって来るんだ!天帝に逃げずに向かって来るんだね!」

漆奈は拳圧で空を飛ぶ。

「残り6分!」

漆奈は拳から大量の衝撃波を放つ。地面は穴だらけになる。

「火も悪も全部消す!」

「わっちの炎は消えないんかえ.....諦めるのが懸命やえ!」

八岐大蛇は身体を回す。すると、火が周りに飛び散りながら上空に熱い竜巻が現れる。漆奈は見上げる。

「熱気で竜巻を創ったの?」

竜巻は火を巻き込む。

漆奈はホウキを振る。すると、巨大な衝撃波が発生し、竜巻にぶつかる。

「うおおおおおおおおおおおおおお!」

漆奈は足圧で光速を越えて加速し、戯を殴ろうとする。しかし戯の前に平等院が現れる。

「漆奈は能力が切れるまで悪の忍者に攻撃出来ない」

「……身体が!」

「戯。駄目じゃないか。吉原をこんな焼け野原にしては。大量の穴は漆奈にしてもね。それじゃ帰ろう。漆奈が能力を使えなくしただけでもメリットはあった」

「.....こんな楽しいのは久しぶりだえ.....失った物を取り戻せるかもしれないの......」

そして、悪の忍者、水掛は正義の忍者、雲井と草が大量に生えた野原で戦う。

「ん……」

「悪は切り捨てる!これがボクの生きる道だ!」

雲井は剣から衝撃波を出し、草が波の様に切り取られる。雲井は衝撃波に触れる。すると衝撃波は小さくなる。

「……俺の能力は全てのサイズを変えられる事だ」

水掛の腕は大量出血している。

「傷のサイズも変えられる」

傷はミクロレベルに小さくなる。雲井は剣から衝撃波を何度も出す。水掛は土に触れる。すると、土が大きくなり壁になる。

「砂粒を大きくした……増える訳じゃないが壁は出来る」

水掛は壁を飛び越え、雲井に向かう。雲井は構える。

「僕は正義の為、世の為、人の為、弟の為に戦うんだ!ボクは逃げない!」

「良い覚悟だ。ならば死ね」

水掛はポケットから大量の粒を出す。その粒は水掛を離れるとどんどん大きくなる。

「その粒には毒が塗ってある。その小ささなら人体に影響はないが大きくなれば毒の量も大きくなり増えた事にな」

雲井は粒を全て斬る。

「……一ミリも無い粒を斬っただと?」

「……」

雲井は水掛を睨む。


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